Thursday, June 20, 2024

JSD Women’s Club Japan Festival 2014JSDウィメンズクラブ・JBSD文化部会共催Japan Festival 2014

<!--:en-->JSD Women's Club Japan Festival 2014<!--:--><!--:ja-->JSDウィメンズクラブ・JBSD文化部会共催Japan Festival 2014<!--:--> 15

 去る10月6日(日)、JSDウィメンズクラブとJBSD(デトロイト日本商工会)文化部会の共催による毎年恒例の日本まつりがノバイ市のハイスクールを会場に開催された。当日は、肌寒いながらもまずまずの天気、1時から4時までの開催時間を通して大勢の人で溢れた。

  この日本まつりは当地の日米協会ならびに、ミシガン州と姉妹県州を提携している滋賀県が協賛。さらにノバイ市、ノバイ学校区、在デトロイト日本総領事館が協力して開催されている。

   アメリカ人や他の文化背景を持つ人たちへの文化紹介と交流を主目的に日本文化紹介の展示や実演などが行われており、訪問者は日本人以外の人が多いのが特徴。もちろん周辺の日本人が楽しむ場にもなっており、秋の行事として定着している。パフォーマンスは隔年で講堂と体育館の交互で行われ、今年は体育館に櫓(やぐら)が組まれ、盆踊りの他、日本の芸能や武道の紹介が行われた。ウィメンズクラブの女性たちや、男性の粋なゆかた姿、そして幼児や女学生の愛らしいゆかた姿が会場にお祭りムードと彩を与えていた。

  総領事館は、日本を紹介する展示やビデオ上映の他、領事窓口も設置。また、JET(Japan Exchange and Teaching Programme)参加者による“日本の写真展・コンクール”も行われ、アメリカ人の目と心を惹きつけた日本の良さを伝えていた。

  オープニングのセレモニーでは、JBSD文化部会長による開会の辞に続き、在デトロイト日本国総領事館の片山和之総領事、ノバイ市長並びに教育委員長による開会の挨拶が述べられ、それぞれに、このイベントの開催と日米の文化交流と友好親善を祝福する言葉を伝えた。

  アトリウムと呼ばれる広々としたオープンスペースには日本の文化紹介として、茶の湯実演や、書道体験のコーナーが設けられ、日本人女性たちによる体験ワークショップが提供された。異文化を実際に体験して心から楽しむ多くの人々の姿があった。茶の湯実演には、当地で活動する裏千家・表千家・石州流、3つの流派の方々が手を携えて、お点前に英語の説明を添えて紹介したうえ、何十もの器で薄茶をたててお菓子とともに観客に振舞った。合わせて6回の実演が行なわれ、どの回も高い関心を集めていた。書道コーナーでは、ボランティアスタッフによる丁寧な指導を受けて、お手本を見ながら真剣に筆を進める姿があった。生け花インターナショナルの提供による展示テーブルには、秋らしい草花をアレンジした作品が並び、会場に文字通り華を添えていた。

  例年、大行列ができる“割りばし鉄砲”のコーナーも今年はこの広いアトリウムスペースに移され、器用さと時間が要される割りばし鉄砲づくりと射的ゲームに、子供を中心に大人も熱中していた。

  滋賀県によるブースを始め、デトロイトりんご会補習授業校による講師募集PRも兼ねた日本の学校紹介の他、日本生まれの商標デザインのタオル帽子を作製して癌患者などに寄贈する活動をしている「ミシガン・タオル帽子の会」もブースを出し活動内容や作り方を説明していた。

  金魚すくいや輪投げなどの日本の縁日遊びの体験コーナーも例年にも勝る人気を博し、長蛇の列にもめげず大盛況をみせていた。日本食コーナーにも長い列ができた。

 今年のスペシャルは、カーレースNASCAR唯一の日本人ドライバーである尾形明紀選手が、拠点にしているノースカロライナから遠路はるばるレースカーを運んで駆けつけ、記念撮影とサイン会のみならず、本物のレースカーの運転席に乗せてくれるという、得難い機会を提供した。子供以上に感激をあらわにして車に乗り込む男性が多く、熱狂的な車好きが当地に集まっていることが窺えた。

  体育館でのパフォーマンスは、日本で活動している女性奏者による大太鼓のソロ演奏の迫力ある轟きで幕開け。ノバイ市に拠点を構える『五大湖太鼓センター』との縁で、この友情出演が実現した。続いて同太鼓センターの生徒たちによる躍動的な演奏が会場に響き、祭りムードが高まった。ゆかた姿のアメリカ人女性が全体司会を務め、着々とプログラムが進められた。盆踊りでは参加者を募り、お手本となる女性たちの動きに倣って、日本人の子供やアメリカ人が一生懸命にチャレンジ。さらに、ミシガン西部を拠点にしている沖縄県人会

『ちむぐくる(楽しみたい)会』による「エイサー」、ミシガン大学の日本学生会によるオリジナル版「よさこいソーラン節」の踊りが続いた。当地に長く暮らす日系女性から、ミシガンで日本がらみの芸能を鑑賞できた喜びが寄せられた。ミシガン大学日本学生会メンバーの大半は非日本人。日本人として心より感謝したい。

   武道実演は、少林寺拳法アナーバー支部ならびにデトロイト剣道場により、説明を加えながら、形の実演や練習方法なとが披露された。少人数での実演ながらも、鋭い気迫が体育館を包んだ。

  2回目の盆踊りと和太鼓演奏の後、最後のパフォーマンスは「恋するフォーチュンクッキー」のダンス。これは、ご存知の方も多いだろうが、日本のアイドルグループ・AKB48の曲で、AKB48以外の人々(学校や会社、地方公共団体によるものも多数)が同じ振り付けで踊った動画が You Tubeや Face Bookに公開され、日本全国や世界各地に旋風を起こし話題となった。ちなみに、デトロイト日本人コミュニティからデトロイト再興へのエールとして“デトロイトver.”も製作された。デトロイターと日本人コミュニティの多数グループや個人がデトロイトの様々なランドマークで¬踊っているので必見!!

  コミュニティの結束とエールの気持ちを表す元気なダンスで今年の日本まつりは終焉を迎えた。絆や前向きな意欲が強く感じられるイベントであった。

 去る10月6日(日)、JSDウィメンズクラブとJBSD(デトロイト日本商工会)文化部会の共催による毎年恒例の日本まつりがノバイ市のハイスクールを会場に開催された。当日は、肌寒いながらもまずまずの天気、1時から4時までの開催時間を通して大勢の人で溢れた。

  この日本まつりは当地の日米協会ならびに、ミシガン州と姉妹県州を提携している滋賀県が協賛。さらにノバイ市、ノバイ学校区、在デトロイト日本総領事館が協力して開催されている。

   アメリカ人や他の文化背景を持つ人たちへの文化紹介と交流を主目的に日本文化紹介の展示や実演などが行われており、訪問者は日本人以外の人が多いのが特徴。もちろん周辺の日本人が楽しむ場にもなっており、秋の行事として定着している。パフォーマンスは隔年で講堂と体育館の交互で行われ、今年は体育館に櫓(やぐら)が組まれ、盆踊りの他、日本の芸能や武道の紹介が行われた。ウィメンズクラブの女性たちや、男性の粋なゆかた姿、そして幼児や女学生の愛らしいゆかた姿が会場にお祭りムードと彩を与えていた。

  総領事館は、日本を紹介する展示やビデオ上映の他、領事窓口も設置。また、JET(Japan Exchange and Teaching Programme)参加者による“日本の写真展・コンクール”も行われ、アメリカ人の目と心を惹きつけた日本の良さを伝えていた。

  オープニングのセレモニーでは、JBSD文化部会長による開会の辞に続き、在デトロイト日本国総領事館の片山和之総領事、ノバイ市長並びに教育委員長による開会の挨拶が述べられ、それぞれに、このイベントの開催と日米の文化交流と友好親善を祝福する言葉を伝えた。

  アトリウムと呼ばれる広々としたオープンスペースには日本の文化紹介として、茶の湯実演や、書道体験のコーナーが設けられ、日本人女性たちによる体験ワークショップが提供された。異文化を実際に体験して心から楽しむ多くの人々の姿があった。茶の湯実演には、当地で活動する裏千家・表千家・石州流、3つの流派の方々が手を携えて、お点前に英語の説明を添えて紹介したうえ、何十もの器で薄茶をたててお菓子とともに観客に振舞った。合わせて6回の実演が行なわれ、どの回も高い関心を集めていた。書道コーナーでは、ボランティアスタッフによる丁寧な指導を受けて、お手本を見ながら真剣に筆を進める姿があった。生け花インターナショナルの提供による展示テーブルには、秋らしい草花をアレンジした作品が並び、会場に文字通り華を添えていた。

  例年、大行列ができる“割りばし鉄砲”のコーナーも今年はこの広いアトリウムスペースに移され、器用さと時間が要される割りばし鉄砲づくりと射的ゲームに、子供を中心に大人も熱中していた。

  滋賀県によるブースを始め、デトロイトりんご会補習授業校による講師募集PRも兼ねた日本の学校紹介の他、日本生まれの商標デザインのタオル帽子を作製して癌患者などに寄贈する活動をしている「ミシガン・タオル帽子の会」もブースを出し活動内容や作り方を説明していた。

  金魚すくいや輪投げなどの日本の縁日遊びの体験コーナーも例年にも勝る人気を博し、長蛇の列にもめげず大盛況をみせていた。日本食コーナーにも長い列ができた。

 今年のスペシャルは、カーレースNASCAR唯一の日本人ドライバーである尾形明紀選手が、拠点にしているノースカロライナから遠路はるばるレースカーを運んで駆けつけ、記念撮影とサイン会のみならず、本物のレースカーの運転席に乗せてくれるという、得難い機会を提供した。子供以上に感激をあらわにして車に乗り込む男性が多く、熱狂的な車好きが当地に集まっていることが窺えた。

  体育館でのパフォーマンスは、日本で活動している女性奏者による大太鼓のソロ演奏の迫力ある轟きで幕開け。ノバイ市に拠点を構える『五大湖太鼓センター』との縁で、この友情出演が実現した。続いて同太鼓センターの生徒たちによる躍動的な演奏が会場に響き、祭りムードが高まった。ゆかた姿のアメリカ人女性が全体司会を務め、着々とプログラムが進められた。盆踊りでは参加者を募り、お手本となる女性たちの動きに倣って、日本人の子供やアメリカ人が一生懸命にチャレンジ。さらに、ミシガン西部を拠点にしている沖縄県人会

『ちむぐくる(楽しみたい)会』による「エイサー」、ミシガン大学の日本学生会によるオリジナル版「よさこいソーラン節」の踊りが続いた。当地に長く暮らす日系女性から、ミシガンで日本がらみの芸能を鑑賞できた喜びが寄せられた。ミシガン大学日本学生会メンバーの大半は非日本人。日本人として心より感謝したい。

   武道実演は、少林寺拳法アナーバー支部ならびにデトロイト剣道場により、説明を加えながら、形の実演や練習方法なとが披露された。少人数での実演ながらも、鋭い気迫が体育館を包んだ。

  2回目の盆踊りと和太鼓演奏の後、最後のパフォーマンスは「恋するフォーチュンクッキー」のダンス。これは、ご存知の方も多いだろうが、日本のアイドルグループ・AKB48の曲で、AKB48以外の人々(学校や会社、地方公共団体によるものも多数)が同じ振り付けで踊った動画が You Tubeや Face Bookに公開され、日本全国や世界各地に旋風を起こし話題となった。ちなみに、デトロイト日本人コミュニティからデトロイト再興へのエールとして“デトロイトver.”も製作された。デトロイターと日本人コミュニティの多数グループや個人がデトロイトの様々なランドマークで¬踊っているので必見!!

  コミュニティの結束とエールの気持ちを表す元気なダンスで今年の日本まつりは終焉を迎えた。絆や前向きな意欲が強く感じられるイベントであった。

デトロイトりんご会補習授業校 2014年度 運動会デトロイトりんご会補習授業校 2014年度 運動会

<!--:en-->デトロイトりんご会補習授業校 2014年度 運動会<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 2014年度 運動会<!--:--> 3

  6月14日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運動会が開催された。中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い午後から運動会に合流、高校生は運動会の競技の手伝いや模擬店、ゲームコーナーを担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた一大行事である。また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる当地日本人コミュニティーぐるみの重要イベントでもある。

今年の運動会は爽やかな快晴に恵まれ、溌剌とした演技や競技が繰り広げられた。

  開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、村井学校長の開会の挨拶に続き、在デトロイト日本国総領事館の片山総領事より「練習の成果を出し、競争、協力して良い思い出を作ってください」「皆さんが大きくなる頃には日本でオリンピックとパラリンピックが行なわれます。体と精神を鍛えて欲しい」と励ましの言葉が伝えられた。河西領事、植田JBSD事務局長、菅間JSDウィメンズクラブ会長も来賓として出席し児童生徒の奮闘を温かく見守った。同校が所在しているノバイ学校区の教育委員会委員長オコナー氏も開会式に列席した。

力強い選手宣誓の後、演技は「ラジオ体操」でスタート。保護者や来賓の方々も加わって日本の定番曲に合わせて体を解した。カリキュラムに体育の時間は組まれていない補習授業校のこと、年に一度のラジオ体操となる子供も多く、台上の模範演技を注視しながら行っている子供も多数みられた。

   徒競走などの個人競技が行われた後、日本の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続き、紅白対抗とあって他学年の応援も白熱していた。会場には「日本人がこれ程大勢いるのを初めてみた」という観戦者がいたほど多数の実行委員と保護者も温かい声援を送り、大いに盛り上がりをみせた。日本では「怪我が多く、“戦い色”のある騎馬戦は行わない」など、競技を制限する学校もあるというが、その「騎馬戦」も活発なゲーム展開を見せた。転倒や棒取り合戦で引き摺られている姿が見られたが、芝生が広がるグランドでは大きな怪我をした児童生徒が出ることなく、パワー溢れる競技が繰り広げられた。

  幼稚園児と保護者による親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は「恋するフォーチュンクッキー」が選ばれた。この曲はアイドルグループAKB48の持ち歌であるが、仲間や社員で踊った動画が多数アップロードされ話題を呼んでいる。当地でも、JSDウィメンズ・クラブ名誉会長を務める片山領事夫人の発案で、「元気なデトロイトの発信を目的として有志で『恋するフォーチュンクッキー』を踊り、それをビデオに撮りYouTubeに載せよう」と企画が進行中。運動会の昼休みに、幼稚園児親子の有志による踊りの収録が行われた。

  最終競技、勝負の行方を決める紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮に達した。全体最終結果は白組の勝利となり、万歳と祝福の拍手が沸き起こった。

  今春からの派遣教員で、初めて同校の運動会を目にした工藤教頭が閉会の講評の中で「多くの協力なくしては成りたちません」「今後の学校生活に生かしてもらえればと思います」と伝え、一大行事を締めくくった。

写真提供:デトロイトりんご会

  6月14日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運動会が開催された。中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い午後から運動会に合流、高校生は運動会の競技の手伝いや模擬店、ゲームコーナーを担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた一大行事である。また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる当地日本人コミュニティーぐるみの重要イベントでもある。

今年の運動会は爽やかな快晴に恵まれ、溌剌とした演技や競技が繰り広げられた。

  開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、村井学校長の開会の挨拶に続き、在デトロイト日本国総領事館の片山総領事より「練習の成果を出し、競争、協力して良い思い出を作ってください」「皆さんが大きくなる頃には日本でオリンピックとパラリンピックが行なわれます。体と精神を鍛えて欲しい」と励ましの言葉が伝えられた。河西領事、植田JBSD事務局長、菅間JSDウィメンズクラブ会長も来賓として出席し児童生徒の奮闘を温かく見守った。同校が所在しているノバイ学校区の教育委員会委員長オコナー氏も開会式に列席した。

力強い選手宣誓の後、演技は「ラジオ体操」でスタート。保護者や来賓の方々も加わって日本の定番曲に合わせて体を解した。カリキュラムに体育の時間は組まれていない補習授業校のこと、年に一度のラジオ体操となる子供も多く、台上の模範演技を注視しながら行っている子供も多数みられた。

   徒競走などの個人競技が行われた後、日本の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続き、紅白対抗とあって他学年の応援も白熱していた。会場には「日本人がこれ程大勢いるのを初めてみた」という観戦者がいたほど多数の実行委員と保護者も温かい声援を送り、大いに盛り上がりをみせた。日本では「怪我が多く、“戦い色”のある騎馬戦は行わない」など、競技を制限する学校もあるというが、その「騎馬戦」も活発なゲーム展開を見せた。転倒や棒取り合戦で引き摺られている姿が見られたが、芝生が広がるグランドでは大きな怪我をした児童生徒が出ることなく、パワー溢れる競技が繰り広げられた。

  幼稚園児と保護者による親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は「恋するフォーチュンクッキー」が選ばれた。この曲はアイドルグループAKB48の持ち歌であるが、仲間や社員で踊った動画が多数アップロードされ話題を呼んでいる。当地でも、JSDウィメンズ・クラブ名誉会長を務める片山領事夫人の発案で、「元気なデトロイトの発信を目的として有志で『恋するフォーチュンクッキー』を踊り、それをビデオに撮りYouTubeに載せよう」と企画が進行中。運動会の昼休みに、幼稚園児親子の有志による踊りの収録が行われた。

  最終競技、勝負の行方を決める紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮に達した。全体最終結果は白組の勝利となり、万歳と祝福の拍手が沸き起こった。

  今春からの派遣教員で、初めて同校の運動会を目にした工藤教頭が閉会の講評の中で「多くの協力なくしては成りたちません」「今後の学校生活に生かしてもらえればと思います」と伝え、一大行事を締めくくった。

写真提供:デトロイトりんご会

デトロイトりんご会・りんご会父母会 合同総会 開催デトロイトりんご会・りんご会父母会 合同総会 開催

<!--:en-->デトロイトりんご会・りんご会父母会 合同総会 開催<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会・りんご会父母会 合同総会 開催<!--:--> 1

  5月17日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運営母体である、デトロイトりんご会の第23回の定例総会並びに第26回りんご会父母会の総会が合同で開催された。2つの定例総会は昨年度までは別々に行われていたもので、今回の合同総会は歴史的な改革の第一回目となった。

  来賓として挨拶にあがった片山在デトロイト日本国総領事館総領事は、昨秋赴任して以来参加してきた同校の各種行事を通して、理事運営委員や保護者による献身的なボランティア支援によってりんご会が成り立っていることを実感したと冒頭で述べた。同校が校舎を借用しているノバイ市とは、総領事館も密接な関係を作っていること、また、アメリカの現地校と土曜日の補習授業校に通うという恵まれた環境について言及した。将来、国際社会で活躍するであろう子ども達を、日本を代表する相応しい人材として育てていくためには補習校の質の高さが求められ、その為に今後も総領事館として、最大の支援をしながら共にがんばりたいと表明した。

   同じく来賓のJBSD(デトロイト日本商工会)植田事務局長は杉JBSD会長のメッセージを代読。「合同総会になったことで、良い協力関係が一層深めらることと嬉しく思っている」と切り出し、りんご会関係者、並びに、同校が推進しているプログラムを支援している総領事館、EMU(イースタン・ミシガン大学)、滋賀県に感謝を示した。在籍者数900人を超えた要因として駐在員の若年化を挙げ、「若い力が活性を促すことであろう」「ますます発展させて頂くようお願いしたい」と言葉を寄せ、JBSDも必要に応じた支援をするとの意向が伝えられた。

   村井学校長からは、この日現在903名の在籍者があり、個々の対応に努めている旨が伝えられた。日本の学校はいじめや非行で揺れており、それを見聞きしてここ(ミシガン)に来ている児童生徒も少なくなく、日本の状況が生まれ兼ねないといった認識を示し、講師がそれを見抜く力を備えなくてはならないと述べた。

 この日、来賓には他に、河西領事、菅間JSDウィメンズクラブ会長が臨席し、総計二百名を超す参加者が一堂に会し、新形態にも拘らず滞りなく議事が進められた。配布資料も一新され、図や写真がふんだんに織り込まれた親しみやすいものになった。

