Saturday, May 18, 2024

Lifescape(6)Lifescape(6)

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人生には様々な「始まりと終わり」と呼ばれる節目があります。その節目には結婚など喜ばしい節目もあれば、大切な人の死などとても残酷なものもあります。しかし、どんなに喜ばしい節目であれど、各節目において、私達の心の中は複雑になるものです。たとえば、子供が学校を卒業、巣立ちという成長の出目度い場面といえど、親子とも新しいスタートへの興奮、希望とともに、その変化への対応には様々な心の葛藤な生じるものではないでしょうか。

では、なぜ、節目には、私達の心の中にジレンマが生じるのでしょう? それ は、何かの終わりというのは何かの始まりではあるけれど、何かが終わるとい ういうことは、そこには必ず何か失うものがあるからです。私達は、人生を通 して、様々な転機に遭遇します。どのような転機であれ、それぞれの転機におい て、私達は幾分の心理的調節を要求されます。簡単に調節できる転機もあれば、 ある転機以来、「心がすっきりしない」、「自分が自分でなくなってしまった」 ということもあるでしょう。
人生の転機などにより、何か自分とり大切なものを失うことを英語でEmotional Lossesと呼びます。卒業、結婚などの喜ばしい出来事はもとより、Emotional Lossesは様々なことにより生じます。大切な人・ペットの死、離婚など大切な 人・ものとの別離、または、突然、会社から解雇、失業、転職、転勤などからも 心理的な喪失が発生します。さらに、なんらかの事故や病気により健康の一部を 損傷、また、なんらかの心理的ダメージによるトラウマにより安心感、信頼感、 夢や希望を失うなど、心理的喪失というのは、様々なことから生じます。
転機がどのようなものであれ、何かを失うというのは、とても私的で悲痛な体験 です。どのような転機が一番苦痛なものであるかというのは、各個人より様々で すが、その喪失とされるものがあなたにとり多大であればあるほど、その悲嘆プ ロ1/セ4スpはag複e雑sでiとzeてaもd困.難HなonもgのHにuaなります。ゆえに、ある人にはなんていうこ とMaのrcなhか2っ0た07ことがあなたにとってはとても大きな喪失に感じられることが起こります。こうした感じたの違いが生じるのは、人それぞれ、性格も違えば、人生経験・環境も異なるからです。

人生の転機は私達の心の中に様々な波風を引き起こします。喪失から、強い悲しみ、怒り、孤独感を感じることもあれば、罪悪感、後悔の念に苛まれることもあります。また、ある転機をきっかけに心の奥にしまい込んでいたものが溢れ出てきたり、昔の傷が痛みだしたりすることもあるでしょう。あるいは、ある人生の転機をきっかけに人生に対して後向きになってしまったり、人生が楽しくなくなってしまうということもあるでしょう。

自分ひとりで多様に変化する感情や心理的葛藤と付き合う方法を見つけるのは容易ではありません。ゆえに、あまりの激しい心痛から逃れるために、お酒、食べ物、ショッピング、仕事にのめり込むといったことも起こるでしょう。しかし、これらは、短期的な癒しに過ぎなく、心痛が消えてなくなるということはありません。感情というのは、押さえつけても消えてなくなることはなく、反対に押さえつければ、押さえつけるほど、それらの感情を避ければ避けるほど、感情が複雑化し、悲しみからの癒しを先送りしてしまうことになります。

生憎、心の傷というのは、ほっておいても治るということはありません。反対にほっておくと精神的疾患を引き起こしてしまいます。人生の転機への調節がうまくいかず、うつやその他の精神疾患にかかってしまうというのはとてもよくあることです。ある人生の転機をきっかけに人生の意味という問いにぶつかったり、あなた自身の価値というようなものが粉々に砕けてしまったり、様々な感情に打ちのめされたり、絶望に陥いってしまうことがあります。また、納得のいかない転機に対して様々な問い、また、論理的な説明を探し求め続け、途方にくれてしまうこともあります。

心の傷というのはその傷口から血が溢れ出ていても、化膿してきても見えることはありません。心の場合、どのぐらいとその度合を自己では適切に判断するのはとても難しいことです。カウンセリングに行くことが恥辱の印となっている傾向がありますが、私達皆、風邪をひいたり、怪我をしたりして、病院に行きます。また「肩が凝ったなぁ~」と思うとマッサージに行くこともあります。身体と同じく、心もケアが必要です。心も風邪をひいたり、傷を負うことがあるのは当然です。心も身体検査やエステが時には必要です。

人生にはいろいろなことがあります。つい「自分のことは自分で」と思いがちで すが、自分ひとりですべてを抱え込むというのは心身にとても負担がかかりま す。心の傷も「あのときの出来事はなんでもないと思っていたけど、実は自分に とり大きな打撃になっていたんだな~」などと青あざのような印が表に現れると 今カウンセリングに行かなければなどとわかりやすいのですが、残念ながら、 心の場合、何かが明確に表に印が現れることはありません。最近、「元気がな い」、「涙が止まらない」、「前向きになれない」などの心のサインが出てい たら、カウンセリングというものを利用していただけたらと思います。カウンセ ラーとともに、新しい人生の目標、意味を見つめ直し、人生の転機を乗り越えて いくというのもよいのではないでしょうか。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC (Tel) 734-237-3589

108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

人生には様々な「始まりと終わり」と呼ばれる節目があります。その節目には結婚など喜ばしい節目もあれば、大切な人の死などとても残酷なものもあります。しかし、どんなに喜ばしい節目であれど、各節目において、私達の心の中は複雑になるものです。たとえば、子供が学校を卒業、巣立ちという成長の出目度い場面といえど、親子とも新しいスタートへの興奮、希望とともに、その変化への対応には様々な心の葛藤な生じるものではないでしょうか。

では、なぜ、節目には、私達の心の中にジレンマが生じるのでしょう? それ は、何かの終わりというのは何かの始まりではあるけれど、何かが終わるとい ういうことは、そこには必ず何か失うものがあるからです。私達は、人生を通 して、様々な転機に遭遇します。どのような転機であれ、それぞれの転機におい て、私達は幾分の心理的調節を要求されます。簡単に調節できる転機もあれば、 ある転機以来、「心がすっきりしない」、「自分が自分でなくなってしまった」 ということもあるでしょう。
人生の転機などにより、何か自分とり大切なものを失うことを英語でEmotional Lossesと呼びます。卒業、結婚などの喜ばしい出来事はもとより、Emotional Lossesは様々なことにより生じます。大切な人・ペットの死、離婚など大切な 人・ものとの別離、または、突然、会社から解雇、失業、転職、転勤などからも 心理的な喪失が発生します。さらに、なんらかの事故や病気により健康の一部を 損傷、また、なんらかの心理的ダメージによるトラウマにより安心感、信頼感、 夢や希望を失うなど、心理的喪失というのは、様々なことから生じます。
転機がどのようなものであれ、何かを失うというのは、とても私的で悲痛な体験 です。どのような転機が一番苦痛なものであるかというのは、各個人より様々で すが、その喪失とされるものがあなたにとり多大であればあるほど、その悲嘆プ ロ1/セ4スpはag複e雑sでiとzeてaもd困.難HなonもgのHにuaなります。ゆえに、ある人にはなんていうこ とMaのrcなhか2っ0た07ことがあなたにとってはとても大きな喪失に感じられることが起こります。こうした感じたの違いが生じるのは、人それぞれ、性格も違えば、人生経験・環境も異なるからです。

人生の転機は私達の心の中に様々な波風を引き起こします。喪失から、強い悲しみ、怒り、孤独感を感じることもあれば、罪悪感、後悔の念に苛まれることもあります。また、ある転機をきっかけに心の奥にしまい込んでいたものが溢れ出てきたり、昔の傷が痛みだしたりすることもあるでしょう。あるいは、ある人生の転機をきっかけに人生に対して後向きになってしまったり、人生が楽しくなくなってしまうということもあるでしょう。

自分ひとりで多様に変化する感情や心理的葛藤と付き合う方法を見つけるのは容易ではありません。ゆえに、あまりの激しい心痛から逃れるために、お酒、食べ物、ショッピング、仕事にのめり込むといったことも起こるでしょう。しかし、これらは、短期的な癒しに過ぎなく、心痛が消えてなくなるということはありません。感情というのは、押さえつけても消えてなくなることはなく、反対に押さえつければ、押さえつけるほど、それらの感情を避ければ避けるほど、感情が複雑化し、悲しみからの癒しを先送りしてしまうことになります。

生憎、心の傷というのは、ほっておいても治るということはありません。反対にほっておくと精神的疾患を引き起こしてしまいます。人生の転機への調節がうまくいかず、うつやその他の精神疾患にかかってしまうというのはとてもよくあることです。ある人生の転機をきっかけに人生の意味という問いにぶつかったり、あなた自身の価値というようなものが粉々に砕けてしまったり、様々な感情に打ちのめされたり、絶望に陥いってしまうことがあります。また、納得のいかない転機に対して様々な問い、また、論理的な説明を探し求め続け、途方にくれてしまうこともあります。

心の傷というのはその傷口から血が溢れ出ていても、化膿してきても見えることはありません。心の場合、どのぐらいとその度合を自己では適切に判断するのはとても難しいことです。カウンセリングに行くことが恥辱の印となっている傾向がありますが、私達皆、風邪をひいたり、怪我をしたりして、病院に行きます。また「肩が凝ったなぁ~」と思うとマッサージに行くこともあります。身体と同じく、心もケアが必要です。心も風邪をひいたり、傷を負うことがあるのは当然です。心も身体検査やエステが時には必要です。

人生にはいろいろなことがあります。つい「自分のことは自分で」と思いがちで すが、自分ひとりですべてを抱え込むというのは心身にとても負担がかかりま す。心の傷も「あのときの出来事はなんでもないと思っていたけど、実は自分に とり大きな打撃になっていたんだな~」などと青あざのような印が表に現れると 今カウンセリングに行かなければなどとわかりやすいのですが、残念ながら、 心の場合、何かが明確に表に印が現れることはありません。最近、「元気がな い」、「涙が止まらない」、「前向きになれない」などの心のサインが出てい たら、カウンセリングというものを利用していただけたらと思います。カウンセ ラーとともに、新しい人生の目標、意味を見つめ直し、人生の転機を乗り越えて いくというのもよいのではないでしょうか。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

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lifescape(30)

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「なくて七癖」と言われるように、私達、誰もがしぐさや話し方など様々な言行において癖を持っているものですが、癖というのは、言行に限らず、個人それぞれの物事の感じ方や考え方にも浸透しているものです。今回は思考癖についてお話ししましょう。

思考癖とは、個人特有な思考的傾向や特徴をいいます。思考癖は、良し悪し、誰もが持ち備えているもので、その多くは私達個人に個性を与えてくれる要素となります。多くの思考癖は私達が人生の経験を通して自己を形成していく中で作られ、私達個人の観念や信念体系の中に織り込まれていきます。

私達皆はそれぞれが持つ思考癖、思考のフィルターなるものをとおして世界を見ていきます。ゆえに、私達は物事をありのまま見ているようで、見られていないことが多く、目の前の起こっている現実と自分の頭の中で作り上げている現実に誤差が生じる傾向にあります。

また、思考癖は私達の感情や行動に大きな影響を及ぼします。良いとされる思考癖の場合は、私達の日々のストレスを緩和してくれたり、私達の心のバランスをうまく調節するお手伝いをしてくれますが、思考が暴走するような思考癖の場合、起こった出来事を現実的に考え直す余裕を個人に与えてもくれなければ、後ろ向きな感情をどんどん大きくしてしまいます。結果、行動力も鈍ってしまいます。

このような心にあまりよくないとされる思考癖は、一般に、認知の歪みとよばれています。認知の歪みは私達を心理的に追い込んでしまう傾向にあり、うつや不安障害を引き起こす原因ともなるといわれています。では、どのようなものが認知の歪みといわれるのか、ここでいくつか例をご紹介しましょう。

• 物事には様々なケースがあるにもかかわらず、すべてのケースにおいて同じように扱ってしまう傾向。「毎回~になる・ならない。」「いつも~となる、決して~とならない。」と絶対的、一般的に認知。

• 何事に対してもマイナス思考。例えば、コップに水が半分入っていた場合、「半分も入っている。」でなく、「半分しか入っていない。」と認知。

• 些細な出来事においてもまるで大参事のように扱ってしまう傾向。例えば、数学の試験に失敗してしまう。自分の人生は終わりだと認知。

• 何事においても他人(又は、自分)を疑う、責める傾向。例えば、「あなたが~したから、自分が~の状態にさせられてしまった。」と認知。

• 物事が完璧に展開しなければ、自分(又は、他人)に対し、否定的なラベルを貼り付けてしまう傾向。例えば、「誰でも失敗はあるよね。」でなく、「自分はなんてダメな人間だろう。」と些細なミスが許せない認知。

