Wednesday, April 17, 2024
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イベントレポート

ミシガン州ーJapan News Club 2024年
4月号ー

Japanニュース倶楽部、4月号です! 

日本人的感覚ですと暦の上ではもう春!と言いたいところですが・・・気持ちだけでも、春へ持っていきましょう! 
お天気がすぐれなくても、植物は芽を出し春の準備を整えているところです。新緑眩しい季節が待ち遠しいですね🌱🌳
お出かけの機会も増える頃です。Japanニュース倶楽部のお持ち帰りをお忘れなく! ぜひ今月もお楽しみください。

01-3・・・コミュニティ報告
04・・・ 喧喧諤諤
06・・・ アメリカ市販薬のトリセツ
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
09・・・ アメリカ生活の豆知識/ 言葉の架け橋
10・・・ クラシファイド広告
11・・・ カイロのこばなし
12・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
13・・・ スタンダードゴルフ
14・・・ おうちで楽しむ季節の和菓子
16・・・ コミュニティインフォメーション

生涯をかけて学ぶ価値のある武道「剣道」―友情と技の大会

生涯をかけて学ぶ価値のある武道「剣道」―友情と技の大会

アメリカ、カナダより380名を超える剣士たちが集い、熱い戦いを繰りひろげた第26回Annual Detroit Open Kendo Tournament and Kendo Seminarが2月17-18日、Seaholm HS(Birmingham)体育館で行われた。17日は日本からお招きした剣道教士八段・本名和彦による剣道セミナーが行われた。

18日のトーナメントのOpening Ceremonyは君が代、カナダ、アメリカ合衆国国歌で幕が開けられた。在デトロイト日本国総領事・進藤雄介氏は剣道とはたゆまない身体と精神の鍛練、文化交流はスポーツマンシップを高揚する、佐々木博樹JBSD会長は今大会開催の参加者を歓迎する、と激励の言葉を述べた。選手宣誓ののち、午前は小さい身体に防具を身に着け、力いっぱい闘う小学生剣士からシニア剣士の部門の段級、年齢等による10部門のトーナメントが行われた。午後はチーム戦。試合は6つのコートで同時進行で行われ、フルバスケットコートの体育館が小さく感じるほど剣士たちのぶつかり合う気合(掛け声)と竹刀、多くの応援の声が響き合っていた。

クライマックス、Team Adult戦の決勝に地元のDetroit Kendo Dojo Aが勝ち上がった。準決勝での鮮やかな勝利に、昨年の雪辱を晴らし優勝への期待がかかった。ステージ前のコートを剣士、関係者らがぐるりと囲み、志道館(NY州)との対戦を見守った。主審は剣道教士八段・本名先生。1チーム5人の対戦の最初、先鋒・次鋒戦は志道館が勝った。制限時間のある勝負では流れも分かれ目になる。流れに乗りすきを見せない志道館に対し、デトロイトチームは攻めの手を打った。最後の大将戦まで真剣勝負を繰り広げられ、勝負は志道館が制した。試合を見守った会場全体は大きな拍手で両者を讃えた。

Detroit A Team:
先鋒・辻圭一郎(Honda)、次鋒・楯武久(SEWS)、中堅・𠮷川弘剛(Aisin)
副将・今井英雄(Denso)、大将・栗田篤(ATC)

表彰式ではそれぞれの勝利者にメダル、副賞等が贈られた。締めくくりのあいさつで剣道教士八段・本名先生は、気合あふれるプレーに感動、満足することなく自分を磨き、負けた自分に負けない心を持とう、と述べた。大会は剣道の教えの通り、一同の礼で大会を終了した。

日程を終えて、大会長の剣道範士八段・田川順照はカナダ、アメリカの西はカルフォルニアから南はフロリダ州などから参加者があり、剣道が普及し、剣士たちがまた来年も、と喜ぶ姿が見られた、と話していた。大会のトーナメント委員会、コミュニティーからのボランティアも開催を支えた。

Scallop and Sake Social開催 〜 北海道産ホタテと日本酒のうまみをみなさんへ

Scallop and Sake Social-ホタテとお酒のうまみを皆さんへ

北海道産のホタテと日本酒の魅力を伝えるイベントが、2月5日在デトロイト日本国総領事の公邸で開かれた。ホストは進藤総領事夫妻。ミシガン州で経済、文化、教育、食品分野で活躍する人々が参加した。イベントのオープニングでホストの進藤総領事は「東日本震災では日本は多くの国、特にアメリカからメッセージをいただいた。その後復興において努力を重ねてきたがこの度、科学的根拠よりも輸入を制限した国があることは残念、そのインパクトは大きいがそれを払拭すべく、安全でおいしい日本の北海道産のホタテをミシガンの3人のシェフが料理で披露、それを皆さんに味わっていただき、その素晴らしさを伝える機会を持ちました」と述べた。

中華のDanny Yu氏(Hong Hua, Farmington Hills)のGolden scallops and shrimpsは「卵の黄身」を加えたフライで、ホタテの甘さと柔らかさが口の中に広がるおいしさ。アメリカ料理のJames Rigato氏(Mabel Gray, Hazel Park)は新鮮なホタテをCrudoというイタリア料理風にキュウリ、ゆず、こしょうのブロスに漬け、大根、グレープフルーツ、Gochugaru(Korean red chili)をガーニッシュに添えた。容器も竹の器の雰囲気を演出。寿司の長尾謙氏(写楽、West Bloomfield)は日本のホタテを知ってもらうチャンスとしてお醤油でいただく握り、炙りはレモンと佐渡の深海330mからの塩を添え、スパイシーな味付で生臭さを取り、ちょっと趣向の変わった軍艦巻の3種のプレゼンテーション。三者それぞれにホタテガイの調理の多様さや味付けによる口当たりの違いから、魅せる料理の食材としてのホタテガイを織りなした。参加者の中の、デトロイト・ダウンタウンのルネサンスセンターやカジノのレストラン関係者は、このプレゼンテーションに舌鼓を打っていた。

 ホタテガイ料理とともに、日本酒の試飲コーナーも設けられた。イベントのオープニングで進藤総領事は、お酒は古代から飲み物というよりも神への捧げものの意味があった、精米歩合が高いほど香りやスムーズさがあり、それぞれがユニークなお酒となる、どれがホタテ料理と合うか試してみてください、と紹介した。試飲コーナーには姉妹州県の滋賀をはじめ、福井、山形、山口、三重、新潟、兵庫県、カリフォルニアの10種類の日本酒がずらりと並び、終始試飲を楽しむ人で絶えなかった。係の人によると滋賀県の「神開 No77 あまずっぱい」が一番の人気だった、という。

ホストの進藤総領事は、飲むこと食べることを通して皆さんに楽しんでいただけた、とイベントの盛会について語った。この日は、BentOn(和食ミールキットサービス会社)も約18種類のキットとキットを利用したホタテガイの料理を紹介した。

 水産庁の統計によると、ホタテガイとその調製品は輸出先は中国が50%を超えている(令和4年度 水産白書、『(4)水産物貿易の動向』水産庁のHPより)。昨年8月の東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出により、中国政府がしいた日本の水産物の輸入全面禁止は水産業者、特にホタテガイにかかわる人々に大きな影響を与えている。中国だけに輸出先を依存しない、多様なサプライチェーンにより、アメリカやその他の国での需要を高めることが今後大切となってくるだろう。

 

 

 

 

ミシガン州ーJapan News Club 2024年
3月号ー

Japanニュース倶楽部、3月号です! 

