恒例のりんご会補習授業校 2023年度 文化祭行われる

2024年がいよいよ明けることになりました。2023 年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?

2020年春から約3年間にわたって猖獗(しょうけつ)を振るった新型コロナウイルスの世界的大流行は、メッセンジャーRNAの技術を使ったワクチンの開発などの結果、昨年秋頃からようやく収束に向かい、今では、散発的に見られるだけの状況になりました。とはいえ、我々医師の立場からすると、病院には、今でもコロナウイルス感染による入院は、完全にはなくなっておらず、一つの病棟につき、一室か2室は、コロナ感染症の隔離患者さんが常に入院しておられる状況が続いています。これらの患者さんの病室に入るときは、今でも、頭の先からつま先まで完全防護して入室することになります。幸い病態は、2020年ごろに比べれば、大部分の患者さんで、はるかに軽症になっています。とはいうものの、今年の冬になって、インフルエンザの流行期と重なり、今年は、呼吸器合胞性ウイルス(RSV: Respiratory Syncytial Virus) の流行もあるということで、この季節は、三つのウイルス性呼吸器感染症と戦わなければならない状態となっています。良いニュースは、これらのウイルス性感染症に対して、良いワクチンが開発されていることで、新型コロナウイルス及びインフルエンザウイルスは現在広く行われていますし、RSVに対するワクチンも最近開発され、実用化がはじまっています。これらのワクチンを接種することにより、感染の危険を抑え、また、もし感染したとしても、重症化を防ぐ効果が証明されています。ハイリスクの方々また、65歳以上のかたは、ぜひこれらのワクチンを受けることをお勧めします。

最近日本とアメリカでほとんど同時に封切りされたゴジラ-1.0を見てきました。私が生まれ育った懐かしい昭和の時代とその心象風景がよく描かれていると思いました。まだ見ていない人にはぜひおすすめです。

今日の産経新聞電子版に、福島沖を含む日本近海で漁を続けている中国漁船の記事が載っていました。それらの漁船で獲られた魚は、中国国内産の魚として中国内で販売されているそうです。日本産の魚とその製品には、福島原子力発電所からの処理水放出を口実として、国際法違反の禁輸を続けているにも関わらず、同じ日本近海の魚を中国漁船がとれば、国内産だとして中国内での販売を許可するという習近平中国共産党のダブルスタンダードには呆れる限りです。

岸田政権がんばれ!2021年首相就任以来、G7サミットの議長国として、日米同盟を強化し、世界の中の日本の存在感を示し、積極的なアジア太平洋外交を展開して、韓国、フィリピンやベトナムなど、中国周辺国との外交関係を強化し、ロシアに侵略されたウクライナを訪問支援してきた、岸田政権が、日本のマスコミなどに、ひどいバッシングを受けているのを見ることには心が痛みます。岸田政権の弱体化を望んでいるロシアや、中国、北朝鮮などが、大喜びしていることでしょう。

もしかしたら、彼らが、得意のハッキング技術を使って、日本の世論操作や政界工作などをしているかもしれないと考えたりします。日本の政権の弱体化によって利益を受けるのは、これらの国であり、不益を被るのは、日本国民であることに、日本国民の皆様が早く気づいて欲しいものです。

最近早川友久という人の書いた『総統と私』という本を読みました。日本を思い台湾を愛した李登輝総裁の日本人秘書の書いた記録で、「日本が理想的な日本人を作ろうとして出来上がったのが私、李登輝という人間だ」としばしば公言して憚らなかった李登輝中華民国元総統、台湾の民主化に努め、テレビで毎日、「暴れん坊将軍」を見、日本から毎月送られてくる文藝春秋を愛読した李登輝総裁が97歳で亡くなったのが2020年。「1949年に建国された中華人民共和国は、いまだかつて中華民国が支配する台湾本島、澎湖諸島、金門島、馬祖島を統治したことがない。」 確かに中国は台湾を自国の領土だと言っているが、 はっきり言ってそれは荒唐無稽である。つまり、 中華人民共和国は19 4 9 年の建国以来一度たり とも台湾を統治したことがない。もともと別個の存在だった台湾を「我が国のもの」と言っても説得力に乏しい。「日本人は中国人を理解できやしないよ。いつも騙されてばっかりだ。でも私(李登輝) は戦後、何十年も中国人の社会の中で生きてきた。だから彼らがどうすれば引っ込むか、どうすれば踏み込んでくるか、よくわかる。日本人は本当の中国人というものを知らなくちゃいけない。」 日本人として生まれ育ち、日本の教育を受け、日本精神を武器に、台湾民主化に大きな貢献をされた李登輝台湾元総統は、アジアの、そして日本の誇りです。