以下、特記事項を抜粋紹介する。

○日本人らしさをもった国際人財を育てるための取りくみ

(*りんご会では、その重要性を鑑み、人材を「人財」と表記)

  議事では先ず、2013年度理事長の堤氏より会員数が伝えられ、在園児・在校生が前年同月に比べて68名増加したとの報告に続いて、活動の全体像が示された。同補習校の設置目的に昨年度追加した「将来、日本と国際社会をリードできる人財を育成する教育を提供する」を実現するための活動について説明がなされた。昨年この場で堤氏が約束した“開かれた運営委員会”“ワクワクする補習授業校づくり”に関しては、充分ではないが実現できたと語り、委員の頑張りの成果と家族・企業の理解のお蔭であると謝意を述べた。

○目指す生徒(園児・児童)像を明確に

  2013年度運営委員長の藤井氏より、昨年度中に教務・講師、理事・運営が一体となり設定した具体的な“目指す生徒像”が読み上げられた後、それを実現するための手立てが伝えられた。

○教科書にとらわれず日本語力向上

  昨年度実施したアンケートによって、日本語力を心配する保護者が多いと分かり、それを受けて実践や検討を進めている。本年度既に、高等部のアメリカ大学進学コースを対象にした「実践国語」において、教育に強いイースタン・ミシガン大学と組んで、日本の教科書にとらわれない新たな授業の共同開発に着手した。また、小学5,6年を対象に選択科目(社会科あるいは総合の選択)を検討中。

○父母会との連携を保ち、効率よく、負担減

  総会を合同にし、一緒にサポートしていることを会員に実感してもらうと同時に、会員が足を運ぶ負担の減少も狙った。他にも、似たような活動は一緒にする、調査を一本化するなど、保護者の負担減、父母会(役員・専門部)の効率を良くする方針を提示した。

○父母会の活動報告

  2013年度の父母会執行部長を務めた小山氏より、旧役員の紹介と、全体的な主だった年間活動の説明が行われた後、各部{執行・総務・安全・図書・文化交流・幼稚園行事}の主な役割と活動内容について報告がなされた。補習校ならびに理事・運営委員との連絡や意見交換のやり方が改善されたこと、理事運営と協力して図書の貸し出しに新システムを導入したことなど、協力体制を示す内容が諸処含まれた。

○2014年度新体制

   りんご会および父母会の2013年度会計報告並びに2014年度の予算について承認された後、2014年度の理事・運営委員、父母会新役員が選出(承認)され、新体制が正式にスタートした。新理事に選任された江川氏は挨拶の中で、既にこの1カ月、前年度の理事・運営員と活動をしており、モチベーションの高いメンバーが揃って日々活発に真剣な活動をしていると話し、父母会と連携しながらより良い運営を進めていきたいと言明。「りんご会に来て良かった」という学校にすることを約束して挨拶を結んだ。

  父母会の新執行部部長となった森氏は、日本とはかなり形態が異なることを強調し、設立当時の“保護者が子ども達に何かしたい”という想いが今も受け継がれている補習校であると語った。「子ども達が世界中のいろいろな分野て活躍することを祈っています。」「子ども達のためにがんばりましょう。」との力強い声が会場に響いた。

  5月17日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運営母体である、デトロイトりんご会の第23回の定例総会並びに第26回りんご会父母会の総会が合同で開催された。2つの定例総会は昨年度までは別々に行われていたもので、今回の合同総会は歴史的な改革の第一回目となった。

  来賓として挨拶にあがった片山在デトロイト日本国総領事館総領事は、昨秋赴任して以来参加してきた同校の各種行事を通して、理事運営委員や保護者による献身的なボランティア支援によってりんご会が成り立っていることを実感したと冒頭で述べた。同校が校舎を借用しているノバイ市とは、総領事館も密接な関係を作っていること、また、アメリカの現地校と土曜日の補習授業校に通うという恵まれた環境について言及した。将来、国際社会で活躍するであろう子ども達を、日本を代表する相応しい人材として育てていくためには補習校の質の高さが求められ、その為に今後も総領事館として、最大の支援をしながら共にがんばりたいと表明した。

   同じく来賓のJBSD(デトロイト日本商工会)植田事務局長は杉JBSD会長のメッセージを代読。「合同総会になったことで、良い協力関係が一層深めらることと嬉しく思っている」と切り出し、りんご会関係者、並びに、同校が推進しているプログラムを支援している総領事館、EMU(イースタン・ミシガン大学)、滋賀県に感謝を示した。在籍者数900人を超えた要因として駐在員の若年化を挙げ、「若い力が活性を促すことであろう」「ますます発展させて頂くようお願いしたい」と言葉を寄せ、JBSDも必要に応じた支援をするとの意向が伝えられた。

   村井学校長からは、この日現在903名の在籍者があり、個々の対応に努めている旨が伝えられた。日本の学校はいじめや非行で揺れており、それを見聞きしてここ(ミシガン)に来ている児童生徒も少なくなく、日本の状況が生まれ兼ねないといった認識を示し、講師がそれを見抜く力を備えなくてはならないと述べた。

 この日、来賓には他に、河西領事、菅間JSDウィメンズクラブ会長が臨席し、総計二百名を超す参加者が一堂に会し、新形態にも拘らず滞りなく議事が進められた。配布資料も一新され、図や写真がふんだんに織り込まれた親しみやすいものになった。

以下、特記事項を抜粋紹介する。

○日本人らしさをもった国際人財を育てるための取りくみ

(*りんご会では、その重要性を鑑み、人材を「人財」と表記)

  議事では先ず、2013年度理事長の堤氏より会員数が伝えられ、在園児・在校生が前年同月に比べて68名増加したとの報告に続いて、活動の全体像が示された。同補習校の設置目的に昨年度追加した「将来、日本と国際社会をリードできる人財を育成する教育を提供する」を実現するための活動について説明がなされた。昨年この場で堤氏が約束した“開かれた運営委員会”“ワクワクする補習授業校づくり”に関しては、充分ではないが実現できたと語り、委員の頑張りの成果と家族・企業の理解のお蔭であると謝意を述べた。

○目指す生徒(園児・児童)像を明確に

  2013年度運営委員長の藤井氏より、昨年度中に教務・講師、理事・運営が一体となり設定した具体的な“目指す生徒像”が読み上げられた後、それを実現するための手立てが伝えられた。

○教科書にとらわれず日本語力向上

  昨年度実施したアンケートによって、日本語力を心配する保護者が多いと分かり、それを受けて実践や検討を進めている。本年度既に、高等部のアメリカ大学進学コースを対象にした「実践国語」において、教育に強いイースタン・ミシガン大学と組んで、日本の教科書にとらわれない新たな授業の共同開発に着手した。また、小学5,6年を対象に選択科目(社会科あるいは総合の選択)を検討中。

○父母会との連携を保ち、効率よく、負担減

  総会を合同にし、一緒にサポートしていることを会員に実感してもらうと同時に、会員が足を運ぶ負担の減少も狙った。他にも、似たような活動は一緒にする、調査を一本化するなど、保護者の負担減、父母会(役員・専門部)の効率を良くする方針を提示した。

○父母会の活動報告

  2013年度の父母会執行部長を務めた小山氏より、旧役員の紹介と、全体的な主だった年間活動の説明が行われた後、各部{執行・総務・安全・図書・文化交流・幼稚園行事}の主な役割と活動内容について報告がなされた。補習校ならびに理事・運営委員との連絡や意見交換のやり方が改善されたこと、理事運営と協力して図書の貸し出しに新システムを導入したことなど、協力体制を示す内容が諸処含まれた。

○2014年度新体制

   りんご会および父母会の2013年度会計報告並びに2014年度の予算について承認された後、2014年度の理事・運営委員、父母会新役員が選出(承認)され、新体制が正式にスタートした。新理事に選任された江川氏は挨拶の中で、既にこの1カ月、前年度の理事・運営員と活動をしており、モチベーションの高いメンバーが揃って日々活発に真剣な活動をしていると話し、父母会と連携しながらより良い運営を進めていきたいと言明。「りんご会に来て良かった」という学校にすることを約束して挨拶を結んだ。

  父母会の新執行部部長となった森氏は、日本とはかなり形態が異なることを強調し、設立当時の“保護者が子ども達に何かしたい”という想いが今も受け継がれている補習校であると語った。「子ども達が世界中のいろいろな分野て活躍することを祈っています。」「子ども達のためにがんばりましょう。」との力強い声が会場に響いた。

2014年度 デトロイトりんご会補習授業校 始業・入園・入学式2014年度 デトロイトりんご会補習授業校 始業・入園・入学式

<!--:en-->2014年度 デトロイトりんご会補習授業校 始業・入園・入学式<!--:--><!--:ja-->2014年度 デトロイトりんご会補習授業校 始業・入園・入学式<!--:--> 4

 4月、日本では新年度がスタートし活気あふれる月。デトロイトりんご会補習授業校でも4月5日(土)に新年度が始まり、幼稚園部の入園式と小学部、中高等部の入学式が学部別に行なわれた。

 今年度の入学生は、小学部1年生1 3 2 名、中学部1年生5 3 名、高等部1年生3 2 名。高等部は昨年より14人多く、倍近くの生徒数を数え、上向きなスタートを切った。幼稚園部には、同校では最年少となる年中クラスに54名の入園者を迎えた。

 入園式ならびに小学部の入学式には、来賓として、在デトロイト日本国総領事館より河西領事、J B S D (デトロイト日本商工会)より植田事務局長、JSD ウィメンズクラブより菅間会長、そして、りんご会理事会を代表して、堤理事長、補習授業校の藤井運営委員長、父母会の森執行部長が参列し門出を祝福した。

 村井龍三学校長は小学部入学式の挨拶の中、祝福の言葉に続けて、児童に「自分の言葉をはっきり伝え、身の回りのことが自分でできているか。」「相手の気持ちがわかり友達を助けているか。」、そして「世界中には心を繋ぐ挨拶の言葉が沢山あるが、挨拶を言えているか。」など問いかけ、1年生としての自覚を促した。また、保護者に向けては、子どもの数が少ない分、ニーズに応えることができると同校の利点を伝え、世界に通用する子どもの育成に向けて講師一同全力を尽くしたいと述べ、理解と協力を求めた。

 河西領事は片山総領事の祝辞を代読し、「美しく正しい日本語を身に付けるよう努力してみましょう。」と語りかけ、本を読むことや友達を作ること、お父さんお母さんの言うことを聞き, 手伝うことなどを奨励した。加えて、自然も豊かな中西部のミシガンで学べることは貴重で恵まれた経験であり、日本、アメリカ、世界のことを学んで欲しいと述べた。そして保護者に対するお祝いと共に、「子供は環境に適応しやすいと言われるが子供なりの心配は小さくない。最後の味方はお父さんお母さんです。」と支援を促し、学校運営に携わる関係者への敬意と、発展を祈念する言葉が伝えられた。

 在校生からの歓迎の言葉として代表の原田莉緒さん( 小学2年生)が、学校には色々な部屋があると話し、「私が一番好きな部屋は図書室」と本を読む楽しさと素晴らしさを話した。新1年生は引き込まれるように耳を傾けていた。

 入園児童以外は新一年生も含めて、この日から早速始業となった。各教室からは、新しいクラスメートと共に日本から届いた新しい教科書を受け取り、心機一転授業に取り組む児童生徒達のはつらつとした声が響いていた。

 小学部3年から高等部3年生は一堂に集まり始業式に臨んだ。校長は講話の中で、「ジョン・フレミングの左手の法則」に触れ、「この指の形は人生の生き方そのものである。法則と生き方を連想ゲームのように覚えていて欲しい。」と伝えた。

 4月、日本では新年度がスタートし活気あふれる月。デトロイトりんご会補習授業校でも4月5日(土)に新年度が始まり、幼稚園部の入園式と小学部、中高等部の入学式が学部別に行なわれた。

 今年度の入学生は、小学部1年生1 3 2 名、中学部1年生5 3 名、高等部1年生3 2 名。高等部は昨年より14人多く、倍近くの生徒数を数え、上向きなスタートを切った。幼稚園部には、同校では最年少となる年中クラスに54名の入園者を迎えた。

 入園式ならびに小学部の入学式には、来賓として、在デトロイト日本国総領事館より河西領事、J B S D (デトロイト日本商工会)より植田事務局長、JSD ウィメンズクラブより菅間会長、そして、りんご会理事会を代表して、堤理事長、補習授業校の藤井運営委員長、父母会の森執行部長が参列し門出を祝福した。

 村井龍三学校長は小学部入学式の挨拶の中、祝福の言葉に続けて、児童に「自分の言葉をはっきり伝え、身の回りのことが自分でできているか。」「相手の気持ちがわかり友達を助けているか。」、そして「世界中には心を繋ぐ挨拶の言葉が沢山あるが、挨拶を言えているか。」など問いかけ、1年生としての自覚を促した。また、保護者に向けては、子どもの数が少ない分、ニーズに応えることができると同校の利点を伝え、世界に通用する子どもの育成に向けて講師一同全力を尽くしたいと述べ、理解と協力を求めた。

 河西領事は片山総領事の祝辞を代読し、「美しく正しい日本語を身に付けるよう努力してみましょう。」と語りかけ、本を読むことや友達を作ること、お父さんお母さんの言うことを聞き, 手伝うことなどを奨励した。加えて、自然も豊かな中西部のミシガンで学べることは貴重で恵まれた経験であり、日本、アメリカ、世界のことを学んで欲しいと述べた。そして保護者に対するお祝いと共に、「子供は環境に適応しやすいと言われるが子供なりの心配は小さくない。最後の味方はお父さんお母さんです。」と支援を促し、学校運営に携わる関係者への敬意と、発展を祈念する言葉が伝えられた。

 在校生からの歓迎の言葉として代表の原田莉緒さん( 小学2年生)が、学校には色々な部屋があると話し、「私が一番好きな部屋は図書室」と本を読む楽しさと素晴らしさを話した。新1年生は引き込まれるように耳を傾けていた。

 入園児童以外は新一年生も含めて、この日から早速始業となった。各教室からは、新しいクラスメートと共に日本から届いた新しい教科書を受け取り、心機一転授業に取り組む児童生徒達のはつらつとした声が響いていた。

 小学部3年から高等部3年生は一堂に集まり始業式に臨んだ。校長は講話の中で、「ジョン・フレミングの左手の法則」に触れ、「この指の形は人生の生き方そのものである。法則と生き方を連想ゲームのように覚えていて欲しい。」と伝えた。

デトロイトりんご会補習授業校 平成25年度 卒園・卒業証書授与式デトロイトりんご会補習授業校 平成25年度 卒園・卒業証書授与式

<!--:en-->デトロイトりんご会補習授業校 平成25年度 卒園・卒業証書授与式<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 平成25年度 卒園・卒業証書授与式<!--:--> 1

   3月15日(土)、デトロイトりんご会補習授業校で第17回卒園式・第41回卒業証書授与式が行われた。今年度の卒園・卒業生は、幼稚園91人、小学部59人、中学部32人、高等部7人の合計189人。

  午前中の卒園式では、91名の園児が一人ずつ、村井校長から卒園証書を手渡された。日頃は元気いっぱいの子どもたちだが、この時ばかりは緊張した面持ちで参加していた。村井校長は祝辞の中で、園児たちの人気者「アンパンマン」を引き合いに出し、困難に立ち向かう大切さを語り、卒園を寿ぐとともに、小学校生活へ向けてのはなむけの言葉とした。

 午後に行われた小・中・高、合同の卒業証書授与式には来賓として在デトロイト日本国総領事館の片山総領事と河西領事、JBSD(デトロイト日本商工会)の植田事務局長、JSDウィメンズクラブの菅間会長、更にノバイ公立学校区教育長のマシューズ博士並びにコミュニティエデュケーションのディレクターも臨席し、りんご会理事と運営委員の代表、多数の在校生・保護者・教職員が出席して実施された。

 開会の辞に続いてアメリカ合衆国の国歌が演奏された後、日本国歌そして校歌の斉唱が行なわれ、静粛な雰囲気が会場を包んだ。卒業生一人ひとりが学校長の手渡す卒業証書を恭しく受け取り、その間は在校生によるピアノ、オーボエ、トランペット、バイオリンの生演奏によるBGMが流れ、厳粛な式の雰囲気を盛り上げていた。

  村井学校長の式辞では、現地校と補習授業校二つの学校で学ぶことの厳しさと楽しさを通して、日本に居たらできない貴重な経験をしたことであろうと、両立をさせて卒業を迎えた児童生徒たちを称えた。「笑い声は時代を超え、想像力は年を取らない。そして、夢は永遠のものだ」というウォルトディズニーの言葉を引用し、この言葉には逞しいアメリカ人気質が読み取れると語り多様性に言及。立場を変えると見え方が全く違うことに触れ、様々な経験をしてさらに成長して欲しいと願いを伝えた。保護者に向けては日本を遠く離れた北米の地で、多感な年齢のお子様と共に苦労が多かったであろうと労いの言葉を寄せ、卒業生への活躍を祈念する言葉で閉じた。

  マシューズ教育長からは英語のスピーチがあり、祝福の場に臨席できる喜びを述べた後、人生には様々なマイルストーン(節目)があるが、中でも卒業は次のレベルに進む大きな節目であると述べ、これまでの努力と達成を祝う言葉が贈られた。

  続いて、片山総領事が壇上に上がり、まず、在デトロイト日本国総領事館が管轄する2つの州(ミシガンとオハイオ)には8つの補習校があり、その内4校でこの日、卒業式が行われていることを伝えた。2つの学校に通うという大変な経験と努力の結果、普通の人が得られない濃密な人生を過ごしており、一生の財産になるであろうと称賛。国際社会の中で生きていく為に、異なった文化に触れ、また日本を知ることの大切さを述べ、グローバルな時代の世の中では皆さんのような素養をもつ人材をもとめていると激励を送り、成功を祈る言葉で祝辞を結んだ。

りんご会の堤理事長は、「苦労も多かった分、立派に成長しました。自信を持ってください。今日は自分を褒めてあげてください」とのはなむけの言葉に続けて、各学部の卒業生向けに具体的な目標を示し、願いを伝えた。保護者へは「子どもたちに大きな可能性を感じている」と述べ、子どもと一緒に取り組んでいく大切さに触れた。

 在校生の「送ることば(中高等部では送辞)」では、上級生との思い出や、上級生の姿を目標に励みたいといった抱負が語られた。それに応じた卒業生による「お礼のことば(中高等部では答辞)」では、保護者や先生方へのお礼や後輩への激励のメッセージとともに、補習校で学んだ意義や、友や先生との忘れがたい思い出などが紹介された。中学部の答辞では、土曜日に食べる弁当は格別においしかったと語り、「母親に感謝します。もし恋人が出来ても忘れません」という言葉があり、会場に温かな笑いが上がる場面もあった。最後に、卒業生と在校生が全員で「旅立ちの日に」を合唱し、感動と一体感に包まれたなか、閉式の辞が告げられた。

 引き続き、補習校生活が最後になる高等部卒業生が壇上に並び、卒業にあたっての心境、お礼、後輩へのメッセージなどを伝えた。現地校の活動で欠席した生徒による手紙が代読されたが、「日頃の授業を思い出すと心が温まる」と書き記していた。他の卒業生からは、辞めたいと思った時もあったけれど、出会いがあったから通い続けることができたという述懐もあり、どの卒業生の言葉からも、週に1度の補習に留まらず、心の拠り所として人間形成に多大に寄与する場であったことが伝わってきた。

   3月15日(土)、デトロイトりんご会補習授業校で第17回卒園式・第41回卒業証書授与式が行われた。今年度の卒園・卒業生は、幼稚園91人、小学部59人、中学部32人、高等部7人の合計189人。

  午前中の卒園式では、91名の園児が一人ずつ、村井校長から卒園証書を手渡された。日頃は元気いっぱいの子どもたちだが、この時ばかりは緊張した面持ちで参加していた。村井校長は祝辞の中で、園児たちの人気者「アンパンマン」を引き合いに出し、困難に立ち向かう大切さを語り、卒園を寿ぐとともに、小学校生活へ向けてのはなむけの言葉とした。

