Friday, June 21, 2024

チフーリ・ガーデン&ガラス in Seatle,Wasington

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チフーリ・ガーデン&ガラス in Seatle,Wasington 10

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昨年11月号に掲載したオハイオ州コロンバスの観光に関する記事の中で Franklin Park Conservatory and Botanical Gardensについて紹介し、ガラスアーチストであるデイル・チフーリのガラスコレクションが点在していることに触れたが、そのチフーリによる膨大な数の作品を展示している『チフーリ・ガーデン・アンド・ガラス』がシアトルに存在する。シアトルのランドマークの一つ、スペースニードルがあるシアトル・センターに2012年にオープンして以来、ガラスアートの愛好者はもとより、多数の観光客を呼び寄せている。

IMG_90671.5エーカー(千八百坪以上)という敷地に、8つのギャラリー、ガラスハウス、庭園があり、手で持てるほどの大きさの器から、巨大なインスタレーション(空間美術)まで、大小の数えきれない量の作品を展示している。

“自然の中から生まれたかのような作品”を目指しているチフーリの作品には植物や貝を模した物が多い。代表的なシリーズである「シャンデリア」だけでも屋内と屋外に、様々な色とディテールのものが何点もある。

日本人として特に興味を惹かれたのが“生け花”をモチーフにした大胆かつ華やかでありながら凛とした静けさを感じさせられる大作品。“生け花”をはじめ、ギャラリー(室内)の作品は鏡や電光によって、ガラスの持つ美しさを倍増させる効果が駆使されているものも多く、これがまた幻想的で魅了される。

IMG_9001庭園の作品は植物を模して草花と調和していたり、自然の緑の中で鮮やかな色を放っていたり、室内とは別の表情。ガラスの色や形と、季節の花の種類や色との組合わせも絶妙。自然と無機質なガラス、互いが引き立て合い、独特な世界がそこに生まれている。

この施設には明るい時間帯から夜まで居ることをお勧めしたい。ガラスハウスの天井に広がるインスタレーションが夜には異なる輝きを放ちだす。再入場が可能なので日中と夜という訪れ方も可能ではあるが、夕暮れ時の庭園は刻々と雰囲気が変わっていき格別。写真を見るだけでも鮮明な美しさが思い出されて惹き込まれるが、きらめきを内包している実物は見飽きることがなく、離れがたい程。再度足を運びたくなる空間なのである。

IMG_9015デイル・チフーリは1941年ワシントン州タコマ市生まれ。ワシントン大学でインテリア・デザイン、ウイスコンシン大学で彫刻を学んだ後、1968年にイタリアのベネチアに渡り、名門ベニーニガラス工房で働く初のアメリカ人となった。1971年、故郷ワシントン州にガラススクール(Pilchuck Glass School) を他のガラス彫刻家達と共に設立。その後才能を発揮し、現代ガラス工芸の第一人者と言われるまでに上りつめた。

DSC_2507Chihuly Garden and Glass 

住所:305 Harrison Street, Seattle WA

サイト:www.chihulygardenandglass.com

*開館時間は季節、曜日によって異なるので、上記ウェブサイトでご確認を。

おまけ情報。チフーリの出身地タコマ(Tacoma)には

DSC_2485ガラス・ミュージアム: Museum of Glassがあり、館内に常設作品は無いが、ダウンタウンに通じる橋の上にChihuly Bridge of Glassと名付けられた作品群がある。海の生き物をモチーフにした作品が天井に散りばめられているSeaform Pavilion。ガラスのフラワーアレンジメントが百以上並ぶ Venetian Wal。巨大氷砂糖を集めたようなCrystal Towers。なかなかの見ごたえだ。公道なので無料で鑑賞できる。タコマはシアトルから南へ車で1時間程。

St. Julien – Frankenmuth, MI

St. Julien - Frankenmuth, MI 1

DSCN3216前回に続いて、日帰りでも楽しめるミシガン、Frankenmuth界隈を紹介する。

ミシガン州はワインの生産量でもアメリカのトップクラスに入っている。州の西側にミシガン 湖があり、“lake effect”によって冬の雪からぶどうのつるが守られている。夏は日照時間も 長く、氷河期からの豊かな土壌が広がり、ぶどうの実が成熟するにはよい。ミシガン州は 全米でもぶどうの生産が第4位で、ワイン用のぶどうについては第5位。州北部のトラバー ス・シティーエリアでのワイン用ぶどうが過半数を占め、ミシガン湖へ伸びる南西部が半分 弱を占めている。ミシガン州農業局の関連団体のサイトによると、州内には実に121もの 商業ワイナリーがあるという。

DSCN3219St. Julian Wineryは1921年にできたワイナリー。「第四世代のイタリア系一家の家族経営の ワイナリーよ」と胸を張って説明してくれた。Paw Paw Main WineryとFrankenmuth, Dundee, Union Pierにテイスティング・ルームがある。今回はFrankenmuthに寄ってみた。

1981年にオープンしたこのテイスティング・ルーム自体はFrankenmuthのダウンタウンの 北端にあり、こじんまりとしている。中に入ってみるとテイスティング・カウンターが見え、 何となくほっとした温かみを感じる雰囲気だ。

店内にはSt. Julianのテーブルワインの銘柄の一つになっているBlue Heron(サギ)の絵も かかっている。「このティスティング・ルームで置かれているワインはどこでも購入できる」 と説明してくれた。それにしてもワインだけではなく、サイダー、ノンアルコールのジュース など、さまざまな年代層に、さまざまな場面でアピールする飲み物を作っている。

DSCN32173種類のアップルサイダーが目を引いた。“Gunga-Din Hard Cider”(青のラベル)は最も スムーズでりんごの風味を楽しめる。“Cinnamon Gunga-Din”は心地よいシナモンの刺激、 “Cherry Gunga-Din”はりんごとさくらんぼが舌に甘く残る。また、「ヨーロッパでは芋とかで 作るけれど、ここはミシガンだから」と紹介してくれたのはぶどうのウォッカ(アルコール度 40%)。

DSCN3223そのほか店内ではワインとペアリングできそうなミシガン州の製品(McClure’s社のピックル、 Bloody Mary mixなど)も販売している。 ワインのサンプリングは1杯$1、6サンプリングは $5。おもしろいところでは、ワイン樽$130も。「ミシガンで最も古いワイナリーの一つ」と 言うだけあり、どれもゆっくり楽しみたいものばかりだ。そんな人のために「Wine Club」も ある。St. Julianの社長とマスターが選んだワインを宅配してくれるクラブだ。四半期ごとに 2,4,6本と好きな本数、そしてドライ、スィート、そのペアリングもでき、価格は2本ごとなら $22-55、4本ごとなら$55-95、6本ごとは$75-125(各送料別途)と、スーパーで買うよりも 意外性を楽しめ、かつミシガンのローカルな雰囲気とラベルを楽しめる。

文&写真 by ヤマトノオロチ

DSCN3227St. Julian Winery Frankenmuth

127 S. main Street, Frankenmuth, MI 48734

Tel: 989-652-3281

http://www.stjulian.com/

★Paw Paw Locationではツアーあり

クリスマス気分を味わえる町 Frankenmuth

クリスマス気分を味わえる町 Frankenmuth 1

dscn3279文&写真 by ヤマトノオロチ

サンクスギビングからクリスマスはアメリカのホリデーの中でも活気付いた時期だ。氷点下や積雪のため、この時期は南に旅行する人も多いだろうが、近場で週末の旅行に向いているミシガンの観光地とブリューワリーを紹介しよう。

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FrankenmuthはFlint市からさらにI-75を北上したところにある町。住民の半数近くがドイツ系。夏にはさまざまな祭りが開かれているが、冬にも見所は多い。Bronner’sは「世界最大級のクリスマス・ショップ」で、フットボール場の約1.7倍の面積を誇り、一年中クリスマスアイテムを販売している。オーナメントは犬や猫、雪の結晶などカテゴリーごとに配置され、つい時間を忘れてしまうほどの品数だ。クリスマスイブまでは毎日サンタクロースがお出ましになるので、きらびやかなオーナメントに包まれたサンタとのスナップは雰囲気満点だろう。

dscn3275Bronner’s Christmas WonderlandからM-83(Gera Rd)を2,3分北に進むとFrankenmuthのダウンタウンに入る。Bavarian Inn、Visitor Centerもあるところだ。小さいお店が道の両サイドに並んでいる。雪が積もってもコートや帽子でしっかり防寒していれば、雪のミシガンを体感しながら趣のある散歩になるだろう。

dscn3256Frankenmuthのダウンタウンを下から包みこむように流れているのがCass River。「アメリカで最も古いマイクロ・ブリューワリー」の看板を掲げるのがFrankenmuth Brewery。モダンなレンガ造りのブリューワリーは1Fと2Fのホール、地下のCass Tavernからなり、窓の外に広がるCass Riverのくねりと対岸の緑とパビリオンを一望する眺めが素晴らしい。ダウンタウンの中心にある“屋根つき橋”も遠くに見える。1862年にまさにここにブリューワリーが建てられた。倒産、トルネードなどに遭ったり、所有者が変わったりしたが、2009年に現在のブリューワリーがオープンした。

dscn3253訪れた週末はちょうどミシガン大学とオハイオ州立大学のフットボールがあった日。ランチの時間を過ぎていたが、ホールは超満員だった。「火曜日か平日に来るのがいいよ」とサーバーに勧められた。カウンターにはユニークなノブのデザインがずらり。ミシガン州とオハイオ州北部で流通しているからChristmas Town Ale、 Batch 69 American IPA、 The Hefのラベルデザインをスーパー等で目にしたことがある人がいるかもしれない。季節限定のTed Nugget IPA(7.1%)は苦味分の多いNugget hopを使っているところが、ほかの所はないユニークさだ。

dscn3265結婚式やパーティーにも適したこのブリューワリーでは、ハンバーガーやサラダ、マック・チーズなどいわゆる”American’s Favorite”のメニューがいっぱい。さらに、デザートもゴージャスだった。Sweet Dough Oreosはクッキーをドーナッツの粉で揚げ、バニラアイス、クリーム、チョコレートでアレンジしたもの。見た目に関わらず、2,3人で食べたほうがいいほどのボリューム感だ。

dscn3249Bronner’s Christmas Wonderland

www.bronners.com

Frankenmuth Brewery

http://frankenmuthbrewery.com

日本からのツアーも組まれている人気のルート メープル街道 紅葉の旅~ ミシガンから車や汽車で

日本からのツアーも組まれている人気のルート メープル街道 紅葉の旅~ ミシガンから車や汽車で 17
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ナイアガラからトロント、キングストン、オタワ、そしてセントローレンス川をさかのぼり、モントリオール、ケベックシティへ。この、カナダのオンタリオ州からケベック州にかけて続く地域はメープル街道と称され、紅葉の季節は特に景観が美しく、観光スポットとして人気が高い。ドイツのロマンティック街道同様、日本人がつけた呼び名と言われ、現地ではヘリテージハイウェイ(歴史遺産の道)と呼ばれている。フランスとイギリスによる入植と開拓の足跡が残されたルートで、歴史散策として楽しむこともできる。特定の道路を指定しているものではない。

冬の雪景色やスノースポーツ、初夏の新緑、真夏の避暑、と、四季折々の魅力があるが、今回は秋に向けて、紅葉の名所と、合わせて訪れたい観光地を紹介したい。手にした観光ブックには、紅葉は9月下旬から10月上旬がベストシーズンと書かれていたが、近年は時期が遅い年が多いということ。