いよいよ春も到来!? という日も出てくる3月。コロコロ変わるお天気に振り回されつつも、やはり嬉しくなりますがまだまだ外出時は温かくしてお出かけください!
お出かけの際は、Japanニュース倶楽部のお持ち帰りをお忘れなく! ぜひ今月もお楽しみください。

01-3・・・コミュニティ報告
04・・・ 喧喧諤諤
06・・・ アメリカ市販薬のトリセツ
07・・・ 心臓病医療の最前線
09・・・ アメリカ生活の豆知識/
        言葉の架け橋
10・・・ クラシファイド広告
11・・・ カイロのこばなし
12・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
13・・・ スタンダードゴルフ
14・・・ アロマでひと休み
16・・・ コミュニティインフォメーション

森みゆき デビュー40周年記念コンサート

去る2023年10月22日(日)にミシガン州のWallled Lake Central高校オーデトリアムにて「森みゆきデビュー40周年記念コンサート」が行われた。森氏は、「みゆきお姉さん」として、1983年にNHK『おかあさんといっしょ』で「第15代うたのおねえさん」として活躍。その後活躍の場はミシガンにも広がり、昨年、デビューしてから40年を迎えてミシガンでのコンサート開催となった。

会場には、当時、対象年齢だった方々が親御さんとなり、また、お孫さんを連れて3世代で足を運んだというファンまで。懐かしく当時を思い出し口ずさむ方たちも多くいた。

オープニングから2曲は、森氏が作詞を手がけた作品「明日、輝くために」「大好きだよ」から始まり、その後、長年歌い続けている「アイアイ」「おもちゃのチャチャチャ」「あめふりくまのこ」「さっちゃん」「バナナのおやこ」など、誰もが知る子どもの歌メドレーを会場いっぱいに届けた。

森氏とコラボしたピアニストは、現在もラジオ体操でピアノ演奏を務める幅しげみ氏。彼女がラジオ体操のイントロから体操の一部までを弾き出した時には、生の演奏で聴けた感動で会場がどよめき、テレビで聞くままの音色に一同興奮の表情を見せた。

幅氏の素晴らしい演奏と共に、森氏の40年の歩みを歌と当時の写真やトークで振り返り、会場は盛り上がる。オリジナル作品「お母さんっていいね」のほか、「LOVE YOUR LIFE」という楽曲も会場を温かく包んだ。こちらは、森氏が2007年に結成したDream Singers、現在の第17期生と手話を使って「にじ」「花は咲く」と共に世界平和を願いながら力強く披露した。

『おかあさんといっしょ』ファミリー佐藤弘道氏(第10代たいそうのおにいさん)、坂田修氏(第7代うたのおにいさん)、花田ゆういちろう氏(第12代うたのおにいさん)からの御祝メッセージが紹介された。

後半には、森氏がこよなく尊敬するジュリー・アンドリュース氏との出会いの話などを盛り込み、「サウンドオブミュージック」や「メリーポピンズ」からの作品や現在人気のUruの「心得」なども熱唱。最後に幅氏と一緒に作った楽曲「See you again Smile again…」、あっという間の90分の最後アンコールは「いのちのうた」で締めくくった。森氏は、「今こうしてステージで歌うことのできる歓びと感謝の気持ちを表現し、心を込めて歌いました」と話し節目となるライブの幕を閉じた。

この記念コンサートを終えた森氏は「この日を迎えるにあたり多大な力を貸してくださった沢山の仲間たちに心から御礼を伝えたいと、40年間の思い出を手繰り寄せ、改めて夢を形にしてきた日々を懐かしく振り返る機会に恵まれたことに心から幸せであることを再確認できたライブだった」と感無量の気持ちを笑顔で語った。「これからも音楽と共に生き、音楽の素晴らしさを後世に伝え続けたいと願っています」

(写真・取材協力 Dream Singers事務局)

“昇る龍のごとく”の一年に  総領事公邸で新年会

一段と冷え込みが厳しかった1月17日、在デトロイト日本国総領事公邸にて新年会が行われた。同領事館管轄地域(ミシガン、オハイオ州)で活躍する在留邦人、日系人らが参加した。総領事館による新年会開催は初の試み。日本時間の元日夕方に起こった能登半島地震で多くの方々が犠牲や被害に遭い、避難生活を強いられている方のご苦労を鑑み、会の冒頭で進藤雄介総領事の言葉の続いて黙とうが捧げられた。

挨拶で進藤総領事は旧年を振り返り、コロナによる制限が緩和され、ホイットマー・ミシガン州知事が姉妹州県の滋賀県を訪れたこと等、人々の交流がコロナ禍以前に戻ってきたことへ、今後の期待を述べた。干支の龍の年にふれ、昇る龍のごとく皆様の活躍を祈念している、と挨拶を締めくくった。

続いてこの新年会開催に賛助した団体の紹介と代表者のスピーチ、総領事からの表彰者の発表が続いた。5年の任期を満了した在クリーブランド名誉領事の藤田浩之氏はさらに5年間任命を受けた。書家の藤井京子氏は、長年のコミュニティーでの書道デモンストレーション、書道教室を通じた書道の普及等の功績から総領事表彰を授与された。

祝宴の雰囲気よりも被災者を思うことに主催者の思いが込められていた。祝杯をあげることは慎み、捧げられたのは思い。それをくみ取るように、パフォーマンスに立ったミシガン州在住の歌手・森みゆき氏は、同じくミシガン州在住のピアニスト・菅野雄太氏の伴奏で澄み切った歌声で「Hanamizuki(ハナミズキ)」と東日本大震災の被災地、被災者の復興を応援するため作られた曲「花は咲く」を歌唱。「本当は二曲でしたが、ぜひもう一曲を」と森氏は参会者とともに「故郷」を合唱。緑豊かで、海や川の水が清い日本の国土。それに思いをはせながら、東日本震災でも心を一つにし復興へ向かったことを思い出し、今回も能登半島地震で被災した人々に遠いところから心を一つにすることが、苦しんでいる皆さんを元気づけることにつながる、という思いがあふれた合唱だった。

人々の交流が新たな発展やつながりをもたらす、という主催者のもてなしに、参会した人々は紹介されたミシガンの日本食レストラン(写楽)やミールキットの料理、タイ料理 (Blue Lemon Thai)、ベーカリーのデザート、さらに滋賀県や日本各地の地酒の紹介を楽しんだ。

デトロイト日本商工会 新年会開催 年の始まりをエネルギッシュに祝う

ゲストパフォーマーに 歌手 久宝留理子さんを迎えて

1月中旬からの寒が緩んだ28日、デトロイト日本商工会 (Jap a n Business Society of Detroit:JBSD) の新年会がノバイ市のサバーバンコレクションショープレイスで行われた。新年のあいさつを交わす人々、新たな出会いで名刺を交換する人々でいっぱいの会は盛大に行われた。昨年同様、司会はGregory E. Laskey氏(Toyota Motor North A merica Inc.)とNatsuko Miyamoto氏 (Toyoda Gosei North America Corporation) の名コンビ。

JBSD会長佐々木博樹氏による冒頭のあいさつは、日本で元日に発生した能登半島地震に遭った方々へのお見舞いの言葉で始まった。続けてJBSDの事業として、主催イベントではコミュニティーとの相互理解と友好、JBSD基金ではミシガンの教育、地域に関連する団体の活動をはぐくむことを行っていることを説明した。

特別ゲストの在デトロイト日本国総領事、進藤雄介氏も能登半島地震の犠牲者へのご冥福とお見舞いの気持ちを表した。デトロイト総領事館管轄の在留邦人は15000人で増加傾向にあること、約450社の日系企業が約4万人の雇用を創出しており、現地の人々の温かい気持ちを感じていることに感謝の気持ちを述べた。コロナ禍が収束を見せ、昨年の要人のミシガン州への訪問が増えたことに加え、岸田首相が4月にBiden大統領との会談で渡米予定と発表。それ以上に草の根レベルでの友好、人と人との関係が日米関係を支えていく、そのために総領事館としても協力をしていく、と述べた。