• 事実を確認せず、または、証拠がなくとも、必ず、悪い結論を予想する傾向。例えば、連絡したけれど、友人から連絡がない。「あれ、どうしたのかな?」ではなく、「嫌われたに違いない。」と認知。

• 物事を全体的に見るのではなく、ある一部だけに焦点をあててしまう傾向。何千人もの出場者のマラソン大会に出場。なんと、上位10%内で完走するが、98(位)という数字だけを見て、「自分は何をやってもだめだ。」と認知。

• 他人のことを羨む傾向。例えば、「彼女は~で幸せだな~。それに比べ、自分は~で不幸だ。」というように、常に垣根の向こうの芝はいつも青いという認知。

この他にも様々な認知の歪みタイプがありますが、上記のような認知の歪みがあると、いつも心の中がざわつき、落ち着かない状態としてしまいます。また、認知の歪みは、嫌なことや辛いことが絶えない人生という架空の現実を自分の中で作り上げてしまいます。その結果、常に気分がすぐれない状態、また、悲しみや怒りなどの後ろ向きな感情が蔓延する状態が続き、「人生はとても辛く苦しいものである。」と心から感じるようになってしまいます。

また、認知の歪みは、気分の浮き沈みが激しくさせてしまうだけでなく、何かを始めたくても身動きが取れない状態に自己を追いやってしまう傾向にあります。かの有名なガンディーの言葉で、 Your beliefs become your thoughts, Your thoughts become your words, Your words become your actions, Your actions become your habits, Your habits become your values, Your values become your destiny。というものがありますが、思考は私達の感情や行動に影響を与えるだけでなく、私達の運命をも定めてしまいかねません。思考というものはとてもパワフルです。思考を少し変えてみるだけで、今、自分が置かれている状況が全く異なったものに変わるものではないでしょうか。

最後に、自分の認知の歪みをチェックしてみましょう。

• 職場や家族など、周りに自分をイライラ、不安、困惑などさせる人が多くいる。

• ここ数週間で絶望的だと感じることがあった。

• 我慢できない、耐えられないと思うもの、ことが多い。

• この数週間を振り返りと、こうであるべきなのに、そうでなかったと感じることが多かった。

• 人にはできることがどうして自分にはできないのだろうと感じることがある。

• この数週間を振り返りと、どうしてひどいことが自分に起こり続けるのかと感じたことがあった。

• 嫌な人や批判的な人が周りに多いと感じる。

• 人生を失敗したと思えることがある。

• ここ1週間で限界だと感じることがあった。

• 自分の感情がうまくコントロールできないと感じることがある。

はいという答えが多ければ、多いほど、歪みがみられます。

こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

Lifescape Counseling LLC 

www.lifescapecounselingllc.com | 734-237-3589

こちらの「Lifescape~心に水をあげましょう~」のバックナンバーにご興味のある方は、Lifescape Counselingのウエブサイトにあるリンクよりご回覧いただけます。

lifescape(31)

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毎年、ホリデープレゼントはどのようなものにしようかと悩まれる方も多いのではないでしょうか。今年のホリデープレゼントのアイデアとして、近年、流行している心の癒しグッズなどはいかがでしょうか。心の癒しグッズには様々なものがありますが、一般にストレス解消グッズと呼ばれているものを今回いくつかご紹介しましょう。

フィジットスピナー:今年アメリカで大ブームとなったストレス解消グッズ。フィジットスピナーとは、指や机上を使って、コマに似たような感じで高速度でクルクルと回転させることができるもの。

スクイシーボール:ストレスボールとも呼ばれる昔ながらのストレス解消グッズ。様々なタイプがありますが、多くのボールの中には、粘土やジェルのようなものが入っており、その中に入っているものをぐにゅぐにゅと押しつぶしたり、握りしめたりできるもの。

キューブ:さいころのような形をしており、あちこちに押しボタンやダイアルなどがついていて、それらを押したり、回したりすることができるもの。

メッシュマーブル:メッシュ生地の中にビー玉のようなものが入っていて、そのビー玉を動かしたり、メッシュ生地をひっぱったり、のばしたりできるもの。

タングル:くねくねした輪の形をしており、そのくねくねには、たくさんの継ぎ目があり、その継ぎ目を回転させ、自由自在に形を変形できるもの。

マグネット彫刻:小さなスチールボールが磁気台の上にたくさんのっており、それらをあらゆる形に創作できるというもの。

こんなものでストレスが解消できるのかという声が聞こえてきそうでが、これらのストレス解消グッズは老若男女問わずとても人気があり、今年大流行したフィジットスピナーなどは社会問題となるほどでした。このタイプのストレス解消グッズの人気の秘密のひとつは、仕事や学業など、なんらかの二つ以上の動作を並行、いわゆる〝ながら″に遊び感覚で、簡単にストレス解消ができることにあるようです。

その昔、ペンをカチカチとクリックを連続したり、ペン回しをした経験がある方も多いのではないでしょうか。思い返してみると、ペンをいじっていた時というのは、てもちぶたさ、なんとなく心がそわそわと落ち着かなかったときやイライラしていたときが多くなかったでしょうか。無意識に近い状態でペンをクリックする、回すことによって、集中力を高めることが出来たり、なんとなく、心が落ち着いたという記憶があるのではないでしょうか。

ペンをいじったり、または、その他、爪を噛んだり、貧乏ゆすりをするなどは、精神を安定させようとする自己調整の行為と言われています。私達人間というのはそわそわ、イライラすると自分の気持をなんとか落ち着かせようと、体が無意識のうちに反応してしまうことが多いものです。その人間の心身のつながりをうまく利用して開発されたものが、上記のようなタイプのストレス解消グッズです。

もうひとつのタイプのストレス解消グッズ、リラクゼーションに焦点を合わせたものもいくつかご紹介しましょう。

卓上噴水:自然の滝をイメージしたもの。様々なタイプのものがありますが、模型の石畳などの間を水が上から下に向かって流れていくもの。

禅ガーデン:その名の通り、ミニチュアの石庭のようなもの。小さな熊手のようなものを使って、ガーデンを整えるというもの。

カラーリングブック:いわゆる大人用色絵本。近年の流行グッズのひとつ。

サウンドスパ:雨音、鳥の声など、様々な自然環境を音にしたものが流れる白色雑音器。

アロマオイル:アロマオイルとは、植物の香りの成分を抽出したもの、精油。アロマオイルの散気装置なども販売され、今年大流行したグッズ。

マッサージ用品:あらゆるタイプがあるが、今年流行したものは、頭皮マッサージャーや足裏つぼマッサージ具。

前者のタイプのストレス解消グッズは、手などを忙しく動かすことにより、心のざわざわとうまく対応するというものでしたが、こちらのリラクゼーションを趣旨としたストレス解消グッズは、自分のざわついた心とは対照的なものに触れることにより、心を鎮めるというメカニズムです。かわいい子犬をみたり、柔らかいフワフワした物に触れるなどすると、とげとげしていた心がまるくなる経験をされたことはないでしょうか。このタイプのストレス解消グッズは、そんな私達の心の気質を生かしたものです。

一般に、ストレス解消グッズと呼ばれるものは、そわそわ、ざわざわした私達の心を落ち着かせてくれるだけでなく、他にも多くの有益な効果があると言われています。例えば、マインドフルネス瞑想のような効果、また、感情とつながりの脳の部分を刺激し、気分向上、また、うつな気分や不安感の低減にもつながるとされています。その他、手を動かすタイプのストレス解消グッズにおいては、体の血行をよくしてくれる効果があり、心だけでなく、筋肉のテンションをも緩和してくれるとされています。また、フィジットスピナーにおいては、注意欠如・多動性障害や自閉症にも効果があるとも言われています。

ホリデープレゼントのアイデアとして、今回、いくつか心の癒しグッズをご紹介しましたが、何がストレスとなるか、個人により様々なように、これらのストレス解消グッズがあらゆる人に効果的というわけではありません。例えば、ある人にとってはとても効果的だというグッズが、自分にとっては反対にストレス因になってしまうこともあるでしょうし、または、自分にはグッズものは向かないということもあるでしょう。

しかし、人生にストレスはつきものです。毎日のストレスをどのようにうまく交わしていけるかということにより、人生もバラ色にもいばら道ともなります。ゆえに、どのようなものが自分にとって、ストレス解消法となるか、いろいろなグッズを試してみたり、何らかのストレス解消となるアクティビティを試してみられたり、自分に合ったストレス解消法を見つけることはとても大切です。また、何をやってもストレスの改善が得られない場合やストレス解消するエネルギーも出てこない場合は、カウンセリングなどへ行ってみられるのもよいストレス対策でしょう。

今年のホリデープレゼント、何にしようかと悩まれているようなら、各個性に合わせた心の癒しグッズやサービスなどを贈られるのもよいのではないでしょうか。

皆様、よい年末年始をお過ごしくださいませ。

Lifescape Counseling LLC
www.lifescapecounselingllc.com
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こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

Lifescape(12)Lifescape(12)

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夏も終わりを告げ、木々も色づき始め、美しいミシガンの秋の到来です。今月末のハローウィーンに始まるホリデーシーズンも間近にひかえ、これから楽しいイベントが盛りだくさんな季節となりました。しかし、また一方ではもうすぐまたあの長く厳しい冬がやってくるのかと思うと心重く、また、人恋しくなる季節でもあります。

爽やかな秋晴れを見て、「去年の今頃はxxxだったなぁ~」と涙がこぼれたり、お店にハローウィーン商品が陳列されているのを見て、何とも言えない辛い気持ちが心に押し寄せてきたりなど、最近、別居や離婚を経験された方にはこれからの華やかなホリデーシーズンというのはとてもつらい時期となるのではないでしょうか。

今回は離婚をテーマにお話ししましょう。どのような別れであれ、別れを体験するのはとてもつらいことです。しかし、離婚は他の別れの体験と異なり、社会的レッテルを張られたり、または、張られるかもしれないという不安に襲われるがゆえ、自分が離婚したことさえも人に言えなかったり、どんな顔をしてみんなに会えばよいのかわからないから社交的な場所は避けるということが生じたりと、とても周りの助けが必要な時にサポートを得ることができないまま一人で苦しむということが起こりがちになり、離婚という別れはとても孤独でさみしい経験となることが多いものです。

また、離婚を経験することにより自分のアイデンティティなるものが激しく揺さぶられ、また、社会的レッテルの影響もあり、自尊心がズタズタに傷がついてしまうゆえ、結婚破綻=失格者と感じ取ってしまう方も多くあるでしょう。結婚破綻というものが人間の価値に影響を与えることはないのですが、離婚により、心の中が劣等感や不信感でいっぱいになり、自ら孤立を選択してしまうなどということも起こりうるゆえ、離婚というものがとりわけさみしい別れに感じるものです。

その他、結婚時に一人が二人になるのとは異なり、離婚は二人がまた一人になるわけですから、とても孤独感を感じる調節を体験することになります。ゆえに、数々の調節にあたり、涙が流れ、心がズキズキ痛むこともあるでしょう。たとえ、自分が離婚を決めた場合であれど、また、どのような後ろ向きで破綻した関係であったとしても大切なパートナーを失うというのはとても辛い経験あり、また、誰かと一緒にいるということがすべてに対する答えではないけれど、誰かと一緒にいるということは安心感があり、その連帯感を恋しく思うものです。特にこれからホリデーシーズンなど家族で和気藹々なムードが高まる時期は今一人であることが心の中で強調されてしまい、とてもさみしく感じられるものです。

また、離婚により、今まで築き上げてきたものに一旦終止を打つことになるゆえ、喪失経験をすることになります。そのため、離婚経験=自分の人生が終わってしまった、または、何もかもを失ってしまったかのように感じられ、放心状態に陥ってしまうこともあるでしょう。加えて、もし自分があの時xxxをしていなければ、こんなことにはならなかったのではないか?」と後悔の念が心を過ったり、「今まで自分は彼(彼女)にとって何だったのか?」、または、「彼(彼女)に自分の人生を台無しにされた」など怒りが込み上げてきたり、「どうして自分にだけこんな目に合うのか?」と被害者的気分に襲われたりと様々な思いがとめどなく溢れだしてくるため、つらさも増大してしまいます。

このように様々な思いが心の中を駆け巡り、次々と過去の出来事の記憶がよみがえかえってくるのはとても自然なことです。しかし、もし心がこのような怒り、恨み、後悔の念に囚われたままとなり、彼(彼女)のことが頭から離れず、何をしていても悲しい、涙が止まらない、または、怒りのとりこになってしまっているなどの状況に陥ってしまっている場合、誰かに相談することがとても大切になるでしょう。

あいにく、心の声に蓋をして、あちらこちにある心の傷口にはバンドエードを張り、頑張り続けても心の痛みは消えることはありません。また、どんなに相手を憎んでも心が楽になることはありません。悲鳴をあげている心を放置したままにしておくと、後に鬱や不安症などに悩まされる可能性があり、また、私達の思考というのは私達の現実を作るゆえ、つらさ、悲しみ、怒り、恨みを抱えたままでいると自分の人生の道が後ろ向きな気持ちで敷き詰めてしまい、自分の人生に自分自ら障害・妨害を作ってしまうことにもなりかねません。

