Eastern Market Brewing Co. – Detroit, MI

Eastern Market Brewing Co. - Detroit, MI 3

新しい風を イースタン・マーケットに

文&写真 by ヤマトノオロチ

デトロイト・ミッドタウンは、リトル・シーザー・アリーナがオープンするなど、街の活性化が図られている。Amazon HQの誘致計画もあり、2018年も目が離せない。ミッドタウンからI-75をはさんだところにあるイースタン・マーケット地区も活気を取り戻している。

イースタン・マーケットはアメリカの中でも最大級のオープンスペースのマーケット。1850年代からデトロイト住民の台所だ。ミシガン出身、イリノイ州出身のNorthwestern大学時代からの友人6人がここにEastern Market Breweryを立ち上げた。

「このイースタンマーケットのコミュニティーが好き。自分たちは若いけれど、ここに店を構えるために、地元の商工会(Eastern Market Corporate)はとても協力的だった」とオーナーの一人のDevinは語った。6人の起業精神と従来の慣習にとらわれず、新しいアイディアを生かして街の再興に取り組むEMCの意気込みとがマッチしたといえる。長い間テナントが入っていなかったこのビルの購入を申し込んだがしばらく返事がなく、忘れていた頃に電話が入ってきたという。先に購入を申し出たクライアントと交渉がまとまらず、彼らに“幸運”が舞い込んできたのも後押しになった。

Breweryが面しているRiopelle Streetは狭くレンガ造りの建物が立ち並び、「かつてはパッケージ倉庫がここ一帯を占めていた」という。インダストリアルなフロアー、rusticな内装はむしろ洗練された趣がする。向かいの倉庫の壁に描かれたアーティストたちのペインティングが明るく楽しい。夏は窓ガラスを開放するので、通りを抜ける涼しい風が心地よいだろう。

カウンターの象のイラストはジョージア州のデザイナーによるもの。デトロイトの動物園には象がいないが、「みんなこれをWandaと呼んでいるんだ」。なるほど、デトロイト動物園にかつていた象の名前が、ロゴの二ックネーム。

興味をひいたのが Black IPA。通常IPAは金色のボディ。ホップを焙煎しこの黒褐色をだした。そのほかにrakauというもともとはニュージーランド原産のホップを使っていること。フルーティーさを残しつつ飲みやすくするため、だという。もう一つの Market Day IPA(American IPA)にもこのホップが使われている。スムーズな飲み味がする。地元との共存をモットーにしており、ホップはミシガン産を使用。キッチンがないのは、Eastern Marketには多くのキャリーアウト、テイクアウトのお店があるから。Detroit Food AcademyのスナックTo Go($5)の販売、週末にはThe Elephant Shackのフードトラックが通りに停まり、サンドイッチ($8)やCurry Noodle($11)など、店外の食べ物も自由に持ち込みができる。

土曜日のマーケットは年間を通して開催されているが「1,2月はやはり静かになりそうだ」という。

イースタン・マーケット地区はI-75をMac Avenueで降りてすぐ。パーキングもbreweryの角をまがったところにすぐある。パーキングはShed(開放型のマーケット)のすぐ前。訪れた日は大雪の日だったが、夏にはマーケットを見学しながら、楽しめるところになりそうだ。

来年には2Fをメインフロアーにする計画。Ford Fieldを臨む景観だ。

Eastern Market Brewing Co.

2515 Riopelle Street,
Detroit MI 48207

(313) 502-5165
www.easternmarket.beer

Jolly Pumpkin Pizzeria & Brewery – Detroit, MI

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Jolly Pumpkin Pizzeria & Brewery - Detroit, MI 4

DSCN5997デトロイト・ダウンタウンのWoodward AvenueとMichigan Avenueが交差する界隈はWayne State Universityの近くなので、大学に関係する建物もよく目に入る。Woodward Avenueと平行に走るCass AvenueとCanfield Streetの一角には3つのbreweryがひしめく。秋の冷たい雨の降った日、DIA(デトロイト美術館)の日本ギャラリーを見学したあと、5分先のJolly Pumpkin Pizzeria & Breweryを訪れてみた。

DSCN5993Jolly Pumpkinは2004年にDexterにオープン。Ann Arbor、Detroit、Royal Oak、Traverse Cityにもあり、最近Chicagoにもオープンした。このDetroit店は2016年の北米自動車ショーが開かれたとき当時のオバマ大統領も立ち寄った、というユニークなエピソードがある。しかし、brewmasterは1990年代からビール作りを始めていた実力派。オーク材のバレル(樽)内で熟成期間を他のbreweryよりも長くさせている。どこかで味わったことのあるありきたりの味ではなく、樽の中で数ヶ月間偶然に作り出されていく風味、人々が忘れていたSour beer(酸味のあるビール)作りをモットーにしている。

店内はCanfield Street側が一面窓になっているので、明るい。パイン材らしき壁、パイプがむき出しの天井は“rustic-chic”(素朴でシンプル)のコンセプト。オーダーの方法はpizzeriaなのでいたってカジュアル。レジでオーダーし、レシートをもらってそのままバーカウンターまで進み、飲み物を受け取る。初めて訪れたので戸惑い、カウンターでバーテンダーに注文を何回か叫んだが反応がなかった。見かねた他のサーバーが「ここはお金を払った時点でバーテンダーが注文がわかるから、待ってれば大丈夫よ」と声をかけてくれた。教えてもらったとおり、すぐに飲み物をくれた。

DSCN5987サンドイッチとピザがメインのPizzeria。Pork Pieというユニークな名前のピザは、薄いパイクラストの上にソーセージやペパロニがふんだんにのっている。にんにくの味が利いているが、これがあのSour beer(酸味のあるビール)とマッチする。ビール自体は酸味があるが、スムーズ。たいていはグラスに注がれてから時間が経つと甘さまたは渋みが増してくるが、JPのは最後まで風味が変わらない気がした。週末の午後に訪れたので、若い大学生らしき年齢層のグループが多く、店内は明るくにぎやかな印象だった。ちなみにオバマ大統領はチェダー・バーガーを注文したそうだが、チーズにはあまり興味を示さなかったとか。詳しくはJPのサイト内のSocial Media & Newsにあるリンクで見られる。

DSCN5985さて、Canfield Streetの一角はbreweryめぐりもできそうなところだ。店のすぐ前にはメーター式のパーキングもあるし、はす向かいにはフェンスで囲われた駐車場もある(日曜日の夕方のせいか、係はいなかったので無料で停められた)。DIA(デトロイト美術館)から5分ほどの近さ。

 

Jolly Pumpkin Pizzeria & Brewery

441 Canfield W, Detroit, MI 

http://www.jollypumpkin.com/

North High Brewing Co. – Columbus, OH

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North High Brewing Co. - Columbus, OH 1

DSCN5844近隣の州のブリューワリー(Ohio州)

文&写真 by ヤマトノオロチ

お隣のオハイオ州もクラフトビールが盛んな州だ。ミシガン州の半分ほどの面積だが総人口はミシガンよりも200万人ぐらい多い。現在、250ほどのブリューワリーがある。オハイオの大手スーパーの店頭にはミシガン同様、いやそれ以上に地元産のビールが缶のパックで販売されている印象がした。偶然手にした缶だが、そのタップルームを訪問した印象を紹介しよう。

DSCN5845州最大の都市コロンバスの中央部にはオハイオ州立大学(OSU)のキャンパスが広がっている。日本人コミュニティのあるコロンバス北部Polaris Fashion Place方面とはUS-270と71でつながっている。高速道路周辺にいくつかのブリューワリーがある。

