Saturday, May 18, 2024

マークトウェインが「地球で最も綺麗な絵のよう」と賛称したレイク・タホ

カリフォルニア州とネバダ州の州境に位置し、透明度が高い湖として有名なレイク・タホ(Lake Tahoe)。周囲の山々から63もの川によって雪解け水が流れ込んでいる故だそう。

 水の色が美しく、周りの緑、そして遠方の山々が望める。スケールの圧倒的な大きさがウリの北米の様々なナショナルパークに比べて、絵葉書向き、絵画的な美しい景色を楽しめる所といえようか。シエラネヴァダ山中、標高約1900mに位置し、周囲約115km(72マイル)。一大リゾートエリアだが、観光資源でもある豊かな自然が保持されいる感がある。

 冬はスノーアクティビティーが盛んで、規模は巨大ではないものの、スキーヤーの間では名スキーエリアとして世界的に知られている。秋の紅葉も見事だが、夏が最もポピュラーでレジャーの種類も多いシーズン。

 レイクでのアクティビティーの筆頭はウォータースポーツ。カヌーや手漕ぎボートなども良いが、遠浅で波が少ない岸のあるレイク・タホでは、Stand up water boardという浮力のある長―い板に発ってパドルで漕ぐアクティビティーが人気(右写真)。そう!場所によってはかなりの遠浅で、必死に漕いで100メートルほど岸から漕ぎ出した所で、立って歩いている人の胸あたりの水位しかなく、「歩いて来られたのね~」と、がっくりしたほど。逆に言えば初心者にはもってこいの地の利。

 レンタルショップやクルーズの拠点は南側湖畔に多い。遊覧船での食事付クルーズやサンセットクルーズなど、優雅な楽しみ方もある。Statelineという文字通り州境の街などから湖畔観光船が運行。水車で走る趣ある観光船はZephyr Coveという湖畔南東の岸が拠点。

 湖岸は(道路からは見えない所も多いが)、砂浜、岩場、湿地帯、崖、森林帯などバラエティーに富んでいる。

 陸に目を向ければ、周辺には数多くのハイキングトレイルがあり、軽装で気軽に歩いて絶景を望めるコースも多い。乗馬で大自然の中を進むのも爽快。冬場に輸送手段として活躍するゴンドラの中に、他の季節にも動いているものもあり、容易に高度からの壮大なパノラマを眺望することも叶う。

 湖の周りには、湖岸に沿いつ離れつ道路があり、大小の近代的または可愛い街、素朴な集落、そしてキャンプ場から高級リゾートまで、様々な表情を持つ地区があるのが面白い。起伏がかなりあるのでサイクリングであれば熟練者か超健脚者向けだが、車で一周してみることをお勧めしたい。

初めて訪問するならホテルが多くカジノに足を延ばせるサウスを勧めたい。昼は手軽なミニゴルフやウォータースポーツ、夜はカジノでビュッフェやギャンブル&ショー三昧もあり。

 レイク・タホ全域にわたって湖畔沿いは営業施設やプライベートな敷地、あるいは州立公園な保護地区が大半をしめているが、広い砂浜があるBaldwin Beachなど、一般客が入れるビーチもある。観光シーズにはパーキングが難しいのでご留意のほど。ここに限らず、シーズン中の週末には道路もかなりの渋滞が起きる。

 「豊かな自然が保持されいる感がある」と冒頭に記したが、観光化が年々進んでいるという話。楽しみも増えている一方、混雑さや、かつてののんびりとした良さが失われたことを残念がる人も少なくないという。また、「近年は富栄養化が進み、年間0.25mずつ透明度が低下してきている。」とのウィキペディアでの記載も目にした。親しまれつつも美しさが残ることを願ってやまない。

 ちなみに、ヨセミテ日帰りツアーもある。

RENO, Nevada

 レイク・タホはサンフランシスコから4時間強のドライブで行けるリゾート地として親しまれているが、空港で近いのは北東に位置するネバダ州のRENO(レノ) で、レイク・タホの北岸までは車で通常1 時間ほどで着く。山を越すが、それほどの山道ではなく、景観の良いドライブ。

 RENOはラスベガスに次ぐネバダ州のカジノの名所。ラスベガスより数段、いや数十段もこじんまりとしているものの、古くは鉱物(特に金)の集散地として栄えた都市に相応しく、風格のある建物も多く、趣ある土地。街の愛称は、“The Biggest Little City In The World”(世界で一番大きい小都市)。散策しているとその意味が何となく感じられる。この地を愛して移住したアーティストが多いそうで個性的な作品や、洒落た内装・外装のレストランも目にする。

 ダウンタウンの川沿いは美しく整備され、散歩、川遊びもでき、周辺でショッピングもできる。

 ホテルの最上階の温水プールのジャグジで遠くの山々や赤土の台地をのんびりと眺めていた時に居合わせた米人が、「毎年、Renoに来るのよ。ラスベガスのような喧騒がなくて好き。見事な絶景でしょ?!」と話しかけてきた。聞けばLAからの訪問とのこと。「観光客だけれど、何となく懐かしくて、ホームタウンに戻ったような気もちがするのよ。」とも。

 余韻が残る地であった。

Nevada Museum of Art

 特別展が中心で、美術の教科書に出てくるようなアーティストの作品こそないが、アートに浸れる心地の良い空間。屋上からRenoの景色が一望できる。美術館周辺にもアート作品が点在している。

 

人気の高いアメリカ国立公園 ヨセミテ・ナショナルパーク

今回は、先月号(2月号)のイエローストーンに続いてヨセミテ国立公園の紹介。

ヨセミテもイエローストーン同様に人気ランキングやお勧め○○選などで上位にランキングする常連。U.S. Newsによる国立公園ランキング“20 Best National Parks in the World”ではイエローストンに続く2位になっている。3位はモンタナ州の宝石とも称されるグレイシャー国立公園(Glacier National Park)。グレイシャー国立公園には筆者は残念ながら訪れたことは無いが、カレンダーやジグソーパズルの画像としてよく目にする“絵になる景観”が素晴らしい所。そして4位は世界的に有名なグランド・キャニオン(Grand Canyon National Parkで、18 x 277マイルの細長い敷地はユネスコの世界遺産にも登録されている。

ナショナルパークサービス(NPS)集計による訪問者数のランキング(2017年)では、ヨセミテ国立公園はイエローストーンを上回る5位。ちなみに、4位までは以下の通り。

1位 グレートスモーキー: 先月号(2019年2月号)でも触れたが、イーストコーストにある数少ない国立公園で、行楽地要素もある麓町が北側の入り口にある。利便性の高さや気軽なドライブを楽しめることが訪問者の多さにつながっていると思われる。

2位 グランドキャニオン: ラスベガスやフェニックスを拠点にアクセスするのが一般的。ラスベガスや赤い岩でポピュラーな観光地セドナからのセスナツアーもある。グランドサークルと合わせた行程も人気。宿泊しない訪問者も多く、夏場の観光ポイントは人で混雑するが、駐車スペースが多く、筆者は4月と8月に訪れたことがあるが車でのアクセスは案外スムーズだった。

3位 ザイオン(ユタ州): ここもラスベカスからアクセスしやすい。ソルトレイクから行く方法もあり、イエローストーンや他のナショナルパークとはしごする人が多いという。

4位 ロッキーマウンテン国立公園: コロラド州デンバーから近い。車で3000メートル後半という富士山レベルの高さまで、整った道路で容易に訪れることができる。コロラド川のラフティングなどと組み合わせるなど、周辺を含めて長期滞在する人も多い。

Yosemite National Park

さて、今回詳しく紹介するヨセミテ国立公園は、サンフランシスコから公園の際まで180マイルほど。デトロイトからシカゴは約280マイルなので、その2/3程の距離。時間的にはサンフランシスコから車で、空いていても3時間半はかかる。観光シーズンには公園内で大渋滞が起きるので、それも念頭において予定を組む必要がある。カーブが連続したり、崖っ淵を走ったりするので、山道に慣れていないドライバーには神経を使うコースと言える。

ヨセミテ公園の魅力は、岩峰と滝。氷河によって作られたヨセミテ・バレーから見上げる岩峰と滝、そして、山頂(グレーシャー・ポイント)から見るシエラネバダ連峰の遠景と眼下に広がるバレーや滝の景観は何とも美しい。淡い色の岩肌が日光をを受けて輝き、時間帯によって異なる表情を見せる。園内には断崖絶壁や山々、いくつもの滝、澄んだ小川、そして草原など壮大な大自然が広がっている。動植物も豊か。公園の南ゲートの近くにある巨木セコイアの森も人気観光ポイントになっている。

学校の夏休み時期が観光のピーク時だが、雪解け水が多い5月は滝の水量が多くダイナミックなのでベストシーズン。夏には枯渇してしまう滝も多い。

真夏は日中30℃を超えることも多く、木陰でのハイキングでさえ汗が流れるほどだが、朝夕は10℃ほどまで下がることもある。標高による格差も大きい。ロッククライミングのメッカだが、夏場は日が傾くのを待ってから活動していた。

ポピュラーな観光ポイント

ハーフドーム

丸いドームを半分にしたような大きな花崗岩で、ヨセミテのシンボル的な存在。様々なポイントから見ることができる。トンネルビューからの遠望は特徴的な形がわかり美しいが、狭いパーキングスペースが込み合うので要注意。ビレッジからの近景もなかなかの迫力。ハーフドームに登るにはパーミット(許可証)が必要。1日かかるが、コースとしては全体的に緩やか。

ヨセミテ滝

アッパーフォールFall(436m)と、ローワーフォール(97m) 、その間のカスケード(206m)がある。

4月頃から雪解け水で水量が増え、8月には水はほぼ無くなる(その年にもよる)。岩肌も魅力。

ローワー滝へは散策感覚で行ける。アッパー滝へはちょっとした山登りになるので、装備や食料を整えて。

エルキャピタン

世界一大きな花崗岩とされており、高さは何と約1,095m。ロッククライマーの憧れの岩壁。

ブライダルベール滝

道路から平たんな遊歩道で遠景を望むビューポイントに行くことができ、ポピュラーな滝。

グレーシャーポイント

ヨセミテ渓谷から車で40分ほど離れた所にあるが、ハーフドームを高い位置から目の前に眺め、ヨセミテ滝、エル・キャピタン、バーナル滝、ネバダ滝等、多くのスポットを一望することができる。

他にも、長さとレベルのトレイルが多数あり、ポピュラーなアクティビティとなっている。

アクセスと宿泊

前述したが、観光シーズンには観光の中心であるビレッジやヨセミテ滝などに行くのに、うんざりするほどの渋滞が起きる。パーキングスペースが限らているため、ヨセミテバレー内は目的のポイントまで車で行こうとせず、ループ状になった道路脇に停めて、無料シャトルを利用して巡るのが効率的。シャトルと観光バスは専用道路を走るのでスムーズ。

山間ドライブや渋滞を避けるために、おすすめなのはツアー参加で観光する方法!

サンフランシスコから日帰りのツアーも数多くある。日帰りでもハイライトスポットを抑えてはいるが、日没時の輝きと陰り、日の出時の刻々と変化する岩肌や湖の色を見なくてはもったいないので、最低でも1泊することをお勧めしたい。

ツアーではなく、公共交通機関を利用することも可能。アムトラック駅もあるMercedから公園行きのバスが日に数本運行されている。この駅はアムトラックで最も景観が良いと言われるCoast Starlightという線のロサンゼルスとサンノセの間にある。Mercedへは他の公共交通手段もある。

アメリカで2番目に古い国立公園である「セコイア国立公園」や、隣接する「キングスキャニオン国立公園」も人気スポットで合わせて回る人も多い。

ロサンゼルス発のツアーは1泊でヨセミテに特化しているものから、隣のセコイア国立公園も回るコース設定、さらに2泊、3泊でいくつもの国立公園を中心に周遊観光するものなど様々なツアーが見つかる。

夏場の園内にある宿泊施設の予約は早めでないと難しいのはいずれのナショナルパークも共通だが、ヨセミテ公園は観光に便利な園外近くのホテルが少ないので、より予約が困難。予約を取らず、早く着いた者勝ちFirst-come, first-served campgroundsのキャンプサイトが数カ所あるが、数日滞在する人も多いため、満杯状態なのが常。宿泊情報はアメリカ国立公園のホームページwww.nps.govから別サイトに進み調べることができる。

人気のアメリカ国立公園 イエローストーン・ナショナルパーク

今回はアメリカの国立公園の中から、イエローストーンを紹介。

さまざまなアメリカの国立公園人気ランキングで上位にくいこむが、U.S. Newsが発表した国立公園ランキング“20 Best National Parks in the World”で一位を獲得している。アメリカには(アメリカ領を含めて)60の国立公園があり、年間2億人以上の観光客が訪れるという。U.S. Newsはこの人気ランクを決定するにあたり、旅行の専門家と最近の訪問者の両方の意見を考慮に入れたとのこと。

ちなみに、日本のとある旅行サイトではグランドキャニオン国立公園が1位、イエローストーンは7位。色々な絶景が楽しめるという理由などで景観面ではかなり高得点だが、アクセス面でのポイントが低く、総合点を下げている。また、主観の入らない訪問者数としては、グレート・スモーキー山脈国立公園(Great Smoky Mountains National Park)が例年トップ。イーストコーストには数少ない国立公園であり、弊紙(2018年12月号)で紹介したGatlinburg(ギャトリンバーグ)という行楽地要素もある麓町が北側の入り口に在り、利便性の高さや気軽なドライブを楽しめることが訪問者の多さにつながっているのであろう。直近(2017年)のナショナルパークサービス(NPS)集計による訪問者数のランキングでは、イエローストーンは6位。都市部や他の観光地からかなり離れているにも拘らずこの順位というのは、かなりの奮闘ぶり。その自然の特異さと美しさのゆえといえそうだ。

