Sunday, July 21, 2024

Lifescape(1): IntroductionLifescape(1):イントロダクション

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 皆様こんにちは。今月から記事を連載させていただくことになりました こあきバイヤーズドルフです。皆様のお役に立てる情報提供、また、皆様の疑問やご質問にも記事を通してお答えしていきたいと思っております。

 今日はクリニックの名称にした『Lifescape(※1)』についてお話ししたいと思います。皆さんは庭を造る時、デザインを考えたり、どこにどんなものを植えようかと頭を悩ませ試行錯誤されることと思います。その対象となる庭はベランダガーデンや屋上ガーデン、または、自然を生かした日本庭園など、環境によって異なるかもしれませんが、自身に与えられた空間の中で環境に合わせ、自分なりに計画を立て、デザインし、施工していくのだと思います。

 人生もいわば造園のようなものだと思いませんか?与えられた環境の中で、自分なりに試行錯誤しながら歩いていくものではないでしょうか。庭造りの計画を立てている時というのは、とても楽しくワクワクと気持ちが踊ります。それは、子供の頃に抱いた「将来何になろうかな?」とか、「将来×××になるぞ~」という気持ちと似ていますよね。また、庭というのは、造り終えたら完成というものではありません。その後のプロセスが一番大切で、それがなんとも大変なものです。後のプロセスにより、庭の姿というものが大きく左右されます。そう、人生も同じですよね。自分で描いてきた夢と現実に差が出てきて、こんなはずじゃなかったのに…と感じる日、もうダメだ…と途方にくれることもあるでしょう。枝が折れたり、雑草が生えたり、台風がきて花鉢が割れてしまったり…。そんな時あなたは庭の管理者として、しんどくてもその折れた枝を取り除いたり、割れた花鉢を見て悲しくなったりしながらも、粉々になったその花鉢を拾い集め掃除をし始めると思います。あなたの心も同じようなことが必要なのではないでしょうか。仕事や家庭での日々のストレスや、子供さんの巣立ち、大切な人との別れ等の思いがけない出来事により、心がくじけそうになったりすることがあるでしょう。庭の状況と同じく、心の中にもいろいろなことが起こるかと思います。体の傷とは違い、心は見えるわけではないのでついつい『心のケア』というものを怠りがちになってしまいますが、実は、『心のケア』こそが一番大切なのです。心が病んでいると身体にその症状が表れることもあります。

 母国を離れて海外に移住というのは、日々のストレスに加え、異文化ストレスというものも加わり、大変な心労が伴うものです。私達日本人は、つい、こんな風に弱音を吐いてはいけないとか、自分が弱いからこんなことになるんだなんて思ってしまいがちですが、“助けを求める”というのは、実は自分が弱いということではないのです。また、“人に悩みを打ち明ける”というのは、とても勇気がいることです。あなた自身が強いからこそ、求める勇気を持ち、話せるということなのです。

 カウンセリングの場というのは、お話をしていただくのにとても安全な場所です。守秘義務があり、外部に情報が漏れることはありませんし、あなたが話す内容に対し、批判、非難されることもありません。反対に、サポートを得られる場所です。人それぞれ個性があるように、同じような問題においても、答えは様々です。あなたに合った答えを見つけて出していくというのがカウンセリングのプロセスです。

 また、カウンセリングは、占いとは違いますが、使用目的としては似ているのではないでしょうか。手相占い、姓名判断、運勢占い、星占い等、どんなときに行きたくなりますか? 落ち込んでいる時、ストレスを感じていている時、自分の行き方に悩んでいる時、など、心が不安定な時が多いのではないかと思います。カウンリングでは、占いは行いませんが、カウンセリングに行き、いろいろと悩んでいることをお話されることにより、これからの人生が大いに開けていくことはあると思います。

 人生、山あり谷あり!楽あれば苦あり!!将来に不安を感じる時もあるでしょう。でも、あなた自身が人生の造園師であり、管理者なのですから、雑草を抜いたり、枝を拾ったりと庭の整備をして、あなたの庭に光と水が行きわたるようにするように、あなたの『Lifescape(人生+造園)』にもケアを施し、水をあげましょう。専門知識を持つ造園師による助言や手入れであなたの庭が見違えるほどよい状態になるように、心理的専門的知識を持つカウンセラーに『心のケア』のサポートをお依頼するのもひとつの方法でないでしょうか。もしあなたが悩みを抱えているのなら…、勇気を持ってカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

(※1)『Lifescape(人生+造園)』は『Landscape(造園)』という言葉をもじったものです。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ:メンタルヘルスカウンセラー、ライフコーチ、臨床ヒプノセラピスト。日本語・英語にて、様々なサービスを提供。 Lifescape Counseling LLC のオーナー。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC   (Tel) 734-237-3589

2240 Middlebelt Road Suite 217-2 Garden City MI 48135MARKETS

 皆様こんにちは。今月から記事を連載させていただくことになりました こあきバイヤーズドルフです。皆様のお役に立てる情報提供、また、皆様の疑問やご質問にも記事を通してお答えしていきたいと思っております。

 今日はクリニックの名称にした『Lifescape(※1)』についてお話ししたいと思います。皆さんは庭を造る時、デザインを考えたり、どこにどんなものを植えようかと頭を悩ませ試行錯誤されることと思います。その対象となる庭はベランダガーデンや屋上ガーデン、または、自然を生かした日本庭園など、環境によって異なるかもしれませんが、自身に与えられた空間の中で環境に合わせ、自分なりに計画を立て、デザインし、施工していくのだと思います。

 人生もいわば造園のようなものだと思いませんか?与えられた環境の中で、自分なりに試行錯誤しながら歩いていくものではないでしょうか。庭造りの計画を立てている時というのは、とても楽しくワクワクと気持ちが踊ります。それは、子供の頃に抱いた「将来何になろうかな?」とか、「将来×××になるぞ~」という気持ちと似ていますよね。また、庭というのは、造り終えたら完成というものではありません。その後のプロセスが一番大切で、それがなんとも大変なものです。後のプロセスにより、庭の姿というものが大きく左右されます。そう、人生も同じですよね。自分で描いてきた夢と現実に差が出てきて、こんなはずじゃなかったのに…と感じる日、もうダメだ…と途方にくれることもあるでしょう。枝が折れたり、雑草が生えたり、台風がきて花鉢が割れてしまったり…。そんな時あなたは庭の管理者として、しんどくてもその折れた枝を取り除いたり、割れた花鉢を見て悲しくなったりしながらも、粉々になったその花鉢を拾い集め掃除をし始めると思います。あなたの心も同じようなことが必要なのではないでしょうか。仕事や家庭での日々のストレスや、子供さんの巣立ち、大切な人との別れ等の思いがけない出来事により、心がくじけそうになったりすることがあるでしょう。庭の状況と同じく、心の中にもいろいろなことが起こるかと思います。体の傷とは違い、心は見えるわけではないのでついつい『心のケア』というものを怠りがちになってしまいますが、実は、『心のケア』こそが一番大切なのです。心が病んでいると身体にその症状が表れることもあります。

 母国を離れて海外に移住というのは、日々のストレスに加え、異文化ストレスというものも加わり、大変な心労が伴うものです。私達日本人は、つい、こんな風に弱音を吐いてはいけないとか、自分が弱いからこんなことになるんだなんて思ってしまいがちですが、“助けを求める”というのは、実は自分が弱いということではないのです。また、“人に悩みを打ち明ける”というのは、とても勇気がいることです。あなた自身が強いからこそ、求める勇気を持ち、話せるということなのです。

 カウンセリングの場というのは、お話をしていただくのにとても安全な場所です。守秘義務があり、外部に情報が漏れることはありませんし、あなたが話す内容に対し、批判、非難されることもありません。反対に、サポートを得られる場所です。人それぞれ個性があるように、同じような問題においても、答えは様々です。あなたに合った答えを見つけて出していくというのがカウンセリングのプロセスです。

 また、カウンセリングは、占いとは違いますが、使用目的としては似ているのではないでしょうか。手相占い、姓名判断、運勢占い、星占い等、どんなときに行きたくなりますか? 落ち込んでいる時、ストレスを感じていている時、自分の行き方に悩んでいる時、など、心が不安定な時が多いのではないかと思います。カウンリングでは、占いは行いませんが、カウンセリングに行き、いろいろと悩んでいることをお話されることにより、これからの人生が大いに開けていくことはあると思います。

 人生、山あり谷あり!楽あれば苦あり!!将来に不安を感じる時もあるでしょう。でも、あなた自身が人生の造園師であり、管理者なのですから、雑草を抜いたり、枝を拾ったりと庭の整備をして、あなたの庭に光と水が行きわたるようにするように、あなたの『Lifescape(人生+造園)』にもケアを施し、水をあげましょう。専門知識を持つ造園師による助言や手入れであなたの庭が見違えるほどよい状態になるように、心理的専門的知識を持つカウンセラーに『心のケア』のサポートをお依頼するのもひとつの方法でないでしょうか。もしあなたが悩みを抱えているのなら…、勇気を持ってカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

(※1)『Lifescape(人生+造園)』は『Landscape(造園)』という言葉をもじったものです。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ:メンタルヘルスカウンセラー、ライフコーチ、臨床ヒプノセラピスト。日本語・英語にて、様々なサービスを提供。 Lifescape Counseling LLC のオーナー。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

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2240 Middlebelt Road Suite 217-2 Garden City MI 48135MARKETS

Lifescape(6)Lifescape(6)

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人生には様々な「始まりと終わり」と呼ばれる節目があります。その節目には結婚など喜ばしい節目もあれば、大切な人の死などとても残酷なものもあります。しかし、どんなに喜ばしい節目であれど、各節目において、私達の心の中は複雑になるものです。たとえば、子供が学校を卒業、巣立ちという成長の出目度い場面といえど、親子とも新しいスタートへの興奮、希望とともに、その変化への対応には様々な心の葛藤な生じるものではないでしょうか。

では、なぜ、節目には、私達の心の中にジレンマが生じるのでしょう? それ は、何かの終わりというのは何かの始まりではあるけれど、何かが終わるとい ういうことは、そこには必ず何か失うものがあるからです。私達は、人生を通 して、様々な転機に遭遇します。どのような転機であれ、それぞれの転機におい て、私達は幾分の心理的調節を要求されます。簡単に調節できる転機もあれば、 ある転機以来、「心がすっきりしない」、「自分が自分でなくなってしまった」 ということもあるでしょう。
人生の転機などにより、何か自分とり大切なものを失うことを英語でEmotional Lossesと呼びます。卒業、結婚などの喜ばしい出来事はもとより、Emotional Lossesは様々なことにより生じます。大切な人・ペットの死、離婚など大切な 人・ものとの別離、または、突然、会社から解雇、失業、転職、転勤などからも 心理的な喪失が発生します。さらに、なんらかの事故や病気により健康の一部を 損傷、また、なんらかの心理的ダメージによるトラウマにより安心感、信頼感、 夢や希望を失うなど、心理的喪失というのは、様々なことから生じます。
転機がどのようなものであれ、何かを失うというのは、とても私的で悲痛な体験 です。どのような転機が一番苦痛なものであるかというのは、各個人より様々で すが、その喪失とされるものがあなたにとり多大であればあるほど、その悲嘆プ ロ1/セ4スpはag複e雑sでiとzeてaもd困.難HなonもgのHにuaなります。ゆえに、ある人にはなんていうこ とMaのrcなhか2っ0た07ことがあなたにとってはとても大きな喪失に感じられることが起こります。こうした感じたの違いが生じるのは、人それぞれ、性格も違えば、人生経験・環境も異なるからです。

人生の転機は私達の心の中に様々な波風を引き起こします。喪失から、強い悲しみ、怒り、孤独感を感じることもあれば、罪悪感、後悔の念に苛まれることもあります。また、ある転機をきっかけに心の奥にしまい込んでいたものが溢れ出てきたり、昔の傷が痛みだしたりすることもあるでしょう。あるいは、ある人生の転機をきっかけに人生に対して後向きになってしまったり、人生が楽しくなくなってしまうということもあるでしょう。

自分ひとりで多様に変化する感情や心理的葛藤と付き合う方法を見つけるのは容易ではありません。ゆえに、あまりの激しい心痛から逃れるために、お酒、食べ物、ショッピング、仕事にのめり込むといったことも起こるでしょう。しかし、これらは、短期的な癒しに過ぎなく、心痛が消えてなくなるということはありません。感情というのは、押さえつけても消えてなくなることはなく、反対に押さえつければ、押さえつけるほど、それらの感情を避ければ避けるほど、感情が複雑化し、悲しみからの癒しを先送りしてしまうことになります。

生憎、心の傷というのは、ほっておいても治るということはありません。反対にほっておくと精神的疾患を引き起こしてしまいます。人生の転機への調節がうまくいかず、うつやその他の精神疾患にかかってしまうというのはとてもよくあることです。ある人生の転機をきっかけに人生の意味という問いにぶつかったり、あなた自身の価値というようなものが粉々に砕けてしまったり、様々な感情に打ちのめされたり、絶望に陥いってしまうことがあります。また、納得のいかない転機に対して様々な問い、また、論理的な説明を探し求め続け、途方にくれてしまうこともあります。

心の傷というのはその傷口から血が溢れ出ていても、化膿してきても見えることはありません。心の場合、どのぐらいとその度合を自己では適切に判断するのはとても難しいことです。カウンセリングに行くことが恥辱の印となっている傾向がありますが、私達皆、風邪をひいたり、怪我をしたりして、病院に行きます。また「肩が凝ったなぁ~」と思うとマッサージに行くこともあります。身体と同じく、心もケアが必要です。心も風邪をひいたり、傷を負うことがあるのは当然です。心も身体検査やエステが時には必要です。

人生にはいろいろなことがあります。つい「自分のことは自分で」と思いがちで すが、自分ひとりですべてを抱え込むというのは心身にとても負担がかかりま す。心の傷も「あのときの出来事はなんでもないと思っていたけど、実は自分に とり大きな打撃になっていたんだな~」などと青あざのような印が表に現れると 今カウンセリングに行かなければなどとわかりやすいのですが、残念ながら、 心の場合、何かが明確に表に印が現れることはありません。最近、「元気がな い」、「涙が止まらない」、「前向きになれない」などの心のサインが出てい たら、カウンセリングというものを利用していただけたらと思います。カウンセ ラーとともに、新しい人生の目標、意味を見つめ直し、人生の転機を乗り越えて いくというのもよいのではないでしょうか。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC (Tel) 734-237-3589

108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

人生には様々な「始まりと終わり」と呼ばれる節目があります。その節目には結婚など喜ばしい節目もあれば、大切な人の死などとても残酷なものもあります。しかし、どんなに喜ばしい節目であれど、各節目において、私達の心の中は複雑になるものです。たとえば、子供が学校を卒業、巣立ちという成長の出目度い場面といえど、親子とも新しいスタートへの興奮、希望とともに、その変化への対応には様々な心の葛藤な生じるものではないでしょうか。

では、なぜ、節目には、私達の心の中にジレンマが生じるのでしょう? それ は、何かの終わりというのは何かの始まりではあるけれど、何かが終わるとい ういうことは、そこには必ず何か失うものがあるからです。私達は、人生を通 して、様々な転機に遭遇します。どのような転機であれ、それぞれの転機におい て、私達は幾分の心理的調節を要求されます。簡単に調節できる転機もあれば、 ある転機以来、「心がすっきりしない」、「自分が自分でなくなってしまった」 ということもあるでしょう。
人生の転機などにより、何か自分とり大切なものを失うことを英語でEmotional Lossesと呼びます。卒業、結婚などの喜ばしい出来事はもとより、Emotional Lossesは様々なことにより生じます。大切な人・ペットの死、離婚など大切な 人・ものとの別離、または、突然、会社から解雇、失業、転職、転勤などからも 心理的な喪失が発生します。さらに、なんらかの事故や病気により健康の一部を 損傷、また、なんらかの心理的ダメージによるトラウマにより安心感、信頼感、 夢や希望を失うなど、心理的喪失というのは、様々なことから生じます。
転機がどのようなものであれ、何かを失うというのは、とても私的で悲痛な体験 です。どのような転機が一番苦痛なものであるかというのは、各個人より様々で すが、その喪失とされるものがあなたにとり多大であればあるほど、その悲嘆プ ロ1/セ4スpはag複e雑sでiとzeてaもd困.難HなonもgのHにuaなります。ゆえに、ある人にはなんていうこ とMaのrcなhか2っ0た07ことがあなたにとってはとても大きな喪失に感じられることが起こります。こうした感じたの違いが生じるのは、人それぞれ、性格も違えば、人生経験・環境も異なるからです。

人生の転機は私達の心の中に様々な波風を引き起こします。喪失から、強い悲しみ、怒り、孤独感を感じることもあれば、罪悪感、後悔の念に苛まれることもあります。また、ある転機をきっかけに心の奥にしまい込んでいたものが溢れ出てきたり、昔の傷が痛みだしたりすることもあるでしょう。あるいは、ある人生の転機をきっかけに人生に対して後向きになってしまったり、人生が楽しくなくなってしまうということもあるでしょう。

自分ひとりで多様に変化する感情や心理的葛藤と付き合う方法を見つけるのは容易ではありません。ゆえに、あまりの激しい心痛から逃れるために、お酒、食べ物、ショッピング、仕事にのめり込むといったことも起こるでしょう。しかし、これらは、短期的な癒しに過ぎなく、心痛が消えてなくなるということはありません。感情というのは、押さえつけても消えてなくなることはなく、反対に押さえつければ、押さえつけるほど、それらの感情を避ければ避けるほど、感情が複雑化し、悲しみからの癒しを先送りしてしまうことになります。

生憎、心の傷というのは、ほっておいても治るということはありません。反対にほっておくと精神的疾患を引き起こしてしまいます。人生の転機への調節がうまくいかず、うつやその他の精神疾患にかかってしまうというのはとてもよくあることです。ある人生の転機をきっかけに人生の意味という問いにぶつかったり、あなた自身の価値というようなものが粉々に砕けてしまったり、様々な感情に打ちのめされたり、絶望に陥いってしまうことがあります。また、納得のいかない転機に対して様々な問い、また、論理的な説明を探し求め続け、途方にくれてしまうこともあります。

心の傷というのはその傷口から血が溢れ出ていても、化膿してきても見えることはありません。心の場合、どのぐらいとその度合を自己では適切に判断するのはとても難しいことです。カウンセリングに行くことが恥辱の印となっている傾向がありますが、私達皆、風邪をひいたり、怪我をしたりして、病院に行きます。また「肩が凝ったなぁ~」と思うとマッサージに行くこともあります。身体と同じく、心もケアが必要です。心も風邪をひいたり、傷を負うことがあるのは当然です。心も身体検査やエステが時には必要です。

人生にはいろいろなことがあります。つい「自分のことは自分で」と思いがちで すが、自分ひとりですべてを抱え込むというのは心身にとても負担がかかりま す。心の傷も「あのときの出来事はなんでもないと思っていたけど、実は自分に とり大きな打撃になっていたんだな~」などと青あざのような印が表に現れると 今カウンセリングに行かなければなどとわかりやすいのですが、残念ながら、 心の場合、何かが明確に表に印が現れることはありません。最近、「元気がな い」、「涙が止まらない」、「前向きになれない」などの心のサインが出てい たら、カウンセリングというものを利用していただけたらと思います。カウンセ ラーとともに、新しい人生の目標、意味を見つめ直し、人生の転機を乗り越えて いくというのもよいのではないでしょうか。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

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Lifescape(16)Lifescape(16)

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今年のミシガンは少し暖かくなるのが遅いようですが、ようやくミシガンもうららかなお天気に恵まれる季節になってまいりました。この陽気な気候に掻き立てられ、気分もアップ、快活になるという方も多いのではないでしょうか。しかし、この元気いっぱいのお天気とは裏腹になんだかこの時期は疲れが溜まりやすく、すっきりしないという方もいらっしゃるのではないしょうか。

