Friday, June 21, 2024

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
9月号ー

Japan News Club 9月号です!

9月に入りました🍎 新学期も始まり、ミシガンの夏を謳歌した後ですが、まだまだ良い気候が続くこの時期、りんご狩りやコーンメイズ、ドーナッツ&アップルサイダーと、まだまだアクティブにお楽しみください。
今月号のJNCもぜひお時間許すときにゆっくりお読みいただけましたら幸いです。

03・・・ コミュニティニュースつづき
04・・・ 喧喧諤諤
06・・・ 心臓病医療の最前線
07・・・ アメリカ生活の豆知識  / ゴルフのススメ
09・・・ 言葉の架け橋
11・・・ ミシガン会月例会結果 / スタンダードゴルフ            
12・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ブリューワリー
15・・・ コミュニティインフォメーション         

デトロイトりんご会補習授業校 設立記念 50周年記念大運動会レポート

「日本にいれば当たり前の行事の運動会だが、アメリカで行われ、心の片隅に残るとするならばうれしいことであります」。創立50周年を迎えたデトロイトりんご会補習授業校の記念大運動会が6月10日に行われた。草創成期に当たる1980年代初頭の運動会の実行委員長の言葉どおりに、この日ノバイメドウズ・フィールドに乱舞した児童・生徒の心にも、この記念運動会は大切な思い出になることだろう。

午前中は幼稚園部から小学部3年生までが参加した。開会式で来賓代表として、日本国総領事館小川首席領事は「今年は50年目という記念すべき年です。オリンピックの選手はより速く、より高く、より強くを目指しています。皆さんも昨日の自分に負けないよう頑張ってください」と挨拶した。林る美校長はカナダ国内の山火事に起因する大気汚染に関する警報に触れ、児童・生徒の体調へ気配りをしつつ、多くの人の協力やボランティアの力でこの盛大な運動会が行われることへの喜びと感謝を児童たちに伝えた。園児・児童代表による選手宣誓ののち、熱戦の火ぶたが切られた。

競技の皮切りは小学部3年生の「徒競走~ゴールめざして~」。そして各学年の徒競走が続いた。カラー帽子をかぶった幼稚園部の「かけっこ」では、ゴールテープを目指して一生懸命走る園児のすがすがしい笑顔でいっぱいだった。玉入れは運動会恒例の競技だが、幼稚園部の競技が終わりフィールドに散らばった玉の「お片付け」では今年はユーモアを凝らした演出があった。来賓の小川首席領事とJBSD(デトロイト商工会)事務局長の植田氏、競技手伝いの高等部生徒が背負ったかごに玉を入れる、というものだ。真剣にかごを追いかける幼稚園児と、来賓の諸氏の楽しそうな笑顔でフィールドは和やかな雰囲気となった。

その次に未就学児の「おもちゃのチャチャチャ」が行われた。お父さん、おかあさんに手を引かれたり、抱っこされたりした子供たちがゴール付近に置かれたおもちゃのプレゼントを目指した。子供たちはもらった風車を嬉しそうに手にしていた。そして、午前中のクライマックスは「50周年記念ダンス」と「ウルトラクイズ」。高等部の生徒がフィールド内に児童生徒を呼び込み、フィールドいっぱいにダンスで運動会の前半のフィナーレを飾った。

午後の部は紅組リードで、小学部4年生以上から高等部の生徒が競技に参加した。来賓の補習授業校運営委員長の佐々木氏は「仲良く助け合ってけがのないよう頑張りましょう」と激励した。最初に行われたのは小学部4~6年生による「バトンをつなげ~友へ~」の全員リレー。全員が走るこの競技では笑顔の力走だった。その後綱引き、台風の目、綱取り合戦とチームの力を合わせて力いっぱいの競技が続いた。紅白競技の最後は中・高等部生徒による「バトンをつなげ~未来へ~」の全員リレーだった。運動会の大フィナーレは小学部4年生以上の「50周年ダンス」「ウルトラ記念クイズ」。午前中と同じ〇×式クイズだったが、“難易度”が上がった質問で、答えが外れた生徒からは「えーっ!」と大きな驚きの声が上がり、盛り上がった。

閉会式の成績発表ではスタンド上の点数板に一桁ずつ数字が発表されるたびに、会場の緊張は高まった。紅組1042点、白組1192点で白組が逆転勝利。優勝した白組の代表生徒には青藍の大優勝旗が、紅組代表には準優勝カップが贈られた。

好天のうちに50周年記念デトロイトりんご会大運動会は幕を閉じた。

心地よい青空と力作の数々 JBSD写生大会が行われる

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

心地よい青空が広がった6月3日、デトロイト商工会(JBSD)主催の写生大会がデトロイト動物園で行われた。10時の受付開始後、画材や水筒を持った家族連れが続々と正面入り口前に設置された受付で受付を済ませて、園内に入場していった。
動物園は高速道路I- 69 6からすぐのRoyal Oakのダウンタウンに近くの市街地にあるが、125エーカーの敷地には約2000頭、245種以上の動物を所有する人気の施設。この広大な動物園内で描く動物を参加者は探して描き始めた。

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

動物園の奥にあるのはキリンの舎。キリンに餌をあげる人々の列が長く続いた。周辺のベンチや持参の椅子に腰を掛けた写生大会の参加者が作品を描いていた。  写生大会には家族みんなで参加するファミリーも多く、保護者に筆の持ち方や描き方のアドバイスを受けて一生懸命に取り組む小さいお子さんの姿も多かった。お昼になると参加者は動物園内で各自昼食をとり、青空の下、すがすがしいピクニックを楽しんでいた。
午後1時半の作品提出しめ切り近くになると、本部のある大きな白テントへ向かう姿が見られた。表彰式で挨拶した在デトロイト日本国総領事館の小川首席領事は、JBSDが今年50周年を迎え、長年行事がつづいていること、このような行事にデトロイト領事館の管轄地域に住む人々が安心して参加できるのをうれしく思っている、と述べた。JBSD立木文化部部会長は、児童生徒だけではなく、多くの保護者の方々もこのイベントを楽しんでいただけた、文化部会の主な行事はこの写生大会と10月の日本祭り、3月のひなまつり。デトロイト周辺の日本人と現地の方々を文化でつなぐ役割を果たしていくことを述べた。
未就学児・幼稚園の部から入賞者が発表された。名前を呼ばれると驚いたり、保護者の方に付き添われて前に出てきたりする姿が微笑ましかった。入賞者の力作が参加者に掲げられると、「おおーっ」という歓声が沸き起こっていた。入賞者にメダルを授与した、デトロイトりんご会補習授業校の林る美校長は「みんな頑張りました。全員にハッピー賞をあげたいです。その中で工夫したものが入賞者に選ばれました」と入賞者発表を行った。
中学生・高校生の部で金賞を獲得した中学2年生の尾城いこいさんは受賞の喜びについてこう語った。「写生大会には過去1度だけ参加した、絵は毎日描いている、ペンギンが好きだから画題に選んだ」。尾城さんの作品は水彩絵の具を用い、透き通るイメージを青に濃淡をつけ描いた力作。
写生大会の入場者は430名でそのうち写生参加者は320名と、昨年コロナ禍以降の再開の大会よりもそれぞれ100名増の盛大な会だった。

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
7月号ー

Japan News Club 7月号です!