今から140年以上も昔、1872年に大統領ユリシーズ・S・グラントが署名し法的な公園となり、アメリカのナショナルパークの第一号となった。世界で初めての国立公園でもあった。

ナショナルパークに指定されたものの、当初は管理は無いに等しく、動物の密猟や、まだそれほど多くはなかった観光客による破壊などが発生していた。その後、セオドア・ルーズベルトが歴代大統領として初めて、アメリカ西部の国立公園視察を行ない、自然保護と国民による自然景観の共有が必要と判断。道路や宿泊施設の整備などに予算をつけるようになり、現在の姿がある。

イエローストーン・ナショナルパークはその自然系の豊かさと、地学的なユニークさが特徴。火山活動の活発な地域で、最もよく知られているのはアメリカの他の公園ではあまり見られ無い“Old Faithful Geyser”に代表されるガイザー(間欠泉)や煮えたぎる泥の池。これらは日本の別府にもあるが、間欠泉の規模も数もはるかに多い。自然が生み出す躍動やカラフルな景観を楽しむことができる。四国の約半分という広大な公園内には、渓谷もあり、湿地帯もあり、山、湖、滝、と、さまざまな自然の地形がある。そのほとんどはワイオミング州だが、モンタナ州とアイダホ州にもまたがっている。

イエローストーンという名前は、イエローストーン川が流れる大渓谷の絶壁の岩の色が黄色いことに由来している。また、平原や谷、湿地帯は植物が豊かで、バイソンやエルク、熊、狼などの野生動物も多く生息している。

イエローストーン・ナショナルパークは大きく5つのエリアに分けられる。

  • 1)ガイザー・カントリー: Old Faithfulを中心とするエリア
  • 2)マンモス・カントリー: Mommoth HotSprings周辺エリア☆北ゲート近くに
    温泉が流れ込む川がある。天然・露天。
  • 3)キャニオン・カントリー: イエローストーン大渓谷のあるエリア
  • 4)ルーズベルト・カントリー: ラマー・バレーを中心とするエリア ☆動物が多い。
  • 5)レイク・カントリー: Yellowstone Lakeを中心とするエリア

一日ですべての観光スポットを見て回るのは至難の業。最低でも二日は欲しいところ。ポピュラーな観光ポイント以外のハイキングをしたり、野生動物ウォッチングをするには、三日あっても足りない。
最も有名な間欠泉Old Faithfulの名はFaithful=忠実に一定周期で水蒸気や熱湯を噴出するので付けられたそうだが、60分前後から90分前後と幅がある。
噴出の長さと規模により次の噴出時刻をある程度予測ができ、看板に表示してある。ランチやスナックを食べながら待っている人を多く見かけた。最大の噴出をする間欠泉は、これでは無く、噴出時間と噴出間隔の予測が難しいスチームボート・ガイザー。何年も噴出しなかったこともある一方、昨年(2018年)は30回を超え、5 4年前の記録を更新し過去最大になったことがニュースになった。3月15日と4 月1 9 日に、それぞれ約9 1 メートルの高さの噴出を記録したとのこと。NorrisGeyser Basin Museumからのハイキングコースで近くまで行くことができる。

必見すべきは、なんともカラフルなグランド・プリズマティック・スプリング。周囲の緑・黄・赤などの色は、湖に生息するバクテリアによって作り出される。中心部は高温の為バクテリアが生息できず、透明度の高い青色になっている。

主な観光スポットへはパーキングから歩道や木道が整っていて歩きやすい。アクセスと宿泊
公園には東西南北5箇所にあるゲートからアクセス出来るが、北ゲート以外は晩秋から春まで閉鎖するので要注意。日本からのツアーでは日本からの直行便が飛んでいるソルトレイク・シティーに入り、観光バスで、南に隣接するグランドティートン国立公園も巡る行程になって
いるものが多い。デトロイトからも直行便が飛んでいる。ソルトレイク・シティーからイエローストーン公園までは5,6時間はかかる。最寄の空港は西ゲートの近くにあるウエスト・イエローストーン空港だが、直行便は無く、通常かなり割高になる。公園外の宿泊施設が多く、観光ビジネス拠点でもあるのがウエスト・イエローストーンで、車が渋滞しやすい方面でも
ある。グランドティートン国立公園の南にあるJackson Holeの空港から南ゲートまでは1時半ほど。

園内の宿泊施設は9つのロッジに二千室以上あるが、夏場の予約は早めでないと難しい。キャンプ場もしかりだが、予約を取らない、早く着いた者勝ちFirstcome, first-served campgroundsのキャンプサイトが数カ所ある。レポーターは8月中旬に予約無しで訪れ、10時ごろには便利な地区のキャンプ場は満杯であったが、空きの多いキャンプ場もあり、確保できた。便利な地区いうのは、イエローストーン公園の観光ポイントは数字の8の字のような二つのループ状の道路沿いに点在しているが、それを効率良く回るためや、売店やレストランへのアクセスの良い所。中心寄り(8の重なり部分の西側)のCanyon Villageや、北側のMommoth Hot Springs周辺が人気が高い。Yellowstone Lakeの湖畔も滞在場所として好まれる。オンタイムの空き状況をサイトでチェックすることができる。携帯・WiFiが使えないエリアも多く、検索できなくなる可能性があるので要注意。

宿泊情報は別サイトになるが、アメリカ国立公園のホームページwww.nps.govから進める。

夏が観光のメインシーズンだが、冬季も2件のロッジはオープン。雪上ハイキングなど冬ならではの楽しみがある。

オンタリオ州プリンス・エドワード・カウンティ

カントリーサイドで極上のひととき のんびりとワインや食事を味わう

トロントの東、オンタリオ湖北東に飛び出した半島のような一帯がプリンス・エドワード・カウンティ(PEC)。かつての英国王子の名前をとった地名のこのエリアは18世紀のアメリカ独立戦争以降、独立を嫌う英国王党派“ロイヤリスト”たちがアメリカから移り住み、農地を開拓し静かに生活してきた地域。ローリングヒルと呼ばれる、なだらかな起伏に広がる農園・果実園、そして、素朴で豊かな景観や古めかしい佇まいの街が残されているのが魅力。オンタリオ湖の鮮やかなブルーの湖面も心を洗い流してくれる。

幹線道路“ロイヤリスト・パークウェイ”は絶好のドライブルート。この地域は、穏やかな気候ゆえにロイヤリストの時代から農場や果樹園が多かったが、近年はその土壌の良さが注目を集め、オーガニックの農場や品質にこだわるチーズ工場、ワイナリーなどが続々に誕生している。さらにトロントの有名シェフが移り住んでレストランをオープンするなど、グルメエリアとしても評判を呼んでいるそうだ。トロントから東へ200キロほど。足を延ばして、田舎の旅を楽しんでみては。

実は、トロントに行くついでに何処か立ち寄るところは無いかとオンタリオ州観光局のオフィシャルサイトで探っていたところ、“プリンス・エドワード”の文字が目に飛び込んできた。 “赤毛のアンの島”として知られるアイランドと同じ名前に惹かれた。ワインエリアと知って、寄り道先ではなく滞在先に決めた次第。1泊で、のんびりと・・はできなかったが、景観や雰囲気を楽しみつつ、ワイナリーを10件近く巡った。余談だが、「赤毛のアン」の家、グリーンゲーブルズ(緑の切妻屋根)風な家屋を何軒も見かけ、共通する良さを感じた。

まだ、それほど観光地化していないせいか、学校の夏休みとはいえ平日だったせいか、ワイナリーやレストランの人びともセカセカしていなくて穏やか。土地やワイン造りの歴史を丁寧に語ってくれたオーナーも居た。心休まる、気分爽快なショートトリップであった。

オンタリオ州観光局HP:www.ontariostyle.com

とはいえ、大都市トロント周辺の道路渋滞はラッシュアワーに限らずかなりのもの。ナビによる想定よりも1時間以上かかった。オンタリオ湖の東端キングストンや、セントローレンス川の河口エリアの島々「サウザンド・アイランズ」と合わせて数日回るのもお勧め。秋の紅葉時期には、さらに北東のローレンシャン高原やケベックシティへの途中地点としても良さそう。弊紙ウェブサイトで、「メープル街道 紅葉の旅」と検索し、閲覧いただければ幸い。

挑戦者やこだわりのある生産者による新しいワインの産地

この地でのワイン作りが本格的に始まったのはここ十数年ほど前とのこと。ワイン生産者の組合のホームページに現在載っているワイナリーが33カ所あり、特に南西部の15㎞四方に20件ほどが集中している。PECがワイン作りに最適な風土などの条件に恵まれていることが急増した主因。カルシウム豊富で水はけの良い土、そして比較的冷涼な気候は、ピノ・ノワール、リースリング、シャルドネ、カベルネ・フランなど、ヨーロッパ種のブドウ栽培に最適なのだそうだ。ワイナリーのほとんどは、家族経営や友人と立ち上げた小規模なもの。ワイナリーを訪れないと手に入らない品も少なくない。のどかな田舎道をめぐりながらのお好みワイン探しは、ワイン党ならずとも楽しい散策になることだろう。この地の風光明媚さに惹かれたゆえか、アートギャラリーやスタジオも点在している。ワイナリーツアーも組まれている。

この一帯には時代を感じるビクトリア朝の建物も多く、ワイナリーも、風格のあるお屋敷風、素朴な納屋を改造した施設、可愛いコテージ風の小屋などなど、いわゆるインスタ映えするところが多い。大半が開放的なワイナリーで、Dog Friendly:犬連れOKのワイナリーも多い。レストランを併設している所は数少ないが、ピクニックエリアやバティオで持ち込みのスナック類をつまみながら試飲やワインを楽しめる所もある。ワインの好みがはっきりしている方には、組合ホームページ:www.princeedwardcountywine.caに、ワインのスタイルによって該当ワイナリーを縛りこむ検索機能が付いているので便利。Dog Friendly、ピクニックエリアやレストランの有り無し、車いす対応についてもチェックできる。

ワインの好みも雰囲気の好みもそれぞれ。個性と魅力あるワイナリーの中から、今回は、リポーターが宿泊した先の女性イチオシの(多分、行きやすさもイチオシ要因の)ワイナリーと、人気のピザを提供している家族連れでも行きやすいワイナリーを紹介したい。

Sandbanks Estate Winery サンドバンクス・エステート・ワイナリー

2000年創業、古参ワイナリーの一つ。種類が多く、受賞ワインもいくつもある(下の写真)。

ロゼ系が4種類もあるのも珍しい。5月から10月までは日に3回(10:30am、12pm、2pm*天候による)、無料のワイナリーツアーを提供している。地元産のチーズや、ちょっとしたデリ(つまみ)を置いてあり、ピクニックエリアでワイングラス片手に寛ぐ人たちの姿が多い。屋内には地元アーティストの絵が飾られ、外にはカラフルな椅子がならび、色彩に溢れている。ロイヤリスト・パークウェイ沿いで、アクセスも良い。年中オープン。下記ウェブにテイスティング(試飲)のクーポン有り!

【ウェブサイト】www.sandbankswinery.com
【住所】17598 Loyalist Parkway, Wellington, Ontario

Norman Hardie ノーマン・ハーディ 

幹線から外れたカントリーロードの奥にある。トロントの名門フォー・シーズンズ・ホテルで7年間ソムリエとして活躍していたノーマン・ハーディさんがオーナー兼ワインメーカー。自分ならではの高品質ワイン、特に美味しいピノ・ノワール作りを目指し、世界各地のワイン産地で学んだのち、ピノ・ノワールに最適なこの地でワイナリーをオープンしたという。数種類のワインがあるが、オーナーのイチオシはピノ・ノワール。そしてシャルドネ。「卓越した質」と誇っている。ワインと相性の良いピザがポピュラーで、ランチタイムには平日でも混んでいる。テイスティングルームは年中オープン。レストランは初夏から秋まで。

【ウェブサイト】www.normanhardie.com
【住所】1152 Greer Road, Wellington, Ontario

Rosehall Run

カントリー風。ワインジャムなども販売。

アメリカ屈指の日本庭園 その1

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アメリカ屈指の日本庭園 その1 2

日本から海外に出てわざわざ日本庭園に行く気にはならない人が少なくないであろうが、外からの日本のイメージを知ったり、日本との意外な絆を知ったりできる良さがある。

日本庭園は、日本と姉妹提携をしている市・町や日本人と関わりが深い地域に造園されることが多く、親善のシンボルや証として、また現地の人々が日本文化を体感できる場所として親しまれたり大切に維持されたりしている。

歴史的にみると、明治時代になり多くの外国人が日本を訪れ、また日本人の海外渡航が可能になるまでは、日本以外の海外に本格的な日本庭園が造られることは無く、1894年のカリフォルニア冬季国際博覧会(於サンフランシスコ)に、ジャパンフィーバーが起こっていた中で出展された日本庭園が、私物を除いて広く一般に公開された大規模な本格的日本庭園の最初のものであったという。その日本庭園は現在のゴールデンゲート・パークの一角にあるジャパニーズ・ティーガーデンの一部として現存し、アメリカ最古のものとなっている。1895年からは日系人によって拡張、整備、管理され、さらにその後は市が経営し現在に至っている。

同園は米国最古であるという歴史要素だけでなく、素晴らしさでも評価を得ている。Webサービス 『TwistedSifter』による‟20 Stunning Japanese Gardens Around the World”:日本国内のものも含めた日本庭園20選の中、8位に食い込んだこともある(2011年)。今回はそのサンフランシスコの日本庭園を紹介したい。 