特別ゲストのミシガン州副知事Garlin Gilchrist II氏は、日系企業の投資、特に製造業がこのミシガン州をパートナーとして選んでくれているのが嬉しく思い、Whitmerミシガン州知事も日系企業によるイノベーション、もたらされる高い成長と雇用の創出の利点に感謝している、今年も新たに一緒に取り組んでいき、Best Place to liveを目指していきましょう、と力強く述べて挨拶をしめた。その後、会食、歓談へと移った。

今年のイベントは、来米したシンガーの久宝留理子さんとバンド、SOPHIAのキーボード都啓一さんの共演。アトランタのコンテンツ・クリエーターであるヒロ・エドワード・サトウ氏がナビゲーターとして、2人にデトロイトの印象をインタビューした。デトロイトは初めて、と言うお二人。前日、Motownを訪れ、The Temptations のレコーディングルームなど印象に残った、と話した。

お待ちかねのショーのオープニングは、「次の夢」。1996年に日産自動車のCMからのヒット曲で「日産とのCMでの思い出は深く、デトロイトで歌う日が来るとは」と喜びを語り、会場の日産関係者からも歓声が上がった。コロナ禍での辛かった日々に、桜の花の下で撮る記念写真のイメージに思いを寄せ、その日が来ることを考えて作った、という最新曲「サクラサク空の下で」(http://drops-rk.jp/) と続けた。次に22年に日本武道館でのコンサートを成功させ「SOPHIA」の活動を再開した都さんに久宝さんは「大振り」。都さんは笑みを浮かべながら、SOPHIAの歌の一節を演奏して会場から拍手が沸いた。「いい日旅立ち」、「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song)」では、久宝さんの表現力の幅の広さで参会者を魅了。クライマックスは、1994年「早くしてよ」、1993年 「男」。ステージいっぱいを使ってパワフルにパフォーマンスを繰り広げた後、フロアに降りて観客と一緒に盛り上がり、エネルギッシュな歌唱で会場を沸かせた。最後に参会者が自由に久宝さんと都さんを撮影できる写真タイムのサービス。バナーを持ったファンをステージに呼び、和やかな表情で応えていた。

会は再び、Gregory氏とNatsuko氏の司会でお楽しみ抽選会へ。景品はスポンサー提供のギフトカード、ミシガン大学フットボールやLionsのゲームの観覧チケット、日本往復航空券等の豪華プライズも。歓声とどよめきにつつまれた。

最後に佐々木会長から、1月をもって事務局長としての12年の任期を終え退任する植田庄作氏に花束が贈呈された。会は「みなさまの幸せ、健康、益々の発展を願って」と佐々木会長の音頭による三本締めでお開きとなった。

音楽、自動車産業の街であるデトロイトという素敵な場所でデビュー34年目にして歌う日がくるなんて、最高な1日でした。会場に足を運んでくださった皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。めちゃくちゃ盛り上がって皆様と一つになれたこと絶対忘れません。サンキュー、デトロイト!! (シンガー:久宝留理子さん)

初めてのデトロイト!しかもライブで来ることができて感謝しかありません。音楽と自動車の街、僕にとって大好きな事柄ばかりです。この度は誘ってくださりありがとうございました。またこの街でお会いできるのを、音楽を奏でることを楽しみにしています。最高でした! (キーボード: 都啓一さん)

 

ミシガン州ーJapan News Club 2024年
2月号ー

Japanニュース倶楽部、2月号です! あっという間に年があけて一ヶ月が経過しました。

寒さ厳しい週があれば、気温が下がらず雨が続くなど、なかなかお天道様に会えない寂しい時期ですが、この時の経つ早さを考えれば春もそう遠くではないだろうと気持ちを前へ前へと押し進める今日この頃です。
そんな時は、Japanニュース倶楽部をぜひ!おうちでお楽しみください。

01-3・・・コミュニティ報告
04・・・ 喧喧諤諤
06・・・ アメリカ市販薬のトリセツ
07・・・ 日本の歴史にまつわるコラム
08・・・ オハイオだより
11・・・ カイロのこばなし
12・・・ アメリカ生活の豆知識/
        言葉の架け橋
13・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
14・・・ 帰国生中学・高校入試受験対策
16・・・ スタンダードゴルフ
17・・・ クラシファイド広告
18・・・ コミュニティインフォメーション

恒例のりんご会補習授業校 2023年度 文化祭行われる

会場のノバイ高校オーディトリアム
会場のノバイ高校オーディトリアム

年末の恒例となったデトロイトりんご会補習授業校の中・高等部文化祭が、12月16日借用校舎のあるノバイ高校オーディトリアムで開かれた。

同校は2 023年が創立50周年だったので、ステージには50周年記念のバナーが飾られた。開会式では林る美校長、生徒会長が挨拶があいさつ。この文化祭の発表のためにクラスが一つの目標に向かってきた、学び合い、感動し、すべてが永遠の思い出となる、年の最後の授業日を心豊かなひと時にしましょう、と生徒会長が述べた。会場は生徒の期待で満ちた。

中・高等部はクラスは10クラス。ステージ上のスクリーンに画像を映し出したりB GMや効果音を流したりし、劇、合奏、テレビショー、ダンスやパフォーマンスが繰り広げられた。学校生活を生かした劇もあり、ユーモアあふれた場面やせりふでは会場から笑いが起こった。発表の後半の高等部1年のクラス合同発表は、本物のテレビのショーさながらの演出とダンス。フィンガーファイブの歌に合わせてステージいっぱいに高校生が踊ると、会場からは手拍子が起こり、息の合ったクラスのダンスは会場を魅了した。

保護者も観覧したこの文化祭は、佐々木教頭の音頭による三本締めで、年末の同校の最後の授業を締めくくった。

2023 文化祭ポスター(中学部1年 長舩 蒼太さん)
2023 文化祭ポスター(中学部1年 長舩 蒼太さん)
会場のノバイ高校オーディトリアム
会場のノバイ高校オーディトリアム

 

 

 

学校生活を生かした中学部の劇の一場面
学校生活を生かした中学部の劇の一場面
息もぴったりの高等部のダンス
息もぴったりの高等部のダンス

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
11月号ー

Japan News Club 2023年11月号です!

ハロウィンが終わると一気に年末ムードへ突入ですね。寒さがぐんと進みますが、このまま感謝祭からのブラックフライデー、冬休みにクリスマス、しっかり体調を整えて、イベントの数々を楽しんでいきましょう!🥧🦃

ミシガン州ーJapan News Club 2023年11月号ー今月号もどうぞ、お楽しみください。

03・・・ コミュニティリポート
05・・・ りんご会補習授業校入園・入学案内
06・・・ 幕末から昭和時代の日本人たち
07・・・ カイロのこばなし
09・・・ アメリカ生活の豆知識
        
/ 言葉の架け橋
10・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
11・・・ ミシガン会月例会結果
12・・・ スタンダードゴルフ
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ワイナリー
15・・・ コミュニティインフォメーション 

新時代への布石ー北米国際自動車ショー開催

自動車の街デトロイトを象徴する北米国際自動車ショー (North America International Auto Show) が今年もデトロイト・ダウンタウンのHuntington Plazaで開催された。電気化、クリーンエネルギーを前面に出した今年のショー。 一般公開に先立って開かれた報道関係者へのプレビューの様子をレポートする。