DSCN5857なかでも大学街の風情と歴史を感じさせるのがNorth High Brewing Co。OSUのビジネス・スクール卒業の二人が新しい形のビジネスとして2011年開業、コロンバスで最初のtaproom兼醸造所、お客自らが醸造する「体験型」のブリューワリーだという。あまりの人気なので、施設を拡張、brewmasterによる増産、販売へと発展した。名前の由来は所在地の住所。High Streetを行く人々はカジュアルなファッションで年代層も若く大学街で活気があふれる。けれどもこのTaproomはコロンバス市の歴史を受け継いでいる。建物自体は20世紀前半に建てられた自動車のディーラー店。中は重厚な雰囲気の第一印象。入り口の8フィートの窓はもともとは1916年から使っていたオハイオ州立大学のもので、大学が建物を再建するときに譲り受けたという。それも「建設業者から現金とビールとで」、というエピソードつき。またこれも2008年に取り壊しになった大学内の建物から、灯り取りの高窓、教室のドアも譲り受けた。ケンタッキー州にあった蒸留会社(1872-1987, Old Crow Distillery)の窓やカウンタートップも使われている。Taproomは100年以上の歴史がいっぱいだ。かつての教室のドアを懐かしげに訪れるalumni(同窓生)や大学関係者もいるのではないか。

DSCN5846ストアーで缶で購入したIPA(ABV. 6.8) は6つのホップを使っている。それぞれのホップの風味が甘く生かされている。サーバーに聞いたところ最もホップが効いているのはGrapefruit Walleye Session IPA (ABV. 4.7%)。缶でも市販されている。キッチンは地元のBrenz Pizza in Columbus製のもの。Hop Pocketはここだけでしか食べられない。サイドのOH! Chipsも地元産で、カリカリした食感がいい。BrenzelはBrenz のsoft pretzel。

DSCN5851コロンバスにはミシガンにはない特徴のある観光施設も多くある。Cociは何度も施設のリノベーションをしている体験型科学施設で人気(https://cosi.org/)。コロンバス動物園・水族館のゾウ、マナティーなど(https://www.columbuszoo.org)もある。

コロンバス市内でゆっくりしすぎたため帰りは薄暗くなっていた。流通のシステムの違いでNorth High等の缶入りはミシガン州内では販売されていない。残念に思ってオハイオののどかな直線の農道を走っていると、前方に黒い影を見つけた。馬車に乗るアーミッシュの紳士とゆっくり歩く婦人たちだった。オハイオ州にはアーミッシュのコミュニティーと見学施設もある(http://www.visitamishcountry.com)。徐行し、この道路を通

North High Brewing Co.

(1288N. High Street, Columbus, OH, 43201)

http://www.northhighbrewing.com/

Michigan Beer Company – Novi, MI

Michigan Beer Company - Novi, MI 5

DSCN5719進化する地元ビールの楽しみ方

文&写真 by ヤマトノオロチ

数多くあるミシガン州のブリューワリー。でも、いざ行ってみて注文して、となるとさすがに躊躇する人も多いことだろう。ブリューワリーにはたいてい10種類以上がラインナップされているし、”Flight”と呼ばれるサンプラーも6種類セットを頼むと、なんだか味も名前もわからなくなってきそう、ということもあるかもしれない。ましてや、グラスの大きさやプライス、支払い、チップは、考えると厄介かもしれない産業が発展しているからか、300もがひしめくので競争が激しくなったのかはさておき、あれこれ悩むことなくミシガンのブリューワリーを自宅で楽しめるおもしろいものを発見した。その名も”Kiosk”。カリフォルニアなどの西海岸の州では既に数年前から見られるが、ミシガンでも流行の兆しか。

DSCN5750食料品スーパーの中にサーバーが設置されていて、その上のスクリーンにラインアップが表示されている。イメージ的にはファーストフード店のドリンクのサーバーのような機械、と思ってもらえると近い。ミシガン南東部では、Clinton Twp.などに数店を展開するVince & Joe’sで導入されている。

一般的なスーパーにもシーズナルの缶入りまたは瓶入りのビールも売られているが、やはりタップから注いだものがいい、と言う人も多い。購入の要領は、Glower(1/2ガロン=64oz) Crowler(32oz)、そしてグラス(16oz)でもリストのビールを購入することができる。

事前に容器を購入しなければならないが、買い物がてらでできる気軽さがいい。

DSCN5749それでもブリューワリーは敷居が高いが、缶や瓶にはない味を楽しみたい、と言う人には「ブリューハウス」をおすすめしよう。スポーツバー・レストラン形式だが、ミシガンのクラフト・ビール30種類を提供するところがある。ノバイのメインストリートにあるMichigan Beer Company。”Restaurant & Beer garden”の名のとおり、ブース主体のフロアーから、屋内だがビアガーデンのような雰囲気の吹き抜けの高い天井が開放感満点のフロアー。バイソンの肉を始めエビもミシガン産、その他の食材もミシガン産というのはオーナーのこだわり。

DSCN5733もちろんGrowlerやCrowlerにKioskと同様、クラフトビールを入れてもらい、購入できる。通常そのブリューワリーごとの容器を購入しほかのところのは使わない、というのが流儀だが、サーバー嬢によるとここでは可能。

Michigan Beer Company

42875 Grand River Ave., Novi, MI

www.mibeerco.com

Kioskもブリューハウスもスーパーの6本入りよりも高め。$13から$22ぐらいと、ばらつきがある。それはちょっと、という人は「Make up your own」、スーパーなどでいろんなビールを6本好きに組み合わせて$9.99、でミシガンビールを味わうことはいかがかな。

Hilltop Brewery & Spirits – Clarkston, MI

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Hilltop Brewery & Spirits - Clarkston, MI 1

DSCN4981ゆったりとしたスペースが魅力のブリューワリー

文&写真 by ヤマトノオロチ

ミシガン州のブリューワリーの数はほぼ250。2014年、この街にも待望のブリューワリーがオープンした。ClarkstonのParker’s Hilltop Breweryだ。

DSCN4992「ニホンゴ、ワスレタ」と言いつつもマネージャーのザック氏は、メモ用紙に気さくにカタカナで名前を書いてくれた。クラークストンの高校で3年間日本語を学んでいたという。オーナーも以前いすゞ自動車に勤めたことがあるというから、このブリュワリーに対する親近感がわいて来た。ザック氏もレストランの中を始め、ブリュータンクの部屋までくまなく案内してくれた。

DSCN4989のブリューワリーが面しているDixie Hwyはおよそ百年前にMiami―Chicago間を結ぼうとした幹線の一部。クラークストンからUS-24(Telegraph Road)のナンバーがつき、デトロイトまで続く。比較的平地が多いミシガン州だが、このブリューワリーは名前のとおり、この道のちょっとした丘にある。

DSCN5006元はラケット・コートだった建物を改造した。1万7000平方フィートのブリューワリーは重厚なバー、25台のテレビ画面のスポーツバー、貸し切り可能なミニバー、ゲームボードと多彩なスペースが広々と確保されているのがその名残だ。「ゲームは無料。オーナーは

DSCN4996家族的な雰囲気にしたかった」とザック氏。オープンから人気を集め、今年は一回のビールの醸造量を昨年の2倍に当たる40バレル方式に増量している。

ビールのホップは全てミシガン産。訪れた日はフラッグシップとシーズナルを含め計16種がラインナップ。シーズナルだが最も芳醇な香りとすっきりとしたかんきつ類とタンジェリン・オレンジの風味がするのはBeaten to a pulp Neipa (Abv. 7%)。ホップの組み合わせとしてはユニークなMosaic、Ekuanot、Idaho7からなる。特にその名のとおり(beat to a pulp=たたきのめす)、Ekuanotの香り。また、Mr. Hockey Irish red、Bella’s blonde(低アルコール度でおススメ)、Hilltop IPAも人気が高い。このほかに今年のWorld Expo Beer Competitionでメダルを獲得したビールも多くあり、質の高さを物語っている。じっくり雰囲気と飲み物を味わいたい、玄人にはうってつけのブリューワリー。フルキッチンのメニューを揃えているので、近隣のゴルフ場で楽しんでからのひと時もいいだろう。

DSCN4990クラークストンはPontiacをぬけI-75を北に進んだところ。ミシガン州で屋内アウトレットモールでは最大級といわれるGreat Lake Crossing MallからI-75経由で15分ほど。

