Saturday, May 18, 2024

Lake Michigan Ferry Crossing大海原のようなミシガン湖のフェリー横断

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<!--:en-->Lake Michigan Ferry Crossing<!--:--><!--:ja-->大海原のようなミシガン湖のフェリー横断<!--:--> 1

   ミシガンの冬も終わりに近づくと、私は春・夏のことを考え始め、ちょっとそわそわしてくる。貴方もそういう一人? 夏はやっぱり水のある所に行きたい。でも海は遠い。そうだ、ミシガン湖にまた行こう、と思う。私たちは五大湖に近い。恵まれた環境にいるのだ。それを活用しない手はない。

 あなたはミシガン湖を見たことがある? 「これが湖?!まるで海みたい」と思わなかっただろうか? 広い水平線。日本の湖とは桁外れの大きさ。私も初めてミシガン湖を見た時、度肝を抜かれたものだ。そして、この湖を横断するフェリーはないのだろうか、と思った。

 S.S. Badger というカーフェリーが90年代からあったのだが、私は全く知らなかった。私の周囲の人たちの話題に上ることもなかった。

 そしてもうひとつ、マスキゴン(Muskegon:ミシガン側)とミルウオーキー(Milwaukee: ウイスコンシン側)を結ぶ Lake Express というフェリーが9年前にできた。私自身、それを知ったのはつい最近のこと。ミシガン湖を横断するフェリーは、今のところ、このLake Expressと S.S. Badgerの2つだけのようである。

 実は、もっと大がかりな五大湖周遊クルーズもあるのだが、こちらの方はお値段が一人数千ドル〜1万ドルほどで、しかも1週間〜10日ほどの長旅なので、お手軽とはちょっと言い難い。

 ミシガン湖の横断だけなら、Lake Express の場合、大人一人往復で135ドルから。安いとは言えないが、所要時間は片道2時間半。夏なら、朝早くから夕方遅くまで往復しているので、一日で往復をやろうと思えばできる。

 S.S. Badgerの方は、ミシガン側がLudington、ウイスコンシン側がManitowocというかなり北方のルートなので、私は今住んでいるところより北へ行くことを好まないこともあり(笑)、またManitowocよりはミルウオーキーに行きたいのもあって、ある夏の日、もっと南のルートのLake Expressの方に乗ってみた。

 乗客席は満席。人気は上々だ。船は高速でビュンビュン進む。ホーバークラフトかと思ったが、そうではなく、最新鋭技術搭載の船ということらしい(興味ある方はフェリー会社のウエブサイトをご参照。技術仕様が説明してある)。

 まず長い長い運河のような水路を通る。それを漸く出ると防波堤があり、その外は広大なミシガン湖。まるで大海原への出航のような気分になる。

 そして2時間近くの間、四方とも見えるは水平線ばかり。これが湖かと驚愕する。水、水、水。そしてその水は淡水。なんという大量の淡水だろう。水不足に悩む地域が世界中に多くあることを考えると、五大湖の貴重さに気づかされる。五大湖全部の湖を合計すると、淡水の量は世界一だそうだ。この地方は、米国西部などと比べると地味だが、実は壮大で貴重な自然に恵まれているのだと感じる。

 目的地がミルウオーキーでなくてシカゴだと、私はもっと嬉しいのだが、シカゴにできない理由があるのだろう。しかし、ミルウオーキーもなかなか魅力のある街で、オートバイの王者ハーレーデビッドソンの博物館と組立工場があり、ツアー見学できる。ミラー(Miller)ビール工場もあり、そこの見学もできる。できればミルウオーキーでの1〜2泊をおすすめしたい。

 出発地のマスキゴンもいい。ビーチに恵まれたミシガン湖ビーチタウンのひとつ。

 ミシガン湖はかくも巨大であるかと実感させてくれるフェリー横断旅行。こんなに多くの、しかも汚染されていない淡水に恵まれている地域は、世界中にそうあるものではない。

 フェリーは春〜秋運航。2013年の予約はもう受け付けているので、こちらでどうぞ: http://www.lake-express.com。S.S. Badgerの方は、船内にB&B (bed & breakfastの略で、朝食付きの宿泊施設)が設けられていて船内一泊が可能、往復ミニクルーズもあるそうだが、Lake Expressの方は、ひとえに湖の横断のみ。S.S.Badgerの方をトライしてみたい方はこちらまで http://www.ssbadger.com。あなたがもしお金も時間もたっぷりある人なら、五大湖周遊クルーズもいかが? http://www.greatlakescruising.com)

 なお、私がLake Expressフェリーに載った時の写真を拙ブログにて紹介しているので、ご興味あれば、こちらまでどうぞ:ミシガン再発見の旅(www.ayamay.com)。

筆者:つくしギャル

 

   ミシガンの冬も終わりに近づくと、私は春・夏のことを考え始め、ちょっとそわそわしてくる。貴方もそういう一人? 夏はやっぱり水のある所に行きたい。でも海は遠い。そうだ、ミシガン湖にまた行こう、と思う。私たちは五大湖に近い。恵まれた環境にいるのだ。それを活用しない手はない。

 あなたはミシガン湖を見たことがある? 「これが湖?!まるで海みたい」と思わなかっただろうか? 広い水平線。日本の湖とは桁外れの大きさ。私も初めてミシガン湖を見た時、度肝を抜かれたものだ。そして、この湖を横断するフェリーはないのだろうか、と思った。

 S.S. Badger というカーフェリーが90年代からあったのだが、私は全く知らなかった。私の周囲の人たちの話題に上ることもなかった。

 そしてもうひとつ、マスキゴン(Muskegon:ミシガン側)とミルウオーキー(Milwaukee: ウイスコンシン側)を結ぶ Lake Express というフェリーが9年前にできた。私自身、それを知ったのはつい最近のこと。ミシガン湖を横断するフェリーは、今のところ、このLake Expressと S.S. Badgerの2つだけのようである。

 実は、もっと大がかりな五大湖周遊クルーズもあるのだが、こちらの方はお値段が一人数千ドル〜1万ドルほどで、しかも1週間〜10日ほどの長旅なので、お手軽とはちょっと言い難い。

 ミシガン湖の横断だけなら、Lake Express の場合、大人一人往復で135ドルから。安いとは言えないが、所要時間は片道2時間半。夏なら、朝早くから夕方遅くまで往復しているので、一日で往復をやろうと思えばできる。

 S.S. Badgerの方は、ミシガン側がLudington、ウイスコンシン側がManitowocというかなり北方のルートなので、私は今住んでいるところより北へ行くことを好まないこともあり(笑)、またManitowocよりはミルウオーキーに行きたいのもあって、ある夏の日、もっと南のルートのLake Expressの方に乗ってみた。

 乗客席は満席。人気は上々だ。船は高速でビュンビュン進む。ホーバークラフトかと思ったが、そうではなく、最新鋭技術搭載の船ということらしい(興味ある方はフェリー会社のウエブサイトをご参照。技術仕様が説明してある)。

 まず長い長い運河のような水路を通る。それを漸く出ると防波堤があり、その外は広大なミシガン湖。まるで大海原への出航のような気分になる。

 そして2時間近くの間、四方とも見えるは水平線ばかり。これが湖かと驚愕する。水、水、水。そしてその水は淡水。なんという大量の淡水だろう。水不足に悩む地域が世界中に多くあることを考えると、五大湖の貴重さに気づかされる。五大湖全部の湖を合計すると、淡水の量は世界一だそうだ。この地方は、米国西部などと比べると地味だが、実は壮大で貴重な自然に恵まれているのだと感じる。

 目的地がミルウオーキーでなくてシカゴだと、私はもっと嬉しいのだが、シカゴにできない理由があるのだろう。しかし、ミルウオーキーもなかなか魅力のある街で、オートバイの王者ハーレーデビッドソンの博物館と組立工場があり、ツアー見学できる。ミラー(Miller)ビール工場もあり、そこの見学もできる。できればミルウオーキーでの1〜2泊をおすすめしたい。

 出発地のマスキゴンもいい。ビーチに恵まれたミシガン湖ビーチタウンのひとつ。

 ミシガン湖はかくも巨大であるかと実感させてくれるフェリー横断旅行。こんなに多くの、しかも汚染されていない淡水に恵まれている地域は、世界中にそうあるものではない。

 フェリーは春〜秋運航。2013年の予約はもう受け付けているので、こちらでどうぞ: http://www.lake-express.com。S.S. Badgerの方は、船内にB&B (bed & breakfastの略で、朝食付きの宿泊施設)が設けられていて船内一泊が可能、往復ミニクルーズもあるそうだが、Lake Expressの方は、ひとえに湖の横断のみ。S.S.Badgerの方をトライしてみたい方はこちらまで http://www.ssbadger.com。あなたがもしお金も時間もたっぷりある人なら、五大湖周遊クルーズもいかが? http://www.greatlakescruising.com)