ジャパニーズ・ティー・ガーデン~カルフォルニア州サンフランシスコ

ゴールデン・ゲート・パークの一部。およそ2万m²の敷地には、池や建築物、多くの小径や橋が配置され、日本や中国の植物が植えられている。博覧会のための一時的なアトラクションとして造られたが、日本から宮大工を招へいしたほど力を入れ、また、その宮大工は私財を投げ打って最高級の資材を調達したという。博覧会の終了後、日本ブームに乗じた事業展望のもと、恒久的な公園の一部として存続。金魚や千本以上の桜をはじめ様々な動植物を日本から取り寄せ拡充し、規模や景観を整えてきた。 

歴史が長いだけに、木々の種類が多いだけではなく緑が深く豊かで、庭石には苔が蒸し、風格を感じさせられる。池を臨む風情ある茶亭、大人の背の丈以上の太鼓橋、そして色鮮やかな五重塔もある。五重塔は、1915年のサンフランシスコ万国博覧会において日本から送られた資材で建設された展示物を移築したもの。日米交流を記念した灯篭など、ほかにも歴史を刻んでいるものが点在している。

春には枝ぶりの良い見事な桜がこんもりと咲く。松やツツジ、秋の紅葉も剪定が行き届いて美しい。日本に居るような気がするほど、自然に溢れる日本らしい庭園である。桜のシーズンは例年3月から4月。

公共バスでも訪れることができる。市内の主要スポットからの行き方がホームページに記載されている。日本庭園があるゴールデン・ゲート・パークには、噴水や野外音楽堂、デ・ヤング美術館、水族館やプラネタリウムの入っているカリフォルニア科学アカデミー、植物園など、見所がたくさん。パーク内を巡回している無料のシャトルバスやレンタサイクルなどで回ることができる。

The Japanese Tea Garden 

http://japaneseteagardensf.com/
75 Hagiwara Tea Garden Dr, San Francisco, CA 94118
*参考文献:外につくられた日本庭園の系譜 www.nodaigarden.jp, Wikipedia

 

デスバレー 北米で最も低く暑い場所

デスバレー 北米で最も低く暑い場所 4

弊紙1月号で北米で一番美しい街とも称されるサンタバーバラを紹介したが、今回は、アラスカを除いたアメリカ本土で最も大きな国立公園であるデスバレーを紹介。総面積は1万3千平方キロメートル強、と、長野県とほぼ同じ、東京都の6倍以上の面積にあたるというから想像を絶する。

デスバレーは1913年7月10日に、当時の観測史上で世界最高気温となる56.7℃が記録されているほどの灼熱の地であり、アメリカで最も乾燥した場所である。また、海抜マイナス86mという北米大陸で最も低い場所が存在する。巨大な砂丘があり、海面より低い塩原がある一方で3千メートル以上の山もある、という、極端で壮大なスケールを目にできる地なのである。「死の谷」という名であり、荒涼たる風景も広がる一方、意外にも緑豊かなエリアもあるが、ここならではの必見観光ポイントを列挙したい。

バッドウォーター・ベースン

北米の最低地点にあり、塩水湖が干上がって出来た広大な塩原と塩水だまりが広がっているデスバレーを代表するポイント。駐車場の近くまで塩原が在るが、(稀なる雨が降ると変わるのかも知れないが)正直、かなり黒く薄汚れて見えた。道なき道(観光客が踏み固めた歩道が何となく在る)で奥まで行くと、より白い輝く塩原を目にすることができる。

駐車場からハイウェイの逆側にそびえる岩山の中腹あたり、86メートル上に、「sea level」のサインが見え、不思議な感覚に陥った。

絶景スポット ~ザブリスキーポイント

眺望のよいスポットは2か所。その一つゴールデンキャニオンにはハイキングで行くしかないが、ザブリスキーポイントは駐車場から100mほどの舗装トレイルを歩いた高台で、壮大な景色を見渡せる。周辺には、含まれている鉱物の違いによって、黄色、ベージュ、クリームと色とりどりのしま模様の渓谷が見られる。日没時にはさらに輝きを増す。

バッドウォーターの近くから入り込むアーティストドライブでは、藤色やピンク、緑系など、さらに豊かな色彩が楽しめる。 

悪魔のゴルフコース Devil’s Golf Course

ゴルフコース?!と思いきや、コースがあるわけではなく、岩塩がごろごろと転がった荒涼たる場所。「こんな所でゴルフをするのは悪魔くらいだろう」という命名だという話。

メスキートフラット砂丘

高さ30メートルのメスキートフラット砂丘はデスバレーで最も高い砂丘ではないが(最も高いユリーカ砂丘に行くには四輪駆動車が必要)、アクセスしやすい場所にあり、必見ポイント。砂は常に動いているので砂丘には標識のあるトレイルは無い。駐車場からどこまで歩き回るかは自由。遠方の高い峰を目指して歩き、引き返す人が多い。陰影が出て美しい時間帯は日の出の直前と日没前後だということ。ガラガラヘビに注意の看板が立っていた。

デスバレーは数々の映画の撮影場所として古くは西部劇やSF映画などに度々登場している。ここの砂丘では『未知との遭遇』の冒頭の砂嵐のシーン、『スター・ウォーズ エピソード4』でR2D2が彷徨うシーンが撮影されたという。前述したバッドウォーターの景色も

『スター・ウォーズ エピソード4』で主人公らが宇宙港を見下ろすシーンに使われている。非地球的な景観に出会える地なのだ。

採掘所跡

1994年に国立公園に指定される前、この地域は採鉱で栄えていた時期もあった。一時的にはゴールドラッシュもあり、町ができたこともあったという。硼砂(ホウ酸塩鉱物)の採掘は長い期間続いた。その跡が一部残っている。

午後のお茶会

午後のお茶会 3

文・写真:YOSHIDA

“Under certain circumstances, there are few hours in life more agreeable than the hour dedicated to the ceremony known as afternoon tea.”

Henry James (1843-1916)  アメリカ生まれ イギリスで活躍した作家

「ハイティー/ high tea」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。ここアメリカでは英国式の「アフタヌーンティー/ afternoon tea」の内容をさす。

そもそもアフタヌーンティーとは、1845年頃、イギリス女王陛下の元女官が始めた毎日の習慣だと言われている。7代目ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアだ。当時の貴族の生活は、夜の社交的なディナーが観劇や音楽会のあとで21時と遅くなりがち。空腹しのぎのため夕方15時頃から紅茶とバターつきのパンを自室で食していた。ほどなくして彼女は友人や客人たちと応接室でお茶とお菓子を楽しむようになり、これが「女性の社交の場」として定着していった。

さて、ハイティーという言葉であるが、イギリスではアフタヌーンティーが貴族発祥であるのに対し、ハイティーは絶対禁酒運動が盛んな時代の労働者階級発祥のものである。時間帯も夜18時頃から。すなわちそれは「夕食」をも意味し、パンやお菓子だけでなく、お肉やパスタなどをお酒ではなく紅茶とともにいただく。語源はこの時間帯に使用するテーブルが、アフタヌーンティーのローテーブルに対しダイニングテーブルなので背が高い、メニューのカロリーが高い、など諸説はいろいろとあるが、アフタヌーンティーとハイティーは全く別物である。

本来の言語としては意味が異なるということはぜひ理解して頂きたい。が、これから紹介するメトロデトロイトのティールームはハイティーという呼称。内容は、アフタヌーンティーである。

■Sweet Afton Tea Room (Plymouth)

当時の英国貴族たちはこのような空間でtea timeを過ごしていたのだろうか。テーブルウェアも壁紙も絨毯もぜんぶこだわりのお花柄(というか、主に薔薇)。シャンデリアの傘にティーカップ&ソーサーが使われておりそのアイデアに大きな拍手を送りたい。バスルームもぬかりなく。とにかく徹底している。このときサーブしてくださった店員はフレンドリーな方で、「あらあなたのティーカップ地味ね、もっとcuteなの持ってくるわ!」と別のものを持ってきてくれたほど。この時間を心ゆくまで楽しんでねという心遣いを感じることができた。

特徴は、各スイーツのテイストを選ぶことができること。メニュー表を渡されるが、これがまた悩みに悩む。サンドイッチは2種類、スコーン1種類、ミニタルトを2種類、これにキッシュがつく。なかなかのボリューム。ドリンクは数種類の中から1つ選ぶことができ、ポットでサーブしてくれる。もちろんデカフェも選ぶことができる。人気店で常にテーブルはオシャレした女性客でいっぱいの状態。

■Mad Hatter Bistro (Birmingham)

おしゃれスポット・バーミンガム!不思議の国のアリスをテーマにしたお店とのことで、内装は黒ベースでちょっとミステリアス。地下につながる階段は歪んだ時計がデザインされた壁紙で異空間への誘いをイメージしたものだろうか。バーカウンターがあり夜はディナーとお酒を楽しむことができる。男性も気兼ねなく入ることができる空間だ。

特徴は、各スイーツwith bottomless tea! 紅茶を何杯でも違うテイストを楽しむことができる。紅茶はNYで有名なHarney & Sons。全18種うちデカフェ6種。ティーパックを持ってきてくれる。カップに贅沢に一杯分のお湯が注がれる。

スイーツメニューはあらかじめ決まっており、サンドイッチにカリカリの香ばしいスコーン2個、ミニタルトやケーキに新鮮なフルーツが色とりどり。途中、パティシエが私たちのテーブルまで挨拶にきてくれた。特筆すべき点はスコーンに添えられているクリームたち。

レモンカードはハーブの香りでさっぱり、クロテッドクリームはバターの香りが高くふわふわでパティシエオリジナル。※予約の際にクレジットカードナンバーが必要になるので注意。

■TeaHaus (Ann Arbor)

学生にも人気の喫茶店。そして厳選された茶葉が購入できるお店。テーブル&チェア、ティールームは黒、ティーカップ&ソーサーなどテーブルウェアは白で統一されたシンプルでモダンな空間。女性だけでなく男子学生や小さいこども連れのおかあさんの姿もあり、テーブルは満席状態が長く続いていた。

特徴は、なんといっても170種以上にも及ぶリーフティの飲み放題!紅茶の専門店ならではのうれしい内容だ。好みでなければすぐに違うテイストをオーダーすることができる。ホットだけでなく、アイスティーもつくってくれる。ブラックティーだけでなくイエローティやホワイトティー、中国茶も扱っており、飲み比べが本当に楽しい。ティーカップが白色なのでお茶の違いが視覚的にも分かりやすいのだ。気に入ったテイストが見つかればぜひお土産にどうぞ。

スイーツメニューはこだわりの品々。最初にスープがでてくるところも他ではあまり見られない。4種の創作サンドイッチ・バケットに2種の存在感たっぷりのスコーン。大きなフレンチマカロンにも驚いた。パティシエ手作りで季節に合わせたフレーバーもある。※予約しておくとお得価格で楽しむことができる。

■The English Tea Garden (West Bloomfield)

ハガティロード沿いの小さなモールの中にあるお店。外見からはそこがティールームとは分かりづらい。内装はオーナーが仕上げたというカントリー調の壁画。グリーンを基調としたフォトジェニックな仕上がりになっている。

こちらでもハイティーをいただく事ができるが、おすすめはスコーン!ぜひ一度口にして頂きたい。まず、スコーンにしてはなかなかの大きさ。全体的にふわふわしていて食べ応えも抜群。スコーン特融のボソボソ感はあまり感じられない。イングランド出身の方がお店でスコーンを焼かれるとのこと。5~6種類のテイストがクリアケースに入れられて販売されており、持ち帰ることもできる。オーナーもフレンドリーな方でゆっくりすることができる。

ほかにもピンクとお花柄でとっても可愛らしい空間を作り出しているTonia’s Victorian

Rose (Rochester)や、隣国カナダのWindsorでもハイティーを楽しむことができる。

Windsor中心地にあるTeacups & Crownsでは調度品も豪華で棚から自分の好きなティーカップを選ぶことができる。テーブルウェアマニアにはたまらないサービスだ。

最後に・・予約方法。ハイティーを楽しみたい!という方は、予約してください。基本、前日までに電話予約が必要である。英語に抵抗がある方でも大丈夫。「ハイティーしたいです」から始まって、日にち、スタート時間、人数、予約者の名前、電話番号、で終了!