もしあなたが今そんな状況に置かれているなら、自分の心の声に蓋をするのではなく、そんな自分の心の声を大きな思いやりを持って受け止めてあげることです。人間の心というのはおかしなもので気づかないふりをすればするほど、そのことで心の中がいっぱいになってしまうものです。勇気を出して、素の自分と向かい合ってみましょう。きっと、そうすることにより、少しづつ元気が自分に戻ってくるはずです。

また、もうひとつ離婚の傷から心を癒してあげる大切なエッセンスとして、自分のことも相手のことも許してあげることです。許すということは負けるということでも相手の非をちゃらにするということでもありません。許すという行為により自分を心の痛みから解放してあげ、もう一度自分の幸せに向って前進する力を高めるということです。

辛い経験をすると心が萎んでしまうものです。そんなときは孤立化を進めるのではなく、勇気を出して誰かに助けを求めてることはとても大切です。花が萎れてきた時にはお水をあげます。心にも水がちゃんと足りているか確認してあげることは大切ではないでしょうか。

Lifescape Counselingでは日本人専門のグループカウンセリングも行っております。次回の小グループは来年の1月からスタートします。テーマはDivorce Recovery~離婚、新たな出発へ~です。グループについての詳細は私共のウエブサイトをご覧ください。

こあきバイヤーズドルフ

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lifescape(28)

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春というのは何かと疲れやすい時期でもあります。近年増加傾向にある悩みのひとつ、パニック発作について、今回はお話ししましょう。

パニック発作とは、その名の通り、突然、気が遠のくような、気がおかしくなるような、又は、自分が自分でコントロールができなくなるような気分等に襲われ、パニックに陥ることをいいます。パニック発作の際には、眩暈、耳鳴り、発汗、震え、動機、胸の痛み、息切れ、吐き気などがしたりという心臓発作と似通った身体的症状を体験します。

例えば、Aさんの場合、ある日、車を運転していたら、突然、おかしな感覚に見舞われました。その直後、冷や汗、息切れ、心臓の鼓動が早くなり、なんともいえない恐怖感に襲われます。その日はなんとか運転して家まで戻れたものの、その翌日から、車の運転をすることがとても怖く感じられるようになってしまい、運転することを極力避けるようになります。そのうち、外出すると不安に駆られることが多くなり、様々な状況においてもパニック発作が生じるようになってしまいました。Aさんは次々とパニック発作の起きた状況や場所を避けるようになっていきます。最終的に家から出ることにさえ、恐怖感を感じるにようになってしまいました。

また、Bさんの場合、若い頃から飛行機というものに対し、恐怖症を抱えていました。時間が許す限り、どこへ行くのも車で移動され、時間や距離的にどうしても飛行機でなければ無理だという際だけ、飛行機を利用ました。そんなある日、飛行中に胸騒ぎのような、妙な感覚にとらわれます。その直後、心拍数が早くなり、気が遠くなるような感覚に襲われ、手足も震えだし、呂律も回らなくなってしまいます。その日、Bさんは飛行中にパニック発作を患われてしまいました。これ以降、抗不安剤を飲まなければ、飛行することが困難となりました。

上記のような例はよく見られるケースですが、パニック発作に苦しまれる方の皆さんがAさんやBさんのようなパターンではありません。パニック発作の在り方は多種多様です。例えば、Aさんのように、パニック発作に至るまでの原因理由がよく見えない場合やBさんのように元々抱えておられていた恐怖症がきっかけとなるなど、パニック発作に至る要因も各様々です。また、パニック発作の起こる場所や状況においてもBさんのように場所や状況が特定されている場合やAさんのようにその場所や状況が拡大されていく場合、又は、パニック発作が常に同じ場所や状況で生じるというわけでなく、発作が不特定な場所や状況で生じるなど、発作の起こる場所や状況がうまく見極められない場合などがあります。

パニック発作の在り方というのは様々ですが、パニック発作を体験された多くの方に共通していえることは、パニック発作はとても恐ろしい体験であることです。パニック発作というのは単に不安というものが動機や息切れなどの症状として、見える形とされただけのことなのですが、パニック発作の際に身体が感じる症状、また、それらの症状に対する心が感じる動揺や恐怖感は、あまりに強力で激しく壊滅的なため、時に、パニック発作の体験が個人の士気をくじくほどの大きなダメージを与えてしまうこともあります。

私達も皆、恐ろしい体験をした後は、気が動転してしまうものではないでしょうか。自然な心の流れとして、「どうしてこのようなことが起こってしまったんだろうか」、「どうして自分だけがこのような経験をするのだろうか」、「どうして、今ここでこんなことが起こったのだろう」、など、様々な問いが心の中に渦を巻いてしまうものです。また、更に、恐ろしい体験をすると、「また、あのような恐ろしいことが起こってしまったらどうしよう」と心のどこかにいつも恐怖心を感じるようになってしまったり、また、再び起こりうるかもしれない恐しい出来事からなんとか自分を守らなければという気がして、なんらかの対策法を思案し出したり、心が常に身構えた状態となりがちになるのではないでしょうか。

パニック発作を体験された方も同様で、パニック発作後、心が緊迫した状態が続きます。二度とあんな恐ろしいパニック発作が起こらないようにと心がありとあらゆる防災対策を施すことでしょう。しかし、どんなに最新で完璧な防災対策を施したとしてもなかなか心から不安感が消え去ることは難しく、例えば、Aさんのように自問の輪がどんどん広がっていき、最終的に身動きがとれなくなってしまうこともあるでしょう。

自問することが悪いことではありませんが、自問に対する対応がうまくこなされていない場合、自問することが逆効果、また、問題を複雑化させる要素となりえることがあります。例えば、Aさんのように、パニック発作という体験した自分が恥ずかしく思える結果となってしまったり、また、パニック発作を体験すること自体に罪悪感さえも感じるようになることもあるでしょう。また、自問し続ける結果、誰にも話せない状態が継続し、更に負の影響が拡大してしまうこともあるでしょう。

何事においても人それぞれ自分に合った解決法があるかと思いますが、なんらかの理由で心が大混乱を起こしてしまった際のひとつの得策として、カウンセラーなどの専門家と二人三脚でお持ちの悩みの解決をなさっていかれることも問題の複雑化を防ぐ方法です。

最後に、現在パニック発作で悩まれている方、また、心臓発作に似通った症状に襲われた場合、パニック発作でないかと思われる場合であっても、まずは、最寄のエマージェンシールームへ行かれるようお勧めします。パニック発作であるのか、心臓発作であるのかは、素人、また、カウンセラー等の心の専門家では見分けることはできません。まず、身体的疾患がないか、医師を訪問されることが大切です。

Lifescape Counseling LLC 

WEBサイト:www.lifescapecounselingllc.com

電話番号:734-237-3589

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Lifescape(10)Lifescape(10)

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気候が暖かくなると、いろいろな行事も増え、皆さん、とても多忙な毎日をお過ごしの事ではないでしょうか。日々の忙しさに追われ、自分の気持ちへの気配りを忘れているということはありませんか?

今回は、ある患者さんの話を例にとりながら、〝気持ち″についてお話しましょう。

彼女はいつものように自分の仕事の支度をしながら、夫と子供たちを送り出す準備で大忙しでした。そんな中、ある事から娘さんと口論になってしまいました。彼女は気持ちが落ち着かないまま、ばたばたと出勤しました。その道中、彼女はスターバックスに寄り、コーヒーを購入しますが、彼女はちょっとしたキャッシャーの態度にかちんときてしまい、キャッシャーにとても無礼な言葉を発してしまいました。やっとの思いで仕事に到着した彼女は、ここでも同僚ともぶつかってしまいました。彼女いわく、娘との口論の影響でとんだ1日になってしまったということでした。

しかし、話をよく聞いてみると、実は、娘さんと口論になったことが〝とんだ1日″になった理由ではなく、今現在彼女が抱えてる仕事上のプロジェクトが彼女のイライラの原因でした。そのため、ここ数週間、心身ともにとてもストレスがかかる状態が続いていました。また、昨日は、そのプロジェクトのことが心配で一睡もできなかったということでした。

似たようなことが自分にもあるという方は多いのではないでしょうか。様々な理由によって、私達は自分の気持ちに気が付かないままになっていることが多いものです。しかし、私達は1日を通して、様々なことを感じ取っているはずです。

感情とは一体どういうものなのでしょうか? 感情は環境や内部からくる刺激により生じるものであり、要因なく湧き上がってくるものではありません。例えば、テレビで恐ろしい事件の放送がありました。自分とは全く関係がない事件ですが、そのニュースを見たことにより、何かを思い出したり、ある事に急に不安を感じるようになったりと、自分が気が付かないところで心に様々な変化が起こることがあります。また、気候によりアレルギーが発生するという方は、その体調の変化により、イライラ感が生じたり、心のムードになんらかの影響があることもあるでしょう。更に、ある事に対し自分の中に恥じる気持ちがあったり、罪悪感があったりすると、その気持ちが引き金となり、何事に対しても防衛的になる自分があったり、些細なことで怒りが爆発してしまうことがあるでしょう。私達、人間というのは、家のかたづけをしたり、庭作業をしたり、と何でもない日常の出来事や作業からも様々な感情が湧き上がるものです。

今自分は何を感じているかということを正確に知ることは簡単なようで、とても難しいことです。なぜなら、感情というのは、環境や内部からくる刺激により、常に変化しているものであり、また、何かが本当の気持ちを隠してしまうこともあるからです。しかし、感情は私達の心からの大切なメッセージです。ゆえに、その感情に注意を払ってあげないままでいると心が病んでしまうという結果になってしまいます。

また、感情には、ポジティブな感情もあれば、ネガティブな感情もあります。人それぞれですが、ポジティブな感情は割と敏感に感じとり、受け入れることができるものですが、私達は自分のネガティブな感情にはなかなか気が付かなかったり、自分の内面に押し込めてしまうという傾向にあるのではないでしょうか。

この記事の始めに紹介した彼女もネガティブな感情を表現することがとても苦手で自分の気持ちを内に秘めてしまう傾向があり、そのため、今回例に挙げたような〝イライラ感″の下には〝恐れ、不安″という感情が隠れているようなことがあったり、また、何が原因かよくわからないけれど、突然、激しい怒りに襲われたり、とても気持ちが沈んでしまうということが起こるようです。

私達はいちいち止まって今自分が何を感じているのかと自問自答することはありませんが、自分が常にどのようなことを思い、感じてるかということに心を配ってあげることはとても大切です。自分の気持ちに気が付かなければ、その気持ちに対して、的確に対応することはできません。また、その気持ちを無視したり、押し込めてしまえば、様々な気持ちが絡み合ってしまい、自分の本当の気持ちが見えなくなってしまいます。また、この例に挙げた彼女のように、ちょっとしたことで怒りが爆発したり、原因不明のパニック発作に悩まされるということが生じたり、うつ病に悩まされるということが起こってしまいます。

私達、皆、つい感情をないがしろにしてしまう傾向にありますが、自分の内面に目を向けてみることはとても大切です。また、ネガティブな感情に向き合うのは、不快であり、なかなか簡単なことではありませんが、自分の中に隠れている色々な感情とお付き合いをすることは心の健康にとって必要不可欠なのではないでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC
(Tel) 734-237-3589
108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

気候が暖かくなると、いろいろな行事も増え、皆さん、とても多忙な毎日をお過ごしの事ではないでしょうか。日々の忙しさに追われ、自分の気持ちへの気配りを忘れているということはありませんか?