この原稿が皆様のお目に入る頃には、2024年1月13日に予定されている台湾の総統選挙の結果が判明している頃だと思います。民進党の蔡英文(さいえいぶん)現中華民国第7代総統の二期の任期満了に伴うもので、台湾の民主主義、日本の大事な友人の将来を決める選挙の結果から私は目を離すことができません。中国共産党が香港を併呑したのち、民主主義が奪われ、本土と同じ共産主義独裁政治に飲み込まれたのを私たちは目の当たりにしてきました。もし台湾が中国に併呑されれば、香港と同じ事が必ず起こります。また習近平は最近沖縄はもともと中国のものだったと言い始めており、台湾が併呑されれば次は沖縄が次の中国共産党の標的になるのは間違いがありません。中国共産党は、「一つの中国」の根拠として昔台湾が清王朝の領土の一部だったことを挙げていますが、もしこれが正当化されるならば、台湾は昔オランダの植民地であったことがあり、また、日本は、1895 年から1945年まで、50年間もの長い間にわたって、植民地台湾の民政向上と近代化に貢献してきた歴史があり、オランダや日本も、台湾の領有権を主張することができることになります。これは、ローマ帝国が、その昔、ヨーロッパ全土を領土としたことがあったことを理由にして、イタリアが、今ヨーロッパ全土の領有権を主張することと同じです。習近平中国共産党の力による台湾併呑を許してはなりません。台湾の将来は台湾の人々が自ら決めるものです。台湾の民主主義が長く続き、日本と台湾の友好関係が末長く続くことを願っています。

もう1冊最近読んで感銘を受けた本は、門田隆将のノンフィクション『尖閣1945』です。「命を救ったのは真水を湛えた日本の領土だった。この史実が中国の嘘にトドメを刺す」との副題のついたこの本は、涙なしに読み終えることができませんでした。尖閣島では、1885年ごろから開拓者古賀辰四郎という日本人が、そこに古賀村を作り、真水を引き、船着場や、鰹節工場、アホウドリの羽毛をとる施設を作り、そこで生活していたとの記録があります。1920年には、嵐で遭難して尖閣諸島に漂着した中華民国福建省の漁民31人を救って、無事祖国に送り届けたことに対して、中華民国駐長崎領事から”日本帝国沖縄県八重山郡尖閣諸島内和洋島”住民に対して感謝状が送られています。つまりこの本を読めば、尖閣諸島は紛れもなく日本の領土の一部であり紛れもなく日本の領土の一部であり、中国共産党の主張している領有権には全く根拠がないことがわかります。この本の主要なストーリーは、第2次世界大戦の末期、米軍侵攻の迫った石垣島から、台湾に向けて疎開する2隻の民間船が、米軍の攻撃を受けて1隻は炎上、大破し、かろうじて修理されたもう1隻に救助され、それに乗った200名ほどの日本人が、尖閣諸島の魚釣島に辿り着き、そこで命を繋いだのち、難破船から材料を集めて作った手漕ぎ船で8名の決死隊を170キロ離れた石垣島へ送り、その活躍のおかげで、石垣島に連絡がつき、遭難後50日目に無事救助されたという物語でした。もちろん、無人島での長期の滞在で栄養失調やその他の原因で多くの人々が亡くなったようですが、全員幽霊のように痩せこけながらも、石垣島に多くの人々が生還できたというこの物語は、80年後の現在でもひどく胸を打ちます。極限の状況下でも人間性を失わず、希望を持ち、勇気を持ち、協力して生き延びた日本人達に高い誇りを持ちます。

さて、皆様、最近感銘を受けられた本はありますか?
2024年が皆様にとって良い年であることを願っています。

—–
筆者 プロフィール:
山﨑博
循環器専門医 日米両国医師免許取得
デトロイト市サントジョン病院循環器科インターベンション部長
京都大学医学部循環器科臨床教授
Eastside cardiovascular Medicine, PC
Roseville Office
25195 Kelly Rd
Roseville, Michigan 48066
Tel: 586-775-4594 Fax: 586-775-4506

返事を書く

コメントを記入してください
お名前を記入してください