 なお、私がLake Expressフェリーに載った時の写真を拙ブログにて紹介しているので、ご興味あれば、こちらまでどうぞ:ミシガン再発見の旅(www.ayamay.com)。

筆者:つくしギャル

 

Fall Colours in Washington D.C. AreaワシントンDC方面の紅葉

<!--:en-->Fall Colours in Washington D.C. Area<!--:--><!--:ja-->ワシントンDC方面の紅葉<!--:--> 2

 先月号ではカナダの首都であるオタワを含めた紅葉の旅について紹介したが、今回はアメリカの首都ワシントンDCを含む東南部の紅葉について。住んでいる国の方が後回しになったが、紅葉シーズンはカナダのメープル街道方面より1ヶ月からそれ以上遅いので、色づく順序ということで納得いただきたい。いわずもがなであるが、地理条件、年によってピークの時期がかなりずれるので、ネットのブログ等で調べるか宿泊先に問い合わせてオンタイムの情報を入手することをお薦めする。(通常は10月下旬から11月下旬)

ワシントンDC

 ワシントンDC(Washington, District of Columbia)略してDCは言うまでもなくアメリカ合衆国の首都として知られ、春の桜の観光名所として名高いが、紅葉の時期もなかなかのもの。国会議事堂(US Capitol)の西側、ポトマック川沿いのリンカーン・メモリアルまでの一帯はモールと呼ばれ、その中心部にそびえるワシントン・モニュメントの高さ500フィートの観察デッキから、(タイミングが合えば)カラフルな秋色に染まった近隣の景観が一望できる。秋は夏休みに比べれば観光客が少なめ。とはいえワシントン・モニュメントは大人気スポットで、無料の整理券は朝早く並ばないと手に入らない。料金はかかるが、ネットか電話で事前に入手しておくのが確かだ。現在は一般公開をしていないホワイトハウス、そしてモールの両側に並ぶミュージアム群を始めとする公立及び私設の数々の文化・芸術の施設、米国連邦捜査局(FBI)などの政府機関、などなど、周辺には世界的に有名な施設が数々あるが、今回は各々の詳細は記載せず、紅葉のビューポイントに縛って書き進めさせていただく。ちなみに、滞在時間があまり無いDC初心者は見所を網羅して効率よく回る有料ツアーがお薦め。モール地区、そして川を渡りアーリントン墓地を継続的に循環する観光バス‘ツアーモービル・サービス’は乗り降り自由なので、見学したい所がハッキリしている人や、自分のペースで回りたい人に便利。セグウェイに乗って巡るツアーも人気だ。

 ポトマック川の両岸の秋の彩りも見もの。各種観光クルーズも出ているが、アレキサンドリアという町から出ている移動用の船からでも充分堪能できる。アレキサンドリアはオールド・タウンと呼ばれる古い町並みが残るこじんまりとした地域で、アートギャラリーや個性的なギフトショップも多く、ぶらり散策に向いている。レーガン空港からメトロレール(鉄道)で行くことが出来る。

 モールの北西、大学町で閑静な地区だったジョージタウンは、石畳の通りに古風な趣のある建物が多い。近年は、ウォータフロントと呼ばれる川沿いを中心に、高級ブランド店や洒落たレストラン、ブティック、そして騒々しいナイトクラブも混在する賑やかな一画になっている。遺産に指定されている石造りの旧運河沿いは情緒ある静かな空間で、憩いの散歩道として人気がある。特に紅葉(黄葉というのが妥当)した木々の色が水面に映る景観が美しい。また、繁華街の西端、ポトマック川に架かるキーブリッジ (Key Bridge)からの眺めも良く、足を伸ばす価値がある。

 ワシントンDCは、空港(特にレーガンワシントンナショナル空港)からモールやダウンタウンへのアクセスが容易な上、市内の公共交通網が発達しているので、市内周辺の観光に車は必要ない。デトロイトから飛行機で1時間ほど。1泊でもかなり充実した旅を組むことが出来る。

旅の途中、回り道で紅葉狩り

 日程に余裕がある方には、車やアムトラック(鉄道)での旅で、途中の紅葉も味わいながらの移動をお薦めしたい。ワシントンDCへのアムトラックの路線はシカゴからピッツバーグ、そしてDCの由緒あるユニオン駅に入る。車両は日本人にしてみると一時代前のスタイルといいたい代物だが、渓谷沿いのルートなど、ハイウェイでは見ることができない景色を満喫できる。ミシガンは通らないので、オハイオ州トレドなどに出る必要があるが、経験としても面白いだろう。

 紅葉の時期に車で行く場合は、回り道をしてアパラチアン山系の景観を少しでも多く目にしたいもの。ワシントンDCの西、シェナンドア国立公園やブルーリッジ・パークウェイは東部北アメリカ屈指の人気ドライブウェーと言われ、紅葉の美しさは定評がある。ブルー・リッジ山脈はアパラチアンの大山系の支脈で、ジョージア州からペンシルベニア州に続いている。

 シェナンドア国立公園の中、105マイル(約170キロ)にも及ぶ山脈の上の観光ドライブ・ハイウェイは「スカイライン・ドライブ」と呼ばれ、山道に不慣れなドライバーでも容易に走れる快適な道で、各所に設けられたView Pointから麓の村や牧場、そして遥か遠くまで続く山々のパノラマを楽しむことができる。遊歩道、キャンプ場も充実している。

 さらに南のノース・カロライナ州へ続くブルーリッジ・パーク・ウェイは全長469マイル(約750km!)も続いている。南端は以前(2011年11月号)弊紙で紹介したノースカロライナ州のアッシュビル(Asheville)の近くやグレートスモーキーマウンテン国立公園まで続いているので、全工程を1回で走破するにはあまりに規模が大きい。

 ‘ブルーリッジ’は、遠くから見た時にやや霞んで青く見える美しい姿からこの名が付いたと言われ、四季折々に見事な景色を訪問者に見せてくれる。手付かずの自然を保とうとしている公園内は植物の種類が豊富で、秋の彩りは赤、オレンジ、黄色、と錦絵のようにカラフル。自然からの掛買いのない贈り物だ。

 先月号ではカナダの首都であるオタワを含めた紅葉の旅について紹介したが、今回はアメリカの首都ワシントンDCを含む東南部の紅葉について。住んでいる国の方が後回しになったが、紅葉シーズンはカナダのメープル街道方面より1ヶ月からそれ以上遅いので、色づく順序ということで納得いただきたい。いわずもがなであるが、地理条件、年によってピークの時期がかなりずれるので、ネットのブログ等で調べるか宿泊先に問い合わせてオンタイムの情報を入手することをお薦めする。(通常は10月下旬から11月下旬)

ワシントンDC

 ワシントンDC(Washington, District of Columbia)略してDCは言うまでもなくアメリカ合衆国の首都として知られ、春の桜の観光名所として名高いが、紅葉の時期もなかなかのもの。国会議事堂(US Capitol)の西側、ポトマック川沿いのリンカーン・メモリアルまでの一帯はモールと呼ばれ、その中心部にそびえるワシントン・モニュメントの高さ500フィートの観察デッキから、(タイミングが合えば)カラフルな秋色に染まった近隣の景観が一望できる。秋は夏休みに比べれば観光客が少なめ。とはいえワシントン・モニュメントは大人気スポットで、無料の整理券は朝早く並ばないと手に入らない。料金はかかるが、ネットか電話で事前に入手しておくのが確かだ。現在は一般公開をしていないホワイトハウス、そしてモールの両側に並ぶミュージアム群を始めとする公立及び私設の数々の文化・芸術の施設、米国連邦捜査局(FBI)などの政府機関、などなど、周辺には世界的に有名な施設が数々あるが、今回は各々の詳細は記載せず、紅葉のビューポイントに縛って書き進めさせていただく。ちなみに、滞在時間があまり無いDC初心者は見所を網羅して効率よく回る有料ツアーがお薦め。モール地区、そして川を渡りアーリントン墓地を継続的に循環する観光バス‘ツアーモービル・サービス’は乗り降り自由なので、見学したい所がハッキリしている人や、自分のペースで回りたい人に便利。セグウェイに乗って巡るツアーも人気だ。

 ポトマック川の両岸の秋の彩りも見もの。各種観光クルーズも出ているが、アレキサンドリアという町から出ている移動用の船からでも充分堪能できる。アレキサンドリアはオールド・タウンと呼ばれる古い町並みが残るこじんまりとした地域で、アートギャラリーや個性的なギフトショップも多く、ぶらり散策に向いている。レーガン空港からメトロレール(鉄道)で行くことが出来る。

