Saturday, May 18, 2024
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日本からのツアーも組まれている人気のルート メープル街道 紅葉の旅~ ミシガンから車や汽車で

日本からのツアーも組まれている人気のルート メープル街道 紅葉の旅~ ミシガンから車や汽車で 17
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ナイアガラからトロント、キングストン、オタワ、そしてセントローレンス川をさかのぼり、モントリオール、ケベックシティへ。この、カナダのオンタリオ州からケベック州にかけて続く地域はメープル街道と称され、紅葉の季節は特に景観が美しく、観光スポットとして人気が高い。ドイツのロマンティック街道同様、日本人がつけた呼び名と言われ、現地ではヘリテージハイウェイ(歴史遺産の道)と呼ばれている。フランスとイギリスによる入植と開拓の足跡が残されたルートで、歴史散策として楽しむこともできる。特定の道路を指定しているものではない。

冬の雪景色やスノースポーツ、初夏の新緑、真夏の避暑、と、四季折々の魅力があるが、今回は秋に向けて、紅葉の名所と、合わせて訪れたい観光地を紹介したい。手にした観光ブックには、紅葉は9月下旬から10月上旬がベストシーズンと書かれていたが、近年は時期が遅い年が多いということ。

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オタワはフランス語圏とイギリス語圏の境に位置し、1857年にイギリスのビクトリア女王がカナダの首都と定めた都市。世界屈指の美しい首都圏と言われている。代表観光スポットは何と言っても国会議事堂、そして、その一帯‘パーラメントヒル’と呼ばれる周辺。世界遺産に登録されているリドー運河の基点もそのすぐ横にある。丘の上から一望するオタワ川や対岸の広々とした景色はどの季節も美しいが、紅葉の時期はまさに絶景。ちなみに、日本語で「紅葉」と書いてはいるが、黄色やオレンジが主となる秋の色づきである。

国会議事堂内のガイドツアーは整理券を発行している時期もあるので、ぜひ見学したい人は充分時間をとって予定を組むことをお薦めする。ネオゴシック様式の建物の外観だけでも見応えがある。

リドー運河の東の一画にある(Byward Market)は、野外と場内に花や野菜、工芸品、雑貨など様々な店が並び、人気の観光スポットにもなっている。日本語の掲示をつけている店も少なくない。裏返せば、日本人好みの場所だと言える。秋の収穫期には果物やパンプキンが彩り豊かに並び、目にも楽しい。

アクセスは、ミシガンとオンタリオの国境から車で10時間ほど。オタワの観光要所は集中していて市内バス路線が充実しているので、運転から解放されたい人はトロント/オタワ間をバス(グレイハウンド)や鉄道(VIA)で移動するのも一案。オタワ郊外の紅葉も定評がある。

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オンタリオ湖から流れ出すセントローレンス川の始点に位置し、古くから軍事、水上交通の要所として栄えてきた。最初の首都が置かれた土地で、別名ライムストーン・シティと呼ばれ、市の中心地区には乳白色や薄いグレーの石灰石の風格のある建物が並び、瀬然とした美しさを醸し出している。秋には色づいた木々が街並みに鮮やかなアクセントを加える。ドーム型の屋根の市庁舎は(右写真)かつて連合カナダの国会議事堂として建てられたものだけあり威風堂々としている。

dscf7519キングストンからセントローレンス川を下った流域一帯には1000以上の大小の島々が点在する「サウザンド・アイランズ」国立公園がある。川岸や島の木々の色が水面に反射するので紅葉が二倍美しく目に映る。これらの島々を巡るクルーズは観光アトラクションとして人気が高い。川沿いのドライブウェーからでもそれなりに堪能できる。小島に建てられた家(別荘?)を眺めるのも一興。高級別荘地、避暑地として名高く、川辺の小さな町に洒落たレストランや宿もある。日本からのツアーではキングストンが組み込まれることは少なく、立ち寄っても長いはしない所だが、のんびり滞在して歴史や自然に親しみたい一帯だ。余談だが、同名の「サウザンド・アイランズ・ドレッシング」は、この土地で生まれたという話。

ローレンシャン高原/モント・トレンブラント

日本やアジアからの紅葉ツアーのハイライトになっているのがこの一帯。北米東岸に住む者としては一度は自分の目で人気の秘訣を確かめたくなる。観光の中心地となっているモント・トレンブラントはスキーリゾートとしても有名で、高速ゴンドラで一気に上ることができる山上からの大パノラマは雄大。ゲレンデの下側に並ぶロッジやお店はヨーロピアン・スキーリゾートのビレッジを模して作っており、この雰囲気も観光客を惹き付けている要因。モント・トレンブラント自体はさほど高い山ではなく、遥かかなたまで見渡せるほど、周囲に高い山はなく、どちらかと言えば平たい地形。広々としたスケールや周辺の豊かな自然を楽しむ場所と言えそうだ。旧市街や湖など散策場所が多く、オタワからの道のりも紅葉や黄葉が美しい。

近年の紅葉は9月中旬から末に山頂付近が色づき、10月上旬に麓でピーク。モント・トレンブラントへは、モントリオールからの日帰りバスツアーが営業されている。ドライブで行く場合は、ケベック州の公用語はフランス語で、道路標識もフランス語なのでご留意を。経験上、モントリオール市内やモント・トレンブラントの観光施設やレストランでは大方英語が通じるようだ。

ケベックシティ

北米唯一の城塞都市でありユネスコ世界遺産に登録されており、フランス文化の影響が今も保たれているケベックシティは年間を通しての観光スポット。しかし、ローレンシャン高原やサウザンド・アイランズなどで、タイミングよく紅葉のピークに当たったならば、その幸運を満喫することをお薦めしたい。

dscf7016石壁の内側の高台にそびえたつお城のようなホテル、フェアモント・シャトー・フロントナックからは街全体の風景を見渡すことができる。城塞都市の名残があちらこちらに残っていて、中世の城門の上を歩くこともできる。人気の地区は歩いて回れる範囲。

歴史が残されている一方で、現代アートやハイセンスな物も充実してる。外装も内装も洒落ているカフェやビストロ、ブティック、ギャラリーなどが並んでおり、“絵になる景観”が溢れている。食や品ぞろえのレベルもなかなか。

アクセス~レポーターはフランス語圏でのドライブを避けるためもあり、モントリオールからはVIA鉄道で移動したが、これが設備も良く乗り心地よく、景色も良く、快適であった。一般にケベック駅と呼ばれるバレ駅は観光の中心地である旧市街地からやや離れていて、駅から坂を登ることになるが歩けない距離ではない。

参照:オンタリオ州観光局公式サイト(日本語)www.ontariotravel.jp

ウィキペディアjapan~「メープル街道」

☆最後に記しておくと、紹介した4箇所は、地形的条件が異なるため、紅葉時期もずれることをご承知ください。ローレンシャン高原の麓と山の上でもかなりの違いがある。

アイスランド 旅の魅力

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アイスランド 旅の魅力 1

IMG_0177先月号で紹介した「オーロラ鑑賞」に続いて、アイスランドの観光地を紹介する前に、旅行に関係のある 基本情報を列挙

・平和度指数は世界一!

研究機関「経済平和研究所」による「世界平和度指数」で2011年度から連続6回第1位を獲得している。平和度=安全度ではないが、治安の良い旅行先として評価されている。

IMG_0202・言葉・通貨

アイスランド語があるが、町なかや観光地では英語がほぼ問題なく通じる。但し、アイスランド語には独自のアルファベットがあり、地名は読めないことも。自身で動き回る場合は、事前に日本語での地図を用意したりカタカナ読みを知っておくと、尋ねるときに有用。

通貨はアイスランドクローナISKだが、多くの店やレストランで、ドル換算した金額表示をするレジ、クレジットマシーンがあった。レポーターが乗ったタクシーでもクレジットカードが使えた。観光地ではドル(札)を受け取る店も多いが、お釣りはクローナになる。

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著作権:Guide to Iceland

・交通・運転

鉄道や地下鉄はない。レイキャビク周辺はバス路線が発達し庶民の足になっているが、運行本数は多くない。長距離バスもあるが観光地には行かないため、ツアーバスやレンタカーを利用する必要がある。タクシーは高め。米国と同じ右車線なので、米国で運転に慣れている者には楽。日本のブログでは「ラウンドアバウトという円形交差点が多くて怖い」と書いてあったが、ミシガンでも近年増えているので、(苦手でも)それほどの脅威ではないだろう。距離・速度表示はキロメーター。

・特産の食べ物

厳しい気候のため農作物の種類は少なく、羊を中心とした酪農が中心。一方、豊かな海に囲まれているため漁業が盛んで海産物が豊富。ちなみに食事代、アルコールは高い!

以下、特徴的な食材をいくつか紹介。

◇スキールという、ヨーグルト状のチーズ。宿の朝食バフェにも出たポピュラーなもの。

◇ラム(子羊)肉。夏の間放牧され、ミネラルをたっぷり含んだ草を食べて育ったラムは、臭みがなく豊かな味。シチューも思いのほか食べやすかった。ラムの燻製は伝統料理。

◇サーモンは、柔らかいスモーク・サーモンからジャーキーに近いものまで、種類豊富。

◇マスの燻製、サメなどが変わり種。(食していないので、コメント無し)

◇キノコ類は特産ではないが、厳しい気候の肥沃な土地で育ったゆえか、風味が抜群。

☆他にも、清らかな自然環境で育てられ収穫されたピュアな食材が多く使われていた。

◇チョコレートはポピュラーなお土産の品。牛乳の違いなのか、概してなめらかでリッチ。

DSC_7458アイスランドの自然・観光地

アイスランドは映画やテレビ番組の中で、地球外惑星でのシーンの撮影によく使われるというほど、独特な景観がある。黒い溶岩平地、苔むす台地、氷河の洞窟などなど。

アイスランドの森は非常に小さく、荒れ地や草原のような景色が広がっている。初めから木々が無かったのではなく、ここに住み着いた祖先・バイキングたちが家づくりや燃料用に伐採をしすぎたために森が縮小したということ。近年森を広げる努力を国ぐるみで進めているものの、容易ではないそうだ。資源が少ないこともあり、エコ先進国でもある。

IMG_0434火山帯ならではの自然が多いのは日本同様。あちらこちらで地熱から発生する湯けむりを目にする。吹き上がる間欠泉もあり、温泉(観光用はプール仕様)もある。

ポピュラーな見どころをいくつか紹介する。

首都レイキャビックのダウンタウンはこじんまりとしていて、素朴で可愛らしい家や店が並んでいる。奥はハットルグリムス教会。

①最もポピュラーな見どころ「ゴールデンサークル」~レイキャビックから一日コース

グトルフォス(滝)、ゲイシール(間欠泉)、シンクヴェトリル国立公園、3つの観光地を合わせて「ゴールデンサークル」と呼ばれている。雪の無い季節ならレンタカー(四輪駆動がベター)でも行けるが、地質や歴史などの説明が得られるツアーをお勧めしたい。日本語ガイド付きではない現地ツアーでも、多言語解説(タブレット)を備えているツアーが多い。

DSC_7391・グトルフォス:『黄金の滝』を意味するダイナミックな滝。氷河の溶けた水が流れる川が幅70m、落差30mで豪快に流れ落ちる。冬期は行けない。(下左写真:水煙で見事な虹!)

