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Saturday, June 3, 2023
喧喧諤諤

喧喧諤諤 第183回:ウソップ物語

5月。しつこく居座っていたミシガンの冬もようやく終わりを告げ、めっきり春らしくなりました。我家の玄関前でもクロッカスに続いて水仙が一気に咲き始めて目を楽しませてくれています。

Ken Ken Gaku Gaku (Vol. 133)喧喧諤諤 第133回:才能と努力

3月です。もう一度言います。3月です。なのにこの寒さは一体何なのでしょう。ミシガンは先月もそうでしたが、一日が雪でした。日本ではちらほら梅の便りが聞こえ始めているというのに、本当にこの冬の雪と寒さはしつこいです。皆で一緒に「は~るよ来い!」と叫びたいですね。ミシガンで凍えている我々を尻目にフロリダやアリゾナでは球春の足音が聞こえ、MLBのオープン戦がスタート。先日会った知人から拙稿に関して「もうマー君の話はいいから」と言われました。「ここで止めては男が廃る」などと大袈裟な話ではありませんが、書かぬ訳には参りません。その田中投手、ヤンキースに移籍となり既にオープン戦で無難な初登板。今後成績が良くても悪くても舌鋒鋭いビッグアップルのメディアの注目を浴びる存在ですが、苦手な英語を通訳なしでも何とか格好の付くレベルにしてメディアの面々と上手く折り合いをつけて欲しいものです。田中投手の性格からしてブルージェイズの川崎選手のようなお笑い路線は無理でも、インタビューには片言でも自分の言葉で受け応え出来るといいですね。
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喧喧諤諤 第152回:北風と太陽

9月は中秋の名月とスーパームーンで幕を閉じましたが、米国在住の皆さんも9月最後の日曜日と月曜日は所により曇りの天気でしたが、しばし忙しさを忘れて連夜のお月見が出来ましたでしょうか?日本でも窓際にススキと月見団子を飾って月を愛でる慣習は都会では過去のものになりつつありますが、米国では尚更縁遠いですね。畳の部屋や飾り盆がないですし、月見団子の代わりにドーナツホールを飾るわけにもいきません。(下戸の私は月見酒の楽しみもありません。)
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喧喧諤諤 第234回:21世紀初頭に世紀末の様相?

8月になりました。日本では学校の夏休み、勤務先の盆休みが重なるこの時期、直近の2年間はパンデミックで自重されていたものも含めて、先月中旬から各地で夏祭りや夏の行事が次々と催されていますが、それと機を同じくして第7波と思われる新型コロナの感染爆発が全国規模で起きているのが気掛かりです。
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喧喧諤諤 第191回:昨年末の騒ぎと新年に思う

皆さんの年末年始は如何でしたでしょうか?私事では、昨年末久し振りに家族揃って一時帰国しておりました。今回は義父の17回忌参列がメインイベントでしたが、そのため米国出発前に通常よりかなり早目にこの原稿を仕上げねばならなくなり、最新時事トピックはカバー出来ない状況になりました。悪しからず。
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喧喧諤諤 第214回:年忘れトランプ劇場千秋楽

いよいよ子年2020年も最後の月『師走』になりました。ミシガンでは先月末初雪も観察され、これからはいつ雪が降ってもおかしくない季節です。皆さんの中にも10月末以降コロナ騒ぎが手の付けられない程大きくなる中、家事やお仕事で止むを得ず外出、面談、現場作業などせざるを得ない方がいらっしゃるのではないかと思います。
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喧喧諤諤 第211回:次期米国大統領選に続く茨(いばら)の道

立秋も過ぎてミシガンでは夏の終わりを感じる頃となりました。先月末に体調不良で安倍首相が突然辞任した母国日本ではコロナ騒ぎの再燃に加えて各地で大雨、洪水、猛暑・酷暑に見舞われ、被災者や熱中症で倒れる人が多く出て誠にお気の毒です。

Ken Ken Gaku Gaku (Vol. 128)喧喧諤諤 第128回:『・・の秋』と東京オリンピックの想い出

中秋の名月、秋分の日も過ぎて10月となり、何と今年も残り3ヶ月を切りまし た。時節の移ろいは本当に早いものです。事後の話題になってしまいますが、今 年の中秋の名月はピッタリ満月のタイミングとなり、まん丸のお月さんでした。 次にそうなるのは何と8年後とのこと。2020年東京オリンピックも終わった翌 年に当たるので、その頃には世紀の祭典の余韻も収まって「月々に月見る月は 多けれど、月見る月はこの月の月」と詠んだ先人の境地で心静かに名月を眺めら れるでしょうか?
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喧喧諤諤 第157回:続・米国次期大統領予備選に思う