 午後に行われた小・中・高、合同の卒業証書授与式には来賓として在デトロイト日本国総領事館の片山総領事と河西領事、JBSD(デトロイト日本商工会)の植田事務局長、JSDウィメンズクラブの菅間会長、更にノバイ公立学校区教育長のマシューズ博士並びにコミュニティエデュケーションのディレクターも臨席し、りんご会理事と運営委員の代表、多数の在校生・保護者・教職員が出席して実施された。

 開会の辞に続いてアメリカ合衆国の国歌が演奏された後、日本国歌そして校歌の斉唱が行なわれ、静粛な雰囲気が会場を包んだ。卒業生一人ひとりが学校長の手渡す卒業証書を恭しく受け取り、その間は在校生によるピアノ、オーボエ、トランペット、バイオリンの生演奏によるBGMが流れ、厳粛な式の雰囲気を盛り上げていた。

  村井学校長の式辞では、現地校と補習授業校二つの学校で学ぶことの厳しさと楽しさを通して、日本に居たらできない貴重な経験をしたことであろうと、両立をさせて卒業を迎えた児童生徒たちを称えた。「笑い声は時代を超え、想像力は年を取らない。そして、夢は永遠のものだ」というウォルトディズニーの言葉を引用し、この言葉には逞しいアメリカ人気質が読み取れると語り多様性に言及。立場を変えると見え方が全く違うことに触れ、様々な経験をしてさらに成長して欲しいと願いを伝えた。保護者に向けては日本を遠く離れた北米の地で、多感な年齢のお子様と共に苦労が多かったであろうと労いの言葉を寄せ、卒業生への活躍を祈念する言葉で閉じた。

  マシューズ教育長からは英語のスピーチがあり、祝福の場に臨席できる喜びを述べた後、人生には様々なマイルストーン(節目)があるが、中でも卒業は次のレベルに進む大きな節目であると述べ、これまでの努力と達成を祝う言葉が贈られた。

  続いて、片山総領事が壇上に上がり、まず、在デトロイト日本国総領事館が管轄する2つの州(ミシガンとオハイオ)には8つの補習校があり、その内4校でこの日、卒業式が行われていることを伝えた。2つの学校に通うという大変な経験と努力の結果、普通の人が得られない濃密な人生を過ごしており、一生の財産になるであろうと称賛。国際社会の中で生きていく為に、異なった文化に触れ、また日本を知ることの大切さを述べ、グローバルな時代の世の中では皆さんのような素養をもつ人材をもとめていると激励を送り、成功を祈る言葉で祝辞を結んだ。

りんご会の堤理事長は、「苦労も多かった分、立派に成長しました。自信を持ってください。今日は自分を褒めてあげてください」とのはなむけの言葉に続けて、各学部の卒業生向けに具体的な目標を示し、願いを伝えた。保護者へは「子どもたちに大きな可能性を感じている」と述べ、子どもと一緒に取り組んでいく大切さに触れた。

 在校生の「送ることば(中高等部では送辞)」では、上級生との思い出や、上級生の姿を目標に励みたいといった抱負が語られた。それに応じた卒業生による「お礼のことば(中高等部では答辞)」では、保護者や先生方へのお礼や後輩への激励のメッセージとともに、補習校で学んだ意義や、友や先生との忘れがたい思い出などが紹介された。中学部の答辞では、土曜日に食べる弁当は格別においしかったと語り、「母親に感謝します。もし恋人が出来ても忘れません」という言葉があり、会場に温かな笑いが上がる場面もあった。最後に、卒業生と在校生が全員で「旅立ちの日に」を合唱し、感動と一体感に包まれたなか、閉式の辞が告げられた。

 引き続き、補習校生活が最後になる高等部卒業生が壇上に並び、卒業にあたっての心境、お礼、後輩へのメッセージなどを伝えた。現地校の活動で欠席した生徒による手紙が代読されたが、「日頃の授業を思い出すと心が温まる」と書き記していた。他の卒業生からは、辞めたいと思った時もあったけれど、出会いがあったから通い続けることができたという述懐もあり、どの卒業生の言葉からも、週に1度の補習に留まらず、心の拠り所として人間形成に多大に寄与する場であったことが伝わってきた。

笑いのヨガ「ラフターヨガ」を体験笑いのヨガ「ラフターヨガ」を体験

「あーっはっはっは。えへへへ。」

「とにかく笑いましょう!」

2月12日、ノバイ図書館の集会室に、日本人女性の明るい笑い声が響いた。

  寒波の合間とはいえ雪と氷が残る中、JSDウィメンズクラブの企画による

「ラフターヨガ」体験クラスに、30名以上の女性が集まった。講師はラフターヨガ認定ティーチャーである佐久間しほみさん。リーダー(ラフターヨガの進行役)を養成する資格も保持しているスペシャリストである。

ラフターヨガは「笑いヨガ」とも称され、笑いの体操とヨガの呼吸をを組み合わせた運動法。免疫力アップ、ストレスホルモン分泌抑制、内臓マッサージなどなど、健康に良いことが実証されている‘笑い’だが、我々の脳は本当の笑いと、作った笑いを区別することはできず、故に、理由の無い体操としての笑いでも効果を得られるとの話。

  佐久間さんによる基礎知識の解説後、即実践。指示に従って、手拍子しては笑い、歩いて人と目が合っては笑うなど、繰り返し大きな笑い声をあげる。初めのうちは照れや戸惑いがあった参加者たちも、徐々にダイナミックな笑いが出るようになっていった。そのアプローチや動作のユニークさに、本当に大笑いする声もあちこちで上がった。それにつられてた笑いも起き、大勢で行なうメリットが分かる。笑いの伝播の力である。

   動きはシンプルながらも、かなりのパワーを使った気分。5分間の笑いは15分間のボート漕ぎマシンに匹敵する運動量なのだそうだ。数種類の運動の後には寝そべってリラクゼーション。佐久間さんの言葉による誘導で体の各部位の緊張を解いていった。「うとうとしてしまった」という人もいたほど、心身共に心地良くリフレッシュ!

  「体がポカポカ」「体も気分も軽くなった感じ」「腹筋に効いている」など、効果を実感する感想が上がった。「運動としては少し物足りない」という声もあれば「全身がだるい」という声もあり、笑い方にもよるのであろうが、筋力や持久力に自身の無い人にも無理なくスタートできる健康法といえる。

  ラフターヨガは世界70か国以上で取り入れられ、日本では5年ほど前から急速に浸透している。佐久間さんは日本では老人ホームや企業の新人研修で講師を務めた経験もあり、ミシガンに駐在中に、より多くの人に広めたいと考えている。用具は不要、歩いて動き回れる

(笑い声が響いて問題ない)スペースさえあればOK。車社会で、(特に長~~ ~い冬には)引きこもりがちになる当地の暮らし。無理強いであれ笑って気分を発散する時間は貴重である。個人でもグループでも、関心のある方はご連絡くださいとのこと。

問い合わせ: 佐久間しほみ
wahahashihomi@gmail.com

笑いの体操クラス開催決定! 

  今回の企画後、定期的に開いて欲しいとの声が多数あがり、4月から「笑いの体操のクラス」がプロビデンス病院のキャンサーセンター(Assarian Cancer Ce n t e r)を会場に行われることが決まっている。

開催地: 47601 Grand River Ave,  Novi, MI 48374
開催日: 4月から毎週水曜日:1:00~2:00
4月は2日、16日、23日、30日。 
*9日はお休み。

費用: 参加費は無料。会場を提供するキャンサーセンター支援のために缶フードや乾物フード等の寄付を受け付ける。
申込み: 不要

動きやすい服装で直接会場にお越しください。

☆ ☆ ☆

尚、JSAウィメンズクラブは「ミシガン在住の女性たちが情報を交換し、お互いに助け合い、生活をより安全に楽しめるように支える」ことを目的として活動し、地域交流や日本文化紹介にも貢献している。女性であればどなたでも入会可。今回の催しのように非会員も参加できる企画もある。

http://www.jsdwomensclub.org/

「あーっはっはっは。えへへへ。」

「とにかく笑いましょう!」

2月12日、ノバイ図書館の集会室に、日本人女性の明るい笑い声が響いた。

  寒波の合間とはいえ雪と氷が残る中、JSDウィメンズクラブの企画による

「ラフターヨガ」体験クラスに、30名以上の女性が集まった。講師はラフターヨガ認定ティーチャーである佐久間しほみさん。リーダー(ラフターヨガの進行役)を養成する資格も保持しているスペシャリストである。

ラフターヨガは「笑いヨガ」とも称され、笑いの体操とヨガの呼吸をを組み合わせた運動法。免疫力アップ、ストレスホルモン分泌抑制、内臓マッサージなどなど、健康に良いことが実証されている‘笑い’だが、我々の脳は本当の笑いと、作った笑いを区別することはできず、故に、理由の無い体操としての笑いでも効果を得られるとの話。

  佐久間さんによる基礎知識の解説後、即実践。指示に従って、手拍子しては笑い、歩いて人と目が合っては笑うなど、繰り返し大きな笑い声をあげる。初めのうちは照れや戸惑いがあった参加者たちも、徐々にダイナミックな笑いが出るようになっていった。そのアプローチや動作のユニークさに、本当に大笑いする声もあちこちで上がった。それにつられてた笑いも起き、大勢で行なうメリットが分かる。笑いの伝播の力である。

   動きはシンプルながらも、かなりのパワーを使った気分。5分間の笑いは15分間のボート漕ぎマシンに匹敵する運動量なのだそうだ。数種類の運動の後には寝そべってリラクゼーション。佐久間さんの言葉による誘導で体の各部位の緊張を解いていった。「うとうとしてしまった」という人もいたほど、心身共に心地良くリフレッシュ!

  「体がポカポカ」「体も気分も軽くなった感じ」「腹筋に効いている」など、効果を実感する感想が上がった。「運動としては少し物足りない」という声もあれば「全身がだるい」という声もあり、笑い方にもよるのであろうが、筋力や持久力に自身の無い人にも無理なくスタートできる健康法といえる。

  ラフターヨガは世界70か国以上で取り入れられ、日本では5年ほど前から急速に浸透している。佐久間さんは日本では老人ホームや企業の新人研修で講師を務めた経験もあり、ミシガンに駐在中に、より多くの人に広めたいと考えている。用具は不要、歩いて動き回れる

(笑い声が響いて問題ない)スペースさえあればOK。車社会で、(特に長~~ ~い冬には)引きこもりがちになる当地の暮らし。無理強いであれ笑って気分を発散する時間は貴重である。個人でもグループでも、関心のある方はご連絡くださいとのこと。

問い合わせ: 佐久間しほみ
wahahashihomi@gmail.com

笑いの体操クラス開催決定! 

  今回の企画後、定期的に開いて欲しいとの声が多数あがり、4月から「笑いの体操のクラス」がプロビデンス病院のキャンサーセンター(Assarian Cancer Ce n t e r)を会場に行われることが決まっている。

開催地: 47601 Grand River Ave,  Novi, MI 48374
開催日: 4月から毎週水曜日:1:00~2:00
4月は2日、16日、23日、30日。 
*9日はお休み。

費用: 参加費は無料。会場を提供するキャンサーセンター支援のために缶フードや乾物フード等の寄付を受け付ける。
申込み: 不要

動きやすい服装で直接会場にお越しください。

☆ ☆ ☆

尚、JSAウィメンズクラブは「ミシガン在住の女性たちが情報を交換し、お互いに助け合い、生活をより安全に楽しめるように支える」ことを目的として活動し、地域交流や日本文化紹介にも貢献している。女性であればどなたでも入会可。今回の催しのように非会員も参加できる企画もある。

http://www.jsdwomensclub.org/

Japanese School of Detroit Supports Children’s Challengeもっと学びたい、挑戦したい~そんな子供たちを補習校がサポート

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 「リコーダー教室」については、フルート奏者である小西さんが自ら企画して2007年度から毎年2回指導してきたが、昨年度より補講として位置づけられた。日本では一般的にリコーダーの学習は小学3年からスタートするため、同校での補講も小学3年以上が対象。今年度は音楽への門戸を広げるために、持ち方から始める初心者クラスを追加、従来の小学3年生のみのクラスと小学4~6年のクラスと合わせ計3回実施。3年生には呼吸方法から演奏テクニックなどの基礎を中心に、上級生には合奏テクニックに重点を置いて、ハーモニーの大切さについても指導がなされた。

 りんご会補習授業校は、昨年度(2012年度)より、放課後に“補講”を始めている。今年度は「書道教室」と「リコーダー教室」が開講された。児童生徒の総合力アップと魅力ある補習校を目指して、日本国内の義務教育で学ぶ教科および保護者からニーズが高い教科かつ実施可能と判断したもので、指導者は全員がボランティアで成り立っている。

 今年、2年目となる「書道教室」は年3回、3クラス体制で開催。講師には経験のある保護者3名と6名のサポーターがボランティアで参加した。2月15日(土)は第3期の最終日、総仕上げとして見事な作品を作り上げ、2月22日から3月1日の間、平日の現地校授業時間も含め、補習校が校舎を借用しているNovi Meadows校内に展示され、多くの保護者が写真撮影をしていた。

 レポーターが見学に入った小学4~6年のリコーダー教室では、笛の構造や人体の図を含めた何枚ものスライドを使って、呼吸の仕方、息の強さ、指のポジション、座り方など具体的な指示が与えられた。短時間とはいえ的確な指導による集中練習でレベルアップした成果を保護者に発表した後、小西さんによるフルートの演奏が披露され、リコーダーとの違いやそれぞれの魅力に触れる機会にもなった。

 「リコーダー教室」については、フルート奏者である小西さんが自ら企画して2007年度から毎年2回指導してきたが、昨年度より補講として位置づけられた。日本では一般的にリコーダーの学習は小学3年からスタートするため、同校での補講も小学3年以上が対象。今年度は音楽への門戸を広げるために、持ち方から始める初心者クラスを追加、従来の小学3年生のみのクラスと小学4~6年のクラスと合わせ計3回実施。3年生には呼吸方法から演奏テクニックなどの基礎を中心に、上級生には合奏テクニックに重点を置いて、ハーモニーの大切さについても指導がなされた。

 りんご会補習授業校は、昨年度(2012年度)より、放課後に“補講”を始めている。今年度は「書道教室」と「リコーダー教室」が開講された。児童生徒の総合力アップと魅力ある補習校を目指して、日本国内の義務教育で学ぶ教科および保護者からニーズが高い教科かつ実施可能と判断したもので、指導者は全員がボランティアで成り立っている。

 今年、2年目となる「書道教室」は年3回、3クラス体制で開催。講師には経験のある保護者3名と6名のサポーターがボランティアで参加した。2月15日(土)は第3期の最終日、総仕上げとして見事な作品を作り上げ、2月22日から3月1日の間、平日の現地校授業時間も含め、補習校が校舎を借用しているNovi Meadows校内に展示され、多くの保護者が写真撮影をしていた。

 レポーターが見学に入った小学4~6年のリコーダー教室では、笛の構造や人体の図を含めた何枚ものスライドを使って、呼吸の仕方、息の強さ、指のポジション、座り方など具体的な指示が与えられた。短時間とはいえ的確な指導による集中練習でレベルアップした成果を保護者に発表した後、小西さんによるフルートの演奏が披露され、リコーダーとの違いやそれぞれの魅力に触れる機会にもなった。

日本の新春の伝統行事:補習授業校で書き初め日本の新春の伝統行事:補習授業校で書き初め

<!--:en-->日本の新春の伝統行事:補習授業校で書き初め<!--:--><!--:ja-->日本の新春の伝統行事:補習授業校で書き初め<!--:-->

 1月18日、りんご会補習授業校の中学部と高等部で「新春書き初め会」が実施された。国語の授業として筆使いなどを学ぶと同時に書き初めを通して書の表現力を高めるのが目的であり、日本の伝統行事を体験し、心静かに年の初めを感じそれを筆で表現する機会になっている。

 生徒たちは国語科の講師による指導のもと、学年ごとに設定された手本の文字を見ながら、新年の思いを込めて筆を走らせた。先生方が温かく見守る中、生徒は何度となく練習を重ね、文字の大きさやバランスなどに注意しながら「不言実行」「自然の神秘」「無限の可能性」「青松終古春」などの課題に真剣に挑戦していた。

 一方、小学部の低学年は硬筆(鉛筆書き)で、3年生以上は毛筆で、冬休みの課題として学年ごとに決められた課題に取り組んだ。

 力を尽くした全ての作品は「書き初め展」で展示され、保護者や児童生徒に披露された。

 1月18日、りんご会補習授業校の中学部と高等部で「新春書き初め会」が実施された。国語の授業として筆使いなどを学ぶと同時に書き初めを通して書の表現力を高めるのが目的であり、日本の伝統行事を体験し、心静かに年の初めを感じそれを筆で表現する機会になっている。

 生徒たちは国語科の講師による指導のもと、学年ごとに設定された手本の文字を見ながら、新年の思いを込めて筆を走らせた。先生方が温かく見守る中、生徒は何度となく練習を重ね、文字の大きさやバランスなどに注意しながら「不言実行」「自然の神秘」「無限の可能性」「青松終古春」などの課題に真剣に挑戦していた。

 一方、小学部の低学年は硬筆(鉛筆書き)で、3年生以上は毛筆で、冬休みの課題として学年ごとに決められた課題に取り組んだ。

 力を尽くした全ての作品は「書き初め展」で展示され、保護者や児童生徒に披露された。

デトロイトりんご会補習授業校 村井龍三校長先生デトロイトりんご会補習授業校 村井龍三校長先生

<!--:en-->デトロイトりんご会補習授業校 村井龍三校長先生<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 村井龍三校長先生<!--:-->

あけましておめでとうございます。

  皆様におかれましては、2014年の初春をつつがなく、お迎えになられたことお喜び申し上げます。はじめに、学校のことを少し紹介しますと、昨年の4月15日の調査では、本校のように補習授業校と呼ばれる学校が、世界中に全部で207校(休校中4校を含む)あり、その内、北米には88校あります。在外教育施設としては、補習校の他に日本人学校や国内の学校法人などが母体となって、海外に設置した全日制の教育施設が存在します。本校は、外務省や文部科学省、海外子女教育振興財団の援助を受けられる大規模補習校の一つです。

  昨年は、私どもの着任と同時に、本校理事・運営委員会の方々と補習校のめざす方向の共有化を行い、設置目的の一部改定をし、従来の「日本語による日本の学習要領に基づいた教育課程を補習する機会を与える」ことに加え、新たに「将来、日本と国際社会をリードできる人材を育成する教育を提供する」という文言を追加しました。また、同時に、向こう3年間を見通した本校中長期運営方針を決めました。

  これ以降、本校教職員は言うに及ばず、理事運営委員傘下の各種のワーキンググループ、領事館、父母会の方々が、その具現化のために共に努力を続けてこられた年であったと述懐しております。現在は、改定に伴い、我々がめざす子ども像の策定作業を進めています。国際社会で活躍できる人材の育成

をめざす本校の取り組みの背景には、皆様、ご承知の通り、日本国内での教育の大きな変化があります。

  子ども達が当地で触れる英語環境については、第1次安倍内閣の「教育再生会議」が2007年12月の第3次報告のなかで、英語教育を抜本的に改革し、今の時代に求められる教育を充実させることを提言しました。その結果、平成23(2011)年度の小学校新学習指導要領が全面実施された折、第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されました。

  続く第2次安部内閣で設置されたのが「教育再生実行会議」です。この組織は、2013年1月に設置されました。この会議は文部科学省の中央教育審議会の上に設置され、ここでの議論で教育改革の大きな方向づけがなされています。教育再生実行会議では、グローバル人材の育成の必要性が言われました。昨年5月に出された教育再生実行会議・第3次提言の内容には、大学教育の在り方のみの言及ではなく、「グローバル人材育成の3本の矢」を具体化する内容が多く含まれていました。なかでも「グローバル化に対応した教育環境づくり」では、小学校英語の教科化や、スーパーグローバルハイスクール( 高校)の設置、国際バカロレア認定校の大幅増加(16校→200校)、海外トップクラスの大学の教育プログラムや教員等の誘致といった、小学校から大学を貫いた英語教育の抜本的な改革が構想されています。文部科学省は、平成32(2020) 年度から小学校英語の教科化も検討しています。

