ビール越しの店内と、レストラン 外観。8時で閉店
ビール越しの店内と、レストラン 外観。8時で閉店

二年越しでかなった訪問。田舎の直線道路にポッと現れたRestaurant &Micro BreweryのThe Maple Grilleを紹介する。

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「田舎だから、みんなビールを飲んだら帰るから」とオーナー・シェフのJoshは言った。昨年は遠出先のディナーを目指して車を飛ばしたけれど8時の閉店時間に間に合わず、Joshと少しおしゃべりをして、次の訪問を願った。そして、今年はそれをかなえることができた。サギノー郊外にThe Maple Grilleはあるが、行ってみてよかった、ビールも食事も雰囲気も本当に楽しめるMicro Breweryだ。

ビール越しの店内と、レストラン 外観。8時で閉店
ビール越しの店内と、レストラン
外観。8時で閉店

古い建物を買い取って、レストランにしたそうだ。平屋だけのレストランスペースだが、大きな納屋のようでもあり、中に入った途端、そのスペースの広さにゆったりとした気持ちになる。「オーダーはここでするのよ」と言われ見ると、入り口近くのカウンターの頭上には黒板(チョークボード)に書かれたメニュー一覧がある。窯火焼きのピザ、ステーキ、ビールのラインアップは見上げる高さに掲示されているが、どれも自家製とミシガンの食材からのもの。ピザソース、バジル、チーズを加えたピザを頼んで、パイン材のテーブルについた。店内の壁は地元の画家や田園風景の絵がかけられている。スポーツバーのようなテレビは一切ない。

カウンターすぐ後ろのオーブン釜で本格的ピ ザが焼かれる。(
カウンターすぐ後ろのオーブン釜で本格的ピ
ザが焼かれる。

広々としたフロアーと高い天井は、ビアホールという雰囲気ではなく、食事と会話を楽しめる空間だった。10人ほどが食事をとれそうな大きなパイン材のテーブルでピザを待っていると、メープルシロップが添えられたコーンブレッドが来た。次にBurch Syrup Vinaigretteで味付けられ、イタリアンパセリがちりばめられたミニトマトや少し調理されたズッキーニなどの野菜のプレートが運ばれてきた。

 

ピザ
ピザ

そして注文したピザが来た。ピザや食事にはこの野菜が添えられているのだ。ドレッシングのすがすがしい酸味と、窯で焼かれたピザの絶妙なコンビネーション。地元の野菜や食材を生かし、手作りでピザの生地をこね、店内のかまどで焼かれた新鮮な味は手作りだけれど、工夫や確かな経験を感じさせるものだ。Joshと話をする機会があって聞いてみると、レストランのパイン材のテーブルは全て母方のおじの作品だという。「作ったテーブルをガレージに置いておいただけ」というが、そんな簡単にいうテーブルの数ではない。

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家庭のみんなで協力をしてこのBrew Restaurantを盛り立てているのだ。もともとはメープルシロップづくりをしていたが、いつの間にか道路沿いでグリルで肉を焼き、そして、Micro Breweryへと発展したそうだ。2011年の開店当時からユニークなお店、として地元新聞やYoutube等で取り上げられてきた。

 

ラインナップ
ラインナップ

常時10種類がラインアップしている。Reggie Rye IPA はステンレス容器に入れられ、ビールがその冷やかさを保つようになっていた。Oktoberfest BeerはWood Fire Craft Beerと入ったグラスで提供され、深みのある味が完成度の高さを感じさせた。

The Maple Grilleは火曜日から土曜日までの営業。サギノーの中心からは20分ほど西に行く。サギノー地域の素朴さや、自然体のフードに巡り合いたい人にはぜひおススメするブリューワリーだ。

The Maple Grille
13105 Gratiot Rd, Hemlock, MI 48626
https://www.themaplegrille.net/

 

 

 

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