今回は、ある患者さんの話を例にとりながら、〝気持ち″についてお話しましょう。

彼女はいつものように自分の仕事の支度をしながら、夫と子供たちを送り出す準備で大忙しでした。そんな中、ある事から娘さんと口論になってしまいました。彼女は気持ちが落ち着かないまま、ばたばたと出勤しました。その道中、彼女はスターバックスに寄り、コーヒーを購入しますが、彼女はちょっとしたキャッシャーの態度にかちんときてしまい、キャッシャーにとても無礼な言葉を発してしまいました。やっとの思いで仕事に到着した彼女は、ここでも同僚ともぶつかってしまいました。彼女いわく、娘との口論の影響でとんだ1日になってしまったということでした。

しかし、話をよく聞いてみると、実は、娘さんと口論になったことが〝とんだ1日″になった理由ではなく、今現在彼女が抱えてる仕事上のプロジェクトが彼女のイライラの原因でした。そのため、ここ数週間、心身ともにとてもストレスがかかる状態が続いていました。また、昨日は、そのプロジェクトのことが心配で一睡もできなかったということでした。

似たようなことが自分にもあるという方は多いのではないでしょうか。様々な理由によって、私達は自分の気持ちに気が付かないままになっていることが多いものです。しかし、私達は1日を通して、様々なことを感じ取っているはずです。

感情とは一体どういうものなのでしょうか? 感情は環境や内部からくる刺激により生じるものであり、要因なく湧き上がってくるものではありません。例えば、テレビで恐ろしい事件の放送がありました。自分とは全く関係がない事件ですが、そのニュースを見たことにより、何かを思い出したり、ある事に急に不安を感じるようになったりと、自分が気が付かないところで心に様々な変化が起こることがあります。また、気候によりアレルギーが発生するという方は、その体調の変化により、イライラ感が生じたり、心のムードになんらかの影響があることもあるでしょう。更に、ある事に対し自分の中に恥じる気持ちがあったり、罪悪感があったりすると、その気持ちが引き金となり、何事に対しても防衛的になる自分があったり、些細なことで怒りが爆発してしまうことがあるでしょう。私達、人間というのは、家のかたづけをしたり、庭作業をしたり、と何でもない日常の出来事や作業からも様々な感情が湧き上がるものです。

今自分は何を感じているかということを正確に知ることは簡単なようで、とても難しいことです。なぜなら、感情というのは、環境や内部からくる刺激により、常に変化しているものであり、また、何かが本当の気持ちを隠してしまうこともあるからです。しかし、感情は私達の心からの大切なメッセージです。ゆえに、その感情に注意を払ってあげないままでいると心が病んでしまうという結果になってしまいます。

また、感情には、ポジティブな感情もあれば、ネガティブな感情もあります。人それぞれですが、ポジティブな感情は割と敏感に感じとり、受け入れることができるものですが、私達は自分のネガティブな感情にはなかなか気が付かなかったり、自分の内面に押し込めてしまうという傾向にあるのではないでしょうか。

この記事の始めに紹介した彼女もネガティブな感情を表現することがとても苦手で自分の気持ちを内に秘めてしまう傾向があり、そのため、今回例に挙げたような〝イライラ感″の下には〝恐れ、不安″という感情が隠れているようなことがあったり、また、何が原因かよくわからないけれど、突然、激しい怒りに襲われたり、とても気持ちが沈んでしまうということが起こるようです。

私達はいちいち止まって今自分が何を感じているのかと自問自答することはありませんが、自分が常にどのようなことを思い、感じてるかということに心を配ってあげることはとても大切です。自分の気持ちに気が付かなければ、その気持ちに対して、的確に対応することはできません。また、その気持ちを無視したり、押し込めてしまえば、様々な気持ちが絡み合ってしまい、自分の本当の気持ちが見えなくなってしまいます。また、この例に挙げた彼女のように、ちょっとしたことで怒りが爆発したり、原因不明のパニック発作に悩まされるということが生じたり、うつ病に悩まされるということが起こってしまいます。

私達、皆、つい感情をないがしろにしてしまう傾向にありますが、自分の内面に目を向けてみることはとても大切です。また、ネガティブな感情に向き合うのは、不快であり、なかなか簡単なことではありませんが、自分の中に隠れている色々な感情とお付き合いをすることは心の健康にとって必要不可欠なのではないでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

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lifescape(25)

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今年もまたホリデーシーズンがやってきました。ホリデーシーズンのスタートとなるサンクスギビングは皆様どのようにお過ごしになれましたでしょうか。各家族において、様々な慣習があるかと思いますが、七面鳥の食事を堪能し、ショッピング、又は、フットボール観戦を楽しまれたという方も多いのではないでしょうか。

ホリデーに美味しいものを共に食し、わいわいがやがやと親戚・家族で集まれるというのはとても良いものですが、親族が集まるとどこの家庭においても良し悪しなんらかの家族ドラマが生じてしまうものではないでしょうか。ホリデーは楽しみだけれど、また家族ドラマかと思うと心が少し重くなるという方もあるのではないでしょうか。

今回は、家族というものをテーマにお話ししましょう。私達にとり、家族とは、どのような意味を持つものなのでしょうか。様々な説明ができるかと思いますが、社会全体と比較したとき、家族とは、社会動物とされる私達個人が立派な社会人として独り歩きできるよう準備をする所、いわゆる、家族とは、私達が最初に接する小さな社会と呼べるのではないでしょうか。

社会同様、家族の中も様々な背景を持った人間が集まっています。社会と比べ、とても小さな規模ではあるけれど、異なった性格や考えを持つ家族メンバーがひとつの屋根の下で暮らし、この小社会が円滑に機能していくためには、お互いがどのような言葉を交わし、接し合うことが最適であるかと試行錯誤し、家族関係の調節を図っていきます。

この小社会でうまくやっていくには自分はどのような立場をとることが得、または、適切であるのかと見極めていきます。例えば、何々をしたら、父に褒められた、でも、この場合は、ひどく怒られたと、褒められる・怒られるの経験を重ねていくとともに、私達は褒められる・怒られるに対する独自の対応法を見出していきます。父を怒らせるとろくなことがないという法則が成り立てば、父を常に喜ばせることに自分を集中するという答えを出す人もいるでしょう。

または、兄弟の関係において、常に兄弟間で意見の食い違いが生じるとしましょう。そうするとお互いの力加減の試し合いが始まります。簡単に押して折れる相手であれば、自分の意見が正しかろうと間違っていようと何が何でも自分の意見を通すという法則が成り立ってしまうこともあるでしょう。反対に、兄はとても頑固だからと自分がいつも折れる方がうまくいくと答えを出す人もいるでしょう。

このようにして、家族メンバー間で様々なやりとりや経験を重ねながら、各家族には独特の規則や法則が作り上げられます。これらの家族関係の状態が家族ドラマの要素となるわけです。また、家族ドラマにパターンが生じるのは、これらの要素がパターン化し、各家族メンバーがそれぞれ同じ役のようなものを常に演じるようになるからです。

小社会を通して、私達は人間関係の構築を見出すだけでなく、どのように自分と他人との意識の区別をしていくのかなど、社会における自己の在り方というものも同時に設立していきます。自らの信条や価値観はどのようなものであるか、自らの感情や思考、行動がどのようにあることが適切とされるのかなど、社会における自己の在り方を見極めます。

私達は各小社会で学んだことを基にした各個人独特な自分というものの在り方、人間関係の在り方の法則を背負って、社会へと出ていきます。しかし、完璧な小社会で育ったという人はまず存在しないでしょう。ゆえに、私達が社会に出たとき、その各小社会のシステムのゆがみなるものが人間関係の悩みの原因、又は、個人の心理的問題などとして表面化します。

人間関係の悩みや個人の心理問題の原因がすべて家族システムにあるということではありませんが、家族というシステムを振り返ることにより、今まで見えなかったことが見えてくることもあります。例えば、各家族メンバーの距離間を見てみましょう。各メンバーの距離が全く同じということはまずないでしょう。祖父と母の距離が妙に近いとか、遠いとか見えてくるものがあるでしょう。また、常に家族ドラマに悩まされているという方も各家族メンバーの性格や物の見方から学歴や病歴まで、様々な情報を収集してみることにより、何らかの家族ドラマの解決法がみつかることもあるでしょう。

これから年末年始にかけて、どこの家庭でも家族の集まりというものが多くなることでしょう。また家族ドラマか、なんて思うことがあれば、それを機会に家族のシステムについて皆で振り返ってみるのもよいのではないでしょうか。

では、皆様、良い年末年始をお迎えください。

こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

Lifescape Counseling LLC 

www.lifescapecounselingllc.com | 734-237-3589

こちらの「Lifescape~心に水をあげましょう~」のバックナンバーにご興味のある方は、

Lifescape Counselingのウエブサイトにあるリンクよりご回覧いただけます。

Lifescape(5)Lifescape(5)

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原因がはっきりとわからないこんな症状に悩まされていることはありませんか?• 肩こり、頭痛、背痛• 便秘、下痢などお腹の不調• けだるさ感、疲労感• 動悸、息切れ、胸の痛み• 胃のむかつき、胃痛• 不眠病院を受診してもさしたる原因が見つからないという場合、これらの症状はもしかするとストレスからきているのかもしれません。なぜなら、ストレスと私達の健康状態は密着に関連しているからです。私達は日常生活の中で日々様々なストレスと接触していますが、あなたはそれらのストレスとどのようにおつきあいしていますか? ストレスに適切に対応せず、ストレスが滞ったままであると私達の大切な健康を脅かしてしまいます。今回は我々現代人の多くが感じているストレスについて少しお話ししたいと思います。

では、まず、ストレスとは一体どういうものであるか、その仕組みと弊害について一緒に見ていきましょう。ストレスとは、私達の心身になんらかの圧迫が強くかかった状態、まるでロープがピーン張りつめたような状態のことをいいます。それは私達の心身にとりどのような意味であるかといえば、“危険”、または、“脅威”と解釈されます。例えば、今、私達の心がストレスを感知したとします。まず、心に緊張感が張りつめ、脳が危険を察知したという警告サインを体内全体に送ります。私達の体はその“危機事態”にいつでも対応できるよう姿勢を整えます。いわゆる、Fight-or-Flight(争うか争わずに逃げるか)という緊迫した状態を作り出します。そうすると体内にストレスホルモンというものが放出され、体の筋肉が硬直したり、呼吸が浅くなったり、心拍数や血圧が上昇するということが起こります。自律神経系の働きも活発化し、その結果、頭痛がしたり、胃が痛くなったり、夜眠ることができなくなるということが発生します。

もしそのままストレスの多い状態が継続してしまうと、体の免疫システムがどんどん弱まっていきます。ストレスが高い状態が続くと風邪をひきやすくなったりするのはこのためです。また、心も体も休まることがなくなります。ゆえに、常にけだるさ感や疲労感を覚えるようになったり、体のあちこちにうずきや痛みを感じるということが起こります。更にストレスが慢性化してしまうとより神経が過敏になり、高血圧、胃潰瘍、過敏性大腸症症候群、円形脱毛症などの病気、または、うつ、不安症、パニック障害などの精神的な病気を引き起こす可能性を高めてしまいます。

それゆえ、ストレスの症状に早目に気づくこと、そしてそれを引き起こす原因を見つけることがとても大切になります。原因を追究せず、食べ物やアルコール、または、ショッピングなどの一時的なストレス解消法のみに依存している場合、反対にストレスがどんどん大きくなるという残念な結果を生んでしまいます。ゆえに、できるだけストレスの原因を軽減させるなど建設的で効果的なストレス低減法を見つけることがとても大切です。ストレス対処法には様々なものがありますが、ここで効果的であり、かつ、簡単にできるというストレス低減法をいくつかご紹介しましょう。呼吸私達は呼吸することにより私達の心身に必要な酸素等を含む空気を体内に入れ込み、二酸化炭素など体に不必要になったものを体外へ放出していきますが、悪い呼吸法をしているとそれらの流れに滞りができてしまいます。不要物が体外にうまく放出されないと、心と体がすっきりしない状態となり、様々な病気を引き起こす原因になってしまいます。正しい呼吸法を学ぶことによりストレスを低減することができます。笑い笑いは体を使うエクササイズと同じような効果があります。笑いは体の免疫力を上昇してくれ、硬直した筋肉をやわらげてくれ、気分をリフレッシュしてくれます。笑いは心の薬とも言われ、ストレスの膏薬となります。心がダウンしているときは、コメディでも見て大きな声で笑ってみましょう。リラクゼーション皆様に馴染みリラクゼーションといえば、マッサージ、アロマセラピーなどがあるかと思いますが、ヒプノセラピー(睡眠療法)、気付きの瞑想(Mindfulness Meditation)、誘導瞑想(Guided Meditation)などリラクゼーションの方法は他にも様々あります。ヒプノセラピーやメディテーションは、血圧を下げることができたり、マッサージのように筋肉の硬直をほぐすことができたり、また、気持ちを落ち着かせることができたり、心と体からストレスを低減するのにとても効果的です。最初は、これらのリラクゼーションを自己で行うのは大変難しいので、カウンセラーなど専門家の誘導によるリラクゼーションが効果的でしょう。

ストレス社会と言われる現代を生きる私達はストレスを避けて通ることはできません。また、ある程度のストレスは私達にやる気を持たせてくれたり、必要なものなのですが、ある一定度を超えるストレスは私達の健康に弊害をもたらせてしまいます。ストレスと共存するのは大変難しいことです。また、どのぐらいのストレスが弊害になるかというのは各個人により様々であり、また、自己判断をするのは困難です。もしあなたが原因のはっきりしない痛みや不快感に悩まされているなら、一度カウンセリングに行かれ、その原因を追究してみるのもひとつの方法ではないでしょうか。自分に合った効果的なストレス解消法を見つけることはとても大切です。

*上記でご紹介しました呼吸法、または、リラクゼーション法は心と体のバランスについて、知識のあるカウンセラー等の専門家から学ぶことができます。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC (Tel) 734-237-3589