毎年この季節になると日本国内にて五月病(六月病)という言葉を耳にされる機会がたびたびあるのではないでしょうか。また、「私、五月病かも~」なんて自分でもその言葉を利用するものの五月病って何かと聞かれると「う~ん、なんとなくこんな感じ」とは答えられるものの具体的な説明となると少し首をひねってしまうことはないでしょうか。今回は、この季節にちなんだ五月病(六月病)とはどのようなものであるか、一緒に見ていきましょう。

五月病(六月病)とはこの時期特有に現れる心の病気のひとつとされています。「なんとなく気分が沈む」「疲労感が抜けない」など、仕事や学校に行く気力が低下し、うつ感、不安感、無力感などに悩まされる精神的状態をいいます。日本では新年・新学期など、様々な新たな始まりが四月です。ゆえに、その1、2カ月後にあたる五月、六月というのは、新しい環境や人間関係などからの心の疲れ症状が出やすい時期であることから、五月病(六月病)と名付けられたようです。

また、五月病(六月病)は医学用語ではなく、日本で使われている通称です。アメリカには五月病(六月病)という言葉はありません。五月病を医学用語に置き換えるとAdjustment Disorder(適応障害)と呼ばれるものに該当します。Adjustment Disorder(適応障害)とは心に大きな負担がかかるなんらかの出来事により情緒的障害、行動的問題、身体的な不調、または、社会的支障をきたすこととされています。

五月病では、新しい職場・学校などが精神的ストレスを引き起こす出来事となるわけですが、Adjustment Disorder(適応障害)はその出来事というのは特定されておらず、人生に起こりうるありとあらゆる出来事を含みます。ではここに、ある出来事から適合障害に至ったという例をいくつかあげてみましょう。

• 年がら年中心地よい気候のカルフォルニアから寒さ厳しいアラスカに転勤。あまりの気候の変化、または、ライフスタイルの違いにうまく適応できず、あまり眠れなくなる日々が続いたり、何事も憂鬱に感じるようになってしまった。

• 昨年、子供たちが大学、就職、結婚やらと巣立ち。子供たちの成功を心から誇りに思うもののなんだか心にポッカリと穴が開いた気分となり、まるで人生の目標なるものを失ってしまったかのように思え、ぼんやりと考え込むことが多くなった。

• 最近、友達や恋人による裏切り体験。そのせいか、些細なことで人に対し容易にキレてしまうことが多くなってしまったり、物事に過剰に反応してしまうことが多くなった。気分の浮き沈みも激しく、他人がうらやましくみえることがあったり、自分があわれに思えることも多くなった。

• 仕事関係において、危機・難局に立たされることが近年あり、それ以来、飲酒が増え、理由不明の頭痛や腹痛を感じるようになった。また、なんだか思考力も落ち、虚無感や喪失感を感じることも多く、気分が落ち込むことが多くなった。

• 去年、待望の子供を出産。二人の生活から家族三人の生活となり、その転換が想像していた以上にも困難となった。わけもなく涙がこぼれることがあったり、感情の起伏が激しく、主人にやつあたりしてしまうことも多くなった。自己嫌悪に陥ることも多く、物の見方が否定的・悲観的になってしまった。

例を挙げればきりがありませんが、この他、健康面や経済的変化、また、結婚や退職などの出来事がストレスの要因となり適応障害を患うというケースもあります。具体的にどのような出来事が自己にとりストレスと感じるかは個々様々であり、本当に些細な生活の変化や何でもない日常生活のストレスがその要因になってしまうことも多くあるものです。

こあきバイヤーズドルフ

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今年のミシガンは少し暖かくなるのが遅いようですが、ようやくミシガンもうららかなお天気に恵まれる季節になってまいりました。この陽気な気候に掻き立てられ、気分もアップ、快活になるという方も多いのではないでしょうか。しかし、この元気いっぱいのお天気とは裏腹になんだかこの時期は疲れが溜まりやすく、すっきりしないという方もいらっしゃるのではないしょうか。

毎年この季節になると日本国内にて五月病(六月病)という言葉を耳にされる機会がたびたびあるのではないでしょうか。また、「私、五月病かも~」なんて自分でもその言葉を利用するものの五月病って何かと聞かれると「う~ん、なんとなくこんな感じ」とは答えられるものの具体的な説明となると少し首をひねってしまうことはないでしょうか。今回は、この季節にちなんだ五月病(六月病)とはどのようなものであるか、一緒に見ていきましょう。

五月病(六月病)とはこの時期特有に現れる心の病気のひとつとされています。「なんとなく気分が沈む」「疲労感が抜けない」など、仕事や学校に行く気力が低下し、うつ感、不安感、無力感などに悩まされる精神的状態をいいます。日本では新年・新学期など、様々な新たな始まりが四月です。ゆえに、その1、2カ月後にあたる五月、六月というのは、新しい環境や人間関係などからの心の疲れ症状が出やすい時期であることから、五月病(六月病)と名付けられたようです。

また、五月病(六月病)は医学用語ではなく、日本で使われている通称です。アメリカには五月病(六月病)という言葉はありません。五月病を医学用語に置き換えるとAdjustment Disorder(適応障害)と呼ばれるものに該当します。Adjustment Disorder(適応障害)とは心に大きな負担がかかるなんらかの出来事により情緒的障害、行動的問題、身体的な不調、または、社会的支障をきたすこととされています。

五月病では、新しい職場・学校などが精神的ストレスを引き起こす出来事となるわけですが、Adjustment Disorder(適応障害)はその出来事というのは特定されておらず、人生に起こりうるありとあらゆる出来事を含みます。ではここに、ある出来事から適合障害に至ったという例をいくつかあげてみましょう。

• 年がら年中心地よい気候のカルフォルニアから寒さ厳しいアラスカに転勤。あまりの気候の変化、または、ライフスタイルの違いにうまく適応できず、あまり眠れなくなる日々が続いたり、何事も憂鬱に感じるようになってしまった。

• 昨年、子供たちが大学、就職、結婚やらと巣立ち。子供たちの成功を心から誇りに思うもののなんだか心にポッカリと穴が開いた気分となり、まるで人生の目標なるものを失ってしまったかのように思え、ぼんやりと考え込むことが多くなった。

• 最近、友達や恋人による裏切り体験。そのせいか、些細なことで人に対し容易にキレてしまうことが多くなってしまったり、物事に過剰に反応してしまうことが多くなった。気分の浮き沈みも激しく、他人がうらやましくみえることがあったり、自分があわれに思えることも多くなった。

• 仕事関係において、危機・難局に立たされることが近年あり、それ以来、飲酒が増え、理由不明の頭痛や腹痛を感じるようになった。また、なんだか思考力も落ち、虚無感や喪失感を感じることも多く、気分が落ち込むことが多くなった。

• 去年、待望の子供を出産。二人の生活から家族三人の生活となり、その転換が想像していた以上にも困難となった。わけもなく涙がこぼれることがあったり、感情の起伏が激しく、主人にやつあたりしてしまうことも多くなった。自己嫌悪に陥ることも多く、物の見方が否定的・悲観的になってしまった。

例を挙げればきりがありませんが、この他、健康面や経済的変化、また、結婚や退職などの出来事がストレスの要因となり適応障害を患うというケースもあります。具体的にどのような出来事が自己にとりストレスと感じるかは個々様々であり、本当に些細な生活の変化や何でもない日常生活のストレスがその要因になってしまうことも多くあるものです。

こあきバイヤーズドルフ

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Lifescape(7)Lifescape(7)

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時が流れるのは何とも早く、また、マライアキャリーの『恋人はサンタクロース』を耳にする季節がやってきました。Thanksgivingも終わり、あちらこちらの家でクリスマスイルミネーションの飾り付けも始まり、ホリデームード満載です。

日本の年末年始にも共通するホリデーシーズンというのは、街中に陽気な雰囲気が漂い、なんとなく気分も高揚する時期ではありますが、その反面、私達の心がとてもストレスを感じやすくなる時期でもあります。「ホリデーとストレス?」と意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、“Holiday Stress”という言葉があるほど、ホリデーシーズンというのは私達の心に様々な負担を及ぼします。

さて、Holiday Stressとはどのようなものなのでしょう? ホリデーストレスとは、ホリデー前・中・後の特有の状況により生じる心の動揺・混乱をいいます。ホリデーストレスが起こる要因は様々ありますが、まず、ホリデーシーズンは、1年もあと残りわずかなときにやっててくるというのが一つの要因です。ここ1年の疲労・ストレスも十二分に蓄積され、心も体も疲れのピークに達する中、年内にやり終えておかなければならないことも山のようにあり、普段はなんでもないことでイライラしたり、精神的限界に達してしまいやすくなります。また、ホリデーシーズンは、大きな気候の変化もある時期で、1日の日照時間も短くなり、気分も沈みやすくなりますし、更にこの時期というのは出費も多くなり、このような不景気が続いていると経済的負担も増大し、ホリデーストレスも容易に倍増してしまいます。

また、アメリカにご家族がいらっしゃる方は、ホリデーシーズンは、ご家族での集まりが多くなるかと思います。よい家族に恵まれるというのはとても素晴らしいことですが、どんなに仲のよい家族でも皆が寄り集まると様々な摩擦が生じるものです。例えば、叔父さんはとてもいい人なのだけど、自分と叔父さんの性格は水と油なため、些細な事でいつも口論となってしまい、「今年も叔父さんと会うのかぁ~」と思うとホリデーが憂鬱なものになったり、または、あなたのパートナーとあなたのお母さんの馬が合わなく、何事においてもあなたが真ん中に挟まれた状態に陥り、「また、ホリデーかぁ~」と思うと胃がキリキリと痛むということもあるでしょう。

あるいは、ホリデーの家族の集まりがあなたのお家で催される場合、ホリデーがまた来るかと思うだけで、ストレスを感じるということが起こるのではないではないでしょうか。毎年、忙しい師走の中、親戚・家族皆が心地よく過ごせるようにとお掃除をしたり、クリスマスクッキーを焼いたりと準備を整え、また、クリスマス当日もゆっくりクリスマスを楽しむ暇もなく、朝早くから起き、皆の好物料理を作るのに大忙し。そんな心も体もくたくたの中、「あれ、お婆ちゃんの大好きなスイートポテトを作るのを忘れていた」ともなれば、パニックに陥ってしまうことでしょう。

一方、「良い家族がいれば、クリスマスも寂しいものではなくなるのに」という方もいらっしゃるでしょう。日本のクリスマス文化の影響を多大に受ければ、恋人がいないということだけでも胸が張り裂けそうになることでしょうし、また、近年、何らかの理由で家族・パートナーを失ってしまったという方にとっては、クリスマスというものが大切な家族・人を思い出す辛い日になってしまい、クリスマスと聞くだけで悲しみに打ちひしがれてしまうということも起こるでしょう。

ホリデーストレスを感じる要因は他にも様々ありますが、ホリデーストレスは短期的なものと処理してしまわないことが大切です。ホリデーになんらかの精神的要因により、救急に駆け込まれる方も珍しくありませんし、また、ホリデーストレスが引き金になり、うつや不安障害を引き起こしてしまう方も多くいらっしゃいます。皆様に今年のホリデーシーズンを明るく楽しくお過ごしいただけるよう、ここにいくつかホリデーをうまく乗り切る秘訣をご紹介しましょう。

何事も“備えあれば、憂いなし”。計画を立てましょう。計画を立てることにより、ストレス低減、様々なトラブルを防ぐことができます。

• 予算を立てましょう。金銭的ストレスというのは、私達の精神面にとても大きな影響を及ぼします。1年を通じて、ホリデー用の予算を貯蓄しておきましょう。

• 伝統的な家族のしきたりが大きなストレスの要因になっていることがあります。家族皆で家族のしきたりを見直し、手直しを加えてみましょう。

• 協力、支援を求めましょう。何もかもホリデーの準備を一人でやることはありません。助けが必要と発言する、また、できないことはできないと言える勇気を持つことは大切です。

• 完全主義な態度はストレスを倍増します。誰もが何事も完璧にこなしたいものですが、「ビスケットがこげてしまった」、「誰々のクリスマスプレゼントを買い忘れてしまった」、ということでクリスマスが台無しになることはありません。うまくユーモアを取り入れ、「失敗、失敗」と笑い飛ばしましょう。

• なんらかの理由で「もうだめだ!」と思った時は、その場で、大きく深呼吸をし、その場を一旦、離れてみましょう。音楽を聴く、散歩に行くなど、息抜きをしてから、再度、取り組んでみましょう。

• 家族の中に苦手な人がいるという場合、彼・彼女とどのように対応するのが一番か前もって対策を練っておきましょう。例えば、叔母さんがあなたに対していつも批判的であるという場合、叔母さんは“批判という癖”があると理解を持ち、叔母さんと対応してみましょう。叔母さんの批判は、自分への攻撃、または、自分という人間の反映でないという理解を持つことだけによっても叔母さんとの対応への苦痛度が低減することでしょう。

• ホリデーがいつも一人だという方、ホリデーはひとりぼっちだと受身的にならず、前もって、何かホリデーの計画を立てましょう。一人で旅行に行くのもよし、友人宅にお邪魔するのもよし、または、ホリデーに何かボランティアをするというのもよいのではないでしょうか。

• 未解決な心の問題、子供時代の辛い経験などにより、人によっては、ホリデーの到来や話題さえが非常に辛いものだという場合があります。その場合、カウンセリングなどに行き、自分の心の問題と取り組むでみましょう。

ホリデーシーズンは、とても多忙な時期ですが、くれぐれも心のケアをお忘れのないよう、ご自愛ください。ホリデーシーズンが皆様にとり、素晴らしいものでありますようお祈り申し上げます。皆様、よいお年をお迎えください。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC (Tel) 734-237-3589

108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

時が流れるのは何とも早く、また、マライアキャリーの『恋人はサンタクロース』を耳にする季節がやってきました。Thanksgivingも終わり、あちらこちらの家でクリスマスイルミネーションの飾り付けも始まり、ホリデームード満載です。

日本の年末年始にも共通するホリデーシーズンというのは、街中に陽気な雰囲気が漂い、なんとなく気分も高揚する時期ではありますが、その反面、私達の心がとてもストレスを感じやすくなる時期でもあります。「ホリデーとストレス?」と意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、“Holiday Stress”という言葉があるほど、ホリデーシーズンというのは私達の心に様々な負担を及ぼします。

さて、Holiday Stressとはどのようなものなのでしょう? ホリデーストレスとは、ホリデー前・中・後の特有の状況により生じる心の動揺・混乱をいいます。ホリデーストレスが起こる要因は様々ありますが、まず、ホリデーシーズンは、1年もあと残りわずかなときにやっててくるというのが一つの要因です。ここ1年の疲労・ストレスも十二分に蓄積され、心も体も疲れのピークに達する中、年内にやり終えておかなければならないことも山のようにあり、普段はなんでもないことでイライラしたり、精神的限界に達してしまいやすくなります。また、ホリデーシーズンは、大きな気候の変化もある時期で、1日の日照時間も短くなり、気分も沈みやすくなりますし、更にこの時期というのは出費も多くなり、このような不景気が続いていると経済的負担も増大し、ホリデーストレスも容易に倍増してしまいます。

また、アメリカにご家族がいらっしゃる方は、ホリデーシーズンは、ご家族での集まりが多くなるかと思います。よい家族に恵まれるというのはとても素晴らしいことですが、どんなに仲のよい家族でも皆が寄り集まると様々な摩擦が生じるものです。例えば、叔父さんはとてもいい人なのだけど、自分と叔父さんの性格は水と油なため、些細な事でいつも口論となってしまい、「今年も叔父さんと会うのかぁ~」と思うとホリデーが憂鬱なものになったり、または、あなたのパートナーとあなたのお母さんの馬が合わなく、何事においてもあなたが真ん中に挟まれた状態に陥り、「また、ホリデーかぁ~」と思うと胃がキリキリと痛むということもあるでしょう。

あるいは、ホリデーの家族の集まりがあなたのお家で催される場合、ホリデーがまた来るかと思うだけで、ストレスを感じるということが起こるのではないではないでしょうか。毎年、忙しい師走の中、親戚・家族皆が心地よく過ごせるようにとお掃除をしたり、クリスマスクッキーを焼いたりと準備を整え、また、クリスマス当日もゆっくりクリスマスを楽しむ暇もなく、朝早くから起き、皆の好物料理を作るのに大忙し。そんな心も体もくたくたの中、「あれ、お婆ちゃんの大好きなスイートポテトを作るのを忘れていた」ともなれば、パニックに陥ってしまうことでしょう。

一方、「良い家族がいれば、クリスマスも寂しいものではなくなるのに」という方もいらっしゃるでしょう。日本のクリスマス文化の影響を多大に受ければ、恋人がいないということだけでも胸が張り裂けそうになることでしょうし、また、近年、何らかの理由で家族・パートナーを失ってしまったという方にとっては、クリスマスというものが大切な家族・人を思い出す辛い日になってしまい、クリスマスと聞くだけで悲しみに打ちひしがれてしまうということも起こるでしょう。

ホリデーストレスを感じる要因は他にも様々ありますが、ホリデーストレスは短期的なものと処理してしまわないことが大切です。ホリデーになんらかの精神的要因により、救急に駆け込まれる方も珍しくありませんし、また、ホリデーストレスが引き金になり、うつや不安障害を引き起こしてしまう方も多くいらっしゃいます。皆様に今年のホリデーシーズンを明るく楽しくお過ごしいただけるよう、ここにいくつかホリデーをうまく乗り切る秘訣をご紹介しましょう。

何事も“備えあれば、憂いなし”。計画を立てましょう。計画を立てることにより、ストレス低減、様々なトラブルを防ぐことができます。

• 予算を立てましょう。金銭的ストレスというのは、私達の精神面にとても大きな影響を及ぼします。1年を通じて、ホリデー用の予算を貯蓄しておきましょう。

• 伝統的な家族のしきたりが大きなストレスの要因になっていることがあります。家族皆で家族のしきたりを見直し、手直しを加えてみましょう。

• 協力、支援を求めましょう。何もかもホリデーの準備を一人でやることはありません。助けが必要と発言する、また、できないことはできないと言える勇気を持つことは大切です。

• 完全主義な態度はストレスを倍増します。誰もが何事も完璧にこなしたいものですが、「ビスケットがこげてしまった」、「誰々のクリスマスプレゼントを買い忘れてしまった」、ということでクリスマスが台無しになることはありません。うまくユーモアを取り入れ、「失敗、失敗」と笑い飛ばしましょう。

• なんらかの理由で「もうだめだ!」と思った時は、その場で、大きく深呼吸をし、その場を一旦、離れてみましょう。音楽を聴く、散歩に行くなど、息抜きをしてから、再度、取り組んでみましょう。

• 家族の中に苦手な人がいるという場合、彼・彼女とどのように対応するのが一番か前もって対策を練っておきましょう。例えば、叔母さんがあなたに対していつも批判的であるという場合、叔母さんは“批判という癖”があると理解を持ち、叔母さんと対応してみましょう。叔母さんの批判は、自分への攻撃、または、自分という人間の反映でないという理解を持つことだけによっても叔母さんとの対応への苦痛度が低減することでしょう。

• ホリデーがいつも一人だという方、ホリデーはひとりぼっちだと受身的にならず、前もって、何かホリデーの計画を立てましょう。一人で旅行に行くのもよし、友人宅にお邪魔するのもよし、または、ホリデーに何かボランティアをするというのもよいのではないでしょうか。

• 未解決な心の問題、子供時代の辛い経験などにより、人によっては、ホリデーの到来や話題さえが非常に辛いものだという場合があります。その場合、カウンセリングなどに行き、自分の心の問題と取り組むでみましょう。

ホリデーシーズンは、とても多忙な時期ですが、くれぐれも心のケアをお忘れのないよう、ご自愛ください。ホリデーシーズンが皆様にとり、素晴らしいものでありますようお祈り申し上げます。皆様、よいお年をお迎えください。

執筆者紹介:こあきバイヤーズドルフ

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

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lifescape(32)

