Friday, June 21, 2024

補習授業校にて 宇宙飛行士試験に挑んだ ビジネスマンによる講演会補習授業校にて 宇宙飛行士試験に挑んだ ビジネスマンによる講演会

<!--:en-->補習授業校にて 宇宙飛行士試験に挑んだ ビジネスマンによる講演会<!--:--><!--:ja-->補習授業校にて 宇宙飛行士試験に挑んだ ビジネスマンによる講演会<!--:-->

酒井忠司氏

 デトロイトりんご会補習授業校では、中学・高校生を対象に「キャリア教育講演会」と題して、より広い視野で将来に向けて職業観を養う機会を提供している。2012年度3回目となった2月の講演会には、夢であった宇宙飛行士を目指して1998年にNASDA(宇宙開発事業団、現在のJAXA)の選抜試験に挑み、第二次選抜試験まで進んだ経験を持つ酒井忠司氏が講師を務めた。
 NASDA及びJAXAは、1985年の第1回から5回にわたり宇宙飛行士候補者の採用募集を行ってきたが、酒井氏が挑戦した4回目の1998年には864名の応募者があり、書類選考を通過して第一次試験を受験したのは約200名、そのうち筆記試験(学力、一般教養)や心理学テスト、身体・体力測定など、多岐にわたる審査を突破して第二次選抜試験へと駒を進めたのはわずか51名という狭き門。酒井氏は、筑波のNASDA本部で一週間にわたって行われた第二次選抜がどのようなものであったかを説明した。中でも、学力、運動能力、協調性、リーダーシップなど、飛行士としての適性を厳しく試される検査の内容や様子は、当事者でなければ語れない詳細さと臨場感に溢れたもので、会場の生徒達は興味津々の様子で聞き入っていた。この年の最終合格者は、現在宇宙飛行士として活躍している山崎氏、星出氏、古川氏の3名。彼等は、子供の頃に受けた感動や刺激がきっかけで宇宙飛行士を目指したという。夢を持ち続け、実現するために何をなすべきかを選択し、邁進してきたからこその成果であることを強調した。自身の宇宙飛行士の夢は叶わなかったが、選抜試験中の稀有な体験や、目標が同じ人々との共同生活は楽しく貴重な時であったこと、また第二次試験への合格者は、その後も様々なイベントや親睦会への招待が届くので、歴代宇宙飛行士と交流する機会もあることなど、夢に挑戦した成果の大きさを伝えた。また、同校で臨時講師を務める家田義也氏とは、選抜試験で出会って以来の仲で、無二の親友となった。
 また酒井氏は、日本の宇宙開発事業団はNASAの10の1の予算で素晴らしい技術開発をしていることに触れ、「日本の素晴らしい技術力を絶やさないように理科を学んで欲しい」との言葉に加えて、宇宙開発の弊害や課題、そして理科を学ぶ意義にも言及した。そしてさらには、アメリカ国内にあるNASA関連の公開施設の紹介も織り込んだ。酒井氏は、同校の理科の授業を指導した経験があるため、この講演でも生徒たちの意欲や関心を高める工夫に努めていた。
 講演のまとめとして生徒達に、人類で初めて宇宙に行ったガガーリンが選ばれた理由というのが「話していて楽しい好青年だったから」という逸話を引用し、「人間関係を大切に。親や友に感謝するように」と諭したほか、「次の世代を担う人が頑張るかどうかで世の中が変わる」「皆さんのように英語も日本語も話せ、いろんな国の人と生活し異文化を理解できる人は貴重」「日本人として誇りを持ち、日本の代表という意識を持って行動して欲しい」など当地で学ぶ若者への期待と、激励を込めた助言を伝え、締めくくった。

酒井忠司氏

 デトロイトりんご会補習授業校では、中学・高校生を対象に「キャリア教育講演会」と題して、より広い視野で将来に向けて職業観を養う機会を提供している。2012年度3回目となった2月の講演会には、夢であった宇宙飛行士を目指して1998年にNASDA(宇宙開発事業団、現在のJAXA)の選抜試験に挑み、第二次選抜試験まで進んだ経験を持つ酒井忠司氏が講師を務めた。
 NASDA及びJAXAは、1985年の第1回から5回にわたり宇宙飛行士候補者の採用募集を行ってきたが、酒井氏が挑戦した4回目の1998年には864名の応募者があり、書類選考を通過して第一次試験を受験したのは約200名、そのうち筆記試験(学力、一般教養)や心理学テスト、身体・体力測定など、多岐にわたる審査を突破して第二次選抜試験へと駒を進めたのはわずか51名という狭き門。酒井氏は、筑波のNASDA本部で一週間にわたって行われた第二次選抜がどのようなものであったかを説明した。中でも、学力、運動能力、協調性、リーダーシップなど、飛行士としての適性を厳しく試される検査の内容や様子は、当事者でなければ語れない詳細さと臨場感に溢れたもので、会場の生徒達は興味津々の様子で聞き入っていた。この年の最終合格者は、現在宇宙飛行士として活躍している山崎氏、星出氏、古川氏の3名。彼等は、子供の頃に受けた感動や刺激がきっかけで宇宙飛行士を目指したという。夢を持ち続け、実現するために何をなすべきかを選択し、邁進してきたからこその成果であることを強調した。自身の宇宙飛行士の夢は叶わなかったが、選抜試験中の稀有な体験や、目標が同じ人々との共同生活は楽しく貴重な時であったこと、また第二次試験への合格者は、その後も様々なイベントや親睦会への招待が届くので、歴代宇宙飛行士と交流する機会もあることなど、夢に挑戦した成果の大きさを伝えた。また、同校で臨時講師を務める家田義也氏とは、選抜試験で出会って以来の仲で、無二の親友となった。
 また酒井氏は、日本の宇宙開発事業団はNASAの10の1の予算で素晴らしい技術開発をしていることに触れ、「日本の素晴らしい技術力を絶やさないように理科を学んで欲しい」との言葉に加えて、宇宙開発の弊害や課題、そして理科を学ぶ意義にも言及した。そしてさらには、アメリカ国内にあるNASA関連の公開施設の紹介も織り込んだ。酒井氏は、同校の理科の授業を指導した経験があるため、この講演でも生徒たちの意欲や関心を高める工夫に努めていた。
 講演のまとめとして生徒達に、人類で初めて宇宙に行ったガガーリンが選ばれた理由というのが「話していて楽しい好青年だったから」という逸話を引用し、「人間関係を大切に。親や友に感謝するように」と諭したほか、「次の世代を担う人が頑張るかどうかで世の中が変わる」「皆さんのように英語も日本語も話せ、いろんな国の人と生活し異文化を理解できる人は貴重」「日本人として誇りを持ち、日本の代表という意識を持って行動して欲しい」など当地で学ぶ若者への期待と、激励を込めた助言を伝え、締めくくった。

Calligraphy and Flute Classes at Japanese School of Detroitりんご会補習授業校 書道教室・リコーダー教室

<!--:en-->Calligraphy and Flute Classes at Japanese School of Detroit<!--:--><!--:ja-->りんご会補習授業校 書道教室・リコーダー教室<!--:--> 2

~もっと学びたい、挑戦したい~ 「そんな子供たちを補習校がサポート」

 りんご会補習授業校は、本年度(2012年度)より、放課後に“補講”を始めている。

 今年度は「書道教室」と「リコーダー教室」が開講された。これは児童生徒の総合力アップと魅力ある補習校を目指して、日本国内の義務教育で学ぶ教科および保護者からニーズが高い教科について関係者が検討し、実施可能と判断した結果である。指導者は全員がボランティアで成り立っている。

 「書道教室」は2012年9月から6回の第一期と、2013年1月から3回ずつの初級と中級クラス第二期を設置。講師には経験のある保護者がボランティアであたり、参加児童生徒の保護者もサポートに入った。9月に講師を務めた神頭さん、阪野さん、生井沢さんが、新加入の森田さんをリード、サポーターには池知さんが参加した。クラス編成、指導方法などはみんなでアイデアを出し合って決めていった。2月16日(土)は初級クラスの最終日、子ども達は講師の方からきめ細かい手ほどきを受けて見事な作品を仕上げていた。感想を聞くと口々に「楽しかった」の声が聞かれ、充実感に目を輝かせていた。