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原因がはっきりとわからないこんな症状に悩まされていることはありませんか?• 肩こり、頭痛、背痛• 便秘、下痢などお腹の不調• けだるさ感、疲労感• 動悸、息切れ、胸の痛み• 胃のむかつき、胃痛• 不眠病院を受診してもさしたる原因が見つからないという場合、これらの症状はもしかするとストレスからきているのかもしれません。なぜなら、ストレスと私達の健康状態は密着に関連しているからです。私達は日常生活の中で日々様々なストレスと接触していますが、あなたはそれらのストレスとどのようにおつきあいしていますか? ストレスに適切に対応せず、ストレスが滞ったままであると私達の大切な健康を脅かしてしまいます。今回は我々現代人の多くが感じているストレスについて少しお話ししたいと思います。

では、まず、ストレスとは一体どういうものであるか、その仕組みと弊害について一緒に見ていきましょう。ストレスとは、私達の心身になんらかの圧迫が強くかかった状態、まるでロープがピーン張りつめたような状態のことをいいます。それは私達の心身にとりどのような意味であるかといえば、“危険”、または、“脅威”と解釈されます。例えば、今、私達の心がストレスを感知したとします。まず、心に緊張感が張りつめ、脳が危険を察知したという警告サインを体内全体に送ります。私達の体はその“危機事態”にいつでも対応できるよう姿勢を整えます。いわゆる、Fight-or-Flight(争うか争わずに逃げるか)という緊迫した状態を作り出します。そうすると体内にストレスホルモンというものが放出され、体の筋肉が硬直したり、呼吸が浅くなったり、心拍数や血圧が上昇するということが起こります。自律神経系の働きも活発化し、その結果、頭痛がしたり、胃が痛くなったり、夜眠ることができなくなるということが発生します。

もしそのままストレスの多い状態が継続してしまうと、体の免疫システムがどんどん弱まっていきます。ストレスが高い状態が続くと風邪をひきやすくなったりするのはこのためです。また、心も体も休まることがなくなります。ゆえに、常にけだるさ感や疲労感を覚えるようになったり、体のあちこちにうずきや痛みを感じるということが起こります。更にストレスが慢性化してしまうとより神経が過敏になり、高血圧、胃潰瘍、過敏性大腸症症候群、円形脱毛症などの病気、または、うつ、不安症、パニック障害などの精神的な病気を引き起こす可能性を高めてしまいます。

それゆえ、ストレスの症状に早目に気づくこと、そしてそれを引き起こす原因を見つけることがとても大切になります。原因を追究せず、食べ物やアルコール、または、ショッピングなどの一時的なストレス解消法のみに依存している場合、反対にストレスがどんどん大きくなるという残念な結果を生んでしまいます。ゆえに、できるだけストレスの原因を軽減させるなど建設的で効果的なストレス低減法を見つけることがとても大切です。ストレス対処法には様々なものがありますが、ここで効果的であり、かつ、簡単にできるというストレス低減法をいくつかご紹介しましょう。呼吸私達は呼吸することにより私達の心身に必要な酸素等を含む空気を体内に入れ込み、二酸化炭素など体に不必要になったものを体外へ放出していきますが、悪い呼吸法をしているとそれらの流れに滞りができてしまいます。不要物が体外にうまく放出されないと、心と体がすっきりしない状態となり、様々な病気を引き起こす原因になってしまいます。正しい呼吸法を学ぶことによりストレスを低減することができます。笑い笑いは体を使うエクササイズと同じような効果があります。笑いは体の免疫力を上昇してくれ、硬直した筋肉をやわらげてくれ、気分をリフレッシュしてくれます。笑いは心の薬とも言われ、ストレスの膏薬となります。心がダウンしているときは、コメディでも見て大きな声で笑ってみましょう。リラクゼーション皆様に馴染みリラクゼーションといえば、マッサージ、アロマセラピーなどがあるかと思いますが、ヒプノセラピー(睡眠療法)、気付きの瞑想(Mindfulness Meditation)、誘導瞑想(Guided Meditation)などリラクゼーションの方法は他にも様々あります。ヒプノセラピーやメディテーションは、血圧を下げることができたり、マッサージのように筋肉の硬直をほぐすことができたり、また、気持ちを落ち着かせることができたり、心と体からストレスを低減するのにとても効果的です。最初は、これらのリラクゼーションを自己で行うのは大変難しいので、カウンセラーなど専門家の誘導によるリラクゼーションが効果的でしょう。

ストレス社会と言われる現代を生きる私達はストレスを避けて通ることはできません。また、ある程度のストレスは私達にやる気を持たせてくれたり、必要なものなのですが、ある一定度を超えるストレスは私達の健康に弊害をもたらせてしまいます。ストレスと共存するのは大変難しいことです。また、どのぐらいのストレスが弊害になるかというのは各個人により様々であり、また、自己判断をするのは困難です。もしあなたが原因のはっきりしない痛みや不快感に悩まされているなら、一度カウンセリングに行かれ、その原因を追究してみるのもひとつの方法ではないでしょうか。自分に合った効果的なストレス解消法を見つけることはとても大切です。

*上記でご紹介しました呼吸法、または、リラクゼーション法は心と体のバランスについて、知識のあるカウンセラー等の専門家から学ぶことができます。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

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Lifescape(19)

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一年が過ぎるのはとても早いもので今年ももう年の瀬です。「あれもやらなきゃ、これも年内にやっておかなきゃ」などと心に焦りを感じる時期であるという方も多いのではないでしょうか。また、そんな多忙な中、イベントも盛りだくさんな時期でもあり、ひとつふたつ断りたい宴会があれど、なかなか断り切れず、疲労困憊しがちな時期でもないでしょうか。

多かれ少なかれ、「断りたかったのに断り切れなかった」という経験が誰にもあるのではないでしょうか。断るという行為はどうも否定的なイメージがあるせいか、誰かれの依頼であれ、NOと返答することに誰もが心苦しく感じてしまうものではないでしょうか。「上手く断れるようになりたい」、「NOと言えるようになりたい」というのは意外と多くの

人が抱えている悩みではないでしょうか。今月は断るをテーマにお話ししましょう。

後述の3つの例にあるような経験をされたことがありませんか?

その1「来週、XXのコンサートなんだよね~。みんなには言ってないけど、実は私ってXX系の音楽って好きじゃないのよね~。それに、私、車の運転って苦手なのにバンを持ってるからって、運転手を頼まれちゃてるんだよね~。いろいろ考えてたら、頭が痛くなってきちゃった。あ、憂鬱、行きたくないなぁ~。ホント、断っちゃおうかなぁ~。でも、今さら断ったらみんなに迷惑がかかるし、こんなことでみんなとの関係が悪くなっちゃったら困るしね。それに、もし行かなかったら、このコンサートの話題が出ても話についていけなくなっちゃうしな~。」

その2「なんだよ~、また、上司に今週も休日出勤してくれないかと頼まれてしまったよ~。今週末こそ家族で出かける予定があったんだけどなぁ~。またドタキャンだよ。家族に嫌な顔をされるだろうなぁ~。それにしてもなんで俺ばっかり休日出勤なんだよ。同僚のXXは今年一度も休日出勤してないじゃないか。でもな~、上司の頼みを断ったりしたら、後で何を言われるかわからないし、また、これを断ったことで出世に影響があったり、会社を首にでもされたりしたら困るし、仕方ないよなぁ~。」

その3「母から電話。今日はスケジュールがいっぱいなのよね。う~ん、どうしようかしら・・・。今日は無理だって母に伝えたいけど、母の頼みを断るのは心苦しいしね~。それに断ったら母ががっかりするだろうしな~。母の悲しい顔を見るのは心が痛いしね~。仕方ないなぁ~、娘をサッカーに送って、その試合中、こっそりぬけて、母のところに行ってこようかしら。あちらこちら車で走り回るのも疲れてるけど、それしか方法がないわよね~。」

似たような経験をしたことがあるという方が多いのではないでしょうか。その1の彼女のように元々断りたかった事に対し、YESと言ってしまい、心の中に後悔の念が渦巻くものの断るということはどうしても苦手であり、常になんとか自分をYESに説得、また、納得させて、断るこという行為を避ける傾向にあるという方。または、その2の彼のように腹立ちを感じるもののなんらかの恐れる気持ちや自分の気持ちを人に伝えることが苦手ということから、自分の言葉を飲む傾向にあり、常に自分を犠牲にしてしまうことが多いという方。更に、その3の彼女のように断ることにとにかく罪悪感を感じる、そのためか、人と関わることがなんだか億劫で複雑な気持ちになってしまうという方。

様々な理由において、断れなかった、または、仕方なくYESといってしまった経験は誰にもあるものです。ただ、断れないということが慢性化している方は心に大きな負担がかかっている可能性があるでしょう。慢性的に断りたいのに断れないということは、常に自分の本当の気持ちが押し込められたままになっている状態、自らが自分の心に嘘をつき続ける心理状態にあると言えるのではないでしょうか。ゆえに、色々な思いが常に心の中を駆け巡っている状態、また、複雑な思いがいつまでも心の中に残存したままな状態となり、心が非常に疲れやすい状態となります。

「なぜあの時自分はちゃんとNOと言わなかったのか」などと常に自分を叱る、また、自分の対して非難的、批判的になることが癖となってしまったり、自分を責めたてる、また、後悔の念に苛まれることが癖となってしまったりと自ら自分の心に負の影響を与える形態を作ってしまい、今までどちらかといえば、積極的、または、前向きであった気質が消極的、後ろ向きに変わってしまうようなことが起こりかねません。また、このような心の状態が継続すると自分を信じる力も低下していき、自分を疑うようになってしまったり、自分がダメ人間のように思えて気分が沈みがちになってしまうこともあるでしょう。

その結果、人間関係全般を億劫に感じるようになってしまったり、人とコミュニケーションを図ることに恐れを感じるようになってしまったり、または、人と交流することを避けるようになる結果となり、社会不安障害などを引き起こしてしまうようなことが生じてしまうこともあるでしょう。このように〝慢性断りたいけど断れない症候群″となってしまうと心理的疾患が生じやすくなる状態を自ら作り出すこととなってしまいます。

断れない、断れなかった理由の多くは基本的に人間関係に不和が生じないようにと心を配った結果です。しかし、断れない状態が慢性化すると自分の心が病んでしまったり、自分の断れなかった理由とは裏腹に人間関係に支障をきたしてしまうことが意外と多くあるものです。何かと断ない理由は数々あるものですが、「自分のスケジュールに無理がある時は断る」、また、「自分の価値観に合わないことに対してNOと言う」など、自己の心の健康管理のひとつとして「断る行為」を自分の慣行に取り入れることは大切ではないでしょうか。

サンクスギビングを終え、ホリデーシーズン真っ只中です。ホリデーストレスという言葉があるように、ホリデーシーズンは何かと人間関係の摩擦が多くなるなどストレスも溜まりがちです。断ること、断れないことが心の負担になっているようなら、このホリデーをきっかけに断ること、健全なYES/NOを使い分けることにチャレンジなれるのもよいのではないでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

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Lifescape(4)Lifescape(4)

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人間関係において、悔しい気持ち、いたたまれない気持ちになることはありませんか? 例えば、職場でちょっとしたミスだけなのに怒鳴られ、まるで自分がダメ人間のように扱われたり、意見が違うだけなのに、友人間で面倒な争いに巻き込まれて、なんだか自分が悪者にされてしまったりなど、人間関係にストレスを感じている方は多いのではないでしょうか。失望感や疎外感を覚えたり、人間関係の悩みに陥ったときというのは、本当に何とも言えない気持ちになります。四方八方がふさがれがれたような気分で心も重くなります。また、どうすることもできない状況に心が打ちひしがれ、精神的にやられてしまうこともあるでしょう。

「自分は悪くない。アイツが悪いんだ。」と片付けようとしても心はすっきりしません。他の学校へ転校するしてもまた嫌な仲間に出会うかもしれません。問題がある毎に友人・知人と縁を切るわけにもいきません。自分と合わない人、難しい人というのは、どこへ行ってもいるわけですから、これらは、ただの一時しのぎにしかすぎません。人間関係というのは、様々な問題をはらんでおり、人とうまく付き合うのはなかなか難しいものです。皆が皆、良い人ばかりとは限りませんし、皆が自分に対して友好的というわけではありません。職場に嫌な人がいることもあれば、親戚にどうしても苦手だというタイプの人もいるでしょう。世の中には、いろいろな性格の人がいるわけですから、気が合わない人がいるのも当然です。また、「どうしてあの人はこんなことをするんだろう」と失礼極まりない人やいじわるで押しつけがましい人に出会うこともあるでしょう。しかし、どんな人との関係であれ、その関係が悪化し、複雑化してしまうと、なんだか自分の人生自体がこじれた感じになってしまいます。

我々皆、「もう人間関係にうんざり」とすべての人間関係を断ち切ってしまいたい気分になるときがあります。しかし、私達人間は、人との交際・接触・付き合いがあることにより、人生が豊かになり、意味があるものになるわけで、すべての人間関係を断ち切ってしまったらとても寂しい人生になってしまいます。生態系システムのように私達は様々な場所で様々な人とのつながりがあるからこそ、私達の暮らしが可能になるわけです。ゆえに、簡単に「人間関係、やめ~た」というわけにはいかないわけです。

では、人とうまく付き合うにはどうすればいいのでしょう。どんな難しい相手とでもうまく付き合う方法について、ここで少しご紹介しましょう。人間関係の問題は様々な理由にて生じます。まず、相手に問題があるのか、もしくは、自分自身に問題があるのか、それとも、両者に問題があるのではなく、その状況に対する対応・理解・コミュニケーションの方法に問題があるのか見極めます。

  • あなたの持つ人間関係の悩みはどこから発生していますか?
  • あなたは、誰とどんな風に、どんな場合、問題がありますか?
  • 前回問題が起こったとき、どんな内容でどんな人とどんなことが問題になりましたか?
  • 何が自分にとって、その状況が難しく感じられたのでしょう?
  • 相手は、どんな様子でしたか?

