
“MSU Tollgate Farm and Education Center”(Novi市)敷地内に昨年9月にオープンした日本風庭園“Sakura Garden”で、5月5日、同施で初めとなった花見イベントが開催された。英語名はHanami Spring Picnic。
4月下旬まで寒さが続いたためか、残念ながら桜の花は数個咲くのみであったが、枝はしっかりと育ちたくさんの若葉を芽吹かせていた。青空と眩しい陽光の下で春を愛で楽しむのどかな催しとなった。
日本文化紹介として、滋賀県からの派遣員の声掛けでJCMU(ミシガン州立大学連合)のスタッフやボランティアの人々とともに滋賀の緑茶提供、そして団扇に筆で文字を書くワークショップが行われたほか、Sakura Japanese Performance Groupによる『さくらさくら』の演奏や獅子舞などの披露、JSDウィメンズクラブによる茶の湯の披露、国際交流基金の日米草の根交流コーディネーターである森下さんによる俳句ワークショップ、同じくコーデュネーターである澤井さん率いるSakura Dancerによる『さくらさくら』の日本舞踊披露と手解き、そしてマーシャルアートの演舞披露などが順次行われた。
“Sakura Garden”はこのTollgate Farm and Education Centerのあるオークランド・カウンティとミシガン州立大学が、日系を含む多数の企業や個人による寄付に支えられ、日本商工会、そしてノバイ市の協力も得て設立された。
今回のイベントに向けて同施設をはじめノバイ市も広報に努め、約350名が事前に参加登録。大盛況を収めた。お弁当を含む15ドルの参加費のうち5ドルがノバイ学校区に寄付されるとのこと。
同施設は研究センターであるが、地域に開かれたラーニングセンターであり、デイキャンプやフィールドトリップなど様々なアクティビティーを提供している。桜の成長と日米交流の継続が期待される。