たまたまオーナーやパティシエがおり、且つ食材もあるーなんていう幸運が重なれば、当日オーダーできちゃったりもするが、私はこれでハイティーを逃したこともある。せっかく英国文化があるアメリカに居るのだから。優雅なお茶の文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

■英国式マナー

アフタヌーンティーは癒しの贅沢空間で「ご自由に楽しくお召し上がりください」という場ではあるが、本来は3段のティースタンドの下層からいただく。サンドイッチ、スコーン、スイーツの順。平たく言えば、塩気のあるものから始まり、甘いもので締めるという順番。

サンドイッチは一口サイズならばそのまま手でつまんでOK。大きな場合は自分のお皿でカットしてからフォークでいただく。スコーンは厚みを半分に切ってから。ジャムなどは自分のお皿に取り分けること。

もうひとつ正式なマナーとして、机が「ローテーブル」であるとき。お茶をいただく際は、膝にティーナプキンをひろげ、ソーサーごとティーカップをのせる。そして胸元までソーサーを持ち上げ、カップを口元に運ぶ。お菓子をいただくときも同様にすること。

■アイスティー

アイスティーは実はアメリカで偶然生まれたものである。1904年ミズーリ州セントルイスの世界万国博覧会。イギリス人のリチャード・ブレチンデン氏はインドの紅茶の試飲営業を展開していたが、この日は気温が高く蒸し暑い。お客様はアツアツの紅茶に見向きもしない。たまたまブース近くで氷を扱っていたのを見てひらめき!すぐさま購入。アイスピックを借りて氷を細かく砕き、熱い紅茶の中にいれる。なんて涼しげな飲み物だろうか。これが注目を浴び、たちまち人気となったという。

ちなみに紅茶の伝統国であるイギリスでは紅茶は温かい飲み物だという認識が強く、アイスティーの需要は少ないそうだ。

Santa Barbara, CA

Santa Barbara, CA 3

北米で一番美しい街、宝石のような街とさえいわれるサンタバーバラ

Santa Barbaraはロスアンジェルスの北西、大西洋岸のサンタイネス山脈というなだらかな丘陵にかこまれた、カルフォルニア有数のビーチリゾートだ。白壁にテラコッタ(オレンジ色っぽいレンガ)屋根の南スペイン風な家や店が立ち並んでいる。

観光スポットやレストラン、ショップはダウンタウンの目貫通りState St.周辺に集まっている。こじんまりとしたダウンタウンで、ビーチから徒歩20分程度。ビーチにはワーフやハーバーなど、海辺らしい爽快な景色があり、目抜き通りは高級ブランドショップも多い洒落た雰囲気があり、優雅な、大人の街という感じ。

街の美しさの理由は、悲しいかな1925年に起きた地震でかなりの建物が崩壊し、復興にあたって「街の建物をスペインのアンダルシア風に統一する」という計画を市が推進し、さらには建物階数、屋根と壁の色などに規制を設けたためだという。自然と調和しつつ、洗練された、テーマパークかのような統一感のある街が誕生し、今に至っている。北米一かどうかの判断はしかねるが、美しい街であるのは確か。

観光スポットをざっと見るだけならば1,2時間で回れるサイズの街だが、周辺にはデンマーク系の街やワイナリーもあり、余裕があれば1泊したいところ。

ロスアンゼルス空港から100マイルほどの距離で、観光ブックには「L.A.から車でわずか2時間」と記載されていたが、ロスアンゼルス周辺の渋滞は相当なもので、途中の道路も主要ハイウェイは1本であるため混みがちで、夕方の帰路は3時間以上かかってしまった。

サンタバーバラ観光は歩いても回ることができ、トロリーやシャトルも運行しているので、

アムトラックやバスで訪れるのも一案。

観光案内所はビーチ近くにあり、ダウンタウンの目貫通り寄りに位置するアムトラック駅との間には開放的なレストランや気取らないショップが点在していて、ダウンタウンとは別のリラックスした雰囲気が感じられる。海岸線にはパームツリーが並び、行楽地ムードの強いサンタモニカのビーチとは違う良さがある。

おもな見どころ

ステート・ストリート  State St.

西海岸最古の桟橋スターンズ・ワーフに繋がる メインストリートがステート通り。街路樹と花が美しい通りに沿って、お洒落なレストラン、高級ブランドショップ、センスの良いブティックなどが軒を並べている。

サンタバーバラ郡裁判所

Santa Barbara County Courthouse

1929年の建造以来、郡裁判所として使用されている。街の中心地プレシディオから北に2ブロックのところにある。内部見学も可能。ひときわ目立つ白い時計台はダウンタウンで一番高く、街並みを展望することができる。

オールド・ミッション・サンタバーバラ

Old Mission Santa Barbara

スペインのミッションによって建てられた200年以上続くこの教会は2つの鐘楼を持つ巨大なもので、今なお現役。サンタバーバラの町から山に向かって登ったところにある。一帯がヒストリカルパークとして保存されている。

サンタバーバラ・ハーバー

サンタバーバラ・ハーバーには、クラムチャウダーやフィッシュ&チップなどのシーフードが美味しいレストランがある。ハーバー前のMaritime Museumでは、この地と海の歴史を知ることができる。

その他

セグウェイのレンタルのほか、ビーチでのバドルボートなどのレンタル、サーフィンクラスなど、ウォーターアクティビティーのビジネスも充実している。ホエールウォッチング、周辺のワイナリーやワインセラーを巡るツアーもある。

 

寒い冬です 鍋が格別に美味しい季節です! ~ レストランの鍋メニュー

寒い冬です 鍋が格別に美味しい季節です! ~ レストランの鍋メニュー 1

 

氷点下の日が続き、「ミシガンは寒い~!」と毎年思っているが、今年は恐ろしいほど特別に寒い!!まだしばらくは厳しい寒さが続くに違いないミシガンの冬。今回は体の芯まで温まる鍋メニューをレポートしました。

自宅で食べる“我が家の鍋”も良いけれど、レストランの鍋料理は別格!自分では手に入れにくい具材やその質と新鮮さが魅力。揃えるのは大変なほど、たくさんの種類の具が入っている鍋メニューにも出会えた。もちろん、ベースとなるダシ(出汁)もシェフの技や素材の質が出ている。

心と体をポカポカにしてくれる鍋料理で長い冬を乗り切りたい!

 居酒屋三平(Canton)

「三平に行ったら鴨鍋!」という人が多いほど。ほとんどのグループ客が鴨鍋をつついていることもある。「冬場に限らず人気です。」と日本人ウエイトレスが話す。同店の看板メニューといえる人気のこの鍋ものは、オーナーが代わる前からの秘伝の割した(スープ)を継承しているオリジナルレシピ。ディナ―メニューのみに入っているが、ランチタイムでも注文が可能。実際にランチ時に食べている人たちをかなり見かける。以前、地元の肉屋で鴨肉を入手して鍋にしたことがあるが、このお店の味やコクは全く出なかった。

注文は二人前からだが、夜には一品物のメニューとして一人前(アパタイザー)サイズがある。こちらは煮込んで出来上がった状態でミニ鉄鍋で供される。

他にも、すき焼き、しゃぶしゃぶ、寄せ鍋(海鮮鍋)がある。寄せ鍋は冬限定。毎週新鮮な魚介を取り寄せている同店ならではの新鮮さが売り。どの鍋も量が多いことに定評がある。鍋類のセット材料(下の写真)のテイクアウトにも応じている。

鴨鍋の他、若鳥の水炊きと湯豆腐、そして冬限定で寄せ鍋も1人前のメニューにある。1人前はディナータイムのみとなっている。テイクアウトもできる。

居酒屋と謳っているだけあり、つまみの種類が多い。「『今日のおすすめ』や、その日の特別メニューもいろいろあります。お酒も各種取り揃えています。ぜひお楽しみください!」

Izakaya Sanpei
43327 Joy Road, Canton MI 48187
Tel: 734-416-9605
*ナショナルホリデーのみ閉店

Oishi(Novi)

日本の麺類(ラーメン、うどん)から寿司、各種つまみなど豊富なメニューを提供しているOishi。寄せ鍋、鴨鍋もあるが、同店が誇る鍋料理が“すき焼き”と“しゃぶしゃぶ”。どちらも、プライムという、高級ステーキハウスが使っているレベルの最高級肉が使われている。一般的なスーパーに置かれている肉とは色つやが違う。もちろん味も柔らかさも抜群。「当店の自慢です。召し上がったお客様から好評いただいています」とのこと。浅めの小ぶりな鉄鍋で少しずつ、、。上品な供し方が高級肉の美味しさを生かしている。

日本人マネージャーは「鍋にもよく合う日本酒や焼酎、日本やアメリカのビールを各種取り揃えています。ワインも豊富にあります。」「ぜひ接待にもご利用ください。メニューのお手伝いもできます。」と話している。お酒類の種類の多さとセレクションの豊富さは定評。

セクションがいくつかに分かれている店内構造なので、30人強のプライベートパーティーも可能。様ざまなシチュエーションに利用できるレストランである。

同店では、ほとんどのテーブルにモダンな電気調理器(IHクッキングヒーター)が備えつけられている。薄型なので、鍋からの取り分けがしやすく、邪魔感が少ないのが嬉しい。

鍋類はいずれも二人前からのオーダー。ランチメニューのリストには載っていないが、ランチのラッシュ時を過ぎれば注文を受けてくれる。「1時以降にはゆっくりと召し上がって頂けます」とのこと。

Oishi
43155 Main St #203, Novi, MI 48375
Tel: 248-380-1600
*月曜日閉店

O’sushi Novi Korean BBQ & Japanese Cuisine (Novi) 

寿司、ラーメンや丼も提供しているO’sushiレストランでは、日本の鍋ものは無いが、韓国の鍋もの(英語で Hot Pot)がある。多くの日本人客に喜こばれているという鍋メニューが韓国風“モツ鍋”。アメリカ人にも好評だという“ミリタリー鍋”はスパイシーなスープにハムやホットドッグ、キムチ、ラーメン麺などが入ったフュージョン料理。

そして「この辺りでこれが食べられるのは、おそらくは当店だけ」とオーナーが挙げたのが“ヤギ鍋”。韓国本国でも手に入りにくい貴重なものとの話。

“ブルコギとタコの鍋”はポピュラーな韓国料理の一品。イイダコのような小ぶりのタコが入っていて、日本でも人気があるようだ。

見た目も味もリッチなのが海鮮鍋で、具材はロブスターをはじめ、魚介がたっぷり!

ワタリガニ、エビ、イカ、タラ、貝の他、シラコ、タラコがわんさか入っている。白菜と春菊、大根、豆もやしも入っていてヘルシー。キムチ鍋ではなく、ややスパイシーで、スンドゥブに近い味だ。魚介類が新鮮、かつ、そのスープの味のお陰もあるのだろう魚介独特の臭みが感じられない。シラコやカラス貝が苦手な人でも大丈夫かもしれない。そして、韓国餅とうどんが魚介のうまみをたっぷりと吸い込んで、味わい深い。

上記の鍋メニューはどれも3~4人向きのサイズで、平たい大鍋で出てくる。二人分の注文も受けてくれるとのこと。ディナーメニューにのみ載っているが、ランチタイムでも可能(同料金)。鍋物にもキムチなどのサイドディッシュ(日替わり)が付くのが嬉しい。

キムチチゲやユッケジャン、カルビタンなどはスープメニューではあるが、具沢山で、食べ応えのある一品物鍋感覚の汁物だ。スンドゥブは海鮮のほかにモツもある。

O’Sushi
41563 W. 10mile Rd., Novi, Mi 48375
Tel: 248-344-1100
*月曜日閉店

ハリウッド(CA,USA)、オーランド(FL,USA)、大阪(日本) ユニバーサル・スタジオ比較

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ハリウッド(CA,USA)、オーランド(FL,USA)、大阪(日本) ユニバーサル・スタジオ比較 1

USF-2期せずして、というか、誘われるままに、今年、3カ所のユニバーサルスタジオを訪れたので、印象と主観が入った感想文のような紹介を書かさせていただきます。半年経って、もう消えたアトラクションもあるので、情報は既に古いかもしれませんが、ご了承のほど願います。 *文中、ハリウッド:USH、オーランド:USF、大阪:USJを使って記載。

USH_2ハリウッド(USH)は当初、ユニバーサル・スタジオの本物のサウンドステージやセット見学ツアーを提供するために創設された映画スタジオ&テーマパーク。かつてはスタジオや制作現場をトラムで移動して見学するコースがUSHの軸で、トラムを降りて歩いて特殊効果などのスタジオを見学する部分があり、特に映画ファンにはたまらない舞台裏ツアーであった。今もUSHの目玉アトラクション‘Studio Tour’として存在しているが、トラムに乗りっぱなしで建物にも入る。以前同様に『ジョーズ』の村、『Big Fat Liar』の洪水シーン、西部劇セットも見れるが、アトラクション的なデジタル効果体験やスリルライド的な部分が増えた。とはいえ、今も撮影に使われている野外セットが一目でも見れるのはこのパークならでは!ニューヨークの街並みなどはUSJにもUSFにもあるが、ツアーでは、ガイドがどのスタジオでどの作品が撮影されたかを説明したり、ビデオでその映画が映し出されたりするので、臨場感と感激が増す。撮影の都合なのか、日によってコースやショーは変わる。席が右側か左側かで見やすさが異なるので要工夫(指示されてしまうのだけれど)。左側だと洪水シーン、『宇宙戦争(War of the Worlds)』の飛行機墜落現場、『The Fast and Furious』のショーが見やすい。『キングコング』はどちら側でも大迫力。

USH_ (1)Studio Tour以外も、ステージイベントやスタントの実演がハイテク化傾向で、テーマパークの要素が強い。構造的には、アッパー・ロット (Upper Lot) とロウアー・ロット (Lower Lot) という高さの違う2つのエリアに分かれていて、エスカレーターでつながっている。

他のユニバーサル・スタジオには無いお勧めが‘WaterWorld’! ヒット映画『ウォーターワールド』をモチーフにしたショーで、本格的セットとハイレベルなスタント、水と爆発などのエフェクトが半端なく見もの。

ハリー・ポッターエリアについては、最後にまとめて別記するが、USHは他のアトラクションや建物が見えてしまうので世界観に欠ける印象。撮影スタジオの雰囲気と思えば、それもここならではと言えようか。狭いがゆえのごちゃごちゃ感も魅了の一つだという気がする。入り口を含むアッパー・ロットは高台なのでハリウッドや街の展望が良いのも魅力。

オーランド(USF)は映画の撮影スタジオの表と裏を見せることをテーマにしたUSHとは異なり、最初からテーマパークとして設計されているため、各エリアごとに世界観がしっかりと創られている。他との最たる違いは、ユニバーサル・スタジオに隣接して‘アイランズ・オブ・アドベンチャー(略称IOA)’があること。「ユニバーサル・スタジオ比較」なのに、フロリダについては2つのパーク包括ではフェアではないが、USHやUSJにある『ジュラシック・パーク』などのアトラクションがIOAにあったりするので、合わせて紹介したい。ハリー・ポッターエリアに関してもUSH やUSJにある城やホグズミード村はIOAにある。ちなみにUSFだけで、日本のUSJのパーク面積の3倍以上あるということ。好みや関心に合わせて取捨選択、よく計画をたてないと一つのパークだけでさえ1日では見きれない。

