
新年会に 歌手 杉山清貴さんを迎え、盛大に
1月27日、JBSD(デトロイト日本商工会)の新年会がノバイ市にあるバンケット会場Suburban Collection Showplaceで催された。恒例の特別余興イベントには多数のヒット曲を生み出している杉山清貴さんを迎え、JBSD会員や地元団体の代表者などアメリカの招待ゲストを含めて580名が一堂に会する盛大な集まりとなった。
午前中に行われたJBSD総会で任期満了となった藤田佳幸氏に代わって2019 年度の会長に選任された Toyota Motor North America, Incの安井慎一氏が挨拶にあがり、展望を述べ協力を仰いだ。続いて、来賓である中川総領事よりJBSDの発展を期する言葉が述べられた。また、Michigan Economic Development CorporationのPresident & CEOのメイソン氏より、JBSDと日本企業の当地における貢献に対する謝意と、ミシガン/米国と日本との友好がさらに深まるようにとの祈念の言葉が述べられた。
食事後には余興イベントとして、杉山清貴さんが約1時間にわたってギターを奏でながら歌の数々を届けた。選曲はJBSD側の希望に合わせたとのことで、「サイレンスがいっぱい」でスタートし、トークを交えながら、JALのキャンペーンソングおよびミノルタのCMソングにも起用された「最後のHoly Night」などのヒット曲を素晴らしい歌声と華麗なギターさばきで次々に披露した。会場からは「杉山さ~~ん!」の黄色い声がかかり、「嬉しいですね」と杉山さんが笑顔で応じるシーンもあった。今年還暦を迎えるという杉山さんは「40代、50代の人々にはぴったりな世代なのでしょうね」、「このような機会をいただいて嬉しい」と話し、ラストにソロ歌手としてのデビュー曲「さよならのオーシャン」を会場の人々の手拍子と共に熱唱した。熱いアンコールに応えて再登場し、「ふたりの夏物語」で幕を閉じた。演奏を楽しんだ人々からは、「あの曲の頃は自分は高校生で、大ファンでした」「私はアメリカ・・・」「あの頃に戻って若返った気分」との述懐や喜びの言葉が飛び交い、声やメロディーへの称賛がアメリカ人からも多数届いた。
新年を祝う催しに相応しい穏やかさと華やかさに溢れたイベントであった。
新年会の前にはJBSD通常会員総会とJBSD基金総会が開催され、前年度の活動報告、収支報告に続き、2019年度の常任委員が選任され、各担当者より活動方針や予算が報告された。JBSDは商工会であるが、会員企業の事業発展のみならず、日米両国間の相互理解・親睦の促進、地域貢献に繋がる幅広い事業活動を行っている。2018年度には、商工部会による「自動車セミナー」「税務セミナー」など計14のセミナー、文化部会と他団体との共催による「雛祭り、Japan Cultural Development日本文化紹介(於: デトロイト美術館)」「写生大会」や「日本祭り、スポーツ部会によるボウリングやマラソン、ゴルフ、ソフトボール大会など多数の企画、さらに、青年委員会は「蚤の市」や各種バスツアーをはじめとする8件のイベントを提供した。
2 0 1 8 年度の会長を務めた藤田氏より、JBSDの活動に対する会員そして常任委員、ボランティアの方々の支援に対するお礼が述べられたが、多く人々の貢献によって様々な催しが実施されている。
J B S D の活動やイベントの詳細はhttp://www.jbsd.orgで。JBSDには法人や事業者でなくとも、日本人コミュニティに寄与または援助する人は個人会員として入会が可能。