Friday, June 21, 2024

デトロイト日本商工会 新年会開催 年の始まりをエネルギッシュに祝う

ゲストパフォーマーに 歌手 久宝留理子さんを迎えて

1月中旬からの寒が緩んだ28日、デトロイト日本商工会 (Jap a n Business Society of Detroit:JBSD) の新年会がノバイ市のサバーバンコレクションショープレイスで行われた。新年のあいさつを交わす人々、新たな出会いで名刺を交換する人々でいっぱいの会は盛大に行われた。昨年同様、司会はGregory E. Laskey氏(Toyota Motor North A merica Inc.)とNatsuko Miyamoto氏 (Toyoda Gosei North America Corporation) の名コンビ。

JBSD会長佐々木博樹氏による冒頭のあいさつは、日本で元日に発生した能登半島地震に遭った方々へのお見舞いの言葉で始まった。続けてJBSDの事業として、主催イベントではコミュニティーとの相互理解と友好、JBSD基金ではミシガンの教育、地域に関連する団体の活動をはぐくむことを行っていることを説明した。

特別ゲストの在デトロイト日本国総領事、進藤雄介氏も能登半島地震の犠牲者へのご冥福とお見舞いの気持ちを表した。デトロイト総領事館管轄の在留邦人は15000人で増加傾向にあること、約450社の日系企業が約4万人の雇用を創出しており、現地の人々の温かい気持ちを感じていることに感謝の気持ちを述べた。コロナ禍が収束を見せ、昨年の要人のミシガン州への訪問が増えたことに加え、岸田首相が4月にBiden大統領との会談で渡米予定と発表。それ以上に草の根レベルでの友好、人と人との関係が日米関係を支えていく、そのために総領事館としても協力をしていく、と述べた。

特別ゲストのミシガン州副知事Garlin Gilchrist II氏は、日系企業の投資、特に製造業がこのミシガン州をパートナーとして選んでくれているのが嬉しく思い、Whitmerミシガン州知事も日系企業によるイノベーション、もたらされる高い成長と雇用の創出の利点に感謝している、今年も新たに一緒に取り組んでいき、Best Place to liveを目指していきましょう、と力強く述べて挨拶をしめた。その後、会食、歓談へと移った。

今年のイベントは、来米したシンガーの久宝留理子さんとバンド、SOPHIAのキーボード都啓一さんの共演。アトランタのコンテンツ・クリエーターであるヒロ・エドワード・サトウ氏がナビゲーターとして、2人にデトロイトの印象をインタビューした。デトロイトは初めて、と言うお二人。前日、Motownを訪れ、The Temptations のレコーディングルームなど印象に残った、と話した。

お待ちかねのショーのオープニングは、「次の夢」。1996年に日産自動車のCMからのヒット曲で「日産とのCMでの思い出は深く、デトロイトで歌う日が来るとは」と喜びを語り、会場の日産関係者からも歓声が上がった。コロナ禍での辛かった日々に、桜の花の下で撮る記念写真のイメージに思いを寄せ、その日が来ることを考えて作った、という最新曲「サクラサク空の下で」(http://drops-rk.jp/) と続けた。次に22年に日本武道館でのコンサートを成功させ「SOPHIA」の活動を再開した都さんに久宝さんは「大振り」。都さんは笑みを浮かべながら、SOPHIAの歌の一節を演奏して会場から拍手が沸いた。「いい日旅立ち」、「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song)」では、久宝さんの表現力の幅の広さで参会者を魅了。クライマックスは、1994年「早くしてよ」、1993年 「男」。ステージいっぱいを使ってパワフルにパフォーマンスを繰り広げた後、フロアに降りて観客と一緒に盛り上がり、エネルギッシュな歌唱で会場を沸かせた。最後に参会者が自由に久宝さんと都さんを撮影できる写真タイムのサービス。バナーを持ったファンをステージに呼び、和やかな表情で応えていた。

会は再び、Gregory氏とNatsuko氏の司会でお楽しみ抽選会へ。景品はスポンサー提供のギフトカード、ミシガン大学フットボールやLionsのゲームの観覧チケット、日本往復航空券等の豪華プライズも。歓声とどよめきにつつまれた。

最後に佐々木会長から、1月をもって事務局長としての12年の任期を終え退任する植田庄作氏に花束が贈呈された。会は「みなさまの幸せ、健康、益々の発展を願って」と佐々木会長の音頭による三本締めでお開きとなった。

音楽、自動車産業の街であるデトロイトという素敵な場所でデビュー34年目にして歌う日がくるなんて、最高な1日でした。会場に足を運んでくださった皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。めちゃくちゃ盛り上がって皆様と一つになれたこと絶対忘れません。サンキュー、デトロイト!! (シンガー:久宝留理子さん)

初めてのデトロイト!しかもライブで来ることができて感謝しかありません。音楽と自動車の街、僕にとって大好きな事柄ばかりです。この度は誘ってくださりありがとうございました。またこの街でお会いできるのを、音楽を奏でることを楽しみにしています。最高でした! (キーボード: 都啓一さん)

 

50年続いた歴史を笑顔で振り返るーデトロイトりんご会補習授業校 50周年記念レセプション

デトロイトりんご会補習授業校 50周年記念レセプション

23人の児童・生徒から始まったデトロイトりんご会補習授業校。現在、約870人が学んでいる。今年創立50周年を迎え、6月の記念大運動会、10月の記念集会、そして一連の記念行事を締めくくるレセプションが10月21日、同校の最初の借用校舎であった、ブルームフィールドヒルズにあるCranbrook Schoolsにて行われた。

デトロイトりんご会補習授業校 50周年記念レセプション しっとりと色づいた木々と歴史ある建物につつまれたCranbrookのCranbrook Houseに、創立当時から学校の運営にご尽力された方々、現在の借用校舎のあるノバイ学区関係者、旧・現教職員がセレモニーに集った。セレモニーの企画者はりんご会の理事運営委員会。
オープニングで、佐々木信デトロイトりんご会理事長は、「保護者の教育への努力、JBSD(デトロイト日本商工会)と日系企業の協力、そして初代借用校舎を提供していただいたCranbrook Schoolの大きな協力で今日のイベントが開催された」と感謝の言葉を述べた。ゲストスピーカーとして、りんご会補習授業校がノバイ市へ校舎を移転した際の市長、David Landry氏も会場へ駆けつけ、「日本人のための学校施設を提供することは我々にとっても学ぶことが大きかった」と述懐。現ノバイ学区教育長のBen Mainka氏は、ビデオメッセージにて、「日本人のための学校の“Permanent Home”として学校施設の改修や拡張を行ってきた。50周年に祝意を表する」と今後の友好の気持ちを表した。続いて、在デトロイト日本国総領事館から進藤雄介総領事も「この地で学ぶ児童・生徒たちが日米の懸け橋となることを祈念する」と語った。

デトロイトりんご会補習授業校 50周年記念レセプション 続いて、“JSD Historical Review”と題して、同校の沿革が紹介された。ranbrookのBrookside校で初めて授業が行われたのは1973年。創成期から続く大運動会は、今でも同校の特別な行事になっている。当時は日本からの教科書送付がなく手作りの教科書を使っていたこと、地域の方々にも補習授業校のことを知っていただこうとオープンハウスが始まったことなど、懐かしい思い出を振り返った。「椅子や机のレイアウトを変えないようにと言われているが変えてしまった、しかし、それを貸してくださる学校の方は理解してくださっていた」という借用校ならではのエピソードも語られた。明るい話題だけではなく、1980年代の日米自動車摩擦、2000年代後半のリーマン・ショックでの不況と生徒数の激減、そしてCovid-19などの困難にも見舞われた。それらを乗り越えて、一時期の1000人には及ばないが、現在875名が同校で学んでいる。高校生が中心となって学校で別途行われた50周年記念集会も成功を収めたとし、次の50年へと、新たな一歩を踏み出した。永年勤続功労者の表彰の後、会食・歓談となった。

デトロイトりんご会補習授業校 50周年記念レセプション歓談の中で進藤総領事からお話を伺った。「875人もの児童・生徒数がいるのは素晴らしい。日本人コミュニティーが皆さん元気で頑張っていらっしゃる。教育は大事なことであり、学業の前に礼儀正しいこと、モラルを学び、ふるまい方を知ることが国語や数学への教科の学習につながっている。日本の学校では教室の掃除、給食の当番をすることが、協力や仲良くすることの大切さを学ぶ場となっている」とお答えくださった。そして、改めて学校教育の大切さと補習校の創立から今日までご尽力なさった方々への労いの言葉を述べられた。

この日のレセプションについて、「参加者の笑顔から楽しんでいただけたことが伺えた、成功だった」と佐々木理事長は振り返った。会は澄み切った夜空の下、静かにお開きとなった。
(写真提供:りんご会理事運営委員会・ 文: JNC)

デトロイトりんご会補習授業校 50周年記念レセプション

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
11月号ー

Japan News Club 2023年11月号です!