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愛し合って結婚したはずなのに、彼?、彼女?、それとも、お互いが変わってしまったのか、時が経つとともに、二人の間に感情のズレを感じることとなるカップルは珍しくありません。諸事情は異なれ、事の始まりは「どうして!?」という素朴な疑問だったというカップルが往々して見られます。今回は、この「どうして!?」についてお話ししましょう。

どのような素晴らしいカップルにおいても「どうして~を言う、するのだろう!?」、「どうして~に理解がないのだろう!?」などとお互いの言動が不可解に感じられることがあるものではないでしょうか。カップルだからといえ、何もかもが同じということはなく、お互いの言動に首をかしげることが誰にもあるものです。

ところが、「どうして!?」が二人の感情のズレのきっかけとなってしまうカップルは、基本的に「どうして!?」と感じることが不自然、おかしなこととしているところがあります。「どうして!?」と感じること、問われることに不安や戸惑いを感じていることが多く、言い換えれば、お互いの違いを受け入れることに心のどこかで抵抗を感じている傾向があります。それゆえ、このタイプのカップルには「どうして!?」をめぐる心の葛藤が生じ始めます。

多情多感な「どうして!?」対応をお互いがすることとなれば、二人の関係がギクシャクしてしまうのは当然です。時が重なれば、二人の間には、苦々しさや様々な負の気持ちも鬱積していくことでしょう。そのまま気持ちに何の対策も施されず、「どうして!?」がそのまま放置されてしまえば、不可解な「どうして!?」が二人の間に山積みとなっていきます。そのうち、お互いに心の奥に押し込めていた「どうして!?」があふれだし、二人の「どうして!?」の押し合いへし合いが始まります。

「どうしてわからないの! こんなことは常識よ!」とお互いのとがめ合い、責め合いが始まります。更に、そのような状態が継続すれば、お互いの口調もどんどん厳しくなり、二人の関係に致命的であるとされる批判的、自己防衛的なとげとげした言動が二人の間に生じ始めます。「どうしてそうなの!? あなたは精神的におかしいんじゃない!」という具合に相手の人格にまでも及び、批判的、侮辱的となり、また、お互いに対する態度もあきれたまなざしや鼻であしらうなど、皮肉的、軽蔑的なものへと悪化していきます。

お互いの傷心が深くなればなるほど、お互いの負の言動もエスカレートしていき、例えば、呼んだ時に返事がないだけだったとしても、相手が故意に嫌がらせをしているように感じてしまったり、何事においてもお互いに被害妄想的になっていきます。

もう、お互いの謝りを受ける、受け入れないどころではありません。お互いのことが憎い、許せないという心の状態へと追い込まれ、二人の関係全般に及んでお互いに否定的な先入観を持たずに接することが不可能となり、お互いに一緒にいることさえ、耐えがたい状況となってしまいます。

「どうして!?」が問題化するカップルは、どちらか、または、両方が何らかの心理的障害を抱えているというわけではありません。「何も言わなくても彼(彼女)は自分の気持ちを察してくれるものだと思っていた。」、「まさか、自分の言葉が相手を傷つける言葉となっていたとは気付かなかった。」など、お互いの社会的風習や心理的特徴に違いがあることを単に心得ていなかったり、受け入れることを苦手としていたり、または、お互いの言動がどれだけお互いに影響を及ぼすものであるかのということに理解不足が見られます。

どのカップルも求めるものは同じで、愛を分かち合うこと、感情的つながりを持つこと、また、二人の関係がお互いにとり、安全で安らげる場所となることを求めているものですが、そんな二人の意思とは裏腹に「どうして!?」など何でもないことが原因となり、思ったより容易に二人の感情のズレというのは生じてしまうものです。「どうして!?」など、「!?」感嘆符疑問符を心に感じたときは、お互いが歩み寄り、思いやりをもって、お互いの感情の調子合わせをしていくことは二人の関係にとり、とても大切なことではないでしょうか。

二人の関係の健康度チェック

  • 私は、自分のパートナーの良い所より、非に焦点を置いている傾向にある。
  • 私はなんらかの良い知らせを自分のパートナー以外の人と共有する傾向にある。
  • 私は自分のパートナー、または、二人の関係のニーズより、自分のニーズを優先 する傾向にある。
  • 私は自分のパートナー以外にロマンティックな感情を抱いている。
  • 私は自分のパートナーの愚痴や悪口をいうことが多い。
  • 私は自分のパートナーと過ごすより、友人や職場の仲間と過ごすことを好む傾向にある。
  • 私は二人の関係より、仕事から満足感を得ることが多い。
  • 私は自分のパートナーより親しい友人がいる。
  • 私は自分のパートナーより、他人への対応の方が優しい傾向にある。
  • 自分のパートナーより他人の方が自分によくしてくれるように感じることが多い。
  • 私は自分のパートナーとの間に距離を感じる。
  • 二人の時間はとてもストレスに感じる。

 

はいという答えが多いほど、要注意。

Lifescape Counseling LLC
www.lifescapecounselingllc.com
734-237-3589

こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

 

Lifescape(13)Lifescape(13)

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今年もあと残りわずかとなりましたが、皆様の一年はどのようなものだったでしょうか?一年を振り返ってみると職場、また、プライベートを通して喜怒哀楽の入り交じった様々な出来事があり、それに伴う様々な心の声が聞こえたのではないでしょうか。

目標・目的から外れないように自分をうまく導いてくれる心の声が聞こえたこともあれば、自分のやる気をそいだり、恐怖を高まらせる心の声が聞こえたりすることもあったであろうし、また、不安や頭痛の種となる心の声が付きまとい眠れない夜が続いたこともあったのではないでしょうか。

今年一年を振り返り、そんな心の声にいつも付き合っている自分の心をいたわってあげたことはありましたか?「あ~、疲れた~」と足を休めるのに度々コーヒーブレイクをとりますよね。そんな風に心にも休憩をとってあげることは私達のメンタルヘルスにとりとても大切です。しかし、私達の多くが身体に休憩を与えることはあったけれど、心をいたわってあげることはなかったという一年ではなかったでしょうか。今回は、そんな心にコーヒーブレイクをというテーマでお話しましょう。

私達の心というのは良いことも悪いこともすべて起こったこと、感じたことを記録保管していくコンピューターのハードディスクのようなものです。ゆえに、私達の心の中というのはありとあらゆえる思考がインターネットのポップアップ広告のように、常にふつふつと浮かびあがるのが通常の状態ですが、時として、心の声のボリュームが大きすぎて、耳を塞ぎたくなることがあったり、心の声と会話を続ければ続けるほど、心の中にどんどんイライラ感が募ったり、心が沈んでいくのを感じたことはないでしょうか。

心の声というのは私達の意識下で発生するゆえ、それらの心の声を消し去ってしまう、または、注意を払わないということも無理難題です。なぜなら、心の声というのはやっかいで全く取り合わなければ、その量が倍になって自分に戻ってきてしまう仕組みになっているからです。でも、もしそんな心の声を自分で制御できる方法があれば、心がほっと一息つける時間を作ってあげられるのではないかと思いませんか?近年、アメリカでそんな心の声を制御する方法のひとつとしての〝マインドフルネス″というのがとても効果的だといわれています。

このマインドフルネスとは〝あるがまま″を精髄にし、一期一会、和敬清寂などの観念が織り込まれた日本人に馴染みの深い禅の教えをもとに形成されています。簡単にマインドフルネスとはどのようなものであるのかとまとめると、注意散漫になる私達の心を現在に意識を戻し、その現実、また、それに対する思考や感情をあるがままに受容し、心の安定性を高めてくれるというものです。この一行文を読んだだけではマインドフルネスが何かということはわかりにくいですよね。この文章を順に追ってマインドフルネスとは何か詳しく説明していきましょう。

誰かと会話中に返事を求められ、はっと我に返ることがあったり、仕事場まで無事に着いたけれど、家の車庫から車を出た後の記憶が全くないという経験が皆あるのではないでしょうか。こんな風に私達皆、物思いにふけたり、何かに没頭しすぎてしまい心ここにあらずということがあるものです。私達の多くが心がわさわさ、ざわざわした状態が続き、大切な今に心がないことが多く、大切な今を見逃してしまっていることが多いものです。マインドフルネスはそんな迷子になりがちな私達の心を今に戻し、一瞬一瞬過ぎ去るこの瞬間に心が集中できるよう私達の心をトレーニングしてくれます。

しかし、マインドフルネスは心の声を無視するということではありません。逆にしっかり今自分がどんなことを思い、感じているのかなどそっくりそのまま受け止めてあげるということです。この〝あるがままに受容″とは、心の中に様々な心の声が流れていく様子をそのまま観察するということです。子供の頃、ボーっとしながら青空の中で流れていく雲を見ていたことはありませんか?それと似ている感じです。マインドフルネスとは自分の心の中に起こるすべての心の声をしっかり思いやりを持って聴いてあげるということです。私達誰もが自分の話を誰も聴いてくれなかったら、理解してくれなかったら、とても悲しい気持ちになりますよね。自分の心の声にも同じような思いやりを持つことが必要です。

また一方、私達の心というのは、シンプルに話を〝聴く″ということがとても苦手で、常に物事を「あーだーこーだ」と抑制、分析、評価、批評する傾向にあります。マインドフルネスはそんな心に自分が体験するあらゆることに注意を向けつつも、いっさいの解釈や判断をしないで、注意深く観察するということを教えてくれます。人間の心というのは何事においてもその意味を探し求めたがるものです。特に、つじつまが合わないことや悲惨なことが起こるとどうしても心が不安になってしまい、「あーでもない、こーでもない」と分析、批評を続けてしまうものです。しかし、そんな風に心が心の声に固視した状態を続けてしまうと心がどんどん緊迫し、慢性的な心の健康問題を引き起こしてしまうことにもなりかねません。

残念なことに人生には納得のいかないことや不幸なことが起こるものです。そんな時もその不安な心の声から逃げるのではなく、また、その声に対して、何かをしようというのではなく、あるがままに受けとめ、思いやりを持って自分の心の声に耳を傾けてあげることは私達の心の健康にとりとても大切です。マインドフルネスはつい曇りがちな心の目を今に向け、大きく見開いてくれます。私達の心の安定を保つひとつの方法として、マインドフルネスの心の健康エクササイズに取り組んでみられるのもよいのではないでしょうか。

“Yesterday is history, tomorrow is a mystery, but today is a gift… that’s why they call it the present”というEleanor Rooseveltの言葉があります。あいにく、人間には過去を変えることもこれから起こりうることを確実に予想する力もありません。私達の人生とは今この瞬間しかありません。私達にできることは今自分に起こっている何事かに対し、どのように対処していくかということではないでしょうか。また、今に意識を向けることにより、明瞭な思考力や決断力も引き出され、常に充実した人生を送れるというものではないでしょうか。「もうすぐ今年も終わりか~」と思うといろいろな意味で心に焦りを感じる時期です。そんな時は、意識的に心を今に戻してあげてみてはいかがでしょうか。

寒気がいよいよ厳しく、年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様にとり、心静かなピースフルな年末年始でありますように。今年一年、お付き合いいただき、ありがとうございました。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

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今年もあと残りわずかとなりましたが、皆様の一年はどのようなものだったでしょうか?一年を振り返ってみると職場、また、プライベートを通して喜怒哀楽の入り交じった様々な出来事があり、それに伴う様々な心の声が聞こえたのではないでしょうか。

目標・目的から外れないように自分をうまく導いてくれる心の声が聞こえたこともあれば、自分のやる気をそいだり、恐怖を高まらせる心の声が聞こえたりすることもあったであろうし、また、不安や頭痛の種となる心の声が付きまとい眠れない夜が続いたこともあったのではないでしょうか。

今年一年を振り返り、そんな心の声にいつも付き合っている自分の心をいたわってあげたことはありましたか?「あ~、疲れた~」と足を休めるのに度々コーヒーブレイクをとりますよね。そんな風に心にも休憩をとってあげることは私達のメンタルヘルスにとりとても大切です。しかし、私達の多くが身体に休憩を与えることはあったけれど、心をいたわってあげることはなかったという一年ではなかったでしょうか。今回は、そんな心にコーヒーブレイクをというテーマでお話しましょう。

私達の心というのは良いことも悪いこともすべて起こったこと、感じたことを記録保管していくコンピューターのハードディスクのようなものです。ゆえに、私達の心の中というのはありとあらゆえる思考がインターネットのポップアップ広告のように、常にふつふつと浮かびあがるのが通常の状態ですが、時として、心の声のボリュームが大きすぎて、耳を塞ぎたくなることがあったり、心の声と会話を続ければ続けるほど、心の中にどんどんイライラ感が募ったり、心が沈んでいくのを感じたことはないでしょうか。

心の声というのは私達の意識下で発生するゆえ、それらの心の声を消し去ってしまう、または、注意を払わないということも無理難題です。なぜなら、心の声というのはやっかいで全く取り合わなければ、その量が倍になって自分に戻ってきてしまう仕組みになっているからです。でも、もしそんな心の声を自分で制御できる方法があれば、心がほっと一息つける時間を作ってあげられるのではないかと思いませんか?近年、アメリカでそんな心の声を制御する方法のひとつとしての〝マインドフルネス″というのがとても効果的だといわれています。

このマインドフルネスとは〝あるがまま″を精髄にし、一期一会、和敬清寂などの観念が織り込まれた日本人に馴染みの深い禅の教えをもとに形成されています。簡単にマインドフルネスとはどのようなものであるのかとまとめると、注意散漫になる私達の心を現在に意識を戻し、その現実、また、それに対する思考や感情をあるがままに受容し、心の安定性を高めてくれるというものです。この一行文を読んだだけではマインドフルネスが何かということはわかりにくいですよね。この文章を順に追ってマインドフルネスとは何か詳しく説明していきましょう。

誰かと会話中に返事を求められ、はっと我に返ることがあったり、仕事場まで無事に着いたけれど、家の車庫から車を出た後の記憶が全くないという経験が皆あるのではないでしょうか。こんな風に私達皆、物思いにふけたり、何かに没頭しすぎてしまい心ここにあらずということがあるものです。私達の多くが心がわさわさ、ざわざわした状態が続き、大切な今に心がないことが多く、大切な今を見逃してしまっていることが多いものです。マインドフルネスはそんな迷子になりがちな私達の心を今に戻し、一瞬一瞬過ぎ去るこの瞬間に心が集中できるよう私達の心をトレーニングしてくれます。

しかし、マインドフルネスは心の声を無視するということではありません。逆にしっかり今自分がどんなことを思い、感じているのかなどそっくりそのまま受け止めてあげるということです。この〝あるがままに受容″とは、心の中に様々な心の声が流れていく様子をそのまま観察するということです。子供の頃、ボーっとしながら青空の中で流れていく雲を見ていたことはありませんか?それと似ている感じです。マインドフルネスとは自分の心の中に起こるすべての心の声をしっかり思いやりを持って聴いてあげるということです。私達誰もが自分の話を誰も聴いてくれなかったら、理解してくれなかったら、とても悲しい気持ちになりますよね。自分の心の声にも同じような思いやりを持つことが必要です。

また一方、私達の心というのは、シンプルに話を〝聴く″ということがとても苦手で、常に物事を「あーだーこーだ」と抑制、分析、評価、批評する傾向にあります。マインドフルネスはそんな心に自分が体験するあらゆることに注意を向けつつも、いっさいの解釈や判断をしないで、注意深く観察するということを教えてくれます。人間の心というのは何事においてもその意味を探し求めたがるものです。特に、つじつまが合わないことや悲惨なことが起こるとどうしても心が不安になってしまい、「あーでもない、こーでもない」と分析、批評を続けてしまうものです。しかし、そんな風に心が心の声に固視した状態を続けてしまうと心がどんどん緊迫し、慢性的な心の健康問題を引き起こしてしまうことにもなりかねません。

残念なことに人生には納得のいかないことや不幸なことが起こるものです。そんな時もその不安な心の声から逃げるのではなく、また、その声に対して、何かをしようというのではなく、あるがままに受けとめ、思いやりを持って自分の心の声に耳を傾けてあげることは私達の心の健康にとりとても大切です。マインドフルネスはつい曇りがちな心の目を今に向け、大きく見開いてくれます。私達の心の安定を保つひとつの方法として、マインドフルネスの心の健康エクササイズに取り組んでみられるのもよいのではないでしょうか。

“Yesterday is history, tomorrow is a mystery, but today is a gift… that’s why they call it the present”というEleanor Rooseveltの言葉があります。あいにく、人間には過去を変えることもこれから起こりうることを確実に予想する力もありません。私達の人生とは今この瞬間しかありません。私達にできることは今自分に起こっている何事かに対し、どのように対処していくかということではないでしょうか。また、今に意識を向けることにより、明瞭な思考力や決断力も引き出され、常に充実した人生を送れるというものではないでしょうか。「もうすぐ今年も終わりか~」と思うといろいろな意味で心に焦りを感じる時期です。そんな時は、意識的に心を今に戻してあげてみてはいかがでしょうか。

寒気がいよいよ厳しく、年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様にとり、心静かなピースフルな年末年始でありますように。今年一年、お付き合いいただき、ありがとうございました。

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Lifescape(21)

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まだまだ寒い日のあるミシガンですがそんなミシガンにもようやく春の兆しが見え隠れし始めました。あちらこちらで木々に芽が吹き出し、草々も萌え出し、柔らかい日差しの中に春の息吹を感じられるようになりました。

ミシガンに住んでいると、この時期〝生″というものがとてもまぶしく感じられます。様々な植物や生きものたちが一斉に息を吹き返し、その命が活動的に成り始める姿を見ていると、命の尊さというのものに気づかされます。また、その尊さや儚さゆえに、無常を感じることもあるものです。特に最近、身近に死を体験された方は瑞々しい命が満たされる春がとても痛々しく感じられることではないでしょうか。

「命あるものには死がある」と気づかされるのは心地のよいものではありません。死と聞くだけでもなんだか心の中に不安な思いや戸惑い感が生じるという方が意外と多いのではないでしょうか。今回は最近、身近に死を体験された方に焦点をあてながら、死に関する思いとどのようにつきあっていくかをテーマにお話ししましょう。

大切な人を亡くすというのは本当に心身共に打ちのめされ、なんともいえない気持ちになるものです。悲しみはもちろんのこと、絶望感や孤独感など様々な感情がとめどなく溢れてくるものです。どうしてこんなことになってしまったのかという口惜しさや怒り、どうしても納得いかない無念な思いなどの心の葛藤や痛みにどのように対応していけばよいのか困惑してしまいうものです。

誰の優しい言葉も慰めにならず、目の前でまるですべての夢や希望が粉々に崩れ落ちてしまったように感じてしまったり、まるで人生が終わってしまったかのように思えてしまうこともあるのではないでしょうか。とにかく気持ちが重く、何をするのも億劫に感じられるなど、大切な人を失うとしばらく意気消沈してしまうものです。

また、どんなに素晴らしい家族や友人が周りにいたとしても、その亡くなってしまった人との関係は置き換えることができない、二度とない関係であるため、虚無感に襲われるものです。更に、最近体験したその喪失がある心の傷と連結してしまうことがあったり、過去のとても悲嘆な喪失経験を呼び起こすこととなってしまったりと気持ちが複雑化してしまうことも起こりかねるでしょう。

喪失経験をすると多かれ少なかれ、残されたものは心の状態が変化してゆく悲嘆のプロセス(グリーフワーク)なるものを経ていきます。悲嘆プロセスを歩むのは自然なことですが、心身ともにとてもエネルギーを消耗する作業です。また、グリーフワークというのはとても個人差があります。人それぞれ亡くなった方との関係も異なるでしょうし、また、各喪失の持つ意味というのも異なることでしょう。ゆえに、今回の喪失に対する悲嘆プロセスは前回の喪失の時と全く異なる体験をされる方も多いのではないでしょうか。

個人により様々ですが、各喪失に終幕感を抱けるようになるまでとても時間がかかるものです。なぜなら、グリーフワークというのは大切な人を失った悲しみからの克服だけではなく、今までの自分の人生を振り返るという作業が生じたり、自分のアイデンティティなるものの再定義を強いられることがあるゆえです。

また、自分の意思ではなくとも大切な人を失ったことにより、自分の在り方、また、様々な状況を変えざるを得なくなることもあります。その作業過程は長期に及ぶ作業となるであろうし、とても四苦八苦な道のりとなることでしょう。更に、グリーフワークの過程で大切な人を亡くした悲しみの中に隠れている問題が見つかることもあり、それらの問題に取り組む必要性が生じることもあるでしょう。その他、死というものへの漠然とした恐れとの対面、または、生きるという意味の探求など存在論的な問いに直面してしまうケースもあるでしょう。

喪失に終幕感を抱くには、どこかでその喪失について話すこと、自分の持つ様々な気持ちと向うこと、その気持ちや思いを認識して受けとめてあげることなどの作業がとても大切となります。そのようなグリーフワークを行うことにより、少しづつ混乱した心の整理をしていくことができ、また、喪失の痛みや苦しみというのも常にヒリヒリ痛む状態ではなく、形を変えていくことが可能となるでしょう。

アメリカではホスピスを通してグリーフカウンセリングを提供されることが多くあるかと思います。また、アメリカでは、個人、又は、グループグリーフカウンセリングというものも各地に数多く所在します。グリーフワークはもちろん個人で行うことができますが、悲嘆プロセスが複雑化しないよう、専門家の知識・サポートとともに安心して様々な思いを表現できる場、カウンセリングなどをご利用なされながら、自分を再生してあげることもよいのではないでしょうか。また、グループカウンセリングの場合、同じ境遇の人と思いを分かち合うという機会も得られます。

命溢れる春、その朗らかさや快活さとは裏腹に春というのは何かと心身の調子を崩しやすい時期です。ご自愛くださいませ。

こあきバイヤーズドルフ

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気候が暖かくなると、いろいろな行事も増え、皆さん、とても多忙な毎日をお過ごしの事ではないでしょうか。日々の忙しさに追われ、自分の気持ちへの気配りを忘れているということはありませんか?