 「リコーダー教室」については、2007年度より、フルート奏者である小西さんが自ら企画して毎年2回指導してきたが、今年度より補講として位置づけられた。日本では一般的にリコーダーの学習は小学3年からスタートするため、同校での補講も小学3年以上が対象。小学3年生のみのクラスと小学4~6年のクラスに分け、3年生には呼吸方法から演奏テクニックなどの基礎を中心に、上級生には合奏テクニックに重点を置いて、ハーモニーの大切さや魅力などの指導があった。小西さんの適切なアドバイスのおかげで、参加した子ども達は格段の進歩をみせていた。最後に保護者の前で合奏の発表が行われ、乱れの少ない調和のとれた音色が響いた。会場からは惜しみない拍手がおくられ、子ども達も笑顔を浮かべていた。

 同校運営委員長の城氏によれば、 「“補講”を通して、子供たちは自分の可能性を見つけ る機会となる。講師は、ボランティアで教える楽しさを味わう機会でもあり、保護者は子ども達とのコミュニケーションを図れる機会ともなる。このことが、学校に行くのがワクワクするような魅力的な補習校づくりにつながっていく。今回のリコーダー教室と書道教室の意義はとても大きい。」と話していた。

~もっと学びたい、挑戦したい~ 「そんな子供たちを補習校がサポート」

 りんご会補習授業校は、本年度(2012年度)より、放課後に“補講”を始めている。

 今年度は「書道教室」と「リコーダー教室」が開講された。これは児童生徒の総合力アップと魅力ある補習校を目指して、日本国内の義務教育で学ぶ教科および保護者からニーズが高い教科について関係者が検討し、実施可能と判断した結果である。指導者は全員がボランティアで成り立っている。

 「書道教室」は2012年9月から6回の第一期と、2013年1月から3回ずつの初級と中級クラス第二期を設置。講師には経験のある保護者がボランティアであたり、参加児童生徒の保護者もサポートに入った。9月に講師を務めた神頭さん、阪野さん、生井沢さんが、新加入の森田さんをリード、サポーターには池知さんが参加した。クラス編成、指導方法などはみんなでアイデアを出し合って決めていった。2月16日(土)は初級クラスの最終日、子ども達は講師の方からきめ細かい手ほどきを受けて見事な作品を仕上げていた。感想を聞くと口々に「楽しかった」の声が聞かれ、充実感に目を輝かせていた。

 「リコーダー教室」については、2007年度より、フルート奏者である小西さんが自ら企画して毎年2回指導してきたが、今年度より補講として位置づけられた。日本では一般的にリコーダーの学習は小学3年からスタートするため、同校での補講も小学3年以上が対象。小学3年生のみのクラスと小学4~6年のクラスに分け、3年生には呼吸方法から演奏テクニックなどの基礎を中心に、上級生には合奏テクニックに重点を置いて、ハーモニーの大切さや魅力などの指導があった。小西さんの適切なアドバイスのおかげで、参加した子ども達は格段の進歩をみせていた。最後に保護者の前で合奏の発表が行われ、乱れの少ない調和のとれた音色が響いた。会場からは惜しみない拍手がおくられ、子ども達も笑顔を浮かべていた。

 同校運営委員長の城氏によれば、 「“補講”を通して、子供たちは自分の可能性を見つけ る機会となる。講師は、ボランティアで教える楽しさを味わう機会でもあり、保護者は子ども達とのコミュニケーションを図れる機会ともなる。このことが、学校に行くのがワクワクするような魅力的な補習校づくりにつながっていく。今回のリコーダー教室と書道教室の意義はとても大きい。」と話していた。

Calligraphy At Japanese School補習授業校で書き初め

<!--:en-->Calligraphy At Japanese School<!--:--><!--:ja-->補習授業校で書き初め<!--:--> 2

 りんご会補習授業校では、日本より早めの1月5日(土)に2013年の初めての授業を開始。この日、中学部と高等部では「新春書き初め会」が実施された。国語の授業として筆使いなどを学ぶと同時に書き初めを通して書の表現力を高めるのが目的であり、日本の伝統行事を体験し、心静かに年の初めを感じそれを筆で表現する機会になっている。

 生徒たちは国語科の講師による指導のもと、学年別に教科書の手本の文字を見ながら、新年の思いを込めて筆を走らせた。先生方が「気持ちのこもった元気な字を書いて欲しい」と温かく見守る中、生徒はその期待に応えるように、文字の大きさやバランスなどに注意しながら「不言実行」「無限の可能性」「自然の神秘」「陳去新来」などの課題に真剣に挑戦した。

 一方、小学部の低学年は硬筆(鉛筆書き)で、3年生以上は毛筆で、冬休みの課題として学年ごとに決められた課題に取り組んだ。1月19日には恒例の「書き初め展」が行われ、各教室の廊下に児童生徒の力を尽くした力作が並んだ。

【注】陳去新来(ちんきょしんらい)・・・古いものが消え去り、新しいものに代わること。新年のお祝いの言葉にも使われる。

 りんご会補習授業校では、日本より早めの1月5日(土)に2013年の初めての授業を開始。この日、中学部と高等部では「新春書き初め会」が実施された。国語の授業として筆使いなどを学ぶと同時に書き初めを通して書の表現力を高めるのが目的であり、日本の伝統行事を体験し、心静かに年の初めを感じそれを筆で表現する機会になっている。

 生徒たちは国語科の講師による指導のもと、学年別に教科書の手本の文字を見ながら、新年の思いを込めて筆を走らせた。先生方が「気持ちのこもった元気な字を書いて欲しい」と温かく見守る中、生徒はその期待に応えるように、文字の大きさやバランスなどに注意しながら「不言実行」「無限の可能性」「自然の神秘」「陳去新来」などの課題に真剣に挑戦した。

 一方、小学部の低学年は硬筆(鉛筆書き)で、3年生以上は毛筆で、冬休みの課題として学年ごとに決められた課題に取り組んだ。1月19日には恒例の「書き初め展」が行われ、各教室の廊下に児童生徒の力を尽くした力作が並んだ。

【注】陳去新来(ちんきょしんらい)・・・古いものが消え去り、新しいものに代わること。新年のお祝いの言葉にも使われる。

Japanese School of Detroit “Mini Japan Festival” by Studentsデトロイトりんご会補習授業校 中高合同で初めての「ミニ文化祭」

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 去る12月15日、デトロイトりんご会補習授業校で「ミニ文化祭」が催された。昨年まで中学部のみの活動だったが、今年度は内容の充実と発展を図るため、中学部と高等学部合同で、幼稚園部や小学部の園児や児童にも公開する形での実施となった。

 開催は1時半から3時半。カフェテリア、フォーラム、教室、そして平素多目的に利用されているオープンスペースを会場に充て、劇やお化け屋敷、ゲーム、クイズ大会などが企画され、幼稚園児ならびに小学生児童が足を運び、にぎやかなイベントになった。

 オープンスペースには「日本の祭り文化出店」と称して、輪投げや割り箸鉄砲の射的などの縁日のようなゲームコーナーが設けられ、盛り上がっていた。

 ミニ文化祭の準備は、学級単位で、秋から「学級の時間」を使って進められてきた。週1回だけの学校とは思えないような充実した活動内容に生徒や先生方の努力の成果が表れていた。

 また、10月中旬にに高等部がシカゴを訪問し実施した宿泊活動のレポートや、その時に詠んだ俳句も展示され、その内容から同行事の充実感が伝わった。

 生徒が主体的に企画したり、クラス単位で行うイベントがほとんど無いミドルスクール及びハイスクールが多い米国。この「ミニ文化祭」を通して日本的な協調の精神が養われたことであろう。学部の枠を超えた交流で現地校や日本の学校にはない幅広い年齢層の子ども同士の触れ合いも見られた行事。この日は冬休み前の最後の授業日だったが、児童生徒にとって、1年間学習に励んできた達成感を味わいながらの楽しい学習時間という嬉しいプレゼントでもあったであろう。終始、活気と笑顔が溢れていた。

 