ハロウィンが終わると一気に年末ムードへ突入ですね。寒さがぐんと進みますが、このまま感謝祭からのブラックフライデー、冬休みにクリスマス、しっかり体調を整えて、イベントの数々を楽しんでいきましょう!🥧🦃

ミシガン州ーJapan News Club 2023年11月号ー今月号もどうぞ、お楽しみください。

03・・・ コミュニティリポート
05・・・ りんご会補習授業校入園・入学案内
06・・・ 幕末から昭和時代の日本人たち
07・・・ カイロのこばなし
09・・・ アメリカ生活の豆知識
        
/ 言葉の架け橋
10・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
11・・・ ミシガン会月例会結果
12・・・ スタンダードゴルフ
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ワイナリー
15・・・ コミュニティインフォメーション 

デトロイトりんご会補習授業校 設立記念 50周年記念大運動会レポート

「日本にいれば当たり前の行事の運動会だが、アメリカで行われ、心の片隅に残るとするならばうれしいことであります」。創立50周年を迎えたデトロイトりんご会補習授業校の記念大運動会が6月10日に行われた。草創成期に当たる1980年代初頭の運動会の実行委員長の言葉どおりに、この日ノバイメドウズ・フィールドに乱舞した児童・生徒の心にも、この記念運動会は大切な思い出になることだろう。

午前中は幼稚園部から小学部3年生までが参加した。開会式で来賓代表として、日本国総領事館小川首席領事は「今年は50年目という記念すべき年です。オリンピックの選手はより速く、より高く、より強くを目指しています。皆さんも昨日の自分に負けないよう頑張ってください」と挨拶した。林る美校長はカナダ国内の山火事に起因する大気汚染に関する警報に触れ、児童・生徒の体調へ気配りをしつつ、多くの人の協力やボランティアの力でこの盛大な運動会が行われることへの喜びと感謝を児童たちに伝えた。園児・児童代表による選手宣誓ののち、熱戦の火ぶたが切られた。

競技の皮切りは小学部3年生の「徒競走~ゴールめざして~」。そして各学年の徒競走が続いた。カラー帽子をかぶった幼稚園部の「かけっこ」では、ゴールテープを目指して一生懸命走る園児のすがすがしい笑顔でいっぱいだった。玉入れは運動会恒例の競技だが、幼稚園部の競技が終わりフィールドに散らばった玉の「お片付け」では今年はユーモアを凝らした演出があった。来賓の小川首席領事とJBSD(デトロイト商工会)事務局長の植田氏、競技手伝いの高等部生徒が背負ったかごに玉を入れる、というものだ。真剣にかごを追いかける幼稚園児と、来賓の諸氏の楽しそうな笑顔でフィールドは和やかな雰囲気となった。

その次に未就学児の「おもちゃのチャチャチャ」が行われた。お父さん、おかあさんに手を引かれたり、抱っこされたりした子供たちがゴール付近に置かれたおもちゃのプレゼントを目指した。子供たちはもらった風車を嬉しそうに手にしていた。そして、午前中のクライマックスは「50周年記念ダンス」と「ウルトラクイズ」。高等部の生徒がフィールド内に児童生徒を呼び込み、フィールドいっぱいにダンスで運動会の前半のフィナーレを飾った。

午後の部は紅組リードで、小学部4年生以上から高等部の生徒が競技に参加した。来賓の補習授業校運営委員長の佐々木氏は「仲良く助け合ってけがのないよう頑張りましょう」と激励した。最初に行われたのは小学部4~6年生による「バトンをつなげ~友へ~」の全員リレー。全員が走るこの競技では笑顔の力走だった。その後綱引き、台風の目、綱取り合戦とチームの力を合わせて力いっぱいの競技が続いた。紅白競技の最後は中・高等部生徒による「バトンをつなげ~未来へ~」の全員リレーだった。運動会の大フィナーレは小学部4年生以上の「50周年ダンス」「ウルトラ記念クイズ」。午前中と同じ〇×式クイズだったが、“難易度”が上がった質問で、答えが外れた生徒からは「えーっ!」と大きな驚きの声が上がり、盛り上がった。

閉会式の成績発表ではスタンド上の点数板に一桁ずつ数字が発表されるたびに、会場の緊張は高まった。紅組1042点、白組1192点で白組が逆転勝利。優勝した白組の代表生徒には青藍の大優勝旗が、紅組代表には準優勝カップが贈られた。

好天のうちに50周年記念デトロイトりんご会大運動会は幕を閉じた。

心地よい青空と力作の数々 JBSD写生大会が行われる

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

心地よい青空が広がった6月3日、デトロイト商工会(JBSD)主催の写生大会がデトロイト動物園で行われた。10時の受付開始後、画材や水筒を持った家族連れが続々と正面入り口前に設置された受付で受付を済ませて、園内に入場していった。
動物園は高速道路I- 69 6からすぐのRoyal Oakのダウンタウンに近くの市街地にあるが、125エーカーの敷地には約2000頭、245種以上の動物を所有する人気の施設。この広大な動物園内で描く動物を参加者は探して描き始めた。

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

動物園の奥にあるのはキリンの舎。キリンに餌をあげる人々の列が長く続いた。周辺のベンチや持参の椅子に腰を掛けた写生大会の参加者が作品を描いていた。  写生大会には家族みんなで参加するファミリーも多く、保護者に筆の持ち方や描き方のアドバイスを受けて一生懸命に取り組む小さいお子さんの姿も多かった。お昼になると参加者は動物園内で各自昼食をとり、青空の下、すがすがしいピクニックを楽しんでいた。
午後1時半の作品提出しめ切り近くになると、本部のある大きな白テントへ向かう姿が見られた。表彰式で挨拶した在デトロイト日本国総領事館の小川首席領事は、JBSDが今年50周年を迎え、長年行事がつづいていること、このような行事にデトロイト領事館の管轄地域に住む人々が安心して参加できるのをうれしく思っている、と述べた。JBSD立木文化部部会長は、児童生徒だけではなく、多くの保護者の方々もこのイベントを楽しんでいただけた、文化部会の主な行事はこの写生大会と10月の日本祭り、3月のひなまつり。デトロイト周辺の日本人と現地の方々を文化でつなぐ役割を果たしていくことを述べた。
未就学児・幼稚園の部から入賞者が発表された。名前を呼ばれると驚いたり、保護者の方に付き添われて前に出てきたりする姿が微笑ましかった。入賞者の力作が参加者に掲げられると、「おおーっ」という歓声が沸き起こっていた。入賞者にメダルを授与した、デトロイトりんご会補習授業校の林る美校長は「みんな頑張りました。全員にハッピー賞をあげたいです。その中で工夫したものが入賞者に選ばれました」と入賞者発表を行った。
中学生・高校生の部で金賞を獲得した中学2年生の尾城いこいさんは受賞の喜びについてこう語った。「写生大会には過去1度だけ参加した、絵は毎日描いている、ペンギンが好きだから画題に選んだ」。尾城さんの作品は水彩絵の具を用い、透き通るイメージを青に濃淡をつけ描いた力作。
写生大会の入場者は430名でそのうち写生参加者は320名と、昨年コロナ禍以降の再開の大会よりもそれぞれ100名増の盛大な会だった。

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
7月号ー

Japan News Club 7月号です!

いよいよ夏本番、ミシガンではワクワクが止まらない月ではないでしょうか。
とは言え、カナダの山火事によるミシガン州周辺の大気汚染が深刻です。
健康を第一に考えての決断、行動をとってください。今月号の新聞の配達は独立記念日のお休みをまたぎ10日以降になりますが、こちらではオンラインにて先にアップいたします。ぜひお時間許すときにゆっくりおうちでお読みください🌻

Japan News Club 7月号はこちら

02・・・ JBSD写生大会2023入賞作品
03・・・ りんご会50周年運動会レポート
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ アメリカ生活の豆知識
/ ゴルフのススメ
11・・・日本の歴史を振り返るシリーズ
12・・・ 卒業生記念ギャラリー
13・・・ アロマでひとやすみ
14・・・Dr.Kのミシガン育児相談室
15・・・ ミシガン会月例会結果
16・・・ 五大湖太鼓センターよりこんにちは
                     / スタンダードゴルフ
17・・・ クラシファイド広告
18・・・ ブリューワリー
19・・・ コミュニティインフォメーション 

 

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第26回 JBSDマラソン大会開催 300人が快走 デトロイト日本商工会主催

夏に向かって心地よい青空が広がった 5月21日、ケンジントン・メトロパークを会場にJBSD(デトロイト日本商工会)マラソン大会が行われた。

今年は春先からの気温がやや低めだったが、この日は朝から快晴。例年のMaple Beach近くのピクニックエリアにこの大会を楽しみにしていたマラソン参加者やその家族が集った。開会式とラジオ体操の後、各部門のレースが行われた。1マイルから湖畔1周8.4マイルの男女別・全10種目。