「ハリウッド」、「ニューヨーク」のエリアはUSJ同様にあるが、USFの「サンフランシスコ・エリア」はクローズ。そして、USH、USJのどちらにも無い人気エリアがハリー・ポッターの「ロンドン/ダイアゴン横丁」。ファンには待望の一画になっている。グリンゴッツ魔法銀行は、トロッコのライド・アトラクションがメインだが、内装セットも整っていて並んでいる間も楽しめる。アトラクションでもあるホグワーツ特急ライドはUSFとIOAの間を走っていて、乗車には共通入場券が必要。車窓には、往復で違ったシーンが映し出されるので、ファンであれば両方乗ることをオススメ。内容は明かさないが、映画のストーリーそのものではない。

USF_3IOAには、マーベル・コミックのキャラクターのエリア(マーベル・スーパー・ヒーロー・アイランド)、絵本作家ドクター・スースの作品をテーマにしたエリア(スース・ランディング)、ポパイなどのキャラクターのエリア(トゥーン・ラグーン)がある。他にも遺跡ツアーという設定の「Poseidon’s Fury」など他のパークには無いアトラクションがいくつもある。USHにもあるシンプソンズ関連のもの同様、ドクター・スースはアメリカ人にとっては幼児から大人までが親しんでいるキャラクターで、その世界をカラフルに入念に実現させているのだが、日本人にとってはそこまで馴染みがないため、面白みに欠けるかもしれない。マーベル・コミック系も関心の分かれるところだろう。とにかく広大でアトラクションが多い。忙しく乗り物制覇を試みるより、広さに余裕があればこその、徹底した世界観を味わいたいもの。

USJ大阪(USJ)にはこの春(2017年4月)初めて訪れた。ハリウッドUSHはほぼ30年ぶりに2回目。オーランドUSFは近年3回を含み6回行ったが、日本のUSJが今になって初めて来園となったのは、「本場を見ているから・・・」という理由であったが、「ショーなどを日本語で聴いてみたい」という思いはずっとあり、「このごろのUSJは変わった!」という話を度々耳にするようになり、興味津々足を運んだ。他とは大きく違い、期待以上の良さがあった。

USJで入場前に悩んだのは、どのようなチケットを買うか。エクスプレスなどの追加の選択が多すぎて、直前まで決まらない。(バースデー割引で購入しようとしたので、オンラインでは不可。)やっと決めていざ購入内容を伝えたら、「(シアター系アトラクションを)何時のにしますか?」と尋ねられ、制限が多すぎると動きが取りにくくなるため、同行者と相談の上、種類を変更。チケット売り場の長蛇の列がなかなか進まなかった理由が分かった。

さて、中身。USJは全体にきれい。スタッフの対応がにこやかで、さすが日本。

USJ-2予備知識はあったが、サンリオのキティのキャラクターグッズ(USJのはオリジナルと少し違う)が目につき、専門のストアーまであって(嫌いではないし、可愛いが)違和感がある。さらに、カリフォルニアでは別のテーマパークがある‘スヌーピー’のエリアに足を踏み入れた途端、「ユニバーサルスタジオにいる気がしない」と思ってしまった。とはいえ、スヌーピー系の外装も内装も癒しカラーや凝った飾りつけで、見た目、大いに楽しめた。

USFでは消滅してしまったジョーズのボートライド・アトラクションが残っていることに感激!懐かしい。日本語での生ガイドがアナログで嬉しい!

一時は低迷だったUSJは様々な工夫で来園者を増やす試みをしたそうだが、青年や大人層増加に効したのが人気アニメやゲームをモチーフにしたことと言われている。春には、世界的に人気を博した『進撃の巨人』そして『ゴジラ』のオリジナル4D映画があったが既に消え、『ファイナルファンタジー』『名探偵コナン』のアトラクションが登場している。入れ替えが早い結果、リピーターや異なる趣向の客が望めるのだろう。そのうち、レディーや中高年好みのモチーフのものが増えるかも?

USH_Potter◇「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」3カ所のパーク

(*オーランドではIOA)で共通のもの

USF-1映画『ハリー・ポッター』の世界をかなり忠実に再現したエリア。映画と同じ美術スタッフが監修・設計を行なったそうで、映画に登場するホグワーツ城(魔法学校)、ホグズミード村やオリバンダーの店(杖専門店)などが実際にあり、かなり凝った仕上がりになっている。レストランやパブも映画セットさながら。映画に登場したお菓子~蛙チョコレートや百味ビーンズ、いたずらグッズが商品として並んでいる。魔法用品店では映画で使われた小道具のコピーが陳列され、お土産として購入できる。街並みや店などの創りも取り扱い品も3カ所とも酷似している。トイレもぜひお試しあれ!以下のライドも共通。Harry potter and the Fordidden Journy(城の中のライド)、Flight of the Hippogliff(ジェットコースター)。

アイスランド 旅の魅力

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アイスランド 旅の魅力 1

IMG_0177先月号で紹介した「オーロラ鑑賞」に続いて、アイスランドの観光地を紹介する前に、旅行に関係のある 基本情報を列挙

・平和度指数は世界一!

研究機関「経済平和研究所」による「世界平和度指数」で2011年度から連続6回第1位を獲得している。平和度=安全度ではないが、治安の良い旅行先として評価されている。

IMG_0202・言葉・通貨

アイスランド語があるが、町なかや観光地では英語がほぼ問題なく通じる。但し、アイスランド語には独自のアルファベットがあり、地名は読めないことも。自身で動き回る場合は、事前に日本語での地図を用意したりカタカナ読みを知っておくと、尋ねるときに有用。

通貨はアイスランドクローナISKだが、多くの店やレストランで、ドル換算した金額表示をするレジ、クレジットマシーンがあった。レポーターが乗ったタクシーでもクレジットカードが使えた。観光地ではドル(札)を受け取る店も多いが、お釣りはクローナになる。

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著作権:Guide to Iceland

・交通・運転

鉄道や地下鉄はない。レイキャビク周辺はバス路線が発達し庶民の足になっているが、運行本数は多くない。長距離バスもあるが観光地には行かないため、ツアーバスやレンタカーを利用する必要がある。タクシーは高め。米国と同じ右車線なので、米国で運転に慣れている者には楽。日本のブログでは「ラウンドアバウトという円形交差点が多くて怖い」と書いてあったが、ミシガンでも近年増えているので、(苦手でも)それほどの脅威ではないだろう。距離・速度表示はキロメーター。

・特産の食べ物

厳しい気候のため農作物の種類は少なく、羊を中心とした酪農が中心。一方、豊かな海に囲まれているため漁業が盛んで海産物が豊富。ちなみに食事代、アルコールは高い!

以下、特徴的な食材をいくつか紹介。

◇スキールという、ヨーグルト状のチーズ。宿の朝食バフェにも出たポピュラーなもの。

◇ラム(子羊)肉。夏の間放牧され、ミネラルをたっぷり含んだ草を食べて育ったラムは、臭みがなく豊かな味。シチューも思いのほか食べやすかった。ラムの燻製は伝統料理。

◇サーモンは、柔らかいスモーク・サーモンからジャーキーに近いものまで、種類豊富。

◇マスの燻製、サメなどが変わり種。(食していないので、コメント無し)

◇キノコ類は特産ではないが、厳しい気候の肥沃な土地で育ったゆえか、風味が抜群。

☆他にも、清らかな自然環境で育てられ収穫されたピュアな食材が多く使われていた。

◇チョコレートはポピュラーなお土産の品。牛乳の違いなのか、概してなめらかでリッチ。

DSC_7458アイスランドの自然・観光地

アイスランドは映画やテレビ番組の中で、地球外惑星でのシーンの撮影によく使われるというほど、独特な景観がある。黒い溶岩平地、苔むす台地、氷河の洞窟などなど。

アイスランドの森は非常に小さく、荒れ地や草原のような景色が広がっている。初めから木々が無かったのではなく、ここに住み着いた祖先・バイキングたちが家づくりや燃料用に伐採をしすぎたために森が縮小したということ。近年森を広げる努力を国ぐるみで進めているものの、容易ではないそうだ。資源が少ないこともあり、エコ先進国でもある。

IMG_0434火山帯ならではの自然が多いのは日本同様。あちらこちらで地熱から発生する湯けむりを目にする。吹き上がる間欠泉もあり、温泉(観光用はプール仕様)もある。

ポピュラーな見どころをいくつか紹介する。

首都レイキャビックのダウンタウンはこじんまりとしていて、素朴で可愛らしい家や店が並んでいる。奥はハットルグリムス教会。

①最もポピュラーな見どころ「ゴールデンサークル」~レイキャビックから一日コース

グトルフォス(滝)、ゲイシール(間欠泉)、シンクヴェトリル国立公園、3つの観光地を合わせて「ゴールデンサークル」と呼ばれている。雪の無い季節ならレンタカー(四輪駆動がベター)でも行けるが、地質や歴史などの説明が得られるツアーをお勧めしたい。日本語ガイド付きではない現地ツアーでも、多言語解説(タブレット)を備えているツアーが多い。

DSC_7391・グトルフォス:『黄金の滝』を意味するダイナミックな滝。氷河の溶けた水が流れる川が幅70m、落差30mで豪快に流れ落ちる。冬期は行けない。(下左写真:水煙で見事な虹!)

・ゲイシール(間欠泉):水が地熱により熱せられて沸騰し、蒸気圧によって噴き上げる間欠泉が、アイスランドには多く点在する。最も大きなゲイシールは60mほどの高さまで噴出するそうだが、活動が鈍っているために噴出を見ることは難しいとのこと。ストロックル間欠泉は、30mほどの規模だが、ほぼ5〜6分おきに噴出している。 (下中央の写真)

・シンクヴェトリル国立公園:ユネスコの世界遺産

アイスランドは海嶺が地表に乗り上げている世界でもめずらしい場所。各所で地球の割れ目『ギャウ』を見ることができ、シンクヴェトリル内のものが最大規模。

②温泉ブルーラグーン

世界最大級といわれる屋外温泉施設ブルーラグーンは、ケプラヴィーク国際空港から車で15分ほどのところにある。空港⇔同施設⇔レイキャビックのシャトル(有料)もあり、フライトの前後に寄るのが効率的。隣接の地熱発電所で発電後に残る温泉水を利用するために人工的に造られたもので、広さ約5,000平方メートルと広大。周辺には溶岩台地が広がっていて、青い乳白色の温泉との対比は絶景。ミネラルを含んだお湯は皮膚疾患に効果があり、沈殿物の白い泥も肌に良いそうで、泥の入った壺が設置してある。スパ設備もある。

IMG_0259③南部の海岸と2つの人気の高い滝

南海岸は島で唯一フィヨルドではない海岸が続き、溶岩が砕けた黒い砂のビーチもある。セーリャラントスフォス(滝)は国道1号線から近く、訪れる人が多い落差60mほどの滝。滝の裏側に行くことができ、裏側から滝と海岸を見ることができるということだが、ずぶ濡れ覚悟。冬場は寒いうえに滑りやすく危険。

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著作権:Guide to Iceland

スコゥガフォス(滝)は幅は約25m・落差は約60mと、アイスランドで最大級の規模。滝の上まで登る遊歩道(大半は階段)があり、展望台が設けられている。 (下右の写真)

南部の見どころをめぐる日本語ガイド付きデイツアーもあるが、国道1号線(島を一周するので、リングロードと呼ばれている)は、この辺りまではきれいに舗装されて走りやすいので、レンタカーで日帰りも可能。

しかし、次に記載する南東部へは、レイキャビクから所要十数時間のデイツアーもあるが、

1~2泊のツアーまたはレンタカー+宿泊で、じっくりと散策やアクティビティを楽しみたい。

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著作権:Guide to Iceland

④南東部の氷河や湖

スカフタフェットル国立公園: 火山と氷河といった自然の景観美を一度に見られる。大小の滝がある中でも見どころは柱状の岩の崖から流れ落ちるスヴァルティフォス。

ヴァトナヨークトルはヨーロッパ最大の氷河で、その総面積は約8,100平方メートル。四輪駆動車やスノーモービル、ジープで氷河の上を走るツアーや、氷河の上を歩くトレッキングツアーなど、多くのツアーがある。ヴァトナヨークトル氷河には氷の洞窟があり、神秘的なブルーの世界が絶景。冬季、ツアーのみで訪問可。

ヨークルスアゥルロゥンは、ヴァトナヨークトルの南にあるアイスランド最大の氷河湖。氷河が湖に崩れ落ち、氷山や流氷となって浮かんでいる景観は壮観。水陸両用車に乗って氷河湖を巡るツアーがある。

 

アイスランドで オーロラ鑑賞

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著作権:Guide to Iceland

10月から4月が好時期

初回はオーロラ鑑賞のバスツアー利用をお勧めしたい。光や遮るもののない、美しく見える場所を知りつくしているし、ガイドが情報を交信しあっているのでオーロラに出会える可能性が高い。出現または雲が流れるのを待つ間はバス内で寛いでいても、ガイドが声をかけてくれるのも利点。日本語を含む多国言語のオーディオガイドを備えているツアーが多くあるので、シンプルな英語が理解できれば大丈夫。ツアーの行き先はデータにより、その日に出る活率の高い方面に向かうとのこと。全く見られなかった場合には別の日に無料参加できるツアー会社もある。雲の合間とはいえ少しでも見られると返金は無い。