 去る12月15日、デトロイトりんご会補習授業校で「ミニ文化祭」が催された。昨年まで中学部のみの活動だったが、今年度は内容の充実と発展を図るため、中学部と高等学部合同で、幼稚園部や小学部の園児や児童にも公開する形での実施となった。

 開催は1時半から3時半。カフェテリア、フォーラム、教室、そして平素多目的に利用されているオープンスペースを会場に充て、劇やお化け屋敷、ゲーム、クイズ大会などが企画され、幼稚園児ならびに小学生児童が足を運び、にぎやかなイベントになった。

 オープンスペースには「日本の祭り文化出店」と称して、輪投げや割り箸鉄砲の射的などの縁日のようなゲームコーナーが設けられ、盛り上がっていた。

 ミニ文化祭の準備は、学級単位で、秋から「学級の時間」を使って進められてきた。週1回だけの学校とは思えないような充実した活動内容に生徒や先生方の努力の成果が表れていた。

 また、10月中旬にに高等部がシカゴを訪問し実施した宿泊活動のレポートや、その時に詠んだ俳句も展示され、その内容から同行事の充実感が伝わった。

 生徒が主体的に企画したり、クラス単位で行うイベントがほとんど無いミドルスクール及びハイスクールが多い米国。この「ミニ文化祭」を通して日本的な協調の精神が養われたことであろう。学部の枠を超えた交流で現地校や日本の学校にはない幅広い年齢層の子ども同士の触れ合いも見られた行事。この日は冬休み前の最後の授業日だったが、児童生徒にとって、1年間学習に励んできた達成感を味わいながらの楽しい学習時間という嬉しいプレゼントでもあったであろう。終始、活気と笑顔が溢れていた。

 

Open House for Educators at Japanese School of Detroitデトロイトりんご会補習授業校 教育関係者を迎えてオープンハウス

<!--:en-->Open House for Educators at Japanese School of Detroit<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 教育関係者を迎えてオープンハウス<!--:--> 3

 デトロイトりんご会補習授業校のオープンハウスが去る10月20日(土)に開催された。同校の児童生徒が平日に通う現地校の教育関係者(教員、教育委員、ELL=English Language Learners教師など)を招待して行われる恒例行事で、授業参観、交流、日本文化紹介を通して、日本の教育・文化への理解や関心を高め、同校児童生徒に対する現地校での指導に生かす情報を提供することを目的としている。

 昨年は、ノバイ市の校舎に移転したことに伴い、校舎を借用しているノバイメドウズ校および近隣教育関係者を中心に、“補習校紹介行事”として開催。その為、広範囲の関係者を迎えた同校舎でのオープンハウスとしては、今年が初の開催となった。また、移転前は2校舎を借用していたため、同行事は各校舎で隔年、交互に開催されていたが、移転後は校舎が統一され、全学年を対象とした大規模なオープンハウスとしても初の試みとなった。

 今回は100名を越える教育関係者が訪問し、2校時目の授業を自由に参観。担当する子供たちが所属する教室を訪れ、学習する姿や掲示物に温かいまなざしを向けていた。受持ちの生徒全ての教室を訪ねようと、校内を足早に巡る参加者も少なくなかった。

 毎回オープンハウスに参加しているELL教師は、受持ちの生徒全員の教室に必ず立ち寄り、感想を伝えているそうで、「あなたを“気にかけている”という意思表示が出来、生徒との絆がより強まる」と評価。別のELL教師は「平日(現地校で)言葉面で苦労している子ども達が、土曜日(補習校で)はリラックスしていることが分かる」とコメント。今回初めて参加した低学年担当の教師は「日本語の授業を観て、言葉が分からないことの戸惑いが実感できた。気持ちや状況を理解することや、援助の工夫に努めたいと思う」と感想を述べるなど、同行事に好意的な教育関係者が多いことが伺える。また、10年程前に参加して以来の訪問という教師は「以前は文化紹介のワークショップや展示が盛大で感激したが、今回は授業参観に重点を置いたスタイルになっており、好ましい印象を受けた」と語った。

 フォーラムには、日本の学用品や制服など学校生活に関連する品々、日本の伝統文化や行事にまつわる展示が多数なされており、興味津々に見て廻ったり、幼稚園部の手作り御輿を写真に収める参加者が多く見られた。

 

 デトロイトりんご会補習授業校のオープンハウスが去る10月20日(土)に開催された。同校の児童生徒が平日に通う現地校の教育関係者(教員、教育委員、ELL=English Language Learners教師など)を招待して行われる恒例行事で、授業参観、交流、日本文化紹介を通して、日本の教育・文化への理解や関心を高め、同校児童生徒に対する現地校での指導に生かす情報を提供することを目的としている。

 昨年は、ノバイ市の校舎に移転したことに伴い、校舎を借用しているノバイメドウズ校および近隣教育関係者を中心に、“補習校紹介行事”として開催。その為、広範囲の関係者を迎えた同校舎でのオープンハウスとしては、今年が初の開催となった。また、移転前は2校舎を借用していたため、同行事は各校舎で隔年、交互に開催されていたが、移転後は校舎が統一され、全学年を対象とした大規模なオープンハウスとしても初の試みとなった。

 今回は100名を越える教育関係者が訪問し、2校時目の授業を自由に参観。担当する子供たちが所属する教室を訪れ、学習する姿や掲示物に温かいまなざしを向けていた。受持ちの生徒全ての教室を訪ねようと、校内を足早に巡る参加者も少なくなかった。

 毎回オープンハウスに参加しているELL教師は、受持ちの生徒全員の教室に必ず立ち寄り、感想を伝えているそうで、「あなたを“気にかけている”という意思表示が出来、生徒との絆がより強まる」と評価。別のELL教師は「平日(現地校で)言葉面で苦労している子ども達が、土曜日(補習校で)はリラックスしていることが分かる」とコメント。今回初めて参加した低学年担当の教師は「日本語の授業を観て、言葉が分からないことの戸惑いが実感できた。気持ちや状況を理解することや、援助の工夫に努めたいと思う」と感想を述べるなど、同行事に好意的な教育関係者が多いことが伺える。また、10年程前に参加して以来の訪問という教師は「以前は文化紹介のワークショップや展示が盛大で感激したが、今回は授業参観に重点を置いたスタイルになっており、好ましい印象を受けた」と語った。

 フォーラムには、日本の学用品や制服など学校生活に関連する品々、日本の伝統文化や行事にまつわる展示が多数なされており、興味津々に見て廻ったり、幼稚園部の手作り御輿を写真に収める参加者が多く見られた。

 

JBSD & JSD Women’s Club Japan Festival 2012JSDウィメンズクラブ・JBSD文化部会共催 2012年度 日本まつり 開催

<!--:en-->JBSD & JSD Women's Club Japan Festival 2012<!--:--><!--:ja-->JSDウィメンズクラブ・JBSD文化部会共催 2012年度 日本まつり 開催<!--:--> 19

 去る10月7日(日)、JSDウィメンズクラブとJBSD(デトロイト日本商工会)文化部会の共催による日本まつりがノバイ市のハイスクールを会場に開催された。当日は見事な秋晴れに恵まれ、1時から4時までの開催時間を通して、日本文化紹介の様々な展示や実演などが行われ、大勢の人で溢れた。

 この日本まつりは、アメリカ人や他の文化背景を持つ人たちへの文化紹介と交流を主目的とするため、訪問者に日本人以外の人が多いことが特徴として挙げられる。多数の協賛団体や大勢の個人ボランティアら、総勢約三百人が協力し合いこの一大イベントを支えている。毎年訪れるという人も多く、秋のイベントとして定着している。

 オープニングのセレモニーでは、デトロイト日本商工会の藤澤文化部会長の挨拶に続き、在デトロイト日本国総領事館の竹内首席領事、ノバイ市長(Mr.Bob Gatt)らによる開会の辞が述べられた。それぞれに、このイベントの開催と日米の文化交流と友好親善を祝福する言葉を伝えた。壇の真横に展示された生け花数点により華やかさと気品が添えられていた。

 アトリウムと呼ばれる広々としたオープンスペースには茶の湯実演や書道体験のコーナーが設けられ、手馴れた日本人女性たちを中心に実演や体験ワークショップが提供された。異文化を実際に体験して心から楽しんでいる多くの人々の姿が見られた。