会場のHuntington Plazaに着いたのは公開初日の午後。Jefferson AvenueとWashington Blvd.の交差点にはプレスパスを首から提げたメディア関係者が行き交っていた。”Sustainability Lines Here”— 持続可能なエネルギーがここにある、Plazaのスクリーンは今回のテーマを映し出していた。
チェックポイントから入るとフロアーに所狭しと光り輝く自動車たち。スモーキーブルーのカーペットが敷き詰められ、場内はそれぞれの自動車メーカーのセクションに分かれていた。正面のFordブルーがひときわ目を引いた。その隣にGM。Chevroletのピックアックトラックがいかにもアメリカらしいゴージャスな雰囲気を出していた。少し奥にはStellantis。Big3が入場者を引き付ける。今年の自動車ショーはアメリカの自国中心傾向が強くなった、と言われている。35のブランドが展示を行った。今年は展示に参加しないブランドもあった。Fordの隣にはToyotaの展示。人気のファミリー・ミニバン、Sienna。そこから奥へ進むと高級車の展示へ。Lexus-RZ450eの説明を聞いた。Lexus初のバッテリーEV専用モデルで、航続距離は最長220マイル。加えて、14インチのディスプレーを搭載しており、車内の空間とフットルームがゆったりしているもさることながら、高い実用性にも驚いた。
EV車の展示にさらに目を向けると、7社が試乗体験を行っていた。メディア・プレビューの日でも長蛇の列だった。タイヤとフロアーの摩擦で起きるきしんだ音が会場内に鳴り響いた。アメリカ市場向けにEVへ注力が加速していることを象徴していた。サプライヤーの展示もホール奥や外で行われていた。バッテリーの使用により新たなスペースができたことによるデザインの変化、バッテリーの過熱で起きる効率の低下を防ぐ技術の紹介など、EV化への加速を目にした。

プレビューでの楽しみはなんといっても、会場内が混雑していないこと。特別に作られたダウンヒルのコースをFordのピックアップトラックとJeepがパフォーマンスを競い合っていた。Fordはドライブのデモンストレーションだけだったが、Jeep WranglerやRubiconはプロフェッショナルドライバーの運転に同乗できるコーナーがあった。ホールの天井近くまで上るコースを見ると恐怖を覚えたが、ものは試し、と思って試乗することにした。Jeep Wrangler。前方の様子をカメラがとらえパネルに映し出されているが、それを見るよりも実際車外を目で見て楽しめた。コースの出だしはManeuverability(操縦性)。蛇腹を立てたように置いたV字の谷の中を通っていく。「このJeepはElectric Drivetrain(電動ドライブトレイン)なんだ!」とドライバーは言いながらV字を抜けていった。次は急坂で天井近くまで上り詰めるTraction(牽引力)。勾配を尋ねると「40度」と答えが返ってきた。Top of the Hill、坂の頂上まで上ると展示会場が小さく見えるほどだった。下りはシートベルトがしっかりと体を保護。車輪はしっかりと斜面をとらえていた。そして、階段を上っていく(特設コースでプロのドライバーが運転するので、くれぐれも一般道で同じことをしないようにしてください)。今度は車体ごと上下に体が揺れたがショックは吸収されていく。最後はOff-Camber(オフキャンバー)。先程の坂道と同じくらいの角度を登っていくが、今度は両車輪がそれぞれ狭いコースを走っていく。頂上から降りる際には車輪がコースから外れないようにとドライバーは窓から顔を出し確認しながらゆっくりと下って行った。3分にも満たない試乗だったが、Jeepのパワーを感じた体験だった。

メディア・プレビュー最後のイベントでLight Dinnerも兼ねたFord Mustangのプレスカンファレンスに参加した。会場にはざっと見て300人以上のメディア関係者が参加。Mustangのブランドロゴの巨大オブジェが中心に据えられ、そのバックにはMCコーナーが置かれた。“Bred to raceー レースのために生まれた”、これがテーマ。MCは俳優、モータースポーツ分野でのホスト等で活躍するJerad DeAnda氏。1964年の初代の登場から、第7世代を迎えたMustangの魅力をゲストとともに伝えた。最初はDarkHorse。Mustangファンは、「縦に3つ並ぶテールランプはMustangのオリジナリティー」と言う。GT3のデザインエンジニア、ドライバーらとパフォーマンスについて語り合い、クライマックスはGTDの披露へ。Jim Farley-Ford社社長、Motorsport分野のチーフ、Mark Rushbrook氏、Mustang BrandチーフのJim Owens氏、そしてTechnicalのチーフ、Larry Holt氏が登場した。Fordの技術とHolt氏のMultimatic (革新的技術で
自動車部品、システム等のエンジニアリング提供会社)が少数精鋭チームを作り、レースカーのGTを一般道路向けとしてGTDをデザイン、完成させた。軽量化へのカーボンファイバーの活用、空気抵抗を少なくさせるウイングの改良などを紹介した。流されたビデオの中でFarley氏は「何か、スペシャル、というものを作りたいと考えてきた。50年間温め続けてきた」と締めくくった。そのあと、MCコーナーのバックからGTDが姿を現しだした。メディア関係者は総立ちでその雄姿にくぎ付けになった。なめらかなフロントのラインに洗練さがあり、GTDも前世代からのGTシリーズの面影を残している。歓談の時間の際、Holt氏にインタビューすることができた。「10人中9人はこのプロジェクトを否定しただろう。でも背中を押されて動いたんだ」。さらに「GTDの秘密は、どれ一つもGTと同じ部品を使っていないことだ」と教えてくれた。その言葉の中に、技術の粋を込めてプロジェクトに向かっていく姿やプライドを想像できた。カンファレンスの最後に登場した4人の言葉一つ一つに、光る発想力、それを実現させていく技術力と探求心を感じた。このGTDが疾走していくところはどこだろうか。そう考えるとワクワク感が増してきた。
デトロイト・オートショーは9月13日から24日の12日間開催された。(JNC)

温めた友好 サギノー日本祭は今年も盛会

秋の気配が感じられつつある9月17日、ミシガン州サギノー市(Saginaw)にあるJapanese Cultural Center, Tea House & GardensでJapan Festival in Saginawが開かれた。コロナ禍後の再開3回目の今年は、1000人近くの参加者でにぎわい盛会となった。

サギノーはデトロイトから約100マイル北に位置し、徳島市と姉妹都市提携を結んでいる。少し曇り空のこの日、午後1時過ぎに開会の挨拶が始まった。

3エーカーの雄大な敷地を誇る園内には、日本庭園、日本の本格的な茶室「阿波鷺能庵」を擁する。仮設テントにはあふれるほどの人々が集まった。同センターのTodd Hall館長がこの日本文化センターのあるサギノー市と徳島市の姉妹都市提携は全米でも最も古い歴史であることを紹介。デトロイト日本国総領事館から挨拶に立った田平修専門調査委員(広報文化)は、このフェスティバルは日本文化のショーケース、62年間の姉妹都市のご縁は人々のコミュニケーション、お互いの信頼の上での尊敬に繋がっている、と述べた。続いて、サギノー市長のBrenda Moore氏はこの日本祭りが年々「Bigger, better」になっていると喜びのメッセージを添えた。Great Lakes Taiko CenterによるRaion Taikoを皮切りにテント内の特設ステージでのパフォーマンス、園内のブースの展示と日本文化のハンズオン経験、お菓子やお弁当、アクセサリー等の販売、お茶室のお点前披露など様々な日本文化の紹介とイベントが繰り広げられた。

 

今年はこの日本文化センターの特製Tシャツに揮毫をしたミシガン州在住の書家・藤井京子氏が、ステージ上で映画「千と千尋の神隠し」の中のセリフを揮毫するパフォーマンスを行った。徳島の阿波踊りのフラッシュモブも加わり、バラエティーに富んだパフォーマンスだった。

