毎朝、眼が覚めると「昨日までのことはぜんぶ悪夢。今日は普通の世界に戻ってる!」とまず思うのですが、すぐ「いやいや、やっぱり現実だった…」と思い返し、ガッカリしながらベッドから這い出す、というのを繰り返しています。

 しかし、久しぶりに良いニュースがありました。4/24のミシガンExecutive Orderで、ゴルフが解禁になりました。カートの使用はできませんが、ソーシャルディスタンシングを守れば歩いてラウンドすることができるようになります。

 ゴルフコースはウィルス対策をして営業を再開します。USGAはアドバイスをHPに載せています。もしグリーンのカップがふさがっていたら、5フィート(1.5m)以内はオッケーパット、20ヤードから5フィートの間は、ホールの難易度やスキルを考慮して2打または3打を足してスコアをつけるそうです。レーキがなくてバンカーの表面がならされていない時は、「異常なコース状態」として1クラブレングス以内のバンカー内にドロップするか、あるいはバンカーを修理地として扱い、バンカー外にボールをドロップすることも可能、としています。いずれも無罰です。USGAのHP、コースのローカルルールを参考にしてください。

 今月は、家にありそうなものを使ってできるパット練習をご紹介したいと思います。

まずはパターをスクエアに構える練習です。ゴルフのスイングでは、インパクト時のフェースの向きがボールの打ち出し方向を決め、スイング軌道が左右に曲がるサイドスピンを生みます。ヘッドスピードが速いほどスイング軌道のズレによる曲がりが激しくなり、遅いほどインパクト時のフェースの角度でボールの行き先が決まります。ドライバーではスライスやフックが出ても、パターで出にくいのはそのためです。パット時のボールの挙動に与える度合いは、軌道による曲がりが20%、インパクト時のフェースの向きが80%です。フェースの開閉が少ないマレット型のパターを使っている方は特に、構える時にフェースを目標に向けてさえおけば、ボールはより狙った方向へ転がっていくというわけです。

 そこで、私は壁に額を飾る時などに使うレーザー水平計と小さな鏡を使って、スクエアに構える練習をしています。水平計を壁際に置き、2mぐらい離れたところでパター

を構えます。フェース面に両面テープで鏡を貼り付けます。鏡に反射した光の点が壁に映ります。その点が水平計の真上にあれば、まっすぐ構えられたことになります。水平計の前を通る時、気が向いた時にちょっと構えてみるのを繰り返すうちに、上からパターを構えた時の、どんな景色がスクエアなのかがわかるようになります。

  次は、ボールのポジションです。眼の真下にボールがあれば、ボールが転がる方向と眼が認識する狙いへの方向は一致します。下右図はボールの位置が眼より外側にある場合を示していて、2つの方向にズレがあるのがわかります。

   ボールポジションをチェックするには、糸をつないだリペアフォークが役に立ちます。パターを持ってボールの前に構え、眼の位置からフォークを垂らしてみます。フォークの先がボールの所に来ているかどうかをチェックしてみましょう。

 さあ、これでセットアップが完成したので、あとはまっすぐ構えた通りに打ち出せるストロークの練習です。松山選手もご愛用のPutting Tutorというギアがオススメです。

 私はまだ日本にいます。4月12日に渡米する予定でしたが、フライトは運休になってしまいました。事態の収束を祈りながら、一日も早くミシガンに帰れる日を楽しみにしています。まだ練習場でのレッスンはお預けですが、オンラインでのコンサルティングを始めました。スイングの動画を送っていただいて、分析とアドバイスを行います。シーズン初めのショット調整にご利用ください。ご興味ある方はメールにてお知らせください。

今シーズンもどうぞよろしくお願い申し上げます。

<筆者プロフィール>東京都出身、慶應大学法学部卒。駐在員の妻としてミシガン滞在中にゴルフを始め、ゴルフ好きが高じて2009年にPGAメンバーとなる。夏はミシガンで、冬は日本でレッスンを行っている。今季の渡米時期は未定ですが、必ず行きます。(sonya_nomura@pga.com / www.crazygolfersworld.com)

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