いよいよ夏本番、ミシガンではワクワクが止まらない月ではないでしょうか。
とは言え、カナダの山火事によるミシガン州周辺の大気汚染が深刻です。
健康を第一に考えての決断、行動をとってください。今月号の新聞の配達は独立記念日のお休みをまたぎ10日以降になりますが、こちらではオンラインにて先にアップいたします。ぜひお時間許すときにゆっくりおうちでお読みください🌻

Japan News Club 7月号はこちら

02・・・ JBSD写生大会2023入賞作品
03・・・ りんご会50周年運動会レポート
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ アメリカ生活の豆知識
/ ゴルフのススメ
11・・・日本の歴史を振り返るシリーズ
12・・・ 卒業生記念ギャラリー
13・・・ アロマでひとやすみ
14・・・Dr.Kのミシガン育児相談室
15・・・ ミシガン会月例会結果
16・・・ 五大湖太鼓センターよりこんにちは
                     / スタンダードゴルフ
17・・・ クラシファイド広告
18・・・ ブリューワリー
19・・・ コミュニティインフォメーション 

 

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第26回 JBSDマラソン大会開催 300人が快走 デトロイト日本商工会主催

夏に向かって心地よい青空が広がった 5月21日、ケンジントン・メトロパークを会場にJBSD(デトロイト日本商工会)マラソン大会が行われた。

今年は春先からの気温がやや低めだったが、この日は朝から快晴。例年のMaple Beach近くのピクニックエリアにこの大会を楽しみにしていたマラソン参加者やその家族が集った。開会式とラジオ体操の後、各部門のレースが行われた。1マイルから湖畔1周8.4マイルの男女別・全10種目。

今年は昨年よりも多い、約300名が参加。競技の皮切りは男女1マイル。男女ともスタートから6分ほどでゴールインする素晴らしい走りだった。中には子供と一緒に「Supporter」の黄色いゼッケンをつけて走るお父さん、お母さんの姿も多くみられた。ゴールを目指して「もう少し、頑張って」と声をかけられた子供たちは、白いゴールテープを目指してがんばっていた。

レースのクライマックスは、男女3マイルと同時にスタートした湖畔1周の男女8.4マイルレース。折り返しコースをとる3マイル・レースとは逆方向に8.4マイルレースはスタート。途中3か所の給水地点が設けられた。男子8.4マイルは1時間を切る快走。湖畔1周を終えたランナーに、大会スタッフや観覧者は惜しみない拍手でゴールインを迎えた。

レース後のお昼の時間帯は青空の下、 ピクニックエリアのあちらこちらで家族や知人と一緒に昼食をとるのどかな光景が広がった。フィールドではJBSDのボランティアの皆さんの企画・運営による「サンダル飛ばし」などのゲーム大会が行われた。子供たちは、のびのびとゲームを楽しんだ。

表彰式では開会式に引き続き、JBSDスポーツ部会部長都築祥博氏が挨拶し、入賞者に賞状、メダル、副賞を授与。入賞者代表の男女1マイルの優勝者はやや緊張した様子で、胸にメダルをかけてもらった。女子8.4マイルレースの優勝者、クシュナー陽子さんにインタビューをさせていただいた。

「初めてこのレースを走ったが、気持ちよく走れた。昨年夏にミシガンに引っ越してきて、以前住んでいた中東のバーレーンではクラブチームに所属していた」「厳しいコーチの下トレーニングを積んできた。レース・タイムは1時間10分を目指していたので、自分としてはタイムは悪かったと思っている」と話した。このレースには初参加だったが、ご主人はBrighton(Kensington Metro Parkの隣町)出身で、このメトロパークを訪れたことがあるという。ミシガンをゆかりにしたさまざまな人々が楽しめるこのイベントのエピソードの一つだ。

マラソン入賞者
マラソン入賞者

閉会式の後は恒例の「サイコロゲーム」。大きなさいころをふり、その目の結果を予想するゲーム。商品はブランド店やレストランの商品券。はらはらドキドキしながら、参加者は目の出方を見ては一喜一憂。主催団体のJBSD植田事務局長は「天気に恵まれた一日で、ご家族も一緒に楽しんでいただけた」と大会を無事完了できた喜びを語った。各レースの入賞者は上記の通り。(氏名はJBSD発表に基づく)

 

APACC -アジア太平洋系米国人商工会議所第22回 Annual Gala Asian Pacific American Chamber of Commerce (APACC ) レポート

5月はAsian/Pacific American Heri­tage Month。アジア大陸及び、広く太平洋諸島にゆかりを持つ人々の軌跡と文化遺産、伝統を祝福する。それに先立ち、南東ミシガンに拠点を置くAPACC(Asian Pacific American Chamber of Com­merce)のAnnual Galaが、4月29日にデトロイト・ダウンタウンのMGM Grand Detroitで行われた。

当日は約500人のゲストが参加。モン族、インド、日本、タイ、フィリピン、中国、台湾、マレーシア、韓国等からそれぞれのお国を表す衣装で華やかな雰囲気に包まれた。

APACCは2000年に設立、ミッションとしてアジアとアメリカに拠点を置く企業の関係の調整、アジア・太平洋諸国系のアメリカ人の経済発展の促進を掲げている。そのために、各種フォーラム、団結、リーダーシップの育成を活動の目的とする。エクゼクティブディレクターの Ms. Duc Abrahamsonのオープニングスピーチのあと、民族ダンスのパフォーマンスが生き生きと繰り広げられた。司会は地元テレビ局(Local 4)のアンカーパーソンPriva Mann氏。両親はインド系で、彼女もアジア系カナダ人。

この日、ミシガン州の副知事、Garlin Gilchrist氏もイベントに参加し、スピーチでは、このGalaに祝意を表すとともに、Whitmer知事と常にアジア・太平洋諸国関係の人々との発展と経済的つながりを重要視している点、そして友好と経済発展への考えを述べた。また、APACC理事メンバーである増本氏は、「実際に州中央部のバトルクリーク市には日系会社を含む80社以上が進出できる工業施設用地の開発が始まっている」と話す。シカゴとデトロイトの中間点に当たるバトルクリーク市の同用地内では1万人以上の雇用の可能性があり、ミシガン州がかける期待も大きいことがうかがえる。