 モールの北西、大学町で閑静な地区だったジョージタウンは、石畳の通りに古風な趣のある建物が多い。近年は、ウォータフロントと呼ばれる川沿いを中心に、高級ブランド店や洒落たレストラン、ブティック、そして騒々しいナイトクラブも混在する賑やかな一画になっている。遺産に指定されている石造りの旧運河沿いは情緒ある静かな空間で、憩いの散歩道として人気がある。特に紅葉(黄葉というのが妥当)した木々の色が水面に映る景観が美しい。また、繁華街の西端、ポトマック川に架かるキーブリッジ (Key Bridge)からの眺めも良く、足を伸ばす価値がある。

 ワシントンDCは、空港(特にレーガンワシントンナショナル空港)からモールやダウンタウンへのアクセスが容易な上、市内の公共交通網が発達しているので、市内周辺の観光に車は必要ない。デトロイトから飛行機で1時間ほど。1泊でもかなり充実した旅を組むことが出来る。

旅の途中、回り道で紅葉狩り

 日程に余裕がある方には、車やアムトラック(鉄道)での旅で、途中の紅葉も味わいながらの移動をお薦めしたい。ワシントンDCへのアムトラックの路線はシカゴからピッツバーグ、そしてDCの由緒あるユニオン駅に入る。車両は日本人にしてみると一時代前のスタイルといいたい代物だが、渓谷沿いのルートなど、ハイウェイでは見ることができない景色を満喫できる。ミシガンは通らないので、オハイオ州トレドなどに出る必要があるが、経験としても面白いだろう。

 紅葉の時期に車で行く場合は、回り道をしてアパラチアン山系の景観を少しでも多く目にしたいもの。ワシントンDCの西、シェナンドア国立公園やブルーリッジ・パークウェイは東部北アメリカ屈指の人気ドライブウェーと言われ、紅葉の美しさは定評がある。ブルー・リッジ山脈はアパラチアンの大山系の支脈で、ジョージア州からペンシルベニア州に続いている。

 シェナンドア国立公園の中、105マイル(約170キロ)にも及ぶ山脈の上の観光ドライブ・ハイウェイは「スカイライン・ドライブ」と呼ばれ、山道に不慣れなドライバーでも容易に走れる快適な道で、各所に設けられたView Pointから麓の村や牧場、そして遥か遠くまで続く山々のパノラマを楽しむことができる。遊歩道、キャンプ場も充実している。

 さらに南のノース・カロライナ州へ続くブルーリッジ・パーク・ウェイは全長469マイル(約750km!)も続いている。南端は以前(2011年11月号)弊紙で紹介したノースカロライナ州のアッシュビル(Asheville)の近くやグレートスモーキーマウンテン国立公園まで続いているので、全工程を1回で走破するにはあまりに規模が大きい。

 ‘ブルーリッジ’は、遠くから見た時にやや霞んで青く見える美しい姿からこの名が付いたと言われ、四季折々に見事な景色を訪問者に見せてくれる。手付かずの自然を保とうとしている公園内は植物の種類が豊富で、秋の彩りは赤、オレンジ、黄色、と錦絵のようにカラフル。自然からの掛買いのない贈り物だ。

Maple Route ~ From Michigan To Canadaメープル街道 紅葉の旅 ~ミシガンから車や汽車で

<!--:en-->Maple Route ~ From Michigan To Canada<!--:--><!--:ja-->メープル街道 紅葉の旅 ~ミシガンから車や汽車で<!--:--> 7

 日本からのツアーも組まれている人気のルート

  ナイアガラからトロント、キングストン、オタワ、そしてセントローレンス川をさかのぼりモントリオール、ケベックシティへ。この、カナダのオンタリオ州からケベック州にかけて続くラインはメープル街道と称され、紅葉の季節は特に景観が美しく、観光スポットとして人気が高い。ドイルのロマンティック街道同様、日本人がつけた呼び名と言われ、現地ではヘリテージハイウェイ(歴史遺産の道)と呼ばれており、フランスとイギリスによる入植と開拓の足跡が残されたルートで、歴史散策として楽しむこともできる。特定の道路を指定しているものではない。

 冬の雪景色やスノースポーツ、初夏の新緑、真夏の避暑、と、四季折々の魅力があるが、今回は秋に向けて、紅葉で名高い所と合わせて訪れたい見所の多い観光地を紹介したい。観光ブック等には、紅葉は9月下旬から10月上旬がベストシーズンと記されているが、観光案内所の職員の話では、近年は時期が遅いということだ。

オタワ

 オタワはフランス語圏とイギリス語圏の栄えに位置し、1857年にイギリスのビクトリア女王がカナダの首都と定めた都市。世界有数の美しい首都圏と言われている。代表観光スポットは何と言っても国会議事堂、そして、その一帯‘パーラメントヒル’と呼ばれる周辺。世界遺産に登録されているリドー運河の基点もそのすぐ横にある。丘の上から一望するオタワ川や対岸の広々とした景色はどの季節も美しいが、紅葉の時期はまさに絶景。国会議事堂内のガイドツアーは整理チケットを発行している時期もあるので、ぜひとも見学したい人は充分時間をとって予定を組むことをお薦めする。ネオゴシック様式の建物の外観だけでも見応えがある。

 リドー運河の東の一画にあるバイワードマーケット(Byward Market)は、野外と場内に花や野菜、工芸品、雑貨など様々な店が並び、人気の観光スポットにもなっている。日本語の掲示をつけている店も少なくなく、日本人ツアー客が多く訪れることが窺われる。逆に言えば、日本人好みの場所だと言えそうだ。秋の収穫期には果物やパンプキンが彩り豊かに並び、目にも楽しい。

 ミシガンとオンタリオの国境から車で10時間ほど。早朝に発てば、夕方には着ける距離だ。オタワの観光要所は集中していて市内バス路線が充実しているので、運転から解放されたい人やチャレンジ好きな人はトロント/オタワ間をバス(グレイハウンド)や鉄道(VIA)で移動するのも一案。オタワ郊外の紅葉も定評がある。

ロレンシャン高原/モン・トレンブラント

  日本やアジアからの紅葉ツアーのハイライトになっているのがこの一帯。観光の中心地となっているモン・トレンブラントはスキーリゾートとしても有名で、ゴンドラで一気に上ることができる山の上からの大パノラマは雄大。ゲレンデの裾に並ぶロッジやお店はヨーロピアン・スキーリゾートを模して作ってあり、この雰囲気も観光客を惹き付けている要因。とはいえ、モン・トレンブラント自体は高い山ではなく、遥かかなたまで見渡せるほど、周囲にも高い山はなく、どちらかと言えば平たい地形。広々としたスケールや周辺の豊かな自然を楽しむ場所と認識していくのが正解と言えそうだ。スキーゲレンデを利用したゴーカート下りのアクティビティーは大人にも人気。旧市街や湖など散策場所が多く、オタワからの道のりも紅葉が美しい。ちなみに、昨年の紅葉は9月末に山頂付近が色づき10月10日前後に麓でピークを迎えた。

 モン・トレンブラントへは、モントリオールからの日帰りバスツアーもある。ドライブして行く場合は、ここケベック州の公用語はフランス語で、道路標識もフランス語なのでご留意を。経験上、モントリオール市内やモン・トレンブラントの観光施設やレストランでは大方英語が通じるようだ。

キングストン/サウザンドアイランズ

   オンタリオ湖から流れ出すセントローレンス川の始点に位置し、古くから軍事、水上交通の要所として栄えてきた。最初の首都が置かれた土地で、別名ライムストーン・シティと呼ばれ、市の中心地区には乳白色や薄いグレーの石灰石の風格のある建物が並ぶ。秋には色づいた木々が街並みに鮮やかなアクセントを加える。ドーム型の屋根が特徴の市庁舎は、かつて連合カナダの国会議事堂として建てられたものだけあり威風堂々としていて気品も感じられる。

 キングストンからセントローレンス川を下った流域一帯には1000以上の大小の島々が点在する「サウザンド・アイランズ」国立公園がある。川岸や島の木々の色が水面に反射するので紅葉が格別美しく目に映る。これらの島々を巡るクルーズは観光アトラクションとして人気が高い。川沿いのドライブウェーからでもそれなりに堪能できる。小島に建てられた家も一興。日本からのツアーではキングストンが組み込まれることは少なく、立ち寄っても長いはしない所だが、のんびり滞在して歴史や自然に親しみたい一帯だ。

☆ ☆ ☆

 日程に余裕のある方は、北米唯一の城塞都市でありユネスコ世界遺産に登録され、フランス文化の影響が色濃く残るケベックシティーまで足を伸ばすのも一案。追記しておくと、今回紹介した3箇所は、地理条件が異なるため、紅葉時期もずれることをご承知ください。

