言葉の架け橋
言葉の架け橋

今回は、「青」です。まず、青には成熟していないという意味合いがあります。その関係で行くと、まず「青臭い」という言葉がありますが、これは、面白いことに英語では経験がないということで “green” (inexperienced, immature も使えます) になります。尤も、日本語で青と言った場合、緑も含む場合が多くありますね。例えば、信号の色は「青」と言いますが、実際には緑色です。野菜なども「青々とした」という場合、緑色を指していますね。

 さて、続けて「尻が青い」。これは青い蒙古斑 (Mongolian mark/spot) がまだ残っているような未熟な人を指すのですが、英語では “wet behind the ears”耳の後ろが濡れた)という面白い表現が、一番感じが似ていると思います。

 「青田買い・青田刈り」という表現があります。まだ米が実っていない、稲が青々としているうちに買い取る、あるいは刈り取る、ということで大学生のうちに雇用契約を結ぶ意味で米国にはない概念ですので、説明が必要で、“start recruiting college students earlier than the officially agreed date” と言えば良いでしょう。

 もう一つ、「青二才」という表現をご存知だと思います。これも未熟者という意味合いで、英語ではまさに “He is still green.” また、“callow youth” とも言えます。日本語の「青」に対して持つ感覚と英語の “green” に対して持つ感覚がほぼイコールだということがわかります。

上記についてご質問のある方、また、その他の表現について知りたい方は、izumi.suzuki@suzukimyers.com まで。―――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴木いづみ:会議通訳者、公認法廷通訳者、アメリカ翻訳者協会日<>英翻訳認定資格を有す。通訳・翻訳・日英語学クラス等のサービスを提供する鈴木マイヤーズ&アソシエーツ(株)社長。www.suzukimyers.com

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