本イベントのキーノートスピーチは、デトロイトのアーティスト・デザイナーのMike Han氏。Korean系で祖先は朝鮮半島の王朝の書家一族。Han氏はアナーバーに生まれた。現在はデザイナーとして成功を収め、Mercedes Benz Financial Ser­vices (Farmington Hills, MI) 、Somer­set Collection (Troy, MI)などにプリンティング作品が飾られている。

スピーチは、自らの韓国への旅行体験談から始まった。Koreanが話せず苦労した旅の様子をユーモアたっぷりで話し始め、会場は和やかな雰囲気に。そして、Han氏が現在の成功をつかむまでのエピソードに参加者は引き付けられる。実は、アートよりも‘Sushi Chef’としてキャリアを始めたHan氏は、LAで名高い「Sushi 勝」、デトロイトのダウンタウンの「Itada­ku Sushi」の開業、フロリダ・マイアミの「Zuma」にマスターとして乞われて行ったことなど、輝かしいChefとしてのキャリアを収めた。しかし「夢の半分は手にした」と思ったところで、コロナのパンデミックとなり、失業。どん底の中で立ち上がっていけたのは、プリントアート作家として再スタートしたから。ペイントロールを転がしできるユニークな幾何学模様ともいえる彼のアートは、白と黒のミニマル、かつ大胆な構成のデザインで、数々のディスプレー・アートの契約をつかんだ。現在はデトロイトに「The House of Han」を構える。白と黒で構成されるHan氏の作品。本イベントでは、その作品がスクリーンに映し出され、数々の苦労を乗り越えたHan氏のメッセージが画面から届けられた。

Galaには在デトロイト日本国総領事館の進藤雄介総領事も参加。本誌からのいくつかのインタビューにお答えいただいた。

「このAPACCの Annual Galaに参加して感じたことは、アジアとしてまとまっているのが良いという点。その中で、日本人、日系企業は頼りにされている存在と感じ、日系企業の皆様にはますます活躍していただきたいと思う。アジアで一つにまとまると、その存在感も増す。日本はそのコミュニティーの懸け橋となっていけたらと思う。ミシガン州の人々はニューカマーにフレンドリー。日本とアジアの人々も含め歓迎していただいている。ミシガン州政府も日本もお互いを信頼し合っている。また、この会で同席の方から、他の国の方をご紹介いただきたい、とお願いされ、アジアの国からも日本は頼りにされていると実感している。5月はアジア太平洋諸国文化継承月間ということに対して、お祝いいただける、注目していただいている、というのをうれしく思う。中西部の人々の人柄の良さ、温かさに幸せを感じるとともに、アジアの国々の発展を願う」と述べられた。

Galaには各ビジネス界の諸氏、専門分野で活躍する方々であふれた。起業家、若い世代も参加し、フィナーレでは、メインステージ前がダンスフロアーに。ポップミュージックに合わせ、各国の参加者が一同に踊りを楽しむ。会場外のロビーでは名残惜しく歓談する人々であふれた。

アジア・太平洋諸国にゆかりのある人々が心と時間を共にし、経済の連携の確かめだけではなく、互いの文化に触れた。今後の発展へのエネルギーと勇気、希望を確かめ合ったイベントだった。(JNC)

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
6月号ー

Japan News Club 6月号です!

メモリアルデーも終わり、お子さんのいるご家庭は学年末、夏休みもすぐそこです! 花木色濃くなるこの季節、街にも人が溢れ活気付いてきました。おでかけの際には、日系スーパー、レストラン等でJNCをお手にとってもらえると嬉しいです。もちろん、下記からオンラインでのアクセスも可能ですので、今月もぜひじっくりお読みください。

Japan News Club 6月号はこちら

02・・・ マラソン大会結果
03・・・ おうちで楽しむ季節の和菓子
04・・・ ミシガン会月例会結果
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
12・・・ アメリカ生活の豆知識 /ゴルフのススメ
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ブリューワリー
15・・・ コミュニティインフォメーション                  

 

デトロイトりんご会補習授業校 入学・入園式

新入生・新入園児、少し緊張して新しいスタート
りんご会補習授業校入学・入園式

4月8日のデトロイトりんご会補習授業校の入学・入園式は、午前中の中・高等部入学式を皮切りとして執り行われた。期待に胸を膨らませた中学部と高等部入学生はノバイ高校の体育館に入場。保護者、来賓、保護者は新入学生を温かく迎えた。式辞で林る美校長は同校の3つの教育目標を新入生に語り、その中で「自ら考え判断する」ことを大切にするよう、入学生に新たな気持ちを奮い立たせた。

  小学部の入学式は午前中にノバイ・メドウズ校で行われた。保護者と微笑ましい様子で新小学1年生は登校した。緊張した入学式の様子だったが、入学式では新6年生からの校歌の合唱のプレゼントがあった。自分たちよりもずっと体の大きい新6年生からのプレゼントを新入生はしっかりと受け取っていたのが微笑ましかった。中・高等部の入学式に引き続き、来賓として参式した在デトロイト日本国総領事館・総領事の進藤雄介総領事は「厳粛な式の雰囲気は、日本の教育、学校に関する関心の深さを表しており、アメリカの現地の人も自らもそう思う」と述べ、小学部入学を迎えた保護者へこれから国際人として伸びゆく子供たちの成長への明るい未来への期待とお祝いの言葉を贈った。

 午後に行われたのは幼稚園部の入園式だった。年中組・新園児は保護者とともに登園したが、入園式のために保護者と離れる時に戸惑う姿を見せる園児もいた。クラスごとに並んで入園式に臨んだ。入園式の式辞で林校長は緊張していた園児に「今日、自分で起きられた子はいますか」、「〇〇組さん、手を挙げてください」と問いかけた。すると新入園児からは元気に手が挙がった。新入園児は式の終わりには落ち着き、笑顔を見せた。その入園式での成長を保護者は微笑ましく見ていた。

 幼稚園部の年中組の新入園生47名、小学部新入生109名、中学部56名、高等部30名。終日、抜けるような青空が広がったこの日はまるで新入生・新入園児の門出を祝福するようなすがすがしい一日だった。

入学式・入園式の様子はりんご会補習授業校の各学部の主任(サビーナ智子先生、高橋美季先生、中野ゆう子先生)からのご協力を得ましたことに感謝申し上げます。

 

 

ミシガン日本語スピーチコンテスト優勝スピーチ

去る3月11日、ノバイ市役所にて、第28回目となるミシガン日本語スピーチコンテストが開催された。日本語を学ぶ学生たちが、言語をツールとして、それぞれの興味や思考を発表する同コンテスト。今回の高校生の部、大学生の部、それぞれ優勝者のスピーチをこちらで紹介する。(下記 原文まま)