  本校は、大規模補習校で在籍する子ども達は850人を超えます。その8割は、保護者の仕事が終わり次第、帰国しなければなりません。その他、永住組と呼ばれる子ども達もいます。日本国内の動きを見据えつつ、子ども達それぞれの進路と当地での学習環境を整えることが本校の使命だと考えています。

  昨年の授業や学校行事活動を振り返りますと、4月6日の入園・入学式に始まり、6月15日の運動会、10月19日のオープンハウスをはじめ、全校避難訓練、小学校低学年音楽会、高等部宿泊体験学習、キャリア講演会など、この他、各学部において多彩な行事や活動を展開しました。授業においても、スマートボードとデジタル教科書の活用を基本に、各講師が研究授業をしながら学習指導方法の改善も進めることが出来ました。加えて、本校の魅力向上を目途に、保護者によるリンゴハウスと名付けられた放課後の課外活動も試みられました。今年は、中長期計画の2年目となります。スクラップ・アンド・ビルドの思考をしながら、さらに「デトロイトりんご会補習授業校で勉強できてよかった」と子ども達や保護者・関係者の皆様が、夢や誇りが持てる学校づくりに運営組織の皆様と共に全教職員で取り組んでまいりたいと思います。今後とも、邦人の皆様の温かいご支援・ご協力をお願いします。

あけましておめでとうございます。

  皆様におかれましては、2014年の初春をつつがなく、お迎えになられたことお喜び申し上げます。はじめに、学校のことを少し紹介しますと、昨年の4月15日の調査では、本校のように補習授業校と呼ばれる学校が、世界中に全部で207校(休校中4校を含む)あり、その内、北米には88校あります。在外教育施設としては、補習校の他に日本人学校や国内の学校法人などが母体となって、海外に設置した全日制の教育施設が存在します。本校は、外務省や文部科学省、海外子女教育振興財団の援助を受けられる大規模補習校の一つです。

  昨年は、私どもの着任と同時に、本校理事・運営委員会の方々と補習校のめざす方向の共有化を行い、設置目的の一部改定をし、従来の「日本語による日本の学習要領に基づいた教育課程を補習する機会を与える」ことに加え、新たに「将来、日本と国際社会をリードできる人材を育成する教育を提供する」という文言を追加しました。また、同時に、向こう3年間を見通した本校中長期運営方針を決めました。

  これ以降、本校教職員は言うに及ばず、理事運営委員傘下の各種のワーキンググループ、領事館、父母会の方々が、その具現化のために共に努力を続けてこられた年であったと述懐しております。現在は、改定に伴い、我々がめざす子ども像の策定作業を進めています。国際社会で活躍できる人材の育成

をめざす本校の取り組みの背景には、皆様、ご承知の通り、日本国内での教育の大きな変化があります。

  子ども達が当地で触れる英語環境については、第1次安倍内閣の「教育再生会議」が2007年12月の第3次報告のなかで、英語教育を抜本的に改革し、今の時代に求められる教育を充実させることを提言しました。その結果、平成23(2011)年度の小学校新学習指導要領が全面実施された折、第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されました。

  続く第2次安部内閣で設置されたのが「教育再生実行会議」です。この組織は、2013年1月に設置されました。この会議は文部科学省の中央教育審議会の上に設置され、ここでの議論で教育改革の大きな方向づけがなされています。教育再生実行会議では、グローバル人材の育成の必要性が言われました。昨年5月に出された教育再生実行会議・第3次提言の内容には、大学教育の在り方のみの言及ではなく、「グローバル人材育成の3本の矢」を具体化する内容が多く含まれていました。なかでも「グローバル化に対応した教育環境づくり」では、小学校英語の教科化や、スーパーグローバルハイスクール( 高校)の設置、国際バカロレア認定校の大幅増加(16校→200校)、海外トップクラスの大学の教育プログラムや教員等の誘致といった、小学校から大学を貫いた英語教育の抜本的な改革が構想されています。文部科学省は、平成32(2020) 年度から小学校英語の教科化も検討しています。

  本校は、大規模補習校で在籍する子ども達は850人を超えます。その8割は、保護者の仕事が終わり次第、帰国しなければなりません。その他、永住組と呼ばれる子ども達もいます。日本国内の動きを見据えつつ、子ども達それぞれの進路と当地での学習環境を整えることが本校の使命だと考えています。

  昨年の授業や学校行事活動を振り返りますと、4月6日の入園・入学式に始まり、6月15日の運動会、10月19日のオープンハウスをはじめ、全校避難訓練、小学校低学年音楽会、高等部宿泊体験学習、キャリア講演会など、この他、各学部において多彩な行事や活動を展開しました。授業においても、スマートボードとデジタル教科書の活用を基本に、各講師が研究授業をしながら学習指導方法の改善も進めることが出来ました。加えて、本校の魅力向上を目途に、保護者によるリンゴハウスと名付けられた放課後の課外活動も試みられました。今年は、中長期計画の2年目となります。スクラップ・アンド・ビルドの思考をしながら、さらに「デトロイトりんご会補習授業校で勉強できてよかった」と子ども達や保護者・関係者の皆様が、夢や誇りが持てる学校づくりに運営組織の皆様と共に全教職員で取り組んでまいりたいと思います。今後とも、邦人の皆様の温かいご支援・ご協力をお願いします。

Trillium Mini Concert 2013Trillium Mini Concert 2013

<!--:en-->Trillium Mini Concert 2013<!--:--><!--:ja-->Trillium Mini Concert 2013<!--:--> 2

〜女声3部合唱、デュオ、トリオ、コカリナ、琴の豊かな音色が観客を魅了

 去る11月14日(木)、JSDウィメン ズクラブ同好会のトリリアム主催の秋 のミニコンサートが、セントマシュー 教会(Walled Lake)を会場に開催さ れた。今年で4回目となる。3部合 唱、デュオ、トリオ、コカリナ、琴 という多彩なプログラムで、約140人 の観客の前で日頃の練習の成果を発表 し、充実したすばらしいミニコンサー トとなった。

 トリリアムはユニークな顔ぶれで構 成されている。出身は、北は宮城県 から南は沖縄県まで。年齢も30代から70代まで。米滞在45年以上の人から まだ1年に満たない人。そして何より ユニークな所は指揮者が不在であるこ と。前任の指揮者が日本に帰国して以 来3年近く、ピアニストの加藤乃扶子 さんに伴奏と指揮の二足のわらじで指 導をいただいている。指揮者がいない ということは、もうトリリアムの中で は自然なこととなりつつある。ピアニ ストの唇の動き、目の動き、時には頭 の動きに合わせて歌いだす。言葉をた てて、みんながひとつになって、歌 う。他と合わせようとする意識が、ト リリアムらしい響きを生み出す。

 今回のトリリアムの合唱では、「川 の流れのように」「エーデルワイス」 「虹の彼方に (Over the Rainbow)」「花は咲く」の4曲を披露した。「虹 の彼方に」と「花は咲く」では、一部 ソロのところもあり、トリリアム創立 以来入会している先輩メンバーが味の ある歌声を聞かせた。日本の曲のとき には、涙ぐんでいる観客も見られ、歌 の力を再認識しつつ、私たち自身にも 感動をもらった。

 ここで少し、今回のミニコンサート で活躍してくれた、メンバー自慢をさ せていただこうと思う。20人強という少ないメンバーの中、豊かな才能の持 ち主が、ここミシガンの地に会してい る。今回の琴演奏は、40年代の欧州映 画音楽をピアノとコラボレーション、 琴奏者自身が「枯葉」と「第三の男」 の編曲を斬新に試みた。また、コカ リナ奏者は、3種類のコカリナを自由 に操り、心がほっとする、あたたかい メロディーを奏でた。トリオはディズ ニーの名曲「A Whole New World」を ぴったりの息で歌い上げ、またデュオ は、すばらしい声量を活かし、「エホ バはわがひつじかい」を会場を震わせ るように熱唱し、観客を魅了した。

 さてトリリアムでは常時メンバーを募集中。経験不問、オーディションなし、どなたでも参加できる。毎週木曜日に練習しているので、楽しい練習風景を覗きにきていただきたい。
(文&写真:Trilliumメンバー)

【お問い合わせ先】jsdwomensclub@hotmail.com

〜女声3部合唱、デュオ、トリオ、コカリナ、琴の豊かな音色が観客を魅了

 去る11月14日(木)、JSDウィメン ズクラブ同好会のトリリアム主催の秋 のミニコンサートが、セントマシュー 教会(Walled Lake)を会場に開催さ れた。今年で4回目となる。3部合 唱、デュオ、トリオ、コカリナ、琴 という多彩なプログラムで、約140人 の観客の前で日頃の練習の成果を発表 し、充実したすばらしいミニコンサー トとなった。

 トリリアムはユニークな顔ぶれで構 成されている。出身は、北は宮城県 から南は沖縄県まで。年齢も30代から70代まで。米滞在45年以上の人から まだ1年に満たない人。そして何より ユニークな所は指揮者が不在であるこ と。前任の指揮者が日本に帰国して以 来3年近く、ピアニストの加藤乃扶子 さんに伴奏と指揮の二足のわらじで指 導をいただいている。指揮者がいない ということは、もうトリリアムの中で は自然なこととなりつつある。ピアニ ストの唇の動き、目の動き、時には頭 の動きに合わせて歌いだす。言葉をた てて、みんながひとつになって、歌 う。他と合わせようとする意識が、ト リリアムらしい響きを生み出す。

 今回のトリリアムの合唱では、「川 の流れのように」「エーデルワイス」 「虹の彼方に (Over the Rainbow)」「花は咲く」の4曲を披露した。「虹 の彼方に」と「花は咲く」では、一部 ソロのところもあり、トリリアム創立 以来入会している先輩メンバーが味の ある歌声を聞かせた。日本の曲のとき には、涙ぐんでいる観客も見られ、歌 の力を再認識しつつ、私たち自身にも 感動をもらった。

 ここで少し、今回のミニコンサート で活躍してくれた、メンバー自慢をさ せていただこうと思う。20人強という少ないメンバーの中、豊かな才能の持 ち主が、ここミシガンの地に会してい る。今回の琴演奏は、40年代の欧州映 画音楽をピアノとコラボレーション、 琴奏者自身が「枯葉」と「第三の男」 の編曲を斬新に試みた。また、コカ リナ奏者は、3種類のコカリナを自由 に操り、心がほっとする、あたたかい メロディーを奏でた。トリオはディズ ニーの名曲「A Whole New World」を ぴったりの息で歌い上げ、またデュオ は、すばらしい声量を活かし、「エホ バはわがひつじかい」を会場を震わせ るように熱唱し、観客を魅了した。

 さてトリリアムでは常時メンバーを募集中。経験不問、オーディションなし、どなたでも参加できる。毎週木曜日に練習しているので、楽しい練習風景を覗きにきていただきたい。
(文&写真:Trilliumメンバー)

【お問い合わせ先】jsdwomensclub@hotmail.com

デトロイトりんご会補習授業校 音楽会デトロイトりんご会補習授業校 音楽会

<!--:en-->デトロイトりんご会補習授業校 音楽会<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 音楽会<!--:--> 1

 11月2日(土)、デトロイトりんご会補習授業校で、小学1年生と2年生の音楽会が体育館で開催された。両学年共に、土曜日だけの学校での限られた時間、音楽の授業だけでなく、朝や帰りの会の時間にも、そして家庭でも練習を重ねて、この日の発表に臨んだ。

 用意された観客席は保護者で埋まり、追加の座席を設けたほど大勢の人が来場。リハーサルや待機中にはややそわそわしたり緊張を漂わせていた子供が歌いだすと一変。楽しげにはつらつと声を合わせて歌う姿に惹き込まれたように観客のざわつきも消え、会場が一つになった。日本の愛唱歌というべき曲が続き、愛らしい笑顔と朗らかな歌声が会場を満たした。
 音楽担当の明石先生によれば、教科書に載っている「こころのうた」のような昔から歌い継がれている歌を選んだとのこと。それらの歌を通して、美しい日本語や歌詞に織り込まれている風情などに触れつつ指導をしている。また、楽譜が読めないと、3年生から始まるリコーダー学習での演奏も苦手になってしまう懸念があるので、少ない音楽授業の中で階名(ドレミ)で歌う学習を多く取り入れるよう配慮している。
 今回の音楽会でも階名を織り交ぜた合唱、そして楽器演奏にも挑戦した。一生懸命さが伝わる元気な演奏に、観客席から盛大な拍手が沸きあがり、子ども達の嬉しそうな表情とともに音楽会は幕をひいた。

 11月2日(土)、デトロイトりんご会補習授業校で、小学1年生と2年生の音楽会が体育館で開催された。両学年共に、土曜日だけの学校での限られた時間、音楽の授業だけでなく、朝や帰りの会の時間にも、そして家庭でも練習を重ねて、この日の発表に臨んだ。

 用意された観客席は保護者で埋まり、追加の座席を設けたほど大勢の人が来場。リハーサルや待機中にはややそわそわしたり緊張を漂わせていた子供が歌いだすと一変。楽しげにはつらつと声を合わせて歌う姿に惹き込まれたように観客のざわつきも消え、会場が一つになった。日本の愛唱歌というべき曲が続き、愛らしい笑顔と朗らかな歌声が会場を満たした。
 音楽担当の明石先生によれば、教科書に載っている「こころのうた」のような昔から歌い継がれている歌を選んだとのこと。それらの歌を通して、美しい日本語や歌詞に織り込まれている風情などに触れつつ指導をしている。また、楽譜が読めないと、3年生から始まるリコーダー学習での演奏も苦手になってしまう懸念があるので、少ない音楽授業の中で階名(ドレミ)で歌う学習を多く取り入れるよう配慮している。
 今回の音楽会でも階名を織り交ぜた合唱、そして楽器演奏にも挑戦した。一生懸命さが伝わる元気な演奏に、観客席から盛大な拍手が沸きあがり、子ども達の嬉しそうな表情とともに音楽会は幕をひいた。

JSD Open Houseデトロイトりんご会補習授業校 現地教育関係者を迎えオープンハウス

<!--:en-->JSD Open House<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 現地教育関係者を迎えオープンハウス <!--:--> 7

 デトロイトりんご会補習授業校の恒 例行事であるオープンハウスが10月19 日(土)に開催された。児童生徒が平 日に通う現地校の教員や教育委員など 教育関係者を招待して行われており、 授業参観や交流、日本文化紹介を通し て、理解や関心を高め、現地校での日 本人児童の指導に生かす情報を提供す ることを目的としている。

 当日は小雨交じりの天候のなか、約 80名の教育関係者が訪問し、まず2校 時目の授業を自由に参観した。現地 校の学級担任やESL(ELL)の先生方 は、担当の子ども達が所属する教室を 探して訪れ、学習する姿や掲示物に温 かいまなざしを向けていた。受け持っ ている複数の児童生徒の教室を足早に 巡る参加者も少なくなかった。中には 「20人程の児童生徒を全て見て回りた い」と、足早に移動するノバイ学校区 のESL担当者もいた。 ファーミントン学校区の多数の学校 で日本人生徒を中心にサポートに入っ ている日本人指導者は毎回オープンハ ウスに訪れ、全員の教室を回っている そうで、児童生徒の様子の違いを知る 目的と同時に、信頼を深めるために大 事だと考えていると話す。別の日本人 ESL担当者は、長年仕事に携わって きたがオープンハウスは初めてだそう で、日本の文化を知っているので参加 する必要はないと思っていたが、補習校や生徒の様子を参加して、得ることが多かったと話してくれた。

 低学年の担任教師は「受け持ってい る子は静かな子で、来たばかりではな いのでそういう性格なのだと思ってい たけれど、ここでは発言も活発で、認 識を改めた」との感想。彼女は参観し たクラスの様子について「日本の学校 は規律にもっと厳しいと思っていた が、予想に反して発言もかなり自由で 子供は生き生きしている。自分の指導 はきつすぎるかなと思い始めている」 と語った。一方で他の参加者からは相 反する感想も寄せられたため、日米に 関わらず学級や子供の様子は担任次第 であることが判る。受け持ちの児童生 徒の参観にとどまらず、訪問者は日本 スタイル、あるいは別の指導者の方法 に多大な関心を寄せていることが伝わ ってきた。今回初めて参加した低学年 担当の教師は「日本語の授業を観て、 言葉が分からない中にいる不安や居心 地の悪さが実感できた。」と感想を漏 らし、今までもGoogle翻訳を使うなど 工夫はしてきたが、より精神面での配 慮をしたいと語った。

 集会場所となったフォーラムには学用品や制服など学校生活に関連する品々、日本の伝統や行事にまつわる物が多数展示された。参加者たちは興味津々眺めて回り、父母会の担当者に質問を寄せる姿も多く見られた。

ETJ(現地校教育関係者日本派遣)プログラム参加者の報告会 

 参観後にはフォーラムに於いて2013 年度のETJ(Educators to Japan:現地 校教育関係者日本派遣)プログラムで 今夏日本に派遣された教育関係者の報 告プレゼンテーションが行われた。報 告に先立ってJBSD(デトロイト日本商工 会)のE T J 担当者より同プログラムの 経緯や概要について説明がなされた。 同プログラムは駐在員子弟を受け入 れている現地校の先生方に感謝と日本 文化理解を図る目的で1 9 7 5 年にロサ ンゼルスで始まり、以後、参加地域が 増加。デトロイト地区では1 9 9 2 年か らJBSDがスポンサーとなって継続し てきている。例年数人の参加者を送り 出している。今年度は5名の参加者が ホームステイ及び学校や文化施設の見 学する機会を得た。 報告に先立って村井学校長より、こ の日の訪問と現地校での指導に対する 謝意が述べられた後、同校の概要や児 童生徒の活動について簡単に説明が加 えられた。日米の全てのレベルでの交 流を祈念する言葉で結んだ。 プログラム参加者の5人は、ホーム ステイや視察の具体的なエピソードを 交えながら、異文化の中に放り込まれ た新鮮な驚きを述懐し、いかに充実し た日々であったかを語った。街並みや 建築物の美しさや、生活の折り目正し さなどに称賛が寄せられた。学校施設 や活動、子供たちの過ごし方や取り巻 く環境については、教育者らしい視線 での分析比較をして説明した参加者が 多かった。一人の報告者は、視察した 中学校の教室施設がシンプルで、ホワ イトボードやスクリーン、PC機器が 無く、伝統的な‘教師の板書を生徒が ノートに書き写す’活動をしているこ とを日米の違いとして取り上げた。生 徒全員が(チョイスが無く)同じ給食 を摂ること、スクールバスが無く、親 の同伴も無く歩いて通うこと、生徒自 身が清掃をすることなど、差異が列挙 されたが、「子供は同じ。学ぶことに 喜びを感じている姿があった。愛おし い。」とまとめた言葉が印象に残っ た。参加者らは異文化の中で経験した ことを生かしてより良い指導をしてい きたいなど前向きな抱負を語った。 質疑応答では、日本の学校システム の他、当地の教育現場での‘言葉や人 種の違いによるいじめ’に対してどう 対処すべきかとの質問が上がり、活発 な意見が交換された。

 オープンハウスとETJプログラム報告会を合わせて3時間ほどであったが、「大変有意義」「一目様子をみるだけでも多くの情報を得た」との感想が寄せられた。当日の受付や案内を務めた保護者の親切さや美しくアレンジされた展示に対する称賛の声も多数上がった。日本の学校や文化の理解が深まり、今後の生徒指導や関係が進展することであろう。

 

