ここミシガン州では、世界初のユニークな活動が始まった。それは、「Hinoki Cup Roadshow & Japanese Jobs 101」という教育とキャリアに関係するコラボレーションだ。目的は、日本語を学んでいる生徒に、バイリンガル人材の魅力を含めて日本語を学ぶ重要性を説明し、バイリンガルスキルを活かして楽しめる「ひのき杯~Hinoki Cup~」という日本語を使ったクイズ大会を紹介することだ。ボランティア活動でもあるので、ミシガン州の小中高等学校と短大・大学は無料で参加できる。

 この「ひのき杯ロードショーとJapanese Jobs入門講座」は、先月10月10日にデトロイトのFLICS (Foreign Language Immersion and Cultural Studies School) にて始まった。5年生〜8年生に対して日本語の言葉が含まれる発表をし、4クラスで行われた。この学校の生徒は入学してから他言語で授業を取っているため、日本語はかなり高いレベルに達成している。

 2回目は、ガーデンシティー高校にて10月14日行われた。日本語のレベルは高校1年目より5年目までで、発表には日本語の発言が多くみられた。

 当日の流れとしては、発表者の自己紹介の後に、日本語の大切さやバイリンガル人材の重要さに関してパッションあふれる発表がある。最後は、エネルギッシュな学生達にひのき杯のクイズを実際に体験してもらう。このゲームは、Jeopardy!というテレビ番組クイズショーに基づいており、それぞれのチームが日本語と英語を使って質問に答える。(第3回ひのき杯はミシガン大学で2020年3月8日に行われる予定。)

 発表を行っているのは、Hinoki FoundationのDr. Anne HooghartとIkigai Connections社のKasia Lynchだ。ひのきバイリンガル教育振興財団は、小中高等学校でのバイリンガル教育を促進し、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の補助金をこのロードショーに申請し、承認を得た。そのボランティアのアン・ホガート先生は、バイリンガルなキャリアウーマンとして、高校と大学の日本語講師をはじめ、大学教授、学部長、翻訳者、そして在デトロイト日本総領事館の上級文化広報専門官と経験豊かである。Ikigai Connectionsは、オンラインのジョブ・ボードやオンライントレーニングの提供により、バイリンガル人材とグローバル会社の架け橋という役割を担っている。Ikigai Connectionsのカーシャ氏は、日本とポーランド、イタリア、アメリカで、日本語、ポーランド語と母国の英語を使用した仕事の経験を通して、生徒に日本語学習への動機づけを与えたいと言う。

 また、プレゼンテーションには時によりスペシャル・ゲストとして、国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)のGEN-J 文化交流ファシリテーター、澤井美奈江氏も参加する。米国ディズニーワールドや日本の自動車業界の経験に加え、カンボジアでのNGO活動もあり、グローバル人材(国際人)のカテゴリーに入る澤井氏は学生の前で注目を集める。もう一人のスペシャルゲストは、プロの和英通訳者を30年間近くも行っているアンドリュー・ギルマン氏だ。

 ガーデンシティー高校の生徒は授業後に「とても興味深かった」と感想を寄せてくれた。また、日本語教師からは、生徒たちのために良いプログラムで、学習意欲が高くなるであろうと評価している。

今後の日程は、ランシング市のSexton高校、Everett高校とランシング短期大学(LCC)であり、Clarkston高校やミシガン大学、ミシガン州立大学へも訪問をする予定だ。ロードショーは2020年3月まで続くので、興味のある教師・日本語学習に関わる方々はウエブサイトIkigaiConnections.com/Roadshowにて登録することが出来る。また、ひのきバイリンガル教育振興財団に関する情報は、hinokifoundation.orgをご覧ください。

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