
Rooftop Beer Garden
デトロイトリバーを挟んだカナダと夏の空を見ながら、爽快な一杯はいかが
A t w a t e r B r e w e r y は総領事館からJefferson Avenueを北に数ブロック行った ダウンタウンデトロイトにある。雨が多い今年の夏。夕立とも思えるような、いやそれ以上の激しさの雨のハイウェイを走り、Atwater Brewery に着いた。倉庫街だったこの地域は再開発や整備がされ、ブリューワリーの周りには新しいアパートやホテルが立ち並んでいる。ミシガン州のクラフトビールの老舗であり、ストアーでもAtwater Breweryの製品をよく見かける。左手でジョッキを掲げるロゴは、デトロイトの労働者のモチーフ。急な階段を登り切り、少し高みのパティオでの風は爽快。このブリューワリーのビアガーデンは夏にぴったりのところだ。1Fはバーとフルキッチンのレストラン。高い天井、正面にはバーとタンクが見え、雰囲気もよい。以前からあったこの2Fのビアガーデンは 今年、床や椅子等を新しいものにした。2Fのバーでは7種類ほどの缶に入ったビールが飲めるが、会計システムが1Fとつながっており、1Fで購入したグラスにビールを入れて持って上がってこれるのもうれしい。
Atwater IPA (ABV 6.5%)は最近リリースされたAmerican IPA。少し渋みのある風味はCentennialホップから来ている。ここだけではなく、専門店でも手に入るからうれしい。Detroit City Juice (ABV 6.3%)はAmerican Hazy IPA、Wheat beerのDirty Blonde (ABV 4.5%)も人気だ。前者はカラフルな黄色のラベル、後者は対照的な深いブルーのラベル。目にした人も多いだろう。
雨上がりだったので、パティオにはそんなに人も多くなかった。限られたメニューだが、サーバーが気を利かせて、普段は1階でしか出していないTurkey Wrapを注文できるようにしてくれた。肉厚のラップの中はDirty BlondeのソースのShredded Turkey、トマト、レタス。サイドにポテトフライ(プラス$4)をとり、ボリューム満点。 食事の後、パティオからデトロイト・リバー対岸のカナダを眺めた。川を隔てて外国を見るーー
日本では見られないスケールの大きい風景は日常の雑事を忘れさせてくれるゆったりさがある。
車はブリューワリーのすぐ隣の駐車場に停めていた。そこから1ブロック行くと、小さいマリーナに出る。夕方の散歩、ランニングを楽しむ人たちがいた。総領事館前から続くDetroit Riverwalkが伸びている。ここからRenaissance Building が、間近に見える。
Atwater Breweryはデトロイトで最大のBreweryで1997年開業。ここ以外にも教会をリノベーションした美しいブリューワリーがG ro s s e Po i n te Pa r kに、4 0 種類がリストアップされているフルキッチンのタップルームがGrand Rapidsにある。
Atwater Brewery
237 Jos Campau, Detroit, MI 48207
https://www.atwaterbeer.com/