Fillmore 13 Brewery – Pontiac, MI

Fillmore 13 Brewery - Pontiac, MI 2

DSCN4648Dream and Now

文&写真 by ヤマトノオロチ

DSCN4651デトロイト発の放射状に伸びる5つの幹線道路のひとつ、Woodward Avenue。 基点はダウンタウンのJ e f f e r s o n Avenueだ。記録上は全長約35キロメートルだが、“終点”はなく、US 24とBL I-75へループ上につながり、またデトロイト方面に戻ってくるをご存知だろうか。ループはPontiacのダウンタウンの外側を包み込んでいる。

DSCN4658Pontiacの地名はこの地を本拠としたネイティブ・アメリカンのOttawa族の勇者にちなむ。そして、かつてPontiacはGMのブランドの一つだった。歴史は1900年台初めにGMが小さな自動車会社を買収したことにさかのぼる。そのPontiacブランドの生産は2009年で終了した。Pontiacブランドの興隆と衰退、そして2009年を最後にメトロ・デトロイトエリア最大イベントの一つArts, Beats, and Eatsもほかの街に移ってしまった。Fillmore13はそんなPontiacを再興させようと2017年3月にオープンしたばかりだ。
DSCN4652店名はオーナーがデトロイト・ダウンタウンのWoodward Avenue沿いにあるFillmore劇場が好きなので名づけられた。コメリカ・パークの一つ隣の西通り、Fox Theater向かいなので、ダウンタウンをご存知の人にはすぐわかる。フルキッチン、ランチサービス、キッズ・フレンドリー、そして店内は自動車産業にちなんだオブジェが壁面を飾っており、ローカルかつソフィスティケート。さりげない自動車のナンバープレートの装飾や、いそがしく回る天井の扇風機、通りに目をやるとこれが廃頽しているダウンタウンなのだろうか、いや、緩やかな時間の流れの中にしっかりと新しい波をもたらしている場所なのではないか、と思えてくる。

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「イベント?そうね、Dream Cruiseね。」

毎年8月にPontiacからFerndaleまでのWoodward Avenueを往年の名車が“練り歩く”。2017年は8月18日(金)から20日(日)の開催。クラシックカーのファンは必見。12マイルには子どもも楽しめるバウンスハウスも予定されている。

(公式サイト http://woodwarddreamcruise.com/index.html/ )

ところで、訪れた日のFillmore13のラインナップは17種類。一つ一つのビールごとにイラストが添えられているのも、このダウンタウンのメインストリートSaginawには以前からギャラリーが多く、この建物は元アート・ギャラリーだったせいなのか。

一番人気のあるWar Cry IPAはColumbus, Chinook, Cascadeのメジャーなホップからできている極品。さすが、ミシガンのいくつかのブリューワリーで力をつけてきたブリューマスターだ。

Pontiacのダウンタウンの駐車は自動車のナンバープレート番号を入力し、停めたい時間に合わせて25セント(クォーターコイン)を投入し、期限の時間が書かれたレシートが発行される新システム。15分が25セントぐらいだ。

いつもは静かなPontiacダウンタウン。ひそかに訪れる場所にするのもよし、Dream Cruiseで家族で楽しむのもよし。どちらも今のPontiacだ。

Fillmore 13 Brewery 

7 North Saginaw Street, Pontiac, MI 48342

P: 248-977-36972

Home

Atwater Brewery – Detroit, MI

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Atwater Brewery - Detroit, MI 1

DSCN3759 1990年代のマイクロ・ブリューワリー萌芽期から活躍しているブリューワリーがある。今年9月に20周年を迎える、Atwater Breweryだ。デトロイト・ダウンタウンからJefferson Avenueを北に数ブロック行き、レンガ造りの建物の一角にある。角からはGMのRen Cenも見える。

バーテンダーに、初めてこのブリューワリーを訪れたのはずいぶん前になることを話してみると、「ああ、それなら昔のTap Roomの頃ね。あそこにそのときの建物が残っているわよ。私もその頃からここで働いているから」。そう言ってバーの後ろのガラスごしに見える醸造タンクのルームを指差した。“Atwater Brewery”の看板が見えた。彼女は、デトロイト学校区で教員をしているそうだ。給料や待遇をめぐって教員のsick-out(病気理由の欠勤)がたびたび起こっているデトロイト公立学校区(Detroit Public Schools)は日本とは違った環境を思い知らされる。そんなこととは別に、Atwater Breweryは清新でソフィスティケートな雰囲気だ。

DSCN4129クラフトビールに興味がある人なら、食料品店等でAtwaterのビールのラベルを見たことがあるだろう。店のロゴは「労働者をモチーフにしている」が、ラベルのデザイナーはPlymouthのTony Rokoで多くのセレブたちにも作品を提供してきた。Atwaterのラベルは2016年に一新され、以降彼が手がけている。ロートレックとゴッホ風、がモチーフ。独特の線と色彩がヨーロッパの19世紀の絵画を連想させる。自然や風景、動物をメインにしたミシガン・クラフトビールのラベルの中でも、このAtwater Breweryのは芸術的で独特なアピールの仕方だ。

DSCN4135ダウンタウンに近いせいか、Happy Hourには勤め帰りの会社のグループと思しき人たちが多く見られた。店内はブースよりも大き目のテーブルが多く、オープンスペース的な雰囲気だ。サンドイッチは$4(!)。サーバーに尋ねたところ、人気なのはBall Parker。ロールパンにビーフ・ウインナーと甘く炒めた玉ねぎ、チーズにBBQソース。小腹を満たすのにはちょうどいい大きさで、勤め帰りの人たちを意識した大きさ。12インチのピザはシェアするのにちょうどいい。Italianoピザはモッツァレラが美味で、辛目のイエロー・ペッパーとカラマタオリーブがバランスよい。

DSCN4155やはりタップルームのサーバーから出てくるビールはおいしい。Going Steady IPAはホップの風味がいい。シーズナルのWango Mango Wheatはボトルのラベルも魅惑的だが、マンゴーの甘さがおいしい。

DSCN41475月中旬からRooftop Biergartenもオープンし、デトロイト川を臨みながら夕暮れを楽しめる。8月にはHydro jet planeのレース、9月にはDetroit Jazz Festival、10月のデトロイト・マラソンと界隈の大きなイベントが目白押し。Atwater Breweryのすぐ前の空き地が駐車場になっているので便利だ。金曜、土曜日はいつも混んでいるそうだ。

Atwaterはこのデトロイト・ダウンタウンのJos CampauのほかにもGross Pointe ParkとGrand Rapidsにも店がある。

Northville Winery & Brewing Co. – Northville, MI

Northville Winery & Brewing Co. - Northville, MI 1

DSCN3834Northvilleの気軽なワンストップ

文&写真 by ヤマトノオロチ

ちょっと気軽に立ち寄れる、と言う距離と雰囲気のBYOFのブリューワリーのNorthville Winery & Breweryを紹介する。

Northvilleの8マイル道路を東に向い、ダウンタウンからほんの数分の北東にある。ブリューワリーの正面はコンドミニアム、はす向かいは木材店があり、Northvilleのの新旧を覗かせるところに建っている。早春の夕方、パーキングに降りたつとタップルームから陽気な声が聞こえてくる。赤いポール・バーンのそばにはためく大星条旗。中に入ってみると、内部が明るい雰囲気だったのが印象に残る。

DSCN3848 このブリューワリーはもともとは駐車場の向こう側のサイダーミルから始まり、ワイナリー、ブリューワリーへと発展した。1873年の創業のサイダーミルはミシガン州西部の果物をプレスしてサイダーを造っている。そして1982年にワイナリー、2014年にブリューワリーが加わった。サイダーミルは八月からの季節営業だが、ブリューワリーは年中通して営業している。