筆者はといえば、初日に予約したオーロラ鑑賞ツアーは天候条件が悪いためキャンセルされ、次の日に再予約したツアーではあちこちに移動し、帰還時刻を遅くしてくれてかなり粘った挙句、雲の間にちらほらと見えた程度。期待度が上がっていただけに落胆。。。レンタカーで郊外に移動した3夜目にして丘陵の上にたなびくオーロラに遭遇できた!数分のことであったが、やはり大感動もので、心が高鳴った。

各地の先住民たちはオーロラを不吉なものとして捉えたというが、確かに、生きているかのように強弱を変え波打っDSC_7366たり渦を巻いたりする不思議な動きと色の出現には、息をのむ美しい現象に出会えた喜びにあわせて、引き込まれそうな怖さと自然への畏怖を感じさせる凄味があった。

目にはありありと見えたオーロラであったが、残念ながら写真は無い。普通レベルのカメラやiPhone/iPadでは、ごく薄~い霞程度にしか写らなかった。一眼レフを持っていかなかったのが痛恨の極み。

今年(2017年)の年明けごろ、周囲の人たちから、「アイスランドを旅した」という話がいくつも耳に入り、その理由と魅力を探りはじめてすぐに、3月の航空券を手配した。

アイスランドのイメージはその国名の通り、氷=極寒、そして白夜。という程度であったが、オーロラ目的に行く人が多いほどオーロラ鑑賞に向いていて、自然がとても豊かで、オーロラ以外の観光がかなり充実していると知った。火山国であり温泉があることも、温泉の無いミシガンに住む日本人としては魅力。

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そして何よりも、迷うことなく航空券を購入したのはその安さ!WOW airというアイスランドの航空会社で、北米からアイスランドまでなんと$300以下の往復チケットが!(時期によって格差あり)

残念ながらデトロイトからの便は無く、北東部アメリカではボストンとニューヨークから毎日、ピッツバーグ(ペンシルバニア州)からは毎日ではないが飛んでいる。デトロイトから近い所ではカナダのトロントからの直行便がある。筆者は税込み$237でトロントからの往復チケットをゲット!(トロント空港へは友人と車で。)

しかしながら、航空券は安いものの、WOW airは機内持ち込みの(小さいハンドバッグなど以外の)荷物代や座席指定も有料であること、また、アイスランドの飲食費は全般に高いことを記しておく。宿泊料金は時期によってかなりの上下があるが、アイスランド第一の都市(首都)であり観光の拠点でもあるレイキャビクでは、アメリカの大都市並みか、概して外装も内装もシンプルな分、平均的には多少安めといえよう。

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観光・散策スポットが豊富

オーロラが見られなくとも、観光旅行先としての魅力が十分にある。

北大西洋に浮かぶ小さな島:正式名称アイスランド共和国には、手付かずの自然が多く残っている。氷の洞窟や「地球の割れ目」と呼ばれる地形が絶景ポイントであり、滝や間欠泉、氷河がポピュラーな観光ツアースポットであるが、空港の周辺にも広がる溶岩大地の眺めも、日本では見られないもの。温暖さゆえなのであろう、豊かに苔むす溶岩台地が広がる景観は何とも心惹かれる不思議なものであった。

日本語のアイスランド観光情報サイト Guide to Iceland:https://guidetoiceland.is/jaで地理や歴史の概要から観光スポットやツアー案内、運転ガイドやレンタカーの借り方まで詳細に情報を紹介している。弊紙でも別の回で、見どころの詳細や食について経験談をおり交ぜて紹介してゆきたい。

IMG_0491オーロラ鑑賞に適している理由

アイスランドは緯度65度~80度あたりを結ぶオーロラベルトと言われる地域にすっぽりと入っている。首都レイキャビクの北緯は64度。日本の本土最北端の地である宗谷岬が北緯45度と46度の間なので、それよりかなり北に位置するが、暖流と火山活動の影響で比較的温暖であり、最も低い12月の平均気温が-2.8℃。オーロラ鑑賞で名高いイエローナイフやフィンランド北部は-20度から-30度なので、そちらに比べて、極寒に身をさらさずにチャンスを待てるのである。ただ、風が強い日が多く、湿気もあるために(ドライなミシガンより)温度の割に寒く感じる。

全く日が昇らない極夜こそはないものの、冬至頃にはレイキャビクで日の出が10時過ぎ、日の入りが午後2時半。日の出前と日没後に薄暗い時間帯がかなりあるが、それでも暗い時間が長い。つまり、見られる時間帯が広い。また、早い時間帯(夜中前)に出現率が高いのも特徴だという。レイキャビク発の大抵のオーロラ鑑賞ツアーは夜8時から11時ごろに設定されている。10月から4月ごろまでが好時期で、春分の前後が最適だということ。

8月後半に見えることもあるそうだ。

目にした多くの観光PRでは触れていないが、アイスランドは曇りの日が多い。天気がカギを握るといえよう。また、光の弱いオーロラは月光で見づらくなるため、新月時期の方があざやかに見える活率が高くなる。また、絵葉書などの画像をみるかぎり緑色のものが多く、ラップランド(北欧)よりダイナミックさに欠けるようではある。

が、アイスランドならではの台地や山や氷河の上に出るオーロラは格別!

レポートby NM

Michigan Beer Company – Novi, MI

Michigan Beer Company - Novi, MI 5

DSCN5719進化する地元ビールの楽しみ方

文&写真 by ヤマトノオロチ

数多くあるミシガン州のブリューワリー。でも、いざ行ってみて注文して、となるとさすがに躊躇する人も多いことだろう。ブリューワリーにはたいてい10種類以上がラインナップされているし、”Flight”と呼ばれるサンプラーも6種類セットを頼むと、なんだか味も名前もわからなくなってきそう、ということもあるかもしれない。ましてや、グラスの大きさやプライス、支払い、チップは、考えると厄介かもしれない産業が発展しているからか、300もがひしめくので競争が激しくなったのかはさておき、あれこれ悩むことなくミシガンのブリューワリーを自宅で楽しめるおもしろいものを発見した。その名も”Kiosk”。カリフォルニアなどの西海岸の州では既に数年前から見られるが、ミシガンでも流行の兆しか。

DSCN5750食料品スーパーの中にサーバーが設置されていて、その上のスクリーンにラインアップが表示されている。イメージ的にはファーストフード店のドリンクのサーバーのような機械、と思ってもらえると近い。ミシガン南東部では、Clinton Twp.などに数店を展開するVince & Joe’sで導入されている。

一般的なスーパーにもシーズナルの缶入りまたは瓶入りのビールも売られているが、やはりタップから注いだものがいい、と言う人も多い。購入の要領は、Glower(1/2ガロン=64oz) Crowler(32oz)、そしてグラス(16oz)でもリストのビールを購入することができる。

事前に容器を購入しなければならないが、買い物がてらでできる気軽さがいい。

DSCN5749それでもブリューワリーは敷居が高いが、缶や瓶にはない味を楽しみたい、と言う人には「ブリューハウス」をおすすめしよう。スポーツバー・レストラン形式だが、ミシガンのクラフト・ビール30種類を提供するところがある。ノバイのメインストリートにあるMichigan Beer Company。”Restaurant & Beer garden”の名のとおり、ブース主体のフロアーから、屋内だがビアガーデンのような雰囲気の吹き抜けの高い天井が開放感満点のフロアー。バイソンの肉を始めエビもミシガン産、その他の食材もミシガン産というのはオーナーのこだわり。

DSCN5733もちろんGrowlerやCrowlerにKioskと同様、クラフトビールを入れてもらい、購入できる。通常そのブリューワリーごとの容器を購入しほかのところのは使わない、というのが流儀だが、サーバー嬢によるとここでは可能。

Michigan Beer Company

42875 Grand River Ave., Novi, MI

www.mibeerco.com

Kioskもブリューハウスもスーパーの6本入りよりも高め。$13から$22ぐらいと、ばらつきがある。それはちょっと、という人は「Make up your own」、スーパーなどでいろんなビールを6本好きに組み合わせて$9.99、でミシガンビールを味わうことはいかがかな。

ファーマーズ・マーケット情報

ファーマーズ・マーケット情報 3

AA (2)収穫の秋。ファーマーズ・マーケットに秋の野菜や果物、花があふれる時期だ。畑からの収穫物の他、卵や肉、蜂蜜やメープルシロップ、そしてベークド・グッズ(パンやパイ)などのブースが並ぶ。近年のローカル購買意識とオーガニック志向の影響で、ちまたの店でも「安さ優先」から「生産地明記」「良品質」の傾向が顕著。大型チェーンスーパーには並ばないような、手塩をかけた(あるいは不格好な)農作物、オリジナル加工品を多く見かける。シイタケも含むキノコ類もよく見るようになった。スプラウト(発芽直後の植物の新芽)も近頃いろいろな種類が登場し、日本人になじみのあるカイワレ大根をはじめ、ヒマワリ、ブロッコリーのスプラウトにも遭遇した。

秋が深まると、ハロウィーンに向けてパンプキンが加わる。収穫期が終わると閉じる所もあるが、年間開催している所ではクリスマス用のポインセチアなども登場し華やかになる。

今回はデトロイト近郊のポピュラーな4ヶ所を紹介。他所の情報はファーマーズマーケット協会のウェブ(mifma.org)で。

AA (1)アナーバー・ファーマーズ・マーケット  Ann Arbor Farmers Market

出店数はさほど多くないが、材料や製法にこだわった質の高い食品やパン、手の込んだ物を多く目にする。家庭栽培用の椎茸の床を売っていたことも!

・場所:ケリータウン・マーケットに隣接する広場 315 Detroit Street, Ann Arbor, MI

・期間と時間:1月から4月は土曜日の午前8時から午後3時

5月から12月は水曜日と土曜日の午前7時から午後3時

ケリータウン・マーケット(常設)は趣ある古さがある。魚屋の魚介類の新鮮さと質の良さは定評。試飲ができるオリーブオイルとビネガーの専門店や、スパイスショップ、紙の専門店、そして個性的な品揃えのブティックやギフト店など20店舗以上が入っている。

IMG_0142イースタン・マーケット Eastern Market

5つの会場(Shed)を合わせ4.5エーカーの広さは、国内最大級。一年を通して、主に花や野菜・果物の出店が並ぶ。

・期間と時間:人気の土曜市は午前6時から午後4時

6月から9月には火曜と日曜にも開催される。(別時間)

www.easternmarket.com

この一画には常設のファームマーケット、チーズ専門店やレストランも軒を連ねており、暖かい季節には店頭の大グリルで焼いたバーベキューを楽しむ人々で、開放的な雰囲気が溢れる。

IMG_3180ファーミントン・ファーマーズ・マーケット Farmington Farmers Market

ファーミントンのダウンタウンにある広場で収穫期のみ開かれる市場は、規模こそ大きくないが、季節の果物や野菜、花のほか、パン製品、アーティストによる工芸品や写真のプースも混じり、幅広い品揃えを提供している。生演奏、ゲームなどの催しもあり、地元シェフによる料理実演も行われる。

・場所:Riley Park 内Sundquist Pavilionと周辺(River Avenue xGrove St.)

・期間と時間:5月中旬から11月上旬の土曜日、午前9時から午後2時

www.farmingtonfarmersmarket.com

ミシガン州のステートパーク②

ミシガン州のステートパーク② 7

IMG_2158 先月ご紹介したメトロデトロイトの住宅地に近い4カ所に続いて、今回はグンと離れて、U.P.(アッパーペニンスラ)のステートパークの中から紹介。

アッパーペニンスラ(Upper Peninsula)はミシガン州北西部を形成する半島。正式な名称はUpper Peninsula of Michiganだが、単にUpper Peninsula、Upper Michigan、またはU.P.と呼ぶことのほうが多い。アッパーとロウアー(と呼ばれることはあまりない)を隔てるマキナック橋より北を訪れる日本人はあまり多くないが、州内外を問わず、U.P.を愛して止まない人が多い地域だ。森林が広がり、キャンピング、ハンティング、スノーモービル等、アウトドアアクティビティや、ただただのんびりと避暑や脱日常目的で訪れる人が多い。

アッパーペニンスラ(以下U.P.)の北側はスペリオル湖。観光地としては、スペリオル湖とヒューロン湖の間にあるスー・セント・マリーのロック(閘門)の見学やクルーズツアー、そしてスペリオル湖の南岸Pictured Rocks National Lakeshoreの岸壁巡りの遊覧船などがポピュラー。スー・セント・マリーのロックについては、今月号p15「カナダのアガワ渓谷へ列車の旅」の文末で触れているのでそちらもお読みいただければ幸い。

U.P.のステートパークの多くは、キャンプ場の機能を主とした所。湖畔やState Forest:州有林などに、40以上の州のキャンプ場がある。UPに限らず、テント用のサイトのみの所もあれば、電気や下水の利用も可能な施設、ベッドも備えているキャビンなど、設備は様々である。ミシガン・ステートパークのウェブサイトwww.michigandnr.comで事前予約が可能。予約が不要な場所もあるので、事前にご確認を。

弊紙では今回、ステートパーク群のなか、‘Scenic Site’と呼ばれる景勝地や、散策向きな4カ所を紹介。詳細や地図はホームページで。www.michigandnr.com

DSC_7644 Wagner fallsWagner Falls Scenic Site

Pictured Rocks National Lakeshore自然公園へのクルーズ船が出ている町Munisingから2マイル南にある滝。駐車場から0.5マイルほどで滝に行き着くことができる。規模はさほどではないが、木道も含む遊歩道が整備されていて、とても歩きやすく、木々の香りや木漏れ日を楽しみながらの軽い散歩感覚で訪れることができる。サンダルでも問題ない程。滝を臨むデッキもある。

