
収容人数の制限はあるが、6月第二週からミシガン州のブリューワリーも店内での飲食の提供を始めた。Oakland County の最も北の一つにある緑と湖の自然豊かな街、OxfordのHomeGrown Brew Company (HGBC)もその一つ。 To Goで缶の販売を続けていたが、店の裏側にあるビアガーデンは2日後の再開のために準備は万全だった。
OxfordはM-24沿いにダウンタウンがあり、ちょうどデトロイトとフリントの中間に位置する。今年こそ雪は少なかったが、Bold Mountainのスキー場の近く、1800年代後半の建造物と週末のマーケットがおしゃれなことで有名なCanterbury Villageからも10分足らず。Oxfordの周囲にはゴルフコースが広がり、他のOakland Countyの街に比べると格段に静かさと落ち着きを感じる小さな宝石のようなところ。
店の正面のドアはこぢんまりとしていて、Oxfordの街並みにフィットしており、ここがブリューワリーとは思わず、見落とすぐらいのシンプルな外観。名の通り、家族経営のブリューワリーで、気さくなJoeが店内を案内してくれた。To Goの缶のラベルのデザインもJoeの作品。Brew Masterは父のJerry。一家でBreweryを盛り立てる。
「うちのキッチンに冷凍庫はない。すべてここで調理しているから」という。「Oakland County北部の地の利を利用して最高の食材は裏庭ともいえる地元の農家、マーケットにある」とこだわりを見せる。
元UAW(全米自動車労働組合)の建物をリノベーションしたHGBCの2階はプライベート・パーティー用のミニバー。昨今の営業停止で予約数は減っているが、結婚式、個人パーティーなどのために貸し切りとなっている。
おすすめはOxford Ale(ABV 4.5)とWhamber Ale(ABV 5.1)。全面開店2日前にToGoをピックアップに行ったので、自宅で缶をあけた。エールならではの甘さの中にあるほど良い苦さ、スムーズさがよかった。また、Ruck-A-Chuck IPA (6.7%)もホップの味を楽しみたい人にはお勧め。
ミシガンはこれからが夏本番。ちょっと遠出のドライブや大自然を楽しんだ後、ToGoで立ち寄ってはいかがだろう。もちろん、フルキッチンがありサンドイッチ、そうめんを使った料理や中東風の料理もあり、メイン
ディッシュは充実。ダイニングは予約が必要。
(Tel: 248-800-4244)
としたパティオ席
デザインはJoeによる
文&写真 by ヤマトノオロチ
HomeGrown Brewing Company
28 N Washington St. Oxford, MI 48371
https://www.homegrownbrewco.com