今年は昨年よりも多い、約300名が参加。競技の皮切りは男女1マイル。男女ともスタートから6分ほどでゴールインする素晴らしい走りだった。中には子供と一緒に「Supporter」の黄色いゼッケンをつけて走るお父さん、お母さんの姿も多くみられた。ゴールを目指して「もう少し、頑張って」と声をかけられた子供たちは、白いゴールテープを目指してがんばっていた。

レースのクライマックスは、男女3マイルと同時にスタートした湖畔1周の男女8.4マイルレース。折り返しコースをとる3マイル・レースとは逆方向に8.4マイルレースはスタート。途中3か所の給水地点が設けられた。男子8.4マイルは1時間を切る快走。湖畔1周を終えたランナーに、大会スタッフや観覧者は惜しみない拍手でゴールインを迎えた。

レース後のお昼の時間帯は青空の下、 ピクニックエリアのあちらこちらで家族や知人と一緒に昼食をとるのどかな光景が広がった。フィールドではJBSDのボランティアの皆さんの企画・運営による「サンダル飛ばし」などのゲーム大会が行われた。子供たちは、のびのびとゲームを楽しんだ。

表彰式では開会式に引き続き、JBSDスポーツ部会部長都築祥博氏が挨拶し、入賞者に賞状、メダル、副賞を授与。入賞者代表の男女1マイルの優勝者はやや緊張した様子で、胸にメダルをかけてもらった。女子8.4マイルレースの優勝者、クシュナー陽子さんにインタビューをさせていただいた。

「初めてこのレースを走ったが、気持ちよく走れた。昨年夏にミシガンに引っ越してきて、以前住んでいた中東のバーレーンではクラブチームに所属していた」「厳しいコーチの下トレーニングを積んできた。レース・タイムは1時間10分を目指していたので、自分としてはタイムは悪かったと思っている」と話した。このレースには初参加だったが、ご主人はBrighton(Kensington Metro Parkの隣町)出身で、このメトロパークを訪れたことがあるという。ミシガンをゆかりにしたさまざまな人々が楽しめるこのイベントのエピソードの一つだ。

マラソン入賞者
マラソン入賞者

閉会式の後は恒例の「サイコロゲーム」。大きなさいころをふり、その目の結果を予想するゲーム。商品はブランド店やレストランの商品券。はらはらドキドキしながら、参加者は目の出方を見ては一喜一憂。主催団体のJBSD植田事務局長は「天気に恵まれた一日で、ご家族も一緒に楽しんでいただけた」と大会を無事完了できた喜びを語った。各レースの入賞者は上記の通り。(氏名はJBSD発表に基づく)

 

APACC -アジア太平洋系米国人商工会議所第22回 Annual Gala Asian Pacific American Chamber of Commerce (APACC ) レポート

5月はAsian/Pacific American Heri­tage Month。アジア大陸及び、広く太平洋諸島にゆかりを持つ人々の軌跡と文化遺産、伝統を祝福する。それに先立ち、南東ミシガンに拠点を置くAPACC(Asian Pacific American Chamber of Com­merce)のAnnual Galaが、4月29日にデトロイト・ダウンタウンのMGM Grand Detroitで行われた。

当日は約500人のゲストが参加。モン族、インド、日本、タイ、フィリピン、中国、台湾、マレーシア、韓国等からそれぞれのお国を表す衣装で華やかな雰囲気に包まれた。

APACCは2000年に設立、ミッションとしてアジアとアメリカに拠点を置く企業の関係の調整、アジア・太平洋諸国系のアメリカ人の経済発展の促進を掲げている。そのために、各種フォーラム、団結、リーダーシップの育成を活動の目的とする。エクゼクティブディレクターの Ms. Duc Abrahamsonのオープニングスピーチのあと、民族ダンスのパフォーマンスが生き生きと繰り広げられた。司会は地元テレビ局(Local 4)のアンカーパーソンPriva Mann氏。両親はインド系で、彼女もアジア系カナダ人。

この日、ミシガン州の副知事、Garlin Gilchrist氏もイベントに参加し、スピーチでは、このGalaに祝意を表すとともに、Whitmer知事と常にアジア・太平洋諸国関係の人々との発展と経済的つながりを重要視している点、そして友好と経済発展への考えを述べた。また、APACC理事メンバーである増本氏は、「実際に州中央部のバトルクリーク市には日系会社を含む80社以上が進出できる工業施設用地の開発が始まっている」と話す。シカゴとデトロイトの中間点に当たるバトルクリーク市の同用地内では1万人以上の雇用の可能性があり、ミシガン州がかける期待も大きいことがうかがえる。

本イベントのキーノートスピーチは、デトロイトのアーティスト・デザイナーのMike Han氏。Korean系で祖先は朝鮮半島の王朝の書家一族。Han氏はアナーバーに生まれた。現在はデザイナーとして成功を収め、Mercedes Benz Financial Ser­vices (Farmington Hills, MI) 、Somer­set Collection (Troy, MI)などにプリンティング作品が飾られている。

スピーチは、自らの韓国への旅行体験談から始まった。Koreanが話せず苦労した旅の様子をユーモアたっぷりで話し始め、会場は和やかな雰囲気に。そして、Han氏が現在の成功をつかむまでのエピソードに参加者は引き付けられる。実は、アートよりも‘Sushi Chef’としてキャリアを始めたHan氏は、LAで名高い「Sushi 勝」、デトロイトのダウンタウンの「Itada­ku Sushi」の開業、フロリダ・マイアミの「Zuma」にマスターとして乞われて行ったことなど、輝かしいChefとしてのキャリアを収めた。しかし「夢の半分は手にした」と思ったところで、コロナのパンデミックとなり、失業。どん底の中で立ち上がっていけたのは、プリントアート作家として再スタートしたから。ペイントロールを転がしできるユニークな幾何学模様ともいえる彼のアートは、白と黒のミニマル、かつ大胆な構成のデザインで、数々のディスプレー・アートの契約をつかんだ。現在はデトロイトに「The House of Han」を構える。白と黒で構成されるHan氏の作品。本イベントでは、その作品がスクリーンに映し出され、数々の苦労を乗り越えたHan氏のメッセージが画面から届けられた。

Galaには在デトロイト日本国総領事館の進藤雄介総領事も参加。本誌からのいくつかのインタビューにお答えいただいた。

「このAPACCの Annual Galaに参加して感じたことは、アジアとしてまとまっているのが良いという点。その中で、日本人、日系企業は頼りにされている存在と感じ、日系企業の皆様にはますます活躍していただきたいと思う。アジアで一つにまとまると、その存在感も増す。日本はそのコミュニティーの懸け橋となっていけたらと思う。ミシガン州の人々はニューカマーにフレンドリー。日本とアジアの人々も含め歓迎していただいている。ミシガン州政府も日本もお互いを信頼し合っている。また、この会で同席の方から、他の国の方をご紹介いただきたい、とお願いされ、アジアの国からも日本は頼りにされていると実感している。5月はアジア太平洋諸国文化継承月間ということに対して、お祝いいただける、注目していただいている、というのをうれしく思う。中西部の人々の人柄の良さ、温かさに幸せを感じるとともに、アジアの国々の発展を願う」と述べられた。

Galaには各ビジネス界の諸氏、専門分野で活躍する方々であふれた。起業家、若い世代も参加し、フィナーレでは、メインステージ前がダンスフロアーに。ポップミュージックに合わせ、各国の参加者が一同に踊りを楽しむ。会場外のロビーでは名残惜しく歓談する人々であふれた。

アジア・太平洋諸国にゆかりのある人々が心と時間を共にし、経済の連携の確かめだけではなく、互いの文化に触れた。今後の発展へのエネルギーと勇気、希望を確かめ合ったイベントだった。(JNC)

ミシガン州に春を呼ぶ「ひなまつり」開催

デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts Museum: DIA)に3年ぶりに「ひなまつり」が帰ってきた。その週末は湿った降雪のため停電に見舞われた世帯も多かったが、この開催を待ちかねた人々がDIAに足を運び、茶道、和紙作り、ひな人形や神輿の展示等数えきれない日本文化を楽しんだ。

  開会のセレモニーでは在デトロイト日本国総領事館・進藤雄介総領事、Dr. Judith Dolkart (Deputy Director, Art, Education and Program of D I A) 、佐々木博樹J B S D 会長、D r. Katherine Kasdorf が挨拶した。これを皮切りに、美術館の各ホールで華やかな着物を身にまとった出演者のもと日本文化が絵巻さながらに繰り広げられた。

Woodward Avenueからの入り口すぐにあるGreat Hallではミシガン在住4人の女性アーティストによるデモンストレーションと販売、アンサンブル演奏、昔話やガラポン、とバラエティーに富んだパフォーマンスと展示が行われた。「私の人生のすべて」と語った木版画の山﨑氏の四季や風物を彫り込んだ作品は華やかさを添えた。圧巻は藤井氏の「枕草子」の冒頭と漢詩「春暁」の揮きごう毫。パフォーマンスに引き付けられた観客で、一時はHall内がいっぱいになるほどであった。揮毫後の藤井氏とミシガン大学・Dr. Kevin Carrとの解説も現地の人々にとっては日本文化の奥を知る機会となった。

