言葉の架け橋
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〜こんな日本語、英語にできますか〜

動物に関する言い回し (9)

今回はまずお馴染みの「豚」です。「豚に真珠」は以前にも取り上げましたが、これは英語が先のようで、“Casting pearls before swine”(swine は豚のこと)です。今使う人はほとんどいないと思いますが、「豚児」とは自分の息子を卑下して言う言葉。アメリカ人には卑下の考え方は通じませんので、単に “my son” となります。「豚もおだてりゃ木に上る」は、おだてられると自分の能力以上を発揮することがある、という意味で、“Even a pig can climb a tree when flattered.” でも通じますが、“Even those of low ability can outdo themselves when flattered” の方がわかりやすいかもしれません。もう一つ、これも英語が先のようですが、「豚を盗んで骨を施す」(大きな悪事をして取るに足らない善行で済ませようとする)というのがありますが、“Steal a pig and “give the feet for alms.” (豚を盗み施しに足を遣る)が英語です。

さて、想像上の動物ながら日本人にはおなじみの「河童」。まず思い浮かぶのは「河童の川流れ」ですね。これには二つの解釈があり、一つは “Every man has his faults.” (誰にでも欠点はある)、もう一つは得意だから安心しているのが一番危ない、ということで、英語は “The best swimmers are the most often drowned.” 「陸(おか)に上がった河童」は英語ですと魚に変わります。“a fish out of water” となります。最後に「そんなことは河童の屁(または屁の河童)」、取るに足らないことの例えに使いますが “a piece of cake” 又は “a breeze”で良いでしょう。

上記についてご質問のある方、また、その他の表現について知りたい方は、
izumi.suzuki@suzukimyers.com まで。

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鈴木いづみ:会議通訳者、公認法廷通訳者、アメリカ翻訳者協会日<>英翻訳認定資格を有す。通訳・翻訳・日英語学クラス等のサービスを提供する鈴木マイヤーズ&アソシエーツ(株)社長。www.suzukimyers.com

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