高校の部1位:ヴァイシュナビ・パリワルさん(トロイ高校)
Vaishnavi Paliwal (Troy High School)

おもしろい迷信

迷信をしんじているぶんかはいっぱいあります。今日は、かがくとれきしが私が信じている迷信にどうやってえいきょうしたのかを話します。たとえば、“北むきにねてはいけない”、または“かがみをわると七年間ふうんになる”ときいたことありますか?この二つはヒンズーきょうとして、私の家族が信じている 迷信です。

ある日、どうして私たちがめいしんをしんじているのかと、母に聞きました。母はかがくとれきしが私たちのしんねんにえいきょうをあたえたとおしえてくれました。ちきゅうのじば はほっきょくとなんきょくにしゅうちゅうしています。 あたまを北にむけてねると、体のじばがちきゅうのじばとかんしょうして、しんぞうのもんだいをひきおこすかもしれません。だから母は私にあたまをみなみにむけてねるべきだといいました。でもどうしてかがみをわるとふうんがおきるのでしょう?むかし、かがみのかちはとても高く、そんしつをさけるため、古代ローマ人はかがみをわると七年不運になるといううわさをしました。母がこの事を私にはなしたとき、私はおどろきました。

移民として、私はアメリカ人の友達がテストでうまくいくことをねがうときに指を組む事と、誰かがくしゃみをした後に「God Bless You」と言う事に気づきました。

迷信は、人々にコントロールのかんかくと不運からのほごを与える方法です。みなさんにも信じている迷信がありますか?もしあるなら、あなたもそのめいしんのげんいんをしるべきだとおもいます。

 

大学の部1位:リー・ルシアさん (ミシガン大学)
Lucia Lee (University of Michigan)

私が身に着けた日本語

こんにちは、リー・ルシアと申します。ミシガン大学の一年生ですが、実は私は日本語の勉強を中学生の時、始めました。でも、高校一年生になったころ、日本語の勉強をどのぐらい長く続けるか迷って、先生に相談しました。話していたところに、AP日本語のクラスを取った先生の昔の学生が訪ねてきて、先生と日本語でぺらぺら話していました。二人の会話の内容は全然分かりませんでしたが、学生が先生と日本語で流暢に話せるのは、本当にすごいと思いました。それで、私も日本語で話していることをもっと理解し、流暢に日本語で話すことを目指して、AP日本語まで勉強を続けました。

やがて、高校の三年生になって、日本語で話せることは話せるようになりましたが、話せる話題は限られていたし、複雑なことを言い表すには、自分の実力がまだまだ足りない気がしました。それで、私は大学に入学する前の夏休みに、色々な方法で単語の知識を広げようとしました。単語の知識が多ければ多いほど、日本語の能力が上がると思ったからです。最初は夏休みのうちにできるだけたくさんの単語を身につけようと、張り切って毎日3、40個の言葉を単語カードで暗記するようにしました。道を歩いている時、スーパーで長い列に並んでいる時でさえ、空いている時間があったら出来るだけ日本語を勉強しようという考えを持っていました。でも、勉強しているうちに私は壁にぶつかってしまったような気がしました。

それまでは、日本語の単語は意味が結構分か りやすいと思っていました。例えば、「図書館」と いう名詞は英語の「Library」に当たるし、「集中」 という抽象名詞も英語の 「concentration」に当たるように、高校で勉強し てきた単語は英語にも日本語にも同じ意味の言 葉がありました。「走る」という動詞や、深い意味 がある「愛」でさえ、直接翻訳できます。

しかし、「つもる」と「たまる」という言葉は英語 では二つとも「to pile up」ですが、日本語では意 味が少し違います。その違いを知らずに、「しなけ ればならない事がたくさんあります」と言いたい 時、習った単語を応用して「やるべきことが積もっ ています」と言ったら、相手に全然通じませんでし た。実際は「やるべきことがたまっている」という べきでした。その上、「おさめる」や「あまい」など、 様々な意味がある言葉や、「当てはまる」や「引き 止める」などの複合動詞と呼ばれる単語に出くわ すと単語カードで英語の意味をどんなに覚えよう としても、どんな場合にどの単語を使うべきかピン とこなくて、なかなか覚えられませんでした。

せっかく勉強したにもかかわらず、実際に日本 語で会話する時に勉強した単語が使えないことが よくありました。単語の英訳しか覚えていなかった ので、上で述べた例のよう同じ英訳で色々な日本 語がある場合、どの言葉が一番適切か分からな かったからです。努力がむくわれていない気がし て、私はだんだん日本語の勉強に対するやる気が なくなってしまいました。

先学期大学に入って、日本人や日本語が流暢な 先輩に出会うことが出来ました。そして、日本語の 授業を一緒に取っている学生とも話すようになり ました。日本語で会話の練習をしたり、新しい言 葉を教え合いながら、意見をやり取りして、私は 色々な視点で物事が考えられるようになりました。 でも、ひょっとすると日本語という共通点がなかっ たら、このように授業で友達になって、もっと意味 がある会話が出来なかったかもしれません。

そして、日本語での会話を楽しいと思うように なって、また勉強をがんばりたいという気持ちを持 つことができました。私は今まで日本語の勉強で 単語の意味を覚えることだけにこだわってきました が、会話の中で単語が全部分からなくても大した ことではないと気が付きました。あくまで、相手に 内容を伝えるという目的はとげられたからです。ま た、会話をする中でだれかが使った単語を私もま ねして使って、正しく使うことができた時に、本当 に言葉の使い方が身に着いたと感じました。   このように、私にとって日本語の勉強が楽しい 理由の一つは自分の物になった言葉で周りの人た ちに自分の経験や考えが伝えられることではない かと思います。私は日本語がまだまだですが、今 日は今まで習った日本語を使って、ここで皆さん に私の話を伝えるこの機会があることをうれしく 思って、楽しみにしていました。

これからも日本語の勉強を頑張って、色々な 人々に出会ったり、話したりして、様々なことを習 い続けたいです。ご清聴ありがとうございました。

 

 

桂 三輝 サンシャイン落語 独演会開催

落語家の 桂三輝(かつら・さんしゃいん)氏

カラマズー大学で4月20日、落語家の桂三輝(かつら・さんしゃいん)氏による独演会が行われた。

同大学内のDalton Theatre に学内外から約270人ほどの観客が集まり、 英語で語られた日本の伝統的な話芸を楽しんだ。三輝氏はカナダ出身。トロント大学でギリシャ古典芸能を専攻中、能や歌舞伎などの日本の伝統芸能に興味を持ったことをきっかけに日本に移住。 2008年に当時の桂三枝(現:六代目桂 文枝)に入門し、上方落語界では初の 外国人落語家となった。以降、ブロード ウェイやロンドンをはじめとする世界各 国で公演を行い、落語を通じて日本文 化を面白おかしく世界に発信している。