参照: オンタリオ州観光局公式サイト(日本語)www.ontariotravel.jp
ウィキペディアjapan~「メープル街道」

 

 日本からのツアーも組まれている人気のルート

  ナイアガラからトロント、キングストン、オタワ、そしてセントローレンス川をさかのぼりモントリオール、ケベックシティへ。この、カナダのオンタリオ州からケベック州にかけて続くラインはメープル街道と称され、紅葉の季節は特に景観が美しく、観光スポットとして人気が高い。ドイルのロマンティック街道同様、日本人がつけた呼び名と言われ、現地ではヘリテージハイウェイ(歴史遺産の道)と呼ばれており、フランスとイギリスによる入植と開拓の足跡が残されたルートで、歴史散策として楽しむこともできる。特定の道路を指定しているものではない。

 冬の雪景色やスノースポーツ、初夏の新緑、真夏の避暑、と、四季折々の魅力があるが、今回は秋に向けて、紅葉で名高い所と合わせて訪れたい見所の多い観光地を紹介したい。観光ブック等には、紅葉は9月下旬から10月上旬がベストシーズンと記されているが、観光案内所の職員の話では、近年は時期が遅いということだ。

オタワ

 オタワはフランス語圏とイギリス語圏の栄えに位置し、1857年にイギリスのビクトリア女王がカナダの首都と定めた都市。世界有数の美しい首都圏と言われている。代表観光スポットは何と言っても国会議事堂、そして、その一帯‘パーラメントヒル’と呼ばれる周辺。世界遺産に登録されているリドー運河の基点もそのすぐ横にある。丘の上から一望するオタワ川や対岸の広々とした景色はどの季節も美しいが、紅葉の時期はまさに絶景。国会議事堂内のガイドツアーは整理チケットを発行している時期もあるので、ぜひとも見学したい人は充分時間をとって予定を組むことをお薦めする。ネオゴシック様式の建物の外観だけでも見応えがある。

 リドー運河の東の一画にあるバイワードマーケット(Byward Market)は、野外と場内に花や野菜、工芸品、雑貨など様々な店が並び、人気の観光スポットにもなっている。日本語の掲示をつけている店も少なくなく、日本人ツアー客が多く訪れることが窺われる。逆に言えば、日本人好みの場所だと言えそうだ。秋の収穫期には果物やパンプキンが彩り豊かに並び、目にも楽しい。

 ミシガンとオンタリオの国境から車で10時間ほど。早朝に発てば、夕方には着ける距離だ。オタワの観光要所は集中していて市内バス路線が充実しているので、運転から解放されたい人やチャレンジ好きな人はトロント/オタワ間をバス(グレイハウンド)や鉄道(VIA)で移動するのも一案。オタワ郊外の紅葉も定評がある。

ロレンシャン高原/モン・トレンブラント

  日本やアジアからの紅葉ツアーのハイライトになっているのがこの一帯。観光の中心地となっているモン・トレンブラントはスキーリゾートとしても有名で、ゴンドラで一気に上ることができる山の上からの大パノラマは雄大。ゲレンデの裾に並ぶロッジやお店はヨーロピアン・スキーリゾートを模して作ってあり、この雰囲気も観光客を惹き付けている要因。とはいえ、モン・トレンブラント自体は高い山ではなく、遥かかなたまで見渡せるほど、周囲にも高い山はなく、どちらかと言えば平たい地形。広々としたスケールや周辺の豊かな自然を楽しむ場所と認識していくのが正解と言えそうだ。スキーゲレンデを利用したゴーカート下りのアクティビティーは大人にも人気。旧市街や湖など散策場所が多く、オタワからの道のりも紅葉が美しい。ちなみに、昨年の紅葉は9月末に山頂付近が色づき10月10日前後に麓でピークを迎えた。

 モン・トレンブラントへは、モントリオールからの日帰りバスツアーもある。ドライブして行く場合は、ここケベック州の公用語はフランス語で、道路標識もフランス語なのでご留意を。経験上、モントリオール市内やモン・トレンブラントの観光施設やレストランでは大方英語が通じるようだ。

キングストン/サウザンドアイランズ

   オンタリオ湖から流れ出すセントローレンス川の始点に位置し、古くから軍事、水上交通の要所として栄えてきた。最初の首都が置かれた土地で、別名ライムストーン・シティと呼ばれ、市の中心地区には乳白色や薄いグレーの石灰石の風格のある建物が並ぶ。秋には色づいた木々が街並みに鮮やかなアクセントを加える。ドーム型の屋根が特徴の市庁舎は、かつて連合カナダの国会議事堂として建てられたものだけあり威風堂々としていて気品も感じられる。

 キングストンからセントローレンス川を下った流域一帯には1000以上の大小の島々が点在する「サウザンド・アイランズ」国立公園がある。川岸や島の木々の色が水面に反射するので紅葉が格別美しく目に映る。これらの島々を巡るクルーズは観光アトラクションとして人気が高い。川沿いのドライブウェーからでもそれなりに堪能できる。小島に建てられた家も一興。日本からのツアーではキングストンが組み込まれることは少なく、立ち寄っても長いはしない所だが、のんびり滞在して歴史や自然に親しみたい一帯だ。

☆ ☆ ☆

 日程に余裕のある方は、北米唯一の城塞都市でありユネスコ世界遺産に登録され、フランス文化の影響が色濃く残るケベックシティーまで足を伸ばすのも一案。追記しておくと、今回紹介した3箇所は、地理条件が異なるため、紅葉時期もずれることをご承知ください。

参照: オンタリオ州観光局公式サイト(日本語)www.ontariotravel.jp
ウィキペディアjapan~「メープル街道」

Michigan Tourism for Japanese Community日本人にミシガン州の観光をプロモート

<!--:en-->Michigan Tourism for Japanese Community<!--:--><!--:ja-->日本人にミシガン州の観光をプロモート<!--:--> 4

ディアボーン市長、日系コミュニティーに観光の目玉施設をPR

 在デトロイト総領事館は、ディアボーン市長の協力のもと、日本から中西部への直行便を持つ航空会社と当地の観光案内会社の代表者を対象に、ヘンリーフォード博物館とグリーンフィールドビレッジ及びフォード・ルージュ工場の視察を企画した。ディアボーン市といえばフォード・モーター社の本社があることで有名。5月11日、市長自ら、同市が誇る名高い施設であり、デトロイト周辺の観光の目玉でもあるヘンリーフォード博物館などを案内して回った。

 ヘンリーフォード博物館はアメリカの機械文化を集大成した歴史博物館といっても過言ではない。デトロイト近郊に住んでいる人は一度ならず訪れていると思うが、機械文明の初期から近代に亘って、生活器機から機関車まで大小各種の展示物を網羅していることに、初めての訪問者は驚かされる。

 ディアボーン市長は案内のはじめに、一般に‘フォードミュージアム’と称されているこの博物館だが、‘エジソン学会(Edison Institute)’が管理・運営する博物館であり、エジソン自らのサインが刻まれた石碑が第一号展示品だという逸話を説明。単なる古い物の展示ではなく、歴代アメリカ大統領の専用車など、米国の歴史や生活にまつわる品が多く、ヘンリーフォードと親交のあった人々に関わる貴重な物も残しているのがこの博物館の特徴であり魅力だ。レトロな空間作りにも工夫が見られる。

 隣接するグリーン・フィールド・ビレッジは、日本の明治村のアメリカ版といったものだが、こちらにはエジソンの研究所やヘンリーフォードの生家もあり、著名な人々の暮らしや親交を思い描きながら眺めると、展示品や建物が温かみのあるものに見えてくる。当時の乗り物が、当時を再現した街並みや牧場風景の中を走っていて、タイムスリップした感覚に陥る。園内では当時の格好に扮した人が案内役を務めていたり作業をしていたりするが、ディアボーン市長の話によると、本物の俳優も多く、夜はデトロイトなどの劇場で演じている人もいると言うこと。

 この雰囲気を活かしたイベントが年間を通して数多く催されているので、要チェック。

 ルージュ工場へは博物館からシャトルバスで。個人向けのガイドツアーはなく、見学用の回廊からのセルフツアー(自由見学)になる。ピックアップトラックの生産ラインを実際に見ることができる稀な機会だ。

Pure Michigan(ピュア・ミシガン)キャンペーンを世界へ拡大

~担当副社長を交えて、日本・日本人向け展開について意見交換

 5月11日の視察後、Pure Michigan 観光キャンペーンを実施しているミシガン州経済開発公社(MEDC)の観光担当副社長Zimmermann氏を交えて、総領事公邸にて意見交換会が開かれた。