・ゲイシール(間欠泉):水が地熱により熱せられて沸騰し、蒸気圧によって噴き上げる間欠泉が、アイスランドには多く点在する。最も大きなゲイシールは60mほどの高さまで噴出するそうだが、活動が鈍っているために噴出を見ることは難しいとのこと。ストロックル間欠泉は、30mほどの規模だが、ほぼ5〜6分おきに噴出している。 (下中央の写真)

・シンクヴェトリル国立公園:ユネスコの世界遺産

アイスランドは海嶺が地表に乗り上げている世界でもめずらしい場所。各所で地球の割れ目『ギャウ』を見ることができ、シンクヴェトリル内のものが最大規模。

②温泉ブルーラグーン

世界最大級といわれる屋外温泉施設ブルーラグーンは、ケプラヴィーク国際空港から車で15分ほどのところにある。空港⇔同施設⇔レイキャビックのシャトル(有料)もあり、フライトの前後に寄るのが効率的。隣接の地熱発電所で発電後に残る温泉水を利用するために人工的に造られたもので、広さ約5,000平方メートルと広大。周辺には溶岩台地が広がっていて、青い乳白色の温泉との対比は絶景。ミネラルを含んだお湯は皮膚疾患に効果があり、沈殿物の白い泥も肌に良いそうで、泥の入った壺が設置してある。スパ設備もある。

IMG_0259③南部の海岸と2つの人気の高い滝

南海岸は島で唯一フィヨルドではない海岸が続き、溶岩が砕けた黒い砂のビーチもある。セーリャラントスフォス(滝)は国道1号線から近く、訪れる人が多い落差60mほどの滝。滝の裏側に行くことができ、裏側から滝と海岸を見ることができるということだが、ずぶ濡れ覚悟。冬場は寒いうえに滑りやすく危険。

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著作権:Guide to Iceland

スコゥガフォス(滝)は幅は約25m・落差は約60mと、アイスランドで最大級の規模。滝の上まで登る遊歩道(大半は階段)があり、展望台が設けられている。 (下右の写真)

南部の見どころをめぐる日本語ガイド付きデイツアーもあるが、国道1号線(島を一周するので、リングロードと呼ばれている)は、この辺りまではきれいに舗装されて走りやすいので、レンタカーで日帰りも可能。

しかし、次に記載する南東部へは、レイキャビクから所要十数時間のデイツアーもあるが、

1~2泊のツアーまたはレンタカー+宿泊で、じっくりと散策やアクティビティを楽しみたい。

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著作権:Guide to Iceland

④南東部の氷河や湖

スカフタフェットル国立公園: 火山と氷河といった自然の景観美を一度に見られる。大小の滝がある中でも見どころは柱状の岩の崖から流れ落ちるスヴァルティフォス。

ヴァトナヨークトルはヨーロッパ最大の氷河で、その総面積は約8,100平方メートル。四輪駆動車やスノーモービル、ジープで氷河の上を走るツアーや、氷河の上を歩くトレッキングツアーなど、多くのツアーがある。ヴァトナヨークトル氷河には氷の洞窟があり、神秘的なブルーの世界が絶景。冬季、ツアーのみで訪問可。

ヨークルスアゥルロゥンは、ヴァトナヨークトルの南にあるアイスランド最大の氷河湖。氷河が湖に崩れ落ち、氷山や流氷となって浮かんでいる景観は壮観。水陸両用車に乗って氷河湖を巡るツアーがある。

 

【ミシガン州】ー Japan News Club 2021年5月号 ー

Japan News Club 2021年 5月号です!

いよいよミシガンの春、これまでの不安定な気候が一気に解消され、新緑美しい季節となりました。そろそろ外に出て思い切り活動したいと思う一方、まだこのコロナ禍先行き不透明な部分もあります。引き続き、みなさまマスクをお忘れなく安全にお過ごしください。

掲載広告に関しましては、現在の新型コロナの影響により営業時間や営業形態が変更されている可能性があるためウェブサイトやお電話(広告上のウェブアドレスをクリック)でご確認の上ご利用ください。

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Japan News Club 5月号クリック

-04・・・キャンプでミシガンを遊びつくす!
05 ・・・喧喧諤諤
07 ・・・アメリカ生活の豆知識
08 ・・・言葉の架け橋/お花の随筆
09 ・・・アメリカ医療のトリセツ
10 ・・・ゴルフのススメ
11 ・・・ブリューワリー
12 ・・・コミュニティ
13 ・・・コミュニティ
14 ・・・
心臓病治療の最前線
15 ・・・
心臓病治療の最前線
16 ・・・コミュニティ情報/Standard Golf
17 ・・・クラシファイド広告情報
18 ・・・コミュニティ情報/新型コロナウイルス情報

【ミシガン州】ーJapan News Club 2021年8月号ー

Japan News Club 2021年 8月号です!

ミシガン州はマスク着用の規制が解除され久しいですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今月はファーマーズマーケット特集(MI)です! マーケットの元気な夏野菜や色とりどりの花をみると自然と元気をもらえます。ぜひ足を運んでみてください。

掲載広告に関しましては、現在も新型コロナの影響により営業時間や営業形態が変更されている可能性があるためウェブサイトやお電話(広告上のウェブアドレスをクリック)でご確認の上ご利用ください。

Japan News Club 8月号クリック

02 ・・・ファーマーズマーケットつづき
04 ・・・コミュニティ面
05 ・・・心臓病治療の最前線
06 ・・・喧喧諤諤
08 ・・・言葉の架け橋/ゴルフノスゝメ
09 ・・・おうちで楽しむ季節の和菓子
10 ・・・<新コラム> Dr.Kのミシガン育児相談室
11 ・・・アメリカ生活の豆知識 /Standard Golf /    住宅アカデミー
12 ・・・アメリカ医療のトリセツ
13 ・・・クラシファイド広告
14 ・・・ブリューワリー
15 ・・・コミュニティ情報

 

寒い冬です 鍋が格別に美味しい季節です! ~ レストランの鍋メニュー

寒い冬です 鍋が格別に美味しい季節です! ~ レストランの鍋メニュー 1

 

氷点下の日が続き、「ミシガンは寒い~!」と毎年思っているが、今年は恐ろしいほど特別に寒い!!まだしばらくは厳しい寒さが続くに違いないミシガンの冬。今回は体の芯まで温まる鍋メニューをレポートしました。

自宅で食べる“我が家の鍋”も良いけれど、レストランの鍋料理は別格!自分では手に入れにくい具材やその質と新鮮さが魅力。揃えるのは大変なほど、たくさんの種類の具が入っている鍋メニューにも出会えた。もちろん、ベースとなるダシ(出汁)もシェフの技や素材の質が出ている。

心と体をポカポカにしてくれる鍋料理で長い冬を乗り切りたい!

 居酒屋三平(Canton)

「三平に行ったら鴨鍋!」という人が多いほど。ほとんどのグループ客が鴨鍋をつついていることもある。「冬場に限らず人気です。」と日本人ウエイトレスが話す。同店の看板メニューといえる人気のこの鍋ものは、オーナーが代わる前からの秘伝の割した(スープ)を継承しているオリジナルレシピ。ディナ―メニューのみに入っているが、ランチタイムでも注文が可能。実際にランチ時に食べている人たちをかなり見かける。以前、地元の肉屋で鴨肉を入手して鍋にしたことがあるが、このお店の味やコクは全く出なかった。

注文は二人前からだが、夜には一品物のメニューとして一人前(アパタイザー)サイズがある。こちらは煮込んで出来上がった状態でミニ鉄鍋で供される。

他にも、すき焼き、しゃぶしゃぶ、寄せ鍋(海鮮鍋)がある。寄せ鍋は冬限定。毎週新鮮な魚介を取り寄せている同店ならではの新鮮さが売り。どの鍋も量が多いことに定評がある。鍋類のセット材料(下の写真)のテイクアウトにも応じている。

鴨鍋の他、若鳥の水炊きと湯豆腐、そして冬限定で寄せ鍋も1人前のメニューにある。1人前はディナータイムのみとなっている。テイクアウトもできる。

居酒屋と謳っているだけあり、つまみの種類が多い。「『今日のおすすめ』や、その日の特別メニューもいろいろあります。お酒も各種取り揃えています。ぜひお楽しみください!」

Izakaya Sanpei
43327 Joy Road, Canton MI 48187
Tel: 734-416-9605
*ナショナルホリデーのみ閉店

Oishi(Novi)

日本の麺類(ラーメン、うどん)から寿司、各種つまみなど豊富なメニューを提供しているOishi。寄せ鍋、鴨鍋もあるが、同店が誇る鍋料理が“すき焼き”と“しゃぶしゃぶ”。どちらも、プライムという、高級ステーキハウスが使っているレベルの最高級肉が使われている。一般的なスーパーに置かれている肉とは色つやが違う。もちろん味も柔らかさも抜群。「当店の自慢です。召し上がったお客様から好評いただいています」とのこと。浅めの小ぶりな鉄鍋で少しずつ、、。上品な供し方が高級肉の美味しさを生かしている。

日本人マネージャーは「鍋にもよく合う日本酒や焼酎、日本やアメリカのビールを各種取り揃えています。ワインも豊富にあります。」「ぜひ接待にもご利用ください。メニューのお手伝いもできます。」と話している。お酒類の種類の多さとセレクションの豊富さは定評。

セクションがいくつかに分かれている店内構造なので、30人強のプライベートパーティーも可能。様ざまなシチュエーションに利用できるレストランである。

同店では、ほとんどのテーブルにモダンな電気調理器(IHクッキングヒーター)が備えつけられている。薄型なので、鍋からの取り分けがしやすく、邪魔感が少ないのが嬉しい。

鍋類はいずれも二人前からのオーダー。ランチメニューのリストには載っていないが、ランチのラッシュ時を過ぎれば注文を受けてくれる。「1時以降にはゆっくりと召し上がって頂けます」とのこと。

Oishi
43155 Main St #203, Novi, MI 48375
Tel: 248-380-1600
*月曜日閉店

O’sushi Novi Korean BBQ & Japanese Cuisine (Novi) 

寿司、ラーメンや丼も提供しているO’sushiレストランでは、日本の鍋ものは無いが、韓国の鍋もの(英語で Hot Pot)がある。多くの日本人客に喜こばれているという鍋メニューが韓国風“モツ鍋”。アメリカ人にも好評だという“ミリタリー鍋”はスパイシーなスープにハムやホットドッグ、キムチ、ラーメン麺などが入ったフュージョン料理。

そして「この辺りでこれが食べられるのは、おそらくは当店だけ」とオーナーが挙げたのが“ヤギ鍋”。韓国本国でも手に入りにくい貴重なものとの話。

“ブルコギとタコの鍋”はポピュラーな韓国料理の一品。イイダコのような小ぶりのタコが入っていて、日本でも人気があるようだ。

見た目も味もリッチなのが海鮮鍋で、具材はロブスターをはじめ、魚介がたっぷり!

ワタリガニ、エビ、イカ、タラ、貝の他、シラコ、タラコがわんさか入っている。白菜と春菊、大根、豆もやしも入っていてヘルシー。キムチ鍋ではなく、ややスパイシーで、スンドゥブに近い味だ。魚介類が新鮮、かつ、そのスープの味のお陰もあるのだろう魚介独特の臭みが感じられない。シラコやカラス貝が苦手な人でも大丈夫かもしれない。そして、韓国餅とうどんが魚介のうまみをたっぷりと吸い込んで、味わい深い。

上記の鍋メニューはどれも3~4人向きのサイズで、平たい大鍋で出てくる。二人分の注文も受けてくれるとのこと。ディナーメニューにのみ載っているが、ランチタイムでも可能(同料金)。鍋物にもキムチなどのサイドディッシュ(日替わり)が付くのが嬉しい。

キムチチゲやユッケジャン、カルビタンなどはスープメニューではあるが、具沢山で、食べ応えのある一品物鍋感覚の汁物だ。スンドゥブは海鮮のほかにモツもある。

O’Sushi
41563 W. 10mile Rd., Novi, Mi 48375
Tel: 248-344-1100
*月曜日閉店

Michigan Apple Cider MillsMichigan Apple Cider Mills: 昔ながらのミルで絞る旬のアップルサイダー

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<!--:en-->Michigan Apple Cider Mills<!--:--><!--:ja-->Michigan Apple Cider Mills: 昔ながらのミルで絞る旬のアップルサイダー<!--:--> 5

~ 紅葉も楽しみながら現地調達したい ~

ミシガンは言わずと知れたリンゴ王国。ミシガン州内3万7千エーカーの土地に2千万本以上というピンとこない 程のリンゴの木があるそうだ。訪問可能なサイダーミルが100以上あり、デトロイト近郊にも数多くおり、中には ヒストリカルな果樹園やサイダーミル(リンゴの絞り機)が数カ所ある。今回は、その中から住宅街に比較的近い 4カ所を紹介。タイムトリップしたような空間や、昔ながらの手法で絞ったアップルサイダーは心も体も和ませてく れる。リンゴ狩りには少々遅いが、紅葉を楽しみながら訪れてはいかが?