今回は、ある患者さんの話を例にとりながら、〝気持ち″についてお話しましょう。

彼女はいつものように自分の仕事の支度をしながら、夫と子供たちを送り出す準備で大忙しでした。そんな中、ある事から娘さんと口論になってしまいました。彼女は気持ちが落ち着かないまま、ばたばたと出勤しました。その道中、彼女はスターバックスに寄り、コーヒーを購入しますが、彼女はちょっとしたキャッシャーの態度にかちんときてしまい、キャッシャーにとても無礼な言葉を発してしまいました。やっとの思いで仕事に到着した彼女は、ここでも同僚ともぶつかってしまいました。彼女いわく、娘との口論の影響でとんだ1日になってしまったということでした。

しかし、話をよく聞いてみると、実は、娘さんと口論になったことが〝とんだ1日″になった理由ではなく、今現在彼女が抱えてる仕事上のプロジェクトが彼女のイライラの原因でした。そのため、ここ数週間、心身ともにとてもストレスがかかる状態が続いていました。また、昨日は、そのプロジェクトのことが心配で一睡もできなかったということでした。

似たようなことが自分にもあるという方は多いのではないでしょうか。様々な理由によって、私達は自分の気持ちに気が付かないままになっていることが多いものです。しかし、私達は1日を通して、様々なことを感じ取っているはずです。

感情とは一体どういうものなのでしょうか? 感情は環境や内部からくる刺激により生じるものであり、要因なく湧き上がってくるものではありません。例えば、テレビで恐ろしい事件の放送がありました。自分とは全く関係がない事件ですが、そのニュースを見たことにより、何かを思い出したり、ある事に急に不安を感じるようになったりと、自分が気が付かないところで心に様々な変化が起こることがあります。また、気候によりアレルギーが発生するという方は、その体調の変化により、イライラ感が生じたり、心のムードになんらかの影響があることもあるでしょう。更に、ある事に対し自分の中に恥じる気持ちがあったり、罪悪感があったりすると、その気持ちが引き金となり、何事に対しても防衛的になる自分があったり、些細なことで怒りが爆発してしまうことがあるでしょう。私達、人間というのは、家のかたづけをしたり、庭作業をしたり、と何でもない日常の出来事や作業からも様々な感情が湧き上がるものです。

今自分は何を感じているかということを正確に知ることは簡単なようで、とても難しいことです。なぜなら、感情というのは、環境や内部からくる刺激により、常に変化しているものであり、また、何かが本当の気持ちを隠してしまうこともあるからです。しかし、感情は私達の心からの大切なメッセージです。ゆえに、その感情に注意を払ってあげないままでいると心が病んでしまうという結果になってしまいます。

また、感情には、ポジティブな感情もあれば、ネガティブな感情もあります。人それぞれですが、ポジティブな感情は割と敏感に感じとり、受け入れることができるものですが、私達は自分のネガティブな感情にはなかなか気が付かなかったり、自分の内面に押し込めてしまうという傾向にあるのではないでしょうか。

この記事の始めに紹介した彼女もネガティブな感情を表現することがとても苦手で自分の気持ちを内に秘めてしまう傾向があり、そのため、今回例に挙げたような〝イライラ感″の下には〝恐れ、不安″という感情が隠れているようなことがあったり、また、何が原因かよくわからないけれど、突然、激しい怒りに襲われたり、とても気持ちが沈んでしまうということが起こるようです。

私達はいちいち止まって今自分が何を感じているのかと自問自答することはありませんが、自分が常にどのようなことを思い、感じてるかということに心を配ってあげることはとても大切です。自分の気持ちに気が付かなければ、その気持ちに対して、的確に対応することはできません。また、その気持ちを無視したり、押し込めてしまえば、様々な気持ちが絡み合ってしまい、自分の本当の気持ちが見えなくなってしまいます。また、この例に挙げた彼女のように、ちょっとしたことで怒りが爆発したり、原因不明のパニック発作に悩まされるということが生じたり、うつ病に悩まされるということが起こってしまいます。

私達、皆、つい感情をないがしろにしてしまう傾向にありますが、自分の内面に目を向けてみることはとても大切です。また、ネガティブな感情に向き合うのは、不快であり、なかなか簡単なことではありませんが、自分の中に隠れている色々な感情とお付き合いをすることは心の健康にとって必要不可欠なのではないでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC
(Tel) 734-237-3589
108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

気候が暖かくなると、いろいろな行事も増え、皆さん、とても多忙な毎日をお過ごしの事ではないでしょうか。日々の忙しさに追われ、自分の気持ちへの気配りを忘れているということはありませんか?

今回は、ある患者さんの話を例にとりながら、〝気持ち″についてお話しましょう。

彼女はいつものように自分の仕事の支度をしながら、夫と子供たちを送り出す準備で大忙しでした。そんな中、ある事から娘さんと口論になってしまいました。彼女は気持ちが落ち着かないまま、ばたばたと出勤しました。その道中、彼女はスターバックスに寄り、コーヒーを購入しますが、彼女はちょっとしたキャッシャーの態度にかちんときてしまい、キャッシャーにとても無礼な言葉を発してしまいました。やっとの思いで仕事に到着した彼女は、ここでも同僚ともぶつかってしまいました。彼女いわく、娘との口論の影響でとんだ1日になってしまったということでした。

しかし、話をよく聞いてみると、実は、娘さんと口論になったことが〝とんだ1日″になった理由ではなく、今現在彼女が抱えてる仕事上のプロジェクトが彼女のイライラの原因でした。そのため、ここ数週間、心身ともにとてもストレスがかかる状態が続いていました。また、昨日は、そのプロジェクトのことが心配で一睡もできなかったということでした。

似たようなことが自分にもあるという方は多いのではないでしょうか。様々な理由によって、私達は自分の気持ちに気が付かないままになっていることが多いものです。しかし、私達は1日を通して、様々なことを感じ取っているはずです。

感情とは一体どういうものなのでしょうか? 感情は環境や内部からくる刺激により生じるものであり、要因なく湧き上がってくるものではありません。例えば、テレビで恐ろしい事件の放送がありました。自分とは全く関係がない事件ですが、そのニュースを見たことにより、何かを思い出したり、ある事に急に不安を感じるようになったりと、自分が気が付かないところで心に様々な変化が起こることがあります。また、気候によりアレルギーが発生するという方は、その体調の変化により、イライラ感が生じたり、心のムードになんらかの影響があることもあるでしょう。更に、ある事に対し自分の中に恥じる気持ちがあったり、罪悪感があったりすると、その気持ちが引き金となり、何事に対しても防衛的になる自分があったり、些細なことで怒りが爆発してしまうことがあるでしょう。私達、人間というのは、家のかたづけをしたり、庭作業をしたり、と何でもない日常の出来事や作業からも様々な感情が湧き上がるものです。

今自分は何を感じているかということを正確に知ることは簡単なようで、とても難しいことです。なぜなら、感情というのは、環境や内部からくる刺激により、常に変化しているものであり、また、何かが本当の気持ちを隠してしまうこともあるからです。しかし、感情は私達の心からの大切なメッセージです。ゆえに、その感情に注意を払ってあげないままでいると心が病んでしまうという結果になってしまいます。

また、感情には、ポジティブな感情もあれば、ネガティブな感情もあります。人それぞれですが、ポジティブな感情は割と敏感に感じとり、受け入れることができるものですが、私達は自分のネガティブな感情にはなかなか気が付かなかったり、自分の内面に押し込めてしまうという傾向にあるのではないでしょうか。

この記事の始めに紹介した彼女もネガティブな感情を表現することがとても苦手で自分の気持ちを内に秘めてしまう傾向があり、そのため、今回例に挙げたような〝イライラ感″の下には〝恐れ、不安″という感情が隠れているようなことがあったり、また、何が原因かよくわからないけれど、突然、激しい怒りに襲われたり、とても気持ちが沈んでしまうということが起こるようです。

私達はいちいち止まって今自分が何を感じているのかと自問自答することはありませんが、自分が常にどのようなことを思い、感じてるかということに心を配ってあげることはとても大切です。自分の気持ちに気が付かなければ、その気持ちに対して、的確に対応することはできません。また、その気持ちを無視したり、押し込めてしまえば、様々な気持ちが絡み合ってしまい、自分の本当の気持ちが見えなくなってしまいます。また、この例に挙げた彼女のように、ちょっとしたことで怒りが爆発したり、原因不明のパニック発作に悩まされるということが生じたり、うつ病に悩まされるということが起こってしまいます。

私達、皆、つい感情をないがしろにしてしまう傾向にありますが、自分の内面に目を向けてみることはとても大切です。また、ネガティブな感情に向き合うのは、不快であり、なかなか簡単なことではありませんが、自分の中に隠れている色々な感情とお付き合いをすることは心の健康にとって必要不可欠なのではないでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

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Lifescape(9)Lifescape(9)

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大変厳しい冬がようやく去り、春の兆しが見える今日この頃となりました。気温が暖かくなると、気分も軽くなり、春の陽気に誘われてどこかへ出かけたくなります。「さて、今年のバケーションはどこへ行こうかな?」と家族で旅行計画の話に花が咲くのではないでしょうか。

息子さんが「グランドキャニオンに行こう!」と提案を出します。その横で娘さんが「ディズニーランドがいいよ!」と他のアイデアを出します。横で話を聞いているあなたは、国立公園もいいけど、ディズニーパークも楽しそうだな~と思います。息子さんがインターネットで飛行機の予約スケジュールを調べ始めます。あなたは、〝飛行機″と聞いた途端、顔から血の気が引いていきます。心拍数が上がっていくのを感じます。

〝飛行機″と聞くだけでぞっとするのはあなただけではありません。飛行恐怖症というのはとても多くの人が抱えている問題です。日本国内であれば、バス、電車などの公共交通機関を利用して旅行に行くこともできるのですが、アメリカでは、長距離旅行となるとやはり飛行機が最も短時間で移動できる手段となってしまうため、飛行恐怖症の方は、折角のお友達からの旅行の誘いを断ることになったり、親友の結婚式への出席をあきらめることになったりすることも多いのではないでしょうか。

今回は多くの方がお悩みの飛行恐怖症についてお話しましょう。不安障害のひとつにあたる飛行恐怖症とは、飛行というものに対し、過度の不安を感じ、行動障害等が生じることをいいます。飛行恐怖症の方は、飛行というものがまるで差し迫った脅威があるように身体が察知します。ゆえに、その緊急事態に対処するため、闘争・逃走反応という自律神経系の働きが自動的に起こり、その結果、呼吸が浅くなったり、心拍数が早くなったり、筋肉の硬直などということが生じます。

飛行恐怖症の症状は各個人様々ですが、一般に飛行機に乗ると想像しただけで、様々な思いが頭の中を駆け巡り、気分が悪くなったりなどの身体症状が表れます。その症状は、飛行の時間が近づくにつれ、過剰し、息ができなくなるように感じたり、手足が震え出したり、吐き気を催したりと、まるで気がおかしくなってしまうのではないかと感じられほどの不安を心に覚えます。

飛行機恐怖症になる理由を追及することは、飛行恐怖症を克服することに必ずしも必要なことではありませんが、その理由としては様々な事が考えらます。例えば、ご両親、ご家族の方が皆、飛行恐怖症だという場合、遺伝かもしれないということが考慮できます。しかし、それだけが原因と特定することはできないでしょう。もしかすると、あなたの幼少期の環境(虐待的な家庭環境、過保護的家庭環境など)が所以しているのかもしれません。または、あなたが過去になんらかのトラウマ、または、精神的にとてもストレスの多い出来事の体験が影響しているのかもしれません。

それともあなたが飛行機というものが安全でないという信念をお持ちのためであるとも考えられます。今現在、マレーシア航空の消息調査が行われていますが、このようにニュースで飛行機事故・ハイジャックなどが大きく放映されると誰もが恐怖を覚えるものです。しかし、各個人によりその受け止め方は様々でこの飛行機事件のニュースがトラウマとなり、飛行恐怖症を引き起こす原因となってしまうという方もいらっしゃいます。

原因は何であれ、では、どのようにして飛行恐怖症に取り組んでいけばいいのでしょう? まず、自分を自己非難から解放してあげましょう。多くの飛行恐怖症の方が飛行に恐怖を感じることに罪悪感を感じられている傾向にあります。飛行恐怖症になったのは、自分が悪い、自分が弱いからだなどという誤解をお持ちです。これは、飛行恐怖症を解消するにあたり、逆効果になります。自己非難することにより、自分の自尊心を傷つけてしまい、飛行恐怖症に立ち向かう力を下げてしまいます。

次に、あなたの飛行恐怖症に対し、正しい診断を受けることが大切です。あなたが飛行の何に対して恐怖を感じているのかということを的確に判断する必要があります。実際、あなたは本当に飛行恐怖症なのでしょうか? もしかすると他の精神的疾患に苦しんでおられるのかもしれません。

例えば、飛行恐怖症を治したいとカウンセリングにいらっしゃる方で、よくよく話を聞いてみると、飛行恐怖症ではなく、高所、人混み、暗闇、または、閉鎖的な空間などに対する恐怖症をお持ちだということがあります。または、飛行中にパニック発作が起こるため、飛行恐怖症と思われていたけれど、実はパニック障害に苦しまれているという方などがあります。飛行恐怖症がどうがんばっても解消されないという場合、正しい診断がされているか確認してみることは大切です。

また、飛行に関する正しい知識を得ることも大切です。例えば、飛行機は車より安全ということをご存知ですか? 私達は、実際、車の事故に遭遇する可能性の方がはるかに高いというのが現実です。もしあなたの飛行恐怖症が誤報によるものだとしたら、正確な情報を得ることによるだけでも飛行恐怖症が和らぐかもしれません。

その他、飛行時に抗不安薬を使用するというのもひとつの方法でしょう。しかし、抗不安薬は一時的に不安定な心の状態を鎮める効果がありますが、飛行恐怖症を克服してくれることはありません。あなたの抗不安薬の種類・頻度によりますが、抗不安薬に依存するのは薬物中毒など問題が生じる可能性があります。抗不安薬を使用する場合、カウンセリングなど心のケアを併用されることをお勧めします。

飛行恐怖症への取り組み方法は様々ありますが、一番良い方法として考えられるのは、やはり、真っ向から自分の持つ恐怖症に立ち向かうことではないでしょうか。何かに直面するというのは簡単なことではありません。相当な勇気と覚悟が必要となるでしょう。しかし、恐怖症のために、人生を100%楽しめないのはとても残念なことです。もちろん、あなたの多大な努力が必要になりますが、正しい診断を受け、的確な治療を施すことはあなたのこれからの人生にとり大切なことではないでしょうか。

私達、皆、飛行以外にも注射、蛇やクモなどに対して恐怖を感じる、または、人前で話す、食べるなど様々な状況に対して不安・恐怖を感じるものがあるものです。何かに対し、ちょっとした不安・恐怖を感じることは普通ですが、もしその恐怖のために、何かができなくなったり、自分の生活や行動に障害がでるようになった場合は、専門家に相談してみましょう。

こあきバイヤーズドルフ

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大変厳しい冬がようやく去り、春の兆しが見える今日この頃となりました。気温が暖かくなると、気分も軽くなり、春の陽気に誘われてどこかへ出かけたくなります。「さて、今年のバケーションはどこへ行こうかな?」と家族で旅行計画の話に花が咲くのではないでしょうか。

息子さんが「グランドキャニオンに行こう!」と提案を出します。その横で娘さんが「ディズニーランドがいいよ!」と他のアイデアを出します。横で話を聞いているあなたは、国立公園もいいけど、ディズニーパークも楽しそうだな~と思います。息子さんがインターネットで飛行機の予約スケジュールを調べ始めます。あなたは、〝飛行機″と聞いた途端、顔から血の気が引いていきます。心拍数が上がっていくのを感じます。

〝飛行機″と聞くだけでぞっとするのはあなただけではありません。飛行恐怖症というのはとても多くの人が抱えている問題です。日本国内であれば、バス、電車などの公共交通機関を利用して旅行に行くこともできるのですが、アメリカでは、長距離旅行となるとやはり飛行機が最も短時間で移動できる手段となってしまうため、飛行恐怖症の方は、折角のお友達からの旅行の誘いを断ることになったり、親友の結婚式への出席をあきらめることになったりすることも多いのではないでしょうか。

今回は多くの方がお悩みの飛行恐怖症についてお話しましょう。不安障害のひとつにあたる飛行恐怖症とは、飛行というものに対し、過度の不安を感じ、行動障害等が生じることをいいます。飛行恐怖症の方は、飛行というものがまるで差し迫った脅威があるように身体が察知します。ゆえに、その緊急事態に対処するため、闘争・逃走反応という自律神経系の働きが自動的に起こり、その結果、呼吸が浅くなったり、心拍数が早くなったり、筋肉の硬直などということが生じます。

飛行恐怖症の症状は各個人様々ですが、一般に飛行機に乗ると想像しただけで、様々な思いが頭の中を駆け巡り、気分が悪くなったりなどの身体症状が表れます。その症状は、飛行の時間が近づくにつれ、過剰し、息ができなくなるように感じたり、手足が震え出したり、吐き気を催したりと、まるで気がおかしくなってしまうのではないかと感じられほどの不安を心に覚えます。

飛行機恐怖症になる理由を追及することは、飛行恐怖症を克服することに必ずしも必要なことではありませんが、その理由としては様々な事が考えらます。例えば、ご両親、ご家族の方が皆、飛行恐怖症だという場合、遺伝かもしれないということが考慮できます。しかし、それだけが原因と特定することはできないでしょう。もしかすると、あなたの幼少期の環境(虐待的な家庭環境、過保護的家庭環境など)が所以しているのかもしれません。または、あなたが過去になんらかのトラウマ、または、精神的にとてもストレスの多い出来事の体験が影響しているのかもしれません。