人気のお茶室でのお点前は、裏千家、表千家の皆さんが1回ずつご披露。合計60枚のチケットはすぐに完売した。1960年代に徳島からサギノーへ留学した高木宏幸氏が帰国後もサギノーの人々と交流を続け、友人の知人がサギノー市長となったことが縁で、姉妹提携が結ばれ、お茶室が建てられた。設計と組み立てを一度日本で行い、サギノーの人々の協力を得て建てられた16世紀の茶室様式の貴重な建築物である。お点前中は英語による解説があり、すべての邪念を捨て一期一会のひと時を大切にする、の説明に参加者は伝統とお茶の極意について言葉を越えた静寂さを味わっていた。

この日本祭は、サギノーとミッドランドを中心とする地域在住の方々のボランティアにも支えられている。当日は約40名がスタッフとして活躍した。このフェスティバルの主催者で日本文化センターのエグセクティブディレクターの阿津ますみ氏は、このイベントが地元の支えで成り立っていることに地元の力添えに感謝の気持ちを寄せている。Saginaw Valley 州立大学には日本語の副専攻があり、ミッドランド市のDow高校にはJapanese Clubがある。Dow高校生は日本文化紹介ブースを毎年開いている。来場者も学生や現地の方々の姿も多かった。また今年は初めて来場する方々も多かったと阿津氏は言う。

サギノー市長のMoore氏は毎年、お点前に臨席なさっている。本誌のインタビューに気さくに答えてくださった。お点前に参加した感想は「Impressive」の感動の言葉。また、サギノーをまだ知らない人々に紹介するために一言を、と尋ねると「Saginawは“a welcoming city”。皆さんを歓迎しています」と温かなご返答をいただいた。

日本式庭園でのデモンストレーションは続いた。菊と洋花をアレンジした生け花は洗練された造形と色彩のコントラストで来場者を引き付けた。盆栽家Jack Sustic氏は今年も作品を展示し、入場者からの多くの質問に答えていた。地元ミッドランドのTim Ricketts氏は会場でろくろを回し、Soda Fired Potteryのデモンストレーションで来場者の目を楽しませた。

クライマックスは展示とデモンストレーションに参加した4名のアーティストの7作品が当たるラッフルの当選者の発表だった。ステージ上でチケット番号が発表されると、当選者はアーティストがこのイベントのために制作した生け花等の貴重な作品を受け取った。

フィナーレはRaion Taikoが再びステージに登場。最後に演奏したのは「虫送り」。夏の終わりと、さまざまな、今なくてもいいものを追いや、という気持ちを込めた1曲。演奏の後にインタビューに答えてくださったEileen Hoさんは「稽古は厳しいけれども、心と体の幸せにこの演奏を思い出してもらえたら」と語った。

日本文化センターへは、Novi・Ann Arbor方面からはUS-23を走ると1時間ほどで着く。4-10月の開園。入園は無料。お茶とツアーは予約なしも歓迎で$5。大人気の毎月第2土曜日に予約制のお茶会は$10で要予約。日本文化に興味のある方をお誘いするには最高の機会。日本文化に関するイベントも企画されている。お茶室の運営は50%がサギノー市から、10%はイベントなどの催しものから、残りは寄付で賄っている。この本格的な茶室の維持には地域からの協力が大切。興味のある方はこちらで寄付を募っている。 www.japaneseculturalcenter.org(JNC)

 

第3回 “マイボンMIBon” 盆踊りイベント ” 初のクランブルック日本庭園エリアにて開催

第3回 “マイボンMIBon” 盆踊りイベント ” 初のクランブルック日本庭園エリアにて開催

去る8月13日、少し汗ばむほどの陽気の中、今年で第3回目となるMIBon 盆踊りフェスティバルがクランブルック日本庭園エリアにて開催された。このイベントは、遡ること、まだコロナが猛威を振るっていた2021年の8月。五大湖太鼓センターの小さなグループにより始められたイベントで、夏といえば、の「盆踊り」アメリカでも徐々に人気を得てきている「太鼓の演奏」二つのエレメントを合体させた新しいコンセプトのお祭りだ。第2回の昨年は、ノバイ図書館のパティオで図書館とのコラボイベントという形で大成功を収めた。

今年はりんご会補習校開校50周年にあたるが、最初に補習校が借用した校舎が、このクランブルックキャンパス内にあるブルックサイドスクール。日本人コミュニティにとって大変縁のあるクランブルックでのMIBon2023となり、浴衣やはっぴ、甚平などを着て来場する人たちが多く見られた。

オープニングはエネルギーあふれる太鼓の演奏で始まった。五大湖太鼓センターよりアイリーン・ホー氏、Cranbrook Center for Collections and Research Directorのグレッグ・ウィットコップ氏による挨拶で、この日を迎えられた喜びが述べられ、MIBon 2023の企画運営、設営、盆踊り指導、サポートなどに携わった五大湖太鼓センターのメイデンス典子氏、ジョンソン恭子氏、フィッシャー明世氏、Tokyo Rope USA社の中浜昭太郎氏、その他JBSD、JSDウィメンズクラブ、高校生ボランティアの方々への感謝の意を表した。“Happy MIBon!”の掛け声でイベントが始まる。

盆踊りは、「東京音頭」「炭坑節」の定番曲に加え、ミシガンのオリジナル盆踊り曲「ミシガン音頭」やカリフォルニアの太鼓アーティスト、PJ Hirabayashiと日本のプロ太鼓グループ鼓童の名誉会員、藤本容子との共作、「EiJaNaiKa(ええじゃないか)」といったユニークな盆踊りも組み込まれた。高校生ボランティアグループが本番直前まで練習を重ね、手本となり踊るその姿はなんとも頼もしい存在であった。皆で踊り、櫓を囲んでできた盆踊りの輪の大きさをみると、地元民たちの日本文化への関心の深さが伺われる。

盆踊りの合間には、クランブルックの日本庭園においても、太鼓や和楽器演奏を披露。盆踊りに来られた方達も庭園まで足を延ばし、本格的な日本庭園を堪能し、そのクオリティの高さに驚いたのではないだろうか。  イベントを終えて、企画から同イベントの指揮をとってこられたジョンソン恭子氏へ感想を伺った。

「多くの方に盆踊りの輪に入っていただき、楽しんでいただけたことと思います。盆踊りはもともと誰でもその場で参加できるよう動きはごく単純なものになっています。ミシガン音頭には、ミシガン人がミシガンを紹介するときに使うしぐさ、ミトンとうさぎの動きが所作の中の中心になっており、地元の方々に馴染んでいただけたのでは」と話した。「歴史と伝統あるクランブルックで本イベントを開催できたことは、光栄です。りんご会補習校50周年という節目の年でもあり、クランブルックのLower schools Brooksideの校舎が最初に借用した場所だと考えるとき、この場所で盆踊りと太鼓という楽しいイベントを通して日本文化を紹介できる機会をいただけたことは大変ありがたいことだと思います」

大盛況であったこのMIBonフェスティバルが、今後も末長く続いていってくれることを願いたい。(JNC)

ミシガン州セントクレア湖は “Smallmouth Disneyland!” バス釣りトーナメント開催 日本人選手大健闘

「バス釣り」というと、米国では大変気が高いアウトドア・スポーツの一つ。市場も大きくプロトーナメントも盛んだ。去る7月26~30 日、ミシガン州南東のLake St. Clair (セントクレア湖)にて、B.A.S.S.のバスマスター・エリートシリーズのトーナメントが開催され、日本人アングラー4人が参戦。健闘を見せた。日本にも米国のバス釣り文化が色濃く浸透しておりミシガンと姉妹県州を結ぶ滋賀県の琵琶湖や、河口湖は人気の釣り場として知られる。