この公演は、19 0 4 年にカラマズー 大 学に留学していた作 家の永井 荷風 を記念して毎年春に開催される“Kafu Lecture”として開かれた。例年は日本研 究の専門家らを招いて行われるが、今年 は、同大学の日本語の授業の一環で落 語を取り上げた際、三輝氏がYouTube に投稿している短い落語を題材としたこ とがきっかけとなり、落語と三輝氏に興 味を持った学生らの強い要望で、三輝氏 の招聘が実現した。

オープニングでは、同大学の太鼓チームが会場を盛り上げた

カラマズ―大学太鼓チームの堂々とし たオープニング演奏に続いて三輝氏が 演じた落語は二席。ひと席目の「桃太 郎」は、昔話の「桃太郎」を読み聞かせ ようとする父親と、年に似合わず理屈っ ぽく話を混ぜっ返してしまう子どもとの やり取りをコミカルに描いた。ふた席目 の「ちりとてちん」は古典落語の代表的 な演目の一つ。珍味や酒をふるまう隠居 と、お世辞が上手な隣人、何もかも知っ たかぶりする隣人の様 子を描いた。

噺の合間には、それぞれの噺の伏線とも なる、酒の注ぎ方や、丁寧になるにした がって長くなる敬語などの日本文化の紹 介が小噺として織り込まれ、観客を楽し ませた。

カラマズー大学日本語学科長 杉森典子教授と共に

公演の冒頭には、カラマズ―大学日本 語学科長の杉森典子教授が、「三輝師 匠のすごいところは、落語をただ訳すの ではなく、英語の中に日本語を見事に織 り込むところ。今夜の公演をぜひ楽しん でください」とあいさつした。公演は、三 輝氏の落語もしばし止まるほどの観客 の大笑いの連続で、大盛況におわった。 観客の中には、デトロイトや他州から来 たという人もおり、観客からは「一生に一 度の貴重な経験」「文化と人の橋渡しを する素晴らしい芸」等の声がきかれた。 三輝氏は来月以降も、ニューヨークや ロンドンでの公演を予定している。

 

落語家の
桂三輝(かつら・さんしゃいん)氏

 

 

(取材協力:カラマズー大学   文・芳賀鷹一  写真:Anthony Dugal)

 

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
5月号ー

Japan News Club 5月号です!

新緑が美しい季節の到来です。
ミシガンにもやっと「色」が戻ってくるこの季節、多くのイベントも一気にスタートです。外出の機会も増えますが、引き続き、JNCは下記からアクセスも可能です。おでかけの際は、お近くの日系スーパー等で📰新聞をお手にとっていただけると嬉しいです。

Japan News Club 5月号はこちら

02・・・ 日本語弁論大会優勝者スピーチ
03・・・ ローカルレポート
04・・・ ミシガン会月例会結果
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ アメリカ生活の豆知識/ゴルフのススメ
11・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室     
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ブリューワリー
15・・・ コミュニティインフォメーション/オレンジ+グリーン 

笑顔溢れるバイリンガル交流  日・英語クイズ大会 ひのき杯 開催

今年で第6回目となる日・英語バイリンガルクイズ大会「ひのき杯」が、去る3月19日日曜日、ひのきバイリンガル教育振興財団(ひのき財団)とWashtenaw Community Collegeとの共催で同大学のキャンパスにて開催された。

参加したのは、3年生から9年生の日本語と英語のバイリンガルを目指し学習中の子どもたち40名。8チームに分かれ、日頃学んでいる日・英語の言葉や文化などに関するクイズに臨む。テレビのクイズ番組さながらの同大会は、大変人気のイベントで、コロナ禍でもオンラインで開催されていたが、対面では、2020年以来3年ぶりに大きな会場での開催が叶ったかたちとなった。

今年はトーナメント形式ではなく、どのチームも3回の予選を対戦。その都度自分にあったレベルの問題を選び、クイズに答えていくかたちだ。「この形式により、全チームが等しく、例年より多くの問題に挑戦することができました」と話すひのき財団関係者の様子から、大会をより良くするための工夫が随所でうかがわれる。2回戦のあとに中間発表も行い、最終的に予選3回の総合得点上位2チームが決勝に進んだ。

午後からの決勝戦は、予選敗退したチームも見守るなか、オーディトリアムにて行われた。結果、優勝はブラックチーム、2位はレッドチーム、掛け声コンテスト(チームエール)優勝はグリーンチーム。

勝ったチームから順番に、参加選手全員がプライズマウンテン(賞品の山!)から賞品を自ら選べるとあり、クイズを終え清々しい子どもたちの笑顔が溢れる。決勝戦の会場では、ひのきの作文コンテストの授賞式も行われ、コンテスト入賞者と家族も集まり、その他イベントのボランティアもを含めると総勢約150名が集う一大イベントとなった。

「本大会は、The Japan Foundation, Los Angeles(国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター)からの助成金、WCCの学生を含む40名以上のボランティアの方々の協力無くしては開催することは叶いませんでした」とひのき財団関係者は話す。ボランティアに振る舞われたおにぎりも大好評とあり、このような大会での出会い、エピソードひとつひとつが当地でバイリンガル教育、継承語教育を受ける子どもたちのモチベーションとなり、大きく彼らのこころに刻まれていくに違いない。

 

(写真:ひのき財団提供)

たくましく羽ばたく184名 第50回デトロイトりんご会補習授業校 卒園・卒業式

朝方から粉雪が舞った3月18日、デトロイトりんご会補習授業校の卒園・卒業式がノバイメドウズ校とノバイ高校でそれぞれ行われた。

午前中の卒園式では72名が卒園。厳かな雰囲気で行われた。来賓のお話を聞く時の「起立、礼」の立ち振る舞いもしっかりとでき、卒園生の成長を見守った保護者、講師もうれしさがひとしおだっただろう。式後には卒園生と担任講師の記念撮影があり、よろこびがあふれた。用意された羽ばたく鳥のモチーフの壁面の飾りには小学生となり大きく羽ばたく卒園生への期待が込められていた。