%e3%82%aa%e3%82%bf%e3%83%afオタワ

オタワはフランス語圏とイギリス語圏の境に位置し、1857年にイギリスのビクトリア女王がカナダの首都と定めた都市。世界屈指の美しい首都圏と言われている。代表観光スポットは何と言っても国会議事堂、そして、その一帯‘パーラメントヒル’と呼ばれる周辺。世界遺産に登録されているリドー運河の基点もそのすぐ横にある。丘の上から一望するオタワ川や対岸の広々とした景色はどの季節も美しいが、紅葉の時期はまさに絶景。ちなみに、日本語で「紅葉」と書いてはいるが、黄色やオレンジが主となる秋の色づきである。

国会議事堂内のガイドツアーは整理券を発行している時期もあるので、ぜひ見学したい人は充分時間をとって予定を組むことをお薦めする。ネオゴシック様式の建物の外観だけでも見応えがある。

リドー運河の東の一画にある(Byward Market)は、野外と場内に花や野菜、工芸品、雑貨など様々な店が並び、人気の観光スポットにもなっている。日本語の掲示をつけている店も少なくない。裏返せば、日本人好みの場所だと言える。秋の収穫期には果物やパンプキンが彩り豊かに並び、目にも楽しい。

アクセスは、ミシガンとオンタリオの国境から車で10時間ほど。オタワの観光要所は集中していて市内バス路線が充実しているので、運転から解放されたい人はトロント/オタワ間をバス(グレイハウンド)や鉄道(VIA)で移動するのも一案。オタワ郊外の紅葉も定評がある。

%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%b3%e5%b8%82%e5%ba%81%e8%88%8eキングストン / サウザンド・アイランズ

オンタリオ湖から流れ出すセントローレンス川の始点に位置し、古くから軍事、水上交通の要所として栄えてきた。最初の首都が置かれた土地で、別名ライムストーン・シティと呼ばれ、市の中心地区には乳白色や薄いグレーの石灰石の風格のある建物が並び、瀬然とした美しさを醸し出している。秋には色づいた木々が街並みに鮮やかなアクセントを加える。ドーム型の屋根の市庁舎は(右写真)かつて連合カナダの国会議事堂として建てられたものだけあり威風堂々としている。

dscf7519キングストンからセントローレンス川を下った流域一帯には1000以上の大小の島々が点在する「サウザンド・アイランズ」国立公園がある。川岸や島の木々の色が水面に反射するので紅葉が二倍美しく目に映る。これらの島々を巡るクルーズは観光アトラクションとして人気が高い。川沿いのドライブウェーからでもそれなりに堪能できる。小島に建てられた家(別荘?)を眺めるのも一興。高級別荘地、避暑地として名高く、川辺の小さな町に洒落たレストランや宿もある。日本からのツアーではキングストンが組み込まれることは少なく、立ち寄っても長いはしない所だが、のんびり滞在して歴史や自然に親しみたい一帯だ。余談だが、同名の「サウザンド・アイランズ・ドレッシング」は、この土地で生まれたという話。

ローレンシャン高原/モント・トレンブラント

日本やアジアからの紅葉ツアーのハイライトになっているのがこの一帯。北米東岸に住む者としては一度は自分の目で人気の秘訣を確かめたくなる。観光の中心地となっているモント・トレンブラントはスキーリゾートとしても有名で、高速ゴンドラで一気に上ることができる山上からの大パノラマは雄大。ゲレンデの下側に並ぶロッジやお店はヨーロピアン・スキーリゾートのビレッジを模して作っており、この雰囲気も観光客を惹き付けている要因。モント・トレンブラント自体はさほど高い山ではなく、遥かかなたまで見渡せるほど、周囲に高い山はなく、どちらかと言えば平たい地形。広々としたスケールや周辺の豊かな自然を楽しむ場所と言えそうだ。旧市街や湖など散策場所が多く、オタワからの道のりも紅葉や黄葉が美しい。

近年の紅葉は9月中旬から末に山頂付近が色づき、10月上旬に麓でピーク。モント・トレンブラントへは、モントリオールからの日帰りバスツアーが営業されている。ドライブで行く場合は、ケベック州の公用語はフランス語で、道路標識もフランス語なのでご留意を。経験上、モントリオール市内やモント・トレンブラントの観光施設やレストランでは大方英語が通じるようだ。

ケベックシティ

北米唯一の城塞都市でありユネスコ世界遺産に登録されており、フランス文化の影響が今も保たれているケベックシティは年間を通しての観光スポット。しかし、ローレンシャン高原やサウザンド・アイランズなどで、タイミングよく紅葉のピークに当たったならば、その幸運を満喫することをお薦めしたい。

dscf7016石壁の内側の高台にそびえたつお城のようなホテル、フェアモント・シャトー・フロントナックからは街全体の風景を見渡すことができる。城塞都市の名残があちらこちらに残っていて、中世の城門の上を歩くこともできる。人気の地区は歩いて回れる範囲。

歴史が残されている一方で、現代アートやハイセンスな物も充実してる。外装も内装も洒落ているカフェやビストロ、ブティック、ギャラリーなどが並んでおり、“絵になる景観”が溢れている。食や品ぞろえのレベルもなかなか。

アクセス~レポーターはフランス語圏でのドライブを避けるためもあり、モントリオールからはVIA鉄道で移動したが、これが設備も良く乗り心地よく、景色も良く、快適であった。一般にケベック駅と呼ばれるバレ駅は観光の中心地である旧市街地からやや離れていて、駅から坂を登ることになるが歩けない距離ではない。

参照:オンタリオ州観光局公式サイト(日本語)www.ontariotravel.jp

ウィキペディアjapan~「メープル街道」

☆最後に記しておくと、紹介した4箇所は、地形的条件が異なるため、紅葉時期もずれることをご承知ください。ローレンシャン高原の麓と山の上でもかなりの違いがある。

明治に海外開拓民の指導援助のために発足した「日本力行会」 現在は国際交流と海外留学生支援を推進 ~その2 施設:力行会館・幼稚園

明治に海外開拓民の指導援助のために発足した「日本力行会」 現在は国際交流と海外留学生支援を推進 ~その2 施設:力行会館・幼稚園 2

パート①:明治に海外開拓民の指導援助目的に発足し、海外移住に寄与した「日本力行会」 現在 国際交流と海外留学生支援を推進
パート②:明治に海外開拓民の指導援助のために発足した「日本力行会」 現在は国際交流と海外留学生支援を推進 ~その2 施設:力行会館・幼稚園

先月号に掲載した、海外移住に寄与してきた日本力行会についての続編。今回は会が運営維持する施設、「力行会館」と隣接の「りっこう幼稚園」について紹介。

img_8086【日本に行きたい留学生にとって】

東京都内(練馬区)にある留学生会館

img_8105「力行会館」は“世界と日本の架け橋となる人材育成” “海外同胞との連帯強化”などを趣旨とした事業の一環としての施設で、1987年に開設された。その核となる「学生寮」では日本人学生や海外からの留学生が共に交流しながら生活する場として約120人の学生が宿舎として利用できるようなっている。現在までに三千人以上が巣立ち、世界各地で活躍しているという。

img_8084宿舎は男女の施設に分かれていて、共同スペースにはキッチン、自販機など完備。各フロアには勉強スペースも設けてある。

トイレは共同。寮の各部屋にはベッドと机、棚が用意され、外に出られるベランダもある。

地理的には区立図書館や交番が隣接していて、とても安心感のある環境。地下鉄駅から徒歩5分、私鉄駅から徒歩8分という便利さで、散策先としては池袋が近く人気スポットだという。
館費は2016年7月時点で月々47,000円(入館料・預かり金・実費含まず)。

18歳以上の学生なら最低6ヶ月から利用することができる。

img_8116img_8104【国際交流がしたい日本人にとって】

「力行会館」には一般の人でも宿泊できるゲストルームも用意されている。力行会の会員に限らず、日本へ里帰りの人や、留学生、留学生の家族が利用できる。寮とは違い、部屋はホテルと変わらないようなプライベートの構えとなっている。女子寮の一階に複数部屋あり、共同スペースが近い位置にあるため、短期間でも国際交流ができることも魅力的である。

img_8092宿泊料は、ゲストルームの場合、シングルルームは一泊4000円、ツインルームは8000円。(2016年7月現在)

実際に宿泊したが、ポットやお茶も用意され、快適であった。

img_8125【りっこう幼稚園】

1946年に創立された「りっこう幼稚園」は2016年に改築。4月より新校舎で開校。

7月時点にも校庭の工事が続けられているほど真新しい施設となっている。校舎の構造は村上悦栄理事長拘りの造りとなっており、廊下や階段などは木材を多用し、高級感に溢れる空間となっている。キリスト教に基づく教育を行っており、校舎内には礼拝堂もある。年長児は講師による歌やリズム遊びを中心とした英語遊びを保育の中で取り入れている。海外からの体験入園児を受け入れたり、ブラジルからの研修生との交流、また行事での力行会留学生との交流など、他国の文化に触れる機会を大切にしている。

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事務局長は「幼稚園児が外国人と日常的に触れ合える環境がある日本で唯一の教育機関」と語り、理事長は「今後も育児教育や少子化対策に向けた取り組みとして進めていく」とのこと。

img_8129「日本力行会」は2014年に東京都より学校法人の認可を得た。認可について、「国際人養成が必要という時流から、その点が高く評価されたのでは」と見ている。
国際交流に尽力しており、例年11月に行われる『りっこう祭』では留学生が自国の料理やお菓子を作って販売するなど、地域にも交流の場を提供している。

〈記事参考サイト〉

「日本力行会が学校法人に。東京都から2014年12月に認可」

http://megabrasil.jp/20150121_17699/

img_8133学校法人 日本力行会

〒176-0004 東京都練馬区小竹町2-43-12

TEL 03-3972-1151  FAX 03-3972-1264

・東京メトロ 有楽町線・副都心線:小竹向原駅下車2番出口 徒歩5分

・西武池袋線:江古田駅北口下車 徒歩8分

武蔵野音大、日大芸術学部、武蔵大学なども近い、緑も多い住宅地に位置している。

【「日本力行会」ウェブサイト】http://rikkokai.or.jp(日本語、英語、ボルトがル語)

*お問い合わせは直接電話を入れることをお勧めします。

【学生寮・ゲストルーム「力行会館」ページ】http://rikkokai.or.jp/?page_id=4351

【「りっこう幼稚園」ウェブサイト】http://www.rikkoyouchien.com

「ビイルという酒」ができたころ

芸術の秋にぴったりなミニトリップ ~ Grand Rapids, MI 街ぐるみのアートコンテスト ArtPrize 2016 9/21~10/9 7

dscn2667この夏に日本に一時帰国した人も多いだろう。日本のビール業界もかきいれどきだった。今回は日本のビール界の歴史等を交えた内容だ。

日本地ビール免許取得&製造第一号は新潟県の「越後ビール」。1994年に酒税法が改正され、ビール醸造の免許を得るには1日あたり大瓶25本を販売するぐらいの量までに生産基準が下げられた。これにより、日本各地に地ビールが誕生する。

dscn2700今年日本で目にした「越後ビール」の数あるラインナップの中でよいと感じたのが、「ビアブロンド」。缶を開けるとホップ香がするのは、アメリカ産のビールであってもなかなかない。ブロンドのボディーと重圧感がある風味もよかった。