 また、在デトロイト総領事館や、ミシガン州と姉妹県関係にある滋賀県による文化紹介ブースを始め、デトロイトりんご会補習授業校ならびに、ひのきインターナショナルスクールの活動紹介など、日本に関連した団体のブースが並んだ。今回初めて参加した‘空道(くうどう)’グループは、今年9月にデトロイトに支部を開設した打撃系総合武道の団体で、アメリカ合衆国で初の空道の道場だという。日本生まれの空道の特徴や理念をスクリーンを使って紹介を行っていた。同じく、日本生まれの商標デザインを元にタオル帽子を作製しミシガン内の病院などの患者さんに寄贈する活動をしている「ミシガン・タオル帽子の会」もブースを出し、活動内容や作り方を説明していた。日本まつりの場で近隣の様々な活動を知ることの出来る意義も大きい。

 今回は、海外の日本語放送「テレビジャパン」のキャンペーンブースも登場。大型スクリーンに映し出された番組に釘付けになっている子供も見られた。テレビジャパンのスタッフの方に同イベントの感想を尋ねたところ、開口一番に「人が多く驚いた」と答え、「関心を持たれている人が多いのだなあと感じました。日本人もアメリカ人も訪れていて、良いイベントですね」と話してくれた。

 ちなみに、今回の日本まつりの模様は、テレビジャパンの『テレビジャパンCLUB』で5日後に放映された。ミシガン州に暮らす日本人社会にとって最大の文化交流イベントであり、多くのボランティアに支えられて開催され、毎年3,000人ほどの入場者が訪れていることや、地元ノバイ市のほか、ミシガン州日米協会、在デトロイト日本国総領事館、姉妹州の関係にある滋賀県からも厚い支援を受けていることなどの説明と合わせて、会場の様子を伝える20枚近い写真が映し出された。

 金魚すくいや輪投げなどの日本の遊び体験コーナーでは、子供たちだけではなく、大人も童心に返って縁日遊びに興じていた。割り箸と輪ゴムを材料に自分で作る‘割り箸鉄砲’も人種を問わず人気を博していた。いずれのコーナーも順番を待つ長い列ができるほどの盛況振りをみせていた。

 パフォーマンス会場となった体育館には祭櫓(やぐら)が設けられ、踊りを中心にしたプログラムが途切れることなく進行された。オープニングは、小さな子供とお母さんたちによる『ドラえもん音頭』。JSDウィメンズクラブの同好会のひとつで、主に幼稚園入園前の子供を持つお母さんの会「カンガルークラブ」のメンバーたちが、この日の為に練習を重ね、微笑ましい踊りを披露した。続いてはJSDウィメンズクラブの淑女がたによる盆踊り。ポピュラーな『炭坑節』『花笠音頭』、そして『東京音頭』の3曲を優雅に粋に踊り、会場に祭りムードが高まった。

 今回初めてこの日本まつりに出演した「ミシガン沖縄県人会ちむぐくる会」が『エイサー』を披露。沖縄でお盆の時期に踊られる伝統芸能とのことだが、初めて目にした日本人も多く、貴重な文化紹介となった。

 少林寺拳法のアナーバー支部メンバーによる実演では、組み合って型などを紹介。高度な技やスピードに感嘆の声が漏れていた。「無駄の無いスムーズな動きは美しい舞のよう」という感想も上がっていた。

 2回目のウィメンズに続いて、「五大湖太鼓センター」による和太鼓のパフォーマンス。日本の祭といえば和太鼓が何らかの形でつきものだが、和太鼓のみの演奏を聴くのは初めという日本人もおり、高い関心を集めていた。

 続いて、ミシガン大学の日本学生会が『U of M よさこいソーラン』のダンスを披露。原曲は『南中ソーラン(一般的にロックソーラン節と呼ばれる)』。北海道民謡ソーラン節をアップテンポにアレンジし、動きの大きい踊りが加えられている。日本学生会の出演メンバーは非日本人がほとんどだが、日本の民謡を見事にこなし、若者らしい勢いのある踊りを見せてくれた。

 演目の最後は盆踊りの3回目ステージ。観客や他の演目の出演者も加わって、和やかな交流の場が生まれていた。

 JSDウィメンズクラブ中浜会長による閉会の挨拶で、盛大な賑わいをみせた笑顔溢れるイベントに幕が下りた。

 去る10月7日(日)、JSDウィメンズクラブとJBSD(デトロイト日本商工会)文化部会の共催による日本まつりがノバイ市のハイスクールを会場に開催された。当日は見事な秋晴れに恵まれ、1時から4時までの開催時間を通して、日本文化紹介の様々な展示や実演などが行われ、大勢の人で溢れた。

 この日本まつりは、アメリカ人や他の文化背景を持つ人たちへの文化紹介と交流を主目的とするため、訪問者に日本人以外の人が多いことが特徴として挙げられる。多数の協賛団体や大勢の個人ボランティアら、総勢約三百人が協力し合いこの一大イベントを支えている。毎年訪れるという人も多く、秋のイベントとして定着している。

 オープニングのセレモニーでは、デトロイト日本商工会の藤澤文化部会長の挨拶に続き、在デトロイト日本国総領事館の竹内首席領事、ノバイ市長(Mr.Bob Gatt)らによる開会の辞が述べられた。それぞれに、このイベントの開催と日米の文化交流と友好親善を祝福する言葉を伝えた。壇の真横に展示された生け花数点により華やかさと気品が添えられていた。

 アトリウムと呼ばれる広々としたオープンスペースには茶の湯実演や書道体験のコーナーが設けられ、手馴れた日本人女性たちを中心に実演や体験ワークショップが提供された。異文化を実際に体験して心から楽しんでいる多くの人々の姿が見られた。

 また、在デトロイト総領事館や、ミシガン州と姉妹県関係にある滋賀県による文化紹介ブースを始め、デトロイトりんご会補習授業校ならびに、ひのきインターナショナルスクールの活動紹介など、日本に関連した団体のブースが並んだ。今回初めて参加した‘空道(くうどう)’グループは、今年9月にデトロイトに支部を開設した打撃系総合武道の団体で、アメリカ合衆国で初の空道の道場だという。日本生まれの空道の特徴や理念をスクリーンを使って紹介を行っていた。同じく、日本生まれの商標デザインを元にタオル帽子を作製しミシガン内の病院などの患者さんに寄贈する活動をしている「ミシガン・タオル帽子の会」もブースを出し、活動内容や作り方を説明していた。日本まつりの場で近隣の様々な活動を知ることの出来る意義も大きい。

 今回は、海外の日本語放送「テレビジャパン」のキャンペーンブースも登場。大型スクリーンに映し出された番組に釘付けになっている子供も見られた。テレビジャパンのスタッフの方に同イベントの感想を尋ねたところ、開口一番に「人が多く驚いた」と答え、「関心を持たれている人が多いのだなあと感じました。日本人もアメリカ人も訪れていて、良いイベントですね」と話してくれた。

 ちなみに、今回の日本まつりの模様は、テレビジャパンの『テレビジャパンCLUB』で5日後に放映された。ミシガン州に暮らす日本人社会にとって最大の文化交流イベントであり、多くのボランティアに支えられて開催され、毎年3,000人ほどの入場者が訪れていることや、地元ノバイ市のほか、ミシガン州日米協会、在デトロイト日本国総領事館、姉妹州の関係にある滋賀県からも厚い支援を受けていることなどの説明と合わせて、会場の様子を伝える20枚近い写真が映し出された。

 金魚すくいや輪投げなどの日本の遊び体験コーナーでは、子供たちだけではなく、大人も童心に返って縁日遊びに興じていた。割り箸と輪ゴムを材料に自分で作る‘割り箸鉄砲’も人種を問わず人気を博していた。いずれのコーナーも順番を待つ長い列ができるほどの盛況振りをみせていた。