800px-Tahquamenon_falls_upperTahquamenon Falls State Park

ミシシッピー川より東で最大級の滝があるステートパークとの話。とはいえ、幅の割りに落差が少ないせいか、それ程の規模には見えない。滝を見るためだけに足を運ぶとがっかりすると思われる。ハイキングやピクニック、釣りなど、周りの自然を楽しみに行くのが良さそうだ。新旧、雰囲気の異なるキャンピングサイトが充実していて、キャンパーに人気が高い。マキナック橋からM-123で北方へ80マイル程。

IMG_2167Fayette Historic State Park  4785 II Roa d Garden, MI 49835

U.P.の南岸、ミシガン湖に面した小さな半島にあるFayette Historic Townsiteという遺跡を中心とするパーク。1880年代に鉱業関係の会社を中心に栄えた町を文化保護と観光のために修復して残している。かつての作業所跡、ホテルや管理職者の住居、学校、店や集会所などが(内装の復元は施していないが)保存されており、U.P.の産業の歴史が垣間見れると同時に、タイムスリップした気分になり、ゆっくりと時が流れる空間を味わうことができる。主に夏休み時期、この雰囲気と施設を生かした多くのイベントが催される。イベントのスケジュールや開園時間はwww.michigan.gov/fayettetownsiteで。模型などの展示物やギフトショップがある(近代建築の)ビジターセンターがあり、そこを拠点に1マイル以内のトレイルがいくつかある。

Bond Falls Scenic Site 

U.P.の西部、ウィスコンシン州まで20マイル程の所にある景観の良さが人気の滝。滝つぼ側には滝を正面から見ることができるデッキがあり、滝の両側に滝の上流までハイキングトレイルが続いている。左手は自然そのままに林の中を登るコース。右手は途中までは階段も整えられたコースで、手を伸ばすと滝の水に届くほど間際を歩くことができる。

★宿泊情報:キャンプをしない方は、U.P.での宿泊施設は地域と数が限られているので、早目の予約をお勧めする。Pictured Rocks National Lakeshore観光の拠点の町であるMunisingはホテルやインが意外に少ない。そこから40マイルほど西に位置するU.P.最大の都市Marquetteや、ミシガン湖の西北の町Escanabaなどに数多くある。

IMG_2139 Bond fallsちょっと脇道 Canyon FallsというMunisingから西へ100マイルほどにある滝。規模は小さいが、コーラかコーヒーのような水の色が独特。US-41近く。
DSC_7637Pictured Rocks National Lakeshoreの一部を、長いハイキングをしたり、遊覧船に乗ったりしなくても上から眺めることができるポイント、Miners Castle PointのUpper Overlook(崖上の展望デッキ)からの絶景。Munisingから北東へ10マイル程。

紅葉狩りに ~カナダのアガワ渓谷へ列車の旅

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紅葉狩りに ~カナダのアガワ渓谷へ列車の旅 2

IMG_0455レポートbyNM

スペリオール湖の東にあるアガワ渓谷は、ダイナミックなV字谷で知られる自然豊かな場所として知られている。そこには200m近い深さをもつ谷間と、むき出しの岩肌、カナダ南部と北部の植生が混合した深い森が在る。

そのアガワ渓谷行きの日帰りトレインツアーが、遠方からわざわざ訪れる人も多いほど人気がある。夏のさわやかさも素晴らしいが、ひときわ人気が高いのが、カナダの国旗に使われているメープル類をはじめとする多様な木々の紅葉に彩られる秋景色のシーズン。

IMG_0387拠点となるのはカナダのSault Ste Marie:スー・セント・マリー。アメリカ側の同名の都市スー・セント・マリーから国境をまたぐ橋を渡って行き来することができる。ミシガンU.P.(アッパーペニンスラ東部に位置し、フリーウェイI-75の北の終点でもある。

IMG_0513アガワ渓谷へのトレインツアーのルートとなっているアルゴマ・セントラル鉄道は、スー・セント・マリーから470km北のハーストまでをつなぐ鉄道。開通は1914年、と百年以上の歴史があり、北部の鉱物産地から物資や労働者を運ぶことを目的に開かれた。固い岩盤で覆われた丘を超え、険しい谷間を走り抜ける路線の工事には15年の歳月を要したという。

アガワ渓谷はスー・セント・マリーから約180kmの地点にあり、列車は丘の上から谷間へ150m以上の落差を下ったのち、岸壁に囲まれた谷底に到達する。その景観の美しさゆえ、1970年代にツアートレインが組まれるようになったとのこと。乗車は片道約4時間で、停車はアガワ渓谷のみ。道路のアクセスがなく鉄道のみでしか訪れることができない地であることも人気の秘密と言えそうだ。

ダウンタウンにある駅を出て、しばらく町の景色が続いたあと、20分もたつと車窓に大自然が。電車の先頭につけられたカメラのモニター映像を見ることもできる。川岸を走ることも多く、渓谷や湖が出現する。モントリオール川の上40mの高さに架かる湾曲した陸橋はハイライトのひとつ。絶景が左のポスターに使われている。

列車には、ダイニング・カーもあり、出発の1時間前からオープンしており、食事やスナックのほか、ビールやワインなどのアルコールも提供。売店もあり、大きなドーナツが人気を集めていた。

IMG_8156渓谷での停車時間は2時間ほどで、崖上76mにある展望台や滝へのハイキングなどを楽しむことができる。展望台へは300段の階段を昇降することになる。健脚であれば、これに加えて滝へのコースを回っても時間的に余裕がある。駅の周りに点在するピクニックテーブルで食事をしたり、原っぱで寝転んだりして、ゆっくりと過ごしている人々も少なくなかった。鉄道ファンやアウトドア派でなくとも楽しめる旅と言える。

リポーターは平日に乗車したせいか、参加者の9割以上が大人であったが、車内では年齢にかかわらずトランプやボードゲームに興じているグループや家族も多く、また、おしゃべりに花を咲かせている女性陣も多かった。

例年の紅葉は9月末から10月下旬だが、言わずもがな、年によって違いがある。高低差のある行程で、水の影響もあり、場所によって紅葉の進み具合にかなりの幅があるので、割と長い期間楽しめるのが幸い。

乗車した昨年(2016年)9月26日は、麓の町では緑が鮮やかで紅葉には早すぎたかと失望しかけていたが、途中、特に点在する湖岸はかなり紅葉・黄葉が進んでいて、湖に映る色も美しく満足した。ただし、目的地のアガワ渓谷が紅葉のピークかと思いきや、前述したように、谷間に降下するので、期待外れであったことも追記しておこう。それにしても、充分に楽しめる列車旅であった。

IMG_0540運行スケジュール&料金

  • スー・セント・マリー発8:00 帰還18:00ごろ
  • 6月上旬~10月上旬の運行
  • 料金(2017年):6/20~9/15 大人$91.15(+税) 9/16~10/15 大人$109.73(+税)
  • ホームページ:www.agawatrain.com

ツアーの前夜はカナダ側のスー・セント・マリーで泊まることをお勧め。鉄道駅へ歩いていける範囲にいくつかのホテルがある。

IMG_0571ちなみに、カナダとアメリカ、両スー・セント・マリーの間にあるスー・セント・マリー運河はスペリオール湖とヒューロン湖を結ぶセント・マリー川の急流を迂回するため、1798年に造られた運河で、2つの湖には6mほどの水位差があるが、両方向への航行を可能にしている閘門(ロック)が橋のたもとにある。ロック(英語:Lock)とは、2つの門で仕切られた中の水位を増減されることで段差を克服するシステム。大型船も収容するアメリカ側は見学用のプラットフォームもある公園になっていて、観光クルーズも出ており、ミシガンU.P.の観光名所のひとつになっている。

参照 オンタリオ州観光局ウェブサイト www.ontariostyle.com/agawa
カナダ観光局日本語ウェブサイトCANADA THEATRE www.canada.jp

歴史あるRomeo付近の新情報

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文&写真 by ヤマトノオロチ

Romeoはデトロイトから延びる州道M-53にある町。開基は1813年でVillage of Romeoになったのは1838年。もともとはネイティブ・アメリカンの冬季のキャンプ地だった。今回は、8月下旬からのイベントとRomeo周辺のサイダーミルとブリューワリー、イベントの紹介。

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DSCN4908Big Red Farms Ciderhouse
―ミシガン・ナンバーワンのアップルサイダー

Romeoに近づくとM-53は旧道とハイウエイに別れる。旧道を進んだMain Streetを西に進むと”ジェットコースター”のような大きな大きなアップダウンの道になる。そしてBig Red Farms Ciderhouseがある。ビールのブリューワリーがオープン予定、といううわさを聞いて訪れてみたが「オープンはいつになるか、私にもわからないわよ」とそっけないサーバー・レディー。「それよりも、レストランっていうほうに力を入れるみたいよ」、とサイダーミルの隣りの建設中の別棟を教えてくれた。ここのサイダーはミシガン州のアップルサイダーコンテストで1位になった評判のもの。なるほど、甘さとまろみのバランスが素晴らしかった。サイダー・バーもカントリー調。既に新鮮な野菜、農場で採れた野菜類のピックル類は販売中だが、9月からのペッティングファーム、麦わらの山、バウンスハウス(週末のみ)のセットは
DSCN49191/4LbのUピックの袋と農場のワゴンライド付は$8(昨年の参考価格)と、近隣のファームに比べるとかなりお得だ。シーズンの大盛況が予想される。


Big Red Farm

4900 32 Mile Road, Washington, MI 

http://millersbigred.com/


DSCN4940Blake’s Hard Cider Co.
―躍進とビールもリリース!

以前もティスティング・ルーム(ピザなどの軽食あり)を紹介したが、さらに新しいドリンクが登場している。いまや、生産量ではアメリカで第12位というこの家族経営のサイダーミルではビールも造り始めた。8月からストアーでも販売されるApple AleとStrawberry Ale(共にABV 5%)はここならではのユニークなもので、人気が出るのは間違いないだろう(右下の写真)。農場で作られた42種のりんごをエール醸造方式で仕上げた。一瞬シナモンの味がしたが、飲めば飲むほどりんごの味がしてきて、ビールとは思えないほどの軽さと清涼感。一方、Double IPAは甘く濃厚で「Cascade hopの味」。ビール醸造にも本格的なのが窺えた。専用のGlower(64 oz)はどのハードサイダー、ビールも$26で持ち帰りできる。リフィルは$14。木曜日の4-7時は半額で大サービス。

DSCN4941Blake’s hard Cider CO.

17985 Armada Center Rd. Armada, MI 48005 

http://www.blakeshardcider.com/ 

このRomeo界隈の大きなイベントはRome Peach Festival。1931年から始まったイベントで、当時の村長がTraverse Cityのさくらんぼ祭りをわざわざ見学に行ってまで企画を練ったもの。毎年「ピーチ女王」が選ばれる。1932年にはホワイトハウスに当時のHoover大統領を訪ね、女王が桃を献上した、というエピソードがある。レイバーデーを含む、9月1日(金)-5日(火)に、Romeo Main Street周辺でパレード、キッズファンイベント(入場無料)が行われる。カーニバル・ライドや沿線のサイダーミルのFun Land(遊具や動物のペッティング)は別途料金。

DSCN4925多くのイベントの中で、Blake’s内で行われる今年で3回目のCider Dayzeもおもしろそうだ。ミシガンのブリューワリーとサイダーミル、ワイナリーが出店し、9杯のサンプリングやゲームを楽しめる。Bell’s、Rochester Mills、Foundersなど人気のブリューワリーも来る。8月27日(土)は$45、28日(日)は$50。(オンライン事前購入は$5引。21歳以下は別途料金。)詳細はhttp://ciderdayze.com/で。

大都会NYレポート ~スイーツ・カフェ編~

大都会NYレポート ~スイーツ・カフェ編~ 2

あまいテイストに心満たされ

文・写真:YOSHIDA

「このお店かわいいかも!ちょっと寄ってもいい?」

永遠とーと表現すると大袈裟にはなるが、ぶらぶら街歩きできるところがこの街の魅力。ふだん家にいるときは200歩しかいかない万歩計が連日20000歩以上を計測していた。

そう、ここは東海岸。大都会。ミシガンから飛行機で2時間、車で10時間というニューヨーク・マンハッタン!車は使用せず電車と徒歩の旅だったので休憩がてら立ち寄るカフェも多かった。6月号に引き続きのニューヨークレポートは、見た目も可愛い内装もオシャレ!何度でも行きたくなるスイーツ・カフェを紹介しようと思う。

ハニ―サンズ2・Harney & Sons (ハニ―アンドサンズ 2店舗あり)

美味しい紅茶が頂けるということでワクワクしながらお店へ入る。店内は広く、ゆったりしている。カウンターの中にTEAVANAで見かけるような大きな缶が並び、店員さんが梯子を持ってきては上の棚の缶を取り、テイスティングしているカップルと話をしていた。カフェメニューも充実。グリーンティだけでなくウーロン茶やジャスミンティーといった中国茶も多く、ブラックティー、ホワイトティー、フレーバーティー、ミニタルトやスコーンがセットになった

お得なメニューもあり。お茶はポットで出てくることも嬉しく、友人と違うテイストをオーダーし飲み比べ。

カウンター越しに店員さんと会話をしなくとも、可愛いデザインの缶に入った茶葉を購入することができる。そこそこいいお値段のするウーロン茶を手に取り少々悩むも、下のほうの棚になんとHOJICHAの表記を発見!テイスティングせずに買ったもののお味はまさに、ほうじ茶。まさかNYでめぐり会うだなんて・・!デカフェの種類も多く、茶葉もティーパックも取り揃えられている。これらの種類の豊富さには言葉にできないほどの感動を覚えた。

エイリーン・Eileen’s Special Cheesecake (エイリーンズ スペシャルチーズケーキ)