この「エリートシリーズ」は、中でもトップクラスのプロの釣り師(アングラー)のみが参加できる最高レベル(優勝賞金$100,000)のビッグ・ゲームトーナメントで、100名のプロ選手が9回にわたるトーナメントで漁果を競う。一つ下の「バスマスター・オープン」戦にて、200名を超える参加者の中から、全9試合に参加し、かつ年間成績上位9名以内に入賞した者がエリートカテゴリーに昇格するというシステムとなっている。

日本の釣り愛好家、大会を楽しむ

開催期間中、マコーム郡の湖岸沿いのブランデンバーグ・パークには、ワールドクラスの極みを楽しもうと、多くファンが応援にやってきた。無限の地平線から昇る美しい日の出に迎えられた観客は、メトロ・デトロイトエリアの代表的な水辺のひとつであるセントクレア湖の素晴らしい景色をバックに、お目当てのアングラーを間近で応援できるのだ。このイベントは、バス釣り愛好家たちがプロのアングラー(angler:釣り師)と触れ合うチャンスの場でもある。トーナメント最高峰のクラシック大会の優勝者や数々の著名なプロアングラーと会うことができる釣り人の夢の祭典なのだ。

同イベントに参戦した日本人選手は、伊藤 巧選手(千葉県)、木村建太選手(大阪府)、松下雅幸選手(愛知県)、藤田京弥選手(山梨県)の4人。大会3日目には参加者100人中上位50人へ、最終日は10人へと絞られる。同大会では、藤田氏と伊藤氏が、Top10へと勝ち残った。釣り上げた重量で多くの新記録も出され盛り上がりを見せたが、激戦の最終日を制し、シリーズ2つ目の優勝トロフィーを手にしたのは、Joey CifuentesIII氏。伊藤選手は3位、藤田選手は7位の結果となった。

日本人アングラーや日米メディアのサポートのため日本から同伴で来米した「FishingAssistINT (フィッシングアシストイント)」のジェソップ・ペトロスキー氏は、「スポーツは文化の違いを越え、世界中の人々を結びつける。信じがたいと思われるかもしれないが、バス釣りはすでにアメリカと日本の強い架け橋となっている」と話す。自身が日本のバス釣りを取り上げる記事内(https://www. bassfishingjapan.com/)では、日本選手の応援に来た日本の若者や、「日本は自分にとって意味深い国」と語るバスマスターのカメラマン、または、コロナによる分断を経てやっと再会できた日米メディア関係者、伝説のバスマスターMC、デイブ・マーサーを応援する日本人少女の写真などが紹介されており、バス釣りが、国を超えた交流を生み出している

ことが伺われる。

アングラーたちのサポートを終えたペトロスキー氏は、「2週間のミシガン滞在で、アングラー、メディア関係者、日本からの応援に対する地域の方々の温かいおもてなしと歓迎を受け、人々のセントクレア湖への確かなプライドを感じた」と話す。「スキル、テクニックを垣間見、釣師と大会行程をともにする体験は大変貴重で、日本のバス釣り文化の今後の発展にも繋がっていくはずだ」と語った。 (取材協力・レポート・写真提供: Jessop Petroski / https://www.bassfishingjapan.com/)

日本人アングラーの声

参加選手に話を聞くことができた。松下雅幸選手は、「湖は、非日常のところ。バス釣りで魅了される点は、バスとの知恵比べ。いなして釣り上げる、そしてパクっとした感覚がいい。このエリートシリーズはエントリーに5千ドルもするため、スポンサーの方々の応援もあり、真剣勝負の中、ハッピーさとギャンブル的なところを楽しんでいる」と話した。木村建太選手は、「町が大きいと、釣りに目を向けにくい傾向があるが、ここセントクレア湖周辺ではバス好きの人が多いという印象を持った。日本の湖よりも整備されていて水としての魅力を感じる」と話した。

伊藤 巧選手は「バスの数、サイズから見てもこんなに釣れる湖はなく、セントクレア湖は全米でもトップの湖。可能性を感じる。今回は優勝を意識していたので3位の結果に悔しさもあるが、個人的には楽しかった。ミシガン州の人々は温かかった。多くの人が大会に足を運んでくださり、よかったと実感が湧く」と語り、伊藤氏は、プロとして、「一般の人々がバス釣りのテレビ中継を見て楽しいと思ってもらえたら」と話す。過去に同大会で一位を獲得した経験を持つ伊藤氏は、Taku Itoと親しまれるが、同大会二日目、大物を次々と釣ったことから「セントクレア湖に“Smallmouth Disneyland”を見つけた!」と印象的な言葉を残した。

取材を通してインタビューに快く答えてくださったアングラー諸氏の明るさ、前向きさに感動を覚えた。地元の湖が高い評価を受け、ミシガン住民として嬉しく思うのと同時に、改めて自然の大きさやこの自然が人々をつないでいることを実感した。

ミシガン州Lake St. Clair大会の取材協力をいただいたのは、日米でフィッシング文化普及に努める「Fishing AssistINT (フィッシングアシストイント)」のジェソップ・ペトロスキー氏。バス釣りを通した日米の文化交流の促進、釣り師「アングラー」たちの日米大会参加、メディア取材対応や関連企業のビジネス展開サポート事業などの活動を行っている。ペトロスキー氏の協力により日本人選手への単独インタビューがかない、この場をお借りしてお礼を述べたい。(https://www.fishingassistint.com/ja)

MI州セントクレア湖大会の後、8月末には、2023年のエリートシリーズ全戦が終わり、嬉しいニュースが入ってきた。第8戦目のNYシャンプレーン湖では、藤田選手が一位を獲得、最終戦のセントローレンスリバー戦でも、3位に藤田選手、4位に伊藤選手、7位に木村選手と、トップ10に日本人3名が入るという大健闘を見せた。4名の日本人アングラーの2023年の最終結果は、7位藤田選手、23位木村選手、36位伊藤選手、77位松下選手。2024年のエリートシリーズには上位70人が出場権を獲得、またバスマスタークラシックへの出場権は上位40名となり、来年もまた日本人アングラーの活躍が見られる嬉しい結果となった。(JNC)

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
9月号ー

Japan News Club 9月号です!

9月に入りました🍎 新学期も始まり、ミシガンの夏を謳歌した後ですが、まだまだ良い気候が続くこの時期、りんご狩りやコーンメイズ、ドーナッツ&アップルサイダーと、まだまだアクティブにお楽しみください。
今月号のJNCもぜひお時間許すときにゆっくりお読みいただけましたら幸いです。

03・・・ コミュニティニュースつづき
04・・・ 喧喧諤諤
06・・・ 心臓病医療の最前線
07・・・ アメリカ生活の豆知識  / ゴルフのススメ
09・・・ 言葉の架け橋
11・・・ ミシガン会月例会結果 / スタンダードゴルフ            
12・・・ Dr.Kのミシガン育児相談室
13・・・ クラシファイド広告
14・・・ ブリューワリー
15・・・ コミュニティインフォメーション         

デトロイトりんご会補習授業校 設立記念 50周年記念大運動会レポート

「日本にいれば当たり前の行事の運動会だが、アメリカで行われ、心の片隅に残るとするならばうれしいことであります」。創立50周年を迎えたデトロイトりんご会補習授業校の記念大運動会が6月10日に行われた。草創成期に当たる1980年代初頭の運動会の実行委員長の言葉どおりに、この日ノバイメドウズ・フィールドに乱舞した児童・生徒の心にも、この記念運動会は大切な思い出になることだろう。