 パフォーマンス会場となった体育館には祭櫓(やぐら)が設けられ、踊りを中心にしたプログラムが途切れることなく進行された。オープニングは、小さな子供とお母さんたちによる『ドラえもん音頭』。JSDウィメンズクラブの同好会のひとつで、主に幼稚園入園前の子供を持つお母さんの会「カンガルークラブ」のメンバーたちが、この日の為に練習を重ね、微笑ましい踊りを披露した。続いてはJSDウィメンズクラブの淑女がたによる盆踊り。ポピュラーな『炭坑節』『花笠音頭』、そして『東京音頭』の3曲を優雅に粋に踊り、会場に祭りムードが高まった。

 今回初めてこの日本まつりに出演した「ミシガン沖縄県人会ちむぐくる会」が『エイサー』を披露。沖縄でお盆の時期に踊られる伝統芸能とのことだが、初めて目にした日本人も多く、貴重な文化紹介となった。

 少林寺拳法のアナーバー支部メンバーによる実演では、組み合って型などを紹介。高度な技やスピードに感嘆の声が漏れていた。「無駄の無いスムーズな動きは美しい舞のよう」という感想も上がっていた。

 2回目のウィメンズに続いて、「五大湖太鼓センター」による和太鼓のパフォーマンス。日本の祭といえば和太鼓が何らかの形でつきものだが、和太鼓のみの演奏を聴くのは初めという日本人もおり、高い関心を集めていた。

 続いて、ミシガン大学の日本学生会が『U of M よさこいソーラン』のダンスを披露。原曲は『南中ソーラン(一般的にロックソーラン節と呼ばれる)』。北海道民謡ソーラン節をアップテンポにアレンジし、動きの大きい踊りが加えられている。日本学生会の出演メンバーは非日本人がほとんどだが、日本の民謡を見事にこなし、若者らしい勢いのある踊りを見せてくれた。

 演目の最後は盆踊りの3回目ステージ。観客や他の演目の出演者も加わって、和やかな交流の場が生まれていた。

 JSDウィメンズクラブ中浜会長による閉会の挨拶で、盛大な賑わいをみせた笑顔溢れるイベントに幕が下りた。

Japanese School of Detroit Concertデトロイトりんご会補習授業校 音楽会

<!--:en-->Japanese School of Detroit Concert<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 音楽会<!--:--> 1

 10月6日、デトロイトりんご会補習授業校で、小学3年と4年生の音楽会が開催された。

 同校の音楽会は幼稚園~小学3年生と、小学4~6年生が隔年で交互に実施してきたが、昨年、新しい校舎(Novi Meadows)に移り、全学年1校舎体制なって初めての音楽会は幼・低学年の開催年度にあたっていたため、午前中は園児と小1、午後は小2~3年生の発表を行った。

 今年度は高学年(5,6年生)の音楽がなくなったこともあり、3,4年生が合同での初の組み合わせになった。両学年共に、土曜日だけの学校での限られた時間で内容の濃い練習を重ね、発表に臨んだ。

 児童たちは観客の入場前から体育館で待機し、3年生は壇上で姿勢を整えて開演を迎えた。昨年に引き続いての舞台のためか、落ち着いた様子。用意された観客席は保護者で埋まった。

 君島校長はオープニングで、「素晴らしい演奏になると期待している」と告げた後、音楽会に向けて家庭と担任が協力してここまで達成できたことが伝えられた。

 プログラムは、輪唱やリコーダーの演奏等バリエーションがあり、生き生きと、しっかりとしたパフォーマンスが繰り広げられた。広々とした体育館に元気いっぱいの合唱やリコーダー合奏の音が響き渡った。

 音楽担当の明石先生によれば、「単に発表のイベントではなく授業の延長」「3,4年生らしいものを目指しました」とのこと。両学年それぞれ、日本での学年相当の指導内容やリコーダーレベルを目指し、教科書に載っている学年該当の曲に取り組んだ他、オリジナル曲にも挑戦した。進行や曲の紹介も児童が担当。各クラスの希望者からなる音楽委員が昼休みを削って、話し合いをしたり、歌に添える台詞の特訓したりしてきたいう話だ。

 この日、4年生によって最後に披露された『未来へ』と題された曲は、東日本大震災の被災者の方への応援の思いを籠めた同校のオリジナル。昨年、3年生の時に皆で歌詞を考え、明石先生が作曲したものを今年さらに練り直したものだ。温かい思いの詰まった曲と、力強い歌声に、観客からは「感動した」「涙が溢れた」という感想が上がっていた。

 見事な演奏と態度を称えて盛大な拍手が沸きあがり、子ども達の達成感溢れる表情とともに音楽会は幕を閉じた。子ども達の一生懸命な姿と嬉しそうな顔は希望と幸せを与えてくれた。

 10月6日、デトロイトりんご会補習授業校で、小学3年と4年生の音楽会が開催された。

 同校の音楽会は幼稚園~小学3年生と、小学4~6年生が隔年で交互に実施してきたが、昨年、新しい校舎(Novi Meadows)に移り、全学年1校舎体制なって初めての音楽会は幼・低学年の開催年度にあたっていたため、午前中は園児と小1、午後は小2~3年生の発表を行った。

 今年度は高学年(5,6年生)の音楽がなくなったこともあり、3,4年生が合同での初の組み合わせになった。両学年共に、土曜日だけの学校での限られた時間で内容の濃い練習を重ね、発表に臨んだ。

 児童たちは観客の入場前から体育館で待機し、3年生は壇上で姿勢を整えて開演を迎えた。昨年に引き続いての舞台のためか、落ち着いた様子。用意された観客席は保護者で埋まった。

 君島校長はオープニングで、「素晴らしい演奏になると期待している」と告げた後、音楽会に向けて家庭と担任が協力してここまで達成できたことが伝えられた。

 プログラムは、輪唱やリコーダーの演奏等バリエーションがあり、生き生きと、しっかりとしたパフォーマンスが繰り広げられた。広々とした体育館に元気いっぱいの合唱やリコーダー合奏の音が響き渡った。

 音楽担当の明石先生によれば、「単に発表のイベントではなく授業の延長」「3,4年生らしいものを目指しました」とのこと。両学年それぞれ、日本での学年相当の指導内容やリコーダーレベルを目指し、教科書に載っている学年該当の曲に取り組んだ他、オリジナル曲にも挑戦した。進行や曲の紹介も児童が担当。各クラスの希望者からなる音楽委員が昼休みを削って、話し合いをしたり、歌に添える台詞の特訓したりしてきたいう話だ。

 この日、4年生によって最後に披露された『未来へ』と題された曲は、東日本大震災の被災者の方への応援の思いを籠めた同校のオリジナル。昨年、3年生の時に皆で歌詞を考え、明石先生が作曲したものを今年さらに練り直したものだ。温かい思いの詰まった曲と、力強い歌声に、観客からは「感動した」「涙が溢れた」という感想が上がっていた。

 見事な演奏と態度を称えて盛大な拍手が沸きあがり、子ども達の達成感溢れる表情とともに音楽会は幕を閉じた。子ども達の一生懸命な姿と嬉しそうな顔は希望と幸せを与えてくれた。

Detroit Ringo Kai Japanese School – 2012 40th Anniversary Sports Festivalデトロイトりんご会補習授業校 2012年度 40周年記念大運動会

<!--:en-->Detroit Ringo Kai Japanese School - 2012 40th Anniversary Sports Festival<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 2012年度 40周年記念大運動会<!--:--> 8

 6月16日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運動会が開催された。今回の運動会は、ノバイメドウズ校へ移転後、初の運動会。また、デトロイト補習授業校発足40周年にあたる記念すべき運動会となった。種目は昨年とほぼ同様に行われたが、開会式では創立40周年の記念式典が催され、競技開始の前に、幼稚園から高等部まで全校約800名の子ども達と教職員等関係者の記念の集合写真撮影が行なわれた。

 中学生は午前中はクラス対抗の球技大会を行い、午後は運動会に合流。高校生は運動会の競技の手伝いや放送、模擬店を担当しながら競技に出場するなど、学年によって流れや動きの違いはあるものの、年齢差を越えた一大イベント。

 ノバイメドウズフィールドが会場となり変わった点は、ベンチ式の観客席が利用できることと、その最上部にある放送室が本大会の放送拠点となったこと。それに伴い、放送室の前に当たる中央寄りのエリアは、テントを張らずにカメラゾーンに設定された。かけっこなどはその目の前がゴールとなるため、保護者たちにとって最適な配置となり、ベストショットを収めようとする保護者で常時にぎわっていた。