あなたの持つ問題を細かく分析していくことにより、あなたの持つ問題がはっきり見えてきます。何がどんな風にどんな人と問題があるのか、まず、しっかり把握することは問題解決をする上でとても重要となります。そうすることにより、全体的なあなたの人間関係のパターンも見えてきます。

また、自分を見つめ直すという作業も大切です。なんといっても人を変えることはできないし、大抵、置かれた状況も変えることができないのが常です。自分に出来ることは、問題に対する自分の態度・対応の方法を変えることではないでしょうか。これは、自分というものを変えるという意味ではありません。人間関係を円滑にするということは、自分を失くすということではでもありません。それどころか、対人技術・能力を身につけるということは、更に自分らしく生きるということです。自分に向き合うということは容易なことではありませんが、自己の内面を深く洞察することは大切です。例えば、誰かと会話しているとき、相手の意見・態度を否定的にとらえていることはありませんか? 何らかの理由でイライラしているとき、不満をかかえているとき、相手にその感情をぶつけているということはありませんか? 相手に自分の意見・考え・やり方を押し付けていることはありませんか? それとも、孤独を恐れるあまり、不本意な人間関係に依存していることはありませんか? 自分をよく見つめ直すことにより、何が問題であるかということが見えてきます。

人間関係がしんどいと感じるのは、大半の人が抱えている問題です。人付き合いがしんどく感じられたり、人間関係にうんざりする時もありますが、どのように人間関係を築くかにより、学校の成績、昇給、出世、人生までが変わってしまうのが現実です。人間関係における問題は本当に様々で複雑です。ゆえに、人間関係の中で感じる不快感、モヤモヤ感というのは、心身にとても負担がかかります。人間関係が困難な状況が長く続くと、人と付き合うことに不安を感じるようになったり、人の前で自分らしく振舞えなくなったり、また、人といるストレスから心身症的症状で苦しむことになったりということが起こります。人とうまく付き合う技術・能力というのは身につけることができます。上手な人間関係というのは、自分を含む両者の気持ちを思いやりながら、お互いの意見を尊重できることです。自分と相手の両方の短所も含めて受け入れるというのは容易なことではありませんが、その上でお互いの気持ちや意見を恐れなく表現・理解し合えるというのが素晴らしい関係ではないでしょうか。人間関係とコミュニケーションというのは、密接に結びついています。どんな風に人と対応するのがベストなのか、コミュニケーションの技術を磨くことは人と楽しく関わるひとつの秘訣です。自己分析や人間関係の技術・能力を身につけるのは難しく、心の専門家であるカウンセラーにお願いするというのも一つの方法です。また、悩みを友人に相談して、その答えや対応に傷ついて、更に人間関係のストレスを強くしてしまうこともあるので、全くの第三者であり専門家であるカウンセラーに相談するとよいのではないでしょうか。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC (Tel) 734-237-3589

108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

人間関係において、悔しい気持ち、いたたまれない気持ちになることはありませんか? 例えば、職場でちょっとしたミスだけなのに怒鳴られ、まるで自分がダメ人間のように扱われたり、意見が違うだけなのに、友人間で面倒な争いに巻き込まれて、なんだか自分が悪者にされてしまったりなど、人間関係にストレスを感じている方は多いのではないでしょうか。失望感や疎外感を覚えたり、人間関係の悩みに陥ったときというのは、本当に何とも言えない気持ちになります。四方八方がふさがれがれたような気分で心も重くなります。また、どうすることもできない状況に心が打ちひしがれ、精神的にやられてしまうこともあるでしょう。

「自分は悪くない。アイツが悪いんだ。」と片付けようとしても心はすっきりしません。他の学校へ転校するしてもまた嫌な仲間に出会うかもしれません。問題がある毎に友人・知人と縁を切るわけにもいきません。自分と合わない人、難しい人というのは、どこへ行ってもいるわけですから、これらは、ただの一時しのぎにしかすぎません。人間関係というのは、様々な問題をはらんでおり、人とうまく付き合うのはなかなか難しいものです。皆が皆、良い人ばかりとは限りませんし、皆が自分に対して友好的というわけではありません。職場に嫌な人がいることもあれば、親戚にどうしても苦手だというタイプの人もいるでしょう。世の中には、いろいろな性格の人がいるわけですから、気が合わない人がいるのも当然です。また、「どうしてあの人はこんなことをするんだろう」と失礼極まりない人やいじわるで押しつけがましい人に出会うこともあるでしょう。しかし、どんな人との関係であれ、その関係が悪化し、複雑化してしまうと、なんだか自分の人生自体がこじれた感じになってしまいます。

我々皆、「もう人間関係にうんざり」とすべての人間関係を断ち切ってしまいたい気分になるときがあります。しかし、私達人間は、人との交際・接触・付き合いがあることにより、人生が豊かになり、意味があるものになるわけで、すべての人間関係を断ち切ってしまったらとても寂しい人生になってしまいます。生態系システムのように私達は様々な場所で様々な人とのつながりがあるからこそ、私達の暮らしが可能になるわけです。ゆえに、簡単に「人間関係、やめ~た」というわけにはいかないわけです。

では、人とうまく付き合うにはどうすればいいのでしょう。どんな難しい相手とでもうまく付き合う方法について、ここで少しご紹介しましょう。人間関係の問題は様々な理由にて生じます。まず、相手に問題があるのか、もしくは、自分自身に問題があるのか、それとも、両者に問題があるのではなく、その状況に対する対応・理解・コミュニケーションの方法に問題があるのか見極めます。

  • あなたの持つ人間関係の悩みはどこから発生していますか?
  • あなたは、誰とどんな風に、どんな場合、問題がありますか?
  • 前回問題が起こったとき、どんな内容でどんな人とどんなことが問題になりましたか?
  • 何が自分にとって、その状況が難しく感じられたのでしょう?
  • 相手は、どんな様子でしたか?

あなたの持つ問題を細かく分析していくことにより、あなたの持つ問題がはっきり見えてきます。何がどんな風にどんな人と問題があるのか、まず、しっかり把握することは問題解決をする上でとても重要となります。そうすることにより、全体的なあなたの人間関係のパターンも見えてきます。

また、自分を見つめ直すという作業も大切です。なんといっても人を変えることはできないし、大抵、置かれた状況も変えることができないのが常です。自分に出来ることは、問題に対する自分の態度・対応の方法を変えることではないでしょうか。これは、自分というものを変えるという意味ではありません。人間関係を円滑にするということは、自分を失くすということではでもありません。それどころか、対人技術・能力を身につけるということは、更に自分らしく生きるということです。自分に向き合うということは容易なことではありませんが、自己の内面を深く洞察することは大切です。例えば、誰かと会話しているとき、相手の意見・態度を否定的にとらえていることはありませんか? 何らかの理由でイライラしているとき、不満をかかえているとき、相手にその感情をぶつけているということはありませんか? 相手に自分の意見・考え・やり方を押し付けていることはありませんか? それとも、孤独を恐れるあまり、不本意な人間関係に依存していることはありませんか? 自分をよく見つめ直すことにより、何が問題であるかということが見えてきます。

人間関係がしんどいと感じるのは、大半の人が抱えている問題です。人付き合いがしんどく感じられたり、人間関係にうんざりする時もありますが、どのように人間関係を築くかにより、学校の成績、昇給、出世、人生までが変わってしまうのが現実です。人間関係における問題は本当に様々で複雑です。ゆえに、人間関係の中で感じる不快感、モヤモヤ感というのは、心身にとても負担がかかります。人間関係が困難な状況が長く続くと、人と付き合うことに不安を感じるようになったり、人の前で自分らしく振舞えなくなったり、また、人といるストレスから心身症的症状で苦しむことになったりということが起こります。人とうまく付き合う技術・能力というのは身につけることができます。上手な人間関係というのは、自分を含む両者の気持ちを思いやりながら、お互いの意見を尊重できることです。自分と相手の両方の短所も含めて受け入れるというのは容易なことではありませんが、その上でお互いの気持ちや意見を恐れなく表現・理解し合えるというのが素晴らしい関係ではないでしょうか。人間関係とコミュニケーションというのは、密接に結びついています。どんな風に人と対応するのがベストなのか、コミュニケーションの技術を磨くことは人と楽しく関わるひとつの秘訣です。自己分析や人間関係の技術・能力を身につけるのは難しく、心の専門家であるカウンセラーにお願いするというのも一つの方法です。また、悩みを友人に相談して、その答えや対応に傷ついて、更に人間関係のストレスを強くしてしまうこともあるので、全くの第三者であり専門家であるカウンセラーに相談するとよいのではないでしょうか。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

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 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 アメリカでは、中華レストランに行くと食後にフォーチュンクッキーというものがいただけますが、結構あのフォーチュンクッキーに何が書いてあるか楽しみにしているものです。先日とある中華レストランへ行った時のこと、いつものように「今日はどんなメッセージが入っているのかな?」と楽しみに開けてみるとなんと中が空っぽでした。「え、こんなのアリ!?」と少し驚きましたが、さて、もし中が空っぽだった場合、あなたなら、どのような反応をしますか?

A.なんてめずらしいことかと笑い飛ばす。
B.何かの悪い知らせだと解釈する。
C.やっぱり、自分は不幸な人間だと確信する。

 この他にもいろいろな反応があるかと思いますが、まず、実際にここで何が起こったかということを見て行きましょう。「レストランに行った」「食事をした」「クッキーの中が空だった」これらがおおよそ起こった事実です。また、クッキーの中が空だったのもおそらく工場でクッキーが生産される際、機械的ミスによるものではないでしょうか。これらの事実の中には、“悪い知らせ”とか“自分は不幸な人間”だとかいう事実はどこにもないと思います。しかしながら、人間というものは、何気に起こったことに対しても自分というのものに結びつける傾向があります。そのため、それに対してもありとあらゆる解釈をつけたがるものです。その解釈というのは、そのときの心の状態と大きな結びつきを持っているものです。また、人それぞれいろいろな癖があるように、心、思考にも癖というものがあります。同じことが起こってもその人が持っている思考癖、思考習慣により、何が起こったかという解釈が大きく変化していきます。

 「水がコップに半分しか入っていない」「半分も入っている」という典型的な例がありますが、これを利用して、思考習慣により、どのように物事の解釈、また、人生そのものの見方が変化していくのかお話していきましょう。まず、「水が半分も入っている」と解釈する方は、楽観的な考え方の持ち主といえるでしょう。このタイプの方は、基本的に悪いことは一時的なものと解釈し、良いことは、永続的なものと解釈します。また、何わともあれ、人生に前向きな態度を持ち、自分が幸せをつかむ価値があるということを忘れません。ゆえに、楽観的な方は、絶望に陥らず、人生に起こる苦難に柔軟に立ち向かっていける強さを持っています。楽観的であるということが、苦難に対してクッションとなっているのです。その反対に、「水が半分しか入っていない」と解釈する方は、悲観的な思考習慣の持ち主ということになります。これらの方々は、悪いことを永続的なものとして考える傾向にあり、また、良いことは一時的なものと解釈します。また、“いつも”“みんな”“絶対”とかとう言葉の使い回しが目立ち、何かにつけて個人的に受け止める傾向にあります。基本的に、悲観的思考習慣の持ち主は、白黒がはっきりした、両極端な考え方をします。ゆえに、悲観的な方は、ストレス、心配事が絶えなく、うつにもなりやすい傾向にあります。

 「私は生まれつき悲観的だから、楽観的にはなれない」という方がいらっしゃますが、楽観的、悲観的というものは数々の人生経験により作られた思考癖、習慣である為、楽観的な思考は意識的にトレーニングをすることにより身に付けることができます。では、“どんな風に学ぶのか?”、そうですね、まず、自分というものの理解からはじめていくのがいいのではないでしょうか。自分を理解することにより、自分の思考癖というものをより明らかにできます。そして、自分の思考癖が明確にできたところで、今度はそれを察知するという作業に入っていきます。しかしこれがなかなか難しい。なぜなら、癖というのは自分の思いとはよそに自動的に出てきてしまうものだからです。自分が普段“自動的”に行っていることを意識的にキャッチするには、なかなかの訓練が必要となります。この自動的な思考癖に「あっ」と自分で気づけるようになると、そこでその自動的な思考癖を一旦停止させ、事実に沿った正しい解釈に変えていけるようになるのです。皆さんもご存知のように、自分というものを変えるのは大変難しいものです。あせらず、ゆっくりと時間をかけて自分の思考癖を再訓練していくのがよいかと思います。ちなみにこういった思考トレーニングにもカウンセリングをご利用していただけます。