 「Pure Michigan」 とは、2006年に州政府の観光・レクリエーション部門が立ち上げたキャンペーンのために選ばれた、知名度と好感度をあげるためのブランドネーム。ミシガン州経済開発公社では、これまで全米向けにキャンペーンを展開し、「Pure Michigan」の名称もかなり浸透し、誘致も大きく成果を上げているが、近々アジア地区を含む海外へのキャンペーン拡大を計画している。日本に出先機関を設置することも検討しているとのこと。

 意見交換会では、Zimmermann氏によるミシガン州の観光事情および、Pure Michiganのオンラインサイトやニュースレターに関する解説の後、日系の航空会社および旅行会社の代表等、そしてミシガン各地を視察している総領事が、日本人の視点によるミシガンの魅力や、プロモートのアイデアなど、活発に意見を述べ合った。

以下、話の中から、当地の日本人に役立つ内容をいくつか紹介。

◇まずは州の公式観光案内サイトであるPure Michiganウェブサイト: www.michigan.orgについて。アクセス数は、全米の同様なサイトの中で屈指。オンラインニュースレターの受信者は50万人に上るということ。ウェブサイトでは、旅の目的(すること)、日程、行き先、イベント等の項目によって適宜情報を得ることができる。オンラインニュースレターでは最新の情報を配信している一方、写真の応募もあり、様々な利用と楽しみ方が可能。ウェブサイトの日本語訳を今秋導入する計画。

◇デトロイトのベルアイル公園には歴史的な建物も点在し、インディカーGrand Prixなど、数々のイベントが開催される。デトロイトリバーにあるこの島からはカナダが目と鼻の先に望める。日本人としては、姉妹都市である豊田市との友好の象徴である桜と記念碑も必見。

◇Grand Rapids市にあるマイヤーガーデン(Frederik Meijer Gardens & Sculpture Park)は屋内外の様々なスタイルの庭園と大小の彫刻を鑑賞することが出来る広大な公園だが、ここに日本庭園が造られることが正式に発表された。完成予定は2015年と先のことだが、Grand Rapidsの姉妹都市(滋賀県近江八幡市)から庭師が渡米し、造園行程をアメリカのガーデナーが見学する機会を設けることでも日米交流を図る。

日本庭園荘園についてのサイト:www.meijergardens.org/japanesegarden

◇ミシガンというとデトロイト周辺の自動車産業が世界的に知られているが、実際のところミシガン州の大半はファームランドであり農牧業が主。ミシガン料理と言われるものはないが、経済開発公社のZimmermann氏は、チェリーやその加工品そしてミシガンワインの美味しさと質の良さを推奨。さくらんぼ狩りをはじめ、アスパラガスやイチゴ、ベリー等を収穫する経験は貴重な思い出になるに違いない。

◇五大湖のうち4つの湖に囲まれ、そして1万1千といわれる膨大な数の内陸の湖があるミシガンは、その景観を楽しむばかりでなく、ウォータースポーツや釣りがポピュラーなアクティビティになっている。Zimmermann氏の一押しは、西側(ミシガン湖畔)のハーバーから出ている乗合船やチャーター船で釣りをして、獲った魚を食べる体験。ミシガン西側はトラバースシティーエリアと並ぶワイナリー地域なので、ワインも忘れずに。

 

ディアボーン市長、日系コミュニティーに観光の目玉施設をPR

 在デトロイト総領事館は、ディアボーン市長の協力のもと、日本から中西部への直行便を持つ航空会社と当地の観光案内会社の代表者を対象に、ヘンリーフォード博物館とグリーンフィールドビレッジ及びフォード・ルージュ工場の視察を企画した。ディアボーン市といえばフォード・モーター社の本社があることで有名。5月11日、市長自ら、同市が誇る名高い施設であり、デトロイト周辺の観光の目玉でもあるヘンリーフォード博物館などを案内して回った。

 ヘンリーフォード博物館はアメリカの機械文化を集大成した歴史博物館といっても過言ではない。デトロイト近郊に住んでいる人は一度ならず訪れていると思うが、機械文明の初期から近代に亘って、生活器機から機関車まで大小各種の展示物を網羅していることに、初めての訪問者は驚かされる。

 ディアボーン市長は案内のはじめに、一般に‘フォードミュージアム’と称されているこの博物館だが、‘エジソン学会(Edison Institute)’が管理・運営する博物館であり、エジソン自らのサインが刻まれた石碑が第一号展示品だという逸話を説明。単なる古い物の展示ではなく、歴代アメリカ大統領の専用車など、米国の歴史や生活にまつわる品が多く、ヘンリーフォードと親交のあった人々に関わる貴重な物も残しているのがこの博物館の特徴であり魅力だ。レトロな空間作りにも工夫が見られる。

 隣接するグリーン・フィールド・ビレッジは、日本の明治村のアメリカ版といったものだが、こちらにはエジソンの研究所やヘンリーフォードの生家もあり、著名な人々の暮らしや親交を思い描きながら眺めると、展示品や建物が温かみのあるものに見えてくる。当時の乗り物が、当時を再現した街並みや牧場風景の中を走っていて、タイムスリップした感覚に陥る。園内では当時の格好に扮した人が案内役を務めていたり作業をしていたりするが、ディアボーン市長の話によると、本物の俳優も多く、夜はデトロイトなどの劇場で演じている人もいると言うこと。

 この雰囲気を活かしたイベントが年間を通して数多く催されているので、要チェック。

 ルージュ工場へは博物館からシャトルバスで。個人向けのガイドツアーはなく、見学用の回廊からのセルフツアー(自由見学)になる。ピックアップトラックの生産ラインを実際に見ることができる稀な機会だ。

Pure Michigan(ピュア・ミシガン)キャンペーンを世界へ拡大

~担当副社長を交えて、日本・日本人向け展開について意見交換

 5月11日の視察後、Pure Michigan 観光キャンペーンを実施しているミシガン州経済開発公社(MEDC)の観光担当副社長Zimmermann氏を交えて、総領事公邸にて意見交換会が開かれた。

 「Pure Michigan」 とは、2006年に州政府の観光・レクリエーション部門が立ち上げたキャンペーンのために選ばれた、知名度と好感度をあげるためのブランドネーム。ミシガン州経済開発公社では、これまで全米向けにキャンペーンを展開し、「Pure Michigan」の名称もかなり浸透し、誘致も大きく成果を上げているが、近々アジア地区を含む海外へのキャンペーン拡大を計画している。日本に出先機関を設置することも検討しているとのこと。

 意見交換会では、Zimmermann氏によるミシガン州の観光事情および、Pure Michiganのオンラインサイトやニュースレターに関する解説の後、日系の航空会社および旅行会社の代表等、そしてミシガン各地を視察している総領事が、日本人の視点によるミシガンの魅力や、プロモートのアイデアなど、活発に意見を述べ合った。

以下、話の中から、当地の日本人に役立つ内容をいくつか紹介。

◇まずは州の公式観光案内サイトであるPure Michiganウェブサイト: www.michigan.orgについて。アクセス数は、全米の同様なサイトの中で屈指。オンラインニュースレターの受信者は50万人に上るということ。ウェブサイトでは、旅の目的(すること)、日程、行き先、イベント等の項目によって適宜情報を得ることができる。オンラインニュースレターでは最新の情報を配信している一方、写真の応募もあり、様々な利用と楽しみ方が可能。ウェブサイトの日本語訳を今秋導入する計画。

◇デトロイトのベルアイル公園には歴史的な建物も点在し、インディカーGrand Prixなど、数々のイベントが開催される。デトロイトリバーにあるこの島からはカナダが目と鼻の先に望める。日本人としては、姉妹都市である豊田市との友好の象徴である桜と記念碑も必見。

◇Grand Rapids市にあるマイヤーガーデン(Frederik Meijer Gardens & Sculpture Park)は屋内外の様々なスタイルの庭園と大小の彫刻を鑑賞することが出来る広大な公園だが、ここに日本庭園が造られることが正式に発表された。完成予定は2015年と先のことだが、Grand Rapidsの姉妹都市(滋賀県近江八幡市)から庭師が渡米し、造園行程をアメリカのガーデナーが見学する機会を設けることでも日米交流を図る。

日本庭園荘園についてのサイト:www.meijergardens.org/japanesegarden

◇ミシガンというとデトロイト周辺の自動車産業が世界的に知られているが、実際のところミシガン州の大半はファームランドであり農牧業が主。ミシガン料理と言われるものはないが、経済開発公社のZimmermann氏は、チェリーやその加工品そしてミシガンワインの美味しさと質の良さを推奨。さくらんぼ狩りをはじめ、アスパラガスやイチゴ、ベリー等を収穫する経験は貴重な思い出になるに違いない。