次に興味をひいたのが、サッポロ・クラシック。以前は北海道しか流通していなかったが、首都圏等で入手できた。シリーズ物の「数量限定 クラシック 夏の爽快」が北海道限定で発売されていた。サッポロビールは苦いイメージがあったが、これはやや高アルコール度(5.5%)と炭酸が多めのせいか、スムーズさが光った。これがツアー参加のきっかけになった。

dscn2699「麦とホップを製すればビイルとゆふ酒になる」(開業式)

日本で初めてのビール醸造所は明治政府の殖産興業事業の一つだったことをご存知だろうか。今から140年前、北海道開拓使が置かれた札幌に官営のビール醸造所が誕生した。明治政府が外貨獲得のため当時北海道に寄港する外国船の船員に販売するビールを製造したと言う。「開拓使麦酒醸造所」だ。そこには中川清兵衛とそれを支えた、後の外交官の青木周蔵の存在があった。

dscn2644現在の新潟県長岡市に生まれた中川清兵衛は17歳でベルリンに渡った。当時は自由な海外渡航は許されておらず、ドイツでは苦労を重ねた。その苦労と努力が実り、日本人として初めてベルリンビール醸造会社から修了書を授けられた。ドイツで青木と運命の出会いをし、ビール作りを政府に売り込むことを提案された1877年、初めてサッポロビールが出荷された。現在、札幌にある「ビール博物館」は当時の工場。のちに、官営工場は民間に払い下げられ、ホテル業の大倉喜八郎、セメント王 浅野総一郎、実業家渋沢栄一によって「札幌麦酒株式会社」が誕生する。第二次世界大戦後、寡占を避けるために巨大会社は解体され、現在のサッポロ、アサヒ、キリン、サントリーの各社が業界をリードした。

dscn2657ビール博物館は、今年展示物を一新してリニューアル。館内は自由見学(無料)。歴史を写真と文献の12のブース、そしてミニシアターでのビデオで紹介。ブースには説明が多くつけられ、わかりやすくなった。プレミアム・ツアー(有料)ではコミュニケーターによるガイドと、赤レンガのホールで「開拓使時代そのままの製法によるビール」と「現在の黒ラベル」の飲み比べもできる。炭酸の清涼感では現在の黒ラベルの方が洗練されているが、「開拓使時代の製法」の方がスムーズなのどごしで負けていない。飲み物の種類が限られていた時代にこれを口にした諸氏の感想はすがすがしい、の一言だったろう。

ツアーでは伝統の「三度注ぎ」も実演してくれる。三度目の注ぎで、泡を盛り上げ香りと炭酸をキープし、新鮮さを保つようにするのが流儀。その三度注ぎを試飲した感想は「グラスで飲むほうがまろやか。缶のはピリッとしている」。

ミシガンのブリューガイのチャレンジ精神もたくましいが、斬新なアイディアを実現させていった明治期の人々のスピリットを感じさせるツアーだった。

サッポロビール博物館  http://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/

人気恒例イベント Arts, Beats & Eats と ローヤル・オークのブリューワリー

人気恒例イベント Arts, Beats & Eats と ローヤル・オークのブリューワリー 3

10612721_10152684363434168_138877091580498261_n文&写真 by ヤマトノオロチ

夏はミシガンの季節。日本とは違い、焼け付くような太陽の日差しのもと、楽しいイベントが目白押しだ。ちょっと早いと思うかもしれないが、9月最初のLabor Day Weekendのイベントのチェックはいかが。レーバーデー明けからは現地の学校が新学期を迎える。夏の最後の彩りを楽しもう。

DSC_3124ミシガン南東部のレーバーデーの大きなイベントはDetroit Jazz Festival (Detroit downtown Hart Plaza) とArts, Beats & Eats (Royal oak downtown)。いずれも大人気のイベント。アクセスがしやすく、ファミリーで楽しみやすいのはArts, Beats & Eats。ローヤル・オークはI-696を使うと高速の出口からすぐなので便利。

Arts, Beats & Eats は今年で19回目を迎える。そのタイトルの通り、アメリカ各地からプロの芸術家が出店する。絵画、レーザー彫刻などの作品やコンテンポラリー、民芸細工などバラエティーは豊富。ダウンタウンに9つものステージが設置され、コミュニティーのバンドからプロのバンドが期間中は熱いパフォーマンスを繰り広げる。食べ物系出店ブースもあるが、ストリートのど真ん中に広がった大テントでのレストランやケータリングで食事も楽しそうだ。ダウンタウンは2車線道路だが歩行者に開放され、両サイドの建物に反響するビートとBBQの香り、そこから少し離れるとアートや企業イベントのブースが連なり、日本とは違うゴージャスさだ。気軽に「どうぞ」と会社名の入ったサックやぬいぐるみなどのfreebie(無料サンプル)が渡されたりして楽しい。

このイベントのスポンサーのFordは車の体験コーナーを出している。バウンスハウス、遊園地のようなカーニバルライドもあり、子供にとっても楽しい。

DSCN1767さて、ローヤル・オークは200年の歴史がある町。ダウンタウンはさまざまな文化がミックスしており、レストランもバラエティーに富む。ブリューワリーは6つもある。

レストランとして訪れたいなら Lily’s Seafood Grill & Brewery と Bastone Brewery。

ファミリーと行きやすくパティオでゆっくり食事を取りながらのどを潤せるのがRoyal Oak Brewery。1995年開業のミシガンのブリューワリーの先駆者。11種類がこの日はラインアップされていた。残念ながらスペシャルのbarrel agedのpale ale は完売。「ブリューガイはそんなに前もってスペシャルビールがいつ出るかは言わないわよ」、とここに来ることを目的にしている人だけにまずは味わってもらおうというプロ意識だ。

DSCN2009どれも安定したビールの仕上がりの中で、特にミシガンの夏にぴったりに思えたのはNorthern Kolche。Royal Pride IPAに次ぐ人気だそうだが、アルコールドは4.2%と軽め。すっきりしているが、飲んでから甘い感じが残るようだ。飲み始め、または飲みの締めくくりに、という説明があった。

DSCN1777キッチンはアペタイザーからデザート、キッズメニューまでフルにある。家族で楽しめそうなピザ、軽く済ませたいときにはちょうどいいサラダやスープ、Favoritesのリブ、サーモン・グリル、サンドイッチまで、さすがビールだけでなく長年人々にアピールして来たセレクションの広さとクオリティの高さだ。メインディッシュは$12前後なのもいい。

Royal Oak Breweryから1ブロック東に2015年にオープンしたRiver Rouge Brewing Companyは「アメリカの素晴らしいナノブリューワリー50」に選ばれている。シーズナルビールにレモンライム、へーゼルナッツ、マンゴーなどのユニークなビールが多い。こちらはこじんまりと楽しむ場所としていい。

Royal Oak Brewery

215 E. Fourth St., Royal Oak
www.royaloakbrewery.com

River Rouge Brewing Company

406 E. Fourth St., Royal Oak
www.riverrougebrew.com

 

ポートランド〜ブリュアリーとフードカート

ポートランド〜ブリュアリーとフードカート 9

フードカート追加先月号ではポートランドの大きな魅力でもある周辺のアクティビティや観光について紹介したが、今回は市内に戻って、クラフトビールとあちこちで見かける屋台の散策。

クラフトビール/ブリュアリー

6月号で触れたが、昨今の各地でのクラフトビールビジネスブームの火付けの地とも言われ、80年代には挑戦を始めた先駆者であるだけでなく、「洗練された配合」と、他州のビール愛好者からも評判が高い。

Beervana(ビール天国)と呼ばれるポートランドには65もの地ビール・ブルワリーがあり、全米や海外に流通網を持つ大規模なブルワリーから、醸造方法にこだわったり、一風変わった新しいビールを作り出したりしている小規模店など、その数は増加し続けている。

草分け的存在の2店と、エコや地元フルーツにフォーカスしている店を以下紹介したい。

IMG_6151IMG_6152☆Bridgeport Brewpub ブリッジポート・ブルーパブ

1313 NW Marshall Street Portland TEL:503-241-3612

1984年オープンという、オレゴンで最も長い歴史を持つ地ビールメーカーの一つ。19世紀の元工場の建物をおしゃれに改装した建物内に、レストランとバーがある。容量300ガロンのステンレスのタンクから直接、ブルーヘロン・ペールエール、ホップ・ツァーIPAなどの人気ビールがサーブされる。ラフさが開放的。フライト(試飲セット)には詳しい説明が添えられている。

Deschutes BreweryDSC_0244☆Deschutes Brewery & Public House デシューツ・ブルワリー

210 NW 11th Ave. Portland

TEL:503-296-4906

オレゴン州ベンドが本拠地の地ビールメーカー。1988年創業で、2008年に出店したパールディストリクトの支店は木材をふんだんに使った重厚な造り。かつて材木出荷の拠点であった森林地帯らしさが内装に溢れる。

ポートランド周辺では1990年代には参入者が急増。この地では老舗業者からも客からもチャレンジャーは快く迎え入れられ、新しいビールが続々と生み出されてきたという。

近年では、オーガニックやエコにこだわった店も登場。ダウンタウンから離れるが、2008年オープンのホップワークスHopworksと、その2号店ホップワークス・バイク・バーHopworks BikeBarが、オーガニック・ビールの幅広いセレクションで称賛を得ている。「エコ・ブルーパブ」は醸造所やパブ内を100%再生エネルギーで賄っている。

☆Hopworks Urban Brewery

2944 S.E. Powell Blvd., Portland, OR 97202 TEL:503-232-4677

☆Hopworks BikeBar

3947 N. Williams Ave., Portland, OR 97227 TEL:503-287-6258

IMG_6070IMG_6072☆Cascade Brewing Barrel House  カスケード・ブルーイング・バレルハウス

939 SE Belmont St. Portland TEL:503-265-8603

2010年オープンのカスケード・ブルーイング・バレル・ハウスCascade Brewing Barrel Houseは、豊かな自然の恵みを背景にベリー類を中心とするフルーツの一大産地でもあるオレゴンらしい1軒。ビール熟成庫兼パブで、個性の強いサワー・ビールに特化し評判を得た。ポートランドに多いホップの強いビールの別路線といえる、既成のものとは全く違う味わいのビールを作っている。ストロベリー、ナシ、ブルベリーを配合したビールを多数生産しているおり、物によってはワインのような風味。ダウンタウンからは川の対岸、イーストポートランドに位置する。女性や若者グループの姿が多い。

IMG_6056IMG_6067フードカート・屋台

ポートランドのフードカート(キッチントラック)では、アメリカでありがちなホットドッグや異国の簡単屋台料理ではなく、かなり洗練された食べ物が楽しめる。「韓国風タコス」とか「中華風クレープ」など創作メニューや本格料理を多く見かける。白米が原料という「ライス・アイスクリーム」専門店も見かけた。あっさりとした舐め心地。ブームが訪れるかも?