Dexter Cider Mill (3685 Central St., Dexter, MI) 

アナーバーの西側にある、稼働し続けてきたミル としてミシガン州内最古のサイダーミル。1866年 に開業し、今も百年を超すという年代物の木製絞 り機(Rack Press)を使って、地元で収穫されたリンゴ から新鮮なサイダーを提供している。雑誌“Hour Detroit”でグレーターデトロイトメトロポリタン地区 の‘101 places to visit’の1つに挙げられた。自家製 apple nut breadが人気。週末のみアップルパイな ど他のベイク品も登場する。リンゴ狩りは無い。8 月下旬から11月中旬までオープン。(月・火曜は 休業。)ここから南東、アナーバー方面への川沿 いの道路Huron River Driveの紅葉が例年見事。

Franklin Cider Mill (7450 Franklin Rd, Bloomfield Hills, MI) 

1837年に製粉所として設けられ、1895年から リンゴの押し絞りに転向した。現在は100%オー ガニックなリンゴを手で収穫したこだわりの原料 のみ使用。21種類のリンゴのブレンドによる味 に定評がある。シュガーフリー(砂糖の添加無し) のアップルパイを売っている。交通量が多いハイ ウェイTelegraphから西へ1マイル、そしてオフィス ビルやショッピングセンターの近く(14 Mile Rdと Franklin Rdの角)にありながら、この周辺は静け さと田舎っぽさが残る。木々の自然も豊か。レイ バーデイ週末からサンクスギビング後の日曜ま でオープン。

Yates Cider Mill (1990 E Avon Road, Rochester Hills, MI) 

1863年から水力で稼働してきたローチェスター ヒルズにあるミル。元は製粉のミルで、1876年 にアップルサイダー圧縮絞り機を導入した。1時 間に300ガロン作り出すパワーを持つ。Michign Historical Siteに登録されている。旅行マガジン “Forbes Traveler” で、全米のベストサイダーミル の1つに選ばれたことがある。Clinton River沿い に建ち、今も水車が回る古いレンガ造りのミルの 佇まいは絵になる。裏手の川岸でサイダーとドー ナツを楽しむ人や、川沿いの遊歩道を歩く人でに ぎわう。9月から11月までオープン。

Blake Farms (17985 Armada Center Rd, Armada, MI)

1946年にオープンし、今ではU-pickとしてポ ピュラーな“pick-your-own(リンゴ狩り)”のサ ービスをミシガンで最初に始めた果樹園。所 在地Armadaはデトロイトの北方で、U-pickや ドーナツなどのベーカリー購入に訪れる人も 多いが、ヘイライド(藁積の荷車乗り)や木造り のHaunted Barn(お化け小屋)などカントリー 気分を味わえるアトラクション目当ての家族 連れも多い。ちょっとしたデーマパークだ。周 辺の秋色のファームランド風景が牧歌的。

他のリンゴ園やサイダーミルの情報
http://www.michiganappletours.com/ 地区別に リンゴ園を巡るモデルコースが 掲載されている。 http://www.michigan.org/farms-mills/ 州の公式トラベルガイドのリンク。各所、 公平に紹介している。

*アップルサイダー 豆知識*

「サイダー」と言っても炭酸が加えられているわけではなく、リンゴの絞り汁。冷蔵庫で1週 間以上保存がきくそうだ。2,3日すると、それこそ炭酸のように小さな泡がでてくるが、問題 ないとのこと。プラスティック容器ごと冷凍して、後から楽しむことも可能。その際は膨張に よる破裂対策として、コップ半杯ほど減らすと良い。同じ農園のものでも時期によってリン ゴの種類が変わるので、味や色が一定ではないこともあるが、それも旬物の楽しさだ。

~ 紅葉も楽しみながら現地調達したい ~

ミシガンは言わずと知れたリンゴ王国。ミシガン州内3万7千エーカーの土地に2千万本以上というピンとこない 程のリンゴの木があるそうだ。訪問可能なサイダーミルが100以上あり、デトロイト近郊にも数多くおり、中には ヒストリカルな果樹園やサイダーミル(リンゴの絞り機)が数カ所ある。今回は、その中から住宅街に比較的近い 4カ所を紹介。タイムトリップしたような空間や、昔ながらの手法で絞ったアップルサイダーは心も体も和ませてく れる。リンゴ狩りには少々遅いが、紅葉を楽しみながら訪れてはいかが?

Dexter Cider Mill (3685 Central St., Dexter, MI) 

アナーバーの西側にある、稼働し続けてきたミル としてミシガン州内最古のサイダーミル。1866年 に開業し、今も百年を超すという年代物の木製絞 り機(Rack Press)を使って、地元で収穫されたリンゴ から新鮮なサイダーを提供している。雑誌“Hour Detroit”でグレーターデトロイトメトロポリタン地区 の‘101 places to visit’の1つに挙げられた。自家製 apple nut breadが人気。週末のみアップルパイな ど他のベイク品も登場する。リンゴ狩りは無い。8 月下旬から11月中旬までオープン。(月・火曜は 休業。)ここから南東、アナーバー方面への川沿 いの道路Huron River Driveの紅葉が例年見事。

Franklin Cider Mill (7450 Franklin Rd, Bloomfield Hills, MI) 

1837年に製粉所として設けられ、1895年から リンゴの押し絞りに転向した。現在は100%オー ガニックなリンゴを手で収穫したこだわりの原料 のみ使用。21種類のリンゴのブレンドによる味 に定評がある。シュガーフリー(砂糖の添加無し) のアップルパイを売っている。交通量が多いハイ ウェイTelegraphから西へ1マイル、そしてオフィス ビルやショッピングセンターの近く(14 Mile Rdと Franklin Rdの角)にありながら、この周辺は静け さと田舎っぽさが残る。木々の自然も豊か。レイ バーデイ週末からサンクスギビング後の日曜ま でオープン。

Yates Cider Mill (1990 E Avon Road, Rochester Hills, MI) 

1863年から水力で稼働してきたローチェスター ヒルズにあるミル。元は製粉のミルで、1876年 にアップルサイダー圧縮絞り機を導入した。1時 間に300ガロン作り出すパワーを持つ。Michign Historical Siteに登録されている。旅行マガジン “Forbes Traveler” で、全米のベストサイダーミル の1つに選ばれたことがある。Clinton River沿い に建ち、今も水車が回る古いレンガ造りのミルの 佇まいは絵になる。裏手の川岸でサイダーとドー ナツを楽しむ人や、川沿いの遊歩道を歩く人でに ぎわう。9月から11月までオープン。

Blake Farms (17985 Armada Center Rd, Armada, MI)

1946年にオープンし、今ではU-pickとしてポ ピュラーな“pick-your-own(リンゴ狩り)”のサ ービスをミシガンで最初に始めた果樹園。所 在地Armadaはデトロイトの北方で、U-pickや ドーナツなどのベーカリー購入に訪れる人も 多いが、ヘイライド(藁積の荷車乗り)や木造り のHaunted Barn(お化け小屋)などカントリー 気分を味わえるアトラクション目当ての家族 連れも多い。ちょっとしたデーマパークだ。周 辺の秋色のファームランド風景が牧歌的。

他のリンゴ園やサイダーミルの情報
http://www.michiganappletours.com/ 地区別に リンゴ園を巡るモデルコースが 掲載されている。 http://www.michigan.org/farms-mills/ 州の公式トラベルガイドのリンク。各所、 公平に紹介している。

*アップルサイダー 豆知識*

「サイダー」と言っても炭酸が加えられているわけではなく、リンゴの絞り汁。冷蔵庫で1週 間以上保存がきくそうだ。2,3日すると、それこそ炭酸のように小さな泡がでてくるが、問題 ないとのこと。プラスティック容器ごと冷凍して、後から楽しむことも可能。その際は膨張に よる破裂対策として、コップ半杯ほど減らすと良い。同じ農園のものでも時期によってリン ゴの種類が変わるので、味や色が一定ではないこともあるが、それも旬物の楽しさだ。

北陸新幹線を利用して ①長野編北陸新幹線を利用して ①長野編

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外国人と海外在住者のみ使用可能なJapan Rail Pass。線も本数も増えた新幹線(“のぞみ”を除く)の利用も可、指定席も追加料金なし、という好条件とあり、また、このところの円安もあって、日本をJRで移動していると、これを利用して動き回る人が激増していることが窺える。購入したからにはフル活用したいもの。新幹線駅の“駅近”や駅拠点の観光地情報に要チェック!

今年3月に長野―金沢間が開業した北陸新幹線は、最短で、東京―富山をほぼ2時間、東京―金沢を2時間半弱で走る。日帰りさえ十分に可能になり(却って観光業に痛手という声も聞くが・・)注目、話題が集まっている。

今月号では長野―金沢間開通に伴って大改修が行われた長野駅で下車。7年に一度の御開帳期間中(5月末まで)の善光寺と、認知度が急上昇している小布施を紹介。

☆まずは長野駅。信州らしさを目指したという駅ビルには地元信州発の38ショップを含む100以上の店舗が結集。構内は明るく広々としていて清々しさが感じられる。観光案内所には民芸品や地元の物産品、写真などが飾られている。職員が親切に資料を提供してくれる。立ち寄る価値大。

善光寺

日本最古といわれるみ仏を祀る善光寺は、日本を代表する霊場であり、いずれの宗派にも属さないゆえ誰にも親しめるお寺として、古より全国各地から参拝者が訪れる。本堂は国宝。山門(三門)と釈迦堂・釈迦涅槃像は重要文化財に指定されている。

善光寺へは駅から約1.8キロメートルで、健脚であれば十分に歩ける距離。土蔵や町屋を再生させ、古い街並みへと景観が整えられている門前町の参道を、名物のおやきの食べつつお店に寄りながら散策すれば、古くは平安時代末期からと言われる善光寺詣りの旅人の気分になれるかも。日本一の門前町と謳っており、多くのイベントが組まれている。

7年に一度の御開帳期間中には、普段は御宝庫に安置されている前立本尊(秘仏である御本尊の御身代わり)を拝むことができる。中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた

糸が本堂前の回向柱に結ばれ、その柱に触れることで前立本尊に触れるのと同じ、ありがたい結縁が生まれると言われている。

善光寺には39の宿坊があり、誰でも泊まることが可能。精進料理、境内や周辺の案内をを提供しているところもある。宿坊が立ち並ぶ小路は風情がある。

善光寺公式サイト: www.zenkoji.jp

小布施(おぶせ)

小布施(おぶせ)は、浮世絵師・葛飾北斎の作品や関連する歴史的遺産や街並み、そして全国ブランドといえる「小布施栗」で人気を呼び、観光地として認知度が上がっている。小布施へは長野電鉄(JRではない)で長野駅から34分。

*善光寺の御開帳期間中は、小布施⇔善光寺(⇒長野駅)にシャトルバスが運行されている。

今年(2015年)4月にリニューアルした北斎館  

他の地にも北斎館はあるが、小布施は、当地の豪農商であり画家・書家でもあった高井鴻山の招きによって北斎が晩年に4年間ではあるが滞在し精力的に大作にも取り組んだ地。北斎の作品を所有する町人が少なからずいたため、それらの肉筆画、画稿、書簡などを元に当館が開設された。北斎と小布施に関するスライドの上映もあり、北斎筆の『龍と鳳凰』、男波・女波と称される『怒濤』の天井絵がある二基の祭屋台も展示されている。

6月末まで、新館落成記念の特別展『北斎とその弟子たち―北斎絵画創作の秘密』が開催。「冨嶽三十六景」全46点展示、北斎の娘の葛飾応為(お栄)や他の弟子の作品や関係を説くべく肉筆画展示など、充実している。

将軍への献上品にもなった「小布施栗」

栗そのものとしても美味しさに定評があるが、栗かのこ、栗らくがんなどの栗菓子が有名。栗がふんだんに入ったどら焼きや、さらに、モンブラン、はたまた、現地でしか味わうことができない栗ソフトクリームなど、町中が栗スイーツの宝庫となっている。味の濃厚さと甘さが抜群。栗おこわも絶品。

小布施町は「花のまちづくり」を推進しており、街中、川沿いや公園に花が植えられている。近隣には果樹園も多く、雄大な山脈をバックにした季節ごとの花を愛でることができる。散策していると「オープンガーデン」の表示をしばしば見かける。個人や商店の庭への立ち入り見学を提供している。町のホームページ(www.town.obuse.nagano.jp)でオープンガーデンの一覧や見ごろも掲載している。

他にも、日本あかりミュージアム、高井鴻山記念館、土蔵を改造した急須コレクション茶俚庵などの美術館、フローラルガーデンおぶせ、などなど、見どころが多い。

小布施文化観光協会のサイト: www.obusekanko.jp


長野の名物といえば蕎麦を迷わずにあげるが、それに加わる新しい地産ブランドの樹立に県ぐるみで力をいれているとのこと。清流に恵まれた土地ならではの長野ワイン、信州サーモンなど、手の届きやすい価格で高品質な食を楽しむことができる。

★長野県はぶどう栽培に適した自然条件を備え、ワイン用ぶどうの生産量日本一を誇り、個性的なワイナリーが各地にある。また、品質の良いもののみを認定する「長野県原産地呼称管理制度」によってレベル向上を図っている(日本酒、米、焼酎も認定)。

★信州サーモンは長野県水産試験場が約10年かけて開発した(ニジマスとブラウントラウトから生まれた)新しい養殖品種。また、長野は熊本と並ぶ馬肉の生産消費地であり、馬刺しが名物。グルメの楽しみも多い。

外国人と海外在住者のみ使用可能なJapan Rail Pass。線も本数も増えた新幹線(“のぞみ”を除く)の利用も可、指定席も追加料金なし、という好条件とあり、また、このところの円安もあって、日本をJRで移動していると、これを利用して動き回る人が激増していることが窺える。購入したからにはフル活用したいもの。新幹線駅の“駅近”や駅拠点の観光地情報に要チェック!