午後からは小学部、中学部、高等部合同の卒業式がノバイ高校オーディトリアムで行われた。式の様々な場面で卒業生自身が活躍した。国歌「君が代」斉唱に引き続き、「アメリカ合衆国国歌」を中学部卒業生岡田明莉さんがピアノで独奏した。続いて一人一人への卒業証書授与が行われた。オーディトリアムの壇上に登った卒業生一人一人が林る美校長から堂々と証書を受け取った。式辞では林校長が、現地校だけではなく補習校にも通い続け、英語と日本語の学習に苦労しながらも卒業を迎えたことを労い、これからの未来をつくる人として、汗と涙と笑顔で乗り切っていきましょう、とエールを送った。午前中に引き続き来賓として参式した在デトロイト日本国総領事館の小川伸首席領事は卒業を迎えた児童・生徒に対し、みなさんが大人になるときはさらに国際交流が盛んになるので、補習校と現地校で得た二つの文化での経験を大いに生かしてください、とはなむけの言葉を述べた。続けて、デトロイトりんご会・運営委員長の横田尚己氏も挨拶を行った。

三学部卒業生代表として高等部の卒業生太田詩乃さんが「門出のことば」を述べた。りんご会補習授業校での幼稚園部からの思い出と当時の夢、成長していった時に以前の担任の先生との再会を通してこの補習授業校に通った日々が軌跡として残されていた喜び、卒業をともに迎える友との深い絆、そして世界中にいる補習校で交わったクラスメートへの思いを感謝の気持ちとして届けた。毎週土曜日一回のりんご会補習授業校ではあるが、日本語を介して学習と学校生活の場を提供するコミュニティーの中心としての同校の存在とわが子の成長を参加者も感じ取ったであろう。

この日の卒園・卒業生は幼稚園部72名、小学部68名、中学部40名、高等部4名、総計184名。第50回の卒業式は、はつらつとした笑顔があふれた旅立ちの日になった。

 

ミシガン州に春を呼ぶ「ひなまつり」開催

デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts Museum: DIA)に3年ぶりに「ひなまつり」が帰ってきた。その週末は湿った降雪のため停電に見舞われた世帯も多かったが、この開催を待ちかねた人々がDIAに足を運び、茶道、和紙作り、ひな人形や神輿の展示等数えきれない日本文化を楽しんだ。

  開会のセレモニーでは在デトロイト日本国総領事館・進藤雄介総領事、Dr. Judith Dolkart (Deputy Director, Art, Education and Program of D I A) 、佐々木博樹J B S D 会長、D r. Katherine Kasdorf が挨拶した。これを皮切りに、美術館の各ホールで華やかな着物を身にまとった出演者のもと日本文化が絵巻さながらに繰り広げられた。

Woodward Avenueからの入り口すぐにあるGreat Hallではミシガン在住4人の女性アーティストによるデモンストレーションと販売、アンサンブル演奏、昔話やガラポン、とバラエティーに富んだパフォーマンスと展示が行われた。「私の人生のすべて」と語った木版画の山﨑氏の四季や風物を彫り込んだ作品は華やかさを添えた。圧巻は藤井氏の「枕草子」の冒頭と漢詩「春暁」の揮きごう毫。パフォーマンスに引き付けられた観客で、一時はHall内がいっぱいになるほどであった。揮毫後の藤井氏とミシガン大学・Dr. Kevin Carrとの解説も現地の人々にとっては日本文化の奥を知る機会となった。

 Revera Courtでも終日展示とワークショップが行われた。Reveraの壁画の下、彩り鮮やかで清楚な生け花の展示が凛とした雰囲気をもたらした。対照的にひな人形を折るワークショップは参加者の笑顔であふれていた。現地の8歳の少女は、これを楽しみに今日のひな祭に来たという。折り紙が現地の学校やコミュニティーでも親しまれていることがうかがえほほえましかった。

  Level1のKresge Courtでは琴の演奏が行われた。ちょうどお昼の時間帯に行われ、こちらも演奏者を昼食のひと時をゆったりと過ごす観客がぐるりと囲み、しっとりとした音色が響き渡った。同じくLevel1ではワークショップが行われた。大人気だったのは受け付け開始直後に参加チケットがなくなったJapanese Sweets(いちご大福)作り。スタッフがもち粉を使って作り方を参加者に説明した。オハイオ州で着物の着付けを行っているという親日家の女性はこねる手ごたえを「gooey」(ベタベタ、の意)と言っていたが、その感触を楽しんでいた。

 デトロイト日本商工会(JBSD)顧問・DIA Board Memberの大光敬史氏にお話を伺った。前回の開催は2020年のコロナにより社会活動が閉鎖されるちょうど1週間前。「今回はどのくらいの来場者か心配だったが、美術館の入場者約3500~4000 人のほとんどがこの祭りに参加した。新しい試みとなったミシガン在住の女性アーティストの個展は、大きな美術館での1日限りの個展ではなかなかない機会だったが、力感のあるもので好評だった」と話した。また、メイン会場の一つ、Rivera CourtのRiveraの描いた絵について。「この壁画が日本や自動車産業ともゆかりがあることも知ってもらいたい。1920年代後半に渋沢栄一がデトロイトを訪れ、当時繁栄していたこのデトロイトのように日本をつくっていきたいという思いとともに帰途についたという。そのような史実があることを伝えていきたい」と語った。

「Hinamatsuri」は在デトロイト日本国総領事館、JBSD、JCD (Japan Cultural Development-日本文化紹介)、DIA Friends of Asian Arts and Cultureとの連携で行われた。

ウエイン、マコム、オークランド郡の居住者はDIA入場は無料。Japanese Galleryも常設されているので、ぜひ訪れていただきたい。(JNC) JAPAN NEWS CLUB

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
4月号ー

Japan News Club 4月号です!

やっと春らしくなり暖かな空気に包まれると
身も心も軽やかになり、動き出したくなる季節ですね。
JNCは、下記からアクセスできます。お近くの日系スーパー等でお見かけいただけましたら
ぜひ!📰新聞をお手にとっていただけると嬉しいです。

Japan News Club 4月号はこちら

02・・・ ローカルレポート
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
08
・・・ もう二度と、元の状態に戻らないために
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ アメリカ生活の豆知識
              /ゴルフのススメ
11・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
12・・・ StandardGolf/       
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ブリューワリー
15・・・ コミュニティインフォメーション 

ミシガン州に滋賀の地酒を!輸出プロジェクトが進行中!

ミシガン州に滋賀の地酒を!輸出プロジェクトが進行中!

