2020年で6度目の開催となるアナーバージャパンウィークが、去る6月半ばにミシガン大学の日本研究センター(Center  for Japanese Studies:CJS) により開催された。こちらはミシガン州アナーバーで35年以上の歴史をもつAnn Arbor Summer Festivalの一部として日本文化の紹介を同大学が引き受け、毎年デトロイト日本商工会基金からの協力も得てさまざまな日本文化イベントが開催される。今年は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、同イベントもオンラインで多くのコンテンツが配信された。

 日本アニメ映画「若おかみは小学生」の1dayストリーム放送、その他MOMO先生の子ども向けの日本の歌やお話タイム、折り紙教室、書道家の藤井京子さんのデモンストレーション、琴演奏は地元で活動する「Miyabi」のライブ映像の他、スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫氏によるトトロの描き方など、他にもイベントウェブサイトには、家で楽しむことができる日本関連のアクティビティが集められた。

 その中で、昨年に続き日本の夏の風物詩「盆踊り」を紹介するビデオも配信された。今回このビデオは、イースタン・ミシガン大学の日本語学生会4名とGEN-J Michigan(Grassroot Exchange Network-Japan)がタッグを組み、「盆踊りとは?」と「1. 炭坑節」「2.東京音頭」「3.東京五輪音頭」の3曲の踊り方の説明ビデオを作成。

 ビデオ撮影は、新型コロナの影響で6月時点では州令により「10人までの集会」しか認められておらず、最低限の人数の中で進められた。盆踊りグループを結成してイベントを取り仕切ってきたGen-Jの澤井美奈江ファシリテーターは、「初めて着る華やかな浴衣に学生達はとても嬉しそうでした!着付け・ビデオ・写真撮影・踊り子ボランティアの方々のご協力のもと、今年も素晴らしいビデオとして残すことができました」と感想を述べた。

 アナーバー夏祭りの盆おどりのFacebookページの動画閲覧数は約1,300回を回り、世界中の方に盆踊りの魅力を届けた結果となった。
澤井氏は「次回は、是非地域の方々と浴衣や法被を着て、日本の夏祭りと盆踊りの雰囲気を再現で
きればと思います。次回に向けた
『盆踊り実行委員会』もキックオフしました。こちらにご興味のある方は、GEN-J Michiganまでご連絡をお待ちしております」

GEN-J Michigan(https://www.facebook.com/GENJofMichigan/)では、盆踊りウィークも開催し、それに伴い浴衣着付けクラスや「東京五輪音頭」歌の練習クラスを開催するなど、積極的な活動を行っている。

 盆踊りイベントの様子は、Youtube (https://www.youtube.com/channel/UCdy5ZPVbk7qKSQaCJQnweZQ)にも紹介されていて、また、ジャパンウィークのイベントコンテンツもウェブサイト上にて(https://ii.umich.edu/cjs/news-events/events/ann-arbor-japan-week.html)家からでも楽しんでいただける。

写真提供: Gen-J & Masaki Toshiki

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