昨年よりミシガン州オークランド郡経済開発&地域問題部のプロジェクトアドバイザーとしても活躍中であった日系アメリカ人の正木俊樹氏が、今年に入った1月半ば、ミシガン州知事グレチェン・ホイットマー氏により、アジア太平洋系アメリカ人委員会(Michigan Asian Pacific American Affairs Commission)会長に任命された。正木氏は2012年から、同委員会のコミッショナーのひとりとしてさまざまな活動を担っていた。今後はアジア系アメリカ人代表として、アジア太平洋系アメリカ人と知事、州議会や他機関の間のパイプ役として委員会の指揮をとる。ミシガン州オークランド郡デビッド・コールター郡長も、正木氏の任命に対し「オークランド郡は、正木氏のような経験を持つ才能あるスタッフが揃い光栄」とし祝福した。委員会は、住民によって提起された懸念や問題を適切な場所に伝え、利用可能なさまざまな州のサービスとリソースを説明するというもの。

「簡単に言えば、委員会はアジア系アメリカ人コミュニティのメンバーを支援するために存在しています(アジア系ミシガン州民を支援する意)。私たちの焦点の多くは、助けを必要とする移民に当てられています。」と正木氏。最近の取り組みの例としては、オバマケアの関連援助、いじめ対策ワークショップ、国勢調査の啓発、その他、アジア太平洋諸島系アメリカ人文化(APA)を祝うためのAPAリーダー感謝祭をはじめとする歴史文化イベント、州議会議事堂での年次APA Heritage Month Celebrationも大切なイベントのひとつ、と言う。また、第二次世界大戦中の日系アメリカ人強制収容の不当性に最高裁判所まで挑んだ最も著名なアジア系アメリカ人の公民権指導者、フレッド・コレマツ氏に対し、知事はコレマツ・デーとして記念する宣言を発行。今年は1月30日にディアボーン高校のイベントでその発表を行ったところだと言う。

 この任命に関して「自分自身よりも、ミシガン州の日系アメリカ人コミュニティ全体を代表して非常に誇りに思っています。」と喜びのことばを語り、他のアジア系アメリカ人(中国系・インド系・韓国系ほか)に比べ少数派の日系アメリカ人として選ばれたことに対して特別な思いを語った。また、他の20名の素晴らしいコミッショナーグループと協力して課題に取り組めることを幸運だ、と話した。

 また、議長としての責任の重さにも言及。「私はその責任を理論的には理解していますが、理解と経験はまったく異なります。最大の違いは、1つ、2つのプロジェクトを実行するだけではなく、すべてのイニシアチブの作業自体が委員会の中核の優先事項と全体的にバランスが取れ、一貫していることを確認する必要があることです。コミッショナーは4つの戦略グループに分かれており、それぞれ核となるミッションに焦点を当てているため、各グループが均等にリソースを割り当てられ、コミッショナーの専門知識を活用してミッションを達成する必要があるのです」と語った。

 正木氏は他にも、日系アメリカ人市民連盟(the Japanese American Citizens League)のデトロイト支部長、中西部地区カウンシル理事、および日米評議会のリーダーを務める。Ford Motor Co.に31年間勤務。カリフォルニア大学とミシガン大学で修士号、マサチューセッツ工科大学では学士号を取得。2012年に同委員に任命され、それ以前は州健康情報技術委員会所属であった。

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