それともあなたが飛行機というものが安全でないという信念をお持ちのためであるとも考えられます。今現在、マレーシア航空の消息調査が行われていますが、このようにニュースで飛行機事故・ハイジャックなどが大きく放映されると誰もが恐怖を覚えるものです。しかし、各個人によりその受け止め方は様々でこの飛行機事件のニュースがトラウマとなり、飛行恐怖症を引き起こす原因となってしまうという方もいらっしゃいます。

原因は何であれ、では、どのようにして飛行恐怖症に取り組んでいけばいいのでしょう? まず、自分を自己非難から解放してあげましょう。多くの飛行恐怖症の方が飛行に恐怖を感じることに罪悪感を感じられている傾向にあります。飛行恐怖症になったのは、自分が悪い、自分が弱いからだなどという誤解をお持ちです。これは、飛行恐怖症を解消するにあたり、逆効果になります。自己非難することにより、自分の自尊心を傷つけてしまい、飛行恐怖症に立ち向かう力を下げてしまいます。

次に、あなたの飛行恐怖症に対し、正しい診断を受けることが大切です。あなたが飛行の何に対して恐怖を感じているのかということを的確に判断する必要があります。実際、あなたは本当に飛行恐怖症なのでしょうか? もしかすると他の精神的疾患に苦しんでおられるのかもしれません。

例えば、飛行恐怖症を治したいとカウンセリングにいらっしゃる方で、よくよく話を聞いてみると、飛行恐怖症ではなく、高所、人混み、暗闇、または、閉鎖的な空間などに対する恐怖症をお持ちだということがあります。または、飛行中にパニック発作が起こるため、飛行恐怖症と思われていたけれど、実はパニック障害に苦しまれているという方などがあります。飛行恐怖症がどうがんばっても解消されないという場合、正しい診断がされているか確認してみることは大切です。

また、飛行に関する正しい知識を得ることも大切です。例えば、飛行機は車より安全ということをご存知ですか? 私達は、実際、車の事故に遭遇する可能性の方がはるかに高いというのが現実です。もしあなたの飛行恐怖症が誤報によるものだとしたら、正確な情報を得ることによるだけでも飛行恐怖症が和らぐかもしれません。

その他、飛行時に抗不安薬を使用するというのもひとつの方法でしょう。しかし、抗不安薬は一時的に不安定な心の状態を鎮める効果がありますが、飛行恐怖症を克服してくれることはありません。あなたの抗不安薬の種類・頻度によりますが、抗不安薬に依存するのは薬物中毒など問題が生じる可能性があります。抗不安薬を使用する場合、カウンセリングなど心のケアを併用されることをお勧めします。

飛行恐怖症への取り組み方法は様々ありますが、一番良い方法として考えられるのは、やはり、真っ向から自分の持つ恐怖症に立ち向かうことではないでしょうか。何かに直面するというのは簡単なことではありません。相当な勇気と覚悟が必要となるでしょう。しかし、恐怖症のために、人生を100%楽しめないのはとても残念なことです。もちろん、あなたの多大な努力が必要になりますが、正しい診断を受け、的確な治療を施すことはあなたのこれからの人生にとり大切なことではないでしょうか。

私達、皆、飛行以外にも注射、蛇やクモなどに対して恐怖を感じる、または、人前で話す、食べるなど様々な状況に対して不安・恐怖を感じるものがあるものです。何かに対し、ちょっとした不安・恐怖を感じることは普通ですが、もしその恐怖のために、何かができなくなったり、自分の生活や行動に障害がでるようになった場合は、専門家に相談してみましょう。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

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lifescape(34)

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Emotional Intelligenceという言葉を聞かれたことはないでしょうか。Emotional Intelligenceとは、日本語で“エモーショナルインテリジェンス”、又は、“心の知能指数”と呼ばれています。皆さんご存知のIQテスト(Intelligence Quotient)、こちらは個人の学問的能力を図るものですが、Emotional Intelligenceは個人の情緒を調節する能力を図るものとされています。Emotional Intelligenceは、ストレスへの対応や人間関係をうまくこなしていける秘訣、または、人生の成功への大きな鍵であるなど、私達の健康や幸せと大きな関係があると言われています。今回は、そんなEmotional Intelligence というものについてお話しましょう。

Emotional Intelligence (EI)は、Emotional Quotient (EQ)、または、Emotional Intelligence Quotient (EIQ)とも呼ばれますが、通称、EQという名で知られています。EQ の簡単な由来は、1900年代に科学者らがIQテストを利用して“優れた人”なるものを探索した際、“優れた人”というのは、単にIQが高ければよいというものではなく、情緒を調節する能力なるものも保持していることも必須条件であるという結論に到達。その後、更に様々な研究を重ねた末、Emotional Intelligenceという言葉が生まれます。また、各個人は、IQ、EQ、パーソナリティを総合し、自己の行動、又は、他人に対する行動を決めているものであるという概念を設立。IQ、EQ、パーソナリティはそれぞれに独立したものであり、相互関係はないものとし、また、基本的に、IQ、パーソナリティは固定されたものであるけれど、EQは柔軟性があり、始終習得可能、変えることができるものとされています。

EQは、大きく、自己能力と社会的能力の2つに分類されています。自己能力とは、自己の感情に気付く力、また、それらの感情をうまくコントロールできる力とされています。例えば、友人から、「最近、いつもの様子が違うようだけど・・・。」と言われる。「え、そう?」と友人の言葉をきっかけに自分の心の中を探り始める、また、友人など他人に指摘されるまで自分の心の状態に気が付いていないことが多いというような場合、EQ が低い状態にあるという判定になります。また、友人から声をかけられる前から自分の心の不調には気が付いていたけれど、何が原因で自分がスランプに落ち込んでいるのか、その理由が見えてこない場合、どうしてよいのかわからない場合、まだまだEQ の指数をあげる余地があるとされています。

EQの自己能力とは、瞬時に、また、正確に、自己の感情を感知・認識することができ、また、それらの感情をどのように処理することが適切であるのかということが見極めらえる力とされています。ゆえに、自分の感情に気付くということだけではなく、自分の感情に蓋をしない、自分の中に生まれてくる感情を受け止められる力、また、それらの感情の目的というものや自分の感情への対応傾向などを理解できる力、更に、それらの感情としっかりと向き合える力、処理ができる力が自己能力の大切な要素とされています。

では、もう一方の社会的能力とはどのようなものなのでしょうか。社会的能力とは、他人の感情を理解することができ、また、対人関係をうまく処理できる力となります。例えば、自分の思いが夫や妻、または、上司や部下にうまく伝わらなく、更に話がこじれてしまったとしましょう。そのような場合、自分の思いがうまく伝わらないもどかしさから自分の感情に捕らわれてしまい、感情的になってしまうことがあるのではないでしょうか。または、話がこじれてしまい、関係がぎくしゃくしてしまったことの問題解決方法が見いだせず、そのいざこざから逃げてしまうこともあるのではないでしょうか。このような

傾向が強い場合、社会的能力が低い状態となります。また、自分の感情はそれなりに

コントロールができていたとしても、どちらが正しい、どちらがよい意見であるかなどということに捕らわれ、他人の思いを察する余裕がない場合も社会的能力が低いとされます。

このように、社会的能力とは、社会に上手く適用できる力、自分に降りかかってくるあらゆる問題とうまく向き合える力、また、人間関係をうまくナビゲートし、関係をうまく維持していける力となります。ゆえに、仲間内で意見の相違が発生したとしても、自分の思いと他人の思いを区別することができ、自分と相手の思いをそれぞれ冷静に理解することができる、また、例え自分と全く価値観や文化が異なる人に遭遇した時であれど、現状況は相手にとり、どのようなものであるのだろうかと想像力や忍耐力をうまく活用し、相手の立場に立って物事を考えることができ、お互いにとって適切な解決法を適用できることが社会的能力において大切とされています。

上記に述べた“優れた人”の研究結果にあるように、いくら天才と呼ばれるIQの持ち主、また、どのように素晴らしいパーソナリティの持ち主であれど、自己や他人の感じていることがよくわからなければ、常に自己や他人の感情に翻弄されることとなり、人生に不満や不安を抱えることが多くなってしまいます。また、EQが低い状態であると、自己を含め他人も傷つけることが多くなり、人間関係がうまくいかない、学校や仕事上でのトラブルが絶えない、などという状況に追い込まれがちとなり、人と関わることに苦痛を感じるようになってしまうことでしょう。

私達それぞれ、様々な悩みを抱えているものです。EQは自分の努力次第で高めることができるものであると言われています。これを機に、EQという言葉が世間一般に利用されるきっかけとなった「心の知能指数(Emotinal Intelligence)、ダニエルゴールマン」などの本を手にしてみられるのもよいのではないでしょうか。

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こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

lifescape(25)

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今年もまたホリデーシーズンがやってきました。ホリデーシーズンのスタートとなるサンクスギビングは皆様どのようにお過ごしになれましたでしょうか。各家族において、様々な慣習があるかと思いますが、七面鳥の食事を堪能し、ショッピング、又は、フットボール観戦を楽しまれたという方も多いのではないでしょうか。

ホリデーに美味しいものを共に食し、わいわいがやがやと親戚・家族で集まれるというのはとても良いものですが、親族が集まるとどこの家庭においても良し悪しなんらかの家族ドラマが生じてしまうものではないでしょうか。ホリデーは楽しみだけれど、また家族ドラマかと思うと心が少し重くなるという方もあるのではないでしょうか。

今回は、家族というものをテーマにお話ししましょう。私達にとり、家族とは、どのような意味を持つものなのでしょうか。様々な説明ができるかと思いますが、社会全体と比較したとき、家族とは、社会動物とされる私達個人が立派な社会人として独り歩きできるよう準備をする所、いわゆる、家族とは、私達が最初に接する小さな社会と呼べるのではないでしょうか。

社会同様、家族の中も様々な背景を持った人間が集まっています。社会と比べ、とても小さな規模ではあるけれど、異なった性格や考えを持つ家族メンバーがひとつの屋根の下で暮らし、この小社会が円滑に機能していくためには、お互いがどのような言葉を交わし、接し合うことが最適であるかと試行錯誤し、家族関係の調節を図っていきます。

この小社会でうまくやっていくには自分はどのような立場をとることが得、または、適切であるのかと見極めていきます。例えば、何々をしたら、父に褒められた、でも、この場合は、ひどく怒られたと、褒められる・怒られるの経験を重ねていくとともに、私達は褒められる・怒られるに対する独自の対応法を見出していきます。父を怒らせるとろくなことがないという法則が成り立てば、父を常に喜ばせることに自分を集中するという答えを出す人もいるでしょう。

または、兄弟の関係において、常に兄弟間で意見の食い違いが生じるとしましょう。そうするとお互いの力加減の試し合いが始まります。簡単に押して折れる相手であれば、自分の意見が正しかろうと間違っていようと何が何でも自分の意見を通すという法則が成り立ってしまうこともあるでしょう。反対に、兄はとても頑固だからと自分がいつも折れる方がうまくいくと答えを出す人もいるでしょう。

このようにして、家族メンバー間で様々なやりとりや経験を重ねながら、各家族には独特の規則や法則が作り上げられます。これらの家族関係の状態が家族ドラマの要素となるわけです。また、家族ドラマにパターンが生じるのは、これらの要素がパターン化し、各家族メンバーがそれぞれ同じ役のようなものを常に演じるようになるからです。

小社会を通して、私達は人間関係の構築を見出すだけでなく、どのように自分と他人との意識の区別をしていくのかなど、社会における自己の在り方というものも同時に設立していきます。自らの信条や価値観はどのようなものであるか、自らの感情や思考、行動がどのようにあることが適切とされるのかなど、社会における自己の在り方を見極めます。

私達は各小社会で学んだことを基にした各個人独特な自分というものの在り方、人間関係の在り方の法則を背負って、社会へと出ていきます。しかし、完璧な小社会で育ったという人はまず存在しないでしょう。ゆえに、私達が社会に出たとき、その各小社会のシステムのゆがみなるものが人間関係の悩みの原因、又は、個人の心理的問題などとして表面化します。

人間関係の悩みや個人の心理問題の原因がすべて家族システムにあるということではありませんが、家族というシステムを振り返ることにより、今まで見えなかったことが見えてくることもあります。例えば、各家族メンバーの距離間を見てみましょう。各メンバーの距離が全く同じということはまずないでしょう。祖父と母の距離が妙に近いとか、遠いとか見えてくるものがあるでしょう。また、常に家族ドラマに悩まされているという方も各家族メンバーの性格や物の見方から学歴や病歴まで、様々な情報を収集してみることにより、何らかの家族ドラマの解決法がみつかることもあるでしょう。

これから年末年始にかけて、どこの家庭でも家族の集まりというものが多くなることでしょう。また家族ドラマか、なんて思うことがあれば、それを機会に家族のシステムについて皆で振り返ってみるのもよいのではないでしょうか。

では、皆様、良い年末年始をお迎えください。

こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

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こちらの「Lifescape~心に水をあげましょう~」のバックナンバーにご興味のある方は、

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「なんだかよくわからないけれど人生が楽しくない」、「知り合いはたくさんいるのにいつも孤独感を感じる」、「どんなに頑張っても嫌なことばかり起きる」などということはありませんか?これらの気持ちを感じる理由には様々なことが考えられますが、もしかするとあなたは“自尊心”に関わる問題を抱えているのかもしれません。

今回は私達の幸せの源となる自尊心についてお話しましょう。自尊心とは一体どういうものなのでしょう?自尊心とは、自分がどういった人間であるかという自分の持つ自分に対する自己認識です。具体的に、自分は自分の事をどれだけ信用しているのか、自分に対しどのぐらい自信を持っているのか、自分の事をどのように感じているか、自分の価値というものをどのように考えているか等、自分に対する自分の意見の集まりを自尊心と呼びます。

自尊心の安定性は自己による自己評価の度合いにより決まります。自己への評価が過剰過ぎても控えめ過ぎても自尊心が不安定な状態になります。どれだけ自分というものを理解し、どのぐらいありのままの自分を受け止め、受け入れられているかが大切な要素になります。また、他人同様、自分自身のこともいかに尊重し、愛することができているのかということが自尊心の安定性のひとつの鍵となります。

自尊心は高い方がよいとされます。自尊心が高いということは自分に対して前向きで好感な意見を持っているということです。それは自己陶酔的になることでも自分の弱点欠点を自己認識していないことでもありません。自分の長所短所もすべて含め、ありのままの自分を正直に丸ごと受け入れているということです。自尊心が高い人は、自分というものを信用しています。ゆえに、どんな状況に置かれても「自分は大丈夫!」と困難を乗り越えていくことが可能になります。

「人生がなんだか楽しくない」という感じている方の多くがこの“自尊心”が低いという傾向にあります。自分に対し歪んだイメージを持っていたり、自分の良さや長所を認識していなかったり、また、自分の弱点を強調しすぎていることが多くあります。自分に対して、否定的な評価をすることも多く、一般的に自分に対する自己評価が低めであるのが特徴として上げられます。基本的に自分のことはあまり好きでない、または、誰のこともあまり好きでないなどと思う傾向があるのもひとつの特徴でしょう。

自尊心が低いということはつまり自分をさらけ出す勇気がないということです。例えば、自分の嫌だと感じたことが他人に表現できなかったり、自分を痛めつける人からも離れられることができなかったり等、自分の気持ちに犠牲を払うことが多くなります。また、四六時中、心ドキドキながら言動を起こすわけですから、とても心が疲れてしまう状態が継続します。ゆえに、自尊心が低いことにより、自分の健康、または、パフォーマンスが低下したり、鬱病、躁鬱病、不安症などの精神的疾患をわずらいやすくなります。

自尊心は人生の満足度と大きな関係があります。自分が信用できないということは何事においてもすべてを疑ってしまうということですから、物事が楽しく感じられなくなるのは当然です。また、自分に自信がないと感情の起伏も激しくなり、些細なことで他人と衝突することが多くなったり、物事に対して妙に敏感となるゆえ、あーかな、こーかなーと考えすぎて煮え切らない言動をとることが多くなったり、何事に対しても優柔不断になってしまいます。

私達の心身の健康にとり、自尊心を高めるよう取り組むことはとても大切です。自尊心を高めるということは自己中心になることではなく、自分を信じる力を高め、自分を大切にし、愛してあげるということです。自尊心を高めることにより、自分を心の中の雑音(不安や心配)から解放、また、様々な恐れから解放してあげることができます。また、自分を守ることばかりに心がとらわれるのではなく、思い切って何かに取り組める力も高まるでしょう。

ありのままの自分を受け入れる勇気を持つことは満足する人生を歩むためにとても大切な要素です。健全な自尊心を育むことにより、不安や罪悪感に悩まされず、健康的で意味のある人間関係を築くことができ、また、自分の望む道を選択していけるようになるのではないでしょうか。では最後にあなたの自尊心チェックをしてみましょう。当てはまる項目が多ければ多いほど、あなたは自尊心に関する問題を抱えているということになります。

自尊心チェック

□あれやこれやと心配ばかりしている。
□誰かに対し不満があってもその気持ちを伝えることができない。
□相手が発する不満や不機嫌に左右されてしまう。
□自分のやりたいことが分からない。
□自分が同意できないことも同意してしまう。
□人が自分のことをどう思っているか気になる。
□相手に何かを言われるとカッとして感情的になってしまう。
□他人と自分を比較してしまう。
□人を疑ってしまうことが多い。
□色々な思いを自分の中にため込んでしまう。
□自分の意見や考えを表現することに戸惑いを感じることが多い。
□相手が怒っていると、自分が悪かったのかと思い自分を責めてしまう。
□お願いされることが多く、自分のお願いは無視される傾向にある。
□他人に対し、嫉妬や怒りを感じることが多い。
□自分に良くない関係とわかっていてもその関係を切ることができない。
□人との交流を避ける傾向にある。
□何事においても言い訳が多い傾向にある。
□相手が素晴らしい人間に見えて、自分はちっぽけだと感じる。
□頭痛、肩こり、腹痛などの心因性の病気を抱えている。

Lifescape Counselingでは日本人専門のグループカウンセリングも開始いたしました。9月は“Building self-esteem(自尊心を高めよう)”という小グループを日本語で予定しております。ご興味のある方は、お電話、また、ウエブサイトを通じて、ご連絡ください。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC
(Tel) 734-237-3589
108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

「なんだかよくわからないけれど人生が楽しくない」、「知り合いはたくさんいるのにいつも孤独感を感じる」、「どんなに頑張っても嫌なことばかり起きる」などということはありませんか?これらの気持ちを感じる理由には様々なことが考えられますが、もしかするとあなたは“自尊心”に関わる問題を抱えているのかもしれません。

今回は私達の幸せの源となる自尊心についてお話しましょう。自尊心とは一体どういうものなのでしょう?自尊心とは、自分がどういった人間であるかという自分の持つ自分に対する自己認識です。具体的に、自分は自分の事をどれだけ信用しているのか、自分に対しどのぐらい自信を持っているのか、自分の事をどのように感じているか、自分の価値というものをどのように考えているか等、自分に対する自分の意見の集まりを自尊心と呼びます。

自尊心の安定性は自己による自己評価の度合いにより決まります。自己への評価が過剰過ぎても控えめ過ぎても自尊心が不安定な状態になります。どれだけ自分というものを理解し、どのぐらいありのままの自分を受け止め、受け入れられているかが大切な要素になります。また、他人同様、自分自身のこともいかに尊重し、愛することができているのかということが自尊心の安定性のひとつの鍵となります。

自尊心は高い方がよいとされます。自尊心が高いということは自分に対して前向きで好感な意見を持っているということです。それは自己陶酔的になることでも自分の弱点欠点を自己認識していないことでもありません。自分の長所短所もすべて含め、ありのままの自分を正直に丸ごと受け入れているということです。自尊心が高い人は、自分というものを信用しています。ゆえに、どんな状況に置かれても「自分は大丈夫!」と困難を乗り越えていくことが可能になります。