今年3月に長野―金沢間が開業した北陸新幹線は、最短で、東京―富山をほぼ2時間、東京―金沢を2時間半弱で走る。日帰りさえ十分に可能になり(却って観光業に痛手という声も聞くが・・)注目、話題が集まっている。

今月号では長野―金沢間開通に伴って大改修が行われた長野駅で下車。7年に一度の御開帳期間中(5月末まで)の善光寺と、認知度が急上昇している小布施を紹介。

☆まずは長野駅。信州らしさを目指したという駅ビルには地元信州発の38ショップを含む100以上の店舗が結集。構内は明るく広々としていて清々しさが感じられる。観光案内所には民芸品や地元の物産品、写真などが飾られている。職員が親切に資料を提供してくれる。立ち寄る価値大。

善光寺

日本最古といわれるみ仏を祀る善光寺は、日本を代表する霊場であり、いずれの宗派にも属さないゆえ誰にも親しめるお寺として、古より全国各地から参拝者が訪れる。本堂は国宝。山門(三門)と釈迦堂・釈迦涅槃像は重要文化財に指定されている。

善光寺へは駅から約1.8キロメートルで、健脚であれば十分に歩ける距離。土蔵や町屋を再生させ、古い街並みへと景観が整えられている門前町の参道を、名物のおやきの食べつつお店に寄りながら散策すれば、古くは平安時代末期からと言われる善光寺詣りの旅人の気分になれるかも。日本一の門前町と謳っており、多くのイベントが組まれている。

7年に一度の御開帳期間中には、普段は御宝庫に安置されている前立本尊(秘仏である御本尊の御身代わり)を拝むことができる。中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた

糸が本堂前の回向柱に結ばれ、その柱に触れることで前立本尊に触れるのと同じ、ありがたい結縁が生まれると言われている。

善光寺には39の宿坊があり、誰でも泊まることが可能。精進料理、境内や周辺の案内をを提供しているところもある。宿坊が立ち並ぶ小路は風情がある。

善光寺公式サイト: www.zenkoji.jp

小布施(おぶせ)

小布施(おぶせ)は、浮世絵師・葛飾北斎の作品や関連する歴史的遺産や街並み、そして全国ブランドといえる「小布施栗」で人気を呼び、観光地として認知度が上がっている。小布施へは長野電鉄(JRではない)で長野駅から34分。

*善光寺の御開帳期間中は、小布施⇔善光寺(⇒長野駅)にシャトルバスが運行されている。

今年(2015年)4月にリニューアルした北斎館  

他の地にも北斎館はあるが、小布施は、当地の豪農商であり画家・書家でもあった高井鴻山の招きによって北斎が晩年に4年間ではあるが滞在し精力的に大作にも取り組んだ地。北斎の作品を所有する町人が少なからずいたため、それらの肉筆画、画稿、書簡などを元に当館が開設された。北斎と小布施に関するスライドの上映もあり、北斎筆の『龍と鳳凰』、男波・女波と称される『怒濤』の天井絵がある二基の祭屋台も展示されている。

6月末まで、新館落成記念の特別展『北斎とその弟子たち―北斎絵画創作の秘密』が開催。「冨嶽三十六景」全46点展示、北斎の娘の葛飾応為(お栄)や他の弟子の作品や関係を説くべく肉筆画展示など、充実している。

将軍への献上品にもなった「小布施栗」

栗そのものとしても美味しさに定評があるが、栗かのこ、栗らくがんなどの栗菓子が有名。栗がふんだんに入ったどら焼きや、さらに、モンブラン、はたまた、現地でしか味わうことができない栗ソフトクリームなど、町中が栗スイーツの宝庫となっている。味の濃厚さと甘さが抜群。栗おこわも絶品。

小布施町は「花のまちづくり」を推進しており、街中、川沿いや公園に花が植えられている。近隣には果樹園も多く、雄大な山脈をバックにした季節ごとの花を愛でることができる。散策していると「オープンガーデン」の表示をしばしば見かける。個人や商店の庭への立ち入り見学を提供している。町のホームページ(www.town.obuse.nagano.jp)でオープンガーデンの一覧や見ごろも掲載している。

他にも、日本あかりミュージアム、高井鴻山記念館、土蔵を改造した急須コレクション茶俚庵などの美術館、フローラルガーデンおぶせ、などなど、見どころが多い。

小布施文化観光協会のサイト: www.obusekanko.jp


長野の名物といえば蕎麦を迷わずにあげるが、それに加わる新しい地産ブランドの樹立に県ぐるみで力をいれているとのこと。清流に恵まれた土地ならではの長野ワイン、信州サーモンなど、手の届きやすい価格で高品質な食を楽しむことができる。

★長野県はぶどう栽培に適した自然条件を備え、ワイン用ぶどうの生産量日本一を誇り、個性的なワイナリーが各地にある。また、品質の良いもののみを認定する「長野県原産地呼称管理制度」によってレベル向上を図っている(日本酒、米、焼酎も認定)。

★信州サーモンは長野県水産試験場が約10年かけて開発した(ニジマスとブラウントラウトから生まれた)新しい養殖品種。また、長野は熊本と並ぶ馬肉の生産消費地であり、馬刺しが名物。グルメの楽しみも多い。

「なばなの里 イルミネーション」+花 鑑賞レポート

「なばなの里 イルミネーション」+花 鑑賞レポート 6

IMG_1173弊紙2016年12月号で日本のイルミネーションに関する記事を掲載したが、その中で触れた夜景鑑賞士と一般投票によるライトアップのランキングで2016年に第1位に輝いた「なばなの里」のことが気になり、この4月に訪れた。今年のイルミネーションは5月7日までだが、今後の情報としてお届けしたい。

花のテーマパーク「なばなの里」のイルミネーションは、‟壮大なスケールと圧倒的なクオリティでお送りする”とのPR通り、圧巻かつ、木々や池などとの取り合わせが繊細で美しく、遠方から足を運ぶ価値があると感じさせられた。

IMG_1189同施設では、映像を投影するプロジェクションマッピングは一切使用せず、電球やLEDの輝きにこだわり、「本物力」を追求して園内を装飾しているという。8000坪という広大なテーマエリアでは、電球やLEDで、毎年テーマを変えて自然美を大パノラマで描き出している。今回(2016年秋から2017年春)のテーマは「大地」ーだいち。世界四大陸:アメリカ大陸・南極大陸・アフリカ大陸・ユーラシア大陸の秘境に加えて、日本を代表する美しい景色、計5つの絶景が順に登場。高さ約30mX横幅約155mという電光壁画のスケールにも感心したが、その鮮やかさ、そして音楽とのコラボが素晴らしく、一巡約6分半のプログラムを何度でも鑑賞したい気分にさせられた。(公式サイトにも動画で載っているので)ネタバラシしてしまうと、アメリカ大陸からはモニュメント・バレーの美しい夜明けやそこに架かる虹、南極大陸の碧く輝く巨大な氷河や氷山そしてジャンプするクジラの姿、さらには極彩色の光が織りなすオーロラの出現などなど。「日本の棚田」の景色では棚田が夕焼けで鏡のように輝いた。

IMG_1205テーマエリアの過去10年のテーマは以下の通り。今後はどこへ向かうのであろうか。 天の川、花、オーロラ、富士と海、日本の四季、大自然、祝・世界遺産 富士(2013年)、   ナイアガラの滝、スイスアルプスと大自然、そして今回の大地。

200mの「光のトンネル」は‘可愛い花びら’を模った「暖かなあかり」を基調とした白熱電球で作られ、暖かいイメージが売りで人気も高いとのこと。100mの「光のトンネル」は年毎にテーマを変えていて、今年は日本の「秋」をイメージし、新緑深まる緑から赤へ色変わりする。三色のLED(赤・橙・緑)の微妙な調光バランスによって日本らしい繊細な色や優しい鮮やかな色で「和」を演出。(右写真) 他にも、カップルに一番人気だという一面ブルーLEDの雲海の中にある「幸せを呼ぶアーチ」、また、同園の自然美を活かして川の流れを演出する水上イルミネーション(音楽付き)もある。樹木のライトアップも行なっている。南極大陸。実際の色彩には程遠く、規模も分かりにくいが、手前の道で観ている人々の大きさが参考。

IMG_1074IMG_1060春は、昼間には球根類を中心とした膨大な花々や桜などの樹木、夜にはイルミネーションを楽しむことができ、二倍の充足感。「アイランド富士」という動く展望台(円盤)で地上45mの空中から360度の景観を観ることができる。(別料金)

イルミネーション期間終了後には、5月初旬から6月下旬頃までの「バラまつり」、5月下旬から7月初旬の「あじさい・花しょうぶまつり」などが催され、花の開花が続く。あじさいは約50種70,000株、花しょうぶは約50種8,000株とのこと。(2017年4月末情報) 秋の紅葉とライトアップも見ごたえがありそうである。そして、例年のイルミネーション開始は10月中旬。

★なばなの里(長島温泉系列) 所在地:三重県桑名市長島町駒江漆畑270

オフィシャルサイト: www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/index.html

*名古屋駅からの直通バス、無料駐車場有り。開園時間や交通機関の時刻表は季節や曜日によって異なるので、上記オフィシャルサイトでご確認を。

変わりつつあるデトロイトミシガン・セントラル駅 と その界隈

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ミシガン・セントラル駅:Michigan Central Stationはデトロイトの没落の象徴といえる姿を晒してきた。逆に言えば繁栄の象徴であったこの駅舎は1913年に世界で最も高層の鉄道駅ビルとして華々しく開業。18階建てという高さもさることながら、待合室は豪華な装飾が施され、ここから毎日200本の列車がニューヨークやボストン、シカゴ、ウェストヴァージニア、カナダに向けて出発していた。

1920~50年代の絶頂期には、デトロイトは米国で4番目に人口の多い都市であった。自動車産業を中心とした活気あふれる地で働こうとする多くの人々が列車に乗ってこの駅に期待と覚悟を胸に足を下したのだろう。

しかし自動車産業の発展とともに、鉄道は衰退。それは全米にいえたことだが、車の街デトロイトでは顕著で、70年代後半には駅構内の各所を閉鎖、そして1988年に最後のアムトラックを見送った。駅としての機能を閉じただけではなく、その後のデトロイトの荒廃によって駅舎も荒廃。解体するにも費用がかかる厄介者。荒廃の象徴を目にしたくないと思う人も多い一方、国の歴史登録財:National Register of Historic Placesに(1975年)指定されている歴史的建造物を保存しようとする運動も起き、カジノ、警察署をいれるなど再建案は出たそうだがいずれも頓挫。廃墟のまま放置状態にあった。

そこにビッグニュース! 2018年6月、この巨大廃駅ビルをフォード社が購入した。「22年までに自律走行車や電気自動車の試験、研究センターの中枢として社員2,500人を入居させる」と発表した。フォード社は近隣の空き地や、使われていない工場も購入している。

この一帯は、“コークタウン”と呼ばれ、当初はアイリッシュ系の人々の居住地として開拓が進み労働者向けの家屋:Worker’s Row Houseが並んだ。今もその一件がLodge Freewayに近い所に現存している(右下写真)。地域一帯もセントラル駅同様に国の史跡に登録されており、デトロイトで現存する最古の地区。この一帯を巡るウォーキングツアーもある。Trip Advisorなどでは、「ダウンタウンから歩いて行ける」と記されているが、個人での散策はお勧めできない。歴史的な建物を活用した洒落たレストランやバーが点在し、フォード社の決定後はさらに増えつつあるが、まだ、人通りの少ない道、空地、廃屋も多い。

今後の変化・発展に大いに期待したい。かつての駅ビルが生まれ変わり、ニュースに大々的に映し出される日が来ることだろう。

Cork&Gabel – Detroit, MI

Michigan Aveと16th streetのコーナー、セントラル駅ビルの前にあるレストランだ。

外観の古めかしさに反して、入り口を入った狭い空間は実にポップで彩りに溢れ、さらに店内に入るとシックな広々とした空間が広がっている。窓越しに、駅舎が見える。

古いランプや滑車など、この建物の歴史を伝える数々の装飾品が独特の雰囲気を創っている。(レポーターが訪れた日には)優しいウエイターが一つ一つの物の歴史を丁寧に説明してくれた。

アイルランド料理、イタリア料理、ドイツ料理が融合したレストランで、メニューや盛り付けにも凝っている。今春(2020年4月)、パティオエリアをオープンする予定。

Cork&Gabel – Detroit, MI

2415 Michigan Ave Detroit, Michigan
corkandgabel.com

Two James Spirits – Detroit, MI

禁酒法以来、デトロイトで最初に認可された蒸留所。ウィスキーやジン、ラムなどを生産し、試飲ルームではカクテルも提供し、バーとして訪れる人も多い。新築の建物には出せない渋い雰囲気が魅力。

ホームページで「地域の活性化と物づくりの強化を目的に、地元産の農産物を利用し、環境に配慮した最高品質の手作りのスピリットのみを生産することに取り組んでいます」と謳っている。金曜日の夕方と週末にツアーも提供している。

ボトルの形やラベルがなかなか凝っている。Johnny Smoking Gun Whiskeyという名のラベルには“末広がり”という日本語が! 日本料理のうまみに合うように創ったのだそうだ。独自のアジアンブレンド茶を使用し、スモーキーさを個性にしている。