 Revera Courtでも終日展示とワークショップが行われた。Reveraの壁画の下、彩り鮮やかで清楚な生け花の展示が凛とした雰囲気をもたらした。対照的にひな人形を折るワークショップは参加者の笑顔であふれていた。現地の8歳の少女は、これを楽しみに今日のひな祭に来たという。折り紙が現地の学校やコミュニティーでも親しまれていることがうかがえほほえましかった。

  Level1のKresge Courtでは琴の演奏が行われた。ちょうどお昼の時間帯に行われ、こちらも演奏者を昼食のひと時をゆったりと過ごす観客がぐるりと囲み、しっとりとした音色が響き渡った。同じくLevel1ではワークショップが行われた。大人気だったのは受け付け開始直後に参加チケットがなくなったJapanese Sweets(いちご大福)作り。スタッフがもち粉を使って作り方を参加者に説明した。オハイオ州で着物の着付けを行っているという親日家の女性はこねる手ごたえを「gooey」(ベタベタ、の意)と言っていたが、その感触を楽しんでいた。

 デトロイト日本商工会(JBSD)顧問・DIA Board Memberの大光敬史氏にお話を伺った。前回の開催は2020年のコロナにより社会活動が閉鎖されるちょうど1週間前。「今回はどのくらいの来場者か心配だったが、美術館の入場者約3500~4000 人のほとんどがこの祭りに参加した。新しい試みとなったミシガン在住の女性アーティストの個展は、大きな美術館での1日限りの個展ではなかなかない機会だったが、力感のあるもので好評だった」と話した。また、メイン会場の一つ、Rivera CourtのRiveraの描いた絵について。「この壁画が日本や自動車産業ともゆかりがあることも知ってもらいたい。1920年代後半に渋沢栄一がデトロイトを訪れ、当時繁栄していたこのデトロイトのように日本をつくっていきたいという思いとともに帰途についたという。そのような史実があることを伝えていきたい」と語った。

「Hinamatsuri」は在デトロイト日本国総領事館、JBSD、JCD (Japan Cultural Development-日本文化紹介)、DIA Friends of Asian Arts and Cultureとの連携で行われた。

ウエイン、マコム、オークランド郡の居住者はDIA入場は無料。Japanese Galleryも常設されているので、ぜひ訪れていただきたい。(JNC) JAPAN NEWS CLUB

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
4月号ー

Japan News Club 4月号です!

やっと春らしくなり暖かな空気に包まれると
身も心も軽やかになり、動き出したくなる季節ですね。
JNCは、下記からアクセスできます。お近くの日系スーパー等でお見かけいただけましたら
ぜひ!📰新聞をお手にとっていただけると嬉しいです。

Japan News Club 4月号はこちら

02・・・ ローカルレポート
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
08
・・・ もう二度と、元の状態に戻らないために
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ アメリカ生活の豆知識
              /ゴルフのススメ
11・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
12・・・ StandardGolf/       
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ブリューワリー
15・・・ コミュニティインフォメーション 

デトロイト日本商工会 新年会  岸谷香さんを迎え 三年ぶりに盛大に開催!

一年の初めの月も終わりを迎える1月29日(日)、デトロイト日本商工会(Japan Business Society of Detroit:JBSD)の新年会が行われた。対面の開催は実に3年ぶり。500人を超える参会者で会場のSuburban CollectionShowplaceのホールはいっぱいとなった。司会のGregory E. Laskeyさんと宮本奈津子さんは羽織・袴、着物姿で登場し、日本の新年の趣を醸し出した。 午前中の総会で会長に就任したNissanNorth Americaの佐々木氏が開会の挨拶に立ち「JBSDは長年にわたり文化、教育、地域コミュニティーへの貢献を行ってきた。感染状況が落ちつき最大イベントの新年会が対面で行われることを嬉しく思う」と述べた。JBSDは今年2023年に創立50周年を迎える。その節目の新年会に特別来賓にミシガン州の副知事Garlin Gilchrist II氏と在デトロイト日本国総領事館総領事の進藤雄介氏が参会していることに感謝の念を表した。

進藤総領事は対面新年会が3年ぶりに開かれたことを嬉しく思うと同時に、地元の方々の日本人コミュニティーへの理解に感謝を述べた。管轄のミシガン・オハイオには約15,000人の邦人が居住し、約470の日系企業があり、地元に4万人の雇用を創出しているとして、EV車の伸びで変革期にある自動車産業を日本企業がさらにけん引することを期待し、総領事館一同益々の発展に尽力すると述べ、コミュニティの方々の健勝を願い挨拶を締めた。 ミシガン州の副知事Garlin Gilchrist II氏は、「3年ぶりの会にお招きにあずかり光栄」と謝辞を述べた。そして、ミシガン州の経済と文化の発展への貢献に感謝し、今後もともに発展を遂げなければならないとし、そのような大きな志にとって、JBSDの影響力は大変大きく、ともに成長していきたい、さらなる投資とミシガンの学生の雇用を拡大し、モビリティーの未来を日本の研究と開発で発展させてほしい、と力強いメッセージを送った。

フルコース・ランチをしばしの間楽しんだ後は、同会の雰囲気がいっきに変わる。今年のスペシャルゲスト・岸谷香さんが特設ステージに登場した瞬間、大きな歓声が沸いた。「80年代から90年代の歌を楽しんでください」とあいさつした後、「世界で一番熱い夏」、「皆さんは1989年、どんなところで何をしていましたか。私は22歳で懸命にこの曲を歌っていました」と「Diamond」とヒット曲が続いた。プリンセス・プリンセス時代のパンチの利いた伸びのある歌声は健在。Diamondのサビの「♪ああ、いくつかの場面」に会場が応えるなど、「コロナ禍で一番盛り上がったステージ」と岸谷さんも大喜び。MCからにじみ出る感性と人間性が会場を引き付けた。子育てに夢中になって10年間ほど活動をしていなかったが、娘さんが小6の時にLondonで一緒に観たミュージカル『Mamma Mia!』に感動し涙したという。自分の中にある感性を再認識したそうだ。子供の手が離れ始めたら、と思い、東日本大震災を機に再結成コンサートを行った。女性の生き方、だれもが人生の中で悩み考える“働き方とは”という面で、岸谷さんが語った経験に会場は心を打たれた。そして、コロナ禍の2020年にプリプリのドラマー富田京子さんと「無条件にハッピーになりたい、スカッとした曲を書きたい」と作った「Stay Blue」など合計8曲、歌声が明るい年の初めの素敵なプレゼントになった。

ステージのあとは日本行きの航空券、地元野球チームのTigers、ミシガン大学のフットボールゲームのプレミアム席、ギフト券などの豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会が行われた。新年会スポンサーリストには50社余りが名を連ね、新年会の最後は、会場の500人がピタッと息を合わせた「一本締め」で幕を閉じた。 JBSDは商工部会、広報部会、文化部会、スポーツ部会の四部会と青年委員会により構成される。講演会によるビジネス情報の提供並びに家族で楽しめる各種イベントの開催の他、現地の学生や学校、補習校、団体向けの助成金、奨学金プログラムなど、日米関係を多角的により良く、相互理解を深めるための幅広い活動を行っている。詳しく詳しくは、ホームページhttps://jbsd.orgにて。

岸谷香さんからのメッセージです!
イリノイとニュージャージーに子ども達が留学しているので、年に何回かシカゴ、ニューヨークには通っていますが、真ん中のミシガンは人生初でした!ライブ前、2日間デトロイト美術館に通いフラスコ画に釘付けに。ゴッホ展がタッチの差で終わってしまったのが残念でなりませんでしたが、とても刺激的な時間を過ごしました。夜はCliff Bell’sでチェリーのジンや、デトロイトのウォッカ、勿論、ミシガンのIPAビールも頂き、お土産にBon Bon Bonでチョコレートを買い、短い時間ではありましたが、デトロイトを楽しむ事ができました。この度のお招きが無かったら、生涯知る事なく終わったかもしれない数々の経験が出来たこと、とっても嬉しく思っています。そしてライブでは、皆さんの思い出と共に、懐かしい日本のポップスを楽しんで頂けたなら幸いです。沢山の拍手、声援は私達アーティストの何よりのエネルギー源です。沢山充電して、今帰国の飛行機に乗り込もうとしています。また来るチャンスがありましたら、次は絶対、リニューアルしたモータウン歴史博物館に行きたいと思っています。ありがとうございました!
2023.1.31 岸谷香

 

 