ラインナップのボードにはワイン、ハードサイダー、ビールのメニューがぎっしり。店内ではボトル入りも販売しているが、ここでのみの販売。ラベル付けはサイダーミルの建物内での手作業。デザインは最近他州へ移ったが、もともとは地元のアーティストによるもの。ほかにもスター・ウォーズのレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーのイラストもあり、親しみやすい雰囲気だ。

DSCN3841  店内は“クラシック”なイメージをかもし出す、コインゲームもあった。日本にいた頃、それもかなり昔のことになるが、通っていた中学校の生活指導部の先生が、最近ゲームセンターに寄っている生徒がいる、とみんなを注意した当時のゲーム機らしきものもあった。

ノスタルジアに誘われながら、恐る恐るその機械にクォーターを入れてみると、なんとまだ動くではないか。

DSCN3838 もちろん、ビールやその他のイベント等でしっかりと訪れる人たちの心をこのブリューワリーはつかんでいる。BYOFとは、キッチンがないのでお客さんの食べ物の持ち込みを歓迎しているということ。デトロイトの人気バーベキュー店Slows to Go!のケータリング(移動シェフつき車)やSushiトラックが来たり、こじんまりした店内ながらも楽しくビールやワインを飲んでもらおう、というのがよくわかる。夏には野外の音楽、冬には店内奥の部屋でライブミュージックのパフォーマンスがいつも行われている。お勧めのビールはアメリカン・スタイルのIPA(Rock Me Hopadelis、6.5%)。ほかのブリューワリーよりもやや炭酸の量が少ないけれど、ホップの風味とコクのある仕上がりになっている。

DSCN3842  素朴な木のチェアーとテーブル。華やかな発展を続けているNorthvilleにこんなにゆったりとした素朴な雰囲気のブリューワリーがあるのはうれしい。母の日にはバンドのほか、お昼にはケータリングのトラックも来る。もちろん子どもなどにも炭酸飲料もある。

Northville Winery & Brewing Co.

630 Old Baseline Rd., Northville, MI 481467

www.thenorthvillewinery.com

Granite City Food & Brewery – Detroit, MI

Granite City Food & Brewery - Detroit, MI 2

DSCN3751デトロイト再興のシンボル Ren Cenと「ビジネスの交差点」のブリューワリー

文&写真 by ヤマトノオロチ

ミシガン州に住んでいると手続きなどでデトロイト・ダウンタウンの日本国総領事館をおとづれたことがある人が多いだろう。総領事館はルネサンス・センターにある。このデトロイトリバー沿いにそびえるゼネラル・モーターズのヘッドクォーターのビルが公式にオープニングセレモニーを行ってから今年の4月15日で40周年になる。今世紀に入ってからのリノベーションで作られた吹き抜けのWinter Gardenから見るデトロイト・リバー越しのカナダ、ガラス張りの回廊に感動した人も多いはず。リバー沿いにのびるウォーターフロントのプロムナードと夏の噴水で戯れる家族連れでもにぎわうRen Cen(ルネサンス・センター)はデトロイトの再興の希望のシンボルとなっている。今回はRen Cenにあるブリューワリーを紹介する。
DSCN3730総領事館と同じタワー100の1階にGranite Cityがオープンしたのは昨年2016年2月。実はTroyに1号店、Northvilleに2号店が既にオープンしており、ここは3号店目になる。ミシガン州にはクラフトビールが250件ほどあり、ミシガンが地元の人が経営や醸造を行っている。このGranite Cityも独自のビールを作っているブリューワリーだが、チェーン店形式。名前が示すとおりGranite Cityとはミネソタ州のSt. Cloudの別名。1880年代にはグラナイト(大理石)の切り出しで栄華を極めた。その労働者ののどを潤すためにビールは欠かせなかった。ブリューワリーGranite Cityは1999年に会社が設立され、14州に36店を展開する一大チェーン。どのチェーン店も輸送された独自の麦芽汁を使い、各地ごとに醸造するというユニークな製法をとっている。

DSCN3742Ren Cenのブリューワリーは場所柄を反映して「ビジネスの交差点」の印象が強い。バーのカウンターで好きなビール4種類を組み合わせてフライト(サンプラー、$4.99)も楽しむことができる。この日は、ちょうど隣りに居合わせた人とも会話が弾んだ。プライベートジェットのパイロット、商談でRen Cen内のホテルにとまっている人など、経済の繁栄と衰退の波にもまれながらもこのダウンタウンのシンボル的タワーがビジネスの中心地であることをよく示している。ブリューワリーを訪れるときはもっぱらそこの特徴的なブリューを楽しむことが多いが、ここではビールは、立ち変わり次のビジネスの場所へと移動する人たちの交差点での潤滑油、というサブ的な働きをしているように思えた。16,000SqFt.のレストラン内はバーのカウンター席の数は少なく、ブースも多くは4人席だ。

マイルドでシンプルさが好みならThe Northern (Lager)。やはりホップの風味を楽しみたいのならBatch 1000 (Double IPA)だが、ビールが出されてから時間が経つと甘さが増してしまったので要注意。The Bennie (German Bock)は色も味も重厚でチョコレートの風味がする。

DSCN3743食事のメニューは、サンドイッチ、フラットブレッド、パスタなど、もちろん豊富。レタスがいっぱいに敷かれたプレートにシーザーサラダのプラスとしてグリル・サーモンがあったのが目を引いた。また、Ponzu Salmonというメインの一皿もあり、おもしろそう。

用事でしかこのRen Cen界隈を訪れないかもしれないが、新たな発見と楽しみが持てそうなエリアだ。

RencenGranite City Food & Brewery

100 Renaissance Ctr., Suite 1101, 

Detroit, MI 48243

http://www.gcfb.com/

 

Chazzano Coffee Roasters

Chazzano Coffee Roasters 7

DSC_7550チェーンのコーヒーショップが幅を利かせているミシガンだが、Ferndale という、Royal Oaks南東の街に、こだわりコーヒー専門店が存在する。デトロイト動物園から3マイル程の所。

20カ国に及ぶ産地から、焙煎していない豆の状態で仕入れ、店内で焙煎している。

DSC_7534美食家であるオーナーが、美味しい食事の後にマズいコーヒーを出すレストランに何度も遭遇し、落胆し、自分で美味しいコーヒーを追求し提供するようになった。2002年にニュージャージ州の自宅ガレージでスタートし、当地で2009年10月にオープンした。

投票によって2010年から5年連続で”Best Coffee Shop in Detroit”を獲得した。焙煎後や挽いた豆は、周辺のみならず、他州からも注文を受けている。

DSC_7529美食家であるオーナーが、美味しい食事の後にマズいコーヒーを出すレストランに何度も遭遇し、落胆し、自分で美味しいコーヒーを追求し提供するようになった。2002年にニュージャージ州の自宅ガレージでスタートし、当地で2009年10月にオープンした。

投票によって2010年から5年連続で”Best Coffee Shop in Detroit”を獲得した。焙煎後や挽いた豆は、周辺のみならず、他州からも注文を受けている。

「うちのコーヒーは細心のケアと情熱をもって完璧にローストしている」と自負している。

DSC_7547広いとは言えない喫茶スペースでは、ドリップ、エスプレッソ、フレンチプレス、さらにアメリカでは珍しいサイフォンなど、客の好みの方法で淹れてくる。但し、サイフォン式は手間と時間がかかるため、混んでいる時には受け付けないこともある。値段が高めだが、アメリカにしては小さ目なカップに4~5杯分になるので、2人でオーダーすると良い量。

その時々のリストは数種類ほど。ワインのソムリエにあたるコーヒーバリスタが、産地や風味を解説してくれた。「ナッティー、チョコレート風味」と言われても、正直、味を想像できないが、「酸味は少なめの方が好み」とか、「サイフォン式にしたいけれど、どの豆が良い?」など尋ねれば、選んでくれる。

コーヒー豆の小売り販売もしていて、フレーバーの特徴、どの淹れ方が向いているかは販売用リストにも添えられている。豆のブレンドの注文も可能。

バリスタであり、ロースティング・マネージャーであるネイソンさんが、焙煎前の豆や、焙煎プロセスを見せてくれ、豆によってフレーバーが違うのはもちろんのこと、焙煎の加減によっても風味は大きく変わることなどを解説してくれた。その豆の個性を引き出すための最適な焙煎を見極めるのが腕の見せ所である。