いかにも屋台風な造りの店から、キャンピングカーを改造したもの、アート性が高い小屋まで、一説にはその数600軒に上るとか。見て歩くのも楽しみ。件数だけではなく、味や個性の豊かさが評判で、州外のメディアの注目も集めているとのこと。CNNが「世界最高のストリートフード」と評したそうだ。フードカートから始めて人気を博し、繁華街に店舗を構えるに至ったり、チェーンを展開している有名店も少なくない。

IMG_6154移動型のカート・トラックもあるが、大多数のカートは定位置で「ポッド」と呼ばれる集まりを作っており、ダウンタウンや周辺の街に点在している。有名な書店Powell’s Booksからほど近くに最大級のポットがある。他にも郊外を含めて10カ所ほどあり、それぞれに個性が出ている。

参考資料 http://www.travelportland.com/

メトロパークで身近な自然に親しむ

メトロパークで身近な自然に親しむ 3

Indian Spring_6487メトロパーク(正式名:HURON-CLINTON METROPOLITAN AUTHORITY METROPARKS)はウェイン、オークランド、マコブ、ワシュテナウなどのカウンティーの公園群で、ポンティアックやローチェスターを流れセントクレア湖に注ぐClinton River と、アナーバーを流れエリー湖に注ぐHuron Riverに添うように、デトロイトを中心に半円状に点在する。現在13のパークがあり、住宅街から近くにありながら驚くほどに緑と湖や川の自然が豊かである。

北側に位置するStony Creek Metropark はローチェスターのダウンタウンから数マイル、また、Kensington MetroparkはノバイのショッピングモールからI-96 で15分ほど、と市街地から近い。住民の憩いやアクティビティーの場を提供する目的とともに、自然が失われないように保護するのも大きな使命。規模や地理条件、設備は個々に異なり、かなり整ったネイチャーセンターやファームを備えるパークもあり、学習活動の場やプログラム、観察ツアーなども提供している。ゴルフ場、プールを保持しているパークもいくつかある。

Delhi

カヌーでの川下りサービスの施設がある唯一のメトロパーク。上流のHudson MillsまたはDexter-Huronまで貸しカヌーと一緒に運んでくれる。Dexter-Huronからは3マイル、Hudson MillsからはDexter-Huronを経て約8マイルのカヌーイングになる。木々の豊かな渓流を楽しむことが出来る。特に上流は水も澄んでいて緑が深く、町から近いことが信じられないほど。

IndianSpring_6489Indian Spring_2Indian Springs

メトロパークで唯一、自然について学習するEnvironmental Discovery Center(環境学習センター)があり、実験室やエコシステムに関する展示、学習プログラムが充実している。池を水中から観察するためのガラス張りの部屋が数年前に完成したが、自然のままで、水の透明度が低く、魚や植物はあまり見えないことが残念。

Kensington_DSC_6471Kensington_6478Kensington 

Kent Lakeを包括するパークで、湖畔沿いのトレイル(8マイル強)は林間、原っぱもあり景色が良い。レンタルの足こぎボート、カヌー、カヤックなどあり、メトロパークの中で湖遊びのボート関係が最も充実してる。乗り合いの観覧船は7月現在休航中。ペッティングファーム(下写真)、小規模ながらネイチャーセンターもある。湿地のトレイルは野鳥観察に絶好。シャワーや着替え室を備える湖畔ビーチとスライダー付プールがある。

Erle_IMG_8681Lake Erie

Marshlands Museum and Nature CenterというMarsh(湿地帯・潟)にフォーカスした博物館がある。生物や猛禽類(鷲など)の剥製展示の他、水辺のハンティングの歴史に関する旧式ボートやデコイの展示があるのがユニーク。エリー湖を望む波のプール(Wave Pool)が人気。ただし波のプールはそれ程大きくはなく、他のプールは無い。

Lake St. Clair Metropark

セントクレア湖に面する公園で、かなりな規模のボートランチ(艀)の設備もあるがレンタルは無い。自然センターは規模が小さいものの、地元の野鳥の剥製の展示が充実しており、様々なプログラムを企画している。湖に臨むプールやSquirt Zoneと名付けられた水遊び場があり気分爽快。

Wolcott Mill

他の公園とは趣が違い、ゴルフ場、Farm Learning Center (農場学習センター)、古いMill (水車つきの粉引き工場)が残る敷地、それぞれ別の3箇所になっており、ボートやサイクリングなどのアクティビティー施設は無い。Mill内部には、かつての工場機械や、展示物が置かれている。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

各パークへの入園には一日券($10)または年間パス($35)の購入が必要。年間パスは、購入日から1年間ではなく、年末までの期限。4日訪問すれば元を取れるので、年度の後半に入手しても十分に利用価値が望める。今回の記事では触れないが、パークによってはクロスカントリースキーのトレイルもり、冬には冬の楽しみ方がある。

個別施設の利用やレンタルの料金は公式サイトwww.metroparks.comで。

晩夏から秋の特徴ある特別イベント

Star Party ― Wolcott Mill Metropark 場所: Camp Rotary 20505 29 Mile Road Ray, MI

8月12日 7:00 pm  車1台につき$10

一年中で最も昼が長い日を楽しむイベント。ゲームやコンテスト、音楽など盛りだくさん。焚火も行われる。天文同好会(Warren Astronomic Society)が夜空観察のための望遠鏡を用意してくれる。ブランケットや椅子を持参して、ペルセウス座流星群を眺めては?

Colonial Kensington ― Kensington Metropark 場所:Martindale Beach

8月13日 9:00 am と 8月14日 4:00 pm

1700年代の暮らしはどんなものであったのか。その時代の衣装をまとった商人や職人から18世紀の伝統的な工芸品などを買うことができる。 一人$2(予約不要)

Astronomy at the Beach ― Kensington Metropark 場所:Maple Beach

9月9日 6:00 pm – 11:55 pm

望遠鏡で月や星を眺める機会。天文に関する企画も催される。Great Lakes Association of Astronomy Clubsがホストを務める。年齢制限なし。$2 寄付を奨励。

明治に海外開拓民の指導援助目的に発足し、海外移住に寄与した「日本力行会」 現在 国際交流と海外留学生支援を推進

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明治に海外開拓民の指導援助目的に発足し、海外移住に寄与した「日本力行会」 現在 国際交流と海外留学生支援を推進 1

パート①:明治に海外開拓民の指導援助目的に発足し、海外移住に寄与した「日本力行会」 現在 国際交流と海外留学生支援を推進
http://www.japannewsclub.com/2016/08/明治に海外開拓民の指導援助目的に発足し、海外/

パート②:明治に海外開拓民の指導援助のために発足した「日本力行会」 現在は国際交流と海外留学生支援を推進 ~その2 施設:力行会館・幼稚園
http://www.japannewsclub.com/2016/09/明治に海外開拓民の指導援助のために発足した「/

IMG_4794海外子女のパイオニアたち

日本力行会とは、1897年(明治30年)キリスト教の牧師・島貫兵太夫牧師が創立した苦学生支援組織「東京労働会」から発展し、2016年で118周年となる。明治時代、海外への移住をサポートする機関が少なかったため、海外への発展を重要視した教育施設を多数創立。そして、労働力に不足しているアメリカやカナダに貧しい青年たちを送り、互いに協力できる環境を築いた。北米・中南米・東南アジア・旧満州などへ約3万人の移住者を送り出している。日本でも外国人が共存するための国際交流と留学生支援を推進する活動を行っている。(キリスト教会からは理解されにくかったらしく、独立した教派となったそう。)

今となって世界に多くの移住者を送り出してきた日本力行会であるが、当初、海外への移住者は現代とは比べようもないほど少なかった。日本初の集団での海外移民は1868年。グアム島、ハワイ、カリフォルニアに200人以上が移住。明治20年代にカナダ、オーストラリア、フィジーなどに増え、明治30年代にはメキシコ、ペルー、フィリピンへと日本人の移住先が拡大した。こういった歴史があったからこそ、現在、世界各地で日本人が活躍できる状況となっていると言えるだろう。力行会の組織としては、1909年にサンフランシスコ力行クラブ・バンクーバー支部結成し、翌年には全世界で力行会会員が6000人を超える程の規模になった。現在も活動を続けている。

IMG_8086力行会とブラジル

この夏、リオ五輪で注目のブラジルだが、日本人コミュニティーが世界で最も大きいことで有名なサンパウロ州がある。ブラジルと日本の関係は深いことは知られているが、意外にも、ブラジルへの集団的な移民は1908年まで開始されなかった。1888年に奴隷が解放され、労働力確保のため1892年に日本人を含む移民の受け入れが許可された。そこからようやく集団でのブラジル移民計画が立てられ始めたが、日本での多くの計画は様々な事情により中止に終わることがあったという。

そんな中、1920年に日本力行会二代目会長に就任した永田稠氏が初の南米一巡を達成。1917年に結成された力行会ブラジル支部に移住者の送り出しが強化されされ、1924年にアリアンサ移住地施設(サンパウロ市から西北へ600キロ)が正式に開設された。しかし、公式には永田氏が別に設立した長野県民を海外移住を促進する信濃海外協会の移住地と名されていたため、力行会としては資料に名前が残っていないのだそうである。

その後、ブラジル日系社会は拡大し、第二次世界大戦後には日系子弟の教育問題を支援しようとアルモニア学生寮をサンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市に建設。1949年に力行会はその学生寮を財団法人サンパウロ学生会に寄贈した。

ちなみに、アリアンサは移住地が開設されるまではほとんど無人地帯であったが、次第に人口が増大し、最盛期には日本人移住者だけで一千世帯五千人の大移住地となった。そして隣接地にミランドポリス市が出現し、人口は増大の一途をたどったが、戦後はブラジル経済の成長とともに、日本人移住者が大都市へ移動したため、国策大移住地は消滅した。アリアンサ移住地は現在も日系移住地らしい雰囲気を残しているという。

ブラジル日系社会には力行会の出身者が多く、サンパウロ州にある有名なニシムラ農学校は日本力行会員の西村俊治氏が設立した。力行会に貢献した著名人も多く、ボーイスカウト日本連盟総長の渡辺昭氏はサンパウロ州の土地を購入し、力行会の南米農業練習所「渡辺農場」を設立。日本銀行券の五千円札の肖像として知られる新渡戸稲造氏も日本力行会顧問として支援していた。

来年2017年には力行会ブラジル支部の初代支部長が任命されてから100周年を迎える。

参考・関連サイト

「ブラジル移民の100年」ウェブサイト

http://www.ndl.go.jp/brasil/

「ありあんさ通信」サンパウロ移住地の歴史便り

www.gendaiza.org/aliansa/lib/index.html

「日本力行会」ウェブサイト

http://rikkokai.or.jp

*お問い合わせは直接電話を入れることをお薦めします。

☆次号では、日本力行会が運営している、留学生の宿泊施設であり一般の人も短期宿泊が可能な「力行会館」(東京都)と、隣接の「りっこう幼稚園」について紹介します。

ポートランド 周辺のアクティビティーや旅行

ポートランド 周辺のアクティビティーや旅行 1

SONY DSC前回(6月号)ではポートランド市街の自然の多さを紹介したが、ちょっとドライブすれば、オレゴンの多様性豊かな大自然を楽しむことができる。滝やハイキングコースも多数ある渓谷や丘陵へは小1時間、海(太平洋)まで車で2時間半ほど、ロッククライミングやスキーができる山(Mt.Hood)へ3時間程。ハンググライダーやパラセールの拠点も多い。

話は逸れるが、それ故であろう、街中や郊外で、スポーツグッズ、アウトドア用品の専門店を街中や郊外で数多く見かける。ちなみに、NIKEの世界本社が同市、そしてコロンビア・スポーツウエア、ADIDAS(本拠地ドイツ)のアメリカ本社がポートランド周辺にある。