 記念大運動会は晴れ渡った大空の下、開会宣言で幕開け。日米両国の国旗掲揚の後、君島学校長より「一生懸命走ったり応援したりして、皆さんの手で成功させてください」との激励のほか、多数の担当企業で構成されている実行委員による様々な準備について説明を加え、子供たちに感謝の気持ちをもつよう諭した。学校長の呼びかけに応じた児童生徒たちの「ありがとう」の声が響き渡った。

 来賓の松田総領事は、幼稚園児と小中学生には怪我をしないようにと言葉をかけ、運動会各種目のサポートを行なう高校生には「裏方に徹することが将来役に立つ」と応援した。ノバイ市副教育長も開会式に駆けつけ、「ベストを尽くせば必ず素晴らしいものになる」と英語でのエールを送った。本大会には吉村副領事、植田JBSD事務局長、中浜JSDウィメンズクラブ会長も来賓として列席し、子ども達のがんばりを温かく見守っていた。

 生徒会長による生徒会の活動内容の説明などを含めた挨拶の後、小学部6年生2名と中学生代表による力強い選手宣誓、そして校歌斉唱と続き、運動会のムードが高まった。

 例年、高校生によるデザインのTシャツを高校生や運営に当たる人たちが着るのが恒例になっている。今年のTシャツには背中に「闘志を一つに栄光に」の文字と「努力はダイヤモンドのように美しい!」を添えたダイヤモンドと「40th Anniversary」、そして胸には40周年にあたって公募した記念ロゴが光った。ロゴは定規などの図柄とりんご会のロゴを組み合わせたデザイン。鮮やかなブルー色のTシャツを着た高校生達は競技のサポートの他、模擬店の準備と運営も担当し、団体競技にも出場し、大活躍していた。

 徒競走などの個人競技が行われた後、日本の運動会の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続いた。

 幼稚園児と保護者の親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は日本でブームを巻き起こした「マルモリダンス」。テレビドラマのエンディングソング「マル・マル・モリ・モリ!」の振り付けで、かなり難しい動きだが、今年度開設した‘年中’園児たちも見事な習得ぶりを披露した。微笑ましい姿に、観客席にも笑顔が広がった。ダンスが終わるタイミングでカラフルな風船が飛ばされ、彩と余興を加えた。

 同校の運動会は紅白対抗戦。団体種目の判定が発表されるたびに大歓声が上がった。小学部高学年の騎馬戦では、40周年記念スペシャルと銘打って、例年は無い男女混合の一戦を追加。迫力ある大人数の戦いぶりに会場は大いに盛り上がった。

 最後の団体戦が終わった時点では圧倒的に白組が優勢。代表選手による紅白対抗リレーに勝負の行方がかかった。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、声援はピークに達した。写真判定が必要かと思われたほど、ほぼ同時にゴールするという劇的なシーンも生まれた。最終総合成績は閉会式まで伏せられ、結果を気にしつつグランドに整列。

 いよいよ成績発表。得点ボードの百の位から開かれ、同じ数字が並んだ。続いて十の位も同じになるという昨年と同じ展開にどよめきが起きた。結果は1点差で赤組の勝利となった。君島校長先生は閉会にあたって、「紅白どちらもよく戦った」「とても感動しました」と称賛。「学校生活を送る大きなエネルギーになることでしょう」と伝え締めくくった。

  週一回だけの補習授業校。限られた授業時間とあり、全体での予行演習もままならず、多くの競技がぶっつけ本番を強いられる。今回は校舎が移転して初めての運動会とあって、例年にも増して事前の打ち合わせが入念に行われたという。集合写真撮影という大仕事も追加されたにも拘らず、会は順調に進行し午前中のプログラムは予定より30分程早く終了。午後も滞りなく進み、記念の大運動会は成功を収めた。

 これまでの貴重な経験の積み重ねと、関係者らの強固な結束力があればこそ。デトロイト補習授業校40年の歴史と、関係者の和が伝わる華やかな大運動会であった。

 6月16日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運動会が開催された。今回の運動会は、ノバイメドウズ校へ移転後、初の運動会。また、デトロイト補習授業校発足40周年にあたる記念すべき運動会となった。種目は昨年とほぼ同様に行われたが、開会式では創立40周年の記念式典が催され、競技開始の前に、幼稚園から高等部まで全校約800名の子ども達と教職員等関係者の記念の集合写真撮影が行なわれた。

 中学生は午前中はクラス対抗の球技大会を行い、午後は運動会に合流。高校生は運動会の競技の手伝いや放送、模擬店を担当しながら競技に出場するなど、学年によって流れや動きの違いはあるものの、年齢差を越えた一大イベント。

 ノバイメドウズフィールドが会場となり変わった点は、ベンチ式の観客席が利用できることと、その最上部にある放送室が本大会の放送拠点となったこと。それに伴い、放送室の前に当たる中央寄りのエリアは、テントを張らずにカメラゾーンに設定された。かけっこなどはその目の前がゴールとなるため、保護者たちにとって最適な配置となり、ベストショットを収めようとする保護者で常時にぎわっていた。

 記念大運動会は晴れ渡った大空の下、開会宣言で幕開け。日米両国の国旗掲揚の後、君島学校長より「一生懸命走ったり応援したりして、皆さんの手で成功させてください」との激励のほか、多数の担当企業で構成されている実行委員による様々な準備について説明を加え、子供たちに感謝の気持ちをもつよう諭した。学校長の呼びかけに応じた児童生徒たちの「ありがとう」の声が響き渡った。

 来賓の松田総領事は、幼稚園児と小中学生には怪我をしないようにと言葉をかけ、運動会各種目のサポートを行なう高校生には「裏方に徹することが将来役に立つ」と応援した。ノバイ市副教育長も開会式に駆けつけ、「ベストを尽くせば必ず素晴らしいものになる」と英語でのエールを送った。本大会には吉村副領事、植田JBSD事務局長、中浜JSDウィメンズクラブ会長も来賓として列席し、子ども達のがんばりを温かく見守っていた。

 生徒会長による生徒会の活動内容の説明などを含めた挨拶の後、小学部6年生2名と中学生代表による力強い選手宣誓、そして校歌斉唱と続き、運動会のムードが高まった。

 例年、高校生によるデザインのTシャツを高校生や運営に当たる人たちが着るのが恒例になっている。今年のTシャツには背中に「闘志を一つに栄光に」の文字と「努力はダイヤモンドのように美しい!」を添えたダイヤモンドと「40th Anniversary」、そして胸には40周年にあたって公募した記念ロゴが光った。ロゴは定規などの図柄とりんご会のロゴを組み合わせたデザイン。鮮やかなブルー色のTシャツを着た高校生達は競技のサポートの他、模擬店の準備と運営も担当し、団体競技にも出場し、大活躍していた。

 徒競走などの個人競技が行われた後、日本の運動会の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続いた。

 幼稚園児と保護者の親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は日本でブームを巻き起こした「マルモリダンス」。テレビドラマのエンディングソング「マル・マル・モリ・モリ!」の振り付けで、かなり難しい動きだが、今年度開設した‘年中’園児たちも見事な習得ぶりを披露した。微笑ましい姿に、観客席にも笑顔が広がった。ダンスが終わるタイミングでカラフルな風船が飛ばされ、彩と余興を加えた。

 同校の運動会は紅白対抗戦。団体種目の判定が発表されるたびに大歓声が上がった。小学部高学年の騎馬戦では、40周年記念スペシャルと銘打って、例年は無い男女混合の一戦を追加。迫力ある大人数の戦いぶりに会場は大いに盛り上がった。

 最後の団体戦が終わった時点では圧倒的に白組が優勢。代表選手による紅白対抗リレーに勝負の行方がかかった。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、声援はピークに達した。写真判定が必要かと思われたほど、ほぼ同時にゴールするという劇的なシーンも生まれた。最終総合成績は閉会式まで伏せられ、結果を気にしつつグランドに整列。

