
毎年恒例のJBSD(デトロイト日本商工会)とFC Robins 97サッカースクール共催「インドア・サッカー大会」がインドアスポーツ施設Total Soccer Complexにおいて10月20日(日)に開催された。
‘FC Robins97’は土曜日のデトロイトりんご会補習授業校の放課後にボランティアコーチの下で行なわれているサッカースクール。同イベントはJBSD共催であるため、普段サッカースクールに参加していない子供そして保護者も歓迎して催されている。
「定番である‟親子サッカー対決!”では、お父さん・お母さんの日頃の運動不足解消と親子の絆を深める良い機会」と謳い、家族での参加を呼び掛けていた。
例年は、FC Robins 97と交流のあるオハイオ州のコロンバス日本語補習校サッカー同好会からも参加者を迎えていたが、今年は先方での交流戦が前週に組まれており不参加。ミシガンだけの大会となった。ちなみに、今年の5月末に当地でオハイオチームを迎えて交流戦も実施されており、交流は活発に継続されている。
ということで、久しぶりのミシガンだけの大会となったが、参加者(子供のプレーヤー)は160名に上り、上記5月末の交流試合の時に比べてミシガンの児童数は約20%増えた。
紅葉の始まりが遅めだったミシガンに彩が見られるようになり、急に秋めいて肌寒さを感じたこの日、場内は熱気に包まれ、ゲームを楽しむ姿があった。
親子サッカー対決では、子供に当たらないように苦慮し慎重に動く大人の姿や、周りをぐるりと子供たちに囲まれて身動きできなくなった大人の姿、片や、数十センチの身長差がある大人相手にひるまずに正面から挑む姿など、さまざまな姿があった。保護者も楽しんでいることが声や表情から伝わってきた。
声援がピークになったのは、コーチ戦。今回まではオハイオ対ミシガンのコーチ同士の対戦であったが、今回はコーチ対中高生。コーチはサッカー経験者、それもハイレベルのプレーヤーだった人や現役プレーヤーも多いが、初戦は‟経験者ではないコーチ”に参加を呼び掛けてのチーム結成。結果、動きの良い中高生チームがリード。その後の試合は、コーチ同士の紅白戦の予定であったが、「悔しい」と、急遽中高生との試合に切り替えて、コーチ陣もさらに本気モードで戦い、最後は得点に追いついた。いつもは声援や指示を与えている側であるコーチたちに向けて、大きな声援や激励の声が届けられ、張り切ってプレーする大人たちの姿があった。
オハイオとの対戦形式も気迫が漲って良いが、ミシガンのみの今大会は、のびのび和やかさに溢れていた。