先月2月2日のグラウンドホッグ・デーには毎年恒例のペンシルバニア州パンクサトーニー市のイベントがTV放送され、今年は天気が曇りでグラウンドホッグのフィル君が自分の影を見なかったため、少し早く春が訪れるとのことです。翌日2月3日は節分でしたが、米国在住の皆さんは豆まきは無理でも、今年の恵方である南南東を向いて恵方巻きを召し上がりましたか?我家では家内が作ってくれたものを頂きました。まだ余りご利益らしき幸運には出会っていませんが、何はともあれ美味しかったので善しとします。今年は閏年で2月が丁度4週間ではなく一日余分がありました。子供の頃、2月29日生まれの人は4年に一度しか誕生日が来ないので、誕生祝が毎年出来ないのは寂しいけれど、4年毎にしか歳を取らなくていいな、などと他愛もない事を思ったりしたものです。
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喧喧諤諤 第161回:深まる混迷と不透明感

今年も既に半ばが過ぎ、後半に入りました。学校の夏休みと独立記念日の連休を使ってご家族や友達連れで旅行に出掛けられた方もいらっしゃると思います。今年のミシガンは例年より気温の振れ幅が大きく、急に暑い日が続いたり、突然寒い日が襲ったりで、毎日天気予報を確認してこまめに着る物をやりくりせねばなりませんでしたが、7月は安定した夏らしい気候に収まるといいです。暑さが苦手な方にはお気の毒ですが、一般的には夏は夏らしく暑い方が良さそうです。

Ken Ken Gaku Gaku (Vol. 119)喧喧諤諤 第119回:年の瀬、年明けに寄せて

新年明けましておめでとうございます。2013年が皆様にとって明るく健やかで実り多き一年でありますようにお祈り申し上げます。先月号のテーマとして取り上げた『財政の崖』問題は、予想通りの経過・進行でクリスマス前には決着せず、オバマ大統領がハワイでの短い休暇から戻った今日、この新年1月号の原稿作業時にも揉め続けています。本号発行時までには何らかの妥協案で合意し、最悪の事態を免れる事を願うばかりです。

Ken Ken Gaku Gaku (Vol. 121)喧喧諤諤 第121回:権利と義務、自由と責任

予想以上に早く、2月は瞬く間に過ぎてしまいました。誕生日も特にいつもと変わりもなく、むしろちょっと余分にデスクワークが多かっただけで「ハッピー・バースデーとはなんぞや?」と自問自答。朝目覚めてベッドから起き上がって何も支障なく動き回れる事。医者に掛かってもいないし処方薬、サプリメントも服用せずに済んでいる事。もうそれだけで十分ハッピーと自分に言い聞かせて過ぎた誕生日。そう言えばはるか昔の独身時代、当時の勤務先であった会社の100%米国子会社の米人副社長から聞かされたジョークを思い出しました。

Ken Ken Gaku Gaku (Vol. 125)喧喧諤諤 第125回:「働く」ことの意味

巳年の今年も折り返し点を過ぎて7月に入りました。ミシガンでもいつの間にか周りは何処も緑が濃くなり夏至を境に蒸し暑い日が続いて夏らしくなって来ました。今年のミシガンは巨大都市のニューヨークやまだ梅雨が明けない日本の東京、名古屋よりも気温が高い日が多いような気がします。正確な記録を見ている訳ではありませんが、例年よりミシガンの気温が高いと言うよりも他の都市の気温が例年よりやや低い感じです。

Ken Ken Gaku Gaku (Vol. 138)喧喧諤諤 第138回:三木のり平:残らぬ記録、伝わらぬ名人芸

つい先頃夏は来ぬ!と喜んでいたのも束の間、8月に入る前から何やら肌寒い朝が続いたりしているミシガンですが、先月末『土用の丑の日』には皆さんウナギをご賞味されましたでしょうか?今年はウナギの稚魚であるシラスが豊漁で昨年まで4年連続の稚魚不足で文字通りウナギ登りしていた価格高騰も一息ついてお求めやすくなったようですね。
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喧喧諤諤 第178回:中長期構想の重要性