日本人好みのチーズケーキが頂けるという口コミを元にやってきたお店。NYで40年続くこのお店は、一人の女性が始められたということもあり、凛とした女性のキャラクターが看板になっている。お味のほうは、確かに。これは日本人が好む味だろう。一瞬濃厚な味わいだが口の中ですっと溶けていくこの感触。ベイクドでも無くレアでも無い。スフレという表現が一番近いかもしれない。が、チーズの質感がちゃんとある。ストロベリー、ブルーベリー、チョコ、オレオ・・ざっと見ただけでも20種類以上はある丸型のココットサイズのチーズケーキ。予めオーダーしていたのであろう、パーティ用の大きなチーズケーキを引き取りにきている男性の姿もあり、朝一番にも関わらずお店は賑わっていた。

ドミニクアンセル・Dominique Ansel Bakery (ドミニクアンセルベーカリー)

ご存知の方も多いかもしれない。パンマニアにはたまらない、ドミニクアンセル!日本では2015年(東京・表参道)に上陸。今年、新たに2号店(これまた東京!銀座三越)がオープンしたばかりだ。店内は細長く狭いが、奥に進むとイートインできるスペースもある。

「やった!すいてるかも!」とドアを開けてみるとオーダーのための長蛇の列でがっかり。それもそのはず。パニーニやサンドイッチ、スープなど、オーダーしてからその場でアツアツを作ってくれるのだ。有名な「クロナッツ®」や「フローズンスモア™」を楽しむティーンたちはきゃっきゃとはしゃぎ、ショーケースの中の(まるで日本のような)繊細なケーキをオーダーしている客も多かった。可愛らしく個包装されたポップコーンやクッキーはお土産としても喜ばれるだろう。レジ横のポップを見て商売上手だなぁとため息をついた。「週末限定!」といったレア商品の告知。うーん、これはもう一度来ないといけないなぁ。

・La Maison du Macaron (ラ・メゾン・ドゥ・マカロン)

グルメなお友達さんよりおススメされて向かったのはマカロンのお店。喫茶スペースは広く、重厚な木のテーブルチェア、ソファがゆったりとくつろがせてくれる。ショーケースには色とりどりのマカロンたち。こんなにカラフルなのにケミカルは使用していないとのこと。どれも美味しそうで、試してみたくて、しばらく悩む羽目になる。箱詰めされた姿はまるで宝石箱。持ち帰りもできるのだが、ぜひ旅のスケジュールを考えて頂きたい。賞味期限は要冷蔵で2~3日。ナチュラルならでは。

ブレッズベーカリー・BREADS BAKERY (ブレッズベーカリー)

「NYではバブカが流行っているらしいよ!」との情報を入手し、3時のおやつ時に入店。重たい。ずっしり。あまい香り。細長い長方形の型に入ったチョコレートデニッシュ。お値段に比例してこれはなかなか食べ応えがある。そしてコーヒーに良く合う。パン売り場はお店の入り口付近、中央にイートインのできるスペース、店内奥にドリンク、サラダ、フルーツ、サンドイッチなどがオーダーできる。さてこのおやつ。ファミリーサイズと言うべきか。2人ではとても食べきれず、翌日の朝食になったことも忘れずお伝えしておこう。

・DEAN&DELUCA (ディーンアンドデルーカ)ハニ―サンズ3

日本でもお馴染み!ディーンアンドデルーカ!SOHO店は立地も良く見つけやすい。スタイリッシュな店内にはお菓子も紅茶もジャムもなんでもセンスの良いものが揃っている。ショーケースの中のチーズケーキやフルーツタルト、チョコレートは端から端まで大人買いしたくなる美しさ。フルーツもサラダもみずみずしい色を放つ。板チョコだけで、ものすごい数。銀色のラックが上から下まで埋まっている。

タイトルとはかけ離れるが、お惣菜コーナーも充実している。板前さんが今まさに握っているお寿司はどれもキラキラ輝いており、お魚もお米も美味しいんだろうなぁー1パック買うか!とその気にさせるのには十分だった。

余談ではあるがぜひ覚えておいて頂きたいことがある。各お店の、バスルームとWi-Fi事情だ。お会計をしたあと、レシートを捨てずに手元に残しておくこと必須である。なぜなら、バスルームに入るための暗証番号と、Free Wi-Fiのパスワードが印字されてあるからだ。アメリカ国内では珍しいことではないのかもしれないが、私にとっては初めてのシステムであり、NY初日はこのことが理解できずバスルームはずっと使用中なのかと思ったほどであった。

「なばなの里 イルミネーション」+花 鑑賞レポート

「なばなの里 イルミネーション」+花 鑑賞レポート 6

IMG_1173弊紙2016年12月号で日本のイルミネーションに関する記事を掲載したが、その中で触れた夜景鑑賞士と一般投票によるライトアップのランキングで2016年に第1位に輝いた「なばなの里」のことが気になり、この4月に訪れた。今年のイルミネーションは5月7日までだが、今後の情報としてお届けしたい。

花のテーマパーク「なばなの里」のイルミネーションは、‟壮大なスケールと圧倒的なクオリティでお送りする”とのPR通り、圧巻かつ、木々や池などとの取り合わせが繊細で美しく、遠方から足を運ぶ価値があると感じさせられた。

IMG_1189同施設では、映像を投影するプロジェクションマッピングは一切使用せず、電球やLEDの輝きにこだわり、「本物力」を追求して園内を装飾しているという。8000坪という広大なテーマエリアでは、電球やLEDで、毎年テーマを変えて自然美を大パノラマで描き出している。今回(2016年秋から2017年春)のテーマは「大地」ーだいち。世界四大陸:アメリカ大陸・南極大陸・アフリカ大陸・ユーラシア大陸の秘境に加えて、日本を代表する美しい景色、計5つの絶景が順に登場。高さ約30mX横幅約155mという電光壁画のスケールにも感心したが、その鮮やかさ、そして音楽とのコラボが素晴らしく、一巡約6分半のプログラムを何度でも鑑賞したい気分にさせられた。(公式サイトにも動画で載っているので)ネタバラシしてしまうと、アメリカ大陸からはモニュメント・バレーの美しい夜明けやそこに架かる虹、南極大陸の碧く輝く巨大な氷河や氷山そしてジャンプするクジラの姿、さらには極彩色の光が織りなすオーロラの出現などなど。「日本の棚田」の景色では棚田が夕焼けで鏡のように輝いた。

IMG_1205テーマエリアの過去10年のテーマは以下の通り。今後はどこへ向かうのであろうか。 天の川、花、オーロラ、富士と海、日本の四季、大自然、祝・世界遺産 富士(2013年)、   ナイアガラの滝、スイスアルプスと大自然、そして今回の大地。

200mの「光のトンネル」は‘可愛い花びら’を模った「暖かなあかり」を基調とした白熱電球で作られ、暖かいイメージが売りで人気も高いとのこと。100mの「光のトンネル」は年毎にテーマを変えていて、今年は日本の「秋」をイメージし、新緑深まる緑から赤へ色変わりする。三色のLED(赤・橙・緑)の微妙な調光バランスによって日本らしい繊細な色や優しい鮮やかな色で「和」を演出。(右写真) 他にも、カップルに一番人気だという一面ブルーLEDの雲海の中にある「幸せを呼ぶアーチ」、また、同園の自然美を活かして川の流れを演出する水上イルミネーション(音楽付き)もある。樹木のライトアップも行なっている。南極大陸。実際の色彩には程遠く、規模も分かりにくいが、手前の道で観ている人々の大きさが参考。

IMG_1074IMG_1060春は、昼間には球根類を中心とした膨大な花々や桜などの樹木、夜にはイルミネーションを楽しむことができ、二倍の充足感。「アイランド富士」という動く展望台(円盤)で地上45mの空中から360度の景観を観ることができる。(別料金)

イルミネーション期間終了後には、5月初旬から6月下旬頃までの「バラまつり」、5月下旬から7月初旬の「あじさい・花しょうぶまつり」などが催され、花の開花が続く。あじさいは約50種70,000株、花しょうぶは約50種8,000株とのこと。(2017年4月末情報) 秋の紅葉とライトアップも見ごたえがありそうである。そして、例年のイルミネーション開始は10月中旬。

★なばなの里(長島温泉系列) 所在地:三重県桑名市長島町駒江漆畑270

オフィシャルサイト: www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/index.html

*名古屋駅からの直通バス、無料駐車場有り。開園時間や交通機関の時刻表は季節や曜日によって異なるので、上記オフィシャルサイトでご確認を。

コロンバス (Columbus, Ohio) ① “冬でも楽しめる観光” 編

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コロンバス (Columbus, Ohio) ① “冬でも楽しめる観光” 編 4

img_8360オハイオ州中央部に位置するコロンバスは州都として、政治と行政の中心地であり、一帯の商工業の中心地でもある。郊外の開発が進み、一時は他の都市にも見られる空洞化(ドーナツ化現象)が生じたが、ダウンタウン中心部の再活性化に取組んだ結果、その成果が上がり、新旧が共存するユニークな地区が生まれている。

町並み美化が進むダウンタウン近く

コロンバスを南北に貫くメインストリートは‟ハイ・ストリート”、東西のメインストリートは‟ブロード・ストリート”で、その交差するところにオハイオ州会議事堂がある。そのダウンタウンの北に隣接するハイ・ストリート沿いの地区は

『ショート・ノース』と呼ばれ、コロンバスで最も古い歴史をもつ地域で、現在ではその古さを生かした専門店、レストラン、ギフトショップやギャラリーなどが数多く並び、趣あるショッピングエリアになっている。道路上に連続的にかかる鉄製(かつては木製)のアーチを2002年に復活し、町並みの美化が図られたという。

目抜き通りでありながら温かみがあり、一歩裏道に入ると、植え込みの花が美しいアパートや気取らないお店もある、といった具合で、発見の多い変化のある散策を楽しむことができる。

img_8319North Market Farmer’s Market

img_83031876年創設の、オハイオで唯一残っている常設のパブリックマーケット。店舗は30以上で、肉や魚など生鮮食品、農作物、チーズのほか、世界各地から集めたスパイスの専門店、ビネガー専門店、地産の蜂蜜やジャムを中心にした加工食品、オハイオ州を模ったキッチン用品を扱う店もある。テイクアウトの総菜、アジアンフード、ペストリーショップ、ドーナツ屋、そしてコーヒーショップもあり、ここでフルコースメニューが調達できる。晴れた日には外のベンチで食べている人も多い。

59 Spruce Street, Columbus, Ohio 43215

特徴のあるモール / コロンバス本拠地のビジネス

img_8383コロンバスには欧州風の古風な街並みに、大手デパートと2百ほどの専門店やレストランが並ぶ“Easton Town Center”という野外型モールがある。冬は寒いけれど、クリスマス前のイルミネーションが人気。高級ブランドからカジュアルな店までいろいろ。

ガーチェーン店Wendy’sはコロンバスの発祥。1号店が(移転し)郊外にある。

「百年バスケット」と呼ばれる手編み高級バスケットのLongaberger Companyの本拠地も近くにある。コロンバスから30分ぐらい離れている町に同社の施設ホームステッドがあり、見学、バスケット制作体験もできる。巨大バスケットの形の旧本社ビルは”World’s Largest Basket”と呼ばれ、ランドマークになっている。

Longaberger Homestead
5563 Raiders Road, Frazeysburg, OH 43822

dsc_7065Franklin Park Conservatory and Botanical Gardens

ビクトリア朝のガラス張りの屋根や出窓が美しい温室をもつ、この植物園は、百年以上の歴史がある。温室は、砂漠、熱帯雨林、ヒマラヤ山脈の各エリア、そしてその3つを合わせた広さの“Pacific Island Water Garden”という、緑が豊かで、滝もあって湿気も温度も程良い大きな一室がある。中庭には2つのガーデンがあり、その一つは”Bonsai Courtyard”の名で盆栽が置かれている。これとは

別に室内にも日本コーナーがある。

この温室の特筆すべきは、世界的に有名なガラスアーチストであるデイル・チフーリのガラスコレクションが点在すること。植物を模して調和していたり、緑の中で鮮やかな色を光輝かせている。彼の作品全般に植物モチーフの物が多いが、美術館に展示されている作品とは異なる命を宿しているかのように見える。もう一つの中庭にはかなりの規模のガラス工房スペースがあり、解説付きで吹きガラスの制作実演をしている。

dsc_7048アートとの融合を企てている同温室では、現在11月13日まで折り紙展が開催されている。折り紙に関する解説目的の展示作品の他は、折り紙といっても紙ではなく、特殊コーティングで金属感を消したメタル素材の大小さまざまな折り紙型のスクラプチャーが、あちらこちらに置かれている。右写真は背丈ほどの馬の作品。

dsc_7060ガラス作品にも折り紙作品にも配置図は無いので自力で探すことになるが、それも宝探しの気分で一興。

折り紙展終了後11月19日から1月1日まではホリデーシーズンに向けたイベント‟Merry & Bright”を開催。ライトアップが施され、ホリデーバージョンの模型ガーデンの展示もある。

また、毎年5月にはたくさんの蝶が舞う“Blooms & Butterflies”イベントが行われる。

植物園自体(温室の周り)はフェンスのないオープンスペースで自由に散策できる。さほど凝ってはいないが、温室の周囲は手入れの行き届いた花や木々が季節ごとに美しく、結婚の写真撮影や披露パーティーに人気があるという話。温室入館は有料(現在大人$14)。通常は10am–5pmが開館時間だが、ホリデーシーズンは延長している日もある。電話やホームページでご確認を。

Tel: (614) 715-8000

http://www.fpconservatory.org/

1777 E Broad St., Columbus, Oh 43203