Two James Spirits – Detroit, MI

2445 Michigan Avenue Detroit, MI 48216

フレデリックマイヤーガーデンズ&彫刻公園 ー 日本庭園で茶の湯 ー

『 Back-to-School … for Parents! 』学校生活についてのセミナー 1

IMG_3778ギャラリーで日本の陶芸の特別展

グランドラピッズ市にあるフレデリックマイヤーガーデンズ&彫刻公園(以下マイヤーガーデンズと略称)に、今年6月開園した日本庭園 『The Richard & Helen DeVos Japanese Garden』については、弊紙7月号で紹介したが、去る9月20日、その庭園内の茶室『晧月庵』にて茶の湯の実演が催された。この実演はマイヤーガーデンズ会員を対象にした特別企画で、日本庭園の着工以前より強い繋がりを保ってきた在デトロイト総領事館の手配により、JSDウィメンズグラブの茶道熟練者が点前を披露し、総領事館の文化担当職員が解説を務めて行われた。

DSC_5737 茶室『晧月庵』は日本庭園の池に臨み、広い窓からの見事な景色に恵まれた立地に凛と佇んでいる。天井の“網代張り”という編みや、木肌を残した柱などが古来から日本人が愛してきた自然美を伝えている。内装外装ともに日本の職人が造り上げた本格的なもので、千利休の作として伝えられる国宝『待庵』と同じ二畳台目小間という造り。素人からすると、小ぶり=大したことがないと判断しがちであるが、四畳半の間取りやさらに大きな広間より格が高く、茶人にとって理想とする究極の茶室であるとのこと。

IMG_3765 前述の造りに関する知識を教授くださった香羅師範は「このように立派な茶室が造られ、また、お点前で、優れた作品(茶碗)に手で触り美を感じることができ、すばらしいことです。」と話す。この日、実演の点前に使われただけでなく、参加者に振る舞う際にも使われた10数個の茶碗はマイヤーズガーデンズ所有のもので、ミシガン州と姉妹県州を結んでいる滋賀県を代表する信楽焼きの銘品が揃っており、“美術館に展示されるレベルのもの”との話。

DSC_5785 実演では、茶の湯は単なるティーパーティーではなく、人生を通して自らを極める‘道’であること、この1回の茶会のために客人や季節に相応しいテーマを決め、茶碗などの道具や掛け軸、花、菓子を厳選しており、それらに関する知識も茶人には必要であることなど、形式や動きの解説に留まらない説明が届けられた。「既に洗ってある茶碗や茶器を布(袱紗)で拭くのは、細心の扱いをしていると示すため」「亭主は茶碗の最も美しい正面を客に向け、客は正面に口をつけない」など、一つ一つの所作に配慮があることも伝えられた。

IMG_3766 参加者は「大変興味深かった」「香りが良い」「動作が優雅で美しい」「心が落ち着く時間をもつ良さを感じた」など感想を寄せた。

残念ながら、この茶室、通常は外観を見ることしかできず、内部見学の機会は(現時点では)月1回のペースで設定している“Inside the Japanese Teahouse”イベント日に限られる(2015年秋現在)。冬場は閉鎖するため、年内は10月25日(1時から5時)を残すのみ。追加料金はかからず、予約不要の先着順とのこと。

IMG_3764マイヤーガーデンズ Frederik Meijer Gardens & Sculpture Park

年間に55万人が訪れるというミシガン州屈指の観光施設でもあるマイヤーガーデンズは132エーカーというイメージし難いほどの広さと規模を誇る。広大な敷地内には、イングリッシュガーデン、チルドレンガーデン、樹林地、そして熱帯植物の温室もある。最もユニークなのは、彫刻公園エリアを中心に著名なアーティストによる彫刻が点在していること。

8.5エーカー(約1万坪)を占める日本庭園にも10以上の彫刻が、景観に融合して、あるいは日本庭園に独特のインパクトを与えて鎮座している。同園では、ガーデニングや植物、芸術に関する講演やワークショップ、野外ステージを利用したイベントなど、多彩な催しを提供している。

IMG_3771 メインビルティングにはギャラリーがあり、作品を入れ替えて展示をしている。  現在(9月中旬から2016年1月3日まで)『Japanese Ceramics Now-Tradition and Innovation:日本陶芸の今-伝統と革新』と題する特別展が『滋賀県立陶芸の森』との共同企画により開催されている。日本人による285点の応募から、日米の審査員が選考した25点を展示。これらの作品はGrand Rapids市の恒例イベントとなったアートコンテスト‟ArtPrize”のエントリーもしており、『日本陶芸の今』展(公募コンテスト)とは違った評価がでることが期待される。

茶の湯実演の日、『日本陶芸の今』展のオープニング式典に合わせて渡米中の作家、久保田厚子氏に遭遇し、話を伺う機会を得た。陶芸家であり岡山県立大学教授である久保田氏は、最も活動的な陶芸家の一人。今回の出展作品は『幾何学文様の青白磁大皿:Pale-blue Glazed Geometric Patterned Platter』で、その文様はは正方形を二つ回転させて重ねたパターンが連続する構造。青白磁は、白い石を原料とした磁器土から作られ、素焼した器に、焼くと青味のでる鉄分をふくんだ釉薬をかけて焼いた作品のことだが、絵柄のように見えるブルーの濃淡は、彩色ではなく凹凸によるもので、削りの深い部分に釉薬(液)がより多く溜まるために濃くなるのだそうだ。考えだしたデザインを紙にデッサンすることは容易だが、青白磁に燃成するのは非常に困難だという。デザイン発想に関して、「日本の学生は自分のアイデアやデザインを開発することが困難。そういう教育を受けてきていない」「観察が創造力の重要なステップ」と話す。

KUBOTA_140718_C-S 久保田教授は渡米中に、西ミシガン大学(Kalamazoo)そしてミシガン大学(Ann Arbor)日本研究センター主催のアートセミナーで講師を務め、「あるがままにものを見る」「創造力の扉を開ける」ことについて教示した。デザインを創造するための指南であるが、そっくり描くことによって右脳が刺激されるそうで、絵画に限らずクリエイティブな発想に繋がるとのこと。試す価値がありそうである。

【8月22日〜10月4日】Michigan Renaissance Festival – ルネサンス フェスティバル 開催中

【8月22日〜10月4日】Michigan Renaissance Festival  - ルネサンス フェスティバル 開催中 2

DSC_56388月22日から10月4日までの週末と Labor Day(+10/2金)、Holly(I-75近くPontiacとFlintの間)でルネサンスフェスティバルが開催されている。門をくぐると、ルネサンス期の衣装をまとった人々で賑わう不思議な空間が出現する。カラフルなペンキと花で彩られた店や小屋は大掛かりな舞台道具のよう。クラフト、踊りや音楽、寸劇などが楽しめる、期間限定特設テーマパークといったところである。

DSC_564217エーカーという広大な敷地には300を超すアーティストや工芸家のブースやテントの売店が立ち並び、工芸アート製品 ーーハーブ、石鹸、皮製品、手作りジュエリー、陶器、ガラス、絵画などなどーー のほか、他ではあまり見ないルネサンス風な衣装や装飾品を扱う店が多いのが特徴。占いや香りの店が魅惑的な雰囲気を醸し出している。ガラス製品の実演もしている。

DSC_5622場内各所17の大小ステージやストリートでは音楽や踊り、コメディー、曲芸などを日がな楽しむことができる。ハイライトは大広場で繰り広げられる馬上の戦いのショー。内容設定は子供も楽しめるような、茶番で笑いを誘うものだが、剣の立ち回りは演出とはいえ緊張させられる。パレードも見ごたえある。

子ども向けに、乗り物やゲーム遊びのコーナーがあり、木造りの大ブランコなど、電動ではないシンプルさがユニーク。コンピューターやハイテクゲームに慣れた現代っ子には素朴すぎかと思うが、そこが受けるのか、歓声があがる。

DSC_5556この映画村のようなヴィレッジを息づいたものにしているのが、様々な凝った衣装をまとった人々。貴族、騎士、ジプシー、盗賊、妖精や魔法使い、そしてもちろん村人などルネサンス期の住人(?)たちが、なんとなく道を歩いていたり、パブでおしゃべりに興じていたりする。従業員や店員、ショーの出演者のほかに、 公募による ‘エキストラ’の即席俳優も加わっている。それらしい衣装を着て訪れる一般客もかなり多く、ハロウィーンの仮装に慣れている人々とあってか、かなり本格的。衣装見物を楽しむのも一興である。タイムスリップしたような気分を味わえる、参加型のイベントといえる。

DSC_5644開場は10:00am~7:00pm。雨天でも開催。店を覗き、ショーをいくつか観ているうちに2,3時間はすぐに経つ。各週末の特別イベントも組まれている。

ビールも喫煙もありという、自由なルネサンスらしいフェスティバルだ。前述したように扮装も楽しめる場だが、騎士やパイレーツに欠かせない剣など、武器の類は持ち込めないのでご注意を。

I-75をExit106で降り、Dixie Highway南下

(またはExit93で降り、Dixie Highway北上)

入場料は大人$21.95、子ども(5~12歳) $12.95 。乗り物代は別。

(Walgreens, Kroger, Menardsなど取扱い加盟店で割引前売り券の入手が可能。)

詳しい情報は、www.michrenfest.com

手軽に気軽にアウトドア体験

今回は、自然が豊かなミシガンに住んでいるのだからトライしなくてはもったいないキャンプやカヌー、フィッシングをレンタル込みで気軽に体験できる耳より情報。やってみたいけれど道具を揃えるのは大がかり・・と感じている人、本格的に揃える前に一度試してみたい・・と考えている人にぴったりのサービスだ。しかも、問い合わせは日本語でOK。アウトドアに興味が薄い方でも、現地の人との話題づくりのためとしても価値があるだろう。

紹介するのは、キャンプ場のロケーションはランシングの北へ約85マイルのFarwellという市。日本人が多く住むノバイから車で2時間強のところである。フリーウェイからもアクセスしやすいプライベートのキャンプ場で、敷地内にあるBrookhaven Lakeでのフライフィッシングや、ネイチャートレイルの散策もできる。こじんまりとした規模ながらも、湿地、砂地、林、原っぱ、と様々で、植物も多様。時期が合えば、自生している山菜や、モレルという貴重なキノコにも出会える。

キャンプは、アメリカンスタイルの、立って歩けるほどの大型テントのレンタルが可能。アメリカ式とは? 外でバーベキューグリルでクッキングもできる一方、テントには電気が通っているので、照明付き。電子レンジも備えられているし、暑い日には扇風機も使える。エアーベッドにシーツ、調理用具と食器も用意されている。なんと、テレビ&DVDプレーヤーもあり、日本語のDVDも用意。自分のテントの持ち込みも可。テント数個分のキャンプ場なので、ほぼ貸し切り状態。リクエストすればキャンプ場を完全に貸し切ることも可能とのこと。*食料やタオル類は要持参。

敷地内には3つのキャンプファイヤースペースがあり、焚き木も準備。チェアーとテーブル、そしてハンモックもある。数分の距離にレストランやマーケット、ガソリンスタンドもあるような便利な地区でありながら、焚き木が爆ぜる音と虫やカエルの鳴き声が耳によく届く。いかにもアウトドアライフという気分になれること請け合い。日が落ちれば、市街地や行楽地では目にすることができない数の星が頭上に広がる。サテライトも見えれば、運が良ければ流れ星も・・・。

手軽なドライブで、日常を離れ、自然に囲まれた空間に身をゆだねることができる、別天地といえようか。オーナーであるジョンソン氏は「この自然を楽しんで欲しい。家族で素晴らしい時を過ごして思い出を作ってくれるのが自分の願い」と話す。

敷地内でのフィッシングは、ガイド付きでボートを借りることが可能(追加料金)。釣り道具も貸してもらえる。レッスンも提供。個人の湖なのでライセンスは不要。魚が潜む所を把握しているガイドの指導で、かなりの確率で釣りあげることができる。魚の種類はマス。千匹以上住んでいるとの話だ。大きいものは60センチ程=4キロ。30センチほどの魚がしょっちゅう釣れるとのこと。ただし、キャッチ&リリース。記念写真を撮ったら放ちましょう。

このキャンプ場と同じオーナーが提供しているカヤックレッスン、キノコ狩りレッスンもある。5月から10月まで、異なる種類のキノコ狩りが可能だという。

カヤックレッスンはキャンプ場から25分ほど南のMount Pleasantで、Chippewa Riverという美しい中規模の川を3~4時間かけて下る。流れが緩く、小岩に底を擦らないように気を配る必要があるほど、大半が浅い川なので初心者でも挑みやすいコース。ガイド同乗のカヌーライドも可能。ライフジャケット、ウォーターシューズも用意してくれる。川沿いに個人の家を時々見かけるものの、川面の石や流木の上で亀たちが甲羅干ししていたり、ワシやタカが頭上を悠然と旋回したり、生き物との出会いも多い。