2023年 新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます

昨年はロシアによるウクライナ侵攻により、あらゆる側面で国際情勢が大きく揺らぎ、いまだ終わりの見えない事態が続いています。米国では中間選挙が行われ、国を二分する議論が交わされました。一方、中国・北京では冬季五輪が開催され、各競技で日本選手が輝かしい成績を残しました。史上初めて中東・カタールで開催されたサッカーワールドカップにおいては、日本代表チームがめざましい活躍を見せ、世界中に感動をもたらしました。世界で大きな変化がありましたが、日本と米国の友好関係が何ら変わることがないことに両国の絆の強さを感じます。

2022年を振り返ると、コロナウイルス感染症の制限が緩和された結果、ようやく各種イベントの対面実施が可能となりました。9月のサギノー日本祭り、10月のノバイ日本祭りでは、御挨拶申し上げる機会を得ました。中でも、多くの在留邦人の方々が暮らすミシガン州ノバイ市のノバイ高校で実施された日本祭りは、実に3年ぶりの開催となりました。そのおかげか、例年より多くの方が参加されたと伝え聞いております。私自身、初めての参加でしたが、茶道、生け花、書道、太鼓、剣道等、様々な日本文化の催しが提供され、多くの米国人が日本に触れる様子を拝見しました。ミシガンの多くの方が日本や 日本文化に強い関心を示してくださっている姿は、非常に印象的であり、また心強く思いました。このようなイベント開催の裏には日本人コミュニティの方々を中心とした、緻密な準備があったことと思います。市民レベル、草の根レベルで日米間の友好関係を維持し、より強固なものにしていくために活動されている関係者の皆さまに、改めまして心から感謝いたします。

ミシガン州は滋賀県と姉妹州県関係にあることに加え、27の姉妹都市関係があります。昨年9月には、三日月滋賀県知事とホイットマー・ミシガン州知事が会談し、止まっていた諸分野における交流を再開、拡大していくことを約束しました。ミシガン州立大学連合日本センター(JCMU)を始めとした留学プログラムによる米国人の日本への留学、日本人高校生・大学生のミシガン州への留学等を通して、若い世代の人的交流が進むことは、日米友好の絆を強めていく足がかりとなります。日系企業、現地企業にお勤めの在留邦人の皆さまによる地域への貢献、その他各所での草の根交流が、日米関係の強化に大きな力となっております。我々総領事館といたしましても、微力ながら引き続き皆さまのお役に立てるよう努めてまいります。

愛知県豊田市との間で60年以上の姉妹都市交流があるデトロイト市には、ベルアイル島があります。デトロイト川に浮かぶベルアイル島には米国最古の水族館があります。水族館の見所が「鯉」であることから、端午の節句にちなんで、例年5月に当館が協力する形で、鯉祭りが開催されるようになりました。さらに、ベルアイル島では、毎年春、姉妹都市交流を記念し、デトロイト日本商工会の皆さまのご支援をいただいて植えられた桜が咲き誇ります。今年も、ミシガンの長く暗い冬を乗り越えた桜の木々たちは、満開の花を咲かせることでしょう。今年も多くの方がこの桜を見つつ、デトロイト市と豊田市、そして米国と日本の友好関係に思いを致すことを願っております。

末筆ながら、皆様の今年一年のご健康とご多幸を心より祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

令和5年1月
在デトロイト日本国総領事館
総領事  進藤 雄

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デトロイトりんご会補習授業校より

新年明けまして おめでとうございます

旧年中は、関係者の皆様には大変お世話になりました。おかげさまを持ちまして、デトロイトりんご会補習授業校(以下 補習校)は、現在幼稚園部から高等部まで800名を超える園児児童生徒が学んでおります。特に今年は、創立50周年記念の年であり、年頭にあたりまして、この50年を簡単にではありますがご紹介したいと思います。

1973年 クランブルック・ブルックサイド校
1973年 クランブルック・ブルックサイド校
1973年 クランブルック・ブルックサイド校
1973年 クランブルック・ブルックサイド校

補習校は、1973年(昭和48年)6月に「デトロイト日本語補習教室」として私立クランブルック・ブルックサイド校で開校しました。当時は日本人駐在員が非常に少ない時代でしたが、企業の皆さまが中心となって「補習校を開く」と力をあわせて開校にこぎつけられたそうです。コピー機もない時代に、日本の親戚から送ってもらった教科書をみんなで手書きで写して教科書を準備し、中学生はみんな一緒の複式学級、小学校5,6年生も一緒に学んでいたそうです。生徒数23人の、小さいけれど手作りの温かな補習校だったのですね。その後人数が増えて、1981年(昭和56年)には、小学1年から3年までがケンジントン・アカデミー校に、小学4年から高等部まではシーホーム・ハイスクールに移転しました。そしてこの年から文部省派遣の校長が派遣され、名称もデトロイト補習授業校となりました。1984年の創立10周年記念の時には、児童生徒数は201名になり、第1回のオープンハウスも開催されました。それでも運営はまだまだ手作りで、運動会の紅白のはちまきは関係者の皆様が縫って用意されたそうです。

1981年(昭和56年)
1981年(昭和56年)
1985年(昭和60年)運動会
1985年(昭和60年)運動会

1980年代後半は、デトロイトに日本の企業が進出した時代で、日本車の成功とともにジャパンバッシングが激しくなった時代でもありました。買い物が済んで駐車場に戻ると、フロントガラスに卵がぶつけられていたり、テレビでも日本車を叩き潰す場面が放映されたりと、駐在の皆様にとって、大変苦しい状況が続いた期間がありました。その時期に心細い状況で学ぶ子どもたちにとって、補習校で日本人の子どもたちとともに学び過ごす時間は、きっと大きな安心と励みになったことでしょう。関係者の皆様にとりましても、さまざまな制約の中で、補習校の運営を継続していくことは、並大抵の努力ではなかったことと想像します。厳しい時代も、在デトロイトの日本人の皆様が力を合わせて、子どもたちの学びの場を守り抜かれたことに心からの敬意を表したいと思います。

1987年(昭和62年) ケンジントン校 入学式
1987年(昭和62年)
ケンジントン校 入学式

1990年代に入ると状況は次第に改善し、それとともに児童生徒数も急激に増加して、創立30周年の2003年には、児童生徒数1074人になりました。この間、児童生徒数の増加に合わせて、校舎が何度か移転しました。

1987年
小学部 Kensington Academy
中学部 Seaholm High School

1989年
小1~3 Kensington Academy
小4~6 Covington Middle School
中学部  Seaholm High School

1996年
小1~3 West Maple Elementary
小4~高等部 Seaholm High School

2011年
幼稚園部~高等部 Novi Meadows Elementary

2015年
幼稚園部~小6 Novi Meadows Elementary
中高等部 Novi High School

補習校は土曜日のみが授業日であることから、創立以来ずっと借用校で授業を行っています。創立から50年間、途切れず借用を継続できたことは、現地教育委員会のご厚意によるものであり、感謝に堪えません。日本人の子どもたちが、いかに校舎を清潔に大切に使用するかは、いつもお褒めをいただくことですが、それでも現地校の先生方のご理解とご協力なしには、毎週、机や書架を移動し補習校の教室環境づくりをすることはできませんでした。

特に、COVID-19により2020年度は一年間オンライン授業を行いましたが、ノバイ学校区は2021年度春から他に先駆けて対面授業の再開を決定しました。その際、りんご会補習校も同時に対面授業への切り替えが認められたことは、多くの補習校の中でも特筆すべき状況で、ノバイ学校区のりんご会補習校への特段のご支援に対して大変感謝する次第です。

2022年 運動会(ノバイメドウズ校フィールド)
2022年 運動会(ノバイメドウズ校フィールド)

創立50周年の今年、この地で50年、子どもたちの学びを支え続けてきた本校の歴史を、児童生徒とともに振り返りたいと思います。そして、生徒ひとり一人が、感謝とデトロイトりんご会補習授業校への誇りの気持ちをもって、これからも学び続けてくれることを願っています。今後とも変わらぬご支援をいただきますようお願い申し上げ、 新年のごあいさつといたします。

令和5年1月
デトロイトりんご会補習授業校
校長  林 る美

【ミシガン州】ーJapan News Club 2023年
新年1月号ー

 

新年明けましておめでとうございます

新しい一年のはじまりです!
皆さんはどのような一年にしたいですか。
いろいろな想いで新たな年を迎えられたことと思います。
この一年が皆さまにとって実りのある年となりますよう、
そして健やかに過ごせますようお祈りしています。
肩の力を抜いて、1日1日を大切に過ごしてゆければ良いなぁと思っています。

本年もJAPAN NEWS CLUBをどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年も弊紙をコミュニティのための情報共有の場としてご利用いただけましたら幸いです。

Japan News Club 1月号はこちら

02・・・ 補習授業校校長新年挨拶
04・・・ ブリューワリー
05・・・ ゴッホ展レポート
06・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
07・・・ ゴルフノスゝメ
08・・・ 2023年カレンダー
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ 日本の英語教育
11・・・ StandardGolf  / アメリカ生活の豆知識
12・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ コミュニティレポート
15・・・ コミュニティインフォメーション 