近江米として知られる品質の高い米の産地である滋賀県。琵琶湖を取り囲む山々を水源とする良質な地下水や伏流水にも恵まれていることから、昔から酒づくりも盛んに行われてきました。いまも琵琶湖を取り囲むように30以上の蔵元が点在し、個性豊かな地酒がつくられています。この地酒を姉妹州のミシガン州で飲めるようにしようという、滋賀県酒造組合の強い想いのもと、現在輸出プロジェクトが進んでいます。

2023年1月には関係者がミシガン州を訪問し、ミシガン州で最大手の酒のディストリビューター(卸売業者)と商談を行い、輸出に向けて大きな一歩を踏み出しました。

さらに、日本人の多いノバイ市やアナーバー市を中心にレストランや食料品店など10店舗をまわり、近江の地酒のプロモーションを行い、オーナーやバーマネージャーに実際に滋賀の地酒を味わっていただきました。

試飲いただいたお店からは、「ミシガンにはなかなか地酒が入ってこないので大変うれしい話。入ってくるならぜひ仕入れたい!」「地酒は増やしたいので、喜んで取り扱わせてもらう。」「滋賀県の地酒だけのメニュー表をつくり、そこに姉妹県州のことも記載してお客さんに知ってもらえるようにするよ!」といったうれしい声をたくさんいただきました。

輸出に向けて、乗り越えなければならないハードルはいくつかありますが、ミシガン州の皆さんに滋賀の地酒を味わっていただけるよう、酒蔵の皆さんと一緒にがんばっていきたいと思います。

ミシガンで滋賀の地酒が買える、飲めるようになりましたら、また皆さんにお知らせいたします。見かけられたらぜひ、お試しください!

コロナ禍を乗り越えて恒例のオープン大会を開催、再会を楽しむ

コロナ禍を乗り越えて恒例のオープン大会を開催、再会を楽しむ(デトロイト剣道道場 小方哲夫)

例年二月に開催されるデトロイトオープン剣道大会は北米での剣道シーズンスタートを切るポピュラーな大会となっている。多くの参加者を惹きつける要因の一つがデトロイト剣道道場を率いる田川順照範士八段の指導力と北米剣道の発展に尽力してきた情熱にある。田川氏は昭和四十九年に米国剣道普及のために渡米、以来米国剣道の普及・発展に貢献してきて、現在では世界剣道連盟副会長の重積を持ちながら、毎週三回行われる道場での稽古にも欠かさず指導を続けている。もう一つの要因が毎回素晴らしい特別ゲストを日本からお招きすることで、大会前日のセミナーも魅力の一つとなっている。

そんな大会も令和二年の開催直後に世界中を襲ったコロナ禍で開催できなくなり、再開を皆が待ち望んでいたがようやく本年二月十九日に第二十五回大会を持つことができた。北米でも令和二年三月からコロナが猛威を振るい始め、集まっての稽古もできなくなった。オンライン稽古、屋外での稽古を経て日本と同様にマスク、ソシアルディスタンス等の対策を入れての接触の無い稽古に移行し、防具をつけての稽古、地稽古へと漕ぎつけ、ワクチンの普及、コロナの軽症化もあって、ようやく昨年から小規模な地方大会を実施できるまでに至った。入場者全員の検温、マスク着用等の万全の対策を施しての大会となった。それでも待ちに待った大会に全米各地、カナダから三百五十名を超える剣士が集い久々の再会を喜んだ。今大会の特別ゲストには、剣道の強豪高校で、数々の名選手を輩出している九州学院剣道部監督、剣道教士八段の米田敏郎先生にお出で頂いた。全米剣道連盟からも会長の前田忍教士七段、副会長のBrandon原田教士七段らをお招きした。剣道界以外からはデトロイト総領事の進藤ご夫妻、デトロイト商工会長の佐々木氏をお招きした。

例年と同様に、大会の前日の十八日に特別ゲストによるセミナー、四段までの昇段・昇級試験が行われ、翌十九日(日)に早朝から夕方までトーナメントが実施された。今回は幸いにも天候に恵まれ、厳しい寒さのない大会を迎えることができた。

十八日の米田先生のセミナーを心待ちにしていた剣士約三百名が参加、貴重な機会を活かそうと真剣さと熱気に溢れていた。セミナー前半では基本を中心とした内容の稽古をご指導いただいた。手の内に始まり、足さばき、踏み込み法など、改めて基本の大切さを学び、その深さを思い知らされた。もちろん参加剣士のレベルに応じて理解できる程度も違うが、各自が貴重なアドバイスを聞き逃すまいと真剣に聞き入っていた。基本の全ての要素について分り易く説明を頂いたが、短いセミナーの中では習得には至らず、今後の稽古で意識し改善して行くようにというお言葉を頂いた。その後防具を付けての稽古に移り、参加した剣士はセミナー後の段・級位審査や翌日の大会に米田先生より学んだ事を少しでも活かそうと皆大きな声で真剣に励み、汗を流した。

セミナー終盤では米田先生が子供たちの打ち込みを受け、その後、七段の先生方との模範稽古を行い、最後まで学びの連続でセミナーが締めくくられた。

前日の興奮の余韻を持って、十九日の早朝から大会が始まった。恒例の日本、カナダ、アメリカ、の国歌斉唱に続き、田川氏の開会の挨拶があった。その中で、本大会がアメリカでの剣道活動の復活の大事な一歩であると力強く宣言された。それから進藤総領事、佐々木デトロイト商工会長の来賓挨拶、選手宣誓、ルール説明と続き、デトロイト剣士による日本剣道形が披露された。その後審判会議を経て、いよいよ大会が始まった。三百五十名を超える剣士が六コートで熱戦を繰り広げるのを陰で支えたのが父母会や近隣の大学等のボランティアの皆様で、ひと月以上の練習をされた成果で円滑な大会運営ができた。誌面をお借りして心から御礼申し上げたい。

試合は少年(十歳以下)、同(十五歳以下の無段者)、壮年(五十歳以上)、女子、大人(無段者)、初段、二段、三段、四段、五段以上、少年団体(十歳以下、十五歳以下)、大人団体の部に分かれて行われた。最初から各コートで熱戦が繰り広げられ、自分の道場を応援したり、久しぶりに再会した他の道場を応援したりと、皆思い思いに楽しんでいた。田川氏のモットーの一つである『剣道をしているものは皆大きな家族』という思いが浸透しており、「交剣知愛」の精神のもと、真剣な気迫のこもった試合が終わった後に対戦者同士が日本語で『ありがとうございました』と挨拶して握手をする微笑ましい光景があちこちで見られた。大会のクライマックスは大人の部の団体戦、五段以上の部の個人戦の決勝で、すでに自分の試合を終えた参加者が熱い声援を送る中、団体戦:ニューヨーク剣心会チーム、個人五段以上:デトロイト剣道道場吉川弘剛(五段)が栄冠を手にした。

最後に表彰式が行われ、九州学院剣道部監督の米田先生の講評で大会の幕を閉じた。その後は特別ゲストの米田先生や田川氏らと記念写真の撮影や他道場の人たちとの別れを惜しむ人たち、皆が笑顔で和やかなひと時を過ごして散会となった。また来年会えることを楽しみにして。