さらに、観光地として人気絶大な(全米1の観光先に選ばれたこともある)シアトルへ車で3時間強。アクティビティーや小旅行先が身近なことは住人にとっても観光客にとっても大きな魅力である。

但し、ポートランド⇔シアトルはバスや鉄道の路線が充実しているが、他の所へは公共交通機関での移動はできない。レンタカーか現地ツアーを利用することになる。

DSC_0383マウント・フッド & コロンビア川渓谷

ハイキング、釣り、スキーなど、誰もが楽しめるアウトドアと自然が沢山ある。

カナディアンロッキーを源とするコロンビア川沿いには滝が点在。全長189mMultnomah Fallsは滝の上まで登れる遊歩道がある。(左上の写真)

コロンビア川とマウント・フッドの間は果樹園が多く、のどかな景色を眺めながらのフルーツピッキングも人気。

DSC_0581オレゴンコースト

584km続くほぼ手つかずの海岸線。観光ポイントとして有名なのは、遠浅の浜に巨大な一枚岩がそそり立つキャノン・ビーチ、トドの生息地「Sea lion Cave」、北端の古い港町Victoriaなど。お洒落なリゾート街やポピュラーな海水浴地域もある。

下の写真は高さ約70mで、世界で3番目に高いという一枚岩「ヘイスタック・ロック」。キャノン・ビーチ(Cannon Beach)は全米の‘ロマンティックな海辺の旅行先10カ所”(10 most romantic coastal destinations)に選ばれたこともある。海に沈む夕日の絶景地としても知られる。

IMG_3413ウィラメット・バレー

ウィラメット渓谷にあるアメリカ葡萄栽培地域(American Viticultural Area, AVA)で、オレゴン州のワイナリーの大半がこの地域にある。ピノノワールの世界的名産地に数えられており、特に近年は注目を集めている。

オレゴン州のワイン生産者は、特徴を打ち出すためにも、高品質なワインの小規模生産に重点的に取り組んでいるという。そこでしか入手できないワインを置くワイナリーもある一方、ワインテイストを提供していないところも多い。

IMG_1307ホットスプリング・スパ露天温泉

オレゴン州には各地に温泉があるが日本の温泉とは段違い。高級スパ&リゾートホテルもあり、森の中の露天風呂もある。

ポートランドから車で1時間半ほど南東にはBagby Hot Springsという無料温泉施設があり、ハイキングトレイルを20~30分歩かねばならないが、知る人ぞ知る人気スポット。自然に流れている温水を溜める樽の露天浴槽や丸太を切り抜いたものが簡素な屋根の下にある。自分でお湯を汲み足さなくてはいけない時もあるそうだが、自然に囲まれてお湯につかる爽快さは格別。

片や、マウント・フッドより南東の砂漠地にあるKah-Nee-Ta Resort & Spaはゴルフ場もあるリゾートホテルで、温泉というより温水プールだが家族連れにも人気があるとのこと。

DSC_4878クレーター・レイク国立公園

ポートランドから250マイル程南になるが、オレゴン州で唯一の国立公園であり国内で一番深い湖(世界では7番目)のあるクレーター・レイク国立公園(Crater Lake National Park)は、その抜けるような青さが有名。火山噴火によって高地にできたこのカルデラには入り込む川も無ければ流れ出る川も無く、願い年月を経て湖が形成された。紺碧の青さは、水がクリアであることと深さの所以。

 

Riley Archery Range – Farmington Hills, MI

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Riley Archery Range - Farmington Hills, MI 4

IMG_7280気軽にアーチェリー体験

アーチェリーというと、当地ではアウトドア用品店でハンティング用の用具を大々的に扱っている光景が印象的で、アーチェリー場はハンティング愛好者の溜まり場かと思っていたが、Farmington Hills市の公園内にアーチェリー施設 Riley Archery Range があり、市のアクティビティー・プログラムとして各種クラスやオープン・シューティング(自由利用の時間)を提供していると知った。ウェブサイトで案内の写真を見たところ、老若男女が親しんでいる模様。アーチェリーは米国で屈指の人気アクティビティーなのだそうだ。

IMG_7254試しに先日、月(冬季を除く)に2,3回のペースで設定されている“Introduction;イントロ”の一時間コースを取ってみた。簡単な講習と道具のレンタル込みで$12と手軽。身一つで行けば良い。

6月2回目のIntroductionとなったこの日の参加者も老若男女。ティーンの兄妹と母親、若いカップル、シニアのご夫妻など計12名。指導者がまず、大事な安全面のルールとして、弓矢の扱いや、待機ゾーンについて説明、その後、個別に、立ち方や弓矢のセットの仕方、構え方・放ち方を手ほどきして、実射に移った。放った矢の回収は指導者の合図を待って一斉に行なうなど、安全確保に万全の留意を払うシステムやルールが徹底されている。

IMG_7258同施設の最高射的距離は30ヤードだが、この日の標的は10ヤードに設置。1回目は矢があちこちに飛んでいたが、1回の持ち矢3本を、交代しながら数回放つうちに誰もが的中率アップ。真ん中に当たる人も続出。皆、確実に上達し満足顔で修了した。

Bow:弓はシンプルな板とストリングを主とする形態(ベアボウ)と、コンパウンドボウという滑車付きのものがあり、どちらも試させてもらえた。コンパウンドの方が重く、弦を引くのにも力がいるが、引ききると荷重が減る。的を狙っている時の負荷が軽いため、より狙いを定めやすく、リリーサーという道具で矢の発射を行うため、的中精度が高いのが特長とのこと。コンパウンドは負荷を調整することも可能。ボウの種類は好みの問題との話。

IMG_7277同施設では、初級・中級向けクラス、プライベートレッスン、大会などを提供している。プライベートのレンタルも可能で、誕生日パーティーなどに利用することもできる。市の住民でなくともクラス受講、レンタルが可能。クラスの予約は下記ウェブサイトでオンライン、またはCostick Center内のカウンターで。*オンライン予約にはまず登録が必要となる。オープン・シューティングの際も5分ほどの簡単な説明は付くとのこと。

オープン・シューティング参加に年齢制限がないが、イントロや初心者クラスは8歳以上であることからも、それ以下の子供には向いていないといえそうだ。

今回のイントロでは、若い男性が放つ矢は音からして違って威力があったものの、命中率が高かったのは「何十年も前、12歳の時に少しやったことがあるだけ」という女性。生涯スポーツと言われる所以であろう。日本の弓道とは違い、アメリカの娯楽アーチェリーでは精神統一するという考えは無いようだが、的を射ることだけに集中する時間は心地よく尊い。お試しあれ!

IMG_7284このアーチェリー場のあるHeritage Parkは、211エーカーの広さで、4.5マイルの遊歩道、splash padという噴水のある遊び場、ネイチャーセンターなどがあるほか、自然学習や演劇のデイキャンプも多数提供している。入場は無料。

年間入園者100万人の花の名所:ブッチャート・ガーデン ~ カナダのビクトリア

年間入園者100万人の花の名所:ブッチャート・ガーデン ~ カナダのビクトリア 2

DSC_5168ブッチャート氏のセメント事業のために発生した石炭石採石場跡の荒れ果てた姿を憂いて、1904年にブッチャート夫人が手を入れたのがブッチャートガーデンの始まり。スウィートピーや薔薇など、いくつかを植えた当初の場所は、現在では同ガーデンのメインガーデンであるサンケンガーデン(沈床庭園)にまで成長した。一世紀以上を経て、22万平米(東京ドーム5個分)という広大な庭園になり、前述のサンケンガーデンの他、ローズガーデン、日本庭園、イタリアンガーデンなど、いくつかのエリアを持つ。各季節ごとの大量の花々が植え替えられ、規模も美しさも北米屈指のガーデンに挙げられる程に。周囲の木々は、かつてそこが採石場であったとは想像できないほど豊かに地を覆っている。2004年にはその歴史とホスビタリティも評価され、カナダ国定史跡に指定された。

IMG_6494年中無休で、4月から10月は花が絶えることが無いというこの庭園は、春には、オランダから輸入された13万個以上のチューリップや水仙をはじめとする球根類の華麗な色彩、そして、ツツジ、シャクナゲなどが新緑に映える。初夏には最も多種多様かつ膨大な数の花で溢れる。特に中央のローズガーデンは配置も凝っていて、蔓薔薇のアーチ道もあり、気品ある薔薇の姿と香りに優雅な演出を添える。夏には花火、野外コンサートなどのイベントも多数催される。石切り場の底に湧き水でできた湖が涼し気に花や木の葉を映し出す。25メートルの高さにまで吹き上げられる噴水もあり、いくつかのパターンの動きを見せ、夜に色彩照明が施される日もある。秋の紅葉は、メープルなどの落葉樹がさほど多くないので絶景とはいかないが、島全体が落ち着く美しい時期だという。彩りが絶えた後、年末にかけてクリスマスデコレーションに力を入れている。何万個ものライトや飾りが建物や木々に施される。降雪の後には単色画のような荘厳な風景が広がる。

IMG_6559庭園内での食事も人気。かつてはブッチャート家の邸宅であったレストラン「ザ・ダイニング・ルーム」では、庭園を眺めながら、ゆったりとした雰囲気の中でのアフタヌーンティーセット(正午から3時、要予約)や食事(季節限定)を楽しむことができる。温室横にあるカジュアルなカフェテリア(Blue Poppy Restaurant)からの花の眺めもなかなか。星形の池や整然とした花壇があるイタリアンガーデン脇ではジェラードを味わえる。

DSC_5196《ガーデンへのアクセス》

ブッチャート・ガーデンはバンクーバーの南方、バンクーバー島に在る。バンクーバーから

30分ほど南の港からフェリーで渡れる、ポピュラーな観光地とあり、日帰りツアーもある。航行時間は1時間40分程で、カナダドルで17.20ドルと安い。フェリー港(Swart)からガーデンへも、ガーデン⇔ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州の州都)のダウンタウンも20km程で、住宅地や途中の町に度々泊まることになるが、公共の路線バスで1時間強。ダウンタウンからの直通バス、他と組み合わせたツアーもある。ビクトリア周辺は公共バスが充実していて、格段に安価で、距離に関わりなく一律料金。(2016年4月現在CAD2.50)。

IMG_6571フェリー港(Swart)⇔ダウンタウン路線もある。シアトルからのフェリー航路もあるが、時間が長く、料金が高い(数倍)。島々を眺めながらの贅沢な船旅と思えばリーゾナブルか。

また、シアトルより南西にあたるオリンピック半島の北側の港(Port angeles)からのフェリー航路もあり、ビクトリアのダウンタウンの港に着く。距離的には最も短い。Port Angelesまではシアトルから車で2時間半ほど。温帯雨林や海岸を含み、世界遺産にも指定されているオリンピック・ナショナルパークと合わせて訪れるのも一案。