【ミシガン州】ーJapan News Club 2022年2月号ー

Japan News Club 2022年 2月号です!
ミシガン州は大雪の予報が出ています。皆さまくれぐれもお気をつけください。
おうちでJNCをゆったり楽しんでいただけましたら幸いです。

JNC掲載広告に関しましては、現在も営業時間や営業形態が変更されている可能性があるためウェブサイトやお電話(広告上のウェブアドレスをクリック)でご確認の上ご利用ください。

Japan News Club 2月号はこちら

02・・・  2月のたのしみかた
04・・・  喧喧諤諤
06・・・  日本の歴史を振り返って〜幕末、明治、大正の女性たち〜
07・・・  アメリカ生活の豆知識
08・・・  住宅アカデミー
09・・・  ゴルフノスゝメ/言葉の架け橋
10・・・  〜ヨガを通して見えてくるもの〜
11・・・  アメリカ医療のトリセツ
12
・・・  帰国生の小学・中学・高校選びQ&A
13・・・  Dr.Kのミシガン育児相談室
14・・・  ブリューワリー/Standard Golf
15・・・  クラシファイド広告・Community Information

2022年を迎えて 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の終わりが見えない中での正月を迎えることになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 昨年は、バイデン政権が発足し、前政権とは異なる政策が次々と打ち出されました。日本でも岸田首相の下で新たな内閣が発足しました。このように日米両国で大きな政治的な変化がありましたが、日本と米国の友好関係が何ら変わることがないことに日本と米国の絆の強さを感じます。

 昨年は、コロナウイルス感染症のためにイベントなどが軒並みキャンセルされました。しかしながら、9月にサギノー市の日本文化センターでコロナ対策を徹底した上で日本祭りが開催されました。この祭りには多くの地元の米国人たちが参加し、様々な日本文化に触れていました。
このイベントの目玉の一つは立派な茶室での茶道のデモンストレーションです。

 サギノー市は徳島市と姉妹都市関係にあります。サギノー市の茶室は、両市の交流、友好関係の賜物として建てられました。この茶室を含む日本庭園、その庭園での様々な日本文化イベント、そこに集まる多くの地元の方々等を思うと、市民レベル、草の根レベルでの日米の友好関係は両国関係の基盤をなすように感じました。多くのミシガンの方が日本文化に関心を示してくれているということはありがたいことです。

 ミシガン州は滋賀県と姉妹州県関係にあることに加え、27の姉妹都市関係があります。さまざまな交流活動が行われています。そうした活動に携わっている関係者の皆様に深く御礼を申し上げたいと思います。

 私の住んでいるブルームフィールド市にクランブルック庭園があります。とても美しい庭園です。クランブルックには学校もあり、1973年に日本人の補習授業校のりんご会ができた当時、授業はクランブルックの教室を借りて行われました。そこにも日本庭園があります。このようにクランブルックは日本と縁が深い所です。

 私も昨年10月にクランブルックの日本庭園を訪れてみましたが、我々日本人が見ると「日本庭園」と呼ぶにはやや物足りないように感じました。それはクランブルック庭園の関係者がよく承知していることであり、より立派な日本庭園にするための修復プロジェクトが始まっています。修復プロジェクトにかかわっている日本庭園の専門家の方のお話によれば、一見すると何気なく置いてある石の一つ一つについても慎重に選ばなければいけない。見る人が見れば、どのような気持ちで一つ一つの石が置かれたのかがわかってしまうそうです。例えば、イメージしている庭園にちょうど合う石が見つからなければ、庭を造る人は
いらいらしてしまう。そんな気持ちで石
を組むと、「庭を造った方はこの石を置いたときいらいらしていたようだ」「この石を置いたときはとても疲れていたようですね」というようにわかるのだそうです。そのため、一つ一つの石を選ぶところから、念入りに慎重な作業を行うそうです。とても奥深いものを感じました。コロナのために修復プロジェクトは当初の想定より遅れていますが、クランブルックの関係者は熱意をもってこのプロジェクトを進めています。このように地元の方が日本の文化に理解を示し、立派な日本庭園を造ろうと努力されていることに感謝の気持ちでいっぱいです。修復された日本庭園が地元の方々に憩いの場を提供するようになることを願っています。

 昨年はコロナに振り回されましたが、明るい話題もありました。東京オリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍、MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手の活躍などがすぐに思い浮かびます。こうした日本人の活躍はプロスポーツが盛んな米国の人々の心を打ったのではないかと思います。今年もいろいろなスポーツで日本人選手が活躍してくれることを期待したいと思います。

 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りし新年のご挨拶とさせていただきます。

令和4年1月
在デトロイト日本国総領事館
総領事  進藤 雄介

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新年 明けましておめでとうございます。

これから始まる1年が、皆さまにとってかけがえのない素晴らしい年になりますことをお祈りいたします。

 デトロイトりんご会補習授業校(以下 補習校とする)の新年への期待と希望は、昨年1年間を振り返ることとあわせてお伝えしたいと思います。

 昨年の年明けは、補習校の授業はすべての学部がオンラインの授業で、長期化する学校閉鎖がどこまで続くのか、不安を抱えながら4月の新年度を迎え、入園式や入学式もオンラインで行いました。その後ハイブリッドで徐々に対面授業を再開し、5月29日から全学部が再開できました。対面授業を再開するための詳細な議論を重ね、実行し続けた理事運営委員会と父母会の力なくしてこの実現はありませんでした。また、北米の補習校のなかでも最も早く学校での対面授業を再開できたことは、ノバイ学校区から本校に校舎の提供がスムーズになされたということもあり、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

 そうして始まった対面授業では、子どもたちも頑張りました。幼稚園児もちゃんとマスクをして手指の消毒もしています。目には見えないウイルスに対して子どもたちなりに想像力をはたらかせて対応しているようで、今では感染対策は子どもたちの生活のルールとして定着しています。

 このような中で最もうれしかったことは運動会ができたことでした。感染状況から時期をずらし、実施形態も変えて計画しましたが、祈るような気持ちで当日をむかえました。補習校が、日本語で日本の学習指導要領に準じた学習をするだけではなく、学校行事を通じて日本の学校文化や日本について学ぶ場でもあることをあらためて感じた一日でした。季節の行事や音楽会、宿泊行事など再開したい活動はまだまだたくさんあります。

 1年を振り返りわかったことは、補習校関係者の叡智と実行力、現地校の下支え、保護者と教職員の団結と協力、子どもたちの努力、これらが絡まりあって補習校の力となってきたということです。これこそが2年後に創立50周年を迎えるデトロイトりんご会補習授業校の伝統かもしれません。さまざまな困難を乗り越えて学習環境を整え続け、歴史を作ってきたこの歩みを、さらに確かなものにしていこうと、新年にあたり決意を新たにいたしました。

 補習校は現在、幼稚園部から高等部までおよそ750人の児童生徒が在籍しています。小学生から高校生は、月曜から金曜までは現地校に通学し土曜に補習校で学んでいます。編入生にとって慣れない現地校での学習はどれほど大変なことでしょう。さらに補習校の宿題もこなし土曜に通学することは、並大抵の努力ではないと思います。また長期に在米する場合には、日本語で学習を継続するための勉強も容易なことではないと想像します。子どもたちは土曜に会うとまるで日本の学校の児童生徒のように見えますが、その実、大変な努力をし、うちには限りない可能性を秘めています。言語だけではなく、アメリカという国の多様性やパワー、ミシガンの自然の豊かさなどを全身全霊で感じ取り、その原体験は、今は見えない力かもしれませんが、きっと将来人生や世界を変える力になると信じます。今後も、補習校が子どもたちにとって、学び続けることの希望となり、心の拠り所となることを目指して進んでまいります。本年も多くの皆様からの変わらぬご支援をいただきますようお願い申し上げ、新年のごあいさつといたします。

令和4年1月
デトロイトりんご会補習授業校
校長  林 る美

【ミシガン州】ーJapan News Club 2022年1月号ー

新年明けましておめでとうございます
Japan News Club 2022年 1月号です。

新しい年の幕開けです。
今年は、皆さまが日々健やかに過ごせますように、そして
豊かで幸多き一年となりますよう心より願っております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ワクチンはお済みですか。マスク、ソーシャルディスタンスなど、各自でできることを守り安全にお過ごしください。JNC掲載広告に関しましては、現在も営業時間や営業形態が変更されている可能性があるためウェブサイトやお電話(広告上のウェブアドレスをクリック)でご確認の上ご利用ください。

Japan News Club 1月号はこちら

02・・・  新年の挨拶つづき
03・・・  和菓子レシピ
04・・・  喧喧諤諤
06・・・  心臓病治療の最前線
07・・・  アメリカ生活の豆知識
09・・・  ゴルフノスゝメ/言葉の架け橋
10・・・  コミュニティ
11・・・  Global Community インタビュ
12・・・  2022年度 学習指導要領改訂のポイント
13・・・  2022年カレンダー
14・・・  お花の随筆
15・・・  アメリカ医療のトリセツ
16・・・  Dr.Kのミシガン育児相談室
17・・・  クラシファイド広告
18・・・  ブリューワリー/Standard Golf
19・・・  Community Information

デトロイトりんご会補習授業校 「やっと!」叶った、2年ぶりの大運動会 !