◇五大湖のうち4つの湖に囲まれ、そして1万1千といわれる膨大な数の内陸の湖があるミシガンは、その景観を楽しむばかりでなく、ウォータースポーツや釣りがポピュラーなアクティビティになっている。Zimmermann氏の一押しは、西側(ミシガン湖畔)のハーバーから出ている乗合船やチャーター船で釣りをして、獲った魚を食べる体験。ミシガン西側はトラバースシティーエリアと並ぶワイナリー地域なので、ワインも忘れずに。

 

A Mini-Stroll Around Capitol Lansing州都ランシングの散策ミニ情報

<!--:en-->A Mini-Stroll Around Capitol Lansing<!--:--><!--:ja-->州都ランシングの散策ミニ情報<!--:--> 9

 オールズモビルの誕生の地であるランシングは、工場見学ツアーや自動車博物館などの自動車関連のアトラクションも多いが、州都ならではの州議事堂に一度は訪れ、“州”の地位の大きさを建物からも感じたいもの。1992年に復元されたこの州議事堂は国会議事堂の雰囲気が漂い、外見も内装も足を伸ばして見学する価値がある。円形ホールのガラスのフロアや手塗りの装飾的な長い壁などが見事。 周辺には、州都ゆえなのか、公園や自然保護地など、公営の、安価あるいは無料で利用できる施設が多いのも特徴。美しいキャンパスを持つ近くのミシガン州立大学のキャンパスも必見。今回は、琵琶湖にゆかりある日本庭園と、手ごろなサイズの動物園を紹介。

Shigematsu Memorial 重松メモリアルガーデン

(ランシング コミュニティ カレッジ、キャンパス内)

 ランシング・コミュニティカレッジは、琵琶湖に浮かぶ船「ミシガン」へ学生を派遣するなど、何百人もの学生や教員に日本での就労経験機会を与えてきた‘日本アドベンチャープログラム’を設けたカレッジ。キャンパス内には、このプログラムの25周年記念事業として、創設に貢献した元琵琶湖汽船社長の故重松徳氏を記念して設置された日本庭園がある。築造には日本の造園会社が庭園の計画と技術指導を行い、2006年9月に完成した。

 琵琶湖を池で、比叡の山々を築山で表現したとのことだ。テニスコート半面ほどの広さだが、松、モミジ、サクラといった日本の四季を彩る樹木が配されている。大小の灯籠もあり、池には錦鯉が泳いでいる。 入園自由。

 意外なところにある日本との絆の象徴だ。

*庭園は州議事堂からほんの数百メートルだが探しにくいのが難点。

N Capitol Ave沿い(東側)、Shiawassee StreetとSaginaw Streetの間。
北隣の建物(520 N Capitol Ave, Lansing)横のサインと生垣が目印。

ウェブサイトwww.lcc.edu/ssh/humanities/Shigematsu

Potter Park Zoo ポッターパーク動物園

 ラクダ乗りやポニーライド(子馬乗り)が楽しめる手ごろなサイズの公営動物園。早足ですたすた回れば20分ほど。広大な動物園と違って各エリアが近く、動物が見やすい距離に居るので小さいお子さん連れにはもってこい。Farm Yard(ミニ牧場)や飼育員によるお話タイム(6月から9月のレイバーデーまで)など、動物を身近に感じられる設備やプログラムを工夫している他、敷地を利用して動物とは直接関係のないイベントも提供している。5月にはワインとビールのテイスティング、6月には子供対象の1マイルランが企画されている。また、駐車所の横には池があり、林も広がり、ピクニックやバーベキューを楽しむこともできる。

住所:1301 Pennsylvania Avenue Lansing, Michigan

 I-496のフリーウェイを#7の出口で降りてすぐという便利なロケーション。入場料は大人$10(市民は$4)、子供(3~16歳)$2。(別に駐車場料金$5)

ウェブサイトwww.potterparkzoo.org

 

 オールズモビルの誕生の地であるランシングは、工場見学ツアーや自動車博物館などの自動車関連のアトラクションも多いが、州都ならではの州議事堂に一度は訪れ、“州”の地位の大きさを建物からも感じたいもの。1992年に復元されたこの州議事堂は国会議事堂の雰囲気が漂い、外見も内装も足を伸ばして見学する価値がある。円形ホールのガラスのフロアや手塗りの装飾的な長い壁などが見事。 周辺には、州都ゆえなのか、公園や自然保護地など、公営の、安価あるいは無料で利用できる施設が多いのも特徴。美しいキャンパスを持つ近くのミシガン州立大学のキャンパスも必見。今回は、琵琶湖にゆかりある日本庭園と、手ごろなサイズの動物園を紹介。

Shigematsu Memorial 重松メモリアルガーデン

(ランシング コミュニティ カレッジ、キャンパス内)

 ランシング・コミュニティカレッジは、琵琶湖に浮かぶ船「ミシガン」へ学生を派遣するなど、何百人もの学生や教員に日本での就労経験機会を与えてきた‘日本アドベンチャープログラム’を設けたカレッジ。キャンパス内には、このプログラムの25周年記念事業として、創設に貢献した元琵琶湖汽船社長の故重松徳氏を記念して設置された日本庭園がある。築造には日本の造園会社が庭園の計画と技術指導を行い、2006年9月に完成した。

 琵琶湖を池で、比叡の山々を築山で表現したとのことだ。テニスコート半面ほどの広さだが、松、モミジ、サクラといった日本の四季を彩る樹木が配されている。大小の灯籠もあり、池には錦鯉が泳いでいる。 入園自由。

 意外なところにある日本との絆の象徴だ。

*庭園は州議事堂からほんの数百メートルだが探しにくいのが難点。

N Capitol Ave沿い(東側)、Shiawassee StreetとSaginaw Streetの間。
北隣の建物(520 N Capitol Ave, Lansing)横のサインと生垣が目印。

ウェブサイトwww.lcc.edu/ssh/humanities/Shigematsu

Potter Park Zoo ポッターパーク動物園

 ラクダ乗りやポニーライド(子馬乗り)が楽しめる手ごろなサイズの公営動物園。早足ですたすた回れば20分ほど。広大な動物園と違って各エリアが近く、動物が見やすい距離に居るので小さいお子さん連れにはもってこい。Farm Yard(ミニ牧場)や飼育員によるお話タイム(6月から9月のレイバーデーまで)など、動物を身近に感じられる設備やプログラムを工夫している他、敷地を利用して動物とは直接関係のないイベントも提供している。5月にはワインとビールのテイスティング、6月には子供対象の1マイルランが企画されている。また、駐車所の横には池があり、林も広がり、ピクニックやバーベキューを楽しむこともできる。

住所:1301 Pennsylvania Avenue Lansing, Michigan

 I-496のフリーウェイを#7の出口で降りてすぐという便利なロケーション。入場料は大人$10(市民は$4)、子供(3~16歳)$2。(別に駐車場料金$5)

ウェブサイトwww.potterparkzoo.org

 

Chocolates & Sweetsチョコレート×スイーツ

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<!--:en-->Chocolates & Sweets<!--:--><!--:ja-->チョコレート×スイーツ<!--:--> 1

 2月14日のバレンタインデーを控えて、スーパーマーケットやドラッグストアーにも山積みで陳列されているチョコレート。古くから愛され、近年はカカオの健康効果が周知されてさらに人気がアップしているそうだ。新製品があまり出ないアメリカでも、急速にバラエティーが広がっている。日本では女性から男性へチョコレートを贈るのが一般的だが、アメリカでは恋人や夫婦の間では男性から女性へプレゼントをするのが定番で、チョコレートとは限らない。一定の宗教に偏ってはいけない公立学校ではクリスマスには贈り物のやり取りはさせないけれど、バレンタインデーにはクラス全員でカード交換をおこなわせる先生も多い。それに小さなチョコや、バレンタインカラーの赤やピンクの包みに入ったお菓子を添えたりする。

 アメリカに居る日本人はどちらから贈るのか?・・・人それぞれでしょうが、どちらにしても長く愛されているチョコレートを贈れば愛情が深まるというもの。ちなみに、片思いの男性にチョコを渡して思いを伝える・・・というのは日本流。やはり、思いは言葉と形にしなくては! 「言わなくても分かってるだろう」なんて思っている日本男児の方々、「仲良くしていこうね」と願いを込めて購入してみてはいかがでしょう?