IMG_6638Victoria ダウンタウン

ブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリアは花の都とも呼ばれ、港を臨む州議事堂(右写真)も、街並みも美しい。英国領時代の面影があり、紅茶専門店や洒落たパブもある人気の観光地。

www.tourismvictoria.com

Kickstand Brewing Company KBC – Commerce Twp, MI

Kickstand Brewing Company KBC - Commerce Twp, MI 5

DSCN0961今年2月の開店から好調な出だしの、Kickstand Brewing Company。Commerce TWP.にあるこのブリューワリーは週末はごった返すほどの人気の場所。高い天井に大きな壁面。スポーツバーとは違った、開放的な空間がこのブリューワリーの特徴。9000Sq.Ftのダイニングエリアをもつこのスペースは、以前アパレル店が入っていた場所だ。あまりの巨大なスペースはスポーツ番組を映し出すスクリーンさえ小さく感じさせてしまう。何とか、席を確保しようと、相方といっしょにバーエリアに滑り込んで、飲み物と食事を楽しんだ。

Commerce TWP自体はもともとはデトロイト住民の保養地として開けた。後に人口が増え、湖沿いのコッテージはアパートに姿を変えていった。今やexpress way M-5はFarmington、Noviを抜けCommerce TWPで終着となる。Pontiac Trailまでのexpress wayは周辺の開発でにぎやかさを増した。でも、昔ながらの雰囲気を残すのがこのブリューワリーのあるUnion Lake Rd界隈だ。

IMG_9322 共同オーナーの二人は地元の高校のクラスメート。今隆盛のミシガン・ブリューワリー業界で、このブリューワリーが“ローカル”といえるのは、まずオーナーが地元出身だからだ。自宅でビールを趣味で作ってきたが、この業界に足を踏み入れた。でも、これだけのスケールのスペースはビールだけでアピールはできない。そこで特徴的なのが、キッチンのクオリティーの高さだ。Noviやその周辺では既にご紹介したとおり、十指を超えるブリューワリーがある。多くは、キッチンを持たない。Kickstandはあえて、このスペースに耐えうるようなベストなシェフチームを揃えていると言える。

DSCN1090Short rib poutineはカナダ発祥のアペタイザー料理。ポテトフライに、ショートリブにクリーミーなグレイビー(肉にかけるゆるめのソース)と、サワー風味のチーズの一品。「ここで

DSCN0946一番人気のある料理は」のリクエストにマネージャーがすぐさま「これ」と言った一品だ。

Brewery Burgerも気の利いたものだ。ロゴのように“KSB”が入ったバンに飛び出すばかりのベーコンとポテトフライ。ピザも数人でシェアできるぐらいの大きさだ。「また来たい」と思うような満足度だ。ウエイティングのスタッフも店のロゴの入った黒のTシャツで、本当にこまめなサービスが行き届いている。スポーツバーの喧騒の中にいながら、スペースの大きさでそんなことも感じられないような開放感があるこのブリューワリーは「アメリカンテイスト」の雰囲気を味わいたい人にぴったりかもしれない。

IMG_5975ビールは”Flight”(サンプラーのこと)でまず好きなものを見つけるのもいいだろう。Deralla IPAはほろ苦いがフルーティー。ソラチホップを使ったピルスナーはすっきりしている。

さて、Kickstandとは自転車のスタンドのことをさす。ダイニングエリアには開放感あふれるスペースを生かして、自転車が掲げられている。バイクライド(サイクリングのこと)が好きなオーナーの趣味を反映している。

Kickstand Brewing Company

3050 Union Lake Road, Unit 4A,  Commerce TWP., MI 48382

kickstandbrewingco.com

Arbor Brewing Company Microbrewery – Ann Arbor, MI

Arbor Brewing Company Microbrewery - Ann Arbor, MI 5

DSCN1044Arbor Brewing Company(ABC)はミシガン州のブリューワリーの萌芽期(1990年代)Ann Arborのダウンタウンにできた。長くYpsilantiに住んでいたオーナーは、ボトリングを含めた一般市場への拡張を目指してEastern Michigan Universityのキャンパスからすぐのdepo townに2006年にフルキッチンをもつマイクロブリューワリー(Corner of Arbor Brewing Company)を建てた。バックヤードには200席のビアガーデンがあり、ここで歓迎会や結婚式などのイベントを行う人もいるそうだ。

DSCN1008ほかのブリューワリーと大きく違うのが自ら西海岸以東で初めての“solar brewery”と呼んでいること。ブリューワリーを支えるシステムはGreen brewery project。これはかつてのミシガン大学の学生が、修士論文のための研究を実際のミシガン州のブリューワリーにビジネスとして発展させたものだ。飲み物の品質だけではなく、ブリューワリー産業が太陽エネルギーと水の持続可能な有効可能利用を目的としたシステム。Arbor Brewing Companyはこのプロジェクトの代表例だ。

DSCN1033ABCでは144枚のソーラーパネルで太陽熱を電気に変えている。チューブの中のお湯の温度は常に55-100Fに保たれている。ブリューレストランの窓にはすべて熱遮断材が使われており、ライトもすべてLED。ここYpsilantiに拡張した際の100万ドルの投資費用は10年で返済のめどが立っており、「エネルギーの節約とコストの節約両方にもなっている」とマネージャーのBrian氏は語っていた。

ブリューワリーを訪れた日はあいにくの雨だったが、快くビアガーデンの後方にそびえる別棟の「ドーム」のツアーに連れて行ってくれた。ビールの製造、ボトリングを行っているためドーム内の温度は低めに調整されていた。内壁は熱遮断材で覆われ、バーボンの樽にビールを寝かせて作るAged beerの樽が天井まで積み上げられていた。4月にデトロイトタイガースのオープニングデーにリリースするStrawberry Blondeが瓶詰めの台に並んでいた。

DSCN1024DSCN1015季節限定だが、Sour Belgian(酸味の利いたベルギースタイルのビール)も、このブリューワリーの特徴の一つ。シトラスの風味を生み出すイーストとラクトースを使って、独特の黒い深みのあるビールを作る。

キッチンで使う食材は地元のものが主だが、裏庭で育てた野菜も用いており、ブリューワリー全体のコンセプト(Symbiosis)が貫かれている。

ゆったりと広いレストランには大学関係者、日系企業の人も訪れるという。サンドイッチ、ピザ、キッズメニューがある。ギロ、ガーリック味の豆腐をはさんだホギーサンドイッチはユニーク。

Arbor Brewing Company Microbrewery

720 Norris Street, Ypsilanti, Michigan 48198

T: 734-480-BREW

ウェブサイト:http://www.arborbrewing.com

 

東京・お台場 大江戸温泉物語

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東京・お台場 大江戸温泉物語 1

IMG_4840飛行機の出発時刻が朝早くて成田空港や羽田空港に間に合わない、最寄りのホテルに泊まったところで早朝発でもったいない、といった場合の一案がお台場にある温泉施設『大江戸温泉物語』の利用。今月は施設と空港からのシャトルの情報を紹介したい。

大江戸温泉物語から成田空港へは、同施設前発の高速バス“東京シャトル”で成田空港ターミナルへ楽にアクセスすることができる。現在、成田空港行は夜明け前の発車となる3便のみ(うち2便は第3ターミナル行き)だが、バス代が事前予約&事前決済をすれば900円と格安な上、シャトル利用者には大江戸温泉物語の入館料が1,200円となる特別料金が適用される。成田空港到着後に朝まで明朝まで立ち寄るプランも可。「フライト前にくつろぐのも良し♪フライト後の疲れを癒すのも良し♪」が宣伝文句。

機内持ち込み可能なスーツケース程度は脱衣所のロッカー(無料)に入るし、大きなスーツケースも有料のロッカーがフロント横に設置されている。

IMG_4864もちろん、フライトに関係なく利用するのも一興。東京で温泉宿気分を味あうことができる。タオルと館内着の浴衣は入館料に含まれているので、手ぶらでもOK!

大江戸温泉物語は江戸の町並みを再現した温泉テーマパーク。コアとなる温泉は、地下1,400mから汲み上げた天然温泉で、内湯、露天風呂のほか、約3億年前の天然ヒマラヤ岩塩を敷き詰めた岩塩風呂(別料金・予約制)、女性には霧湯(ミストサウナ)や露天の桶風呂も設けられている。700坪の日本庭園内に男女一緒にお湯を楽しめる全長50mの湯の道もある。

個室での宿泊は別料金となるが、仮眠や休憩のために無料で使用できるリラックスルームがあり、リクライニングチェアが並び、ブランケットも準備されている。

こちらも別料金だが、手軽なクイックケアや足つぼ、本格的なボディケア・タイ式・全身オイルリンパのマッサージ系、フェイシャルトリートメント、あかすりなど、いわゆるスパやトリートメントも豊富。

館内での食事は、居酒屋、ラーメン屋、韓国料理、かつ丼とカレー、江戸寿司のお店、さらに、海鮮丼の専門店、手づくり豆富やふぐ刺しを供する落ち着いたお店までいろいろある。

火の見櫓の周囲に、ゲームや縁日遊び、占いのコーナーがあり、手裏剣投げ、忍者吹き矢、など、昔風な遊びを楽しむことができる。

IMG_4868東京・お台場 大江戸温泉物語

所在地:東京都江東区青海二丁目6番3号

東京駅、品川駅など多数の駅などから無料送迎シャト

ルを利用できる(1日数本程度)

★詳細はウェブで http://www.ooedoonsen.jp/

空港とのセットプランや割引情報 (2016年3月末情報)

〔成田空港 東京シャトル入館セットプラン〕

京成高速バス(成田空港)⇔大江戸温泉物語

京成高速バス予約センターにてバスの予約が必要(※乗車日2日前の17:00まで)。

予約や問い合わせ:TEL 047-432-1891 月~土9:00~19:00、日/祝日9:00~18:00

入館料 大人(中学生以上)1,200円/小人(4歳~小学生)600円。

※別途乗車料金がかかる。

※温泉施設の利用時間に以下のように制限があるのでご注意を。

成田空港出発前に利用の場合 前日18:00~5:20(東京シャトルの各便発車時刻)まで

成田空港到着後に利用の場合 東京シャトル到着後~翌朝9:00

*バスの予約は、楽天トラベルのウェブサイトや高速バスの予約サイト【発車オ~ライネット】https://secure.j-bus.co.jp/でも可能。

〔羽田空港 早朝便フライト前泊プラン実施中〕

大江戸温泉物語入館料+羽田空港国際線ターミナル行バス

大人3,300円/小人1,650円(4~12歳)

朝11:00~深夜3:50(=バス出発時刻)まで利用できる。 予約・問い合わせ:03-5500-1126

※予約は出発前の3日前までだが、空席があれば当日でも申し込みが可能。

プラヤ・デル・カルメン (Playa del Carmen)

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プラヤ・デル・カルメン (Playa del Carmen) 10

DSC_3949カンクンの南、人気上昇中の街

プラヤ・デル・カルメンはリビエラ・マヤ地域の中心街にあたるが、リビエラ・マヤの郊外(カンクンとの中間)には、広大な敷地とゆとりのある贅沢な施設を誇るリゾートがいくつもある。公道に面したゲートからビーチまで数キロ四方が敷地というリゾートもある。

Cozmel-2ヴィラと呼ばれる一戸建ての別荘風な宿泊施設のところもある。オールインクルーシブのリゾートがほとんどで、レストランやバー数件、スパやフィットネス設備があり、さらに、料理やエクササイズのクラス、ライブパフォーマンスなど充実したプログラムを提供しているところが多い。敷地から一歩も出ずに過ごす滞在者も少なくない。反面、遺跡巡りなどの観光や街の散策に出るにはやや不便ではある。

