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Tuesday, May 30, 2023
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言葉の架け橋 2022-12:色に関する言い回し(12)

英語から日本語の「色」の最終回として、残った様々な色を見てみましょう。まず “pink” です。 “tickled pink” はとても嬉しいときに使います。 “She was tickled pink when she heard she was promoted.” (昇進と聞いて彼女はとて も嬉しかった)のように使います。
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言葉の架け橋 2022-11:色に関する言い回し(11)

今回は英語の “blue” です。 “blue” で最初に思い浮かぶのは「悲しい」。その代表 例として “Monday blues” という言い回しがありますが、これ は「ああ、週末が終わっ てしまった、また仕事だ」というがっかり感です。音楽の「ブルース」もこれから来てい て、もの悲しい音調ですよね。
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言葉の架け橋 2022-10:色に関する言い回し(10)

「白」「黒」に引き続き次は英語の “red” を取上げましょう。先回 “in the black” は「黒字」、すなわち収入が支出を上回っている状態、という話をしましたが、“in the red” は「赤字」、すなわちその逆の状態で、これは英語の表現をそのまま日本語に当 てはめたようです。
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言葉の架け橋 2022-09:色に関する言い回し(9)

先回からこれまでとは逆に英語の色を使った表現を見ています。先回は“white”でしたので、今回は”black”を取上げましょう。
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言葉の架け橋 2022-08:色に関する言い回し(8)

    さて、色を使った表現は英語にもたくさんあります。ただ各色に対する感覚が 違うものもあり、なかなか面白いと思うので、今回からしばらく英語の色を使っ た表現を見ていきたいと思います。まず “white” から。“After arguing with my brother for a while, I waved the white flag. He is an attorney, and there wasn’t much chance I’d win.” (暫く兄と口論したが、あきらめた。弁護士の...
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言葉の架け橋 2022-07:色に関する言い回し(7)

 さて、いろいろな色を使った表現をこれまで見てきましたが、今回は「色」という言葉を比喩的に使っている言い回しを見たいと思います。まず代表的な「色」の比喩的表現は、「男女間の愛情や欲情」というもので、まず「色っぽい」。
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言葉の架け橋 2022-06:色に関する言い回し(6)

「白」関連の言い回しは沢山あります。「白い眼で見る」あるいは「白眼視する」ですが、「白い眼」とは瞳でない部分を指しますので、横目で見る感じでしょうか。英語では割に素直に、“to look coldly on (a person)” となります。
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言葉の架け橋 2022-05:色に関する言い回し(5)

今回は、あと二つほど「青」関連の言い回しを見てから次に進みます。「青は藍より出でて藍より青し」。子が親に勝る、あるいは弟子が師を勝る時に使いますので、英語は、“The pupil has outdone the master.” とか “The son has eclipsed the father.”  等と言えば良いでしょう。
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言葉の架け橋 2022-04:色に関する言い回し(4)

今回も、「青」に関する言い回しを見ていきましょう。非常に苦しい時やがっかりした時、「青息吐息である」と言いますが、これは、「青息」とは苦痛に耐えかねて吐くため息だそうです。青色吐息は誤りですのでご注意を。
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言葉の架け橋 2022-03:色に関する言い回し(3)

今回は、「青」です。まず、青には成熟していないという意味合いがあります。その関係で行くと、まず「青臭い」という言葉がありますが、これは、面白いことに英語では経験がないということで “green” (inexperienced, immature も使えます) になります。
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言葉の架け橋 2022-02:色に関する言い回し(2)

では、「赤」の続きです。「亭主の好きな赤烏帽子」(赤鰯というのもあります) とは、烏帽子は黒塗りが普通であるが、亭主が赤い烏帽子を好めば家族はそれに同調しなければならないという意から、どんなことでも一家の主人の言うことには従わなければならないということのたとえ
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言葉の架け橋 2022-01:色に関する言い回し(1)

  今年は、色に関する表現や慣用句を見ていきたいと思います。色に関する感覚は文化によって違い、例えば日本では黒白と言うとすぐにお葬式を連想しますが、西洋では結婚式のデコレーションに「シック」と言う感覚で使ったりしますね。 
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言葉の架け橋 2021-12:植物に関する言い回し(12)

 今回で花、植物に関する言い回しは終わりにします。 日本で愛されている木に「柳」があります。まず、「柳眉を逆立てる」ですが、美人が怒った時の様子を形容したもので、英語にすると “The beautiful woman raised her eyebrows in anger.”で、美しい眉を柳にたとえるのは西洋人にはピンと来ないでしょう。
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言葉の架け橋 2021-11:花に関する言い回し(11)

今回は幾つか「竹」を使った表現から始めましょう。「彼は竹を割ったような性格だ。」とは、英語にすると “He has a very open and straightforward character.”で、これは分かりやすいと思います。
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言葉の架け橋 2021-10:花に関する言い回し(10)

「芽を摘む」という比喩は、物事がまだ始まったばかりの時にそれを無くしてしまうことで、英語の場合、 “To nip something in the bud”(つぼみ、あるいは芽のうちに摘み取る)でとても似た表現です。 ここでいくつか「種」を使った表現を見てみましょう。「種を明かす」は手品などをやってその手の内を見せることですから、 “reveal the trick”   と言えばいいでしょう。名詞形の「種明かし」であれば、“disclosure of secret/exposure of trick” といったところでしょうか。
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言葉の架け橋 2021-09:花に関する言い回し(9)

 「瓢箪から駒」という諺があります。この駒とは、将棋の駒ではなく、馬を指します。中国の仙人が馬を瓢箪にしまっていたという故事から来るもので、「思いがけないことが起こる」という意味です。
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言葉の架け橋 2021-08:花に関する言い回し(8)

先回に引き続き、植物関連の言い回しを見て行きます。
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言葉の架け橋 2021-07:花に関する言い回し(7)

先回に引き続き、植物関連の言い回しを見ていきます。 「草木も靡(なび)く」と言うのは、「威勢や徳望などが著しいためにすべての者が靡き従うさま」を表します。英語では “even the plants yield” と言っても通じると思いますが、“to bow in great numbers to a greater authority”   と説明的にも言えます。
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言葉の架け橋 2021-06:花に関する言い回し(6)

ミシガンも春の花がいろいろ咲いて美しい季節になりました。さて、今回も具体的な花の名前の付いた言い回しがもう少しありますのでそこから見て行きましょう。
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言葉の架け橋 2021-05:花に関する言い回し(5)

さて、今回は具体的な花の名前の付いた言い回しです。 まず思い浮かぶのが、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」と言う美しい表現ですが、残念ながらこれは “beautiful form of a woman” という説明しか辞書には出てきません。