生涯をかけて学ぶ価値のある武道「剣道」―友情と技の大会

アメリカ、カナダより380名を超える剣士たちが集い、熱い戦いを繰りひろげた第26回Annual Detroit Open Kendo Tournament and Kendo Seminarが2月17-18日、Seaholm HS(Birmingham)体育館で行われた。17日は日本からお招きした剣道教士八段・本名和彦による剣道セミナーが行われた。

18日のトーナメントのOpening Ceremonyは君が代、カナダ、アメリカ合衆国国歌で幕が開けられた。在デトロイト日本国総領事・進藤雄介氏は剣道とはたゆまない身体と精神の鍛練、文化交流はスポーツマンシップを高揚する、佐々木博樹JBSD会長は今大会開催の参加者を歓迎する、と激励の言葉を述べた。選手宣誓ののち、午前は小さい身体に防具を身に着け、力いっぱい闘う小学生剣士からシニア剣士の部門の段級、年齢等による10部門のトーナメントが行われた。午後はチーム戦。試合は6つのコートで同時進行で行われ、フルバスケットコートの体育館が小さく感じるほど剣士たちのぶつかり合う気合(掛け声)と竹刀、多くの応援の声が響き合っていた。

クライマックス、Team Adult戦の決勝に地元のDetroit Kendo Dojo Aが勝ち上がった。準決勝での鮮やかな勝利に、昨年の雪辱を晴らし優勝への期待がかかった。ステージ前のコートを剣士、関係者らがぐるりと囲み、志道館(NY州)との対戦を見守った。主審は剣道教士八段・本名先生。1チーム5人の対戦の最初、先鋒・次鋒戦は志道館が勝った。制限時間のある勝負では流れも分かれ目になる。流れに乗りすきを見せない志道館に対し、デトロイトチームは攻めの手を打った。最後の大将戦まで真剣勝負を繰り広げられ、勝負は志道館が制した。試合を見守った会場全体は大きな拍手で両者を讃えた。

Detroit A Team:
先鋒・辻圭一郎(Honda)、次鋒・楯武久(SEWS)、中堅・𠮷川弘剛(Aisin)
副将・今井英雄(Denso)、大将・栗田篤(ATC)

表彰式ではそれぞれの勝利者にメダル、副賞等が贈られた。締めくくりのあいさつで剣道教士八段・本名先生は、気合あふれるプレーに感動、満足することなく自分を磨き、負けた自分に負けない心を持とう、と述べた。大会は剣道の教えの通り、一同の礼で大会を終了した。

日程を終えて、大会長の剣道範士八段・田川順照はカナダ、アメリカの西はカルフォルニアから南はフロリダ州などから参加者があり、剣道が普及し、剣士たちがまた来年も、と喜ぶ姿が見られた、と話していた。大会のトーナメント委員会、コミュニティーからのボランティアも開催を支えた。

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