とり年最後の師走12月になりました。今年もあっという間の一年になりそうですが、少し早めに今年を振り返って見ると「トランプに始まり、トランプに終わる」形になりそうです。新年早々の大統領就任式を皮切りに幕を開けた『トランプ劇場』はしっかりした台本も脚本もない行き当たりばったりのリアリティー・ショー。監督兼主役のトランプ大統領は舞台経験がなく、「私が主役」にこだわる目立ちたがり屋で、抜擢した役者陣へのはっきりした舞台構想の事前説明や演技指導がないままツイッターというアドリブだけは連発して、後の展開や結末が全く予想不可能な一貫性も脈絡もないストーリーでドタバタ進行。役者の多くも舞台経験のない畑違いの素人で大根役者か田舎芝居の三文役者風で演技もせりふもいまひとつ。舞台そのものだけでなく、舞台裏や楽屋がこれまたドタバタで舞台以上に耳目を集める始末。役者の顔ぶれも時間の経過と共に初日のメンバーからくるくる入れ替わり、今も残っているのは片手程の人数となり、来年になると有名なアガサ・クリスティーの短編推理小説の題名である『そして誰もいなくなった』の状態になるかもしれません。最後まで残って主役を支えようとしても遂には支え切れなくなりそうな共演の名(迷?)脇役は誰でしょうか?トランプ政権だけに、最後にババを引くのは誰か?ペンス副大統領あたりでしょうか?(笑)

Ken Ken Gaku Kagu (Vol. 111)喧喧諤諤 第111回:聞く、書く、見る、読むと覚える

五月(さつき)に入りました。先月入社式を迎えた新入生、新入社員の皆さんの4月は如何でしたでしょうか?恐らくあっという間に過ぎてしまったと言う感じでしょうか?初めて経験する事ばかりで毎日新鮮な印象を持つ反面、今まで味わった事のないプレッシャーやストレスを感じてちょっぴりブルーな気分だったり、落ち込んだりしているかもしれませんが、いわゆる5月病にならず、元気で明るく逞しい新入生、新入社員としてご活躍される事を願っております。不慣れな分だけ「ちょっとキツイな」、「大変だな」と思うこともあるでしょうが、将来自分の肥やしになると信じてめげずに頑張って下さい。
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喧喧諤諤 第206回:新型コロナウィルス:トランプにとって吉か、凶か?

 4月になりました。例年通り花を咲かせた首都ワシントンD.C.ポトマック河畔の桜も日本各地の桜も既に見頃は過ぎてしまいましたが、これからは芝生の緑と新緑の季節ですね。今回はいきなりスポーツの話題ですが・・・、何もありません!(注記:現時点では全てのプロ並びにアマスポーツのイベントが中止されており、一度遅らせたMLBの開幕も...
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喧喧諤諤 第201回:ホワイトハウス?ブラックハウス?

「サクラ散る。」先日11/2に幕を閉じたラグビーワルドカップ、日本代表ベスト4ならず残念でした。準々決勝の対南アフリカ戦、前半は動きも良くボール支配率、テリトリー占拠率共に圧倒していた時間もあったのですが、残念ながら得点に結び付いたのはペナリティーゴールの3点のみ。後半は南ア自慢の重量フォワードの重圧と速いパス回しに徐々に疲れが見え始めてボールへの集散が遅れ、タックルが甘くなり自陣でのプレーを強いられる場面が増えて連続トライやペナルティーゴールを許して点差が広がり結局今大会初のノートライ、前半の3点のみでノーサイドとなってしまいました。
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喧喧諤諤 第222回:東京オリンピックとコロナに思う

 8月になりました。先月中旬には現地校に続いて日本人補習校も夏休みに入り、お子さんのあるご家庭では親御さんたち(特にお母さんがた)は休みどころではなく余計に忙しい毎日をお過ごしのこととお察し致します。
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喧喧諤諤 第221回:アメリカンドリームか?アメリカンナイトメアか?

今年の独立記念日ですが、皆さんはどのようにお過ごしですか? ご家族やご友人と昨年より少しは楽しく幸せな時間を持てたでしょうか?拙宅の近所では花火の音が聞こえたり人家越しに遠目の花火も見えたりしますが、世間の喧騒を他所に我家は今年も代わり映えのしない連休です。