「人生がなんだか楽しくない」という感じている方の多くがこの“自尊心”が低いという傾向にあります。自分に対し歪んだイメージを持っていたり、自分の良さや長所を認識していなかったり、また、自分の弱点を強調しすぎていることが多くあります。自分に対して、否定的な評価をすることも多く、一般的に自分に対する自己評価が低めであるのが特徴として上げられます。基本的に自分のことはあまり好きでない、または、誰のこともあまり好きでないなどと思う傾向があるのもひとつの特徴でしょう。

自尊心が低いということはつまり自分をさらけ出す勇気がないということです。例えば、自分の嫌だと感じたことが他人に表現できなかったり、自分を痛めつける人からも離れられることができなかったり等、自分の気持ちに犠牲を払うことが多くなります。また、四六時中、心ドキドキながら言動を起こすわけですから、とても心が疲れてしまう状態が継続します。ゆえに、自尊心が低いことにより、自分の健康、または、パフォーマンスが低下したり、鬱病、躁鬱病、不安症などの精神的疾患をわずらいやすくなります。

自尊心は人生の満足度と大きな関係があります。自分が信用できないということは何事においてもすべてを疑ってしまうということですから、物事が楽しく感じられなくなるのは当然です。また、自分に自信がないと感情の起伏も激しくなり、些細なことで他人と衝突することが多くなったり、物事に対して妙に敏感となるゆえ、あーかな、こーかなーと考えすぎて煮え切らない言動をとることが多くなったり、何事に対しても優柔不断になってしまいます。

私達の心身の健康にとり、自尊心を高めるよう取り組むことはとても大切です。自尊心を高めるということは自己中心になることではなく、自分を信じる力を高め、自分を大切にし、愛してあげるということです。自尊心を高めることにより、自分を心の中の雑音(不安や心配)から解放、また、様々な恐れから解放してあげることができます。また、自分を守ることばかりに心がとらわれるのではなく、思い切って何かに取り組める力も高まるでしょう。

ありのままの自分を受け入れる勇気を持つことは満足する人生を歩むためにとても大切な要素です。健全な自尊心を育むことにより、不安や罪悪感に悩まされず、健康的で意味のある人間関係を築くことができ、また、自分の望む道を選択していけるようになるのではないでしょうか。では最後にあなたの自尊心チェックをしてみましょう。当てはまる項目が多ければ多いほど、あなたは自尊心に関する問題を抱えているということになります。

自尊心チェック

□あれやこれやと心配ばかりしている。
□誰かに対し不満があってもその気持ちを伝えることができない。
□相手が発する不満や不機嫌に左右されてしまう。
□自分のやりたいことが分からない。
□自分が同意できないことも同意してしまう。
□人が自分のことをどう思っているか気になる。
□相手に何かを言われるとカッとして感情的になってしまう。
□他人と自分を比較してしまう。
□人を疑ってしまうことが多い。
□色々な思いを自分の中にため込んでしまう。
□自分の意見や考えを表現することに戸惑いを感じることが多い。
□相手が怒っていると、自分が悪かったのかと思い自分を責めてしまう。
□お願いされることが多く、自分のお願いは無視される傾向にある。
□他人に対し、嫉妬や怒りを感じることが多い。
□自分に良くない関係とわかっていてもその関係を切ることができない。
□人との交流を避ける傾向にある。
□何事においても言い訳が多い傾向にある。
□相手が素晴らしい人間に見えて、自分はちっぽけだと感じる。
□頭痛、肩こり、腹痛などの心因性の病気を抱えている。

Lifescape Counselingでは日本人専門のグループカウンセリングも開始いたしました。9月は“Building self-esteem(自尊心を高めよう)”という小グループを日本語で予定しております。ご興味のある方は、お電話、また、ウエブサイトを通じて、ご連絡ください。

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lifescape(29)

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人生にストレスはつきものです。また、現代はストレス社会とも呼ばれ、何らかのストレスに絶えず悩まされている方も多いのではないでしょうか。現代社会を上手に生きていくためには、ストレスマネージメントというのものがこれまでになく、より大切な時代ではないでしょうか。今回は、ストレスに負けない生き方についてお話しましょう。

ストレスに負けないとは、どういうことなのでしょうか。負けない=頑張る、または、=忍耐力を養うなどと解釈しがちですが、頑張りや忍耐力というものには、誰しも限界があるもので、それだけでは、もし自分の許容範囲を超えるストレスや解決できない問題に出くわしたときには、へこんでしまいます。ストレスに負けないとは、いかにうまくストレスと付き合っていけるかということではないでしょうか。では、それは、具体的にどのようなことなのでしょうか。例えを使って、ここで一緒に考えていきましょう。

あなたは風邪をよくひいてしまう体質だとしましょう。ある日、あなたはあまり風邪をひかないようになりたいと、体質改善することに決めます。あなたは、どのようなことに取り組むことにするでしょうか。風邪に負けないようにと、たくさんの風邪菌に自分をさらし、自身が風邪菌になじむまでと頑張り続ける、風邪菌との我慢大会を続けるなんてことを行うでしょうか。たぶん、あなたは、風邪のシーズンが近づいてくれば、手洗い、うがいを心がけたり、少し体調が優れないときは早めに体を休めたりと、なんらかの予防に努めるのではないでしょうか。また、風邪への抵抗力を高めるために、普段より、規則正しい食事を取るよう心掛けたり、適度な運動をしたりと、心身のリズムを整え、体の免疫力を高めることに努めるのではないでしょうか。

ストレスの場合にも風邪への対応と似たような作業が必要です。ストレスに負けないとは、ストレスへの抵抗力を高めることであり、言い換えれば、それは、どのような状況にもうまく適応できる能力、常に自己の心のバランスをうまく保つことができる能力を向上することです。ストレスへの抵抗力を高めるには、リジリエンス(弾性、回復力)と呼ばれるものを高めることが大切です。

リジリエンスの主な要素として、前向きな姿勢や思考、問題解決能力、豊かなユーモア、感情を調節する能力などがあります。それらの要素を高める努力することにより、ストレスに負けない力が高まると言われています。ゆえに、例えば、自分が後ろ向きな思考傾向にあるというならば、前向きな思考になれるような訓練することが大切でしょう。また、助けを求めるということが苦手で、ほんの小さなストレスだったものが抱えきれないほど大きなものとしてしまう傾向にあるならば、専門家と話をしたりと、その理由の探究をするなどの作業を行うことがリジリエンスを高めることへとつながっていくでしょう。

しかし、リジリエンスがあれば、ストレスがなくなる、また、ストレスをストレスと感じなくなるわけではありません。ただ、どのような問題にぶつかったとしても、それらを乗り越える力、また、問題を挑戦の機会、飛躍するチャンスに恵まれたなどと解釈できる力を備えられるようになるということです。

人生には様々な試練や予期していないことが次々と起こるものです。それらすべてを頑張りや忍耐力だけで乗り越えようとしても、ストレスになる要素は次から次へとやってくるわけですから、それでは、いくら山を登っても登っても頂上につかない状態と同じで、いつか力が尽きてしまいます。効率的なストレス対応法とは、リジリエンスを高めること、ストレスをストレスと解釈しない力、いわば、ストレスを自分の人生を生きる上でのポジテイブなエネルギーに変換できるようになることではないでしょうか。ホロコーストの時代にアウシュビッツ強制収容所に送られたVictor Frankl氏の言葉で、“Everything can be taken from a man but the last of the human freedoms – to choose one’s attitude in any given set of circumstances, to choose one’s own way.”というものがあります。

私達は人生に起こることをコントロールすることはできませんが、それらをどのように解釈するか、また、その経験をどのように活かすかは自分しだいなのではないでしょうか。

では、最後にストレスに負けない度をチェックしてみましょう。

  • 自分は他人より劣っていると思う。
  • 信じられる人があまりいない。
  • 休養やリフレッシュする時間を持つことが少ない。
  • 不満や怒りを感じることが多い。
  • 失敗を気にしてしまう。
  • 悲観的、後ろ向きに解釈することが多い。
  • うまくいかないと感じることが多い。
  • 感情的になりやすい。
  • 批判的であることが多い。
  • 人に何か言われたことをいつまでも覚えている。
  • 嫌なことをひきづってしまう。
  • 不安を感じやすい。
  • 人に頼ることが苦手。

*上記の項目にYESが多い方は要注意です。

Lifescape Counseling LLC 

WEBサイト:www.lifescapecounselingllc.com

電話番号:734-237-3589

こちらの「Lifescape~心に水をあげましょう~」のバックナンバーにご興味のある方は、

Lifescape Counselingのウエブサイトにあるリンクよりご回覧いただけます。

Lifescape(14)Lifescape(14)

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今年もあちらこちらのお店でバレンタインデー商戦が始まりました。彼や彼女のハートをつかむため、多くの人が自分の愛をどのような形にして相手に表現するか四苦八苦です。

あなたは自分の愛を大切な人にどのように表現していますか? バレンタインデーなどの機会を利用して、ギフトを送るのも一つの方法でしょう。言葉にするのは照れ臭いと時折カードを送り、自分の気持ちを伝えているという方もいらっしゃるでしょう。または、毎日おいしい食事を作ってあげることで自分の愛を相手に表現しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大切な人に心のこもったギフトやカードを送るというのはとても意味のあることです。プレゼントを貰ったり、おいしい食事を作ってもらって嬉しくないという人はいないでしょう。しかし、二人が末永く幸せに暮らしていく上で最も大切なことは、自分の愛をギフトなどの形で表すことではなく、普段どのようにお互いに接し合っているかということではないでしょうか。

二つカップルの会話を例にとりながら、お互いへの接し方というものについて見ていきましょう。

カップル1「あれ、xxの本どこ行ったの?何でもかんでも片付ければいいというものんじゃないぞ。」「あなたがいつもちゃんと使ったものを元に戻してくれたら、私がいつもあなたの後片付けをすることにならないのよ。」「いつもいつも俺のものを隠しやがって、こんな状態で俺にどうやって仕事をやれっていうんだよ。」「私はあなたのお手伝いじゃないのよ。」「目がついてるんだから、本ぐらい自分で探してよ。私はみんなの後始末で忙しいんだから。」

カップル2「あれ、xxの本どこ行ったの?ここに置いてなかったっけ?今使いたいんだけど、何処にしまったか覚えてる?」「ごめんなさい。この間、急にお客さんが来たから、急いでダイニングテーブルに置いてあったものを空いている部屋に入れたのよ。」「とってこようか。」

カップル1と2には大きな会話のスタイルの違いが見られませんか?カップル1はとても闘争的で敵対的な態度でお互いが対応しています。問題を解決するというより、どちらが正しいかということに焦点が置かれているようにも見受けられます。その反面、カップル2はお互いに友好的で今二人がぶつかっている問題について一緒に解決していこうという姿勢が見られるのではないでしょうか。

この接し方の違いは、カップル2がカップル1より優れたカップルであるからということではなく、意思疎通を行う能力の違いから発生しています。カップル1を見ていると「お前はなにをやってもだめだ」、「どうして何度言ってもわからないんだ」などという相手の人格を非難するような言葉、相手をとがめるような言葉、また、相手の自尊心を傷つけるような言葉が頻繁に使われています。

また、カップル1のような会話のスタイルが継続してしまいとしまうと二人の間に怒りや不満などが沢山溜まってしまうだけではなく、お互いいつ攻撃されるのかと感じてしまいがちなため、会話が始まる前から、お互いが身構えた状態になってしまい、相手の話を聞くことより、自己防衛をすることに必死になってしまうという悪循環が生じてしまいます。このような非難的、批判的、防衛的な接し方というのは、二人の関係に致命的なダメージを与えてしまうとも言われています。

口論することや相手に不満を伝えるのがいけないということではありません。どのカップルでも意見が合わないことがあるのは当然で、時には口論になるのが通常です。しかし、どのように自分の不満を相手に伝えることが大切になります。

不満というのは、相手の人格に対してではなく、相手がとったある行動に対し、苦情・不平を述べることをいいます。例えば、「なぜ今夜晩御飯がいるかどうか電話してくれなかったのよ? 朝出かける前、電話してくれるって言ったじゃない。ご飯作って待ってたのよ。」というのが不満となり、「あなたはいつも電話するのを忘れるのよね。これでもう千回以上同じことを言ってるのに、まだ、あなたは電話の一本もくれない。」というのは批判となります。

カップル1は、将来うまくいかないに決まってるということはありません。カップル1もちょっとした表現方法を学ぶことにより、二人の関係を修復することができます。気持ちが高ぶっている時に冷静になり、これは不満、あれは批判などと考えるのは大変です。二人の間に少し隔たりを感じる、二人のつながりをもう少し強くしたいと感じている方は、ちょっとしたコミュニケーションの秘訣を学びに行ってみてはいかがでしょうか。

Lifescape Counselingでは日本人専門のグループカウンセリングやワークショップも行っております。3月は上手なコミュニケーション方法というミニワークショップを開催いたします。こちらのワークショップについての詳細は私共のウエブサイトをご覧ください。

こあきバイヤーズドルフ

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今年もあちらこちらのお店でバレンタインデー商戦が始まりました。彼や彼女のハートをつかむため、多くの人が自分の愛をどのような形にして相手に表現するか四苦八苦です。

あなたは自分の愛を大切な人にどのように表現していますか? バレンタインデーなどの機会を利用して、ギフトを送るのも一つの方法でしょう。言葉にするのは照れ臭いと時折カードを送り、自分の気持ちを伝えているという方もいらっしゃるでしょう。または、毎日おいしい食事を作ってあげることで自分の愛を相手に表現しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大切な人に心のこもったギフトやカードを送るというのはとても意味のあることです。プレゼントを貰ったり、おいしい食事を作ってもらって嬉しくないという人はいないでしょう。しかし、二人が末永く幸せに暮らしていく上で最も大切なことは、自分の愛をギフトなどの形で表すことではなく、普段どのようにお互いに接し合っているかということではないでしょうか。

二つカップルの会話を例にとりながら、お互いへの接し方というものについて見ていきましょう。

カップル1「あれ、xxの本どこ行ったの?何でもかんでも片付ければいいというものんじゃないぞ。」「あなたがいつもちゃんと使ったものを元に戻してくれたら、私がいつもあなたの後片付けをすることにならないのよ。」「いつもいつも俺のものを隠しやがって、こんな状態で俺にどうやって仕事をやれっていうんだよ。」「私はあなたのお手伝いじゃないのよ。」「目がついてるんだから、本ぐらい自分で探してよ。私はみんなの後始末で忙しいんだから。」

カップル2「あれ、xxの本どこ行ったの?ここに置いてなかったっけ?今使いたいんだけど、何処にしまったか覚えてる?」「ごめんなさい。この間、急にお客さんが来たから、急いでダイニングテーブルに置いてあったものを空いている部屋に入れたのよ。」「とってこようか。」

カップル1と2には大きな会話のスタイルの違いが見られませんか?カップル1はとても闘争的で敵対的な態度でお互いが対応しています。問題を解決するというより、どちらが正しいかということに焦点が置かれているようにも見受けられます。その反面、カップル2はお互いに友好的で今二人がぶつかっている問題について一緒に解決していこうという姿勢が見られるのではないでしょうか。

この接し方の違いは、カップル2がカップル1より優れたカップルであるからということではなく、意思疎通を行う能力の違いから発生しています。カップル1を見ていると「お前はなにをやってもだめだ」、「どうして何度言ってもわからないんだ」などという相手の人格を非難するような言葉、相手をとがめるような言葉、また、相手の自尊心を傷つけるような言葉が頻繁に使われています。

また、カップル1のような会話のスタイルが継続してしまいとしまうと二人の間に怒りや不満などが沢山溜まってしまうだけではなく、お互いいつ攻撃されるのかと感じてしまいがちなため、会話が始まる前から、お互いが身構えた状態になってしまい、相手の話を聞くことより、自己防衛をすることに必死になってしまうという悪循環が生じてしまいます。このような非難的、批判的、防衛的な接し方というのは、二人の関係に致命的なダメージを与えてしまうとも言われています。

口論することや相手に不満を伝えるのがいけないということではありません。どのカップルでも意見が合わないことがあるのは当然で、時には口論になるのが通常です。しかし、どのように自分の不満を相手に伝えることが大切になります。

不満というのは、相手の人格に対してではなく、相手がとったある行動に対し、苦情・不平を述べることをいいます。例えば、「なぜ今夜晩御飯がいるかどうか電話してくれなかったのよ? 朝出かける前、電話してくれるって言ったじゃない。ご飯作って待ってたのよ。」というのが不満となり、「あなたはいつも電話するのを忘れるのよね。これでもう千回以上同じことを言ってるのに、まだ、あなたは電話の一本もくれない。」というのは批判となります。

カップル1は、将来うまくいかないに決まってるということはありません。カップル1もちょっとした表現方法を学ぶことにより、二人の関係を修復することができます。気持ちが高ぶっている時に冷静になり、これは不満、あれは批判などと考えるのは大変です。二人の間に少し隔たりを感じる、二人のつながりをもう少し強くしたいと感じている方は、ちょっとしたコミュニケーションの秘訣を学びに行ってみてはいかがでしょうか。

Lifescape Counselingでは日本人専門のグループカウンセリングやワークショップも行っております。3月は上手なコミュニケーション方法というミニワークショップを開催いたします。こちらのワークショップについての詳細は私共のウエブサイトをご覧ください。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

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Lifescape(8)Lifescape(8)

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2月14日は世界各地で男女の愛の誓いの日とされるバレンタインデー。しかし、皆がバレンタインという日に甘~い気分になるというわけではなく、様々な理由で心が複雑になる方も多いかと思います。今回は、バレンタインズデーにちなんで、恋愛・結婚関係について少しお話しましょう。

私達皆、誰かを愛したい、誰かに愛されたいという欲求があるものです。それは私達、人間にとり、とても自然な欲求です。しかし、自分に合った理想のパートナーを見つけるということは容易ではありません。また、たとえ、良い相手に巡り合え、恋に落ちたとしてもその関係がうまくいくとは限らないものです。

恋愛・結婚関連の本がたくさん出版されているように、多くの人が恋愛・結婚関係についての悩みを抱えているものです。その悩みは、各個人それぞれですが、例えば、出会いがない、恋愛が長続きしない、過去の恋の心傷から立ち直れない、結婚しているけれど波乱万丈など、恋愛・結婚関係に関し、全く不満・悩みのない人、カップルというのはまずいないでしょう。

人間は、関係というものを大切にする文化の中に生きています。私達は、自分の存在、人生の意味を他人との関係を通して見出すところがあります。恋愛・結婚関係はそのとても大切な要素のひとつです。ゆえに、自分が大切とする人々との関係に障害が起きると深く落ち込んでしまいます。私達にとり、恋愛・結婚関係は深刻な問題なのです。

ひと昔、世界的大ベストセラーとなった“男は火星人、女は金星人”という本がありましたが、その中に基本的な男女の心のメカニズムの違いについて紹介されています。男と女はまるで違う惑星から来たもの同士のように、どのように物事を感じ、考え、行動するか等、男女間には様々な違いがあると書されています。

私達が文化の違うアメリカに初めて足を踏み入れたとき、また、アメリカ人と初めてお付き合いを始めた頃、同じような体験をしたのではないでしょうか。同じものを見ても同じように感じることはないということに驚かなかったでしょうか。相手が自分と同じように物事を感じていると想定して行動を起こしてしまうと衝突が起きたり、厄介なことになってしまうことがありましたよね。これと同じく、男女間には、“異文化”ほどの違いがあるといえます。

ある夫婦の会話を例にあげて説明しましょう。「今日はこれこれこんな嫌なことが親友のXXさんとあった。」と妻が夫に話しました。そうすると、夫は「そんな人とはもう付き合いをやめるのが君にとって最適だ。」、または、「次回はこれこれこういう風に彼女と対応する方がいいぞ。」と返答します。これに対して、妻は自分の夫は全く話を聞いてくれない、また、自分に対してとる態度がとても冷たい、と愚痴をこぼします。しかし、夫からするとちゃんと話を聞いているし、ゆえに妻の持つ問題に関してアドバイスや解決法を提供できるというのに、妻が一体自分の何に不服なのかよくわかりません。