モレル・マシュルーム

春(5月ごろ)のキノコ狩りのターゲットは前述したモレル・マシュルーム(写真左)という貴重な種類。日本名でアミガサタケという名前のごとく、カサが網目状になっていて独特な外見が特徴で、食用として珍重され、スーパーマーケットでは1ポンドあたり数十ドルの値が付くほど。なので、販売のためにハンティングする人もいるという話。乱獲が問題になっている。私有地に勝手に入らないことはもちろん、自然を荒らさない配慮が必要。また、似て非なる“食べられないキノコ”もあるので、知識のあるガイドと、採って良い場所でキノコ狩りをすべしと記しておく。経験豊富なガイドと一緒でも全く見つからないこともあるほど、難しいことも追記しておく。鹿やターキーの好物でもあると話。動物や自然が相手の戦いといえるのかも知れない。ちなみに筆者は上記キャンプ場の敷地内、それも前日に何度か歩いて行き来した車道の横で数個発見!オーナーの許可を得て、採取させていただく幸運に授かった。「前日には気づかなかった」と口にしたところ、一日で数センチ伸びるとのこと。知識と経験に加えてタイミングが重要だと思い知った。

キャンプ場の近くにはゴルフ場(30分以内に10コース)、ジップライン、ウォーターパークなどのレジャー施設もある。1泊でも充分にアウトドアを楽しめるが、長く滞在すればさらにバラエティーに富んだプランを立てることができる。周辺のレストランが安めなのも嬉しい点。

この近隣にはアーミッシュという、宗教的理念のもと、電気や自動車など現代技術を拒否または遠ざけて暮らしている人々が多く住んでいる。農耕や牧畜が主な生活基盤で、彼らが昔ながらの方法で育てた鶏の卵、野菜や果物、そしてそれらを材料にしたパンやパイ、ジャムを購入できる場所もある。キャンプ場のオーナーが教えてくれた自家製ペーカリーのお店=自宅の納屋では、パンやパイの他、メープルシロップ、そして、庭には売り物のキルトも並んでいた。クレジットカードは取らないので要注意。もう一つ注意したいことは写真撮影。アーミッシュの典型的な服装やバギー(馬車)は素朴で、絵柄的に魅力的だが、撮影はNG。キャンプ場オーナーを通してバギーライド体験もできる。

Natural Way Cheeseという、自然の材料と工程を踏襲しつつ、近代設備でチーズを作っている工房が最近オープンした。チーズ作りの様子を見学したり試食したり、買うだけではない楽しみも味わえる。ちなみに、ソーラーパワーはOKというアーミッシュの人々もいる。

前述したカヤックレッスンの拠点Mount Pleasantには、この周辺のネイティブアメリカンについての展示・学習施設であるZiibiwing Center、そしてすぐ近くにカジノもある。Ziibiwing Centerについては別の号で紹介したい。

キャンプやカヌー/カヤックレッスン、フィッシングの料金など詳細はホームページwww.brookhaven-lake.comに掲載されている日本語のパンフレット(“Japanese brochure”をクリック)に記載。営業は5月から10月まで。

問い合わせや申し込みはウェブ内のフォームまたは info@brookhaven-lake.com

オーナー/ガイド:Jeffry Johnson (313) 510-0928

           jeffjohnsonriverguide@yahoo.com   (英語のみ)

日本語での問い合わせ:サナエ (810)441-5653  sanaedori1818@yahoo.co.jp

A Mini-Stroll Around Capitol Lansing州都ランシングの散策ミニ情報

<!--:en-->A Mini-Stroll Around Capitol Lansing<!--:--><!--:ja-->州都ランシングの散策ミニ情報<!--:--> 9

 オールズモビルの誕生の地であるランシングは、工場見学ツアーや自動車博物館などの自動車関連のアトラクションも多いが、州都ならではの州議事堂に一度は訪れ、“州”の地位の大きさを建物からも感じたいもの。1992年に復元されたこの州議事堂は国会議事堂の雰囲気が漂い、外見も内装も足を伸ばして見学する価値がある。円形ホールのガラスのフロアや手塗りの装飾的な長い壁などが見事。 周辺には、州都ゆえなのか、公園や自然保護地など、公営の、安価あるいは無料で利用できる施設が多いのも特徴。美しいキャンパスを持つ近くのミシガン州立大学のキャンパスも必見。今回は、琵琶湖にゆかりある日本庭園と、手ごろなサイズの動物園を紹介。

Shigematsu Memorial 重松メモリアルガーデン

(ランシング コミュニティ カレッジ、キャンパス内)

 ランシング・コミュニティカレッジは、琵琶湖に浮かぶ船「ミシガン」へ学生を派遣するなど、何百人もの学生や教員に日本での就労経験機会を与えてきた‘日本アドベンチャープログラム’を設けたカレッジ。キャンパス内には、このプログラムの25周年記念事業として、創設に貢献した元琵琶湖汽船社長の故重松徳氏を記念して設置された日本庭園がある。築造には日本の造園会社が庭園の計画と技術指導を行い、2006年9月に完成した。

 琵琶湖を池で、比叡の山々を築山で表現したとのことだ。テニスコート半面ほどの広さだが、松、モミジ、サクラといった日本の四季を彩る樹木が配されている。大小の灯籠もあり、池には錦鯉が泳いでいる。 入園自由。

 意外なところにある日本との絆の象徴だ。

*庭園は州議事堂からほんの数百メートルだが探しにくいのが難点。

N Capitol Ave沿い(東側)、Shiawassee StreetとSaginaw Streetの間。
北隣の建物(520 N Capitol Ave, Lansing)横のサインと生垣が目印。

ウェブサイトwww.lcc.edu/ssh/humanities/Shigematsu

Potter Park Zoo ポッターパーク動物園

 ラクダ乗りやポニーライド(子馬乗り)が楽しめる手ごろなサイズの公営動物園。早足ですたすた回れば20分ほど。広大な動物園と違って各エリアが近く、動物が見やすい距離に居るので小さいお子さん連れにはもってこい。Farm Yard(ミニ牧場)や飼育員によるお話タイム(6月から9月のレイバーデーまで)など、動物を身近に感じられる設備やプログラムを工夫している他、敷地を利用して動物とは直接関係のないイベントも提供している。5月にはワインとビールのテイスティング、6月には子供対象の1マイルランが企画されている。また、駐車所の横には池があり、林も広がり、ピクニックやバーベキューを楽しむこともできる。

住所:1301 Pennsylvania Avenue Lansing, Michigan

 I-496のフリーウェイを#7の出口で降りてすぐという便利なロケーション。入場料は大人$10(市民は$4)、子供(3~16歳)$2。(別に駐車場料金$5)

ウェブサイトwww.potterparkzoo.org

 

 オールズモビルの誕生の地であるランシングは、工場見学ツアーや自動車博物館などの自動車関連のアトラクションも多いが、州都ならではの州議事堂に一度は訪れ、“州”の地位の大きさを建物からも感じたいもの。1992年に復元されたこの州議事堂は国会議事堂の雰囲気が漂い、外見も内装も足を伸ばして見学する価値がある。円形ホールのガラスのフロアや手塗りの装飾的な長い壁などが見事。 周辺には、州都ゆえなのか、公園や自然保護地など、公営の、安価あるいは無料で利用できる施設が多いのも特徴。美しいキャンパスを持つ近くのミシガン州立大学のキャンパスも必見。今回は、琵琶湖にゆかりある日本庭園と、手ごろなサイズの動物園を紹介。

Shigematsu Memorial 重松メモリアルガーデン

(ランシング コミュニティ カレッジ、キャンパス内)

 ランシング・コミュニティカレッジは、琵琶湖に浮かぶ船「ミシガン」へ学生を派遣するなど、何百人もの学生や教員に日本での就労経験機会を与えてきた‘日本アドベンチャープログラム’を設けたカレッジ。キャンパス内には、このプログラムの25周年記念事業として、創設に貢献した元琵琶湖汽船社長の故重松徳氏を記念して設置された日本庭園がある。築造には日本の造園会社が庭園の計画と技術指導を行い、2006年9月に完成した。

 琵琶湖を池で、比叡の山々を築山で表現したとのことだ。テニスコート半面ほどの広さだが、松、モミジ、サクラといった日本の四季を彩る樹木が配されている。大小の灯籠もあり、池には錦鯉が泳いでいる。 入園自由。

 意外なところにある日本との絆の象徴だ。

*庭園は州議事堂からほんの数百メートルだが探しにくいのが難点。

N Capitol Ave沿い(東側)、Shiawassee StreetとSaginaw Streetの間。
北隣の建物(520 N Capitol Ave, Lansing)横のサインと生垣が目印。

ウェブサイトwww.lcc.edu/ssh/humanities/Shigematsu

Potter Park Zoo ポッターパーク動物園

 ラクダ乗りやポニーライド(子馬乗り)が楽しめる手ごろなサイズの公営動物園。早足ですたすた回れば20分ほど。広大な動物園と違って各エリアが近く、動物が見やすい距離に居るので小さいお子さん連れにはもってこい。Farm Yard(ミニ牧場)や飼育員によるお話タイム(6月から9月のレイバーデーまで)など、動物を身近に感じられる設備やプログラムを工夫している他、敷地を利用して動物とは直接関係のないイベントも提供している。5月にはワインとビールのテイスティング、6月には子供対象の1マイルランが企画されている。また、駐車所の横には池があり、林も広がり、ピクニックやバーベキューを楽しむこともできる。

住所:1301 Pennsylvania Avenue Lansing, Michigan

 I-496のフリーウェイを#7の出口で降りてすぐという便利なロケーション。入場料は大人$10(市民は$4)、子供(3~16歳)$2。(別に駐車場料金$5)

ウェブサイトwww.potterparkzoo.org

 

【ミシガン州】ー Japan News Club 7月号 ー

Japan News Club 7月号が発行されました。お近くの日系スーパーや日本レストランで入手いただけます。なお、ご自宅からも楽しんでいただけるよう、こちらからもご覧いただけます。
掲載広告に関しましては、現在の新型コロナの影響により営業時間や営業形態が変更されている可能性があるためウェブサイトやお電話(広告上のウェブアドレスをクリック)でご確認の上ご利用ください。

Japan News Club 7月号クリック

<目次>

02 ・・・夏を楽しむカヤック(続)
03 ・・・コミュニティニュース
04-5 ・・・喧喧諤諤
06 ・・・言葉の架け橋
06 ・・・ゴルフノスゝメ
07 ・・・アメリカ生活の豆知識
07 ・・・お花の随筆
08 ・・・心臓病治療の最前線
09 ・・・卒業生2020!
10 ・・・Standard Golf
11 ・・・New Normal の基本
13 ・・・クラシファイド
14 ・・・Brewery 紹介
15 ・・・コミュニティイベント

ミシガン州のステートパーク②

ミシガン州のステートパーク② 7

IMG_2158 先月ご紹介したメトロデトロイトの住宅地に近い4カ所に続いて、今回はグンと離れて、U.P.(アッパーペニンスラ)のステートパークの中から紹介。

アッパーペニンスラ(Upper Peninsula)はミシガン州北西部を形成する半島。正式な名称はUpper Peninsula of Michiganだが、単にUpper Peninsula、Upper Michigan、またはU.P.と呼ぶことのほうが多い。アッパーとロウアー(と呼ばれることはあまりない)を隔てるマキナック橋より北を訪れる日本人はあまり多くないが、州内外を問わず、U.P.を愛して止まない人が多い地域だ。森林が広がり、キャンピング、ハンティング、スノーモービル等、アウトドアアクティビティや、ただただのんびりと避暑や脱日常目的で訪れる人が多い。

アッパーペニンスラ(以下U.P.)の北側はスペリオル湖。観光地としては、スペリオル湖とヒューロン湖の間にあるスー・セント・マリーのロック(閘門)の見学やクルーズツアー、そしてスペリオル湖の南岸Pictured Rocks National Lakeshoreの岸壁巡りの遊覧船などがポピュラー。スー・セント・マリーのロックについては、今月号p15「カナダのアガワ渓谷へ列車の旅」の文末で触れているのでそちらもお読みいただければ幸い。

U.P.のステートパークの多くは、キャンプ場の機能を主とした所。湖畔やState Forest:州有林などに、40以上の州のキャンプ場がある。UPに限らず、テント用のサイトのみの所もあれば、電気や下水の利用も可能な施設、ベッドも備えているキャビンなど、設備は様々である。ミシガン・ステートパークのウェブサイトwww.michigandnr.comで事前予約が可能。予約が不要な場所もあるので、事前にご確認を。

弊紙では今回、ステートパーク群のなか、‘Scenic Site’と呼ばれる景勝地や、散策向きな4カ所を紹介。詳細や地図はホームページで。www.michigandnr.com