 デトロイトりんご会補習授業校の恒 例行事であるオープンハウスが10月19 日(土)に開催された。児童生徒が平 日に通う現地校の教員や教育委員など 教育関係者を招待して行われており、 授業参観や交流、日本文化紹介を通し て、理解や関心を高め、現地校での日 本人児童の指導に生かす情報を提供す ることを目的としている。

 当日は小雨交じりの天候のなか、約 80名の教育関係者が訪問し、まず2校 時目の授業を自由に参観した。現地 校の学級担任やESL(ELL)の先生方 は、担当の子ども達が所属する教室を 探して訪れ、学習する姿や掲示物に温 かいまなざしを向けていた。受け持っ ている複数の児童生徒の教室を足早に 巡る参加者も少なくなかった。中には 「20人程の児童生徒を全て見て回りた い」と、足早に移動するノバイ学校区 のESL担当者もいた。 ファーミントン学校区の多数の学校 で日本人生徒を中心にサポートに入っ ている日本人指導者は毎回オープンハ ウスに訪れ、全員の教室を回っている そうで、児童生徒の様子の違いを知る 目的と同時に、信頼を深めるために大 事だと考えていると話す。別の日本人 ESL担当者は、長年仕事に携わって きたがオープンハウスは初めてだそう で、日本の文化を知っているので参加 する必要はないと思っていたが、補習校や生徒の様子を参加して、得ることが多かったと話してくれた。

 低学年の担任教師は「受け持ってい る子は静かな子で、来たばかりではな いのでそういう性格なのだと思ってい たけれど、ここでは発言も活発で、認 識を改めた」との感想。彼女は参観し たクラスの様子について「日本の学校 は規律にもっと厳しいと思っていた が、予想に反して発言もかなり自由で 子供は生き生きしている。自分の指導 はきつすぎるかなと思い始めている」 と語った。一方で他の参加者からは相 反する感想も寄せられたため、日米に 関わらず学級や子供の様子は担任次第 であることが判る。受け持ちの児童生 徒の参観にとどまらず、訪問者は日本 スタイル、あるいは別の指導者の方法 に多大な関心を寄せていることが伝わ ってきた。今回初めて参加した低学年 担当の教師は「日本語の授業を観て、 言葉が分からない中にいる不安や居心 地の悪さが実感できた。」と感想を漏 らし、今までもGoogle翻訳を使うなど 工夫はしてきたが、より精神面での配 慮をしたいと語った。

 集会場所となったフォーラムには学用品や制服など学校生活に関連する品々、日本の伝統や行事にまつわる物が多数展示された。参加者たちは興味津々眺めて回り、父母会の担当者に質問を寄せる姿も多く見られた。

ETJ(現地校教育関係者日本派遣)プログラム参加者の報告会 

 参観後にはフォーラムに於いて2013 年度のETJ(Educators to Japan:現地 校教育関係者日本派遣)プログラムで 今夏日本に派遣された教育関係者の報 告プレゼンテーションが行われた。報 告に先立ってJBSD(デトロイト日本商工 会)のE T J 担当者より同プログラムの 経緯や概要について説明がなされた。 同プログラムは駐在員子弟を受け入 れている現地校の先生方に感謝と日本 文化理解を図る目的で1 9 7 5 年にロサ ンゼルスで始まり、以後、参加地域が 増加。デトロイト地区では1 9 9 2 年か らJBSDがスポンサーとなって継続し てきている。例年数人の参加者を送り 出している。今年度は5名の参加者が ホームステイ及び学校や文化施設の見 学する機会を得た。 報告に先立って村井学校長より、こ の日の訪問と現地校での指導に対する 謝意が述べられた後、同校の概要や児 童生徒の活動について簡単に説明が加 えられた。日米の全てのレベルでの交 流を祈念する言葉で結んだ。 プログラム参加者の5人は、ホーム ステイや視察の具体的なエピソードを 交えながら、異文化の中に放り込まれ た新鮮な驚きを述懐し、いかに充実し た日々であったかを語った。街並みや 建築物の美しさや、生活の折り目正し さなどに称賛が寄せられた。学校施設 や活動、子供たちの過ごし方や取り巻 く環境については、教育者らしい視線 での分析比較をして説明した参加者が 多かった。一人の報告者は、視察した 中学校の教室施設がシンプルで、ホワ イトボードやスクリーン、PC機器が 無く、伝統的な‘教師の板書を生徒が ノートに書き写す’活動をしているこ とを日米の違いとして取り上げた。生 徒全員が(チョイスが無く)同じ給食 を摂ること、スクールバスが無く、親 の同伴も無く歩いて通うこと、生徒自 身が清掃をすることなど、差異が列挙 されたが、「子供は同じ。学ぶことに 喜びを感じている姿があった。愛おし い。」とまとめた言葉が印象に残っ た。参加者らは異文化の中で経験した ことを生かしてより良い指導をしてい きたいなど前向きな抱負を語った。 質疑応答では、日本の学校システム の他、当地の教育現場での‘言葉や人 種の違いによるいじめ’に対してどう 対処すべきかとの質問が上がり、活発 な意見が交換された。

 オープンハウスとETJプログラム報告会を合わせて3時間ほどであったが、「大変有意義」「一目様子をみるだけでも多くの情報を得た」との感想が寄せられた。当日の受付や案内を務めた保護者の親切さや美しくアレンジされた展示に対する称賛の声も多数上がった。日本の学校や文化の理解が深まり、今後の生徒指導や関係が進展することであろう。

 

Japanese School of Detroit Career Education Workshopデトロイトりんご会補習授業校キャリア教育講演会

<!--:en-->Japanese School of Detroit Career Education Workshop<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校キャリア教育講演会<!--:--> 2

~補習校の先輩が語る、帰国子女の苦悩と成功のカギ~

9月7日(土)、デトロイトりんご会補習授業校(以下、補習校)にてキャリア教育講演会 を開催。今年は名古屋大学留学生センターの岩城准教授と名古屋大学大学院教育発 達科学研究科の高井教授をお招きし、帰国子女教育や日本の大学への進学ガイダン ス、個別進学相談会などを行った。

<第1部:キャリア教育講演会(保護者対象)>

参加者が100人を超える中、岩城准教授が登壇され、約7年のアメリカ生活での 良かったこと、辛かったこと、そしてそれらがどのように結びついて今があるかを 実体験に基づいた説得力のある講演を行っていただいた。

「現地校に通いながら、補習校では日本語で授業をこなすことは大変。しかし補 習校での友人は精神面で救いになっていた。その友人は今でも付き合いがあり、 かけがえのない存在。」と現地校と補習校での苦悩と努力の日々を振り返りつ つ、帰国子女として強い面、弱い面をハッキリと示された。「帰国子女は留学経験 者よりもはるかに高い可能性を持っている。」という持論をお持ちだが、「今の日 本では留学経験者を重宝がる傾向にある。帰国子女は少し英語が得意だろうが、 継続的な努力(=英語維持、向上)が絶対に必要。」と強く語られた。「アメリカに いる間は日本に向くよりも、しっかりとアメリカと向き合って生活するべきで、“今日 の苦労は、明日の喜び”だ。」と語り、保護者として目から鱗が落ちる内容だった。

<第2部:キャリア教育講演会(中高生とその保護者対象)>

第2部では岩城准教授より中高生本人たちに直接訴えるメッセージとして第1部 の内容をより具体的に講演いただいた。

「好んでアメリカに来たわけではないが、今は親にアメリカに連れて来てくれたこと を本当に感謝している。現地校ではディベートや演劇など、嫌なこともあったが、 マーチングバンドに参加していたことが励みになり、自ら頑張ろうと思った。」と勉 強以外のスポーツやアクティビティにも積極的に取り組むことを勧められた。 帰国後は「日本式の英語の勉強(=文法学習中心)と漢字で苦労した。更に“帰国 子女ってかっこいいね”と憧れの人になるので、英語については努力を怠り、スキ ルはどんどん落ちていった。」と帰国子女が陥りやすい弱い面を指摘され、「正し い発音も大事だが、年齢にあった英語、中身のある英語を磨かないといけない。 英語維持にはいくつか方法はあるが積極的に映画、洋楽の視聴や、交換留学の 利用も有効だ。姉弟間の会話を今でも英語で行っていることも維持に役立っているとアドバイスされた 。

そして「それよりもアメリカでどれくらい英語に対して努力したかがカギだと思う。 今は支えとなるアメリカの友達を作ってアメリカの生活を存分に楽しんでほしい。」 と励ましの言葉を送った。

<第3部:日本の大学への進路ガイダンス(一般参加希望者対象)>

最後の講演では高井教授による「日本の大学への進路ガイダンス」を、とても興 味深い内容を独自の経験と切り口で講演いただいた。

・大学では何をするのか?
・海外の大学/日本の大学どちらが有利か?
・文系/理系、国立大/私立大どちらが有利か? など

「高度かつ様々な知識、技能を大学で身につけて、社会で活用してほしい。さら に、帰国子女はその国際資質を日本に還元することを期待されている。」とし、 日本の大学への進学を勧める。

「急ピッチで進める日本の国際化への一手として、日本の13大学が推進してい る“G30”がある」 英語による授業を実施してもっと海外の留学生を誘致しようとしている日本の状況を紹介していただき、その中でも「名古屋大学は一般大学生 と留学生の橋渡しを帰国子女に期待している」と述べ、帰国子女への門戸が広い ことをアピールされた。

そして村井校長は今日一日の締めくくりとして「これから自分は何がやりたいの か、進路を決定しなければならない。でも人生はやり直しができるから、自信を持 って、強い精神力を持って臨んで欲しい。」と子供たちを激励した。

≪りんご会理事・運営委員会からのコメント≫

今年度から、将来の日本の国際社会を担うリーダーを育てようという活動に取り組んで います。この企画もその一つで、子どものやりたいこと、進路、キャリアプランを親子で 話すきっかけにして欲しいと思っています。今後のデトロイトりんご会補習授業校の活動 に是非ご協力をお願い致します。

講師紹介:

岩城奈巳 准教授は小学5年生の時に渡米、ミシガンで約3年半、ケンタッキーで 約4年を過ごされた。またデトロイトりんご会補習授業校へ通われていた先輩 である。その後、帰国子女として大学に入学され、「英語」の研究をされている。

高井次郎 教授は4歳から大学までをカナダで過ごし、当時デトロイトで起こった ジャパンバッシングを機に帰国子女として日本の大学に編入。その後、アメリカの 大学などにも籍を置くなどして「社会心理」の研究をされている。

~補習校の先輩が語る、帰国子女の苦悩と成功のカギ~

9月7日(土)、デトロイトりんご会補習授業校(以下、補習校)にてキャリア教育講演会 を開催。今年は名古屋大学留学生センターの岩城准教授と名古屋大学大学院教育発 達科学研究科の高井教授をお招きし、帰国子女教育や日本の大学への進学ガイダン ス、個別進学相談会などを行った。

<第1部:キャリア教育講演会(保護者対象)>

参加者が100人を超える中、岩城准教授が登壇され、約7年のアメリカ生活での 良かったこと、辛かったこと、そしてそれらがどのように結びついて今があるかを 実体験に基づいた説得力のある講演を行っていただいた。

「現地校に通いながら、補習校では日本語で授業をこなすことは大変。しかし補 習校での友人は精神面で救いになっていた。その友人は今でも付き合いがあり、 かけがえのない存在。」と現地校と補習校での苦悩と努力の日々を振り返りつ つ、帰国子女として強い面、弱い面をハッキリと示された。「帰国子女は留学経験 者よりもはるかに高い可能性を持っている。」という持論をお持ちだが、「今の日 本では留学経験者を重宝がる傾向にある。帰国子女は少し英語が得意だろうが、 継続的な努力(=英語維持、向上)が絶対に必要。」と強く語られた。「アメリカに いる間は日本に向くよりも、しっかりとアメリカと向き合って生活するべきで、“今日 の苦労は、明日の喜び”だ。」と語り、保護者として目から鱗が落ちる内容だった。

<第2部:キャリア教育講演会(中高生とその保護者対象)>

第2部では岩城准教授より中高生本人たちに直接訴えるメッセージとして第1部 の内容をより具体的に講演いただいた。

「好んでアメリカに来たわけではないが、今は親にアメリカに連れて来てくれたこと を本当に感謝している。現地校ではディベートや演劇など、嫌なこともあったが、 マーチングバンドに参加していたことが励みになり、自ら頑張ろうと思った。」と勉 強以外のスポーツやアクティビティにも積極的に取り組むことを勧められた。 帰国後は「日本式の英語の勉強(=文法学習中心)と漢字で苦労した。更に“帰国 子女ってかっこいいね”と憧れの人になるので、英語については努力を怠り、スキ ルはどんどん落ちていった。」と帰国子女が陥りやすい弱い面を指摘され、「正し い発音も大事だが、年齢にあった英語、中身のある英語を磨かないといけない。 英語維持にはいくつか方法はあるが積極的に映画、洋楽の視聴や、交換留学の 利用も有効だ。姉弟間の会話を今でも英語で行っていることも維持に役立っているとアドバイスされた 。

そして「それよりもアメリカでどれくらい英語に対して努力したかがカギだと思う。 今は支えとなるアメリカの友達を作ってアメリカの生活を存分に楽しんでほしい。」 と励ましの言葉を送った。

<第3部:日本の大学への進路ガイダンス(一般参加希望者対象)>

最後の講演では高井教授による「日本の大学への進路ガイダンス」を、とても興 味深い内容を独自の経験と切り口で講演いただいた。

・大学では何をするのか?
・海外の大学/日本の大学どちらが有利か?
・文系/理系、国立大/私立大どちらが有利か? など

「高度かつ様々な知識、技能を大学で身につけて、社会で活用してほしい。さら に、帰国子女はその国際資質を日本に還元することを期待されている。」とし、 日本の大学への進学を勧める。

「急ピッチで進める日本の国際化への一手として、日本の13大学が推進してい る“G30”がある」 英語による授業を実施してもっと海外の留学生を誘致しようとしている日本の状況を紹介していただき、その中でも「名古屋大学は一般大学生 と留学生の橋渡しを帰国子女に期待している」と述べ、帰国子女への門戸が広い ことをアピールされた。

そして村井校長は今日一日の締めくくりとして「これから自分は何がやりたいの か、進路を決定しなければならない。でも人生はやり直しができるから、自信を持 って、強い精神力を持って臨んで欲しい。」と子供たちを激励した。

≪りんご会理事・運営委員会からのコメント≫

今年度から、将来の日本の国際社会を担うリーダーを育てようという活動に取り組んで います。この企画もその一つで、子どものやりたいこと、進路、キャリアプランを親子で 話すきっかけにして欲しいと思っています。今後のデトロイトりんご会補習授業校の活動 に是非ご協力をお願い致します。

講師紹介:

岩城奈巳 准教授は小学5年生の時に渡米、ミシガンで約3年半、ケンタッキーで 約4年を過ごされた。またデトロイトりんご会補習授業校へ通われていた先輩 である。その後、帰国子女として大学に入学され、「英語」の研究をされている。

高井次郎 教授は4歳から大学までをカナダで過ごし、当時デトロイトで起こった ジャパンバッシングを機に帰国子女として日本の大学に編入。その後、アメリカの 大学などにも籍を置くなどして「社会心理」の研究をされている。

2013 JSD Principal Mr. Murai今春 日本より赴任 デトロイトりんご会補習授業校 村井校長先生に伺う

<!--:en-->2013 JSD Principal Mr. Murai<!--:--><!--:ja-->今春 日本より赴任 デトロイトりんご会補習授業校 村井校長先生に伺う<!--:-->

 今年3月16日にデトロイトりんご会補習授業校の校長として着任された村井龍三先生に、夏休みが間近な7月初旬にインタビューを受けて頂いた。
 村井先生はミシガン州と姉妹県州を結んでいる滋賀県の出身。中学校の美術科担当が出発で、その後管理職となって小中学校の教頭及び校長、さらに教育委員会で在職の経験もおありになる。一昨年に定年退職された時点で、予ねてより希望していた在外施設シニア派遣が決まっており、昨年度は一般派遣者向け及び管理者対象の研修を受けるなど準備を整えてきたとのこと。ちなみに、シニア派遣制度はかつて在外教育施設に派遣された経験を有する退職教員に応募を絞っており、海外子女教育の充実を図る目的で2007年度にスタートした。
 村井先生の海外派遣は今回が3回目であり、1回目は1984年から3年間インドのニューデリー日本人学校に教員として、2回目は2005年から3年間サウジアラビアのリアド日本人学校に校長として赴任されている。一様に日本人学校と言うものの、設置する側と相手国との事情が様々であるため、管轄にも差異があり、ニューデリー日本人学校は在インド日本国大使館の付属、一方、リアド日本人学校はサウジアラビア国の許可を得たインターナショナルスクールとして設置を認可され同国の歴史や地理を学ぶことが課せられるのだそうだ。
 日本国内の学校と在外教育施設や教育委員会を含めて37年間に15カ所に上る勤務先を経験されているという豊かな経歴と見聞をお持ちの村井先生に、海外帰国児童生徒の特長や日本の受け入れ状況などについてお話を伺った。

Q:海外育ちの子ども達の良さをどういったところに感じられますか。
 インドのニューデリー日本人学校は全校児童生徒が88人の小規模校でしたし、サウジアラビアのリアド日本人学校は治安情勢の悪化や校舎賃貸契約期限の接近、学校財政の弱さにより、赴任時、閉校の危機に直面していましたが、規模や事情が異なる中でも共通していたのは学んでいる子ども達の目の輝きです。両校では頻繁に停電や断水が起きるので木の下で授業を行ったこともありましたし、一つの部屋を多目的に利用していましたが、恵まれていない状況の中でも生き生きと学ぶ姿がありました。
ここアメリカは環境は恵まれていますが、補習授業校の児童生徒は別の意味で厳しい状況の中で良く頑張っているなあと感心します。補習授業校は週に1回の授業日にも拘らず日本の教科書を使って全単元を履修しますから各単元にかける時間が少ない訳ですが、子ども達の意欲や時間の使い方は素晴らしいものがあります。現地校に通って週末は疲れているでしょうから健康面は気になります。
 それに比べ、日本の子ども達は恵まれているのに学ぶ意欲に欠けているように思います。逆境にくじけない逞しさが欲しいです。

Q:一大行事である運動会が既に催されましたが、どのような感想を抱かれましたか。
 サウジアラビアでは日本人会の運動会に学校が参加する形でしたが、当校では学校行事に多くの企業の方々が準備や当日の補助をしてくださっています。協力無しでは有り得ませんし、非常に段取り良く進めていました。マニュアルもしっかりできていて、組織力と長年の積み重ねを感じました。
 児童生徒については、生徒会を含めて、特に高校生の活躍が素晴らしいと思いました。競技の補助や模擬店の運営を実に良くやっていました。先日、内装補修が行われている校舎の天井が崩れかけていたのですが、床に注意を促すため、椅子を置くことを高校生の方から「自分たちでしましょうか」と申し出てくれました。大人だなあと感じました。下の学年の子ども達がそれをモデルとして学んでいると思います。良い意味で純粋に育っている子が多いですね。

Q:日本に帰国する子ども達がスムースに適応するために、どんな配慮が考えられますか。
 補習授業校としては日本の学校生活での習慣を経験できるように努める必要があります。例えば授業の始めと終わりの挨拶ですとか、挙手の仕方などです。とはいえ、保護者の方へのお願いになりますが、日本の学校での学習内容やサービスをここで求めないようにとお伝えしたいです。
 そして、せっかくアメリカに居る子ども達に、いろいろな経験をさせてあげたらいいですね。日本では見聞き経験できないことに触れて、感性を磨いて欲しいです。

Q:校長先生ご自身はアメリカに居る間に余暇にどんなことをしたいと思っていらっしゃいますか。
 美術が専門ですから、休みを利用して特に現代美術の作品を見て回って自分の作品に生かしたいと思っています。指導者として制作活動、材料研究をして教材開発に役立てることは一生涯常に続けていかなくはならないと考えています。
 それから、日本では琵琶湖に近く、子ども達にカヌーを教えていましたのでこちらにも持ってきました。早速ケンシントンパークでやってきました。自然が豊かで、カヌーはポピュラーで良いコースも多いと聞いていますので、楽しみたいと思います。

