デトロイトのブリューワリーの先駆的存在 Motor City Brewing Worksの2つのTap room
Cass Corridor―――THE ♡ of Detroit

デトロイト美術館、サイエンスセンターなどのCultural CenterとWayne State University のおひざ元にMotor City Brewing Worksはある。1994年の創業なので、ミシガンのブリューワリーの先駆者的存在だ。Canfield Road沿いにある店内はこじんまりとしており、タップリストのビール数は多くないが、ABV3%台も多く、どちらかというとゆるく会話やビールを楽しみたいという人が多そうな雰囲気だ。

 こじんまりとはしているがシーズナルのGerman Bock Bier(ABV 6.7%)はESBを思わせるような仕上がり。色も深い琥珀色で、モルツの風味がよく味わえる。一緒にオーダーしたのが、Brick OvenのBuild Your Own Pizza。Italian sausageにBasil tomato sauceを組み合わせた。2人で取り分けて食べるにはちょうどいいサイズ。

駐車場は店の前にある。料金$5の看板が出ていたが、「レストランで食事をするなら料金はいらない」と言われた。DIAや文化施設を見た後に立ち寄るには、数ブロックしか離れていないので、便利な立地だ。

On the Avenue of Fashion (Livernois Taproom)

8Mile Roadより南にあるので住所はデトロイトだが、雰囲気がダウンタウンとはがらりと変わったLivernois Avenueにある。パンデミック前にオープンしたものの、2022年秋に再オープンした。外観のレンガ造りはCanfieldと同じモチーフだが、高い天井にログハウスの広々とした店内は通りのにぎやかさからは想像できない隠れ家的な雰囲気が楽しめる。暖炉が往年の面影を残し、昔の「hunting lodge」を改造した建物は南側が全面窓になっており、陽が差し込んでいる。雪が解ければその窓の外は小さなビアガーデンとなる。2Fにもテーブルはあるが、4月にはバーの真上にバンドをセットしてショーを行うプランがあるという。

 こちらもフルキッチンでCanfieldとほぼ同じメニューが楽しめる。再びBYO Pizzaをたのんだ。ソーセージはCanfieldよりも少々辛みがあった。スペシャルのおすすめメニューのMotor City Nashville Chicken Sandwichが目に留まった。スパイスの利いたチキンテンダーのフライとコールスローにピクルス。Nashvilleが起源のサンドイッチのスタイルだ。コールスローとふんだんなソースがマッチしており、ここのシェフの絶品と言えるサンドイッチだ。

 IPA(ABV 7%)は重厚だが、独特のフルーティーさがある。The Notorious D.R.I.P.A (ABV 8.7%)は鮮やかなゴールデンカラーと切れの良い味。人気のGhettoblaster Ale(ABV 3.8%)とともに、すべてのビールのクオリティが高い。「いつもスロー」(混んでいない)とサーバーから言われ、リピートするには絶好のブリューワリーだ。

 

Motor City Brewing Works
Canfield: 470 West Canfield Detroit, MI 48201
Livernois: 19350 Livernois Ave, Detroit, MI 48221
http://www.motorcitybeer.com/

 

 

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