 今月はこの時期に人気のあるチョコレートやスイーツの情報をいくつか紹介しよう。

’Opera(オペラ)’ケーキが人気のケーキ屋「Opera Pastry Shop」

 古くからヨーロッパで愛されてきた気品のあるチョコレートケーキ「オペラ」は、コーヒー系のスポンジケーキとバタークリームのレイヤーに、チョコレートのグレーズをかけた、シンプルなスタイルの大人っぽいケーキ。ウエストブルームフィールド市にあるケーキ屋「オペラ」のオペラはミニ(ペティ)サイズのケーキがあって、甘さがくどくなく、日本人に人気。同じチョコレート系のムースケーキもミニサイズがあるが、こちらはかなり甘い。

6588 Orchard Lake Road West Bloomfield, MI 48322
Website: www.perapastries.net

「Peter’s Palate Pleaser」のスイーツ

 Peter’s Palate Pleaserは、ケーキ屋ではなく、凝った惣菜やパンが中心のお店で、スイーツは種類が少なく、味も値段もグルメ級。日によって種類が替わり、1個しかないものもある‘限定さ’に惹きつけられてしまう。チョコレートケーキは驚くほどではないが、ここのカスタード系のスイーツは日本人のファンが多い。普通より太目のエクレアはカスタードの甘さとしっとりした皮がアメリカではめったに出会えない類。

1087 West Long Lake Rd., Bloomfield Hills, MI 48302
Website: 
www.peterspalatepleaser.com

店舗急増中!人気のカップケーキ店 「Just Baked」

 3年前にリボニア市で開業したカップケーキ店 「Just Baked」。アナーバーやノバイを含め現在9店舗あり、ケーキや他のbaked goodsと一緒に50種類のカップケーキを販売している。近日、更に2店舗の開店を予定している。

 最も人気があるのは「グランピー・ケーキ(バニラ・バタークリーム入りのチョコレートケーキ)」や可愛い「チェリー・チップ(バタークリームの上にチェリーが飾ってあるケーキ)」。

Just Baked バレンタイン・デーの特売品

【カップケーキのブーケ】
オリジナル・サイズの10個入り箱詰めカップケーキ。味はバニラとチョコレート限定。フロスティングは伝統的なバタークリームで、特注の飾りつけが可能。最低72時間前の注文が必要。

【チョコレートカバード・ストロベリーカップケーキ】
チョコレート・ガナッシュにディップさせたイチゴチーズクリームチーズ付きのイチゴ味カップケーキ。

Website: www.justbakedshop.com

一般店舗で販売されているCake Pop(左下) Barnes & Nobleカフェのオレオスタック(上)とチョコレート・グラハムクッキー(右下)

コーヒーショップStarbucks(スターバックス)のスイーツ

 ロリポップ(棒付き飴玉)のごとき形のCa k e P o p (ケーキボップ)は、日本のスターバックスでも人気。やや固めのケーキ生地をチョコレートやバタークリームでコーティング。本家のアメリカでは日本ほど種類が無く、あまり凝っていないのが残念だけれど、生地も外側も色々なフレーバーがある。ホワイトチョコやストロベリー味は見た目が可愛く魅力的だが、かなり甘め。

 大型チェーン書店‘Barnes & Noble’にあるカフェはStarbucksと提携しているけれど、メニューが異なっていて、人気チェーン店‘Cheese Cake Factory’ のチーズケーキも扱っている。チョコカップケーキはチョコ風味豊かでしっとりとした生地。「Oreo Stack」は甘さが抑えられたブラウニーとオレオ・クッキーの中身のようなクリームが重なったスイーツで、オレオ好きはきっとファンになるであろう、レポーター一押しの品。

ますます増えそうな市販ダークチョコレートのバラエティーに注目

【Brooksideのフルーツ・チョコボール】

 フルーツピューレ(ゼリー状果実) をダークチョコレートで包んだチョコボールが人気のチョコレートで、マイヤーなどのスーパーマーケットでも扱っている。健康志向の時勢に合わせて、種々のポリフェノールが含まれるというザクロ(Pomegranate)や植物繊維が豊富でこれストロールを減らす働きあるというアサイ(Acai) のフレーバーが登場。果実の甘酸っぱさと甘さを抑えたチョコの組み合わせが絶妙で、食べ続けたくなってしまう味。

Sea Salt入りのチョコレート

 日本で塩の生産地を中心に開発が進んでいる塩入りチョコレート。アメリカでも増えてきた。舌や頭に甘さが浸透する感じのミルクチョコレートに比べて、広がりが少ないダークチョコレートが、塩のお陰で刺激のある甘さとして感じられるのだろう。

【Lindtの” A touch of SeaSalt” 】

 その言葉通り、塩味は強くないけれど、小さな海塩の粒々がちょっとした歯ごたえと味のアクセントになっていて癖になりそうな板チョコレート。

【GHIRARDELLIの‘Chocolate Intense Dark Sea Salt’】

 通常より更に苦味の強いダークチョコレートに、サクッとしたローストアーモンド入りのミニチョコ1 1 枚。口の中で弾けて広がる海塩が特徴的。

 各地で様々なスイーツが流行しているが、アメリカでのチョコレート展開からは今後も目が離せない。健康志向の商品や100%自然材料と表記されていると、つい手を出してしまいがちだが、食べ過ぎには充分に注意したい。

 2月14日のバレンタインデーを控えて、スーパーマーケットやドラッグストアーにも山積みで陳列されているチョコレート。古くから愛され、近年はカカオの健康効果が周知されてさらに人気がアップしているそうだ。新製品があまり出ないアメリカでも、急速にバラエティーが広がっている。日本では女性から男性へチョコレートを贈るのが一般的だが、アメリカでは恋人や夫婦の間では男性から女性へプレゼントをするのが定番で、チョコレートとは限らない。一定の宗教に偏ってはいけない公立学校ではクリスマスには贈り物のやり取りはさせないけれど、バレンタインデーにはクラス全員でカード交換をおこなわせる先生も多い。それに小さなチョコや、バレンタインカラーの赤やピンクの包みに入ったお菓子を添えたりする。

 アメリカに居る日本人はどちらから贈るのか?・・・人それぞれでしょうが、どちらにしても長く愛されているチョコレートを贈れば愛情が深まるというもの。ちなみに、片思いの男性にチョコを渡して思いを伝える・・・というのは日本流。やはり、思いは言葉と形にしなくては! 「言わなくても分かってるだろう」なんて思っている日本男児の方々、「仲良くしていこうね」と願いを込めて購入してみてはいかがでしょう?

 今月はこの時期に人気のあるチョコレートやスイーツの情報をいくつか紹介しよう。

’Opera(オペラ)’ケーキが人気のケーキ屋「Opera Pastry Shop」

 古くからヨーロッパで愛されてきた気品のあるチョコレートケーキ「オペラ」は、コーヒー系のスポンジケーキとバタークリームのレイヤーに、チョコレートのグレーズをかけた、シンプルなスタイルの大人っぽいケーキ。ウエストブルームフィールド市にあるケーキ屋「オペラ」のオペラはミニ(ペティ)サイズのケーキがあって、甘さがくどくなく、日本人に人気。同じチョコレート系のムースケーキもミニサイズがあるが、こちらはかなり甘い。

6588 Orchard Lake Road West Bloomfield, MI 48322
ウェブサイトwww.perapastries.net

「Peter’s Palate Pleaser」のスイーツ

 Peter’s Palate Pleaserは、ケーキ屋ではなく、凝った惣菜やパンが中心のお店で、スイーツは種類が少なく、味も値段もグルメ級。日によって種類が替わり、1個しかないものもある‘限定さ’に惹きつけられてしまう。チョコレートケーキは驚くほどではないが、ここのカスタード系のスイーツは日本人のファンが多い。普通より太目のエクレアはカスタードの甘さとしっとりした皮がアメリカではめったに出会えない類。

1087 West Long Lake Rd., Bloomfield Hills, MI 48302
ウェブサイトwww.peterspalatepleaser.com

店舗急増中!人気のカップケーキ店 「Just Baked」

 3年前にリボニア市で開業したカップケーキ店 「Just Baked」。アナーバーやノバイを含め現在9店舗あり、ケーキや他のbaked goodsと一緒に50種類のカップケーキを販売している。近日、更に2店舗の開店を予定している。

 最も人気があるのは「グランピー・ケーキ(バニラ・バタークリーム入りのチョコレートケーキ)」や可愛い「チェリー・チップ(バタークリームの上にチェリーが飾ってあるケーキ)」。

Just Baked バレンタイン・デーの特売品

【カップケーキのブーケ】
オリジナル・サイズの10個入り箱詰めカップケーキ。味はバニラとチョコレート限定。フロスティングは伝統的なバタークリームで、特注の飾りつけが可能。最低72時間前の注文が必要。

【チョコレートカバード・ストロベリーカップケーキ】
チョコレート・ガナッシュにディップさせたイチゴチーズクリームチーズ付きのイチゴ味カップケーキ。

ウェブサイトwww.justbakedshop.com

一般店舗で販売されているCake Pop(左下) Barnes & Nobleカフェのオレオスタック(上)とチョコレート・グラハムクッキー(右下)

