言葉の架け橋
言葉の架け橋

今回は「鼻」です。

まず「小鼻をうごめかす」。この慣用句は英語にすると、
“to put on a triumphant air”、直訳すれば「勝利の雰囲気をまとう」となります。“go around with one’s nose in the air”という言い方もありますが、これは「あまりに自分のことが得意で他を見下す」という意味合いも含まれます。

「鼻息が荒い」は簡単には譲歩しない、と言う意味なので、「景気が良いと売り手の鼻息が荒い」と言うのを英語にするなら、“When business is good, the seller stands firm” とか、“The seller would not come to terms.” と言えばよいでしょう。

「鼻息を窺(うかが)う」は相手がどんな気分なのかを推し量ることですから “to sound out somebody’s feelings” となります。

慣用句ではないのですが、「鼻歌まじり」は “humming a tune” です。「目と鼻の先」は、何かがとても近いことですね。「母の家は目と鼻の先だ」と言うのであれば、“My mom’s home is within a stone’s throw.”(石を投げれば届くような距離)となります。

「鼻が利く」は慣用句ではない場合は、“to have an acute sense of smell” ですが、慣用句として使う場合は、例えば「彼は本物に対して鼻が利く」と言うのであれば、“He has a nose for the real thing.” のように使います。「鼻が高い」は誇らしく思うことなので、“be proud of” ですね。慣用句ではなく、実際に誰かの鼻が高いというときは、high noseにはなりませんので、気を付けてください。“a high-bridged nose.” となります。

上記についてご質問のある方、また、その他の表現について知りたい方は、izumi.suzuki@suzukimyers.com まで。―――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴木いづみ:会議通訳者、公認法廷通訳者、アメリカ翻訳者協会日<>英翻訳認定資格を有す。通訳・翻訳・日英語学クラス等のサービスを提供する鈴木マイヤーズ&アソシエーツ(株)社長。www.suzukimyers.com

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