 楽観的に物事を解釈できるようになるということは、あなたの人生に多くのプラスをもたらせます。まず、枠にとらわれず、柔軟に効果的な問題解決ができるようになるため、あなた自身がストレスを感じることが少なくなくなるでしょう。ストレス度が低下するということは、全体的に体の免疫度がアップし、身体的、心理的に健康になります。筋肉の硬直もなくなるため、肩こり・腰痛も減少するでしょう。また、ストレス低下により、心にも余裕ができ、社交的にもなり、社会活動も潤滑になるでしょう。きっと、人生が今までより楽しく感じられるようになると思います。

 トーマスエジソンの名言のひとつとして、「まだ、不成功したわけではない。ただ、一万回のうまくいかない手段を見つけただけである。」という言葉がありますが、“一万回”というのはすごい回数です。彼がいかに自分の成功を信じる心の強さを持っている人だったかがわかります。「一万回の失敗がなんだ!」そんな風に思えるのは、彼が楽観的思考の持ち主のひとりだったからと考えられます。ちょっとした思考の違いで、人生がバラ色にも憂鬱にもなり、考え方・見方ひとつで人生が大きく変わっていきます。楽観的思考を持つことが幸せに近づけるひとつの要素ではないかと思います。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ:メンタルヘルスカウンセラー、ライフコーチ、臨床ヒプノセラピスト。日本語・英語にて、様々なサービスを提供。 Lifescape Counseling LLC のオーナー。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC   (Tel) 734-237-3589

2240 Middlebelt Road Suite 217-2 Garden City MI 48135MARKETS

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 アメリカでは、中華レストランに行くと食後にフォーチュンクッキーというものがいただけますが、結構あのフォーチュンクッキーに何が書いてあるか楽しみにしているものです。先日とある中華レストランへ行った時のこと、いつものように「今日はどんなメッセージが入っているのかな?」と楽しみに開けてみるとなんと中が空っぽでした。「え、こんなのアリ!?」と少し驚きましたが、さて、もし中が空っぽだった場合、あなたなら、どのような反応をしますか?

A.なんてめずらしいことかと笑い飛ばす。
B.何かの悪い知らせだと解釈する。
C.やっぱり、自分は不幸な人間だと確信する。

 この他にもいろいろな反応があるかと思いますが、まず、実際にここで何が起こったかということを見て行きましょう。「レストランに行った」「食事をした」「クッキーの中が空だった」これらがおおよそ起こった事実です。また、クッキーの中が空だったのもおそらく工場でクッキーが生産される際、機械的ミスによるものではないでしょうか。これらの事実の中には、“悪い知らせ”とか“自分は不幸な人間”だとかいう事実はどこにもないと思います。しかしながら、人間というものは、何気に起こったことに対しても自分というのものに結びつける傾向があります。そのため、それに対してもありとあらゆる解釈をつけたがるものです。その解釈というのは、そのときの心の状態と大きな結びつきを持っているものです。また、人それぞれいろいろな癖があるように、心、思考にも癖というものがあります。同じことが起こってもその人が持っている思考癖、思考習慣により、何が起こったかという解釈が大きく変化していきます。

 「水がコップに半分しか入っていない」「半分も入っている」という典型的な例がありますが、これを利用して、思考習慣により、どのように物事の解釈、また、人生そのものの見方が変化していくのかお話していきましょう。まず、「水が半分も入っている」と解釈する方は、楽観的な考え方の持ち主といえるでしょう。このタイプの方は、基本的に悪いことは一時的なものと解釈し、良いことは、永続的なものと解釈します。また、何わともあれ、人生に前向きな態度を持ち、自分が幸せをつかむ価値があるということを忘れません。ゆえに、楽観的な方は、絶望に陥らず、人生に起こる苦難に柔軟に立ち向かっていける強さを持っています。楽観的であるということが、苦難に対してクッションとなっているのです。その反対に、「水が半分しか入っていない」と解釈する方は、悲観的な思考習慣の持ち主ということになります。これらの方々は、悪いことを永続的なものとして考える傾向にあり、また、良いことは一時的なものと解釈します。また、“いつも”“みんな”“絶対”とかとう言葉の使い回しが目立ち、何かにつけて個人的に受け止める傾向にあります。基本的に、悲観的思考習慣の持ち主は、白黒がはっきりした、両極端な考え方をします。ゆえに、悲観的な方は、ストレス、心配事が絶えなく、うつにもなりやすい傾向にあります。

 「私は生まれつき悲観的だから、楽観的にはなれない」という方がいらっしゃますが、楽観的、悲観的というものは数々の人生経験により作られた思考癖、習慣である為、楽観的な思考は意識的にトレーニングをすることにより身に付けることができます。では、“どんな風に学ぶのか?”、そうですね、まず、自分というものの理解からはじめていくのがいいのではないでしょうか。自分を理解することにより、自分の思考癖というものをより明らかにできます。そして、自分の思考癖が明確にできたところで、今度はそれを察知するという作業に入っていきます。しかしこれがなかなか難しい。なぜなら、癖というのは自分の思いとはよそに自動的に出てきてしまうものだからです。自分が普段“自動的”に行っていることを意識的にキャッチするには、なかなかの訓練が必要となります。この自動的な思考癖に「あっ」と自分で気づけるようになると、そこでその自動的な思考癖を一旦停止させ、事実に沿った正しい解釈に変えていけるようになるのです。皆さんもご存知のように、自分というものを変えるのは大変難しいものです。あせらず、ゆっくりと時間をかけて自分の思考癖を再訓練していくのがよいかと思います。ちなみにこういった思考トレーニングにもカウンセリングをご利用していただけます。

 楽観的に物事を解釈できるようになるということは、あなたの人生に多くのプラスをもたらせます。まず、枠にとらわれず、柔軟に効果的な問題解決ができるようになるため、あなた自身がストレスを感じることが少なくなくなるでしょう。ストレス度が低下するということは、全体的に体の免疫度がアップし、身体的、心理的に健康になります。筋肉の硬直もなくなるため、肩こり・腰痛も減少するでしょう。また、ストレス低下により、心にも余裕ができ、社交的にもなり、社会活動も潤滑になるでしょう。きっと、人生が今までより楽しく感じられるようになると思います。

 トーマスエジソンの名言のひとつとして、「まだ、不成功したわけではない。ただ、一万回のうまくいかない手段を見つけただけである。」という言葉がありますが、“一万回”というのはすごい回数です。彼がいかに自分の成功を信じる心の強さを持っている人だったかがわかります。「一万回の失敗がなんだ!」そんな風に思えるのは、彼が楽観的思考の持ち主のひとりだったからと考えられます。ちょっとした思考の違いで、人生がバラ色にも憂鬱にもなり、考え方・見方ひとつで人生が大きく変わっていきます。楽観的思考を持つことが幸せに近づけるひとつの要素ではないかと思います。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ:メンタルヘルスカウンセラー、ライフコーチ、臨床ヒプノセラピスト。日本語・英語にて、様々なサービスを提供。 Lifescape Counseling LLC のオーナー。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

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lifescape(34)

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Emotional Intelligenceという言葉を聞かれたことはないでしょうか。Emotional Intelligenceとは、日本語で“エモーショナルインテリジェンス”、又は、“心の知能指数”と呼ばれています。皆さんご存知のIQテスト(Intelligence Quotient)、こちらは個人の学問的能力を図るものですが、Emotional Intelligenceは個人の情緒を調節する能力を図るものとされています。Emotional Intelligenceは、ストレスへの対応や人間関係をうまくこなしていける秘訣、または、人生の成功への大きな鍵であるなど、私達の健康や幸せと大きな関係があると言われています。今回は、そんなEmotional Intelligence というものについてお話しましょう。

Emotional Intelligence (EI)は、Emotional Quotient (EQ)、または、Emotional Intelligence Quotient (EIQ)とも呼ばれますが、通称、EQという名で知られています。EQ の簡単な由来は、1900年代に科学者らがIQテストを利用して“優れた人”なるものを探索した際、“優れた人”というのは、単にIQが高ければよいというものではなく、情緒を調節する能力なるものも保持していることも必須条件であるという結論に到達。その後、更に様々な研究を重ねた末、Emotional Intelligenceという言葉が生まれます。また、各個人は、IQ、EQ、パーソナリティを総合し、自己の行動、又は、他人に対する行動を決めているものであるという概念を設立。IQ、EQ、パーソナリティはそれぞれに独立したものであり、相互関係はないものとし、また、基本的に、IQ、パーソナリティは固定されたものであるけれど、EQは柔軟性があり、始終習得可能、変えることができるものとされています。

EQは、大きく、自己能力と社会的能力の2つに分類されています。自己能力とは、自己の感情に気付く力、また、それらの感情をうまくコントロールできる力とされています。例えば、友人から、「最近、いつもの様子が違うようだけど・・・。」と言われる。「え、そう?」と友人の言葉をきっかけに自分の心の中を探り始める、また、友人など他人に指摘されるまで自分の心の状態に気が付いていないことが多いというような場合、EQ が低い状態にあるという判定になります。また、友人から声をかけられる前から自分の心の不調には気が付いていたけれど、何が原因で自分がスランプに落ち込んでいるのか、その理由が見えてこない場合、どうしてよいのかわからない場合、まだまだEQ の指数をあげる余地があるとされています。

EQの自己能力とは、瞬時に、また、正確に、自己の感情を感知・認識することができ、また、それらの感情をどのように処理することが適切であるのかということが見極めらえる力とされています。ゆえに、自分の感情に気付くということだけではなく、自分の感情に蓋をしない、自分の中に生まれてくる感情を受け止められる力、また、それらの感情の目的というものや自分の感情への対応傾向などを理解できる力、更に、それらの感情としっかりと向き合える力、処理ができる力が自己能力の大切な要素とされています。

では、もう一方の社会的能力とはどのようなものなのでしょうか。社会的能力とは、他人の感情を理解することができ、また、対人関係をうまく処理できる力となります。例えば、自分の思いが夫や妻、または、上司や部下にうまく伝わらなく、更に話がこじれてしまったとしましょう。そのような場合、自分の思いがうまく伝わらないもどかしさから自分の感情に捕らわれてしまい、感情的になってしまうことがあるのではないでしょうか。または、話がこじれてしまい、関係がぎくしゃくしてしまったことの問題解決方法が見いだせず、そのいざこざから逃げてしまうこともあるのではないでしょうか。このような

傾向が強い場合、社会的能力が低い状態となります。また、自分の感情はそれなりに

コントロールができていたとしても、どちらが正しい、どちらがよい意見であるかなどということに捕らわれ、他人の思いを察する余裕がない場合も社会的能力が低いとされます。

このように、社会的能力とは、社会に上手く適用できる力、自分に降りかかってくるあらゆる問題とうまく向き合える力、また、人間関係をうまくナビゲートし、関係をうまく維持していける力となります。ゆえに、仲間内で意見の相違が発生したとしても、自分の思いと他人の思いを区別することができ、自分と相手の思いをそれぞれ冷静に理解することができる、また、例え自分と全く価値観や文化が異なる人に遭遇した時であれど、現状況は相手にとり、どのようなものであるのだろうかと想像力や忍耐力をうまく活用し、相手の立場に立って物事を考えることができ、お互いにとって適切な解決法を適用できることが社会的能力において大切とされています。

上記に述べた“優れた人”の研究結果にあるように、いくら天才と呼ばれるIQの持ち主、また、どのように素晴らしいパーソナリティの持ち主であれど、自己や他人の感じていることがよくわからなければ、常に自己や他人の感情に翻弄されることとなり、人生に不満や不安を抱えることが多くなってしまいます。また、EQが低い状態であると、自己を含め他人も傷つけることが多くなり、人間関係がうまくいかない、学校や仕事上でのトラブルが絶えない、などという状況に追い込まれがちとなり、人と関わることに苦痛を感じるようになってしまうことでしょう。

私達それぞれ、様々な悩みを抱えているものです。EQは自分の努力次第で高めることができるものであると言われています。これを機に、EQという言葉が世間一般に利用されるきっかけとなった「心の知能指数(Emotinal Intelligence)、ダニエルゴールマン」などの本を手にしてみられるのもよいのではないでしょうか。

Lifescape Counseling LLC
www.lifescapecounselingllc.com
734-237-3589

こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

lifescape(22)

