言葉の架け橋
言葉の架け橋

さて、先回に引き続き「顔」を使った表現です。

まず「顔が売れる」。よく知られることですから、“to be widely recognized/famous” が普通です。「顔が揃う」は、 “all accounted for” で顔は入りません。この “account for” という言い方は、そこにある(いる)べき物(者)がある(いる)(=数えられる)という意味合いです。もう一つ、「顔が立つ」は “to save face” で英語でも「顔」を使った表現です。

次に「額」ですが、「猫の額」は非常に狭い場所のことを指すので、”tiny area/tiny surface”となります。「額を集める」は額の代わりに頭となり、“put heads together” という表現があります。口語では “go into a huddle“という言い方もあります。「額に汗する」は一生懸命働くことですので、そのまま “work hard/diligently” が使えます。

次は「眉」です。「眉唾もの」は、そのまま “dubious tale”(疑わしい話)でもいいのですが、“cock-and-bull story”(雄鶏と牛の話)という面白い表現もあります。これは民話で雄鶏と牛がお互い自慢しあう話から来ています。「眉を顰(ひそ)める」は “knit one’s brow” で、brow は両眉も含めた目の上の部分で、西洋人の場合は突出していることが多いですが、日本人では目立たないところです。英語では、 “raise one’s eyebrows”(眉根を上げる)という表現もありますが、これはどちらかというと驚いたときに使います。一言で言うなら、“frown/scowl” も使えます。もう一つ、「愁眉を開く」という表現がありますが、これは “feel relieved”(ほっとする)で通じます。

上記についてご質問のある方、また、その他の表現について知りたい方は、izumi.suzuki@suzukimyers.com まで。―――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴木いづみ:会議通訳者、公認法廷通訳者、アメリカ翻訳者協会日<>英翻訳認定資格を有す。通訳・翻訳・日英語学クラス等のサービスを提供する鈴木マイヤーズ&アソシエーツ(株)社長。www.suzukimyers.com

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