
11月にオープン21周年を迎える「Lily’s Seafood Grill & Brewery」。ミシガン屈指のトレンドかつポピュラーな雰囲気のRoyal Oakダウンタウン。街角には若者やゆったりと犬の散歩をする人々の姿が見られ、メーンストリートとワシントン・アベニューに多くのレストランが立ち並ぶ。Lily’sはワシントン・アベニュー沿いにある。
秋から冬にかけてのイベントは行わないが、コロナウイルスでのレストラン等の規制のある中でも常連客は定期的に来店しているから大丈夫、とマネージャーのLiz。レストランとともにブリューワリーを開いて21年の家族経営。ロイヤルオークが地元だが、フロリダ・ジャクソンビルでのレストラン経営の経験と、兄弟が作るビールでLily’s-Seafood &-RestaurantはRoyal-Oakで圧倒的な存在感を示す。
シグネチャーのサンドイッチメニューはどれも独特の工夫を凝らしたシーフード
サンドイッチで満載だ。特に注目は2つのサンドイッチ。Lizは真っ先に、Smoked Salmon Reubenを挙げた。自家製の鮭の燻製のサンドイッチ。鮭とトマトベースのロシアンドレッシングは相性がいい。もう一つはSouthwest Tuna Burger。Tuna(マグロ)のフィレをステーキに見立てサンドウィッチで出すところもあるが、このLily’sでは細かく挽いたAhi tunaをグリルで焼き、アイオリソースを添えるハンバーガー。しっとりとした食感が印象的だ。
フルレストラン、オンラインオーダー、GRUBHUB、Uber-Eatsも可能。Lily’sはオクトーバーフェスト以降、ワシントン・アベニュー沿いに白い屋外テントも設置している。Lizによると、お客の中には開放感を好む人もいるので、それに対応してこのままテントを設置している、という。
店内は落ち着いた雰囲気のブース席とバー・エリア。バーテンダーは気さくに
「ボードにあるビールはどれも持ち帰り可能」と言った。5つのレギュラー・ビールと5つのシーズナル・ビール。どれでも4缶で$15。Oktoberfest beer(Marzen)はローストしたモルトとドイツのホップが特徴的なLager。これが売り切れたら、すでにPilsner系のOktoberfest-beerも用意してあり、発売も間近。
ミシガン屈指のシーフード専門店とビールメニューのLily’sは現在でもひと時の楽しみを求める人が訪れている。ダウンタウン恒例のクリスマス・イルミネーションとともに楽しみたいところだ。
Lily’s Seafood Grill & Brewery
410 S Washington Ave
Royal Oak, MI 48067
Tel: (248) 591-5459
http://www.lilysseafood.com
文・写真:ヤマトノオロチ