日本語ジョブ・フェア 三年ぶりに対面式の開催

日本語ジョブ・フェア 

日本語ジョブ・フェア 去る2023年1月29日(日)、ミシガン州ノバイ市のサバーバン・コレクション・ショープレイスにおいて、五大湖地区 JETプログラム・アルムナイ・アソシエーション(Great Lakes JET Alumni Association: GL-JETAA)主催による日本語ジョブフェアが開催された。コロナ後、実に三年ぶりに対面式でのジョブフェアが再開されたかたちとなった。

同ジョブフェアは、ミシガン州ヒロテック・アメリカ社による協賛、JBSD Foundationの助成金を受けて開催されており、日本語・文化を理解し、日本への滞在経験などを持った日米の「架け橋」となるような人材を「カケハシ人財」として、主にフォーカスとしたユニークなジョブフェアで、年々規模が大きくなっている。今年は14社が参加。それぞれのブースで日英の言語・文化スキルをもった参加者と直接交流をもった。

当日は大雪の後で足元が悪いなかでの開催となったが、100名以上が登録、そして当日70名以上が会場に集ったが、遠くはイリノイ州やオハイオ州からの参加者も駆けつけた。

日本語ジョブ・フェア GL-JETAAメンバーであり、現在求職中で同イベントに参加したアンナ・バーボさんは、「対面で企業の方々と直接お会いできることは、より個人的に話す機会が持てて大変良かった」と話す。「完全にオンラインで応募する形態のジョブフェアは実感がわかないが、実際に会い、正直な気持ちを話す機会があることで、今後の自信にもつながった」と述べた。「他の参加者とのつながりが結果につながることもあった」とし、説明会の後数日しか経っていないにもかかわらず、参加した人材紹介会社から連絡があり、交流した人の紹介で面接が決まるなど、どの角度からどのような機会が生まれるかはわからないと話す。このような場が実り多いものになることを他の求職者に知ってもらいたい」と感想を述べた。

日本に関連する業界で働きたい者にとって、そこにどのような機会があり、どのように自分自身を提示するのが最善かがわからないことが多い求職者が多い。主催の五大湖JETAAの会長であるアリシア・スミス氏は「このイベントは、人事担当者や採用担当者と直で話をして、求職者が自分の興味やスキルに合った潜在的なキャリアの方向性を理解するのに役立っていると感じる」と話した。

日本語ジョブ・フェア 進藤雄介在デトロイト日本国総領事は、今回のジョブ・フェアに日系企業への就職に関心を持つJET(※)経験者をはじめとする多くの若者が参加してくれたこと喜ばしく思うと話し、「私自身会場で何人かの方とお話をしましたが、皆日本についての楽しい思い出とともに、引き続き日本に関わりたいという熱意を語ってくれ、とても心強く感じました」と総領事も同イベントの重要性を確信し、イベント主催した関係者の尽力に感謝の意を述べた。

また、当日企業側に参加し、全米でも講演会などを通してこのカケハシ人財の重要性を説き、自身の経験を活かして学生と企業をつなげる活動を続けるIkigai Connections社の創設者であるKasia氏は、「今回のジョブ・フェアは、カケハシ人財とグローバルで活躍している会社が繋げられる良いイベントだったと思う。カケハシ人財というのは、日英の言語・文化スキルをキャリアに活かしたいという非常にニッチな候補者であり、OJTトレーニングが含まれている採用のチャンスを求めている。参加した14社は、カケハシ人財の大切さを理解できたと感じる」とイベントの成功に喜びを見せた。

協賛会社のヒロテックアメリカ社理事兼CEOの鵜野 克俊氏も「年に一度、日本とつながりのある人と企業が一堂に集うこの会に、今年も参加でき大変うれしく思います。このイベントがより発展し、カケハシ人財のコミュニティーが大きく育つことを期待していると締めた。

来年度のジョブフェアに興味のある企業、または本イベントへの問合せは下記まで。

五大湖地区JETAAへのお問い合わせ:

Alicia Smith | president@greatlakesjetaa.org
Alicia Smith, President, president@greatlakesjetaa.org
Great Lakes JETAA Website http://www.greatlakesjetaa.org

JETAAはJETプログラム※を通して日本滞在を経験したメンバー達で構成される団体で、同プログラム経験者や日本語を学ぶ現地の学生、また日本企業就職希望者のために、同イベントを開催して早4年が経つ。(※JETプログラムとは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、地方自治体が総務省、外務省、文部科学省および一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下に実施されているプログラム。参加者は日本の中学や高校に英語教師サポートや文化交流他を目的に数年間、日本各地に派遣され活動を行なう- jetprogramme.org)

 

 

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
3月号ー

Japan News Club 3月号です!

まだまだ寒くはありますが、3月は、あちらこちらで
ほのかに春を感じさせてくれる季節でもありますね。
イベントもこれからどんどん増えてきます。ぜひ外に出て楽しんでください。
JNCは下記からアクセスできますが、お近くの日系スーパー等で、
📰新聞を入手しておうちでゆったりお楽しみください。☕️

Japan News Club 3月号はこちら

02・・・ ローカルレポート
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ ゴルフノスゝメ
09・・・ 言葉の架け橋/アロマでひとやすみ
10・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
11・・・ StandardGolf/アメリカ生活の豆知識
12・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ブリューワリー
15・・・ コミュニティインフォメーション

デトロイト補習授業校・年始イベントレポート 受け継がれる日本の学校行事、文化を紡ぐ子どもたち

1月14日(土)小学部 元気いっぱい! 三年ぶりの音楽会開催

デトロイトりんご会補習授業校の音楽会が3年ぶりにノバイ・メドウズ校の体育館で行われた。小学1年生から4年生までが、学年ごとに趣向を凝らしたプログラムで、演奏したり合唱した。1年生は、『さんぽ』や『こぶたぬきつねこ』などの曲を元気に歌い、2年生は『小犬のビンゴ』を歌とゲームで披露した。3年生と4年生は、プログラムの中に民謡を取り入れ、楽器や振り付けも加えて、豊かに日本の文化を表現した。たくさんの保護者にも参観いただき、短い時間ではあったが、児童と保護者ともに、心温まる充実した音楽会であった。

1月21日(土)墨の香とはつらつとした新年への思いー 新年書初め会

穏やかな冬の日が続いていた1月21日、デトロイト補習授業校の中・高等部総勢150人の生徒が恒例の新年書初め会で、日本の伝統文化を体験した。

書初めは国語の授業で行われた。中学部1年は四字「不言実行」の初歩の行書体、2年は「夢を信じる」、3年は「友好の精神」、高等部は東晋の名書家・王義之の集字から「陽生天地春(陽は生ず 天地の春)」を手本にした。学年によっては、作品に押印する雅印づくりも行い、文化と美術双方の深いつながりも体験した。