


オープンした3年前頃も訪れたが、まだまだ店のスタイルが決まっていないと思い、足が遠のいていた。その間、I-275沿いにはNorthville、Plymouthにいくつかのブリューワリーもオープンした。Cantonにはここ一軒のみのブリューワリー。Ford RoadのIkeaやレストラン等の賑やかな通りからLilley Roadに入り北に1マイルほど進んだ、Joy Roadとの角にあるので見つけやすい場所にある。店の大きな窓に「Tap Room/Brewery」とあり、見落とすことはない。外から中が見えるので、躊躇せずに店の中に入ることができた。
この日は、平日ながらもTrivia Game Nightだった。店内は2つのセクションに分かれており、一方でイベントが行われ、もう一方は静かに楽しみたい人のために、という気づかい。イベントスペース側はMCの出すクエスチョンと答えに大きなどよめきが響くほどの満員状態。オープンしたての頃にはなかったイベントだ。毎週ゲームナイト、バンド演奏等様々なイベントを企画して、ブリューワリーを訪れる人の心を着実につかんできたことがわかる。
マイクロブリューワリーなので、キッチンはない。今も簡単にオーブンで焼くピザやプリッツェル等はあるが、3年前と比べてレストラン業界も変化した。Grubhubというオンライン注文、デリバリーを生かせば、好きなものをどこからでも注文できるようになった。Canton Brew Worksのオーナーは、同じCantonにレストランを展開するインド料理Authentikka ( 42070 Ford Rd, Canton )と提携している。ナン、タンドリーチキン等のお馴染みのインド料理から取り合わせの料理までデリバリー注文できる。ビールとインド料理、というユニークなコンビネーションを楽しめる。
サーバーもフレンドリー。カウンターで飲み物を注文して受け取る。肝心のビールもぐっとレベルが上がっていた。Red IPA(本当に赤銅色をしている)のAnAether One Bites the DustはRed-x molt、Zappa hopという珍しいコンビネーション。グレープフルーツの風味よりも、焙煎したnutsの深い味が特徴的(ABV 6.5%)。Kombuchaのノンアルコール類、最近はやりの兆候を見せているseltzerの低アルコールビールもある。缶で持ち帰りのできるTo Goは現在店頭にはないが、注目はAged barrel stout beer。 「あと14ケースの残りしかない」というUnder Investigationはチョコレートとバーボンの甘み、スタウトタイプのビールのアンサンブル。比較的暖冬のミシガンだが、寒い夜にはもってこいだ。ビン入りで$18(22 oz.)を自宅で楽しめる。
なお、ネットでCanton, beer と検索するとオハイオ州のブリューワリーが出ることもあるのでよく確認してから訪れていただこう。
Canton Brew Works
8521 N. Lilley Road, Canton MI 48187
http://www.cantonbrewworks.com