 いよいよ成績発表。得点ボードの百の位から開かれ、同じ数字が並んだ。続いて十の位も同じになるという昨年と同じ展開にどよめきが起きた。結果は1点差で赤組の勝利となった。君島校長先生は閉会にあたって、「紅白どちらもよく戦った」「とても感動しました」と称賛。「学校生活を送る大きなエネルギーになることでしょう」と伝え締めくくった。

  週一回だけの補習授業校。限られた授業時間とあり、全体での予行演習もままならず、多くの競技がぶっつけ本番を強いられる。今回は校舎が移転して初めての運動会とあって、例年にも増して事前の打ち合わせが入念に行われたという。集合写真撮影という大仕事も追加されたにも拘らず、会は順調に進行し午前中のプログラムは予定より30分程早く終了。午後も滞りなく進み、記念の大運動会は成功を収めた。

 これまでの貴重な経験の積み重ねと、関係者らの強固な結束力があればこそ。デトロイト補習授業校40年の歴史と、関係者の和が伝わる華やかな大運動会であった。

2012 Detroit Ringo Kai Entrance Ceremony2012年度 デトロイトりんご会補習授業校 始業、入学・入園式

<!--:en-->2012 Detroit Ringo Kai Entrance Ceremony<!--:--><!--:ja-->2012年度 デトロイトりんご会補習授業校 始業、入学・入園式<!--:--> 10

 4月、日本では新年度スタート。

 デトロイトりんご会補習授業校でも4月7日(土)に新年度が始まった。同校は昨年7月に校舎移転をしたため、移転先のノバイメドウズ校での初の入園・入学式となった。

 昨年8月26日に行なわれた開校記念式典で、りんご会からノバイ市に寄贈した桜の苗木2本は、この3月の記録的な暖かさの中で既に早々と花を咲かせ満開の時期は越えていたが、明るい日差しの中、若葉とともに子ども達を迎えていた。
 
 始業式では君島憲治学校長の話の後、代表児童生徒による前向きな決意表明の発表もあり、子ども達は新たな決意と目標を胸に新学年のスタートを切った。

 入学生は、小学部1年生84名、中学部1年生40名、高等部1年生10名。今年、同校の幼稚園部にはこれまで年長のみであったものに年中クラスを増開設し、年中54名、年長62名の入園者を迎えた。

 小学部の入学式には、来賓として在デトロイト総領事館より竹内首席領事、吉村副領事、JBSD(デトロイト日本商工会)より植田事務局長、JSDウィメンズクラブより中浜会長、そして、りんご会理事会を代表して甘利理事長、補習授業校の運営委員長、父母会の執行部長が参列した。

 君島憲治学校長は小学部入学式の挨拶の中、祝福の言葉に続けて、児童に「毎週土曜日お友達と一緒に教科書を使って日本語の勉強をします」と伝え、元気に通い続けるよう語りかけた。保護者向けには、両方で学ぶ絶好の機会に恵まれたととらえて欲しいと話し、協力を求める言葉を述べた。

 竹内首席領事は、関係者・保護者にお礼の言葉を伝えた後、今年はアメリカに3千本の桜が贈られた100周年であることに触れ、日本との繋がりが人々を和ませてきたこと、また、100周年を記念してノバイ市に桜が植樹されることなど、平成24年に当地で入学を迎えた児童と保護者にとって記念となる話を届けた。保護者に向けて総領事館の支援と協力を約束し、「一緒に見守っていきましょう」と結んだ。

 午後に行なわれた入園式では、新設された年中の愛らしい園児たちの入場が始まると参列者の頬が緩んだ。温かい雰囲気の中、来賓の方や関係者より晴れの門出を祝う言葉が贈られた。小さな入園児たちは参観席を埋めた大勢の保護者たちに緊張の面持ちを見せ、大人用の椅子に心許なげに座りつつ、静かに話を聞いていた。

 保護者の方に支えられている学校であるとことを小学部の入学式でも述べた甘利理事長は、特に幼稚園はクラスペアレント(学級補助の当番)など負担が多いことに言及し、「何をやっているか参加できる機会」「子どもと一緒に楽しんで欲しい」と願いを伝えた。

 各教室では新しいクラスメートと共に、新しい教科書で授業を開始した児童生徒達のはつらつとした声が響いていた。

 

 4月、日本では新年度スタート。

 デトロイトりんご会補習授業校でも4月7日(土)に新年度が始まった。同校は昨年7月に校舎移転をしたため、移転先のノバイメドウズ校での初の入園・入学式となった。

 昨年8月26日に行なわれた開校記念式典で、りんご会からノバイ市に寄贈した桜の苗木2本は、この3月の記録的な暖かさの中で既に早々と花を咲かせ満開の時期は越えていたが、明るい日差しの中、若葉とともに子ども達を迎えていた。
 
 始業式では君島憲治学校長の話の後、代表児童生徒による前向きな決意表明の発表もあり、子ども達は新たな決意と目標を胸に新学年のスタートを切った。

 入学生は、小学部1年生84名、中学部1年生40名、高等部1年生10名。今年、同校の幼稚園部にはこれまで年長のみであったものに年中クラスを増開設し、年中54名、年長62名の入園者を迎えた。

 小学部の入学式には、来賓として在デトロイト総領事館より竹内首席領事、吉村副領事、JBSD(デトロイト日本商工会)より植田事務局長、JSDウィメンズクラブより中浜会長、そして、りんご会理事会を代表して甘利理事長、補習授業校の運営委員長、父母会の執行部長が参列した。

 君島憲治学校長は小学部入学式の挨拶の中、祝福の言葉に続けて、児童に「毎週土曜日お友達と一緒に教科書を使って日本語の勉強をします」と伝え、元気に通い続けるよう語りかけた。保護者向けには、両方で学ぶ絶好の機会に恵まれたととらえて欲しいと話し、協力を求める言葉を述べた。

 竹内首席領事は、関係者・保護者にお礼の言葉を伝えた後、今年はアメリカに3千本の桜が贈られた100周年であることに触れ、日本との繋がりが人々を和ませてきたこと、また、100周年を記念してノバイ市に桜が植樹されることなど、平成24年に当地で入学を迎えた児童と保護者にとって記念となる話を届けた。保護者に向けて総領事館の支援と協力を約束し、「一緒に見守っていきましょう」と結んだ。

 午後に行なわれた入園式では、新設された年中の愛らしい園児たちの入場が始まると参列者の頬が緩んだ。温かい雰囲気の中、来賓の方や関係者より晴れの門出を祝う言葉が贈られた。小さな入園児たちは参観席を埋めた大勢の保護者たちに緊張の面持ちを見せ、大人用の椅子に心許なげに座りつつ、静かに話を聞いていた。

 保護者の方に支えられている学校であるとことを小学部の入学式でも述べた甘利理事長は、特に幼稚園はクラスペアレント(学級補助の当番)など負担が多いことに言及し、「何をやっているか参加できる機会」「子どもと一緒に楽しんで欲しい」と願いを伝えた。

 各教室では新しいクラスメートと共に、新しい教科書で授業を開始した児童生徒達のはつらつとした声が響いていた。

 

Japanese School of Detroit Open Houseデトロイトりんご会 補習授業校 オープンハウス

<!--:en-->Japanese School of Detroit Open House<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会 補習授業校 オープンハウス<!--:--> 10

 ノバイの新校舎に移転してから約1ヶ月が経過した11月19日(土)、近隣関係者との相互理解を目的に、校舎を使用しているノバイメドウズ及び近隣教育関係者などを招待して「補習校紹介行事(オープンハウス)」が開催された。

 午前9時30分の開会式にはノバイ市側からボブガット市長を始めオークランドカウンティーやノバイ市の役職者、教育委員会代表者など30名の来賓、日本側からは松田在デトロイト総領事を筆頭に10名の来賓が参列して開会式が始まった。君島校長、ノバイ学校区教育長の挨拶に続いて、りんご会の甘利理事長より補習校紹介、松田総領事のスピーチがあり、その後、校内視察に移った。関係者は日本の授業を興味深く視察していた。体育館には学用品や制服、お弁当など学校生活に関連する品々、伝統や行事を伝える物、児童生徒の学習作品などが多数展示された。この日、幼稚園部は『お店屋さんごっこ』活動の真っ最中で、参観者の中には園児たちが工作したお寿司やケーキの買い物を一緒に楽しむ光景も見られ、和やかな雰囲気が漂っていた。準備や工作の質の高さに称賛が集まり、「ディテールがすばらしい!」という感想も聞こえた。