DSC_7644 Wagner fallsWagner Falls Scenic Site

Pictured Rocks National Lakeshore自然公園へのクルーズ船が出ている町Munisingから2マイル南にある滝。駐車場から0.5マイルほどで滝に行き着くことができる。規模はさほどではないが、木道も含む遊歩道が整備されていて、とても歩きやすく、木々の香りや木漏れ日を楽しみながらの軽い散歩感覚で訪れることができる。サンダルでも問題ない程。滝を臨むデッキもある。

800px-Tahquamenon_falls_upperTahquamenon Falls State Park

ミシシッピー川より東で最大級の滝があるステートパークとの話。とはいえ、幅の割りに落差が少ないせいか、それ程の規模には見えない。滝を見るためだけに足を運ぶとがっかりすると思われる。ハイキングやピクニック、釣りなど、周りの自然を楽しみに行くのが良さそうだ。新旧、雰囲気の異なるキャンピングサイトが充実していて、キャンパーに人気が高い。マキナック橋からM-123で北方へ80マイル程。

IMG_2167Fayette Historic State Park  4785 II Roa d Garden, MI 49835

U.P.の南岸、ミシガン湖に面した小さな半島にあるFayette Historic Townsiteという遺跡を中心とするパーク。1880年代に鉱業関係の会社を中心に栄えた町を文化保護と観光のために修復して残している。かつての作業所跡、ホテルや管理職者の住居、学校、店や集会所などが(内装の復元は施していないが)保存されており、U.P.の産業の歴史が垣間見れると同時に、タイムスリップした気分になり、ゆっくりと時が流れる空間を味わうことができる。主に夏休み時期、この雰囲気と施設を生かした多くのイベントが催される。イベントのスケジュールや開園時間はwww.michigan.gov/fayettetownsiteで。模型などの展示物やギフトショップがある(近代建築の)ビジターセンターがあり、そこを拠点に1マイル以内のトレイルがいくつかある。

Bond Falls Scenic Site 

U.P.の西部、ウィスコンシン州まで20マイル程の所にある景観の良さが人気の滝。滝つぼ側には滝を正面から見ることができるデッキがあり、滝の両側に滝の上流までハイキングトレイルが続いている。左手は自然そのままに林の中を登るコース。右手は途中までは階段も整えられたコースで、手を伸ばすと滝の水に届くほど間際を歩くことができる。

★宿泊情報:キャンプをしない方は、U.P.での宿泊施設は地域と数が限られているので、早目の予約をお勧めする。Pictured Rocks National Lakeshore観光の拠点の町であるMunisingはホテルやインが意外に少ない。そこから40マイルほど西に位置するU.P.最大の都市Marquetteや、ミシガン湖の西北の町Escanabaなどに数多くある。

IMG_2139 Bond fallsちょっと脇道 Canyon FallsというMunisingから西へ100マイルほどにある滝。規模は小さいが、コーラかコーヒーのような水の色が独特。US-41近く。
DSC_7637Pictured Rocks National Lakeshoreの一部を、長いハイキングをしたり、遊覧船に乗ったりしなくても上から眺めることができるポイント、Miners Castle PointのUpper Overlook(崖上の展望デッキ)からの絶景。Munisingから北東へ10マイル程。

アイスランドで オーロラ鑑賞

アイスランドで オーロラ鑑賞 2
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著作権:Guide to Iceland

10月から4月が好時期

初回はオーロラ鑑賞のバスツアー利用をお勧めしたい。光や遮るもののない、美しく見える場所を知りつくしているし、ガイドが情報を交信しあっているのでオーロラに出会える可能性が高い。出現または雲が流れるのを待つ間はバス内で寛いでいても、ガイドが声をかけてくれるのも利点。日本語を含む多国言語のオーディオガイドを備えているツアーが多くあるので、シンプルな英語が理解できれば大丈夫。ツアーの行き先はデータにより、その日に出る活率の高い方面に向かうとのこと。全く見られなかった場合には別の日に無料参加できるツアー会社もある。雲の合間とはいえ少しでも見られると返金は無い。

筆者はといえば、初日に予約したオーロラ鑑賞ツアーは天候条件が悪いためキャンセルされ、次の日に再予約したツアーではあちこちに移動し、帰還時刻を遅くしてくれてかなり粘った挙句、雲の間にちらほらと見えた程度。期待度が上がっていただけに落胆。。。レンタカーで郊外に移動した3夜目にして丘陵の上にたなびくオーロラに遭遇できた!数分のことであったが、やはり大感動もので、心が高鳴った。

各地の先住民たちはオーロラを不吉なものとして捉えたというが、確かに、生きているかのように強弱を変え波打っDSC_7366たり渦を巻いたりする不思議な動きと色の出現には、息をのむ美しい現象に出会えた喜びにあわせて、引き込まれそうな怖さと自然への畏怖を感じさせる凄味があった。

目にはありありと見えたオーロラであったが、残念ながら写真は無い。普通レベルのカメラやiPhone/iPadでは、ごく薄~い霞程度にしか写らなかった。一眼レフを持っていかなかったのが痛恨の極み。

今年(2017年)の年明けごろ、周囲の人たちから、「アイスランドを旅した」という話がいくつも耳に入り、その理由と魅力を探りはじめてすぐに、3月の航空券を手配した。

アイスランドのイメージはその国名の通り、氷=極寒、そして白夜。という程度であったが、オーロラ目的に行く人が多いほどオーロラ鑑賞に向いていて、自然がとても豊かで、オーロラ以外の観光がかなり充実していると知った。火山国であり温泉があることも、温泉の無いミシガンに住む日本人としては魅力。

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著作権:Guide to Iceland

そして何よりも、迷うことなく航空券を購入したのはその安さ!WOW airというアイスランドの航空会社で、北米からアイスランドまでなんと$300以下の往復チケットが!(時期によって格差あり)

残念ながらデトロイトからの便は無く、北東部アメリカではボストンとニューヨークから毎日、ピッツバーグ(ペンシルバニア州)からは毎日ではないが飛んでいる。デトロイトから近い所ではカナダのトロントからの直行便がある。筆者は税込み$237でトロントからの往復チケットをゲット!(トロント空港へは友人と車で。)

しかしながら、航空券は安いものの、WOW airは機内持ち込みの(小さいハンドバッグなど以外の)荷物代や座席指定も有料であること、また、アイスランドの飲食費は全般に高いことを記しておく。宿泊料金は時期によってかなりの上下があるが、アイスランド第一の都市(首都)であり観光の拠点でもあるレイキャビクでは、アメリカの大都市並みか、概して外装も内装もシンプルな分、平均的には多少安めといえよう。

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著作権:Guide to Iceland

観光・散策スポットが豊富

オーロラが見られなくとも、観光旅行先としての魅力が十分にある。

北大西洋に浮かぶ小さな島:正式名称アイスランド共和国には、手付かずの自然が多く残っている。氷の洞窟や「地球の割れ目」と呼ばれる地形が絶景ポイントであり、滝や間欠泉、氷河がポピュラーな観光ツアースポットであるが、空港の周辺にも広がる溶岩大地の眺めも、日本では見られないもの。温暖さゆえなのであろう、豊かに苔むす溶岩台地が広がる景観は何とも心惹かれる不思議なものであった。

日本語のアイスランド観光情報サイト Guide to Iceland:https://guidetoiceland.is/jaで地理や歴史の概要から観光スポットやツアー案内、運転ガイドやレンタカーの借り方まで詳細に情報を紹介している。弊紙でも別の回で、見どころの詳細や食について経験談をおり交ぜて紹介してゆきたい。

IMG_0491オーロラ鑑賞に適している理由

アイスランドは緯度65度~80度あたりを結ぶオーロラベルトと言われる地域にすっぽりと入っている。首都レイキャビクの北緯は64度。日本の本土最北端の地である宗谷岬が北緯45度と46度の間なので、それよりかなり北に位置するが、暖流と火山活動の影響で比較的温暖であり、最も低い12月の平均気温が-2.8℃。オーロラ鑑賞で名高いイエローナイフやフィンランド北部は-20度から-30度なので、そちらに比べて、極寒に身をさらさずにチャンスを待てるのである。ただ、風が強い日が多く、湿気もあるために(ドライなミシガンより)温度の割に寒く感じる。

全く日が昇らない極夜こそはないものの、冬至頃にはレイキャビクで日の出が10時過ぎ、日の入りが午後2時半。日の出前と日没後に薄暗い時間帯がかなりあるが、それでも暗い時間が長い。つまり、見られる時間帯が広い。また、早い時間帯(夜中前)に出現率が高いのも特徴だという。レイキャビク発の大抵のオーロラ鑑賞ツアーは夜8時から11時ごろに設定されている。10月から4月ごろまでが好時期で、春分の前後が最適だということ。

8月後半に見えることもあるそうだ。

目にした多くの観光PRでは触れていないが、アイスランドは曇りの日が多い。天気がカギを握るといえよう。また、光の弱いオーロラは月光で見づらくなるため、新月時期の方があざやかに見える活率が高くなる。また、絵葉書などの画像をみるかぎり緑色のものが多く、ラップランド(北欧)よりダイナミックさに欠けるようではある。

が、アイスランドならではの台地や山や氷河の上に出るオーロラは格別!

レポートby NM

San Antonio, Texas: Deep Into Spanish Cultureスパニッシュ文化が色濃く残る San Antonio, Texas ミシガンより一足早く温かい風と花を楽しむ

<!--:en-->San Antonio, Texas: Deep Into Spanish Culture<!--:--><!--:ja-->スパニッシュ文化が色濃く残る San Antonio, Texas ミシガンより一足早く温かい風と花を楽しむ<!--:--> 10

 サンアントニオはテキサス州の南に位置し、メキシコ国境まで車で約3時間。スペイン人宣教師の入植によって集落が生まれ、その後、メキシコの統治時代を経多歴史があり、多くの文化が融合する街。歴史的遺産も数多く、周辺には広大な自然があり、いろいろな時の過ごし方ができる。

 ダウンタウンが観光の目玉で、川の運河沿いに美しい遊歩道が整備され、River Walk(リバーウォーク)と呼ばれ人気を集めている。川に面して洒落たレストランやバーが並び、散歩や食事をするだけでも楽しめる。モザイク画などが点在していて、面白い。ガイドつきの遊覧船で、川風を楽しみつつ、建物や賑わいを眺めるのも一興。

 メキシコ軍との戦いの舞台「アラモ砦」は、その戦いが映画化されて知名度が上がり、テキサスを代表する観光地のひとつになっている。建物だけでなく展示品も見ごたえがある。

 アラモ砦に並んで全米でも貴重な史跡がSan Antonioにある6つのスペイン人の伝道所(San Antonio Missions National Historical Park)。1718年から1731年の間にSan Antonio川に沿って建てられたもので、戦争中には基地となったものもあり、つぎはぎや増築された石造りの建物に、様々な国の文化の影響を受けた歴史が窺われる。Alamoの砦を除く4つの伝道所は、現役のローマカトリック教会になっている。

 運河に近い18世紀半ばのスペイン集落ラ・ヴィリータ地区は、古い家を利用したアートギャラリーや小物の店が並び、お洒落な場所として特に女性に人気。(左、下から2番目の写真)

 メキシコ系のレストランや雑貨店が密集しているマーケット・スクエア周辺(左下の写真)は、ミニ・メキシコ街といったところ。週末など、路上ステージでのライブミュージックや民族ダンスも行われる。この辺りのレストランやベーカリーには、馴染みないスイーツが並んでいる。

 ダウンタウン内の観光には車は必要なく、リバーウォーク周辺は歩いてでも充分に回れる。乗り降り自由なトラムが観光の目玉を繋いでいる。マーケット・スクエアは少々離れているものの、歩いて行ける範囲。

 サンアントニオはテキサス州の南に位置し、メキシコ国境まで車で約3時間。スペイン人宣教師の入植によって集落が生まれ、その後、メキシコの統治時代を経多歴史があり、多くの文化が融合する街。歴史的遺産も数多く、周辺には広大な自然があり、いろいろな時の過ごし方ができる。

 賑わいのあるサンアントニオ中心界隈だけでなく、レンタカーを借りて郊外へ足を延ばすことをお奨めしたい。広大な大地と雄大な自然の一端や西部開拓時代の雰囲気を残した街を見ることができる。

 B&B(民宿)の女主人や観光局の女性の一押しは、サンアントニオから1時間ほど北方の町 Fredericksburg。カウボーイが現れそうな雰囲気があるメインストリートには石造りの古めかしくも小綺麗な店が並んでいる。

 周辺ヒルカントリーはワイルドフラワーの美しさで知られ、Fredericksburgの西にあるWildseed Farms (右写真)では草花の種や苗木、草花を原料にした加工品を多種扱っている。隣接のガーデンは良く手入れされ花が溢れている。季節により彼方まで広がる花畑も眺められる。http://www.wildseedfarms.com/

 Prime Outlet in San Marcusは、ダウンタウンから車で(Austin方向へ)30分程の所にあるアウトレットモールで、店舗が多く、高級ブランド店がかなり揃っている。