午前中は幼稚園部から小学部3年生までが参加した。開会式で来賓代表として、日本国総領事館小川首席領事は「今年は50年目という記念すべき年です。オリンピックの選手はより速く、より高く、より強くを目指しています。皆さんも昨日の自分に負けないよう頑張ってください」と挨拶した。林る美校長はカナダ国内の山火事に起因する大気汚染に関する警報に触れ、児童・生徒の体調へ気配りをしつつ、多くの人の協力やボランティアの力でこの盛大な運動会が行われることへの喜びと感謝を児童たちに伝えた。園児・児童代表による選手宣誓ののち、熱戦の火ぶたが切られた。

競技の皮切りは小学部3年生の「徒競走~ゴールめざして~」。そして各学年の徒競走が続いた。カラー帽子をかぶった幼稚園部の「かけっこ」では、ゴールテープを目指して一生懸命走る園児のすがすがしい笑顔でいっぱいだった。玉入れは運動会恒例の競技だが、幼稚園部の競技が終わりフィールドに散らばった玉の「お片付け」では今年はユーモアを凝らした演出があった。来賓の小川首席領事とJBSD(デトロイト商工会)事務局長の植田氏、競技手伝いの高等部生徒が背負ったかごに玉を入れる、というものだ。真剣にかごを追いかける幼稚園児と、来賓の諸氏の楽しそうな笑顔でフィールドは和やかな雰囲気となった。

その次に未就学児の「おもちゃのチャチャチャ」が行われた。お父さん、おかあさんに手を引かれたり、抱っこされたりした子供たちがゴール付近に置かれたおもちゃのプレゼントを目指した。子供たちはもらった風車を嬉しそうに手にしていた。そして、午前中のクライマックスは「50周年記念ダンス」と「ウルトラクイズ」。高等部の生徒がフィールド内に児童生徒を呼び込み、フィールドいっぱいにダンスで運動会の前半のフィナーレを飾った。

午後の部は紅組リードで、小学部4年生以上から高等部の生徒が競技に参加した。来賓の補習授業校運営委員長の佐々木氏は「仲良く助け合ってけがのないよう頑張りましょう」と激励した。最初に行われたのは小学部4~6年生による「バトンをつなげ~友へ~」の全員リレー。全員が走るこの競技では笑顔の力走だった。その後綱引き、台風の目、綱取り合戦とチームの力を合わせて力いっぱいの競技が続いた。紅白競技の最後は中・高等部生徒による「バトンをつなげ~未来へ~」の全員リレーだった。運動会の大フィナーレは小学部4年生以上の「50周年ダンス」「ウルトラ記念クイズ」。午前中と同じ〇×式クイズだったが、“難易度”が上がった質問で、答えが外れた生徒からは「えーっ!」と大きな驚きの声が上がり、盛り上がった。

閉会式の成績発表ではスタンド上の点数板に一桁ずつ数字が発表されるたびに、会場の緊張は高まった。紅組1042点、白組1192点で白組が逆転勝利。優勝した白組の代表生徒には青藍の大優勝旗が、紅組代表には準優勝カップが贈られた。

好天のうちに50周年記念デトロイトりんご会大運動会は幕を閉じた。

心地よい青空と力作の数々 JBSD写生大会が行われる

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

心地よい青空が広がった6月3日、デトロイト商工会(JBSD)主催の写生大会がデトロイト動物園で行われた。10時の受付開始後、画材や水筒を持った家族連れが続々と正面入り口前に設置された受付で受付を済ませて、園内に入場していった。
動物園は高速道路I- 69 6からすぐのRoyal Oakのダウンタウンに近くの市街地にあるが、125エーカーの敷地には約2000頭、245種以上の動物を所有する人気の施設。この広大な動物園内で描く動物を参加者は探して描き始めた。

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

動物園の奥にあるのはキリンの舎。キリンに餌をあげる人々の列が長く続いた。周辺のベンチや持参の椅子に腰を掛けた写生大会の参加者が作品を描いていた。  写生大会には家族みんなで参加するファミリーも多く、保護者に筆の持ち方や描き方のアドバイスを受けて一生懸命に取り組む小さいお子さんの姿も多かった。お昼になると参加者は動物園内で各自昼食をとり、青空の下、すがすがしいピクニックを楽しんでいた。
午後1時半の作品提出しめ切り近くになると、本部のある大きな白テントへ向かう姿が見られた。表彰式で挨拶した在デトロイト日本国総領事館の小川首席領事は、JBSDが今年50周年を迎え、長年行事がつづいていること、このような行事にデトロイト領事館の管轄地域に住む人々が安心して参加できるのをうれしく思っている、と述べた。JBSD立木文化部部会長は、児童生徒だけではなく、多くの保護者の方々もこのイベントを楽しんでいただけた、文化部会の主な行事はこの写生大会と10月の日本祭り、3月のひなまつり。デトロイト周辺の日本人と現地の方々を文化でつなぐ役割を果たしていくことを述べた。
未就学児・幼稚園の部から入賞者が発表された。名前を呼ばれると驚いたり、保護者の方に付き添われて前に出てきたりする姿が微笑ましかった。入賞者の力作が参加者に掲げられると、「おおーっ」という歓声が沸き起こっていた。入賞者にメダルを授与した、デトロイトりんご会補習授業校の林る美校長は「みんな頑張りました。全員にハッピー賞をあげたいです。その中で工夫したものが入賞者に選ばれました」と入賞者発表を行った。
中学生・高校生の部で金賞を獲得した中学2年生の尾城いこいさんは受賞の喜びについてこう語った。「写生大会には過去1度だけ参加した、絵は毎日描いている、ペンギンが好きだから画題に選んだ」。尾城さんの作品は水彩絵の具を用い、透き通るイメージを青に濃淡をつけ描いた力作。
写生大会の入場者は430名でそのうち写生参加者は320名と、昨年コロナ禍以降の再開の大会よりもそれぞれ100名増の盛大な会だった。

JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー
JBSD写生大会2023 入賞作品ギャラリー

ミシガン州ーJapan News Club 2023年
7月号ー

Japan News Club 7月号です!

いよいよ夏本番、ミシガンではワクワクが止まらない月ではないでしょうか。
とは言え、カナダの山火事によるミシガン州周辺の大気汚染が深刻です。
健康を第一に考えての決断、行動をとってください。今月号の新聞の配達は独立記念日のお休みをまたぎ10日以降になりますが、こちらではオンラインにて先にアップいたします。ぜひお時間許すときにゆっくりおうちでお読みください🌻

Japan News Club 7月号はこちら

02・・・ JBSD写生大会2023入賞作品
03・・・ りんご会50周年運動会レポート
05・・・ 喧喧諤諤
07・・・ 日本の歴史を振り返るシリーズ
09・・・ 言葉の架け橋
10・・・ アメリカ生活の豆知識
/ ゴルフのススメ
11・・・日本の歴史を振り返るシリーズ
12・・・ 卒業生記念ギャラリー
13・・・ アロマでひとやすみ
14・・・Dr.Kのミシガン育児相談室
15・・・ ミシガン会月例会結果
16・・・ 五大湖太鼓センターよりこんにちは
                     / スタンダードゴルフ
17・・・ クラシファイド広告
18・・・ ブリューワリー
19・・・ コミュニティインフォメーション 

 

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第26回 JBSDマラソン大会開催 300人が快走 デトロイト日本商工会主催

夏に向かって心地よい青空が広がった 5月21日、ケンジントン・メトロパークを会場にJBSD(デトロイト日本商工会)マラソン大会が行われた。

今年は春先からの気温がやや低めだったが、この日は朝から快晴。例年のMaple Beach近くのピクニックエリアにこの大会を楽しみにしていたマラソン参加者やその家族が集った。開会式とラジオ体操の後、各部門のレースが行われた。1マイルから湖畔1周8.4マイルの男女別・全10種目。