Q:最後に、学校長としての抱負を伺わせてください。
 デトロイトりんご会では中期計画*を作成していますが、校長として、まず1つ目の計画目標である‘教育の質の向上’に向けて模索に務めたいと考えています。講師の先生方に日本の教育事情や指導のノウハウを提供するために校長短信を継続しています。
 また本年度、本校の学校設置目的に「日本と国際社会をリードできる人財を育成する教育を提供する」を新たに加えました。その実現のために、最終学年である高校3年生の時点にどういう力が備わっていたら良いのか、現在、講師にアンケートを取っています。先生方が共通の子ども像を描き、そして実際にどの学年でどんな力をつける為に何をするのかを具体化していく必要があります。それを推進していきます。
 幸い、当校の理事・運営委員の方々は企業人であり今の社会のニーズをよくご存知なので、すり合わせていけば素晴らしい方向に進んでいくことでしょう。補習校には大きな可能性があり楽しみです。

*デトロイトりんご会補習授業校では現在約800名の子どもたち(幼稚園児・小学生・中学生・高校生)が毎週土曜日に、国語を中心に算数(数学)、学年によって社会・理科なども加えた授業に取り組んでいる。今年度(2013年度)より、設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育課程を補習する機会を与える」を「(同文)・・・補習する機会を与えると共に、将来、日本と国際社会をリードできる人財を育成する教育を提供することを目的とします。」へ改訂した。改訂された設置目的の実現と、補習授業校の魅力を高めるために設定された今後3年間の「中期計画」は、①目指す園児・生徒像実現に向けた教育の質の向上、②安全確保と魅力向上、③安定経営と効率運営、の3つが柱。

 今年3月16日にデトロイトりんご会補習授業校の校長として着任された村井龍三先生に、夏休みが間近な7月初旬にインタビューを受けて頂いた。
 村井先生はミシガン州と姉妹県州を結んでいる滋賀県の出身。中学校の美術科担当が出発で、その後管理職となって小中学校の教頭及び校長、さらに教育委員会で在職の経験もおありになる。一昨年に定年退職された時点で、予ねてより希望していた在外施設シニア派遣が決まっており、昨年度は一般派遣者向け及び管理者対象の研修を受けるなど準備を整えてきたとのこと。ちなみに、シニア派遣制度はかつて在外教育施設に派遣された経験を有する退職教員に応募を絞っており、海外子女教育の充実を図る目的で2007年度にスタートした。
 村井先生の海外派遣は今回が3回目であり、1回目は1984年から3年間インドのニューデリー日本人学校に教員として、2回目は2005年から3年間サウジアラビアのリアド日本人学校に校長として赴任されている。一様に日本人学校と言うものの、設置する側と相手国との事情が様々であるため、管轄にも差異があり、ニューデリー日本人学校は在インド日本国大使館の付属、一方、リアド日本人学校はサウジアラビア国の許可を得たインターナショナルスクールとして設置を認可され同国の歴史や地理を学ぶことが課せられるのだそうだ。
 日本国内の学校と在外教育施設や教育委員会を含めて37年間に15カ所に上る勤務先を経験されているという豊かな経歴と見聞をお持ちの村井先生に、海外帰国児童生徒の特長や日本の受け入れ状況などについてお話を伺った。

Q:海外育ちの子ども達の良さをどういったところに感じられますか。
 インドのニューデリー日本人学校は全校児童生徒が88人の小規模校でしたし、サウジアラビアのリアド日本人学校は治安情勢の悪化や校舎賃貸契約期限の接近、学校財政の弱さにより、赴任時、閉校の危機に直面していましたが、規模や事情が異なる中でも共通していたのは学んでいる子ども達の目の輝きです。両校では頻繁に停電や断水が起きるので木の下で授業を行ったこともありましたし、一つの部屋を多目的に利用していましたが、恵まれていない状況の中でも生き生きと学ぶ姿がありました。
ここアメリカは環境は恵まれていますが、補習授業校の児童生徒は別の意味で厳しい状況の中で良く頑張っているなあと感心します。補習授業校は週に1回の授業日にも拘らず日本の教科書を使って全単元を履修しますから各単元にかける時間が少ない訳ですが、子ども達の意欲や時間の使い方は素晴らしいものがあります。現地校に通って週末は疲れているでしょうから健康面は気になります。
 それに比べ、日本の子ども達は恵まれているのに学ぶ意欲に欠けているように思います。逆境にくじけない逞しさが欲しいです。

Q:一大行事である運動会が既に催されましたが、どのような感想を抱かれましたか。
 サウジアラビアでは日本人会の運動会に学校が参加する形でしたが、当校では学校行事に多くの企業の方々が準備や当日の補助をしてくださっています。協力無しでは有り得ませんし、非常に段取り良く進めていました。マニュアルもしっかりできていて、組織力と長年の積み重ねを感じました。
 児童生徒については、生徒会を含めて、特に高校生の活躍が素晴らしいと思いました。競技の補助や模擬店の運営を実に良くやっていました。先日、内装補修が行われている校舎の天井が崩れかけていたのですが、床に注意を促すため、椅子を置くことを高校生の方から「自分たちでしましょうか」と申し出てくれました。大人だなあと感じました。下の学年の子ども達がそれをモデルとして学んでいると思います。良い意味で純粋に育っている子が多いですね。

Q:日本に帰国する子ども達がスムースに適応するために、どんな配慮が考えられますか。
 補習授業校としては日本の学校生活での習慣を経験できるように努める必要があります。例えば授業の始めと終わりの挨拶ですとか、挙手の仕方などです。とはいえ、保護者の方へのお願いになりますが、日本の学校での学習内容やサービスをここで求めないようにとお伝えしたいです。
 そして、せっかくアメリカに居る子ども達に、いろいろな経験をさせてあげたらいいですね。日本では見聞き経験できないことに触れて、感性を磨いて欲しいです。

Q:校長先生ご自身はアメリカに居る間に余暇にどんなことをしたいと思っていらっしゃいますか。
 美術が専門ですから、休みを利用して特に現代美術の作品を見て回って自分の作品に生かしたいと思っています。指導者として制作活動、材料研究をして教材開発に役立てることは一生涯常に続けていかなくはならないと考えています。
 それから、日本では琵琶湖に近く、子ども達にカヌーを教えていましたのでこちらにも持ってきました。早速ケンシントンパークでやってきました。自然が豊かで、カヌーはポピュラーで良いコースも多いと聞いていますので、楽しみたいと思います。

Q:最後に、学校長としての抱負を伺わせてください。
 デトロイトりんご会では中期計画*を作成していますが、校長として、まず1つ目の計画目標である‘教育の質の向上’に向けて模索に務めたいと考えています。講師の先生方に日本の教育事情や指導のノウハウを提供するために校長短信を継続しています。
 また本年度、本校の学校設置目的に「日本と国際社会をリードできる人財を育成する教育を提供する」を新たに加えました。その実現のために、最終学年である高校3年生の時点にどういう力が備わっていたら良いのか、現在、講師にアンケートを取っています。先生方が共通の子ども像を描き、そして実際にどの学年でどんな力をつける為に何をするのかを具体化していく必要があります。それを推進していきます。
 幸い、当校の理事・運営委員の方々は企業人であり今の社会のニーズをよくご存知なので、すり合わせていけば素晴らしい方向に進んでいくことでしょう。補習校には大きな可能性があり楽しみです。

*デトロイトりんご会補習授業校では現在約800名の子どもたち(幼稚園児・小学生・中学生・高校生)が毎週土曜日に、国語を中心に算数(数学)、学年によって社会・理科なども加えた授業に取り組んでいる。今年度(2013年度)より、設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育課程を補習する機会を与える」を「(同文)・・・補習する機会を与えると共に、将来、日本と国際社会をリードできる人財を育成する教育を提供することを目的とします。」へ改訂した。改訂された設置目的の実現と、補習授業校の魅力を高めるために設定された今後3年間の「中期計画」は、①目指す園児・生徒像実現に向けた教育の質の向上、②安全確保と魅力向上、③安定経営と効率運営、の3つが柱。

Japanese School of Detroit First President Visits Michiganデトロイト補習授業校初代派遣教員、広島常隆校長先生より話を伺う

<!--:en-->Japanese School of Detroit First President Visits Michigan<!--:--><!--:ja-->デトロイト補習授業校初代派遣教員、広島常隆校長先生より話を伺う<!--:--> 2

現在ノバイ市に事務所を置き、同校舎で授業を行っているデトロイトりんご会補習授業校は昨年2013年に4 0周年を迎えた。その歴史を紐解けば、1973年に子弟の日本語教育の場を設けることを主な目的としてデトロイト日本人会(Japanese Society of Detroit)を設立し、駐在員及びデトロイト在住日本人子弟2 3名を対象とした、デトロイト日本語補習教室を開校したのが始まりであった。20年後の1993年には現在の名称である学校法人デトロイトりんご会(Japanese School of Detroit)としてデトロイト日本人会と分離されることになったが(デトロイト日本人会はデトロイト日本商工会として発足)歴史の中で特記すべき一つの節目と言えるのが、1981年の“補習授業校”への改名である。1980年に日本語補習教室の生徒数が文部省より教員派遣を受けられるボーダーラインである百名を超え、翌年1981年に学校名をデトロイト補習授業校と改名した。その初の派遣教員であり、初代校長を務められた広島常隆校長先生が今年7月に28年ぶりにミシガンを再訪された。7月7日の広島先生ご夫妻歓迎ピクニックで当時のお話を伺う機会を得た。

補習授業校の規模と初代校長の業務

広島校長先生が着任した1981年には、ご自身のお子さん3 人を含めて1 23名の児童生徒が在籍しており、Cranbrook Brookside School (Bloomfield Hills, MI)の教室を借りて小学1年から中学3年まで各学年1学級の体制で授業を行っていた。補習授業校としての自前の機材はテープレコーダー1台のみしか無く、広島校長先生が日本から送った和文タイプが届くまでの3週間は、ガリ版で学校通信「デトロイト」を刷った。ガリ版とは正式名称を謄写版(とうしゃばん)といい、30年位前まで活躍した印刷方法の一つで、特殊な原紙を専用のやすりの上に載せ、‘鉄筆’で書くというより、傷をつけて原版を作るもの。ペン書きとは段違いの労力であり、インクを付けたローラーを転がして1枚1枚するという手間と時間のかかる作業であった。当初は事務職員もおらず、日本で中学の国語教師であった奥様も教壇に立ちつつ、在籍管理や授業料の処理、給与計算などの事務を二人三脚でこなす日々だった。校長先生は日本で専門であった中学の社会科の他、希望を認められて在籍していた高校生の社会も担当していた。

直に届いた和文タイプライターも、活字体で作成できる点はレベルアップだが、手間は膨大だったそうだ。日本語は欧文のアルファベットの何十倍という膨大な文字で構成されているため、タイプライターでも千を優に超す文字を探して一文字ずつ打ち込んでいかなくてはならない。これで原稿を作成した後、購入したコピー機で印刷していた。その後ワードプロセッサーが手に入った時には便利さに驚いた、と奥様は談笑した。

授業は土曜日だけの百人強の補習授業校とはいえ、それに伴う事務も一手に任された多忙さは想像に難い。しかも、ご夫妻にとっても慣れない海外生活であり、学齢期の子ども達が通う学校環境も今とは大差があったに違いないが、企業の海外進出のパイオニアである人々からみれば「日本人コミュニティーもできて、整った環境になってから派遣されるのが教員」と言われもし、自身もそう思っていたとの話。ちなみに、当時は日本の食料品は、地元にいくらか扱う店はあったが、シカゴまで行って調達していたと言うことである。

Kensington Academy (BloomfieldHills, MI) に校舎移転、学校生活・学習内容も膨らんでいった

赴任して1学期が終わる頃に移転が決まり、年度途中の10月3日から新校舎での授業が行われた。それまでは学年によって終業時刻がまちまちであったが、送り迎えの都合による父母のニーズに応えて、全学年の下校時間を揃えるために1日6時間授業になった。

今のような日本語放送サービスもなく、インターネットも無い時代で、日本語の本やビデオの入手が困難であった。企業からのテレビの寄贈を受け、授業として理科番組を観る時間を設けるなど、当時ならではの工夫もあった。当時の同校の小学部では通常は国語と算数のみを履修していたが、7月の第2週までで一旦1学期を終了した後、残りの7月中にはサマースクールとして、お話や社会科のビデオを映して感想を発表させる活動を提供した。 また、毎週土曜日は、全校揃って音楽朝礼で始まり、ラジオ体操をしたり、父母のボランティアによる本の読み聞かせが行われていたということ。日本語や日本の文化を学ぶ機会を提供したいという関係者の願いの強さが窺われる。

運動会はそれ以前(日本語補習教室当時)から実施されていた。競技は、現在のりんご会授業補習授業校でも変わらず行われている玉入れや綱引き、騎馬戦などが行われていたが、児童生徒だけでは人数が少ないため、親も競技に動員され、児童生徒達の出場回数も多かったそうだ。「親も混じっての楽しい手作りの運動会でした」と広島校長先生は懐かしそうに語った。

当時ならではの逸話 当時はデトロイトには総領事館が無く、ミシガン州はシカゴ総領事館の管轄であった。日本からシカゴ領事館を通して届くはずの教科書の‘下巻’が、10月に届くべきところ、郵便と検閲のためか11月下旬まで到着しなかったことがあったが、何とかやり繰りしたとのこと。「無いことだらけでも、工夫することに慣れていたのでしょうな」と広島校長先生は述懐する。

無いと言えば、日本の書籍を扱う店も無かったため、年に一度、シカゴより本屋の出張販売が授業日に合わせて屋外で行われ、移動販売の大きなワゴン車がダンボールに沢山の各種の本を積んで来て広げ、大人も含めて大人気であったとの事。

☆ ☆ ☆

広島元校長先生は7月13日に、りんご会補習授業校を訪問。広島先生の在職中(派遣4年目)の1984年に同校事務職と小6の学級担任に就き、後に事務長として2006年まで務めていたジョーンズみえ子氏が同伴して、校舎や園児・児童生徒たちの様子を見て回った。10年ほど前には千人規模であったことや、3つの校舎に分かれて授業を行っていた時期もあったこと、今は高等部も幼稚園部もあることなど、変革の歴史は耳にしていたが、実際に授業日の様子を見て、「いやあ、大きいですねえ」と驚きの声を漏らした。そして、規模は変わっても、「昔も今も子ども達の素敵な笑顔は変わっていません」と感想を話してくださった。その変わらない笑顔をつくってきたのが、他ならぬ初代校長先生である。そしてその後、多くの関係者や保護者が子ども達の幸せを願ってたゆまぬ支援を届けてきた。

物も人の数も少なかった頃の話を広島校長先生より伺って、現在の恵まれている面を認識し、また逆に何が欠けてしまったかを考えることがより良い未来への鍵ではないかと感じた。

現在ノバイ市に事務所を置き、同校舎で授業を行っているデトロイトりんご会補習授業校は昨年2013年に4 0周年を迎えた。その歴史を紐解けば、1973年に子弟の日本語教育の場を設けることを主な目的としてデトロイト日本人会(Japanese Society of Detroit)を設立し、駐在員及びデトロイト在住日本人子弟2 3名を対象とした、デトロイト日本語補習教室を開校したのが始まりであった。20年後の1993年には現在の名称である学校法人デトロイトりんご会(Japanese School of Detroit)としてデトロイト日本人会と分離されることになったが(デトロイト日本人会はデトロイト日本商工会として発足)歴史の中で特記すべき一つの節目と言えるのが、1981年の“補習授業校”への改名である。1980年に日本語補習教室の生徒数が文部省より教員派遣を受けられるボーダーラインである百名を超え、翌年1981年に学校名をデトロイト補習授業校と改名した。その初の派遣教員であり、初代校長を務められた広島常隆校長先生が今年7月に28年ぶりにミシガンを再訪された。7月7日の広島先生ご夫妻歓迎ピクニックで当時のお話を伺う機会を得た。

補習授業校の規模と初代校長の業務

広島校長先生が着任した1981年には、ご自身のお子さん3 人を含めて1 23名の児童生徒が在籍しており、Cranbrook Brookside School (Bloomfield Hills, MI)の教室を借りて小学1年から中学3年まで各学年1学級の体制で授業を行っていた。補習授業校としての自前の機材はテープレコーダー1台のみしか無く、広島校長先生が日本から送った和文タイプが届くまでの3週間は、ガリ版で学校通信「デトロイト」を刷った。ガリ版とは正式名称を謄写版(とうしゃばん)といい、30年位前まで活躍した印刷方法の一つで、特殊な原紙を専用のやすりの上に載せ、‘鉄筆’で書くというより、傷をつけて原版を作るもの。ペン書きとは段違いの労力であり、インクを付けたローラーを転がして1枚1枚するという手間と時間のかかる作業であった。当初は事務職員もおらず、日本で中学の国語教師であった奥様も教壇に立ちつつ、在籍管理や授業料の処理、給与計算などの事務を二人三脚でこなす日々だった。校長先生は日本で専門であった中学の社会科の他、希望を認められて在籍していた高校生の社会も担当していた。

直に届いた和文タイプライターも、活字体で作成できる点はレベルアップだが、手間は膨大だったそうだ。日本語は欧文のアルファベットの何十倍という膨大な文字で構成されているため、タイプライターでも千を優に超す文字を探して一文字ずつ打ち込んでいかなくてはならない。これで原稿を作成した後、購入したコピー機で印刷していた。その後ワードプロセッサーが手に入った時には便利さに驚いた、と奥様は談笑した。

授業は土曜日だけの百人強の補習授業校とはいえ、それに伴う事務も一手に任された多忙さは想像に難い。しかも、ご夫妻にとっても慣れない海外生活であり、学齢期の子ども達が通う学校環境も今とは大差があったに違いないが、企業の海外進出のパイオニアである人々からみれば「日本人コミュニティーもできて、整った環境になってから派遣されるのが教員」と言われもし、自身もそう思っていたとの話。ちなみに、当時は日本の食料品は、地元にいくらか扱う店はあったが、シカゴまで行って調達していたと言うことである。

Kensington Academy (BloomfieldHills, MI) に校舎移転、学校生活・学習内容も膨らんでいった

赴任して1学期が終わる頃に移転が決まり、年度途中の10月3日から新校舎での授業が行われた。それまでは学年によって終業時刻がまちまちであったが、送り迎えの都合による父母のニーズに応えて、全学年の下校時間を揃えるために1日6時間授業になった。

今のような日本語放送サービスもなく、インターネットも無い時代で、日本語の本やビデオの入手が困難であった。企業からのテレビの寄贈を受け、授業として理科番組を観る時間を設けるなど、当時ならではの工夫もあった。当時の同校の小学部では通常は国語と算数のみを履修していたが、7月の第2週までで一旦1学期を終了した後、残りの7月中にはサマースクールとして、お話や社会科のビデオを映して感想を発表させる活動を提供した。 また、毎週土曜日は、全校揃って音楽朝礼で始まり、ラジオ体操をしたり、父母のボランティアによる本の読み聞かせが行われていたということ。日本語や日本の文化を学ぶ機会を提供したいという関係者の願いの強さが窺われる。

運動会はそれ以前(日本語補習教室当時)から実施されていた。競技は、現在のりんご会授業補習授業校でも変わらず行われている玉入れや綱引き、騎馬戦などが行われていたが、児童生徒だけでは人数が少ないため、親も競技に動員され、児童生徒達の出場回数も多かったそうだ。「親も混じっての楽しい手作りの運動会でした」と広島校長先生は懐かしそうに語った。

当時ならではの逸話 当時はデトロイトには総領事館が無く、ミシガン州はシカゴ総領事館の管轄であった。日本からシカゴ領事館を通して届くはずの教科書の‘下巻’が、10月に届くべきところ、郵便と検閲のためか11月下旬まで到着しなかったことがあったが、何とかやり繰りしたとのこと。「無いことだらけでも、工夫することに慣れていたのでしょうな」と広島校長先生は述懐する。