DSC_7542ちなみに、ワインのフレーバープロフィール(味の描写・略評)は750程であるのに対して、コーヒーは1500以上に昇るそうで、それほどバラエティーに富んでいるとの話。

この日我々が注文したのはインド産の豆をサイフォン式で。農園から直接仕入れた豆をトレドの業者から昨日入手したという新参の変わり種であったが、コクがあるのにさっぱりした味で満足。他にも、ブラジルやコロンビアなどポピュラーな国以外に、パプアニューギニア、スマトラなど8カ国の産地のコーヒー名が連なっていた。

ここで、コーヒーは好きだけれどカフェインは苦手または避けているという人に嬉しい情報。Chazzanoでは良質ディカフェ(カフェイン抜き)コーヒーも提供している。脱カフェイン処理のために、一般的にはケミカルが使用されていることが多いそうだが、同店ではケミカルを使わず、ウォーター・プロセス(水抽出)という方法を採っている。

DSC_7540豆やグラインド済みのオリジナルコーヒーは店内の他、West Bloomfieldの Busch’s Marketや Plum Market、

Whole Foodsなどで売っている。周辺のChazzano Coffeeを販売している店、同店のコーヒーを出しているレストランなどの一覧はホームページに掲載されている。

他所でも入手はできるものの、芳醇なコーヒーの香りが漂う店内で、じっくりとコーヒーを味わってみては?

DSC_7536Chazzano Coffee Roasters

www.chazzanocoffee.com

1737 East 9 Mile Road, Ferndale, MI 48220

 

Liberty Street Brewing Company – Plymouth, Michigan

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Liberty Street Brewing Company - Plymouth, Michigan 6

DSCN3595

Old Downtown でのタイムスリップ

比較的穏やかだった今年の冬も終わりに近づいた。長くなってきた陽を浴びながら、外に出る機会も多くなっているのではないだろうか。散歩がてらに、ビール好きでなくてもプリマスの歴史ある建物とOld Downtownを楽しむのもいいだろう。

DSCN3576Liberty Street Brewing CompanyはOld Downtownの中心にある。Old Downtownは冬に北米最大級の氷像のショーが開かれるKellogg Parkよりもさらにプリマスの町の北側にある。1825年にコネチカット州からの移住者が開いた町だ。Old Downtownの道路にはその一族にちなむ名前がつけられている。Pe t e r Ga y d eは1880年代後半にプリマスで商店を経営していたビジネスマン。彼が1887年頃に建てたGayde Bros Groceriesの建物がいくつもの変遷を経て、現在のLiberty St reet Brewing Company となった。

DSCN3586Gayde Bros Groceriesの頃と全く変わらない、高い階段を上り店内へ。中は130年余りの歴史の面影もないが、洗練された木目調のテーブルや、ところどころに置かれた芸術的なアイテムがこのブリューワリーを格調高く感じさせる。客層をみるとカップル、美術のグループミーティングらしい人たちなど。ブリューワリーを訪れる人たちは大概半径10マイル以内に住む人たち、というからプリマスの町の雰囲気をそのまま映し出しているのかもしれない。

DSCN3593Power Violence (Red IPA, 6.8%)はCascadeとColumbusホップを使っており、ホップの風味がいいが適度な苦さも楽しめる。ボディーも名前の通り、porterのように黒いが味はしっかりとしたIPA。またSteamy windows-California common (4.7%)も特徴あるビール。歴史を紐解くと1800年代、まだ冷蔵設備が高価だった時代にカリフォルニア州のビール醸造者たちは高温で発酵時間を短縮し醸造する技術を生み出した。Steam beerというラガースタイルだが、固有の登録商標のため通常はCalifornia commonと呼ぶ。従来のラガーよりもドライな口当たり。

DSCN35912階は70人を収容できるホール。小さいバーもあり、ウォールギャラリー、貸し切りパーティーに使われる。2階の窓からOld Downtown周辺を眺めてみた。ブリューワリー以前に建てられた住宅がすぐ隣りのストリートから向こう側にびっしり連なっている。Old Downtownの往年の繁栄を示すような線路から汽笛も聞こえてきた。そんなことを考えると、タイムスリップしたような気分にさせるブリューワリーだ。

メニューは軽食等のものに限ってある。

Old Downtownにはアンティーク、インテリア、楽器店、グリル、レストランもある。散歩がてら歩いたときにはブリューワリーは絶好のストップ場所になる。

DSCN3578Liberty Street Brewing Company 

149 W. Liberty Street, Plymouth, MI 48170

libertystreetbeer.com

Roak Brewing Company – Royal Oak, Michigan

Roak Brewing Company - Royal Oak, Michigan 2

DSCN3407スタイリッシュなコンセプトのブリューワリー

ブリューワリーといえば活気であふれた場所、と想像する人もいるかもしれないが、ローヤル・オークに2015年にオープンしたRoak Brewing Companyは別格の雰囲気をもつ。

ロイヤル・オークを南北に走るメインストリートの東の端にあり、正面から建物をみると一見倉庫のようにも思える。でも、ドアを開けるとその予想は大きく外れた。

DSCN3411吹き抜けの高い天井と右側のガラス張りの向こうは巨大醸造タンクと出荷を待つ積み重なったビールケース。アイランド風のラウンドのバーエリアは、タップルームというよりも、スタイリッシュなバーと言ったほうがいい。吹き抜けから両サイドに下がる犬のイラスト。オーナーの犬で、ビールのラベルにも使われている。

DSCN3418座席数はそんなに多いほうではないが吹き抜けがゆったりした感じにさせてくれる。スーパーなどでこのブリューワリーのボトルは購入できるが、「Nitrogenized Live Wire 」(ABV. 7.5%, $7)はタップルーム限定。二酸化炭素ではなくナイトロジェン(窒素)を多く含ませたビール。窒素は水溶液に溶けにくいため、ビールの風味をより一層深く感じさせる効果がある。一方二酸化炭素は酸味や苦味を出してしまう。大手のビール会社のGuinnessは数十年前からナイトロジェン入りのビールを出しているが、クラフトビール業界も個々の特色を出すためにナイトロジェンに限らず、風味を加えるためにいろいろなビールを造っている。ゴブレットに注がれたナイトロ・ビールは非常に細かい泡が特徴で、店で買うボトルよりも甘さを感じる。

DSCN3423メニューはピザ、パニニ、サラダが中心。シェア用にsmall(12インチ)を頼んだ。シェフの手によるピザはボリュームも味もすばらしかった。

DSCN3107“Roakとはオランダ語で「煙」のことをさすが、そこには炎と情熱もある”ーそのコンセプトを表すロゴはコースターやメニューにも印刷されている。デザインはアートワークのような魅力を持っている。

ボトル入りもスーパー等で買えるが、ナイトロジェン入りのビールや少し大人の雰囲気を楽しみながら飲みたいときにはこのブリューワリーはお勧めだ。

文&写真 by ヤマトノオロチ

DSCN3435Roak Brewing Company

330 E. Lincoln Ave., Royal Oak, MI 4806

https://roakbrewing.com/

St. Julien – Frankenmuth, MI

St. Julien - Frankenmuth, MI 1

DSCN3216前回に続いて、日帰りでも楽しめるミシガン、Frankenmuth界隈を紹介する。

ミシガン州はワインの生産量でもアメリカのトップクラスに入っている。州の西側にミシガン 湖があり、“lake effect”によって冬の雪からぶどうのつるが守られている。夏は日照時間も 長く、氷河期からの豊かな土壌が広がり、ぶどうの実が成熟するにはよい。ミシガン州は 全米でもぶどうの生産が第4位で、ワイン用のぶどうについては第5位。州北部のトラバー ス・シティーエリアでのワイン用ぶどうが過半数を占め、ミシガン湖へ伸びる南西部が半分 弱を占めている。ミシガン州農業局の関連団体のサイトによると、州内には実に121もの 商業ワイナリーがあるという。