 引き続き、2011年度のETJ(Educators to Japan: 現地校教育関係者日本派遣)プログラムで6月に日本に派遣された教育関係者の報告の時間がもたれた。同プログラムは駐在員子女を受け入れている現地校の先生方に感謝と日本文化理解を図る目的で1975年にロサンゼルスで始まり、以後、参加地域が増え、デトロイト地区では1992年からJBSD(デトロイト日本商工会)がスポンサーとなって継続している。報告に先立って、中浜JBSD事務局長よりETJプログラムの経緯や概要について説明がなされ、日本という異文化に身を置いて、生徒たちの気持ちを知ってもらうことに意義があることなどを伝えた。例年多数の応募者の中から8名前後を送り出してきたが、今年度の参加者は2名。参加者の1人であるウェバー氏(ノバイ学校区副教育長)は「3月に起こった悲惨な地震と津波の後、多くの人が参加を辞退。今回日本訪問を選んだ参加者には理解と開かれた心という特質が見られた」と帰国エッセイに記した。(*ETJプログラムには世界各地から参加。)ウェバー氏は「日本は教育や子育てに対する意識が高い」と全体の印象を語り、小学校訪問では学習に対する集中度や規律に感銘を受けたことなどを伝えた。もう1人の参加者サウスワース先生(ノバイミドルスクール)は言葉が通じないことが大変不便であることを実感し、「言葉の壁があることで、豊富な知識と経験を持っていても表現できないのだと認識した」とエッセイに綴り、立体駐車場のスペース効率や、伝統や古いものを大切に保存していることなど、学ぶことが多かったと感想を述べた。スライドを利用した2人の報告は多くの分かり易い情報を参観者に提供した。

 最後にノバイ市の新市長ガット氏の挨拶、甘利りんご会理事長の感謝を籠めた閉会の挨拶をもって行事は滞りなく終了した。

 1973年の補習授業校設立に尽力し、初代校長に就任して学校運営を支えた片岡氏も当日臨席。近隣コミュニティーとの友好な関係や学校施設について、「発足時は23人の生徒数でしたが、公立の校舎はどこも貸してもらえず、クランブルックアカデミーのキンダールームを借りました。一切汚さないという条件でしたから、毎週保護者が大掃除をして磨き上げるなど、継続のために努力をしました」「ノバイ市がこのように援助してくれることは、当時のことを思うと驚きです。補習授業校の関係者は大いに頑張って、市に対して恩返しをして欲しい」と感想や願いを語っていた。

 ノバイ学校区教育長(Dr.Matthews)は挨拶の中、歓迎の言葉に加えて「あなた方が我々コミュニティーに持ち込んでくれたものに感謝をしている」と表明。ノバイ市長からは「文化の多様性がノバイ市の素晴らしさのひとつ」「我々にできることがあれば喜んで力を尽くしたい」と歓迎の意が伝えられた。

 また、同日の式では、オークランドカウンティーからの‘姫路城のジオラマ’ の贈答セレモニーも実施された。数十センチ大の精巧なジオラマは、日本と縁の深い米国人が制作したもので、この日は娘のローレンさんが参列。 「私の母親は熊本出身です。オークランドカウンティーには日系企業、日本人が多く、いろいろな繋がりがあります。この城を見てその結びつきに思いを馳せてくれたら嬉しい」と思いを話してくれた。

 日米の親交と深い絆を実感した一連のイベントであった。

 

 ノバイの新校舎に移転してから約1ヶ月が経過した11月19日(土)、近隣関係者との相互理解を目的に、校舎を使用しているノバイメドウズ及び近隣教育関係者などを招待して「補習校紹介行事(オープンハウス)」が開催された。

 午前9時30分の開会式にはノバイ市側からボブガット市長を始めオークランドカウンティーやノバイ市の役職者、教育委員会代表者など30名の来賓、日本側からは松田在デトロイト総領事を筆頭に10名の来賓が参列して開会式が始まった。君島校長、ノバイ学校区教育長の挨拶に続いて、りんご会の甘利理事長より補習校紹介、松田総領事のスピーチがあり、その後、校内視察に移った。関係者は日本の授業を興味深く視察していた。体育館には学用品や制服、お弁当など学校生活に関連する品々、伝統や行事を伝える物、児童生徒の学習作品などが多数展示された。この日、幼稚園部は『お店屋さんごっこ』活動の真っ最中で、参観者の中には園児たちが工作したお寿司やケーキの買い物を一緒に楽しむ光景も見られ、和やかな雰囲気が漂っていた。準備や工作の質の高さに称賛が集まり、「ディテールがすばらしい!」という感想も聞こえた。

 引き続き、2011年度のETJ(Educators to Japan: 現地校教育関係者日本派遣)プログラムで6月に日本に派遣された教育関係者の報告の時間がもたれた。同プログラムは駐在員子女を受け入れている現地校の先生方に感謝と日本文化理解を図る目的で1975年にロサンゼルスで始まり、以後、参加地域が増え、デトロイト地区では1992年からJBSD(デトロイト日本商工会)がスポンサーとなって継続している。報告に先立って、中浜JBSD事務局長よりETJプログラムの経緯や概要について説明がなされ、日本という異文化に身を置いて、生徒たちの気持ちを知ってもらうことに意義があることなどを伝えた。例年多数の応募者の中から8名前後を送り出してきたが、今年度の参加者は2名。参加者の1人であるウェバー氏(ノバイ学校区副教育長)は「3月に起こった悲惨な地震と津波の後、多くの人が参加を辞退。今回日本訪問を選んだ参加者には理解と開かれた心という特質が見られた」と帰国エッセイに記した。(*ETJプログラムには世界各地から参加。)ウェバー氏は「日本は教育や子育てに対する意識が高い」と全体の印象を語り、小学校訪問では学習に対する集中度や規律に感銘を受けたことなどを伝えた。もう1人の参加者サウスワース先生(ノバイミドルスクール)は言葉が通じないことが大変不便であることを実感し、「言葉の壁があることで、豊富な知識と経験を持っていても表現できないのだと認識した」とエッセイに綴り、立体駐車場のスペース効率や、伝統や古いものを大切に保存していることなど、学ぶことが多かったと感想を述べた。スライドを利用した2人の報告は多くの分かり易い情報を参観者に提供した。

 最後にノバイ市の新市長ガット氏の挨拶、甘利りんご会理事長の感謝を籠めた閉会の挨拶をもって行事は滞りなく終了した。

 1973年の補習授業校設立に尽力し、初代校長に就任して学校運営を支えた片岡氏も当日臨席。近隣コミュニティーとの友好な関係や学校施設について、「発足時は23人の生徒数でしたが、公立の校舎はどこも貸してもらえず、クランブルックアカデミーのキンダールームを借りました。一切汚さないという条件でしたから、毎週保護者が大掃除をして磨き上げるなど、継続のために努力をしました」「ノバイ市がこのように援助してくれることは、当時のことを思うと驚きです。補習授業校の関係者は大いに頑張って、市に対して恩返しをして欲しい」と感想や願いを語っていた。

 ノバイ学校区教育長(Dr.Matthews)は挨拶の中、歓迎の言葉に加えて「あなた方が我々コミュニティーに持ち込んでくれたものに感謝をしている」と表明。ノバイ市長からは「文化の多様性がノバイ市の素晴らしさのひとつ」「我々にできることがあれば喜んで力を尽くしたい」と歓迎の意が伝えられた。

 また、同日の式では、オークランドカウンティーからの‘姫路城のジオラマ’ の贈答セレモニーも実施された。数十センチ大の精巧なジオラマは、日本と縁の深い米国人が制作したもので、この日は娘のローレンさんが参列。 「私の母親は熊本出身です。オークランドカウンティーには日系企業、日本人が多く、いろいろな繋がりがあります。この城を見てその結びつきに思いを馳せてくれたら嬉しい」と思いを話してくれた。

 日米の親交と深い絆を実感した一連のイベントであった。