どうしてこのようなすれ違いが起こるのでしょうか。それは、一般的に男性は物事を分析する傾向にあり、女性は話すことによってすっきりするという、男女の価値観の違いから発生します。妻としてみれば「そうか、今日は大変だったな。辛かっただろう。」という気持ちを和らげてくれる言葉を期待しているのです。夫がそういってくれることにより、どんな気持ちで何がどんな風に辛かったのかなどを話すきっかけともなります。妻は夫に話を聞いてもらいたいのです。しかし、夫からすると、終わったことをくどくどと話しても意味がないのではないか、大切なのは、今後、自分の妻が嫌な思いをしなくてすむ方法を見つけることではないかと考えるわけです。

このように男と女はまるで異なった言語を話すようなところがあります。ゆえに、男女の違いを考慮に入れず、文字通りにお互いの言葉を鵜呑みにしてしまうと誤解が生じてしまいます。それは、私達が外国語を自分の母国語をもとに直訳し、問題が生じるのと似たところがあります。男女で会話をする際には、相手に適した言語に変換して話す、また、相手の言葉を解釈する際には、男女の違いを心に踏まえることが大切です。

また、同じ日本人同士の恋愛・結婚関係であっても男女が違う惑星からきているぐらいに違いがあるのですから、異文化カップル・国際結婚となれば、その差も増大します。コミュニケーションの技術を更に高める努力が必要になるでしょう。

恋愛・結婚関係というのはなかなか一筋縄ではいかないものです。どんなにすばらしい関係であっても、晴れる日もあれば、雨が降ることもあります。嵐がやってくる日もあるでしょう。カンカン照りの日が続けば、その関係に水をやることも必要です。空模様が怪しくなってくれば、カウンセリングなどを利用し、嵐への備えも必要になるでしょう。どんなすばらしい関係であってもよい関係を継続するには様々なメンテナンスが必要となります。

恋愛・結婚関係の悩みは様々なものがありますが、自分の求める愛を手に入れるには、やはり、まず、自分をよく理解すること、裸の自分の向き合うことが大切でしょう。また、相手を思いやる気持ちというのが大切な愛の架け橋になるのではないでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC (Tel) 734-237-3589

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2月14日は世界各地で男女の愛の誓いの日とされるバレンタインデー。しかし、皆がバレンタインという日に甘~い気分になるというわけではなく、様々な理由で心が複雑になる方も多いかと思います。今回は、バレンタインズデーにちなんで、恋愛・結婚関係について少しお話しましょう。

私達皆、誰かを愛したい、誰かに愛されたいという欲求があるものです。それは私達、人間にとり、とても自然な欲求です。しかし、自分に合った理想のパートナーを見つけるということは容易ではありません。また、たとえ、良い相手に巡り合え、恋に落ちたとしてもその関係がうまくいくとは限らないものです。

恋愛・結婚関連の本がたくさん出版されているように、多くの人が恋愛・結婚関係についての悩みを抱えているものです。その悩みは、各個人それぞれですが、例えば、出会いがない、恋愛が長続きしない、過去の恋の心傷から立ち直れない、結婚しているけれど波乱万丈など、恋愛・結婚関係に関し、全く不満・悩みのない人、カップルというのはまずいないでしょう。

人間は、関係というものを大切にする文化の中に生きています。私達は、自分の存在、人生の意味を他人との関係を通して見出すところがあります。恋愛・結婚関係はそのとても大切な要素のひとつです。ゆえに、自分が大切とする人々との関係に障害が起きると深く落ち込んでしまいます。私達にとり、恋愛・結婚関係は深刻な問題なのです。

ひと昔、世界的大ベストセラーとなった“男は火星人、女は金星人”という本がありましたが、その中に基本的な男女の心のメカニズムの違いについて紹介されています。男と女はまるで違う惑星から来たもの同士のように、どのように物事を感じ、考え、行動するか等、男女間には様々な違いがあると書されています。

私達が文化の違うアメリカに初めて足を踏み入れたとき、また、アメリカ人と初めてお付き合いを始めた頃、同じような体験をしたのではないでしょうか。同じものを見ても同じように感じることはないということに驚かなかったでしょうか。相手が自分と同じように物事を感じていると想定して行動を起こしてしまうと衝突が起きたり、厄介なことになってしまうことがありましたよね。これと同じく、男女間には、“異文化”ほどの違いがあるといえます。

ある夫婦の会話を例にあげて説明しましょう。「今日はこれこれこんな嫌なことが親友のXXさんとあった。」と妻が夫に話しました。そうすると、夫は「そんな人とはもう付き合いをやめるのが君にとって最適だ。」、または、「次回はこれこれこういう風に彼女と対応する方がいいぞ。」と返答します。これに対して、妻は自分の夫は全く話を聞いてくれない、また、自分に対してとる態度がとても冷たい、と愚痴をこぼします。しかし、夫からするとちゃんと話を聞いているし、ゆえに妻の持つ問題に関してアドバイスや解決法を提供できるというのに、妻が一体自分の何に不服なのかよくわかりません。

どうしてこのようなすれ違いが起こるのでしょうか。それは、一般的に男性は物事を分析する傾向にあり、女性は話すことによってすっきりするという、男女の価値観の違いから発生します。妻としてみれば「そうか、今日は大変だったな。辛かっただろう。」という気持ちを和らげてくれる言葉を期待しているのです。夫がそういってくれることにより、どんな気持ちで何がどんな風に辛かったのかなどを話すきっかけともなります。妻は夫に話を聞いてもらいたいのです。しかし、夫からすると、終わったことをくどくどと話しても意味がないのではないか、大切なのは、今後、自分の妻が嫌な思いをしなくてすむ方法を見つけることではないかと考えるわけです。

このように男と女はまるで異なった言語を話すようなところがあります。ゆえに、男女の違いを考慮に入れず、文字通りにお互いの言葉を鵜呑みにしてしまうと誤解が生じてしまいます。それは、私達が外国語を自分の母国語をもとに直訳し、問題が生じるのと似たところがあります。男女で会話をする際には、相手に適した言語に変換して話す、また、相手の言葉を解釈する際には、男女の違いを心に踏まえることが大切です。

また、同じ日本人同士の恋愛・結婚関係であっても男女が違う惑星からきているぐらいに違いがあるのですから、異文化カップル・国際結婚となれば、その差も増大します。コミュニケーションの技術を更に高める努力が必要になるでしょう。

恋愛・結婚関係というのはなかなか一筋縄ではいかないものです。どんなにすばらしい関係であっても、晴れる日もあれば、雨が降ることもあります。嵐がやってくる日もあるでしょう。カンカン照りの日が続けば、その関係に水をやることも必要です。空模様が怪しくなってくれば、カウンセリングなどを利用し、嵐への備えも必要になるでしょう。どんなすばらしい関係であってもよい関係を継続するには様々なメンテナンスが必要となります。

恋愛・結婚関係の悩みは様々なものがありますが、自分の求める愛を手に入れるには、やはり、まず、自分をよく理解すること、裸の自分の向き合うことが大切でしょう。また、相手を思いやる気持ちというのが大切な愛の架け橋になるのではないでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ: Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

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lifescape(26)

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毎年、2月はバレンタインデーにちなんで、カップル関係についてお届けしていますが、今年も同じくカップルのコミュニケーションについてのお話をすることにしましょう。では、まず、いくつかの会話例から見ていきましょう。

Aカップル

「どうしてこの前買ってやった靴履かないだよ。」

「今日は雨が・・・。」

「毎回、服に合わないだとかなんとか言い訳ばかりで、君は僕のプレゼントを気にいったことはない。」

Bカップル

「このお鍋、洗っておいてってお願いしたじゃない。」

「あ、うん・・・。」

「どうして何を頼んでもやってくれないのよ。私のことはどうでもいいのね。」

Cカップル

「リビングルーム、片付けてくれてありがとう。でも、次からは、息子の物はここに入れておいてもらえるかな。」

「せっかく、片付けてやったのに、お前は何も感謝しない。いつも文句ばかりだ。」

似たような会話をしたことがあるというカップルが意外に多いのではないでしょうか。相手の言葉に対し、妙に繊細に反応してしまうことがあったり、なぜか相手の言葉を後向きに解釈してしまったりすることはありませんか?それゆえ、相手に対し、非難がましくなってしまったり、皮肉や批判的な言葉をかえすこととなってしまったりという経験が誰にも多少あるものではないでしょうか。

時にカップルの間で摩擦が生じるのは通常であるし、また、虫の居所が悪く、相手を傷つけてしまう言葉を吐いてしまう事もあるでしょう。しかし、相手の言葉に対し、常に、感情的に反応してしまう場合、自分が抱えているなんらかの問題が相手の何らかの行為をきっかけとし、防衛的な行為として、表面化していることがあるでしょう。

一般に私達が防衛的になる場合、相手の意図とは別に、自分自身が安全でない、愛されていない、サポートされていないなどと解釈してしまったときではないでしょうか。当然、そのような解釈をしてしまえば、自分の心の中は怒りや不安な気持ちでいっぱいになります。そんな心の痛みをなんとか回避しなければと、相手に対し、攻撃的になってしまったり、防衛的になってしまうものです。

安全でない、愛されていない、サポートされていないなどと解釈してしまう原因や理由は、人それぞれですが、例えば、いつも批判的だった父の言葉と夫の言葉が重なり、当初の心の痛みよみがえる、または、自分でも受けいることが困難な事実を相手に指摘され、心の葛藤が生じるなど、自分の心の中に隠れた傷によるものが多いでしょう。

意識的に防衛的になる人はいないでしょう。防衛的になるのは、反動的、自動的なものです。しかし、防衛的なコミュニケーションというのは、プラスなことは何もなく、カップルの間での摩擦を複雑化、長期化させるのみです。また、ある有名なカップルの専門家によると、防衛的行為というのは離婚を予想する際の一つの要素とも言われています。

本来、カップルというのはお互いを助け合ったり、お互いが欠けているところをカバーし合ったり、お互いがお互いのもうひとつの目であるべきものです。防衛的なコミュニケーションの継続とはその逆の状態、言い換えれば、長期間において、お互いが敵視した状態です。ゆえに、防御的コミュニケーションの常用は二人の関係にとり、とても破壊的なダメージを与える結果となってしまいます。

これを機会にお互いの会話形態が防衛的であるかどうかなど意識的に確認してみられるのもよいのではないでしょうか。また、ご自分が防衛的会話傾向にあるという方は、その原因や理由の追及、または、防衛的コミュニケーションの矯正に取り組んでみられてはいかがでしょうか。

最初にご紹介した会話例の矯正後例を最後にご紹介。

Aカップル

「どうしてこの前買ってやった靴履かないだよ。」

「今日は雨が降ってるから、あなたに貰った大切な靴が濡れて悪くなると嫌だから。」

「僕のプレゼント大切にしてくれてありがとう。でも、靴は濡れて汚れるものだし、僕は君がいつも履いてくれる方がうれしいな。」

Bカップル

「このお鍋、洗っておいてってお願いしたじゃない。」

「ごめん。ちょっと疲れててやる気が起きなかったんだ。」

「私、このお鍋で夕食作りたかったのよ。でも、出かけける前に食器洗いしている暇がなかったから、あなたが疲れているのはわかっていたけど、お鍋だけ洗うのお願いしたのよ。」

Cカップル

「リビングルーム、片付けてくれてありがとう。ごめん、言い忘れてたんだけど、次からは、息子の物はここに入れておいてもらえるかな。」

「了解。」

Lifescape Counseling LLC 

WEBサイト:www.lifescapecounselingllc.com

電話番号:734-237-3589

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lifescape(30)

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「なくて七癖」と言われるように、私達、誰もがしぐさや話し方など様々な言行において癖を持っているものですが、癖というのは、言行に限らず、個人それぞれの物事の感じ方や考え方にも浸透しているものです。今回は思考癖についてお話ししましょう。

思考癖とは、個人特有な思考的傾向や特徴をいいます。思考癖は、良し悪し、誰もが持ち備えているもので、その多くは私達個人に個性を与えてくれる要素となります。多くの思考癖は私達が人生の経験を通して自己を形成していく中で作られ、私達個人の観念や信念体系の中に織り込まれていきます。

私達皆はそれぞれが持つ思考癖、思考のフィルターなるものをとおして世界を見ていきます。ゆえに、私達は物事をありのまま見ているようで、見られていないことが多く、目の前の起こっている現実と自分の頭の中で作り上げている現実に誤差が生じる傾向にあります。

また、思考癖は私達の感情や行動に大きな影響を及ぼします。良いとされる思考癖の場合は、私達の日々のストレスを緩和してくれたり、私達の心のバランスをうまく調節するお手伝いをしてくれますが、思考が暴走するような思考癖の場合、起こった出来事を現実的に考え直す余裕を個人に与えてもくれなければ、後ろ向きな感情をどんどん大きくしてしまいます。結果、行動力も鈍ってしまいます。

このような心にあまりよくないとされる思考癖は、一般に、認知の歪みとよばれています。認知の歪みは私達を心理的に追い込んでしまう傾向にあり、うつや不安障害を引き起こす原因ともなるといわれています。では、どのようなものが認知の歪みといわれるのか、ここでいくつか例をご紹介しましょう。

• 物事には様々なケースがあるにもかかわらず、すべてのケースにおいて同じように扱ってしまう傾向。「毎回~になる・ならない。」「いつも~となる、決して~とならない。」と絶対的、一般的に認知。

• 何事に対してもマイナス思考。例えば、コップに水が半分入っていた場合、「半分も入っている。」でなく、「半分しか入っていない。」と認知。

• 些細な出来事においてもまるで大参事のように扱ってしまう傾向。例えば、数学の試験に失敗してしまう。自分の人生は終わりだと認知。

• 何事においても他人(又は、自分)を疑う、責める傾向。例えば、「あなたが~したから、自分が~の状態にさせられてしまった。」と認知。

• 物事が完璧に展開しなければ、自分(又は、他人)に対し、否定的なラベルを貼り付けてしまう傾向。例えば、「誰でも失敗はあるよね。」でなく、「自分はなんてダメな人間だろう。」と些細なミスが許せない認知。

• 事実を確認せず、または、証拠がなくとも、必ず、悪い結論を予想する傾向。例えば、連絡したけれど、友人から連絡がない。「あれ、どうしたのかな?」ではなく、「嫌われたに違いない。」と認知。

• 物事を全体的に見るのではなく、ある一部だけに焦点をあててしまう傾向。何千人もの出場者のマラソン大会に出場。なんと、上位10%内で完走するが、98(位)という数字だけを見て、「自分は何をやってもだめだ。」と認知。

• 他人のことを羨む傾向。例えば、「彼女は~で幸せだな~。それに比べ、自分は~で不幸だ。」というように、常に垣根の向こうの芝はいつも青いという認知。

この他にも様々な認知の歪みタイプがありますが、上記のような認知の歪みがあると、いつも心の中がざわつき、落ち着かない状態としてしまいます。また、認知の歪みは、嫌なことや辛いことが絶えない人生という架空の現実を自分の中で作り上げてしまいます。その結果、常に気分がすぐれない状態、また、悲しみや怒りなどの後ろ向きな感情が蔓延する状態が続き、「人生はとても辛く苦しいものである。」と心から感じるようになってしまいます。

また、認知の歪みは、気分の浮き沈みが激しくさせてしまうだけでなく、何かを始めたくても身動きが取れない状態に自己を追いやってしまう傾向にあります。かの有名なガンディーの言葉で、 Your beliefs become your thoughts, Your thoughts become your words, Your words become your actions, Your actions become your habits, Your habits become your values, Your values become your destiny。というものがありますが、思考は私達の感情や行動に影響を与えるだけでなく、私達の運命をも定めてしまいかねません。思考というものはとてもパワフルです。思考を少し変えてみるだけで、今、自分が置かれている状況が全く異なったものに変わるものではないでしょうか。

最後に、自分の認知の歪みをチェックしてみましょう。

• 職場や家族など、周りに自分をイライラ、不安、困惑などさせる人が多くいる。

• ここ数週間で絶望的だと感じることがあった。

• 我慢できない、耐えられないと思うもの、ことが多い。

• この数週間を振り返りと、こうであるべきなのに、そうでなかったと感じることが多かった。

• 人にはできることがどうして自分にはできないのだろうと感じることがある。

• この数週間を振り返りと、どうしてひどいことが自分に起こり続けるのかと感じたことがあった。

• 嫌な人や批判的な人が周りに多いと感じる。

• 人生を失敗したと思えることがある。

• ここ1週間で限界だと感じることがあった。

• 自分の感情がうまくコントロールできないと感じることがある。

はいという答えが多ければ、多いほど、歪みがみられます。

こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。

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lifescape(23)

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あっという間に8月に入り、夏休みも残るところあと1か月となりましたが、皆様、どのような夏をお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。まだまだ暑い日が続いている今日この頃ですが、今月の7日には立秋となり、暦上では秋の訪れを告げています。そろそろ秋学期に向け、調節が必要となる時期ではないでしょうか。

季節などの環境的変化、新学期などの状況的変化、または、時として、人生がひっくり返ってしまうような大きな変化など、私達は様々な変化と対応しながら生活しています。人生において、何かが変わっていく、何かが起こるというのは常であり、それらにうまく対応していくことは私達の心身の平静を保っていく大切な要素ではないでしょうか。

今月は一昔前アメリカでベストセラーとなったWho Moved My Cheese? というビジネス寓話本を参照しながら、変化との対応についてお話ししていきましょう。

〝Who Moved My Cheese″というその名のとおり「誰が僕のチーズをどこにやったんだい?」というお話です。物語の登場人物は2匹のねずみと2人の小人。この2組が迷路を模索しながら、毎日のようにチーズを探し歩きますが、なかなか満足するチーズが見つかりません。とある日、2組ともそれぞれ膨大なチーズの在りかを発見します。「やった~、一生分のチーズが見つかった。これでお腹を空かすこともなくなった。」と大喜びします。しかし、また、ある日、いつものようにそのチーズの在りかに行ってみると、チーズの山が跡形もなく消え去ってしまいます。2組ともその変化に大きな衝撃を受けます。物語はチーズの発見、チーズの消滅といった変化への登場人物のそれぞれの反応・対応について書かれています。

変化をありのまま受け止める者もいれば、そうでない者もいます。チーズが見つかったことで将来の夢を描き出す者、働くことをやめてしまう者、また、いつもと変わらず、チーズ探しに出かける者もいます。チーズが消えてしまった際には、怒り狂う者、不公平なことだと嘆き悲しむ者、被害者意識からぬけられず、お腹はペコペコなものの前に進めなくなってしまった者、または、よいしょと腰をあげて、チーズ探しに出かける者がいたりと様々です。また、変化に対して、原因の追究・分析に時間を費やす者もいれば、反対に、何事もなかったように対応する者もいます。

しかし、なかなか即座に色々な思いを振り切り、何事もなかったように再びチーズ探しに出かけるのは容易なことではありません。私達もこれらの登場人物の思いと共感できる部分があるのではないでしょうか。私達も一夜に大切なチーズが跡形もなくなってしまったらショックから立ち直る時間が必要だったり、また、このまましばらくここで待っていれば、チーズが同じ場所に現れるのではないかと希望的観測をしてしまうことではないでしょうか。

また、いざ、新しいチーズの旅へ出ることを心に決めたとしても前回のチーズ旅の苦労を思い出し、新しい旅への出発に戸惑いを感じてしまうこともあるでしょうし、チーズを探しに出かけたところで、また、チーズが見つかる保証はないわけで、また、新しい旅に出たためにやっかいなことに出くわしたり、何らかの大きな試練や不幸に遭遇する可能性もあり、新たなチーズ探しに躊躇してしまうこともあるではないでしょうか。