DSCN3219St. Julian Wineryは1921年にできたワイナリー。「第四世代のイタリア系一家の家族経営の ワイナリーよ」と胸を張って説明してくれた。Paw Paw Main WineryとFrankenmuth, Dundee, Union Pierにテイスティング・ルームがある。今回はFrankenmuthに寄ってみた。

1981年にオープンしたこのテイスティング・ルーム自体はFrankenmuthのダウンタウンの 北端にあり、こじんまりとしている。中に入ってみるとテイスティング・カウンターが見え、 何となくほっとした温かみを感じる雰囲気だ。

店内にはSt. Julianのテーブルワインの銘柄の一つになっているBlue Heron(サギ)の絵も かかっている。「このティスティング・ルームで置かれているワインはどこでも購入できる」 と説明してくれた。それにしてもワインだけではなく、サイダー、ノンアルコールのジュース など、さまざまな年代層に、さまざまな場面でアピールする飲み物を作っている。

DSCN32173種類のアップルサイダーが目を引いた。“Gunga-Din Hard Cider”(青のラベル)は最も スムーズでりんごの風味を楽しめる。“Cinnamon Gunga-Din”は心地よいシナモンの刺激、 “Cherry Gunga-Din”はりんごとさくらんぼが舌に甘く残る。また、「ヨーロッパでは芋とかで 作るけれど、ここはミシガンだから」と紹介してくれたのはぶどうのウォッカ(アルコール度 40%)。

DSCN3223そのほか店内ではワインとペアリングできそうなミシガン州の製品(McClure’s社のピックル、 Bloody Mary mixなど)も販売している。 ワインのサンプリングは1杯$1、6サンプリングは $5。おもしろいところでは、ワイン樽$130も。「ミシガンで最も古いワイナリーの一つ」と 言うだけあり、どれもゆっくり楽しみたいものばかりだ。そんな人のために「Wine Club」も ある。St. Julianの社長とマスターが選んだワインを宅配してくれるクラブだ。四半期ごとに 2,4,6本と好きな本数、そしてドライ、スィート、そのペアリングもでき、価格は2本ごとなら $22-55、4本ごとなら$55-95、6本ごとは$75-125(各送料別途)と、スーパーで買うよりも 意外性を楽しめ、かつミシガンのローカルな雰囲気とラベルを楽しめる。

文&写真 by ヤマトノオロチ

DSCN3227St. Julian Winery Frankenmuth

127 S. main Street, Frankenmuth, MI 48734

Tel: 989-652-3281

http://www.stjulian.com/

★Paw Paw Locationではツアーあり

クリスマス気分を味わえる町 Frankenmuth

クリスマス気分を味わえる町 Frankenmuth 1

dscn3279文&写真 by ヤマトノオロチ

サンクスギビングからクリスマスはアメリカのホリデーの中でも活気付いた時期だ。氷点下や積雪のため、この時期は南に旅行する人も多いだろうが、近場で週末の旅行に向いているミシガンの観光地とブリューワリーを紹介しよう。

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FrankenmuthはFlint市からさらにI-75を北上したところにある町。住民の半数近くがドイツ系。夏にはさまざまな祭りが開かれているが、冬にも見所は多い。Bronner’sは「世界最大級のクリスマス・ショップ」で、フットボール場の約1.7倍の面積を誇り、一年中クリスマスアイテムを販売している。オーナメントは犬や猫、雪の結晶などカテゴリーごとに配置され、つい時間を忘れてしまうほどの品数だ。クリスマスイブまでは毎日サンタクロースがお出ましになるので、きらびやかなオーナメントに包まれたサンタとのスナップは雰囲気満点だろう。

dscn3275Bronner’s Christmas WonderlandからM-83(Gera Rd)を2,3分北に進むとFrankenmuthのダウンタウンに入る。Bavarian Inn、Visitor Centerもあるところだ。小さいお店が道の両サイドに並んでいる。雪が積もってもコートや帽子でしっかり防寒していれば、雪のミシガンを体感しながら趣のある散歩になるだろう。

dscn3256Frankenmuthのダウンタウンを下から包みこむように流れているのがCass River。「アメリカで最も古いマイクロ・ブリューワリー」の看板を掲げるのがFrankenmuth Brewery。モダンなレンガ造りのブリューワリーは1Fと2Fのホール、地下のCass Tavernからなり、窓の外に広がるCass Riverのくねりと対岸の緑とパビリオンを一望する眺めが素晴らしい。ダウンタウンの中心にある“屋根つき橋”も遠くに見える。1862年にまさにここにブリューワリーが建てられた。倒産、トルネードなどに遭ったり、所有者が変わったりしたが、2009年に現在のブリューワリーがオープンした。

dscn3253訪れた週末はちょうどミシガン大学とオハイオ州立大学のフットボールがあった日。ランチの時間を過ぎていたが、ホールは超満員だった。「火曜日か平日に来るのがいいよ」とサーバーに勧められた。カウンターにはユニークなノブのデザインがずらり。ミシガン州とオハイオ州北部で流通しているからChristmas Town Ale、 Batch 69 American IPA、 The Hefのラベルデザインをスーパー等で目にしたことがある人がいるかもしれない。季節限定のTed Nugget IPA(7.1%)は苦味分の多いNugget hopを使っているところが、ほかの所はないユニークさだ。

dscn3265結婚式やパーティーにも適したこのブリューワリーでは、ハンバーガーやサラダ、マック・チーズなどいわゆる”American’s Favorite”のメニューがいっぱい。さらに、デザートもゴージャスだった。Sweet Dough Oreosはクッキーをドーナッツの粉で揚げ、バニラアイス、クリーム、チョコレートでアレンジしたもの。見た目に関わらず、2,3人で食べたほうがいいほどのボリューム感だ。

dscn3249Bronner’s Christmas Wonderland

www.bronners.com

Frankenmuth Brewery

http://frankenmuthbrewery.com

Kuhnhenn Brewing Company – Clinton Twp, MI

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Kuhnhenn Brewing Company - Clinton Twp, MI 1

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文&写真 by ヤマトノオロチ

オクトーバーフェストは、9月中旬から10月にかけて行われるドイツ・ミュンヘンでのフェスティバル。最近は日本でも各地でオクトーバーフェストが開かれている。ミュンヘン発祥なので、ビールの祭典、と思う人も多いかもしれないが、実は約200年ほど前の、1810年10月12日にバイエルン王国の王太子とザクセン公女との結婚式が行われた日がもとだ。結婚式の際のお祝いやそのときの競馬レースが、のちに定期的な祭りへと発展していった。祭りの初期からビールやワインなども供され、バイエルン地方の農業の推進も目的とされていた。現在では600万人がこの祭り近辺につどい、世界最大の祭りになっている。

dscn3056アメリカでもブリューワリーの数が多いミシガン州でも今年のオクトーバーフェストは9月下旬から10月中に盛んに行われていた。「秋の初めに収穫したホップを使って、オクトーバーフェスト・ビールを造るからホップの風味がいいんだよ」と以前訪れたところの、ブリューマスターは言っていた。

dscn3057オクトーバーフェストでは、ビールだけではなくドイツの伝統に倣った食べ物を出すことも多い。BratwurstやWeisswurstだ。日本人にはBratwurstやWeisswurstのソーセージとHotdogの違いがわかりにくいかもしれない。最初の2つは子牛、豚肉、牛肉などのソーセージで、ホットドックは一般に調理されたソーセージでアメリカ文化のもの。Weisswurstはその名の通り、白いソーセージで、燻製にされていないものだ。それにサワークラウト(キャベツの漬物)、巨大プリッツェルなど、オクトーバーフェストではドイツの食文化がいっぱいだ。