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草や木の緑も日増しに深くなり、清々しい青空に新緑が美しい頃となりました。日中は汗ばむぐらいの陽気となり、初夏の訪れを感じさせます。日ごとに日中時間も長くなり、外出が楽しくなる季節ではないでしょうか。また、夏休みも間近に控え、これからの時期、各地で様々な催しものが多く開催され、なんらかのエンターテインメントに足を運ばれる機会も増えることではないでしょうか。

何か良いもの、自分の興味のあるものを見て歩くのは心の肥やしになるものです。例えば、アートがお好きな方は様々な創造的な作品を見て歩くことにより、自分の作品への更なるアイデアが浮かんできたり、野球やサッカーなどスポーツ観戦のお好きな方は様々なゲームに出向き、応援、白熱したりすることにより、気分をリフレッシュすることができたりなど、エンターテインメントを楽しむことは私達の心を朗らかにしてくれます。

また、時として、エンターテインメントの鑑賞を通して、感極まる、また、感慨無量になることもあるのではないでしょうか。感動で胸がいっぱいになるという感覚はなんとも言葉では表せられないものですが、なんらかの力が心の奥底にみなぎっているような感覚があるものではないでしょうか。なんだか心の中がうずうずし、何かがしたくてたまらないような気分ではないでしょうか。今回はそんな感動に携わるエネルギーについてお話ししましょう。

私達の心はなにがしかの喜びや感動を覚えるとポジティブなエネルギーがふつふつと心の奥底から生まれだします。また、魂を揺さぶられるような大きな感動を経験するとそのエネルギーは更に強力なものとなり、私達は精神的高揚なるものを体験します。精神的高揚とはとてもパワフルな感情的エネルギーです。私達の心に多大な意欲・モティベーションなるものをもたらせてくれるものです。

しかし、精神的高揚により生じるエネルギーはとても驚異的なものではあるけれど、具合的なものではなく、〝何か″を探求したい思い、〝何か″に挑戦したいなどという漠然とした大きなエネルギーの塊として存在します。ゆえに、なんだか心の中がうずうずするとか、出口を探し求めている大きな何かを感じるけれど、どうしてよいかわからない気分になるわけです。

また、精神的高揚によるエネルギーは短命で、そのまま名もつけず、無形・不定義のまま放置して置くとあっという間に消散してしまうという霧のようなエネルギーでもあります。更に、〝何か″を始めたいけれど、その〝何か″がわからないと、〝何か″やりたいことが見つかるまで、と、この感情的エネルギーの種を引き出しの中にしまってしまえば、引き出しを開けた頃にはこのエネルギーの種は跡形もなく消失してしまいます。

ゆえに、この未知の可能性を秘めたエネルギーの種を植えてあげなければ、感動を受けた後に感じるうずうず感の芽が出ることもありません。また、意欲・モティベーションという芽が出たところで、光や水、肥料などをうまく行きわたるよう適切なケアを施してあげなければ、折角の意欲、また、モティベーションも枯れてなくなってしまいます。

何もないところから、自らやる気を奮い起こすというのはとても大変な作業です。ゆえに、精神的高揚という強力なエネルギーから自然と沸き起こる意欲・モティベーションを利用しないのはなんとも勿体ない話です。でも実際にこの漠然としたエネルギーの見える化、顕在化をどのように行っていけばよいのでしょうか。パワフルであるけれど、壊れやすく短命であるというこのエネルギーの性質を理解するならば、まず、どんな些細なことでもよいのでこの感情的エネルギーを即座に制御してしまう、自分に張り付けてしまうことが大切です。

例えば、感動的なコンサートからの帰り道、有り余るようなエネルギーを心に感じるゆえか、何かをせずにはいられなくなり、「よ~し、とりあえず、明日から毎日早起きするぞ!」ということにし、就寝しました。昨夜のコンサートの疲れもあってか、今朝は少し寝坊をしてしまいましたが、心を切り替えて、楽しい気分で寝起きできるようにと新しいパジャマ、ベッドシーツ、目覚まし時計などを購入しに出かけます。その後、様々な早起きに役立つことを試み、早起きの習慣が成立しました。そのうち、朝の時間に余裕ができたのでと仕事に行く前に苦手だったエクササイズを開始することにしました。

まず、何かの教室に登録してみようとヨガクラスを始めました。なんだか自分には少し物足りないと、ヨガは辞め、自転車に乗ることしました。会社までそれほど遠くもないので、自転車通勤を開始しました。そのうち、サイクリングの仲間もでき、また、スポーツをする楽しみも覚え、他のスポーツにも興味を持ち始めました。夜更かしをしなく

なったせいか、夜食も少なくなり、スリムな体形となり、また、病気がちだったはずが

いつの間にかあまり風邪もひかなくなりました。体の調子がよいと心も軽快となり、

また、仲間の誘いもあり、次は水泳やマラソンも始めることにし、数年後にはトライアスロンに挑戦することとなりました。

上記はたとえ話ではあるけれど、コンサートにより得た漠然とした感情的エネルギーに「早起きする」という名をつけ、早起きに役立つ様々な方法を試みるという実際の行動へと転換し、うまくエネルギーが生き続けている様子が見られますでしょうか。よくある失敗例として、心の中に感じるエネルギー量がとても巨大であるゆえ、何か特別大きなことをしなければという思いにかられ、足踏みをしてしまうことです。

この例にあるように最初どのようなものに感情的エネルギーを投資するかということはあまり重要ではなく、まず、そのエネルギーを即座に行動へと転換することが意欲・モティベーションエネルギーを継続していける鍵となります。また、うまく意欲・モティベーションにケアを施し、このエネルギーの木に花や実をつけてあげることができたならば、この意欲・モティベーションがどんどん広がりを持ち出し、「早起き」→「健康」→

「トライアスロン」へとどんどん大きなものへと変容していくという波及効果までを呼び起こしてくれるでしょう。

感動は私達の心のエネルギー源のひとつとなります。また、感動は私達の心に潜んでいる意欲・モティベーションを活性化してくれます。この大きな感情エネルギーを上手に転換していくことを心がけることで自分が本当にやりたいことの発見、自分の夢の達成へとつながっていくことも可能となるのではないでしょうか。最近、意欲・モティベーションが欠落しているかもという方、しばらくレジャーにも出かける暇もなかったなと心当たりのある方、今夏、ひさしぶりにお好きなエンターテインメントに足を運ばれて心のエネルギーの充電をなさってはいかがでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

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今年もまたバレンタインの季節がやってきました。毎年2月はバレンタインデーにちなんで男女の違いやカップルコミュニケーションのコツなど、カップルをテーマにしたお話しをお届けしていますが、今年もまたカップルにまつわる話をさせていただくことにします。

日本では、バレンタインデーは女性から男性へ愛を告白する日とされていますが、皆さんの二人の愛の始まりはバレンタインデーのようなどちらかの愛の告白からでしたでしょうか。それとも何気ないある言葉のやりとりがきっかけとなり、二人の愛が始まることとなったのでしょうか。今回は二人の愛の始まりはどのようなものであったのか、〝二人の出会い″に焦点当てながら話を進めていきましょう。

ではここで二人の出会いについて一緒に思い出していきましょう。皆さんは初めて今のパートナーとどこでどんな風にして出会いましたか? 初対面の際、どんなことを感じましたか? 初デートはどこへ行きましたか? どんな気持ちで初デートに向かいましたか? デートには何を着ていきましたか? どのような会話をしましたか? しばらく、目を閉じて、二人の出会いについて回想してみましょう。

お互いに相手の何らかの特性や気質に惹かれて、二人の愛が育まれることなったとお察ししますが、当初、皆さんはパートナーのどのようなところに魅力を感じられたのでしょうか。「とても繊細で思いやりがあるところに惹かれたんだよなあ~。」という方、「論理的で落ち着いたところにとても安心感を覚えました。」という方、または、「いつも穏やかで心を癒してくれるような優しい笑顔にほれました。」という方など、様々な惚れ惚れした品性というものがあげられるのではないでしょうか。

では今度は今現在の二人の関係に視点を向けてみましょう。気分的に何か変化がありましたか?気分的にアップしたという方、ダウンしたという方、または、出会った当時のことを思い出したゆえ、心がなんだか温かくなったという方、反対に、昔を思い出して少し悲しくなったという方などと二人の出会いを思い起こしたことにより、心の中に様々な思いが浮かんできたことではないでしょうか。

二人の出会いを思い起こして、または、今現在の関係に心を向けることにより、気分的にダウンしたという方、その理由には様々あると思いますが、気持ちが沈む理由のひとつに“惚れた要素”というものが現在パートナーから見えなくなってしまった、消えてなくなってしまったように感じられたからではないでしょうか。しかしながら、人が持ち備える特性や気質というものが簡単に影も形もなく消えてなくなってしまうということはあるのでしょうか。あるとすれば、相当な精神的圧迫、衝撃を受けることがあったからではないでしょうか。

ある二人の何気ない会話を見ながら、その謎を解いていきましょう。

「今日ね、これこれこんなことがあったのよ~。」と話をする妻。(辛かった。さすがの私も少し落ち込んじゃったわ。)

「ふ~ん、そうなんだ。」と生返事の夫。(あ~、疲れた~。今月はほんと大変だった。でも頑張った甲斐があり、プロジェクトAもなんとか上手くいった。次は・・・)

「ねえ、話、ちゃんと聞いてるの~? どう思う?」 (また、私の話、全く聞いてないわ。どうせ、また仕事のことを考えてるんだわ。)

「え、うん、聞いてるよ。今更、どうなるものでもないし、仕方ないんじゃない?」(いつもごちゃごちゃうるさいな~。気持ちはわかるけど、いつも些細なことを気にしすぎなんだよ。)

無言になる妻。(私の気持ちなんてどうでもいいのよね。ほんと、いつも自分のことばかりしか考えてないんだから。ほんと、悲しくなっちゃう。)

自分の書斎に向かう夫。(また、怒ってるよ。でも、何も言わないなら、俺は俺の好きなことでもするか。)

「今夜、映画にでも行かない?」となんとかムードを切り替えようと努力する妻。(気分悪いけど、久しぶりに家にいるんだし、彼の好きな映画にでも誘って、おしゃれしてデートに出かけることにしましょう。)

「疲れてるから、今日はいいわ。」 (今、少し前まで、怒ってたんじゃないの? ころころ感情が変わるあいつにはついていけないよ。)

(なによ、まったく。私がいくら努力しても何も変わらない。は~、どこそこのご夫婦はいつも一緒にお出かけでうらやましい。)

*「 」は実際発言された言葉。( )は心のつぶやき。

何でもないような会話ですが、このような会話が長期継続がすると、二人の関係に大きな傷、溝が発生してしまいます。上記例のカップルはこのようなやりとりが習慣的となっています。ゆえに、お互いをうんざり感じているところがあり、二人の会話が始まる前から過去の経験に基づいて相手の気持ちを勝手に憶測してしまう傾向にあります。

たとえこのような何気ない会話であってもお互いの心を傷つけるような、また、お互いの気持ちをないがしろにするような会話が常とされてしまうと、そのお互いに上手く伝えられなかった気持ちが心のあちらこちらに残留してしまい、知らずとして、相手に対するネガティブな気持ちが心の中に沈着してしまうものです。ゆえに、相手の言葉がなぜか嫌味に聞こえてしまったり、相手の気持ちに対する思いやりを忘れがちな行動をとってしまったりすることが生じてしまうものです。

ある日、上記のカップルにも二人の出会いについて思い起こしていただいたことがありました。その際、それぞれが相手に惹かれた特性についてもお話ししていただきましたが、ご主人が彼女に魅力を感じたところは彼女のとても感情が豊かで世話好きで愛情にあふれている性格、奥様が彼に惹かれたわけは自分を信じてどんどん前に進んでいく何事にも恐れないような彼の強さ、ということでした。

先ほどの二人の会話に目を戻してみましょう。二人の会話の中にお互いに惹かれたわけ、惚れた要素というものが見え隠れしていないでしょうか。例えば、奥様、自信家である夫、自分がこうと思うことに突き進むという一心なところがこの会話の中では自分勝手で人の気持ちに鈍感であると解釈されてはいないでしょうか。また、ご主人も、世話好きで愛情にあふれている彼女に惹かれたはずが、この会話の中では愛情にあふれるところを息が詰まるように感じてしまっているところがないでしょうか。

人間の心というのはおかしなもので失望的、また、心に傷を負ってしまうことが重なると良いことが悪いものと見えることとなってしまったり、まるでポジティブなことが消えてなくなったように感じてしまうことがあるものです。また、心が曇りがちになるとネガティブなことばかりが気にかかったり、そのネガティブな要素がどんどん大きくなっていくように感じてしまうものです。

私達の心の中というのはブラックボックスのようなところがあるものです。入力されたポジティブなデータが自分の心の持ちよう、また、気持ちの状態により全く異なったもの、または、ネガティブばデータとして出てくることがあるものです。バレンタインデーを機に二人の出会いを振り返り、入力と出力データに異なりが出ていないか確認してみるのもよいのではないでしょうか。

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こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

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