コーヒーショップStarbucks(スターバックス)のスイーツ

 ロリポップ(棒付き飴玉)のごとき形のCake Pop(ケーキボップ)は、日本のスターバックスでも人気。やや固めのケーキ生地をチョコレートやバタークリームでコーティング。本家のアメリカでは日本ほど種類が無く、あまり凝っていないのが残念だけれど、生地も外側も色々なフレーバーがある。ホワイトチョコやストロベリー味は見た目が可愛く魅力的だが、かなり甘め。

 大型チェーン書店‘Barnes & Noble’にあるカフェはStarbucksと提携しているけれど、メニューが異なっていて、人気チェーン店‘Cheese Cake Factory’ のチーズケーキも扱っている。チョコカップケーキはチョコ風味豊かでしっとりとした生地。「Oreo Stack 」は甘さが抑えられたブラウニーとオレオ・クッキーの中身のようなクリームが重なったスイーツで、オレオ好きはきっとファンになるであろう、レポーター一押しの品。

ますます増えそうな市販ダークチョコレートのバラエティーに注目

【Brooksideのフルーツ・チョコボール】

 フルーツピューレ(ゼリー状果実) をダークチョコレートで包んだチョコボールが人気のチョコレートで、マイヤーなどのスーパーマーケットでも扱っている。健康志向の時勢に合わせて、種々のポリフェノールが含まれるというザクロ(Pomegranate)や植物繊維が豊富でこれストロールを減らす働きあるというアサイ(Acai) のフレーバーが登場。果実の甘酸っぱさと甘さを抑えたチョコの組み合わせが絶妙で、食べ続けたくなってしまう味。

Sea Salt入りのチョコレート

 日本で塩の生産地を中心に開発が進んでいる塩入りチョコレート。アメリカでも増えてきた。舌や頭に甘さが浸透する感じのミルクチョコレートに比べて、広がりが少ないダークチョコレートが、塩のお陰で刺激のある甘さとして感じられるのだろう。

【Lindtの” A touch of SeaSalt” 】

 その言葉通り、塩味は強くないけれど、小さな海塩の粒々がちょっとした歯ごたえと味のアクセントになっていて癖になりそうな板チョコレート。

【GHIRARDELLIの‘Chocolate Intense Dark Sea Salt’】

 通常より更に苦味の強いダークチョコレートに、サクッとしたローストアーモンド入りのミニチョコ1 1 枚。口の中で弾けて広がる海塩が特徴的。

 各地で様々なスイーツが流行しているが、アメリカでのチョコレート展開からは今後も目が離せない。健康志向の商品や100%自然材料と表記されていると、つい手を出してしまいがちだが、食べ過ぎには充分に注意したい。

ミシガンのスノー・スポーツ &スキー場情報

ミシガンのスノー・スポーツ &スキー場情報

 強力な冬将軍の到来は遅れているようだが、このまま大雪に見舞われないわけはない。雪に被われたら、冬のスポーツ、スキーやスノーボードを楽しもう!

 ミシガンのスキー場を訪れたことのない方に、行ってからがっかりしないように伝えておくと、ミシガンには山とえるほどの山が無いので、残念ながらダウンヒル(滑降用)スキー場は、規模も標高差も大したことはない。メトロデトロイト周辺のスキー場はスノーボード用のハーフパイクが充実しているところが多い。クロスカントリースキー用のコースは、メトロパークを始め、近場に結構多くあって手軽。挑戦してみては?

 ミシガンのスキーに関する情報は、 www.skimichigan.comwww.goskimichigan.comwww.miskireport.com などのサイトで情報を得ることが出来る。

 本紙では、デトロイト近郊と、北部(トラバーシティー方面)にあるポピュラーなスキー場について、リフトとコースの数・高さなどの情報と特色を一言紹介。北部のスキー場の多くは、宿泊施設もあるスキーリゾートになっている。

 ミシガンのUP(Upper Peninsula) には、より規模の大きなスキー場があるが、いずれも西寄りで、ウィスコンシン州に近い場所にある。そこまでドライブするくらいなら、東へ向かって、バーモント州、あるいはカナダのケベック州まで足を伸ばして、スケールの大きなスキー場へ行くことをお勧めしたい。

デトロイト近郊

*リフト数はRope Towなども含む。コースとリフト数、高さのデータはwww.skimichigan.comより

Alpine Valley Ski Area(White Lake:Walled Lake の北、約10マイル。)
近場だが、林間スキー気分。雪撒き機あり。コース数:25リフト数:9 高低差Ft:300
6775 East Highland Road, White Lake, MI 48383 Tel: (248) 887-4183 Web: www.skialpinevalley.com

Mt. Brighton(Brighton:Noviの西、約15マイル。I-96を降りて数分。)
女性の日、Four for $40等、曜日毎に平日割引あり。コース数:26 リフト数:6 高低差Ft:230
4141 Bauer Road, Brighton MI. 48116 Tel: (810) 229-9581 Web: www.mtbrighton.com

Mt. Holly(Holly:Auburn Hills の北西、約20マイル。I-75から見える。)
4人乗りハイスピードリフトがある。コース数:19 リフト数:7 高低差Ft:350
13536 Dixie Hwy., Holly, Michigan 48442 Tel: (248) 634-8269 Web: www.skimtholly.com

Pine Knob Ski Area(Clarkston:Auburn Hills の北西、10マイル強。I-75を降りて数分。)
省エネライトや新型リフト等の設備。コース数:17 リフト数:7 高低差Ft:300
778 Sashabaw Road, Clarkston, MI 48348 Tel: (248) 625-0800 Web: www.skipineknob.com

北部 スキーリゾート

Boyne Highlands(Harbor Springs:ミシガン湖畔Petoskey近く。デトロイトから4時間強。)
スパやプール等の設備、レッスンも整ったリゾート。コース数:46 リフト数:9 高低差Ft:552
600 Highland Drive, Harbor Springs, MI 49740 Tel: (231) 526-3000 Web: www.boyne.com

Boyne Mountain(Boyne Falls:I-75をGaylord で降り30分強。デトロイトから4時間ほど。)
Boyne Highlands同様、屋外温水プールあり。コース数:56 リフト数:11 高低差Ft:500
1 Boyne Mountain Road, Boyne Falls, MI 49713 Tel: (231) 549-6000 Web: www.boyne.com

Caberfae Peaks Ski(Cadillac:Cadillac(ミシガン北西部) の市街地から西へ30分ほど。)
自然と素朴さが人気のスキー場。コース数:34 リフト数:4 高低差Ft:485
1 Caberfae Lane, Cadillac, MI 49601 Tel: (231) 862-3000 Web: www.caberfaepeaks.com

Crystal Mountain(Thompsonville:Cadillacの市街地から北西1時間ほど。ミシガン湖寄り。)
クロスカントリースキー、スケート、そり等多種。コース数:45 リフト数:6 高低差Ft:375
12500 Crystal Mountain Drive, Thompsonville, MI 49683 Tel: (231) 378-2000 Web: www.crystalmountain.com

Shanty Creek Resort(Bellaire:I-75をGrayling で降りて45分ほど。ミシガン湖近く。)
離れた2つのエリアをシャトルで行き来が可。コース数:48 リフト数:6 高低差Ft:450
5780 Shanty Creek Road Bellaire, MI 49615 Tel: (800) 678-4111 Webwww.shantycreek.com 

Discover Michigan Skiing!

 1月は、ミシガン全域で‘Discover Michigan Skiing’という初心者(*1回目の人に限定。7歳から大人まで)対象のキャンペーン・パッケージが提供されている。初心者向けレッスンと道具一式のレンタル、ビギナーエリアのリフト(又はRope Tow)やトレイルパス、全て込みでスキーは$30、スノーボードは$40という割安価格!多くのスキー場で取り扱っている。レッスンのアレンジのために、事前の予約が必要。

Snow Sports!

 ミシガンにはスノーモービル用にデザインされたトレイルが総計6000マイル以上ある。また、犬ぞりや大きなチューブに乗って下るTubingという遊びなど、日本ではめったにできないアクティビティも経験できる。美しい自然と爽快感を味わいに、いざ雪の世界へ!ミシガン州の観光サイトwww.michigan.orgから、‘ Outdoors > Snowsports ’へ進むと、Cross Country Skiing、Dog Sleddingなど、個別のアクティビティの情報が検索できる。

ーーーもっと手軽に楽しめるソリ遊びができる公園の情報はこちらーーー

ミシガン州 冬だ!デトロイト近郊 “そり遊び”ができる公園 リスト