10月下旬という遅めの日程でオクトーバー・フェストを行なった Kuhnhenn Brewing Co. Clinton Township (Michigan) のタップルームは、今年2月にオープンしたばかり。以前、紹介したKuhnhenn BC.の2号店で、4万平方フットの大規模システムのもと22種類のビールとフルキッチンを備える。開放感あふれるホールは白と青のペナントで飾られ、ビアホールとして活気づいていた。独特の巨大グラスで楽しむ人も見かけた。ここはオクトーバー・フェストでなくとも、十分にビールと雰囲気を楽しめそうなところだ。

dscn3051さて、オクトーバーフェストに行った人ならわかると思うが、あの「白と青」のペナントは一体何を意味しているのだろうか。答えをご存知の人は相当ビール通だ。オクトーバーフェストの発祥の地、ドイツ・バイエルン州の州旗をモチーフにしたものなのだ。だから、どこのオクトーバーフェストでも見かけるのだ。

ハロウィーンも終わり、ミシガンは長い冬を迎える。

ミシガンのブリューワリー産業はどんな動きを冬の間に見せるのだろうか。

Kuhnhenn Brewing Company, Clinton Twp Taproom

36000 Groesbeck Hwy.

Clinton Twp, MI 48035

586-231-0249  www.kbrewery.com

Sandhill Crane Vineyards – Jackson, MI

Sandhill Crane Vineyards - Jackson, MI 2

img_8277デトロイト近郊ののどかなワイナリー

アナーバーから30マイルほど西、I-94のフリーウェイを降りて数分というアクセスの良いところに、農家風なたたずまいが牧歌的なブドウ園がある。

ミシガン東南部にはワイン生産をしている農園や施設が20以上あり、その内Jackson周辺の8つのメーカーが手を携えて“Pioneer Wine Trail”としてPRをしたり、イベントを企画したりしている。試飲ルームのみという所が多い中、Sandhill Crane Vineyardsはブドウ園に隣接。農園を臨むパティオでスープやサンドイッチなどの軽食やデザートを楽しむこともできる。

img_8279(祭日以外)年中オープン。寒い時期でも、晴れた日の気晴らしミニドライブに向いている。ホリデー前には、ギフト購入を兼ねて訪れる人も多いということ。チョコレートでコーティングされたワインボトルはギフト用に人気。

テイスティングは$5で、時期によりラインナップが入れ替わる30近くのオリジナルワインから数種類を選べる。ポートワイン風な2種は別料金。スパイス、蜂蜜、果汁などを加えて造ったワインが多く、好みが分かれるところだが、チャレンジングな試飲ができる。

dsc_7006Sandhill Crane Vineyards

月~土 9:30AM-7PM, 日 12PM-6PM

http://pioneerwinetrail.com

4724 Walz Rd, Jackson, MI 49201

(517) 764-0679

湖とみどりの町Milfordのブリューワリー

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湖とみどりの町Milfordのブリューワリー 5

dscn2917文&写真 by ヤマトノオロチ

MilfordはKensington Metro Parkの北に位置する町。I-96とM59のいずれのハイウエイからも訪れることができることから、ハイウェイ近辺からだけではなくAnn ArborやDearbornからも足を伸ばす人も多いという。町の面積は約6平方キロメートルと小さいが、Kensington Metro Park をはじめ6つの大きな公園に隣接し、清閑な魅力を残している。

dscn2932Huron Riverがこの町を横切る。1879年にエジソンが白熱電灯を実用化させるが、1892年にはMilfordでは電灯が灯っている。日本での最初の電灯は1878年なので、いかにMilfordでは水力をいかし早い時期に電力を得ていたかがわかる。さらに自動車王のHenry Fordはこの豊富な水量を生かすため水力発電所をMilfordに作った。工場で働きつつ農業に従事する労働者のために作ったという。訪れた日はちょうどブリューワリーの正面にあるCentral ParkでコミュニティーのBBQパーティーが開かれていて、家族連れがたくさん見えた。湖のほうを見ると、豊かな水量と静かさのもと日没を迎えようとしていた。
dscn2912River’s Edge Brewing Companyは2014年にこの地域出身の3つの家族が協力して作った、コミュニティーに根ざしたブリューワリー。「縁があってこの場所にブリューレストランをオープンできてよかったよ。もちろん自慢は窓からのHuron Riverの景色」と、オーナーの一人のRyanは言う。店から公園や池が見える側は大きな窓を配している。1950年代には電気会社だったこの建物はインダストリアル・スタイルだが、天井は建材がむき出しではない。黒のパネルで雑音を吸収するシステムを採用している。なるほど、天井の高い割には音が響いていない、と感じた。

ブリュー・パーソンのKimは、この業界に20年も従事している。Big Buck, Dragonmeadといえばビールのおいしさでは有名なブリューワリー。そこで修業し、これもまた有名なBastoneでブリューマスターになった。Belgianスタイルが得意だ。

dscn2922一方、River’s Edge B.C.では常に2つほどのCask Conditionのビールも出している。共同オーナーのMikeがイギリス系だからだ。Cask Conditionとは、自然に炭酸化させたビールのことで、貯蔵庫の温度のままお客さんに出される。キンキンに冷えたビールに慣れている人には、ちょっと眠いような口当たりだが、伝統的なこの味を好む人もいる。

dscn2924キッチンに目を向けると、サンドイッチやソーセージが主体。Bratwurstソーセージをホットドックのパンにはさんだものを注文した。あっさりしておいしく、一緒にはさんであるコールスローのスパイスがよく引き立っている。また、ミシガンの地図が印刷されているGreat Lakes Potato Chip Co.のポテトチップの味もよかった。食事全体の量も手ごろで、油がごってり使われていないナチュラルな味が、日本人にはいいだろう。
家族むけにボードゲームなども置いてあり、開放感あるホールを食事だけでなく飽きることなく楽しめる。ブリューワリーはアートセンターにもつながっているので、覗いてみることも可能。

River’s Edge Brewing Company

125 S Main St #400, Milford, MI 48381

http://riversedgebrew.com/

Tel: (248) 685-1625

人気恒例イベント Arts, Beats & Eats と ローヤル・オークのブリューワリー

人気恒例イベント Arts, Beats & Eats と ローヤル・オークのブリューワリー 3

10612721_10152684363434168_138877091580498261_n文&写真 by ヤマトノオロチ

夏はミシガンの季節。日本とは違い、焼け付くような太陽の日差しのもと、楽しいイベントが目白押しだ。ちょっと早いと思うかもしれないが、9月最初のLabor Day Weekendのイベントのチェックはいかが。レーバーデー明けからは現地の学校が新学期を迎える。夏の最後の彩りを楽しもう。

DSC_3124ミシガン南東部のレーバーデーの大きなイベントはDetroit Jazz Festival (Detroit downtown Hart Plaza) とArts, Beats & Eats (Royal oak downtown)。いずれも大人気のイベント。アクセスがしやすく、ファミリーで楽しみやすいのはArts, Beats & Eats。ローヤル・オークはI-696を使うと高速の出口からすぐなので便利。

Arts, Beats & Eats は今年で19回目を迎える。そのタイトルの通り、アメリカ各地からプロの芸術家が出店する。絵画、レーザー彫刻などの作品やコンテンポラリー、民芸細工などバラエティーは豊富。ダウンタウンに9つものステージが設置され、コミュニティーのバンドからプロのバンドが期間中は熱いパフォーマンスを繰り広げる。食べ物系出店ブースもあるが、ストリートのど真ん中に広がった大テントでのレストランやケータリングで食事も楽しそうだ。ダウンタウンは2車線道路だが歩行者に開放され、両サイドの建物に反響するビートとBBQの香り、そこから少し離れるとアートや企業イベントのブースが連なり、日本とは違うゴージャスさだ。気軽に「どうぞ」と会社名の入ったサックやぬいぐるみなどのfreebie(無料サンプル)が渡されたりして楽しい。