更に、このお話の登場人物のように私達もチーズが発見できたから良い変化である、また、チーズがなくなったから悪い変化であるなど、物事を判断したり、批評しがちなところはないでしょうか。また、このお話の登場人物はいつからか〝チーズ=幸せ″という解釈してしまい、その結果、新たな変化が起こった際に大きな動揺を覚えることになりますが、私達も何々を持っていれば幸せである、何々が不足しているから不幸だとか、自らの思考を固視してしまい、自らの選択を制限、また、自らを雁字搦めにして動けななくなってしまうこともあるのではないでしょうか。

ところで、お腹がぺこぺこになっても変化に対応できなかったという登場人物についてですが、彼はチーズがなくなってしまったというショックから立ち直ることができず、継続して変化への強い抵抗感との葛藤が続きます。このような場合、チーズがなくなったというただ単なる変化への反発でなく、自分の中に抱えている心の問題の投影であることが考えられます。自分もこのような傾向にあるという場合、今後、様々な変化と上手に対応していくために、まず、その心の問題を解決することが大切となるでしょう。

どのような変化であれ、変化というのは良し悪し何らかの分岐点です。何が待ち構えているかわからない道に足を踏み入れるわけですから、誰しもが戸惑いを感じるものですが、変化との上手な対応方法として、まずは変化をありのままに受け止めることが大切となるでしょう。私達の多くがつい人生に起こる様々な出来事をコントロールしようとしがちです。そんな思いから自分を解放してあげ、広い心で出来事をありのままで受け止め、対応していくことは心の平静を保っていくひとつのコツではないでしょうか。

残念ながら、誰にも人生の全容地図は見えません。チーズが見つかった、なくなったというのは人生の一片にしかすぎず、表面上、喜ばしい出来事、一見、悲しい出来事もそれが後にそれがどのようなものへとつながっていくのかわかりません。ゆえに、随時、様々な変化に良い悪いなどのラベルを貼ったり、逐次、批判批評していては心は苦しくなるばかりです。時として、Let it goと自分の心に声をかけてあげましょう。ありのままに物事を受け止める練習をしてみましょう。最後に今回のお話のまとめとして、またひとつお話をご紹介して、今月号を締めくくることにしましょう。

昔々、ある所にある農夫がおりました。ある日、その農夫の馬が逃走してしまいます。心配した村人たちが大切な馬がなくしてしまってこれからどうするのじゃとその農夫に尋ねます。農夫は「そうじゃな、どうなるかな。」とのんびりとした口調で答えます。しばらくするとその逃げ出した馬がたくさんの仲間を連れて戻ってきます。村人たちは君はなんてラッキーだな~とその農夫をうらやみますが、農夫は「そうかもしれんけど、そうでないかもしれんな。」と答えるのみです。また、ある日、その1頭の馬に乗った息子が馬から転落し、足の骨を折って動けなくなってしまいます。働き手が減ってこれからどうするのじゃと村人がまたその農夫のところやってきますが、その農夫はまた「そうじゃな、どうなるかな。」と何事もなかったかのように答えるのみです。そんな中、戦争が始まりその村に若者を軍隊召集にきます。その農夫の息子は足を折れているため、召集されません。また、村人はその農夫に君はなんてラッキーなんだとうらやみますが、その農夫は「そうかもしれんし、そうでないかもしれんな。」とぽつりと答えます。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

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ようやくミシガンにも春の兆しが見えてきました。ミシガンで暮らしていると本当に春の到来がこのうえもなく喜ばしく感じられるものです。“春”と聞くだけで心がわくわく、心身ともに爽快さを感じるという方も多いのではないでしょうか。しかし、ミシガンの春夏は多事多端な時期でもあり、心に焦りを感じる時期だとおっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「あれもやらなきゃ、これもやらないきゃ」とそんな心のつぶやきがまとわりつくもののなかなか物事に手が付けられないという経験はないでしょうか。例えば、今の時期、確定申告の締め切りがもうすぐだとはわかってはいるもののなかなか重い腰を上げられない、または、車の整備や庭の手入れなどやるべきことを先延ばしにしてしまうなんてことはありませんか?

「もっと時間があるときに」「もっと天気がよいときに」「もっとエネルギーがあるときに」などと私達の多くがまるで“後で”という言葉が物事を楽々こなせる魔法の呪文かのように唱えてしまうことはないでしょうか。しかし、実際には、物事を先送りにしてしまう事で得をすることは少なく、対応の遅れのため、必要以上な大変な対応に追われることになったり、不快な問題が立ち現れる可能性が多くなってしまうものです。

「早くやらなきゃ」と常時心に無用なプレッシャーを感じるより、即座にやり終えた方が自己にとり最適であると承知しているのにもかかわらず、私達の多くが自宜にかなった対応をしないのはどうしてなのでしょう。「人間の心理というのは本来不合理なものなんだ~」なんて言ってしまえばそれまでですが、時として、物事を先送りにしてしまう心理的要因を探求する必要があるのではないでしょうか。

必要性の高い状況としては、次のような場合があげられるでしょう。

• 日常生活において物事を頻繁に先送りするため、多々大切な機会を逃してしまう。また、様々な締切り・期限に間に合わなくなり、罰則や延滞料金を負うことがたびたびある。

• 学校や職場などにおいて、“先送り”が仇となり、単位を落してしまったり、業務に差しさわりが発生してしまったりと落第や退学、降格や解雇などの危機状態に自己をさらしてしまっている場合。

• 社交面において、常に人への返答が曖昧、また、先送りするがゆえ、人間関係に不和が生じてしまい、孤立化や人間関係の揉め事がつきない場合。

上記の例にあるように先送り行為が慢性化してしまったため、それが自己の人生に壊滅的な影響を与える行為に変容しまった場合、「私は意志力が弱いから」

「自分は自制心に欠けているからだ」「自分は怠け者だから仕方がない」「なんだかわからないけど、やる気が出ないんだもん」などと簡単にかたづけてしまうのではなく、なぜいつも自分は物事を先送りしてしまうのかという、先送りの陰に隠れ潜んでいる心理的問題を見極めることが大切となるでしょう。

広く知られた心理問題として;

• 恐れ

失敗への恐れから、常に自己に対し、「遅れてしまったのだから、仕方がない」などの様々な言い訳を与え、物事を先送りすることにより失敗を回避し安堵につく。その反対に、成功への恐れを感じる。成功するということが自己にとり未知の領域なため、または、もし成功したら自分への期待や要求が増えるのではないかという不安から、先送り行為により自らの成功を妨害するなどがその要因となる。

• 心配、不安

「自分には絶対無理だ」と自分の才能・能力を最小限に評価しているゆえに物事をとにかく先送りする。何事に対しても心が不安感で圧倒されるため、意志力決定能力が鈍り、言動をとることが困難となり、つい先送りしてしまう。プレッシャーやストレスなど欲求不満に対する耐性が低く、優柔不断となり、先送りする。

• 抑圧された感情/思考/記憶

怒りや痛みなどの感情が先送りの裏に潜んでおり、それらの感情が抵抗・反抗という受動的攻撃行為とし、先送りという形で表面化。また、過去の経験などから、義務・責務や外部からの要望をコントロールと解釈してしまうゆえ、誰かにコントロールされるものかと物事を先送りにする。

• 完全主義

自分や他人に対し、とても高い基準・非現実的な期待を持つ傾向にあるゆえ、自分自身を不満足な状態にもっていくことから逃れるため、物事を先送りにする。

• 対人恐怖

人のつきあいが苦手、人とのつきあいに不信感、恐怖を感じるなど社会恐怖症を抱えている。

先送りの裏にある心理的な問題としてこの他にも様々な要因が考えられますが、多くの場合、自己の意識下、意識上でうつ、不安症などの精神疾患を抱えている場合がよくみられます。

“先延ばし、先送り”というのは多かれ少なかれ私達の多くが抱える普遍的な心理的課題です。私達の多くが不愉快な作業ややっかいな雑務を先延ばしてしまう傾向があるものです。しかし、先送りという行為が大きな惨事や混乱を招いてしまっている場合、自己が抱えている心理的問題を把握し、その克服に取り組むことが大切でしょう。先送り慢性化防止のために、自分でいろいろ工夫をし、その対策を考えてみるのも一つの方法ですが、家族や友人、または、プロの助けをかり、自己が抱える心理的問題に取り組むことが大切となる場合があるでしょう。もしかして先送り症候群かしらと感じる場合、また、そのような方が周りにいらっしゃる場合、今以上に 人生が複雑に絡み合ってしまわないよう、自宜に適切な対応を施してみてはいかがでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

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ようやくミシガンにも春の兆しが見えてきました。ミシガンで暮らしていると本当に春の到来がこのうえもなく喜ばしく感じられるものです。“春”と聞くだけで心がわくわく、心身ともに爽快さを感じるという方も多いのではないでしょうか。しかし、ミシガンの春夏は多事多端な時期でもあり、心に焦りを感じる時期だとおっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「あれもやらなきゃ、これもやらないきゃ」とそんな心のつぶやきがまとわりつくもののなかなか物事に手が付けられないという経験はないでしょうか。例えば、今の時期、確定申告の締め切りがもうすぐだとはわかってはいるもののなかなか重い腰を上げられない、または、車の整備や庭の手入れなどやるべきことを先延ばしにしてしまうなんてことはありませんか?

「もっと時間があるときに」「もっと天気がよいときに」「もっとエネルギーがあるときに」などと私達の多くがまるで“後で”という言葉が物事を楽々こなせる魔法の呪文かのように唱えてしまうことはないでしょうか。しかし、実際には、物事を先送りにしてしまう事で得をすることは少なく、対応の遅れのため、必要以上な大変な対応に追われることになったり、不快な問題が立ち現れる可能性が多くなってしまうものです。

「早くやらなきゃ」と常時心に無用なプレッシャーを感じるより、即座にやり終えた方が自己にとり最適であると承知しているのにもかかわらず、私達の多くが自宜にかなった対応をしないのはどうしてなのでしょう。「人間の心理というのは本来不合理なものなんだ~」なんて言ってしまえばそれまでですが、時として、物事を先送りにしてしまう心理的要因を探求する必要があるのではないでしょうか。

必要性の高い状況としては、次のような場合があげられるでしょう。

• 日常生活において物事を頻繁に先送りするため、多々大切な機会を逃してしまう。また、様々な締切り・期限に間に合わなくなり、罰則や延滞料金を負うことがたびたびある。

• 学校や職場などにおいて、“先送り”が仇となり、単位を落してしまったり、業務に差しさわりが発生してしまったりと落第や退学、降格や解雇などの危機状態に自己をさらしてしまっている場合。

• 社交面において、常に人への返答が曖昧、また、先送りするがゆえ、人間関係に不和が生じてしまい、孤立化や人間関係の揉め事がつきない場合。

上記の例にあるように先送り行為が慢性化してしまったため、それが自己の人生に壊滅的な影響を与える行為に変容しまった場合、「私は意志力が弱いから」

「自分は自制心に欠けているからだ」「自分は怠け者だから仕方がない」「なんだかわからないけど、やる気が出ないんだもん」などと簡単にかたづけてしまうのではなく、なぜいつも自分は物事を先送りしてしまうのかという、先送りの陰に隠れ潜んでいる心理的問題を見極めることが大切となるでしょう。

広く知られた心理問題として;

• 恐れ

失敗への恐れから、常に自己に対し、「遅れてしまったのだから、仕方がない」などの様々な言い訳を与え、物事を先送りすることにより失敗を回避し安堵につく。その反対に、成功への恐れを感じる。成功するということが自己にとり未知の領域なため、または、もし成功したら自分への期待や要求が増えるのではないかという不安から、先送り行為により自らの成功を妨害するなどがその要因となる。

• 心配、不安

「自分には絶対無理だ」と自分の才能・能力を最小限に評価しているゆえに物事をとにかく先送りする。何事に対しても心が不安感で圧倒されるため、意志力決定能力が鈍り、言動をとることが困難となり、つい先送りしてしまう。プレッシャーやストレスなど欲求不満に対する耐性が低く、優柔不断となり、先送りする。

• 抑圧された感情/思考/記憶

怒りや痛みなどの感情が先送りの裏に潜んでおり、それらの感情が抵抗・反抗という受動的攻撃行為とし、先送りという形で表面化。また、過去の経験などから、義務・責務や外部からの要望をコントロールと解釈してしまうゆえ、誰かにコントロールされるものかと物事を先送りにする。

• 完全主義

自分や他人に対し、とても高い基準・非現実的な期待を持つ傾向にあるゆえ、自分自身を不満足な状態にもっていくことから逃れるため、物事を先送りにする。

• 対人恐怖

人のつきあいが苦手、人とのつきあいに不信感、恐怖を感じるなど社会恐怖症を抱えている。

先送りの裏にある心理的な問題としてこの他にも様々な要因が考えられますが、多くの場合、自己の意識下、意識上でうつ、不安症などの精神疾患を抱えている場合がよくみられます。

“先延ばし、先送り”というのは多かれ少なかれ私達の多くが抱える普遍的な心理的課題です。私達の多くが不愉快な作業ややっかいな雑務を先延ばしてしまう傾向があるものです。しかし、先送りという行為が大きな惨事や混乱を招いてしまっている場合、自己が抱えている心理的問題を把握し、その克服に取り組むことが大切でしょう。先送り慢性化防止のために、自分でいろいろ工夫をし、その対策を考えてみるのも一つの方法ですが、家族や友人、または、プロの助けをかり、自己が抱える心理的問題に取り組むことが大切となる場合があるでしょう。もしかして先送り症候群かしらと感じる場合、また、そのような方が周りにいらっしゃる場合、今以上に 人生が複雑に絡み合ってしまわないよう、自宜に適切な対応を施してみてはいかがでしょうか。

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lifescape(22)

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草や木の緑も日増しに深くなり、清々しい青空に新緑が美しい頃となりました。日中は汗ばむぐらいの陽気となり、初夏の訪れを感じさせます。日ごとに日中時間も長くなり、外出が楽しくなる季節ではないでしょうか。また、夏休みも間近に控え、これからの時期、各地で様々な催しものが多く開催され、なんらかのエンターテインメントに足を運ばれる機会も増えることではないでしょうか。

何か良いもの、自分の興味のあるものを見て歩くのは心の肥やしになるものです。例えば、アートがお好きな方は様々な創造的な作品を見て歩くことにより、自分の作品への更なるアイデアが浮かんできたり、野球やサッカーなどスポーツ観戦のお好きな方は様々なゲームに出向き、応援、白熱したりすることにより、気分をリフレッシュすることができたりなど、エンターテインメントを楽しむことは私達の心を朗らかにしてくれます。

また、時として、エンターテインメントの鑑賞を通して、感極まる、また、感慨無量になることもあるのではないでしょうか。感動で胸がいっぱいになるという感覚はなんとも言葉では表せられないものですが、なんらかの力が心の奥底にみなぎっているような感覚があるものではないでしょうか。なんだか心の中がうずうずし、何かがしたくてたまらないような気分ではないでしょうか。今回はそんな感動に携わるエネルギーについてお話ししましょう。

私達の心はなにがしかの喜びや感動を覚えるとポジティブなエネルギーがふつふつと心の奥底から生まれだします。また、魂を揺さぶられるような大きな感動を経験するとそのエネルギーは更に強力なものとなり、私達は精神的高揚なるものを体験します。精神的高揚とはとてもパワフルな感情的エネルギーです。私達の心に多大な意欲・モティベーションなるものをもたらせてくれるものです。

しかし、精神的高揚により生じるエネルギーはとても驚異的なものではあるけれど、具合的なものではなく、〝何か″を探求したい思い、〝何か″に挑戦したいなどという漠然とした大きなエネルギーの塊として存在します。ゆえに、なんだか心の中がうずうずするとか、出口を探し求めている大きな何かを感じるけれど、どうしてよいかわからない気分になるわけです。

また、精神的高揚によるエネルギーは短命で、そのまま名もつけず、無形・不定義のまま放置して置くとあっという間に消散してしまうという霧のようなエネルギーでもあります。更に、〝何か″を始めたいけれど、その〝何か″がわからないと、〝何か″やりたいことが見つかるまで、と、この感情的エネルギーの種を引き出しの中にしまってしまえば、引き出しを開けた頃にはこのエネルギーの種は跡形もなく消失してしまいます。

ゆえに、この未知の可能性を秘めたエネルギーの種を植えてあげなければ、感動を受けた後に感じるうずうず感の芽が出ることもありません。また、意欲・モティベーションという芽が出たところで、光や水、肥料などをうまく行きわたるよう適切なケアを施してあげなければ、折角の意欲、また、モティベーションも枯れてなくなってしまいます。

何もないところから、自らやる気を奮い起こすというのはとても大変な作業です。ゆえに、精神的高揚という強力なエネルギーから自然と沸き起こる意欲・モティベーションを利用しないのはなんとも勿体ない話です。でも実際にこの漠然としたエネルギーの見える化、顕在化をどのように行っていけばよいのでしょうか。パワフルであるけれど、壊れやすく短命であるというこのエネルギーの性質を理解するならば、まず、どんな些細なことでもよいのでこの感情的エネルギーを即座に制御してしまう、自分に張り付けてしまうことが大切です。

例えば、感動的なコンサートからの帰り道、有り余るようなエネルギーを心に感じるゆえか、何かをせずにはいられなくなり、「よ~し、とりあえず、明日から毎日早起きするぞ!」ということにし、就寝しました。昨夜のコンサートの疲れもあってか、今朝は少し寝坊をしてしまいましたが、心を切り替えて、楽しい気分で寝起きできるようにと新しいパジャマ、ベッドシーツ、目覚まし時計などを購入しに出かけます。その後、様々な早起きに役立つことを試み、早起きの習慣が成立しました。そのうち、朝の時間に余裕ができたのでと仕事に行く前に苦手だったエクササイズを開始することにしました。

まず、何かの教室に登録してみようとヨガクラスを始めました。なんだか自分には少し物足りないと、ヨガは辞め、自転車に乗ることしました。会社までそれほど遠くもないので、自転車通勤を開始しました。そのうち、サイクリングの仲間もでき、また、スポーツをする楽しみも覚え、他のスポーツにも興味を持ち始めました。夜更かしをしなく

なったせいか、夜食も少なくなり、スリムな体形となり、また、病気がちだったはずが

いつの間にかあまり風邪もひかなくなりました。体の調子がよいと心も軽快となり、

また、仲間の誘いもあり、次は水泳やマラソンも始めることにし、数年後にはトライアスロンに挑戦することとなりました。

上記はたとえ話ではあるけれど、コンサートにより得た漠然とした感情的エネルギーに「早起きする」という名をつけ、早起きに役立つ様々な方法を試みるという実際の行動へと転換し、うまくエネルギーが生き続けている様子が見られますでしょうか。よくある失敗例として、心の中に感じるエネルギー量がとても巨大であるゆえ、何か特別大きなことをしなければという思いにかられ、足踏みをしてしまうことです。

この例にあるように最初どのようなものに感情的エネルギーを投資するかということはあまり重要ではなく、まず、そのエネルギーを即座に行動へと転換することが意欲・モティベーションエネルギーを継続していける鍵となります。また、うまく意欲・モティベーションにケアを施し、このエネルギーの木に花や実をつけてあげることができたならば、この意欲・モティベーションがどんどん広がりを持ち出し、「早起き」→「健康」→

「トライアスロン」へとどんどん大きなものへと変容していくという波及効果までを呼び起こしてくれるでしょう。

感動は私達の心のエネルギー源のひとつとなります。また、感動は私達の心に潜んでいる意欲・モティベーションを活性化してくれます。この大きな感情エネルギーを上手に転換していくことを心がけることで自分が本当にやりたいことの発見、自分の夢の達成へとつながっていくことも可能となるのではないでしょうか。最近、意欲・モティベーションが欠落しているかもという方、しばらくレジャーにも出かける暇もなかったなと心当たりのある方、今夏、ひさしぶりにお好きなエンターテインメントに足を運ばれて心のエネルギーの充電をなさってはいかがでしょうか。

こあきバイヤーズドルフ

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