今年は昨年よりも多い、約300名が参加。競技の皮切りは男女1マイル。男女ともスタートから6分ほどでゴールインする素晴らしい走りだった。中には子供と一緒に「Supporter」の黄色いゼッケンをつけて走るお父さん、お母さんの姿も多くみられた。ゴールを目指して「もう少し、頑張って」と声をかけられた子供たちは、白いゴールテープを目指してがんばっていた。

レースのクライマックスは、男女3マイルと同時にスタートした湖畔1周の男女8.4マイルレース。折り返しコースをとる3マイル・レースとは逆方向に8.4マイルレースはスタート。途中3か所の給水地点が設けられた。男子8.4マイルは1時間を切る快走。湖畔1周を終えたランナーに、大会スタッフや観覧者は惜しみない拍手でゴールインを迎えた。

レース後のお昼の時間帯は青空の下、 ピクニックエリアのあちらこちらで家族や知人と一緒に昼食をとるのどかな光景が広がった。フィールドではJBSDのボランティアの皆さんの企画・運営による「サンダル飛ばし」などのゲーム大会が行われた。子供たちは、のびのびとゲームを楽しんだ。

表彰式では開会式に引き続き、JBSDスポーツ部会部長都築祥博氏が挨拶し、入賞者に賞状、メダル、副賞を授与。入賞者代表の男女1マイルの優勝者はやや緊張した様子で、胸にメダルをかけてもらった。女子8.4マイルレースの優勝者、クシュナー陽子さんにインタビューをさせていただいた。

「初めてこのレースを走ったが、気持ちよく走れた。昨年夏にミシガンに引っ越してきて、以前住んでいた中東のバーレーンではクラブチームに所属していた」「厳しいコーチの下トレーニングを積んできた。レース・タイムは1時間10分を目指していたので、自分としてはタイムは悪かったと思っている」と話した。このレースには初参加だったが、ご主人はBrighton(Kensington Metro Parkの隣町)出身で、このメトロパークを訪れたことがあるという。ミシガンをゆかりにしたさまざまな人々が楽しめるこのイベントのエピソードの一つだ。

マラソン入賞者
マラソン入賞者

閉会式の後は恒例の「サイコロゲーム」。大きなさいころをふり、その目の結果を予想するゲーム。商品はブランド店やレストランの商品券。はらはらドキドキしながら、参加者は目の出方を見ては一喜一憂。主催団体のJBSD植田事務局長は「天気に恵まれた一日で、ご家族も一緒に楽しんでいただけた」と大会を無事完了できた喜びを語った。各レースの入賞者は上記の通り。(氏名はJBSD発表に基づく)

 

APACC -アジア太平洋系米国人商工会議所第22回 Annual Gala Asian Pacific American Chamber of Commerce (APACC ) レポート

5月はAsian/Pacific American Heri­tage Month。アジア大陸及び、広く太平洋諸島にゆかりを持つ人々の軌跡と文化遺産、伝統を祝福する。それに先立ち、南東ミシガンに拠点を置くAPACC(Asian Pacific American Chamber of Com­merce)のAnnual Galaが、4月29日にデトロイト・ダウンタウンのMGM Grand Detroitで行われた。

当日は約500人のゲストが参加。モン族、インド、日本、タイ、フィリピン、中国、台湾、マレーシア、韓国等からそれぞれのお国を表す衣装で華やかな雰囲気に包まれた。

APACCは2000年に設立、ミッションとしてアジアとアメリカに拠点を置く企業の関係の調整、アジア・太平洋諸国系のアメリカ人の経済発展の促進を掲げている。そのために、各種フォーラム、団結、リーダーシップの育成を活動の目的とする。エクゼクティブディレクターの Ms. Duc Abrahamsonのオープニングスピーチのあと、民族ダンスのパフォーマンスが生き生きと繰り広げられた。司会は地元テレビ局(Local 4)のアンカーパーソンPriva Mann氏。両親はインド系で、彼女もアジア系カナダ人。

この日、ミシガン州の副知事、Garlin Gilchrist氏もイベントに参加し、スピーチでは、このGalaに祝意を表すとともに、Whitmer知事と常にアジア・太平洋諸国関係の人々との発展と経済的つながりを重要視している点、そして友好と経済発展への考えを述べた。また、APACC理事メンバーである増本氏は、「実際に州中央部のバトルクリーク市には日系会社を含む80社以上が進出できる工業施設用地の開発が始まっている」と話す。シカゴとデトロイトの中間点に当たるバトルクリーク市の同用地内では1万人以上の雇用の可能性があり、ミシガン州がかける期待も大きいことがうかがえる。

本イベントのキーノートスピーチは、デトロイトのアーティスト・デザイナーのMike Han氏。Korean系で祖先は朝鮮半島の王朝の書家一族。Han氏はアナーバーに生まれた。現在はデザイナーとして成功を収め、Mercedes Benz Financial Ser­vices (Farmington Hills, MI) 、Somer­set Collection (Troy, MI)などにプリンティング作品が飾られている。

スピーチは、自らの韓国への旅行体験談から始まった。Koreanが話せず苦労した旅の様子をユーモアたっぷりで話し始め、会場は和やかな雰囲気に。そして、Han氏が現在の成功をつかむまでのエピソードに参加者は引き付けられる。実は、アートよりも‘Sushi Chef’としてキャリアを始めたHan氏は、LAで名高い「Sushi 勝」、デトロイトのダウンタウンの「Itada­ku Sushi」の開業、フロリダ・マイアミの「Zuma」にマスターとして乞われて行ったことなど、輝かしいChefとしてのキャリアを収めた。しかし「夢の半分は手にした」と思ったところで、コロナのパンデミックとなり、失業。どん底の中で立ち上がっていけたのは、プリントアート作家として再スタートしたから。ペイントロールを転がしできるユニークな幾何学模様ともいえる彼のアートは、白と黒のミニマル、かつ大胆な構成のデザインで、数々のディスプレー・アートの契約をつかんだ。現在はデトロイトに「The House of Han」を構える。白と黒で構成されるHan氏の作品。本イベントでは、その作品がスクリーンに映し出され、数々の苦労を乗り越えたHan氏のメッセージが画面から届けられた。

Galaには在デトロイト日本国総領事館の進藤雄介総領事も参加。本誌からのいくつかのインタビューにお答えいただいた。

「このAPACCの Annual Galaに参加して感じたことは、アジアとしてまとまっているのが良いという点。その中で、日本人、日系企業は頼りにされている存在と感じ、日系企業の皆様にはますます活躍していただきたいと思う。アジアで一つにまとまると、その存在感も増す。日本はそのコミュニティーの懸け橋となっていけたらと思う。ミシガン州の人々はニューカマーにフレンドリー。日本とアジアの人々も含め歓迎していただいている。ミシガン州政府も日本もお互いを信頼し合っている。また、この会で同席の方から、他の国の方をご紹介いただきたい、とお願いされ、アジアの国からも日本は頼りにされていると実感している。5月はアジア太平洋諸国文化継承月間ということに対して、お祝いいただける、注目していただいている、というのをうれしく思う。中西部の人々の人柄の良さ、温かさに幸せを感じるとともに、アジアの国々の発展を願う」と述べられた。

Galaには各ビジネス界の諸氏、専門分野で活躍する方々であふれた。起業家、若い世代も参加し、フィナーレでは、メインステージ前がダンスフロアーに。ポップミュージックに合わせ、各国の参加者が一同に踊りを楽しむ。会場外のロビーでは名残惜しく歓談する人々であふれた。

アジア・太平洋諸国にゆかりのある人々が心と時間を共にし、経済の連携の確かめだけではなく、互いの文化に触れた。今後の発展へのエネルギーと勇気、希望を確かめ合ったイベントだった。(JNC)