このイベントのスポンサーのFordは車の体験コーナーを出している。バウンスハウス、遊園地のようなカーニバルライドもあり、子供にとっても楽しい。

DSCN1767さて、ローヤル・オークは200年の歴史がある町。ダウンタウンはさまざまな文化がミックスしており、レストランもバラエティーに富む。ブリューワリーは6つもある。

レストランとして訪れたいなら Lily’s Seafood Grill & Brewery と Bastone Brewery。

ファミリーと行きやすくパティオでゆっくり食事を取りながらのどを潤せるのがRoyal Oak Brewery。1995年開業のミシガンのブリューワリーの先駆者。11種類がこの日はラインアップされていた。残念ながらスペシャルのbarrel agedのpale ale は完売。「ブリューガイはそんなに前もってスペシャルビールがいつ出るかは言わないわよ」、とここに来ることを目的にしている人だけにまずは味わってもらおうというプロ意識だ。

DSCN2009どれも安定したビールの仕上がりの中で、特にミシガンの夏にぴったりに思えたのはNorthern Kolche。Royal Pride IPAに次ぐ人気だそうだが、アルコールドは4.2%と軽め。すっきりしているが、飲んでから甘い感じが残るようだ。飲み始め、または飲みの締めくくりに、という説明があった。

DSCN1777キッチンはアペタイザーからデザート、キッズメニューまでフルにある。家族で楽しめそうなピザ、軽く済ませたいときにはちょうどいいサラダやスープ、Favoritesのリブ、サーモン・グリル、サンドイッチまで、さすがビールだけでなく長年人々にアピールして来たセレクションの広さとクオリティの高さだ。メインディッシュは$12前後なのもいい。

Royal Oak Breweryから1ブロック東に2015年にオープンしたRiver Rouge Brewing Companyは「アメリカの素晴らしいナノブリューワリー50」に選ばれている。シーズナルビールにレモンライム、へーゼルナッツ、マンゴーなどのユニークなビールが多い。こちらはこじんまりと楽しむ場所としていい。

Royal Oak Brewery

215 E. Fourth St., Royal Oak
www.royaloakbrewery.com

River Rouge Brewing Company

406 E. Fourth St., Royal Oak
www.riverrougebrew.com

 

Crispelli’s BAKERY PIZZERIA – Berkley, MI

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Crispelli’s BAKERY PIZZERIA - Berkley, MI 3

IMG_7229気軽で手ごろ&ちょっとおしゃれ セルフサービス席もあるレストラン

“bringing back old world taste with an old world price”。昔ながらの価格で昔ながらの味を復活している・・・という売りで、現在デトロイト郊外に3店舗あるレストラン。

“手ごろなグルメ”として、レンガの窯で焼いたピザなど、それなりに手のかかった良質のものを提供している。

DSC_6381特徴は、セルフサービスのエリアと、ウエーター/ウエートレスがテーブルでサービスしてくれるエリア、両方があること。より手軽な価格で利用したい人はセルフサービスを選べば良い。セルフサービスの場合、チップは不要。

IMG_7480メニューは同店の目玉といえる生地が軽くて香ばしいレンガ窯焼きピザの他、各種サンドイッチやパニーニ(イタリアンブレッドのサンドイッチタイプ)、そして、種類は少ないがパスタなど軽食イタリアンやハンバーガーもある。ベーカリーのショーケースには、手ごろなサイズのタルトやケーキ、カノーリなどが多種、カラフルな色が目にも楽しく並んでいる。パンの種類も多く、持ち帰り目的で来店する人も多い。バーもあり、カクテルを含め、リッカーも出している。

内装は白と黒、シルバーを基調にシンプルながらスタイリッシュかつナチュラルで明るく、男女どんな年齢層にも入りやすい雰囲気で、子ども連れでも引け目を感じる必要がないカジュアルなお店。

IMG_7478WEST BLOOMFIELD店とBERKLEY店にあるClub Roomは、より豪華な雰囲気になっていて、各種パーティーや会社のミーティングに利用するのにも向いている。ケータリングサービスも提供しているとのこと。

【営業時間】

開店は11時。朝食タイムには開いていない。

月~木 11:00 am – 10:00 pm
金土 11:00 am – 11:00 pm
日 11:00 am – 9:00 pm

【ウェブサイト】http://crispellis.com/ 

DSC_6380BERKLEY, MI

28939 Woodward Ave
Berkley, MI 48072
(Woodward Ave x 12 mile Rdの南)

WEST BLOOMFIELD, MI

6690 Orchard Lake Rd.
West Bloomfield, MI 48322
(Orchard Lake Rd x15 mileの南)

TROY, MI

645 E Big Beaver
Troy, MI 48083
(Big Beaver Rd x Rochester Rdの西)

BREAD BY CRISPELLI’S

931 N Main St
Royal Oak, MI 48067

Third Monk Brewing Company – South Lyon, MI

Third Monk Brewing Company - South Lyon, MI 1

DSCN1718文&写真 by ヤマトノオロチ

口の中に広がる香りとギャラクシー・ホップの渋さがまるで、ペアダンスのようなおもしろさを演出しているのが、Hop Tango。British style のPale AleのTempestとWheat beerのBird the whistleを50/50にして作ったIPAだ。ミキシングの微妙なバランス。

TempestもBird the whistleも単独では出していないミステリアスさもいい。

DSCN1726“Grand River Craft Beer Corridor”(グランドリバー クラフトビール街道)――。グランドリバー沿いや、その近辺のオークランド郡には最近若手が経営するブリューワリーがいくつかオープンしているが、これを彼はそう名付けた。Hop Tangoを作るこのbrewmasterは元L.A.のフリーランスのレコーディング・エンジニアだ。この近辺が地元で、昨年ブリューワリーをオープンさせた。

DSCN1730サウスライオンの中心通りLafayette Avenueにユニークな聖教師のロゴ、がここの目印。聖教師はL.A.のデザイナーが描き、周囲の木版画はいとこのアレンジ、モダンかつノスタルジックな黄系の背景はインド系の人に描いてもらった、という。マイクロ・ブリューワリーなので、店内はこじんまりとしている。ブリューワリーのポリシーもシンプル。「FlokのQRコードの活用。マグクラブはなし。HPもシンプル。自分ともう一人のバーテンダーで切り盛りしているから、ビールについて話したいときはいつでも寄って欲しい」。数百人のカスタマーケア、メンバーシップに付随するマグ(ジョッキ)の管理やイベントなどの運営で多くの他のブリューワリーは悲鳴を上げているらしい。そういうビジネスを極力カットしている。

DSCN1721Third Monkはお客さんがそれぞれここにきた時にQRコードをスキャンして、5回で$2の割引。「Untappedという、ビール愛好家のAppがあるから、それを参考にすればいいよ」とも。

マーケティングにかける労力を最小限にするのはすべてビール作りのためだ。4月に行われた2016 World Expo of BeerのEnglish Pale Ale部門ではLyon Pride Strong Bitterは第3位。Bitterといってもただ苦いのではなく、深褐色の切れのいい仕上がり。ちなみに

第1位は大手会社のSamuel Adamsというから、その実力のほどが窺える。

DSCN1732「GoalはImperial作り」。IBU(International Bittering Unit)50-90ぐらいで、苦味のないビールを造りたいという。どうしてサウスライオンに、の問いには「ここは交通量がいいから。いつもAnn Arborに向う車が通るよ」。

L.A.でフリーランスをしていた時、Columbia Recordsから売り上げ総計250万枚の記念の楯をもらった、と言いながら誇らしげに見せていただいた。テープ、レコード、CDと音楽業界の変遷を目の当たりにしながら、地元ミシガンでビジネスの機会を求めて戻ってきた彼のしなやかかつ強靭なメンタリティーは他にはないユニークさだ。

Third Monk Brewing Company

228 S. Lafayette, South Lyon, MI 48178

【電話番号】248-278-6366

【ウェブサイト】http://www.thirdmonkbrewingco.com/

マイクロビューワリーなので食事の提供なし。子供は午後9時まで。チップ類、ソフトドリンクは販売あり。キャーリーアウトの持込やオーダーが可能。