明けましておめでとうございます。今年こそは皆様にとって良い年になりますように。さて、今回からは花に関する言い回しを見ていきたいと思います。花という言葉自体、また、何らかの花の種類を使った言い回しです。

「花は桜木、人は武士」は、日本特有のものですが、これを英語にしても十分通じるでしょう。「サムライ」という言葉はよく知られています。“The best flowers are cherry blossoms, the best people are the samurai.” Samurai の前に the が付いているのは集合名詞的にサムライという概念を表しているからです。「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」はどちらも美しく、あるいは優れていて甲乙つけがたい、という意味ですから、 “One being as excellent as other”  とか “Both are so beautiful that it is hard to choose between the two.”と表現できます。「花も実もある」は外観も中身も良い、ということなので、“elegant and beautiful” でいいと思います。

「落花狼藉の有様」は、辺りがめちゃくちゃな状態になっていることですので、“Things were in complete disorder” くらいでしょうか。同じ落花でも、 「落花流水」になりますとこれには二つの意味があり、一つは「時が虚しく過ぎる」、そしてもう一つは「男女が相思相愛の状態であること」です。それぞれ、“Time flows ever onward.”“being in love with each other” といったところでしょうか。もう一つ、落花を使ったもので
「落花枝に帰らず」というのがありますが、これは「覆水盆に返らず」と同じ意味ですので、
“It’s no use crying over spilt milk.” ですね。

上記についてご質問のある方、また、その他の表現について知りたい方は、izumi.suzuki@suzukimyers.com まで。―――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴木いづみ:会議通訳者、公認法廷通訳者、アメリカ翻訳者協会日<>英翻訳認定資格を有す。通訳・翻訳・日英語学クラス等のサービスを提供する鈴木マイヤーズ&アソシエーツ(株)社長。www.suzukimyers.com

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