無いと言えば、日本の書籍を扱う店も無かったため、年に一度、シカゴより本屋の出張販売が授業日に合わせて屋外で行われ、移動販売の大きなワゴン車がダンボールに沢山の各種の本を積んで来て広げ、大人も含めて大人気であったとの事。

☆ ☆ ☆

広島元校長先生は7月13日に、りんご会補習授業校を訪問。広島先生の在職中(派遣4年目)の1984年に同校事務職と小6の学級担任に就き、後に事務長として2006年まで務めていたジョーンズみえ子氏が同伴して、校舎や園児・児童生徒たちの様子を見て回った。10年ほど前には千人規模であったことや、3つの校舎に分かれて授業を行っていた時期もあったこと、今は高等部も幼稚園部もあることなど、変革の歴史は耳にしていたが、実際に授業日の様子を見て、「いやあ、大きいですねえ」と驚きの声を漏らした。そして、規模は変わっても、「昔も今も子ども達の素敵な笑顔は変わっていません」と感想を話してくださった。その変わらない笑顔をつくってきたのが、他ならぬ初代校長先生である。そしてその後、多くの関係者や保護者が子ども達の幸せを願ってたゆまぬ支援を届けてきた。

物も人の数も少なかった頃の話を広島校長先生より伺って、現在の恵まれている面を認識し、また逆に何が欠けてしまったかを考えることがより良い未来への鍵ではないかと感じた。

Japanese School of Detroit 2012 (22nd) Committeeデトロイトりんご会 2013年度(第22回)定例会員総会

<!--:en-->Japanese School of Detroit 2012 (22nd) Committee<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会 2013年度(第22回)定例会員総会<!--:-->

 5月18日(土)、補習授業校の運営母体である、デトロイトりんご会の2013年度(第22回)定例会員総会が開催された。来賓として挨拶に立った野田在デトロイト日本国総領事館首席領事は、松田総領事の代理として、りんご会の理事・運営委員等に向けて、これまでの円滑な運営のみならず、ミシガン地域における友好的な関係の構築と教育等に対しての格段の尽力に対して、慰労と感謝の言葉を伝え、今後も総領事館として、補習授業校と連携を密にし、総力を上げて協力する旨を述べた。同じく来賓のJBSD(デトロイト日本商工会)会長を務める杉氏も、JBSDはりんご会を支えるために作られたと全力での支援を力強く告げた。この日、来賓には他に、河西領事、植田JBSD事務局長及び菅間JSDウィメンズクラブ会長が臨席した。

○ 補習授業校のさらなる飛躍のために設置目的を変更
 議事では先ず、小島2012年度理事長から、4月時点の在園児・在校生計829名 [前年同月比+43名]、2012年度の行事・催事、及び、理事会・運営委員会の活動報告に加えて、デトロイト補習授業校の設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育課程を補習する機会を与える」を2013年度から「・・・機会を与えると共に、将来、日本と国際社会をリードできる人財*を育成する教育を提供することを目的とします。」へ改訂。土曜日に補習授業校に通う子ども達は、平日の現地校と合わせて日米両方の教育を苦労しながら学び、成長し、高いポテンシャルを有しており、それを引き出し、伸ばすことを目的の一つに加えたことを述べた。(*りんご会では、その重要性を鑑み、人材を「人財」と表記)

○ 皆が一体となって“ワクワクする補習授業校”を作ろう
 2013年度の理事選任および運営委員紹介の後、新理事を代表して堤(つつみ) 理事から、「日本と国際社会をリードできる人財を育成する補習授業校を実現できるように、“開かれた”理事・運営委員として父母・先生方・事務の方々の声を聞き、中期計画を着実に実行していく。皆が一体となって“ワクワクする補習授業校づくり”を進めていこう」との決意表明があった。

○ “ワクワク”を実現するための中期計画
 城(じょう)運営委員長からは、改訂された設置目的の実現と、補習授業校の魅力を高めるために、今後3年間の「中期計画」が説明された。①目指す園児・生徒像実現に向けた教育の質の向上、②安全確保と魅力向上、③安定経営と効率運営を「柱」として、学校 (教務・事務) の方々と共に、理事・運営委員が協力して、活動を展開していく計画が発表された。また、2013年度の重点実施事項として、「国際人財育成」チームを発足し、補習授業校に通う将来の国際人財をどのように育成していくかを実現に向けて推進していくこと、「父母会との協業」チームでは、父母会と理事・運営委員会のお互いの強みを活用して、もっと“ワクワク”する運営を目指すことが紹介された。

○ 教育の原点は“先生の人格と子どもの人格とのぶつかり合い”
 議事が滞りなく終了した後、4月から新たに就任された村井学校長が挨拶に立ち、ご自身のネパール/チベット仏教寺院の寺子屋での経験を語り、厳しい教育環境の中でも目が爛々と輝く子どもの姿から垣間見た、教育の原点を「先生の人格と子どもの人格のぶつかり合い」と表現。88名の教職員で、この改訂された設置目的、中期計画をじっくり考え、身を引き締めて臨むと述べて挨拶の言葉を結んだ。

○ 総会第二部で教職員と理事・運営委員に一体感
 総会当日の夕刻には、教職員を対象に総会の内容、新理事・運営委員を紹介する場として、「総会第二部」が開催され、和気藹々とした雰囲気の中、どのように子ども達の成長をサポートしていくかを熱く語る場となり、教職員と運営側との一体化への取り組みが図られた。今後のデトロイトりんご会補習授業校の飛躍を目指す活動に期待したい。

 5月18日(土)、補習授業校の運営母体である、デトロイトりんご会の2013年度(第22回)定例会員総会が開催された。来賓として挨拶に立った野田在デトロイト日本国総領事館首席領事は、松田総領事の代理として、りんご会の理事・運営委員等に向けて、これまでの円滑な運営のみならず、ミシガン地域における友好的な関係の構築と教育等に対しての格段の尽力に対して、慰労と感謝の言葉を伝え、今後も総領事館として、補習授業校と連携を密にし、総力を上げて協力する旨を述べた。同じく来賓のJBSD(デトロイト日本商工会)会長を務める杉氏も、JBSDはりんご会を支えるために作られたと全力での支援を力強く告げた。この日、来賓には他に、河西領事、植田JBSD事務局長及び菅間JSDウィメンズクラブ会長が臨席した。

○ 補習授業校のさらなる飛躍のために設置目的を変更
 議事では先ず、小島2012年度理事長から、4月時点の在園児・在校生計829名 [前年同月比+43名]、2012年度の行事・催事、及び、理事会・運営委員会の活動報告に加えて、デトロイト補習授業校の設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育課程を補習する機会を与える」を2013年度から「・・・機会を与えると共に、将来、日本と国際社会をリードできる人財*を育成する教育を提供することを目的とします。」へ改訂。土曜日に補習授業校に通う子ども達は、平日の現地校と合わせて日米両方の教育を苦労しながら学び、成長し、高いポテンシャルを有しており、それを引き出し、伸ばすことを目的の一つに加えたことを述べた。(*りんご会では、その重要性を鑑み、人材を「人財」と表記)

○ 皆が一体となって“ワクワクする補習授業校”を作ろう
 2013年度の理事選任および運営委員紹介の後、新理事を代表して堤(つつみ) 理事から、「日本と国際社会をリードできる人財を育成する補習授業校を実現できるように、“開かれた”理事・運営委員として父母・先生方・事務の方々の声を聞き、中期計画を着実に実行していく。皆が一体となって“ワクワクする補習授業校づくり”を進めていこう」との決意表明があった。

○ “ワクワク”を実現するための中期計画
 城(じょう)運営委員長からは、改訂された設置目的の実現と、補習授業校の魅力を高めるために、今後3年間の「中期計画」が説明された。①目指す園児・生徒像実現に向けた教育の質の向上、②安全確保と魅力向上、③安定経営と効率運営を「柱」として、学校 (教務・事務) の方々と共に、理事・運営委員が協力して、活動を展開していく計画が発表された。また、2013年度の重点実施事項として、「国際人財育成」チームを発足し、補習授業校に通う将来の国際人財をどのように育成していくかを実現に向けて推進していくこと、「父母会との協業」チームでは、父母会と理事・運営委員会のお互いの強みを活用して、もっと“ワクワク”する運営を目指すことが紹介された。

○ 教育の原点は“先生の人格と子どもの人格とのぶつかり合い”
 議事が滞りなく終了した後、4月から新たに就任された村井学校長が挨拶に立ち、ご自身のネパール/チベット仏教寺院の寺子屋での経験を語り、厳しい教育環境の中でも目が爛々と輝く子どもの姿から垣間見た、教育の原点を「先生の人格と子どもの人格のぶつかり合い」と表現。88名の教職員で、この改訂された設置目的、中期計画をじっくり考え、身を引き締めて臨むと述べて挨拶の言葉を結んだ。

○ 総会第二部で教職員と理事・運営委員に一体感
 総会当日の夕刻には、教職員を対象に総会の内容、新理事・運営委員を紹介する場として、「総会第二部」が開催され、和気藹々とした雰囲気の中、どのように子ども達の成長をサポートしていくかを熱く語る場となり、教職員と運営側との一体化への取り組みが図られた。今後のデトロイトりんご会補習授業校の飛躍を目指す活動に期待したい。

Japanese School of Detroit Sports Tournament 2013デトロイトりんご会補習授業校 2013年度 大運動会

<!--:en-->Japanese School of Detroit Sports Tournament 2013<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 2013年度 大運動会<!--:--> 10

 6月15日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の恒例行事である運動会が開催された。中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い、午後から運動会に合流。高校生は競技の手伝いや放送を担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた一大学校行事であり、また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる当地日本人コミュニティーぐるみの重要イベントでもある。今年は高校生の運営によって例年設けられる模擬店と水ヨーヨー釣りに加えて射的コーナーも生まれ、楽しみと賑わいを増していた。

 当日は曇り空の下での開会となったが、体力の消耗は少ない好条件の日和となり、力いっぱいの演技や競技が繰り広げられた。

 開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、村井校長より挨拶があり、父母会・運営委員・各企業の尽力に触れ、児童生徒に感謝の気持ちを喚起した。日本では梅雨にも関わらず暑い中で運動会を行う学校がある例を比較として挙げ、爽やかな風が吹く中で、素晴らしい演技や記録が出ることを期待していると伝えた。

 同校が所在しているノバイ市の教育関係者としてノバイ学校区教育長とノバイ教育委員会委員長、ノバイコミュティーエデュケーションのディレクターが開会式に列席。同補習校との絆を大切にしていることが窺えた。デトロイト総領事館より松田総領事並びに河西領事、植田JBSD事務局長、菅間JSDウィメンズクラブ会長も来賓として駆けつけ、児童生徒の奮闘を温かく見守った。

 生徒会長が挨拶の中で「運動会を楽しみにしていた人、手を上げて~!」と呼びかけたところ、大半の児童生徒が挙手し、心待ちにしていることが示された。続いて小学部6年生と中学生代表による力強い選手宣誓が行われた。中学生の宣誓の言葉には、当地で色々な経験をしていることや、補習校で出会ったことなどが織り込められ、この運動会が単にスポーツイベントとしてだけではなく、集団学習活動が少ない当地において学友と力を合わせる貴重な機会であることが伝わった。

 演技は「ラジオ体操」でスタート。保護者や教職員、そして来賓の方々も加わって日本の定番曲に合わせて体を解した。徒競走や「山あり谷あり」と名付けられた障害物競走などの個人競技が行われた後、日本の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続いた。

 幼稚園児と保護者による微笑ましい親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は「勇気100%」が選ばれた。20年程前に放映が開始されたアニメ『忍たま乱太郎』の主題歌で、世代を超えて親しまれている曲である。「・・がんばるしかないさ」「ぼくたちが持てる輝き 忘れないでね」という歌詞が付いている。歌詞通りの輝くばかりの演技が繰り広げられ、和やかなムードが会場一杯に溢れた。

 同校の運動会は紅白対抗戦で行われるため、団体種目の判定が発表されるごとに大歓声が上がった。小学部高学年の騎馬戦では、昨年の40周年記念スペシャルとして追加された男女混合戦が今年も行われ、男女の区別の無い果敢な熱戦ぶりに、会場は大いに沸いていた。

 最後の団体戦である騎馬戦が終わった時点では40点程の差で紅組が優勢。中学部・高等部の各クラス全員でチャレンジする「学級対抗大縄跳び」で結束力と若者の跳躍力とが披露された後、勝負の行方を決める代表選手による紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 最終結果は閉会式で発表され、60点以上の差をつけた赤組の勝利となった。今年度より赴任し、今回初めて同校の運動会を目にした村井校長は、各学齢に合わせた好評に続けて、「自分の力の限りを出し、力を合わせることの大切さを知ったことでしょう。本当に素晴らしい運動会でした。」と感想を述べ、関係者への謝意と今後の協力を依頼する言葉で締めくくった。

 6月15日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の恒例行事である運動会が開催された。中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い、午後から運動会に合流。高校生は競技の手伝いや放送を担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた一大学校行事であり、また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる当地日本人コミュニティーぐるみの重要イベントでもある。今年は高校生の運営によって例年設けられる模擬店と水ヨーヨー釣りに加えて射的コーナーも生まれ、楽しみと賑わいを増していた。

 当日は曇り空の下での開会となったが、体力の消耗は少ない好条件の日和となり、力いっぱいの演技や競技が繰り広げられた。

 開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、村井校長より挨拶があり、父母会・運営委員・各企業の尽力に触れ、児童生徒に感謝の気持ちを喚起した。日本では梅雨にも関わらず暑い中で運動会を行う学校がある例を比較として挙げ、爽やかな風が吹く中で、素晴らしい演技や記録が出ることを期待していると伝えた。

 同校が所在しているノバイ市の教育関係者としてノバイ学校区教育長とノバイ教育委員会委員長、ノバイコミュティーエデュケーションのディレクターが開会式に列席。同補習校との絆を大切にしていることが窺えた。デトロイト総領事館より松田総領事並びに河西領事、植田JBSD事務局長、菅間JSDウィメンズクラブ会長も来賓として駆けつけ、児童生徒の奮闘を温かく見守った。

 生徒会長が挨拶の中で「運動会を楽しみにしていた人、手を上げて~!」と呼びかけたところ、大半の児童生徒が挙手し、心待ちにしていることが示された。続いて小学部6年生と中学生代表による力強い選手宣誓が行われた。中学生の宣誓の言葉には、当地で色々な経験をしていることや、補習校で出会ったことなどが織り込められ、この運動会が単にスポーツイベントとしてだけではなく、集団学習活動が少ない当地において学友と力を合わせる貴重な機会であることが伝わった。

 演技は「ラジオ体操」でスタート。保護者や教職員、そして来賓の方々も加わって日本の定番曲に合わせて体を解した。徒競走や「山あり谷あり」と名付けられた障害物競走などの個人競技が行われた後、日本の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続いた。

 幼稚園児と保護者による微笑ましい親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は「勇気100%」が選ばれた。20年程前に放映が開始されたアニメ『忍たま乱太郎』の主題歌で、世代を超えて親しまれている曲である。「・・がんばるしかないさ」「ぼくたちが持てる輝き 忘れないでね」という歌詞が付いている。歌詞通りの輝くばかりの演技が繰り広げられ、和やかなムードが会場一杯に溢れた。

 同校の運動会は紅白対抗戦で行われるため、団体種目の判定が発表されるごとに大歓声が上がった。小学部高学年の騎馬戦では、昨年の40周年記念スペシャルとして追加された男女混合戦が今年も行われ、男女の区別の無い果敢な熱戦ぶりに、会場は大いに沸いていた。

 最後の団体戦である騎馬戦が終わった時点では40点程の差で紅組が優勢。中学部・高等部の各クラス全員でチャレンジする「学級対抗大縄跳び」で結束力と若者の跳躍力とが披露された後、勝負の行方を決める代表選手による紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 最終結果は閉会式で発表され、60点以上の差をつけた赤組の勝利となった。今年度より赴任し、今回初めて同校の運動会を目にした村井校長は、各学齢に合わせた好評に続けて、「自分の力の限りを出し、力を合わせることの大切さを知ったことでしょう。本当に素晴らしい運動会でした。」と感想を述べ、関係者への謝意と今後の協力を依頼する言葉で締めくくった。

 

Japanese School of Detroit Board Director~デトロイトりんご会補習授業校 小島理事長~

<!--:en-->Japanese School of Detroit Board Director<!--:--><!--:ja-->~デトロイトりんご会補習授業校 小島理事長~<!--:-->

「日本と国際社会の未来のリーダーとしての子どもたち」

 デトロイトりんご会補習授業校では2013年度より設置目的が改定された。同校理事長である小島敬士氏にこれからの補習校と生徒たちへの期待を伺った。

2013-2012年度の活動を振り返りながら、りんご会2013年度の抱負をお聞かせください。

 この4月から始まる2013年度は、補習校を「より魅力的に変えていく」スタートの年と位置付けます。なぜなら昨年度一年間の理事長の仕事を通じて、この補習校の持つ「ポテンシャルの高さ」をとても強く感じたからです。
 その高いポテンシャルとは、まず何よりもここに通う児童・生徒。平日は現地の学校に通って、アメリカの教育や文化、ものの考え方などを学び、土曜日は補習校に来て日本の教育や文化を学ぶ。忙しい1週間の中で時間をやりくりしながら、どちらも両立させて頑張っている。苦労しながらも成長していく児童・生徒たちを一年見てきて、すごく「たくましく」思ったんです。
 この子供たちが将来世の中に出たとき、いったいどれだけの可能性を秘めているのか。日本の勉強、文化だけを学んで育ってきた日本の子供たちと比べて、どちらが世界で活躍できるポテンシャルを持っているのか。言うまでもないですね。デトロイト補習校に通うこのような子供たちを、将来日本と世界を引っ張っていけるような人財にしっかりと育てていきたい。
 一方で、教える側、運営する側に目を向けてみると、ここも同じように非常に高いポテンシャルを感じています。講師も平日は企業などで働き、土曜日教鞭を取る、という方も数多くおられます。実社会を知ったうえで子供たちに勉強を教える。将来、今教えている勉強がどのように役に立つのか、というのをわかった上で授業ができる。また、日本から派遣されている校長先生、教頭先生が日本の教育要領をしっかりと講師の方々に指導している。日本の学習指導要領に基づきながら、実社会で役に立つエッセンスが入るという、非常に「生きた」教育が与えられるのではないでしょうか。
 さらに保護者の方々の学校への参加。これが非常に大きいですね。とくにこのデトロイト地区は自動車産業が活発です。日系自動車関連企業から駐在に来られている方々も非常に多い。そういった方々が「生きた教育」を与える機会、例えば「キャリア講演会」を通じて、自動車の技術というのはどういうものなのか、エンジニアとはどういう仕事なのか、体験、経験に触れさせることができる。また小学校高学年で自動車産業を習いますが、そこで、「未来の自動車はどんなふうになっていくんだろう?」など授業で習うだけでなく、実際にどうなっていくのか?まで授業が発展させられる。それは我々デトロイト補習校の地の利を生かした魅力のある教育が与えられるということだ、と。
 当然他にもいろんな職業の方々がおられます。弁護士、医者、看護士、銀行員・・・。また外交で頑張って下さっている在デトロイト日本国総領事館の外交官の方々、ミシガンで弁護士をされてる方々、などのキャリアを紹介して将来の子供たちの可能性がどういうところにあるのか、視野を広げてあげるチャンスがある。例えば昨年は「元宇宙飛行士候補」の方にまで講演してもらいました。
 そこで、従来のデトロイト補習校の設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育を与える」を、4月から少し変えていきたいと思ってます。
「日本の教育を与える」だけでなく、「将来の日本と国際社会をリードできる人財を育てていく」と、設置目的を改訂しました。これは私が申し上げている「この学校が秘めている可能性の高さ」からきています。
 設置目的を変えただけでは、実態は変わっていきません。そこで、本年度から3か年かけて取り掛かる「補習校の中期計画」を理事・運営委員、講師の方々と立案。『これからの日本と国際社会をリードできる子供たちを育てる』『すべての関係者(生徒、保護者、教職員、地域)にとって魅力的な、持続性のある補習校の実現』を掲げ、それぞれの目標と行動予定、これらが実行できる役割分担を決め、取り組んでいく仕組みを作りました。
 我々理事運営委員会も1年やってきましたが、民間企業から派遣された方々、一般公募で「運営をやってみたい」と参加された方々、こういった情熱を持っている方々と、また同じく情熱を持った講師、職員、日本から来ていただいている教員の方々、一丸となってこのデトロイト補習校で将来の日本と国際社会を引っ張っていく人財を育てていきたいと思っております。

-そのあたりを紹介されるのが、5月18日に開催される「りんご会総会」ということでしょうか?