IMG_9232IMG_9254もう一つ、ファンの話題になり、人を引き寄せているのが、世界中で人気を博している「シルク・デュ・ソレイユ」の常設公演がリビエラ・マヤに誕生したこと。シルク・デュ・ソレイユは、大道芸やサーカス、ダンス、様々なジャンルの音楽が要素のエンターテイメント集団で、ツアー興業の他、ラスベガスを始め、世界に常設公演が10以上あるが、リビエラ・マヤのものは、ディナーショー形式での鑑賞が特徴。テーブル席でコースディナー、あるいは、クラブ風(?)な観客席でシャンパンを味わいながらショーを楽しめる趣向になっている。舞台装飾、演目もユニークで、高評価を得ている。

Cozmel-1 mallプラヤ・デル・カルメンは、メキシコのユカタン半島の、カンクンから65キロほど(車で1時間ほど)南に位置するカリブ海に面した街。かつては小さな漁村だったが、コスメル島(Cozmel)とのフェリーサービスが始まり、観光業が栄え、ここ数年は趣向を凝らした宿泊施設が増えたこともあり、通過地としてではなく、この街自体を目指す旅行者が急増。特に欧米の人々や若者に人気の観光地になっている。魅力は、近代的な高層ホテルが並ぶカンクンとは趣が異なり、メキシコらしいテラコッタ壁の建物や北欧の影響を受けた家屋が混在している「ローカルっぽさ」が挙げられる。

IMG_2024カンクンからのツアーでポピュラーなチチェン・イツァ遺跡へのツアーは、数やチョイスは少ないが、プラヤ・デル・カルメン発もある。シカレ海洋公園は街から数マイル。海を臨むトゥルム遺跡も、カンクンからより近く、ゆとりをもって過ごせる。周辺観光の拠点でもある。

IMG_9209フェリー発着所から続く目抜き通りには、アメリカでよく見るブランド店やチェーン店も含めて、小奇麗でお洒落なショップやレストランが軒を連ねている。南国風な雰囲気を醸し出している開放的なレストランやバーに立ち寄ったり、地産の民芸品、石や貝で作られたジュエリーを売るお店を巡ったり、散策を楽しむのにもってこい。マッサージ屋も何件かあり、ホテルのスパのような豪華さは無い代わり、お安め。ホテルやビーチでのんびりし続けるのが苦手な人にお勧めのエリアと言える。カンクンからバスなどで日帰り往復も十分可能だが、夕暮れから夜の雰囲気に趣があるので、滞在をお勧めしたい。

IMG_9534安宿から、ビーチに面したオールインクルーシブ(飲食など込み)の高級リゾートまで、ピンからキリまであるのもこの街の特徴。目抜き通り近くには夜更けまで大音響を放っているクラブやビヤガーデンもあるので、静寂を望む方は、その辺りの宿は避けた方が無難。

街から10キロほどのところに、名高いゴルフ場エル・カマレオン(El Camaleón)がある。グレッグ・ノーマン設計で、PGAツアーも開かれる。メキシコによく見られる地下洞窟(セノーテ)のバンカーもあり、熱帯林、マングローブ群生地帯、海岸など自然を生かした美しいコースが人気。

IMG_1949沖合のコスメル島

コスメル島とプラヤ・デル・カルメンはフェリーで45分で行き来ができる。早朝から夜まで1~2時間おきに運航している。コスメルの海は透明度が30~60mという世界屈指のレベル。そのクリアブルーは世界一美しい海とも言われ、ダイバーの憧れの地。カリブ海クルーズツアーの人気寄港地でもある。島を取り囲む美しいサンゴ礁とトロピカルフィッシュを気軽に楽しめるシュノーケリングのスポットも多く、初心者でも参加可能なツアーが各種ある。巨大なクルーズシップが接岸する人工的な港から目と鼻の近さのところにカラフルな自然が広がっているのにびっくりさせられる。魚の数は驚異的なほど。(右下の写真)

IMG_2019港のショッピングモールにはサンゴや天然石の装飾品やラム酒、雑貨から高級品の店がずらり。クルーズ停船中には、メキシカンダンスやマリアッチのストリートミュージシャンのパフォーマンスを楽しめることもある。

(By N)

幅広い国や地域に暮らす仲間と出会い、日本語・日本文化を体感する ~「サマーキャンプ in ぎふ」の取り組み

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幅広い国や地域に暮らす仲間と出会い、日本語・日本文化を体感する ~「サマーキャンプ in ぎふ」の取り組み 2

サマーキャンプの仲間と地元青年たちとの交流  「こんな気持ちは初めてだ…。」

涙を浮かべながら次男がつぶやきました。岐阜のサマーキャンプを終え、新しく出来た、でもしっかり心のつながった仲間との別れを惜しんだ晩のことです。まるで失恋したかのように肩を落とす次男が、それでもひとまわり大きく見えました。それだけ楽しい思い出を作り、仲間との交流、そして別れを経験し、参加をためらっていたことなど嘘のように仲間への想いを募らせる次男を見るにつけ、わずか10日ほどの出来事が、中学1年生にはどれだけ大きな実りをもたらしてくれるのかを改めて知りました。

地元の子どもと一緒に作ったいかだで川下り 長男は3回目の参加、次男は今年初めて参加させて頂きました。長男は中学生になり初めて参加した時以来の友達もおり、毎年とても楽しみにしています。次男は日本語力が弱く、小4での参加ということで大変心配していたのですが、キャンプの最終日にお迎えに行った時には、帰りたくないと言うほど、キャンプが楽しかったようです。

キャンプ後の次男は、以前は興味を持っていなかった日本語や日本文化に強い興味を見せるようになり、日本に引っ越したいと思うようにまでなりました。折り紙の本を学校から借りてきて折ったりしています。お箸もきちんと使えるようになりました。

これらは、米日教育交流協議会主催の「サマーキャンプ in ぎふ」に参加されたお子さんの保護者の感想文です。

地元の子どもたちと伝統ある和太鼓の練習幅広い国・地域で暮らし、日本語を学ぶ仲間との出会いの場

米日教育交流協議会(US-Japan Educational Exchange Council 略称:UJEEC)は、米国在住子女の日本語教育の推進および帰国後の進学を支援するために、2006年1月に設立し、今年で11年目を迎えています。

当協議会の活動の一つである「サマーキャンプ in ぎふ」は、日本で実施する

海外に暮らす子ども専用の日本語・日本文化体験学習プログラムです。当協議会設立の2006年から10年間にわたり、年1~2回実施し、これまでの18回にのべ201人が参加しました。1年目の参加者数は、7月上旬から中旬に実施の第1期が2人、7月下旬から8月上旬に実施の第2期が3人というような寂しいスタートでしたが、2年目以降は徐々に増加し、4年目以降は第1期と第2期合わせて20人を超えるようになりました。(2011年と2013年は第1期のみ実施)

参加者構成は年度や実施期間によって異なりますが、平均すると女子が約52%と男子をやや上回り、小学生が約40%、中学生が約50%、高校生が10%です。参加対象は小学4年生から高校生であり、幅広い年齢層の子どもが一緒に活動することが特長です。また、米国在住者のみならず、カナダ、メキシコ、英国、アイルランド、ベルギー、トルコ、韓国、中国、香港、台湾、タイに暮らす子ども、そして日本に暮らしインターナショナルスクールやアメリカンスクールに通学している子ども参加しました。米国在住者では、カリフォルニア州やワシントン州、ニューヨーク州、ニュージャージー州などが多いですが、全米各地に散らばっています。このように幅広い国や地域に暮らす子どもたちが出会うことができる場にもなっています。

お別れ会のキャンプファイヤーは楽しいけど寂しい楽しみながら日本語や日本文化に触れる多彩なプログラムの実践

このように幅広い国や地域から多くの子どもたちが参加するようになったことの背景には、「サマーキャンプ in ぎふ」では、海外に暮らす子どもたちが、楽しみながら日本語や日本文化を体験できる多彩なプログラムを組んで実践してきたからだと思います。地元の公立学校への体験入学、地元で実施されるイベントへの参加を通じて、日本の同年代の子どもたちと交流できるプログラム、豊かな自然に恵まれた里山でハイキングや川遊びを楽しむプログラム、日本の自然を活かした食文化や昔から継承されている伝統文化に触れることのできるプログラムなどのほか、日本で生活したり、日本人と接したりする際に必要な日本語やマナーを修得できるような指導も行っています。

ここで今年の「サマーキャンプ in ぎふ」で実施予定の主なプログラムをご紹介します。

◆学校体験:地元の公立中学校・高等学校で、日本の学校の授業や掃除や給食などの学校生活を体験します。同年代の日本の子どもたちとの交流によって、生きた日本語に触れることができます。

(第1期のみ)

◆地域交流体験:地元で行われているイベントや諸活動に一緒に参加します。これらの活動を通じて、生きた日本語に触れることができます。第1期では「和太鼓」の練習に参加して交流し、第2期では地元の子どもたちとともに「いかだ」を作り、川下りを体験します。

◆地域生活体験:地元民家でのホームステイは、そこに暮らす人々の心のあたたかさを感じる場であるとともに、日本の家庭の日常生活を経験する絶好の機会となります。また、日本語でたくさん話ができます。ホストファミリーと過ごした週末は楽しい思い出として心に残るでしょう。

◆古民家生活体験:所有者の方が手入れし大切にされている築100年の古民家「とっさの家」で田舎暮らしを体験します。薪割りをしてかまどを使ってご飯を炊いたり、五右衛門風呂に入ったり、古民家に隣接する山や川で遊んだりします。源流に近いため、川の水は美しく、夏でも冷たく感じられるほどです。

◆伝統文化体験:日本の伝統工芸(わら細工、竹細工、和紙工芸、草木染め、機織り、木工など)の製作や食づくりを通してものをつくる喜びを味わいます。自然の素材を利用した手作りの製品や食事のあたたかさときめ細かさを肌で感じることによって、日本人が古来より代々伝えてきた伝統文化のすばらしさと奥深さを理解することができます。そして、命や物を大切にする心を育みます。

◆農業体験:里山で栽培されている作物の収穫やその準備作業に携わることによって、昔から受け継がれている日本人の生活を感じます。また、作業を教えてくれる地元に暮らす人々と触れ合うことによって日本人の温かさも感じることができます。

◆自然体験:緑豊かな山道を散策するハイキング、さわやかな清流で楽しむ川遊びなどを通じて、日本の自然を味わいます。ハイキングでは、新鮮な空気を満喫しながらバードウォッチングや植物・昆虫採集なども楽しめます。川遊びでは、美しい川での水遊びやBBQも楽しめます。

◆寺院体験:地元の人々の生活に密着している寺院で読経、座禅、習字などを体験します。自分自身を静かに見つめる時間は、今後の人生にとって貴重な体験になるでしょう。 また、ここでの体験を通じて、様々な礼儀や作法を学ぶことができます。

◆史跡・地場産業見学:岐阜県下に多数ある史跡・名所を訪れます。訪問の候補地は、山県市内の史跡の他、岐阜城とその城下町などです。また、地元の工業施設など、現代のものつくりの現場を見学し、伝統産業や地元の資源との関係なども学びます。

里山の茶畑でのお茶摘体験 「サマーキャンプ in ぎふ 2016」は、参加者の申し込みを受け付けています。詳細は、米日教育交流協議会のウェブサイト www.ujeec.org をご覧ください。