澄んだ空気とやや色づき始めた木々の中、10月2日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の大運動会が開催された。コロナ禍で昨年度は中止され、同校の運動会が開催されるのは、2年4か月ぶり。前週からの雨天順延での開催となり、会場はノバイ・メドウズ校の校舎後方のグランドとなった。例年は多い時には約1,000人弱の児童・生徒が一堂に会して競技するが、今年度はコロナ対策で密を避けるため、午前・午後の学年入れ替え開催となった。

 開会式では、在デトロイト日本国総領事館の領事加藤 俊輔氏は、紅白のTシャツを着て整列した児童らに「がんばりましょう」と激励、林る美校長は運動会の準備に尽力したボランティアの皆さんへの感謝の言葉を述べた。

 今年度は密にならないよう配慮を施し、競技の内容も多少変更されている。それでも運動会ならではの徒競走、綱引き、大玉転がし、紅白リレーは健在。幼稚園部の児童がボールを抱えながら一生懸命走る姿は微笑ましかった。また、小学部3年生の「綱引き」では、グラウンド一杯に大綱が伸ばされた。はやる気持ちで綱に触ろうとする児童に担当講師は、「先生が始め、と言ってから綱を引きますよ。まだですよ。」と何度も呼びかけていた。合図で一生懸命に引き始めると、会場全体は緊張感に満ち溢れ、オンラインではなく対面でしか感じることのできない臨場感と気持ちの動きがあった。

 恒例の1年生の玉入れでは、無我夢中で紅白の玉を投げ入れる児童たちの活気あふれる姿が生き生きとしていた。 午後は4年生以上と中・高等部の競技となった。クライマックスの小学部リレーでは、力走する選手を児童らがポンポンを大きく振って応援。最後の種目、中・高等部リレーでは、高等部3年生が恒例の「仮装」をして登場。今年のテーマは「鬼滅の刃」で小学生は驚きの声を上げるとともに次々とアニメの登場人物が快走する様子を楽しんでいた。

 結果は1,100点の大台に乗せた紅組が圧勝し、生徒代表が優勝旗を受け取った。白組代表には準優勝カップが授与された。

 大会の後、中野ゆう子小学部教務主任にお話を伺った。今年も運動会の成功を祈りつつ楽しんでもらいたい、という気持ちでいたそうだ。約2年ぶりの開催とあって、教務・事務部もさまざまな趣向を凝らしたそうだ。急遽会場が小グラウンドに変更になったため、当初
諦めていた万国旗をフェンスに貼り巡らしたこと、フェンスに掲げられた「運動会」のサインは校長先生の発案で、事務局員が手作りの工夫を凝らしたこと、競技のネーミングに合わせてBGMを「水戸黄門のテーマ」にしたことなど、運動会の盛り上げを支えたエピソードを伺えた。また、前日の金曜日と当日の早朝から、
企業ボランティアの方々の尽力があったことに感謝の気持ちを述べていた。

 子供たちがのびのびと競技を行い、その姿をカメラ席から保護者が場所を譲り合いながら見守る。参加・観覧した全員の心の中に思い出が大きく膨らんだ
2年ぶりのりんご会大運動会となった。    (JNC)

炭治郎の仮装で1着でゴールの高校生
小学部リレーの力走
ゴールを目指す園児

 

【ミシガン州】ーJapan News Club 2021年11月号ー

Japan News Club 2021年 11月号です。

ハロウィンが終わると、ぐっと一気に町中が冬の装いとなりますね。あっという間に年末のホリデーシーズンがやってきます。気忙しくなるころですが、あたたかくして季節の風邪などに気をつけて安全にお過ごしください。

JNC掲載広告に関しましては、現在も営業時間や営業形態が変更されている可能性があるためウェブサイトやお電話(広告上のウェブアドレスをクリック)でご確認の上ご利用ください。

Japan News Club 11月号はこちら

02 ・・・ コミュニティニュース
04 ・・・ 喧喧諤諤
06 ・・・ 心臓病治療の最前線
07 ・・・ アメリカ生活の豆知識
08 ・・・ お花の随筆
09 ・・・ ゴルフノスゝメ/言葉の架け橋
10 ・・・ アメリカ医療のトリセツ
11 ・・・ ミシガン会最終戦結果
12 ・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
13 ・・・ クラシファイド広告
14 ・・・ ブリューワリー
15 ・・・ コミュニティ

 

 

 

はばたけ、りんご会補習校 卒園・卒業生! 今年は 対面&オンライン両形式で挙行

2021年3月20日(日)デトロイトりんご会補習授業校で午前中は幼稚園部の卒園式と、午後は第48回卒業証書授与式が今年はオンライン・対面の両形式にて、ノバイメドウズ小学校の体育館にて挙行された。

 昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により急遽中止となった同式だが、家から安全に式に参加する生徒と、当日マスクをして距離を保ちながら参加する生徒とその保護者(一名のみ入館可)と、学校運営側も細心の注意を払い準備をすすめ、午前は幼稚園、午後は小中高学年の卒園・卒業式がかたちとなった。

 今年度行われたすべての授業がオンラインとなった生徒たちは、最初で最後のクラスメイトとの対面となった。現時点では、次年度は5月より対面とオンラインのハイブリッド形式の授業が始まる予定となっているが、皆が顔を合わせて賑やかな学校生活が戻る日が来ることを願うばかり。

 当日は卒業生一人ひとりの名前が読み上げられると、対面・オンラインにかかわらず皆大きな声で返事をし、対面参加をした生徒たちは卒業証書を恭しく受け取る姿に教師、保護者たちは成長を感じたことだろう。

 この日、早期日本帰国された井口豪校長は、日本からオンラインで臨席。小中高校生の卒業式では、「コロナ禍で各自が成長できたプラスの面を振り返ることも重要」と話し、未来へ羽ばたく71名に「あなたにはいつまでも忘れられない景色は残っていますか?」と問いかけた。浮かんだ景色にはその画だけでなく、空気感も思い浮かぶのではないか。ある学校ではバーチャルリアリティで京都の寺を回ったと聞いたが、境内に満ちる線香の香りは感じられない。コロナが収束した暁には、五感を使った本物に触れる機会も忘れないでほしい、と話した。

 続いて、来賓として在デトロイト日本国総領事館中川勉総領事がスクリーン越しに祝辞を述べた。コロナ禍で培った予期せぬ事態への対応力をもった卒業生へ、「どんな困難な状況下もでも、支えてくれる方に感謝し、失敗を恐れずチャレンジを。日々学ぶ姿勢を大切に」と温かなメッセージを送った。

 その後、デトロイトりんご会水野浩介理事長は、挨拶で「着眼大局 着手小局。夢は大きく持ち、その実現に向けできることから始めよう。一歩を踏み出そう。そして、『ありがとう』の気持ちを忘れないこと」と語りかけた。補習授業運営委員長、デトロイトりんご会父母会執行部長も臨席し、また参加が叶わなかった教師からもお祝いのことばが読み上げられた。高校生との運動会やキャンプで語りあった思い出を紹介し「清く、正しく、しかも豪快に、それぞれの夢のひとつひとつを両手でつかみとって」とエールを送った。

 最後は、卒業生代表として、幼稚園部から高等部3年までの13年間同校に通い続けた三浦大和さんのスピーチだが、残念なことに、当日現地校のクラスからコロナ感染者が出たことにより出席が叶わなかったが、ビデオメッセージで会場に素晴らしいスピーチを披露した。「現地校との両立に、何度断念しようと思ったか」「どうして二つの学校に通う必要があるのか」と考えたことも。しかし、出した答えは「僕が僕であるために」。アメリカ人であり、日本人でもあるというアイデンティティの形成に、どちらも必要な場であった。この一年、人と人とのつながりの大切さ、また、運動会、キャンプ、ミニ文化祭など「当たり前」は当たり前でなく全てが貴重な時間だったことに気づいたと話す。補習校はかけがえのない場所のひとつだったと述べ、これまで指導を受けた先生や関係者、両親に感謝の言葉を述べた。

 卒業生は友達と過ごした楽しい思い出を胸に、それぞれ次のステージへの階段をのぼる。

2021年を迎えて 新年のご挨拶

JAPANニュース倶楽部読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中ではありますが、今年、2021年のお正月を皆様いかがお過ごしでしょうか。

