Rochester Hillsに活気あふれるブリューワリーがある。スポーツバーとは違う、一種独特の雰囲気を持っているGriffin Claw Club Houseだ。ここはBirminghamダウンタウンにあるGriffin Claw Breweryの2号店で、ブリューパブと醸造施設が併設されている。

 フロアーの様子は入ってみると外観のすっきりとした感じとは一転し、天井から吊るされた自転車、ミシガンのクラフトビールのサーバーノブが飾られており、典型的なパブの雰囲気を醸し出している。座席はフロアーはウッドテーブルが基本だが、バースツールはレザー調というのも粋な感じだ。数回ここを訪れたが、いつもほとんど満員状態で活気に満ちている。バーのサーバーもきびきびと動き、その中にもきめ細かいサービスを感じた。その日のバーテンダーは日本語とグラフィックのデザインのTシャツを着ていた。気軽にTシャツの話や写真撮影に応じてくれたのも楽しかった。

 Griffin Claw Club Houseは約30種類のビール、さらにスピリット、ハードサイダー、と多彩なラインナップだが、Foodもそれに引けをとらないフルキッチンだ。特にサンドイッチはボリュームも満点、バラエティーにも富んでいる。Buffalo Chicken Sandwichはややスパイシーだったが、プリッツエル・バンがユニークで、上にのせている岩塩がほどよく辛みと調和していた。これぞアメリカンの味とゴージャスさはPulled Pork Sandwich。細かく切ったBBQの豚肉をたっぷ

りとしたソースで絡めたもの。かなりのボリュームだが、周りの人々もこのサイズのサンドイッチを十分に楽しんでいたように見える。これもやはり、キッチンにこだわりがある、ということなのだろう。 

Faygo とHazy Force

Griffin BCの缶ビールをよくスーパーの店頭で見かける。ブリューワリーを訪れた際はそこでしか味わえないものもやはり楽しみの一つ。Tシャツを見せてくれたサーバーがお勧めなのがWet Hop Brown (ABV 7.0%)。確かにドライな味わいだが、フルーティーさを感じるBrown Ale。そして、驚いたのがソラチエースを使ったラガー”Madam” (5%)があること。超クリスプ、とマーケティングのChrisは言っていた。その説明通り、キレは他のラガーとは格段に違った。シンプルだが、醸造の工程で時間がかかるから、ブリューマスターの腕が試される。マスターはSapporoビールのようなものを作りたいと思い、このRice Lagerを作った。Madamという名は、Birminghamにできたホテルのレストランのために作ったためのネーミングだそうだ。

これだけの種類がすべて缶売りなのはうれしい。

 Griffin Claw Club HouseはRochester Hillsの高速M-59沿いにある。店内入り口のショップでは、クーラー一杯に30種類のビールが待っている。しかもMadamは4缶で$8、その他もお得な値段で購入できるのが嬉しい。

Griffin Claw Club House
2265 Crooks Rd, Rochester Hills, MI 48309
www.clubhousebfd.com

文&写真 by ヤマトノオロチ

 

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