執筆者のプロフィール:河合塾で十数年間にわたり、大学入試データ分析、大学情報の収集・提供、大学入試情報誌「栄冠めざして」などの編集に携わるとともに、大学受験科クラス担任として多くの塾生を大学合格に導いた。また、全国の高等学校での進学講演も多数行った。一方、米国・英国大学進学や海外サマーセミナーなどの国際教育事業も担当。米国移住後は、CA、NJ、NY、MI州の補習校・学習塾講師を務め、2006年に「米日教育交流協議会(UJEEC)」を設立し、日本での日本語・日本文化体験学習プログラム「サマー・キャンプ in ぎふ」など、国際的な交流活動を実践。また、帰国生入試や帰国後の学校選びのアドバイスも行っており、北米各地で進学講演も行っている。河合塾海外帰国生コース北米事務所アドバイザー、文京学院大学女子中学校・高等学校北米事務所アドバイザー、名古屋国際中学校・高等学校アドミッションオフィサー北米地域担当、名古屋商科大学アドミッションオフィサー北米地域担当、デトロイトりんご会補習授業校講師(教務主任兼進路指導担当)

◆米日教育交流協議会(UJEEC) Website:www.ujeec.org

A Pure Michigan Winter: ミシガンの 冬の自然を楽しむ

Snowmobilers2009-2010 082 - Copy 今季のミシガンの冬は、11月に早々と大雪に見舞われて心も体も震えたが、12月、1月は穏やかな気温の日が多く、胸を撫で下ろした。とはいえ、例年4月半ばまでは雪が積もる可能性が高いミシガン。長~い冬を、寒冷地の利と恩恵を受けて過ごしたいもの。

ミシガンの冬は雪と様々なアドベンチャーの季節。身近な丘でのそり遊びは、よく目にする光景。ウィンタースポーツの定番であるスキーやスノーボードをはじめ、スノーモービル、アイス(氷穴)フィッシング、アイスクライミング、犬ぞり、などなど、自然に身を投じるアクティビティーが数多くある。内陸の湖の多さが全米屈指のミシガンならではといえる氷上ヨットレースに興じる人たちもいる。

野外での楽しみがあれば、雪や零下の天気予報が心待ちになるに違いない。

膨大な数のトレイルやコース

ミシガンには総計6,500マイルに及ぶスノーモービル・トレイル、3,000マイル以上のクロスカントリースキー・トレイルがある。Snowshoeing(スノーシューイング)と呼ばれる、日本で言うところの“かんじき”を履いて歩き回るのに適した美しい地にも事欠かさない。

あまり認識されていないが、スキーエリアの数としては、米国内2位にランキングされているという(ミシガン州公式旅行サイト:michigan.org情報)。米国中西部で最高の高低差を誇るスキーゲレンデもミシガン州に存在。ただし、UP(アッパー・ペニンスラ)の西の端、ウィスコンシン州に近いので、デトロイト周辺からは秘境の地ではある。

DSC_1336それに対して、ローワー・ベニンスラのダウンヒル(滑降用)スキー場は、残念ながら小山程度のスケールで規模も標高差も大したことはない。メトロデトロイト周辺のスキー場はスノーボード用のハーフパイクが充実しているところが多い。ゲレンデの規模は小さいながらも、5人乗りや高速のリフトなどを備えて、週末でさえあまり待つことなく効率よく滑ることができるスキー場も多く、発想を変えれば存分に楽しむことができる。

また、クロスカントリースキー用のコースは、メトロパークを始め、近場にも多くあって手軽。スキー場以外ではボードやシューズなどのレンタル提供が無いところがほとんどだが、スポーツ用品のリサイクルショップで中古品がリーゾナルな価格で見つかるので、入手してしまうのも手。ミシガンのスキーに関するイベントやコンディションなどは、www.skimichigan.comwww.goskimichigan.comwww.miskireport.comのサイトで情報を得ることが出来る。

自前の道具無しで挑めるTubingという浮き輪状のチューブで滑り降りる遊びが特に子ども達に人気。

DSC_1338アクティビティーの拠点となるリゾート

北部、トラバースシティー方面のリゾートは、室内プールやゲームセンター、スパなどの施設が充実しているところも多い。そういった大スキー場では、パワフルな人工降雪機を多数備えているため、ミシガン南部に青い芝生が覗いていても、ゲレンデの積雪量は充分であることも。(あまりの暖冬で、追いつかないことも・・・。)

ロマンチックな馬ぞりなどのアクティビティーを提供しているリゾートもある。

トラバースシティから北東に約30マイルに位置するShanty Creek Resortsは、スキー雑誌の投票で、価値とダイニングやロッジ、アクティビティーをひっくるめて‘ミッドウエストで1位の行き先’を獲得したことがある。

1963年12月にオープンし、2シーズン前に50周年を迎えたミシガン屈指のリゾートBoyne Highlandsは、50周年に合わせ巨額を投じ、ホテルの改装、ゲレンデの設備やレンタル装備の拡大をした。ミシガン最大級の室内ウォーターパークも備えている。

冒険気分のアクティビティー

スキー場やリゾートの施設を飛び出して、より本格的な自然を満喫したい方には、スノーモービルや犬ぞりといった、日本では滅多に経験できないアクティビティーに挑戦するの一興。スノーモービルのレンタルやトレイルの情報はMichigan Snowmobile AssociationのHP:www.msasnow.org/trail-reports/やUpper Peninsulaのスノーモービルサイト:www.upsnowmobiling.com/trail-reportsで。

犬ぞりツアーの情報は、ミシガン州観光の公式サイト内www.michigan.org/dog-sledding-listingsで。リストされている11のうち8カ所はUP(アッパー・ペニンスラ)だが、Traverse City の南のCadillac市がメトロエリアから近め。

近年増えているのがZipliningの施設。ワイヤーロープを滑車を使って滑り降りる遊びで、冬にも登場してきた。

Have a nice winter!

King Spa – Chicago, IL

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King Spa - Chicago, IL 6

IMG_4792サウナのテーマパークのような King Spa ~シカゴ

遅ればせながら、シカゴの日本人にも大人気という韓国スパKing Spaを訪れた。

家族で行っても息子とは別々だし、友人と裸でお風呂は・・・と躊躇していたが、意を決して探検に!予想外に、くつろぐ場を含めて男女兼用のスペースが多く、ボーっといる時も含めてかなりの時間を費やすことができる施設で、デートや家族連れでも楽しめることが分かった。

韓国では街中あちこちにこういったスパがあるそうで、浴場とサウナとスパを併せ持った「チムジルバン」と称される。

シカゴのKing Spaは、風呂は鉱物を含むものではなく単なるお湯ではあるが、数人が手足を伸ばせる浴槽が数個、それに、何種類ものサウナ施設を備え、マッサージや垢すり、フェイシャル等のサービスも各種提供している。

charcoal_Cまず大雑把に施設内の造りとサービスを説明。

受け付けカウンターで「初めてか」と尋ねられ「イエス」と答えたところ館内ツアーをしてくれたが、何が有料なのか、サービスや部屋の時間設定の情報などについては、一巡しただけでは理解し難い。それ程いろいろなものがある施設なのである。

入り口でロッカーのキーを渡され、男女に分かれ、履物を袋に入れてロッカー室へ。

bathsideそこで、ユニフォーム(厚手素材の半そでシャツと半パン)を受け取る。ロッカーのキーで館内の支払いはできるので、何も持ち歩く必要がなく便利。使い放題のハンドタオルも置いてある。

(ロッカー、ユニフォーム、タオルは無料)

お風呂と、垢すりスクラブなどのスパのエリアは男女別で素っ裸。肌の色の異なる全裸の人々が入り混じるという見慣れない景観に、始めのうちは目のやり場に意識してしまったが、すぐに慣れる。

お風呂は温度がやや異なるものが大小4つで、湯船を全部合わせても畳12畳ほどの大きさ。韓国本国では薬草風呂や水風呂があるそうだが、ここのは単純湯。

ボディーソープ、シャンプーが備えてあり、洗面スペースにはヘアードライヤー、乳液、綿棒もあり、手ぶらで行ってもOK。

IMG_4811男女共用のスペースではユニフォームを着用。椅子が並んだスペースを中心に、各々造りと温度が異なるサウナルームが数室、マッサージ室、そして韓国料理を提供するフードコート、さらには映画シアターもある。

2階には畳のテーブル席、そして、男女別と共用のリラックススペースmeditation areaという、ごろ寝もできる部屋がある。夜明かしも可(午前2時を超すと$5追加)。

サウナルームは、どれもユニーク。

ソルト・ルームはロックソルト(岩塩)の塊をドーム型に重ねた部屋。インターネットで検索したところ、ロックソルトは太古のミネラルを多量に含有しており、空気の浄化作用があると言われているとのこと。

IMG_4815ピラミッド・ルームは黄金色のピラミッド型。23カラットの金で覆われている。材質とピラミッドの形の両方のパワーによって不純物を浄化する効果があるというが、かなり高温で、そうそう長くは留まれない。ちなみに、どのサウナも「20分以内」との注意書きが貼られている。

チャ―コール(炭)ルームは、内壁に美しい木炭が積まれている。(個人的には温度も適温で、炭の効用もあってか清々しい気分になり、一番気に入った部屋。)

黄土とクリスタルに囲まれた部屋Yellow Soil Crystal Roomもマイルド。黄土に含まれている大量の生命体が酵素を生み出す際にマイナスイオン・赤外線を大量発生させ、美容と健康に効果ありとのこと。

アイス・ルームは、「アイスコールド」との説明通り、凍えるほど寒~い部屋。血流を

良くするとはいえ数分も居られないが、

bulgama‘Fire Sudatorium:蒸し風呂’の後のクールダウンに最適。そのFire Sudatoriumは、

「ソックス着用をお勧め」と入り口に注意書きがあり、床が熱く、空気もいきなり鼻腔を刺激するほど暑い。Elvan(麦飯石暁)という、中国で古来より漢方薬の原料にしたり、丸薬などを練る水をろ過する為に使われるなど、伝統的に薬石として珍重されてきた石でできている。

最も広い部屋‘BUL GA MA’では、高温に熱せられた大きな火釜から放射される強力な遠赤外線・マイナスイオン等によって体を芯から温め、発汗が促される。

サウナルームで唯一有料なのがBase Rock Bath Room:岩盤浴。日本から輸入した天然石が使われている。

女性専用の施設、浴室横の小部屋はsitz bathと称され、訳せば半身浴だが、お湯の半身浴ではなくv-steamというもので、薬草を焚いた蒸気で下半身(主に子宮)を温める。30分で$30。甘草など12種をかなり大量に焚くので、相応の価格といえようか。効能はともあれ、芯からボカボカに。

ボディーマッサージは、アロマ、指圧、ストーンマッサージなど多種。フェイシャルもある。(有料、予約制。)

再々訪れたい寒冷地のオアシスである。

King Spa & Sauna

Tel : 847-972-2540
www.kingspa.com/chicago

809 Civic Center Dr. Niles, IL. 60714
(Hマート・シカゴ店と同じショッピングエリア)

入場料:大人$35
子供$30 *24時間を超すと1時間につき$2追徴

24時間営業・ スパサービスは2AM – 6AM
*Fire Sudatoriumと岩盤浴は10AM – 12AM

フードコート :
月~木 8AM – 1AM (ラストオーダー : 12AM)
金・土日 8AM – 3AM (ラストオーダー: 2AM)