 4月中旬から10日間にわたって行われる“フィエスタ サンアントニオ”はサンアントニオ最大のお祭りで、連日パレードやコンサートが催される。19世紀末の戦いの英雄を称える目的で始まったのが由来といわれ、テキサスの歴史を知り、ヒスパニックとの文化交流をする意味あいが加わったという。期間中のホテル予約は早めでないと難しいが、お祭りが近づくと家や店のドアや窓などにカラフルなリースが飾られるので、前後に行っても華やかな催しのお裾分けに預かれる。(右下写真)

 最後に食の楽しみ。何といってもメキシコレストランが多い。建物や内装、店員の衣装は準本場もの。リバーウォークでは流しの歌手がテーブルを回っていて、陽気な雰囲気を盛り上げている。

 そして、テキサスは言わずと知れた畜産の盛んな地。ビーフのステーキは、さすが産地という美味しさ。バイソンのバーガーといった珍メニューにも出会った。

 サンアントニオはテキサス州の南に位置し、メキシコ国境まで車で約3時間。スペイン人宣教師の入植によって集落が生まれ、その後、メキシコの統治時代を経多歴史があり、多くの文化が融合する街。歴史的遺産も数多く、周辺には広大な自然があり、いろいろな時の過ごし方ができる。

 ダウンタウンが観光の目玉で、川の運河沿いに美しい遊歩道が整備され、River Walk(リバーウォーク)と呼ばれ人気を集めている。川に面して洒落たレストランやバーが並び、散歩や食事をするだけでも楽しめる。モザイク画などが点在していて、面白い。ガイドつきの遊覧船で、川風を楽しみつつ、建物や賑わいを眺めるのも一興。

 メキシコ軍との戦いの舞台「アラモ砦」は、その戦いが映画化されて知名度が上がり、テキサスを代表する観光地のひとつになっている。建物だけでなく展示品も見ごたえがある。

 アラモ砦に並んで全米でも貴重な史跡がSan Antonioにある6つのスペイン人の伝道所(San Antonio Missions National Historical Park)。1718年から1731年の間にSan Antonio川に沿って建てられたもので、戦争中には基地となったものもあり、つぎはぎや増築された石造りの建物に、様々な国の文化の影響を受けた歴史が窺われる。Alamoの砦を除く4つの伝道所は、現役のローマカトリック教会になっている。

 運河に近い18世紀半ばのスペイン集落ラ・ヴィリータ地区は、古い家を利用したアートギャラリーや小物の店が並び、お洒落な場所として特に女性に人気。(左、下から2番目の写真)

 メキシコ系のレストランや雑貨店が密集しているマーケット・スクエア周辺(左下の写真)は、ミニ・メキシコ街といったところ。週末など、路上ステージでのライブミュージックや民族ダンスも行われる。この辺りのレストランやベーカリーには、馴染みないスイーツが並んでいる。

 ダウンタウン内の観光には車は必要なく、リバーウォーク周辺は歩いてでも充分に回れる。乗り降り自由なトラムが観光の目玉を繋いでいる。マーケット・スクエアは少々離れているものの、歩いて行ける範囲。

 サンアントニオはテキサス州の南に位置し、メキシコ国境まで車で約3時間。スペイン人宣教師の入植によって集落が生まれ、その後、メキシコの統治時代を経多歴史があり、多くの文化が融合する街。歴史的遺産も数多く、周辺には広大な自然があり、いろいろな時の過ごし方ができる。

 賑わいのあるサンアントニオ中心界隈だけでなく、レンタカーを借りて郊外へ足を延ばすことをお奨めしたい。広大な大地と雄大な自然の一端や西部開拓時代の雰囲気を残した街を見ることができる。

 B&B(民宿)の女主人や観光局の女性の一押しは、サンアントニオから1時間ほど北方の町 Fredericksburg。カウボーイが現れそうな雰囲気があるメインストリートには石造りの古めかしくも小綺麗な店が並んでいる。

 周辺ヒルカントリーはワイルドフラワーの美しさで知られ、Fredericksburgの西にあるWildseed Farms (右写真)では草花の種や苗木、草花を原料にした加工品を多種扱っている。隣接のガーデンは良く手入れされ花が溢れている。季節により彼方まで広がる花畑も眺められる。http://www.wildseedfarms.com/

 Prime Outlet in San Marcusは、ダウンタウンから車で(Austin方向へ)30分程の所にあるアウトレットモールで、店舗が多く、高級ブランド店がかなり揃っている。

 4月中旬から10日間にわたって行われる“フィエスタ サンアントニオ”はサンアントニオ最大のお祭りで、連日パレードやコンサートが催される。19世紀末の戦いの英雄を称える目的で始まったのが由来といわれ、テキサスの歴史を知り、ヒスパニックとの文化交流をする意味あいが加わったという。期間中のホテル予約は早めでないと難しいが、お祭りが近づくと家や店のドアや窓などにカラフルなリースが飾られるので、前後に行っても華やかな催しのお裾分けに預かれる。(右下写真)

 最後に食の楽しみ。何といってもメキシコレストランが多い。建物や内装、店員の衣装は準本場もの。リバーウォークでは流しの歌手がテーブルを回っていて、陽気な雰囲気を盛り上げている。

 そして、テキサスは言わずと知れた畜産の盛んな地。ビーフのステーキは、さすが産地という美味しさ。バイソンのバーガーといった珍メニューにも出会った。

SEA LIFE Michigan Aquarium – Auburn Hills, MI

DSC_48021年の半分近くが寒いミシガンで、貴重なお出かけ場所

Great Lakes Crossing Outletsモールの中にある室内水族館。規模はさほど大きくはないのだが、大きいものではサメやエイ、小さいものはタツノオトシゴやクラゲなど、5,000以上という展示数はかなりのもの。迷路のような順路で、同じ水槽を横からも逆側からも鑑賞したり、魚眼レンズ式のガラスを通して見たり・・・と、見ごたえもなかなか。

DSC_4811DSC_4842館内はいくつものテーマ別のコーナーに分かれていて、波止場をイメージした背景や水槽内のデコレーションを施したコーナーや、カラフルな造り物の岩場もあって、(本物の自然の再現とは逆を行っているようだが)ちょっとしたミニテーマパークの感。短いながらも頭上180度のトンネル水槽もある。

学習的な側面を充実させていて、Hands on:触れるもの、クイズパネルなど、遊び感覚で学べる類の設備が多い。

Interactive Touchpoolという浅い水槽では、子どもも手を入れて中にいるヒトデやエビに直に触れることができる。

DSC_4841カメのコーナーがかなりの充実度。

世界各地の様々なカメの種類や生態についてパネルなどで展示している他、絶滅が危惧されているカメを救うための活動についても紹介している。

カメは空気呼吸をするために海面に浮上し、そのためにボートに当てられる事故が発生するそうで、当館には、フロリダでボート事故に遭い、自力で生きられなくなった海ガメがいて、人気者になっている。保護と同時に、レスキューや保護活動の支援への理解や協力に活かしている。

各コーナーや水槽でのスタッフによるお話や餌やりのタイムスケジュールをチェックしておくと、より楽しめる。1時間おきに何かしらの企画が行われている。

DSC_4838【所在地】4316 Baldwin Road, Auburn Hills Michigan, 48326
(Great Lakes Crossing Outlets内)

【営業時間】
月―土 10am-8pm
日   10am–5pm

【ウェブサイト】www.visitsealife.com/michigan

【入館料】(オンライン購入は10%引き)大人$23.50、小人(3-12才)$18.50、3才以下無料(オンライン購入は10%引き)

*サイズの割に高い気がするが、設備と維持費を考えると当然とも言える。

バックステージツアー(別料金)、誕生日会開催なども提供している。DSC_4847

 

マークトウェインが「地球で最も綺麗な絵のよう」と賛称したレイク・タホ

カリフォルニア州とネバダ州の州境に位置し、透明度が高い湖として有名なレイク・タホ(Lake Tahoe)。周囲の山々から63もの川によって雪解け水が流れ込んでいる故だそう。

 水の色が美しく、周りの緑、そして遠方の山々が望める。スケールの圧倒的な大きさがウリの北米の様々なナショナルパークに比べて、絵葉書向き、絵画的な美しい景色を楽しめる所といえようか。シエラネヴァダ山中、標高約1900mに位置し、周囲約115km(72マイル)。一大リゾートエリアだが、観光資源でもある豊かな自然が保持されいる感がある。

 冬はスノーアクティビティーが盛んで、規模は巨大ではないものの、スキーヤーの間では名スキーエリアとして世界的に知られている。秋の紅葉も見事だが、夏が最もポピュラーでレジャーの種類も多いシーズン。

 レイクでのアクティビティーの筆頭はウォータースポーツ。カヌーや手漕ぎボートなども良いが、遠浅で波が少ない岸のあるレイク・タホでは、Stand up water boardという浮力のある長―い板に発ってパドルで漕ぐアクティビティーが人気(右写真)。そう!場所によってはかなりの遠浅で、必死に漕いで100メートルほど岸から漕ぎ出した所で、立って歩いている人の胸あたりの水位しかなく、「歩いて来られたのね~」と、がっくりしたほど。逆に言えば初心者にはもってこいの地の利。

 レンタルショップやクルーズの拠点は南側湖畔に多い。遊覧船での食事付クルーズやサンセットクルーズなど、優雅な楽しみ方もある。Statelineという文字通り州境の街などから湖畔観光船が運行。水車で走る趣ある観光船はZephyr Coveという湖畔南東の岸が拠点。

 湖岸は(道路からは見えない所も多いが)、砂浜、岩場、湿地帯、崖、森林帯などバラエティーに富んでいる。

 陸に目を向ければ、周辺には数多くのハイキングトレイルがあり、軽装で気軽に歩いて絶景を望めるコースも多い。乗馬で大自然の中を進むのも爽快。冬場に輸送手段として活躍するゴンドラの中に、他の季節にも動いているものもあり、容易に高度からの壮大なパノラマを眺望することも叶う。

 湖の周りには、湖岸に沿いつ離れつ道路があり、大小の近代的または可愛い街、素朴な集落、そしてキャンプ場から高級リゾートまで、様々な表情を持つ地区があるのが面白い。起伏がかなりあるのでサイクリングであれば熟練者か超健脚者向けだが、車で一周してみることをお勧めしたい。

初めて訪問するならホテルが多くカジノに足を延ばせるサウスを勧めたい。昼は手軽なミニゴルフやウォータースポーツ、夜はカジノでビュッフェやギャンブル&ショー三昧もあり。

 レイク・タホ全域にわたって湖畔沿いは営業施設やプライベートな敷地、あるいは州立公園な保護地区が大半をしめているが、広い砂浜があるBaldwin Beachなど、一般客が入れるビーチもある。観光シーズにはパーキングが難しいのでご留意のほど。ここに限らず、シーズン中の週末には道路もかなりの渋滞が起きる。

 「豊かな自然が保持されいる感がある」と冒頭に記したが、観光化が年々進んでいるという話。楽しみも増えている一方、混雑さや、かつてののんびりとした良さが失われたことを残念がる人も少なくないという。また、「近年は富栄養化が進み、年間0.25mずつ透明度が低下してきている。」とのウィキペディアでの記載も目にした。親しまれつつも美しさが残ることを願ってやまない。

 ちなみに、ヨセミテ日帰りツアーもある。

RENO, Nevada

 レイク・タホはサンフランシスコから4時間強のドライブで行けるリゾート地として親しまれているが、空港で近いのは北東に位置するネバダ州のRENO(レノ) で、レイク・タホの北岸までは車で通常1 時間ほどで着く。山を越すが、それほどの山道ではなく、景観の良いドライブ。

 RENOはラスベガスに次ぐネバダ州のカジノの名所。ラスベガスより数段、いや数十段もこじんまりとしているものの、古くは鉱物(特に金)の集散地として栄えた都市に相応しく、風格のある建物も多く、趣ある土地。街の愛称は、“The Biggest Little City In The World”(世界で一番大きい小都市)。散策しているとその意味が何となく感じられる。この地を愛して移住したアーティストが多いそうで個性的な作品や、洒落た内装・外装のレストランも目にする。

 ダウンタウンの川沿いは美しく整備され、散歩、川遊びもでき、周辺でショッピングもできる。

 ホテルの最上階の温水プールのジャグジで遠くの山々や赤土の台地をのんびりと眺めていた時に居合わせた米人が、「毎年、Renoに来るのよ。ラスベガスのような喧騒がなくて好き。見事な絶景でしょ?!」と話しかけてきた。聞けばLAからの訪問とのこと。「観光客だけれど、何となく懐かしくて、ホームタウンに戻ったような気もちがするのよ。」とも。

 余韻が残る地であった。

Nevada Museum of Art

 特別展が中心で、美術の教科書に出てくるようなアーティストの作品こそないが、アートに浸れる心地の良い空間。屋上からRenoの景色が一望できる。美術館周辺にもアート作品が点在している。