 昨年一年を振り返ってみると、100年に一度と言われるパンデミックの発生だけでなく、11月の大統領選挙、米国各地で起きた抗議活動など、様々な出来事がありました。Stay at Home、Remote Work、経済封鎖に三密と、いろいろな言葉も耳にしました。住み慣れない土地で、異なる文化に戸惑いながら、「新しい生活様式」を受け入れていくことに苦労をされた方も多かったのではないでしょうか。ミシガン州でも、既に50万人もの方が感染し、1万人以上もの尊い命を失いました。

こうした中、皆様とともに、ミシガンでまた新たな年を迎えることができたことの幸せを感じるとともに、今もなお、新型コロナウイルスと日夜闘っておられる医療従事者をはじめ、First Responderと言われる方に、心からの感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 昨年の春以降、ミシガン州においても感染が広がり、私達、在デトロイト総領事館でも、感染防止のため体制を縮減せざるを得ず、領事窓口での応対時間の短縮や、領事出張サービスの停止を迫られました。在留邦人の皆様に様々なご不便をおかけしていることを、とても申し訳なく思っております。現在は、領事窓口の応対は平日全日、平常通りの時間帯に戻しておりますが、感染防止対策として、御来館前に予約をいただくようお願いしております。また、皆様のミシガンでの生活に少しでもお役に立てればと考え、新型コロナウイルスに関する情報等についても、当総領事館のホームページで、できる限り発信するよう努めている他、当地での在留届を提出されている方や、当総領事館のホームページから登録をされている方に対して、領事メールサービスを通じて、日々の情報等もお届けしております。

 終わりの見えない閉塞感がいつまで続くのか、なかなか先が見通せない状況ではありますが、それでも、日本とミシガンとの間では、とても前向きで、温かみにあふれた活動がいくつも行われてきました。姉妹都市の間の、対面での人的交流は、そのほとんどが中止となってしまいましたが、オンラインでの、時差を乗り越えての交流が続けられました。ミシガン州の姉妹州県である滋賀県からは、三日月知事をはじめとするミシガン・滋賀姉妹都市交流関係者の方から、熱い想いのこもったビデオメッセージと共に、滋賀産のマスク一万枚がミシガン州に寄付されました。日本の様子はどうか、ミシガンの様子はどうかと、日米両国において長年の友人を気遣い合う姿が見られ、草の根レベルで長い時間をかけて築かれてきた日米の絆の強さと優しさを目にしました。

 オンラインツールの普及が、新たな可能性とアイディアを与えてくれたことも発見でした。デトロイト川に浮かぶベルアイル島にある、米国最古の水族館では、三年ほど前から、水族館の見所が池の「鯉」であることをきっかけに、日本祭りが開かれてきました。四年目の昨年、端午の節句の時期には間に合いませんでしたが、7月にオンラインイベントとして、バーチャル鯉のぼりビューイングや、鯉にちなんだ漢字紹介、折り紙ワークショップ等を実施することができました。サギノー日本文化センターが毎年秋に開催しているサギノー日本祭りも、昨年は、オンラインで開催されました。これまで様々な形で日本文化の紹介活動に携わってこられた地域の方々のご協力を得て、バーチャル日本庭園訪問、茶道、阿波踊りの披露等々、一週間にわたって盛りだくさんのプログラムをお届けできただけでなく、オンラインならではの強みを発揮し、サギノーの姉妹都市である徳島市をはじめ、日本からも多くの方に参加していただきました。恒例の日本語学習者によるスピーチコンテストも、今年は、オンラインで実施する予定です。

 昨年の春、まだ厳しい外出制限が続く中、妻とともに近くのクランブルックガーデンの周りを散歩していたところ、見事に咲き誇る桜に目を奪われました。50年ほど前、かつてそこにデトロイト日本語補習授業校(現在のりんご会)が開設されていた名残りとのことです。ベルアイル島でも、豊田市との姉妹都市交流を記念して、デトロイト日本商工会の皆様のご支援を得て植えられた満開の桜の木々が、訪れる多くのミシガンの人々の心を和やかなものにしてくれました。

 私達、在留邦人を含め、一般の人達が新型コロナウイルスのワクチンを普通に接種できるようになるには、春以降、まだもう少し時間がかかるかもしれません。しかし、そうした厳しい状況下であっても、日本と米国、日本とミシガンの間の友情は途切れません。今年の春も、来年も、ミシガン州の桜は美しく咲き続けることでしょう。

 皆様におかれましては、ご自身やご家族の健康や安全のため、感染対策を十分に講じつつ、また、人と人、地域と地域との繋がりも大切にしつつ、今しばらく忍耐の生活を続けていただけるようお願いしたいと思います。私たち総領事館といたしましても、微力ながらも皆様のお役に立てるよう努めていきたいと思っております。

末筆ながら、今年一年の皆様のご健勝とご多幸を心より祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

令和3年1月
在デトロイト日本国総領事館
総領事  中川 勉

 

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んで初春のお慶びを申し上げます。様におかれましては、お健やか新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて、先月14日に一年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が「密」と発表されました。他には「禍」「病」「新」「変」が続きましたが、どれも一目見て新型コロナウィルスの世界的流行を象徴していることが分かります。

 昨年1月末に、米国内で初の感染者が確認された後、瞬く間に感染が拡大し、3月の学校だよりでは、感染防止対策についての特集を組み、手洗いの励行、毎日の検温、こまめな換気などについて、各家庭に依頼しました。その後、3月10日には州内に非常事態宣言が発令されるとともに、学校を一定期間休校とする指示が出されましたが、この後非常事態宣言は何度も延期され、長期間の自宅待機を余儀なくされることとなりました。このことによって、昨年度の卒園・卒業式、また今年度の入園・入学式を始め、本校の一大イベントである大運動会も中止せざるを得なくなりました。

 こうした状況は誰もが初めての経験であり、まさに暗中模索の状態でしたが、りんご会理事運営委員の方々と何度も会合を重ね、その都度適切と思われる判断を重ねながら、歩みを進めてきました。

 本校として最も重視しなければならないことは、子どもたちの学習をいかに保証するかということです。具体策を検討し、予定より少し遅れましたが、5月よりネットを利用した学習指導を開始し、継続することができました。このことが実現できた背景には、ネット指導の環境設定や方法を無償で支援いただいた日系企業様、様々な点で情報を交流し共有させていただいた北米各補習校関係者の皆様、また頻繁なミーティングを重ねながら現状を把握し、今後の方向付けを行ってきた理事運営委員会の強力な指導・支援、様々な角度から先生方や保護者を支え、迅速且つ確実に実務を遂行いただいた事務局の方々、いろいろな無理難題をお願いしながらも、お力添えをいただいた保護者の皆様のご理解とご協力によるところが大きいと感じています。そして何より、ネットを利用した学習を、実際に推進していただいた講師の先生方の並々ならぬご努力は、言葉では言い尽くせないほどです。指導に必要なデバイスを始めとする様々な設備、用具などは全て個人で準備いただいた上、授業の内容がより分かりやすくなるようにと、多大な時間を費やして資料を準備したり、学年のミーティングを何度も開いて、指導の方法や内容を確認したりしながら、ここまで質の高い指導を継続していただきました。そこには、この状況であっても、各教科の基礎的基本的内容は何としても理解してほしい、また子どもたち同士がお互いを少しでも理解し合い、確かな仲間関係を築いてほしいという熱い想いや願いがあったからです。あらためて心より感謝申し上げたいと思います。

 昨年11月16日、アメリカの民間企業「スペースX」の宇宙船「クルードラゴン」1号機が、野口聡一さんら宇宙飛行士4人を乗せて打ち上げに成功しました。コロナ禍にあって、明るいニュースとして世界中で報道されました。野口さんら4人のクルーは、この宇宙船を「回復力」を意味する英語の「レジリエンス(Resilience)」と命名しました。「レジリエンス」とは、「日常に起こるネガティブな感情(辛く、落ち込むような状況)から立ち直る力」と定義できます。このレジリエンスを鍛え、高めるには、自分の長所や強みが何かを理解し、それらを自分に何度も言い聞かせて強く意識することが大切です。「自分は誰かの役に立つことができる」、「自分の存在が誰かを笑顔にできる」といった、自尊感情、自己肯定感を高めることがその基本です。かつて勤務した中学校で、この「レジリエンス」(当時の和訳は「逆境力」)を高めることを核に、学校経営をしたことがあり、「クルードラゴン」のことが報じられた際、この学校で取り組んだ様々なことが思い出されました。

 昨年来行動が大きく制限され、マスク着用、手洗いの励行、ソーシャルディス
タンスなど、生活様式も一変して堪え忍ぶ日々が続いています。感染の状況は刻々と変化していきますが、コロナウィルスによる感染が一日も早く終息することを願うとともに、皆様がコロナ禍の間に確実に培ってきた「レジリエンス」を遺憾なく発揮して、これから始まる新たな年の一日一日が一層充実することをご祈念申し上げ、新年の挨拶に代えさせていただきます。

令和3年1月
デトロイトりんご会補習授業校
校長  井口 豪