 そのとおりです。ぜひ興味を持っていただいて足を運んでいただければと思います。きっとワクワクする話がたくさんできますよ!

「日本と国際社会の未来のリーダーとしての子どもたち」

 デトロイトりんご会補習授業校では2013年度より設置目的が改定された。同校理事長である小島敬士氏にこれからの補習校と生徒たちへの期待を伺った。

2013-2012年度の活動を振り返りながら、りんご会2013年度の抱負をお聞かせください。

 この4月から始まる2013年度は、補習校を「より魅力的に変えていく」スタートの年と位置付けます。なぜなら昨年度一年間の理事長の仕事を通じて、この補習校の持つ「ポテンシャルの高さ」をとても強く感じたからです。
 その高いポテンシャルとは、まず何よりもここに通う児童・生徒。平日は現地の学校に通って、アメリカの教育や文化、ものの考え方などを学び、土曜日は補習校に来て日本の教育や文化を学ぶ。忙しい1週間の中で時間をやりくりしながら、どちらも両立させて頑張っている。苦労しながらも成長していく児童・生徒たちを一年見てきて、すごく「たくましく」思ったんです。
 この子供たちが将来世の中に出たとき、いったいどれだけの可能性を秘めているのか。日本の勉強、文化だけを学んで育ってきた日本の子供たちと比べて、どちらが世界で活躍できるポテンシャルを持っているのか。言うまでもないですね。デトロイト補習校に通うこのような子供たちを、将来日本と世界を引っ張っていけるような人財にしっかりと育てていきたい。
 一方で、教える側、運営する側に目を向けてみると、ここも同じように非常に高いポテンシャルを感じています。講師も平日は企業などで働き、土曜日教鞭を取る、という方も数多くおられます。実社会を知ったうえで子供たちに勉強を教える。将来、今教えている勉強がどのように役に立つのか、というのをわかった上で授業ができる。また、日本から派遣されている校長先生、教頭先生が日本の教育要領をしっかりと講師の方々に指導している。日本の学習指導要領に基づきながら、実社会で役に立つエッセンスが入るという、非常に「生きた」教育が与えられるのではないでしょうか。
 さらに保護者の方々の学校への参加。これが非常に大きいですね。とくにこのデトロイト地区は自動車産業が活発です。日系自動車関連企業から駐在に来られている方々も非常に多い。そういった方々が「生きた教育」を与える機会、例えば「キャリア講演会」を通じて、自動車の技術というのはどういうものなのか、エンジニアとはどういう仕事なのか、体験、経験に触れさせることができる。また小学校高学年で自動車産業を習いますが、そこで、「未来の自動車はどんなふうになっていくんだろう?」など授業で習うだけでなく、実際にどうなっていくのか?まで授業が発展させられる。それは我々デトロイト補習校の地の利を生かした魅力のある教育が与えられるということだ、と。
 当然他にもいろんな職業の方々がおられます。弁護士、医者、看護士、銀行員・・・。また外交で頑張って下さっている在デトロイト日本国総領事館の外交官の方々、ミシガンで弁護士をされてる方々、などのキャリアを紹介して将来の子供たちの可能性がどういうところにあるのか、視野を広げてあげるチャンスがある。例えば昨年は「元宇宙飛行士候補」の方にまで講演してもらいました。
 そこで、従来のデトロイト補習校の設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育を与える」を、4月から少し変えていきたいと思ってます。
「日本の教育を与える」だけでなく、「将来の日本と国際社会をリードできる人財を育てていく」と、設置目的を改訂しました。これは私が申し上げている「この学校が秘めている可能性の高さ」からきています。
 設置目的を変えただけでは、実態は変わっていきません。そこで、本年度から3か年かけて取り掛かる「補習校の中期計画」を理事・運営委員、講師の方々と立案。『これからの日本と国際社会をリードできる子供たちを育てる』『すべての関係者(生徒、保護者、教職員、地域)にとって魅力的な、持続性のある補習校の実現』を掲げ、それぞれの目標と行動予定、これらが実行できる役割分担を決め、取り組んでいく仕組みを作りました。
 我々理事運営委員会も1年やってきましたが、民間企業から派遣された方々、一般公募で「運営をやってみたい」と参加された方々、こういった情熱を持っている方々と、また同じく情熱を持った講師、職員、日本から来ていただいている教員の方々、一丸となってこのデトロイト補習校で将来の日本と国際社会を引っ張っていく人財を育てていきたいと思っております。

-そのあたりを紹介されるのが、5月18日に開催される「りんご会総会」ということでしょうか?

 そのとおりです。ぜひ興味を持っていただいて足を運んでいただければと思います。きっとワクワクする話がたくさんできますよ!

2013 Japanese School of Detroit New Year2013年 デトロイトりんご会補習授業校 始業・入園・入学式

<!--:en-->2013 Japanese School of Detroit New Year<!--:--><!--:ja-->2013年 デトロイトりんご会補習授業校 始業・入園・入学式<!--:--> 5

 4月、日本では新年度がスタートする月。デトロイトりんご会補習授業校でも4月6日(土)に新年度が始まり、幼稚園部の入園式と小学部、中高等部の入学式が学部別に行なわれた。 
 入学生は、小学部1年生119名、中学部1年生56名、高等部1年生18名。いずれの学部も昨年より増加し、上向きなスタートを切った。定員を保っている幼稚園部には昨年新たに開設された年中クラスに53名の入園者を迎えた。 小学部の入学式には、来賓として、在デトロイト総領事館より竹内首席領事、JBSD(デトロイト日本商工会)より植田事務局長、JSDウィメンズクラブより菅間会長、そして、りんご会理事会を代表して小島理事長、補習授業校の城運営委員長、父母会の小山執行部長が参列した。
 文部科学省派遣の教員として3月16日に着任した村井龍三学校長は小学部入学式の挨拶の中、祝福の言葉に続けて、児童に、病気や怪我のないよう元気に通い続けるよう語りかけた。日本とは趣の異なる入学式であると感想を語り、保護者に向けて、現地校と補習校の両方で学べる絶好のチャンスと捉えて欲しいと述べた。早寝早起きが賢い子を育てるために大切だと実証されている話などを織り込みながら、理解と協力を求める言葉でまとめた。 
 竹内首席領事は、当地で学校教育に携わる関係者・保護者に感謝の言葉を伝えた後、「ピカピカの1年生!」と児童に呼びかけて「元気な皆さんを見ていると私たちも嬉しくなります」と列席した大人たちの気持ちをも代弁する言葉と、「小学生ですからお家の人の助けをしてください」など自覚を促す励ましの言葉を伝えた。保護者へは、海外での子育て経験を元に、英語と日本語の環境を整える必要を説き、「お子さんと一緒にここの生活を充実させて楽しく過ごしてください」とのエールを送った。
 りんご会理事長は児童生徒に「自分の考えを日本語で言えるように」と語りかけ、さらに「国際社会をひっぱってゆける人になって欲しい」と希望した。そして「補習校には大きな可能性がある。保護者と共に良い学校にしてゆきたい」と結んだ。
 在校生からの歓迎の言葉として代表の麻生拓さん(小学2年生)が、1年生の時一番嬉しかったこととして音読詩集の‘詩’を読んでご褒美のシールをもらえたことを挙げた後、一番好きだという「おとなマーチ」という詩の自作替え歌「一年生マーチ」を披露した。「一年生になったら友達できちゃう がっぱがっぽできちゃう 足し算引き算 ちょちょいのちょい・・・」というリズムカルで楽しさ溢れる詩の発表に、新1年生は引き込まれるように耳を傾けていた。
 入園児以外は、この日から早速始業となり、各教室からは、新しいクラスメートと共に新しい教科書で授業を開始した児童生徒達のはつらつとした声が響いていた。

 4月、日本では新年度がスタートする月。デトロイトりんご会補習授業校でも4月6日(土)に新年度が始まり、幼稚園部の入園式と小学部、中高等部の入学式が学部別に行なわれた。 
 入学生は、小学部1年生119名、中学部1年生56名、高等部1年生18名。いずれの学部も昨年より増加し、上向きなスタートを切った。定員を保っている幼稚園部には昨年新たに開設された年中クラスに53名の入園者を迎えた。 小学部の入学式には、来賓として、在デトロイト総領事館より竹内首席領事、JBSD(デトロイト日本商工会)より植田事務局長、JSDウィメンズクラブより菅間会長、そして、りんご会理事会を代表して小島理事長、補習授業校の城運営委員長、父母会の小山執行部長が参列した。
 文部科学省派遣の教員として3月16日に着任した村井龍三学校長は小学部入学式の挨拶の中、祝福の言葉に続けて、児童に、病気や怪我のないよう元気に通い続けるよう語りかけた。日本とは趣の異なる入学式であると感想を語り、保護者に向けて、現地校と補習校の両方で学べる絶好のチャンスと捉えて欲しいと述べた。早寝早起きが賢い子を育てるために大切だと実証されている話などを織り込みながら、理解と協力を求める言葉でまとめた。 
 竹内首席領事は、当地で学校教育に携わる関係者・保護者に感謝の言葉を伝えた後、「ピカピカの1年生!」と児童に呼びかけて「元気な皆さんを見ていると私たちも嬉しくなります」と列席した大人たちの気持ちをも代弁する言葉と、「小学生ですからお家の人の助けをしてください」など自覚を促す励ましの言葉を伝えた。保護者へは、海外での子育て経験を元に、英語と日本語の環境を整える必要を説き、「お子さんと一緒にここの生活を充実させて楽しく過ごしてください」とのエールを送った。
 りんご会理事長は児童生徒に「自分の考えを日本語で言えるように」と語りかけ、さらに「国際社会をひっぱってゆける人になって欲しい」と希望した。そして「補習校には大きな可能性がある。保護者と共に良い学校にしてゆきたい」と結んだ。
 在校生からの歓迎の言葉として代表の麻生拓さん(小学2年生)が、1年生の時一番嬉しかったこととして音読詩集の‘詩’を読んでご褒美のシールをもらえたことを挙げた後、一番好きだという「おとなマーチ」という詩の自作替え歌「一年生マーチ」を披露した。「一年生になったら友達できちゃう がっぱがっぽできちゃう 足し算引き算 ちょちょいのちょい・・・」というリズムカルで楽しさ溢れる詩の発表に、新1年生は引き込まれるように耳を傾けていた。
 入園児以外は、この日から早速始業となり、各教室からは、新しいクラスメートと共に新しい教科書で授業を開始した児童生徒達のはつらつとした声が響いていた。

平成24年度 デトロイトりんご会補習授業校卒園・卒業式平成24年度 デトロイトりんご会補習授業校卒園・卒業式

<!--:en-->平成24年度 デトロイトりんご会補習授業校卒園・卒業式<!--:--><!--:ja-->平成24年度 デトロイトりんご会補習授業校卒園・卒業式<!--:--> 5

 3月16日 (土) 、デトロイトりんご会補習授業校で第16回卒園・第40回卒業式が行われた。今年度の卒園・卒業生は、幼稚園77人、小学部67人、中学部35人、高等部6人の合計185人。昨年より大勢の園児児童生徒がそれぞれの課程を終了した。
 午後に行われた小・中・高、合同の卒業式には来賓として在デトロイト日本国総領事館の竹内首席領事、JBSD(デトロイト日本商工会)の植田事務局長、JSDウィメンズクラブの中浜会長、更にノバイコミュニティーからはノバイ市教育関係者としてノバイ学校区教育長のマシューズ博士並びに財務担当者、ノバイ教育委員長、コミュニティエデュケーションのディレクター、校舎を借用しているノバイメドウズ校の(6th Grade)学校長も出席し、りんご会理事と運営委員の代表、多数の在校生・保護者・教職員が臨席して実施された。
 開会の辞に続いてアメリカ合衆国の国歌が流れた後、日本国家の斉唱、そして校歌の斉唱が行なわれ、静粛な雰囲気が会場を包んだ。卒業生一人ひとりが学校長の手渡す卒業証書を恭しく受け取り、その間は在校生によるピアノ、フルート、バイオリンの生演奏によるBGMが流れ、厳粛な式の雰囲気を盛り上げていた。
 学校長式辞では、本年度で3年の任期を終了する君島憲治校長が、アメリカと日本という異なる制度の学校に通い充実感と苦労を経験したであろうと2つの学校に通い続けたことを称賛し、「必ず今後の人間形成の糧になると信じています」と伝えた。ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が「支えた人があっての研究」と語り、謙虚やな人柄が多くの日本人の共感を呼んだことに触れ、卒業生に向けて「多くの人の支えがあったことを感じて欲しい」「謙虚さは日本人の美しさ」と諭し、日本で貢献できる知力、判断力を養うようにと励ましの言葉を述べた。
 続いて、竹内主席領事が壇上に上がり、「清々しいいい顔をしていますね」と切り出した後、現地校に通いながら日本語を続けた努力に対する労いを伝えた。社会人にふさわしい日本語を身に着けること、日本との絆を大事にすることを奨励し、また、世界が平和で豊かな場であるよう、また、公正で住みよい社会になるよう働きかけていって欲しいと願いを告げた。保護者に向けて「学ぶ環境を整え支援してきたことに対して心から敬意を表します」との労い、そして英語での来賓に対する謝辞で結んだ。

 マシューズ教育長からは英語のスピーチがあり、共に祝える喜びを告げた後、人生をジャーニー(旅)に例えて、卒業はマイルストーン(節目)であり大きな到達であり、また新しい歩みが始まると話し、その旅が幸多きことを願う贐(はなむけ)の言葉が贈られた。
 りんご会の小島理事長からは、来賓者、特にノバイ校関係者に対する謝辞に続けて、各課程の卒業生向けにメッセージが伝えられた。小学部卒業生に「日本では小学6年生で英語ができる子は少ない。かなりかっこいいです!」と賛辞を送ると、会場に明るい笑いが広がった。高校3年生には将来の活躍を大いに楽しみにしていると告げた後、日本とアメリカの教育や価値観を知っている教師と保護者がいる補習校の特殊性に言及し、同校の生徒が日本の大臣になる確率は高いのではないかと話し、無限の可能が広がる子供たちの将来に思いを掻き立てる話題で締めくくった。在校生の「送ることば(中高等部では送辞)」では、上級生との思い出や上級生のお蔭で当地や学校での不安が減ったことなどが語られた。それを受けて行われた卒業生による「お礼のことば(中高等部では答辞)」では、保護者や先生方へのお礼や後輩への激励のメッセージとともに、補習校で学んだ意義や、友や先生との忘れがたい思い出などが紹介された。最後に、卒業生と在校生が一緒に「旅立ちの日に」を合唱し、感動と一体感の溢れるなか、閉会の辞が告げられた。
 一旦閉会した後、補習校生活が最後になる高等部卒業生が壇上に並び、卒業にあたっての心境、お礼、後輩へのメッセージなどを伝えた。その前向きな力強い言葉が、今日の卒業は新たなスタートに向けての大きな節目であることを実感させた。
 多くの祝辞や送る言葉を受け取って退場する卒業生たちの誇らしげな明るい顔、送り出す保護者や教師たちの温かい表情が印象的だった。

      3月16日 (土) 、デトロイトりんご会補習授業校で第16回卒園・第40回卒業式が行われた。今年度の卒園・卒業生は、幼稚園77人、小学部67人、中学部35人、高等部6人の合計185人。昨年より大勢の園児児童生徒がそれぞれの課程を終了した。
 午後に行われた小・中・高、合同の卒業式には来賓として在デトロイト日本国総領事館の竹内首席領事、JBSD(デトロイト日本商工会)の植田事務局長、JSDウィメンズクラブの中浜会長、更にノバイコミュニティーからはノバイ市教育関係者としてノバイ学校区教育長のマシューズ博士並びに財務担当者、ノバイ教育委員長、コミュニティエデュケーションのディレクター、校舎を借用しているノバイメドウズ校の(6th Grade)学校長も出席し、りんご会理事と運営委員の代表、多数の在校生・保護者・教職員が臨席して実施された。
 開会の辞に続いてアメリカ合衆国の国歌が流れた後、日本国家の斉唱、そして校歌の斉唱が行なわれ、静粛な雰囲気が会場を包んだ。卒業生一人ひとりが学校長の手渡す卒業証書を恭しく受け取り、その間は在校生によるピアノ、フルート、バイオリンの生演奏によるBGMが流れ、厳粛な式の雰囲気を盛り上げていた。
 学校長式辞では、本年度で3年の任期を終了する君島憲治校長が、アメリカと日本という異なる制度の学校に通い充実感と苦労を経験したであろうと2つの学校に通い続けたことを称賛し、「必ず今後の人間形成の糧になると信じています」と伝えた。ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が「支えた人があっての研究」と語り、謙虚やな人柄が多くの日本人の共感を呼んだことに触れ、卒業生に向けて「多くの人の支えがあったことを感じて欲しい」「謙虚さは日本人の美しさ」と諭し、日本で貢献できる知力、判断力を養うようにと励ましの言葉を述べた。
 続いて、竹内主席領事が壇上に上がり、「清々しいいい顔をしていますね」と切り出した後、現地校に通いながら日本語を続けた努力に対する労いを伝えた。社会人にふさわしい日本語を身に着けること、日本との絆を大事にすることを奨励し、また、世界が平和で豊かな場であるよう、また、公正で住みよい社会になるよう働きかけていって欲しいと願いを告げた。保護者に向けて「学ぶ環境を整え支援してきたことに対して心から敬意を表します」との労い、そして英語での来賓に対する謝辞で結んだ。

 マシューズ教育長からは英語のスピーチがあり、共に祝える喜びを告げた後、人生をジャーニー(旅)に例えて、卒業はマイルストーン(節目)であり大きな到達であり、また新しい歩みが始まると話し、その旅が幸多きことを願う贐(はなむけ)の言葉が贈られた。
 りんご会の小島理事長からは、来賓者、特にノバイ校関係者に対する謝辞に続けて、各課程の卒業生向けにメッセージが伝えられた。小学部卒業生に「日本では小学6年生で英語ができる子は少ない。かなりかっこいいです!」と賛辞を送ると、会場に明るい笑いが広がった。高校3年生には将来の活躍を大いに楽しみにしていると告げた後、日本とアメリカの教育や価値観を知っている教師と保護者がいる補習校の特殊性に言及し、同校の生徒が日本の大臣になる確率は高いのではないかと話し、無限の可能が広がる子供たちの将来に思いを掻き立てる話題で締めくくった。在校生の「送ることば(中高等部では送辞)」では、上級生との思い出や上級生のお蔭で当地や学校での不安が減ったことなどが語られた。それを受けて行われた卒業生による「お礼のことば(中高等部では答辞)」では、保護者や先生方へのお礼や後輩への激励のメッセージとともに、補習校で学んだ意義や、友や先生との忘れがたい思い出などが紹介された。最後に、卒業生と在校生が一緒に「旅立ちの日に」を合唱し、感動と一体感の溢れるなか、閉会の辞が告げられた。
 一旦閉会した後、補習校生活が最後になる高等部卒業生が壇上に並び、卒業にあたっての心境、お礼、後輩へのメッセージなどを伝えた。その前向きな力強い言葉が、今日の卒業は新たなスタートに向けての大きな節目であることを実感させた。
 多くの祝辞や送る言葉を受け取って退場する卒業生たちの誇らしげな明るい顔、送り出す保護者や教師たちの温かい表情が印象的だった。