2018年11月4日、デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts:通称DIA)の一画にアジアアートに特化したギャラリーが新たな装いと展示作品を整えて増設オープンした。ハイライトとして強調されているのは、多様な芸術形態や文化慣習、信仰体系を表わしている作品の数々。昨年オープンした日本ギャラリーに加えて、中国、韓国、インド、そして東南アジア全般、また、アジア全域にまたがる“仏教ギャラリー”のカテゴリーで分類された各スペースに、数千年の歴史を伝える大小の作品が並んでいる。

歴史的な傑作として挙げられるのは、13世紀のインド南部のヒンズー教の女神Parvati(パルヴァティ)を象った神々しいブロンズ像、そして、中国の文人・芸術家(Wen Zhengming文徵明)による詩書画の掛け軸“The First Prose Poem on the Red Cliff” (1588)など。これらに加えて、近代から現代の作品も展示されている。その制作や生活が大陸各地にまたがるような芸術家らによって生み出された近年の作品は、アジアにおける芸術というものの変化や、グローバルな展開を鑑賞者に示している。

 このアジアのギャラリー “Robert and Katherine Jacobs Asian Wing”では、鑑賞者が作品との繋がりを見いだし、歴史的な作品と現代のものとがどのように関連しているかが感じられるように配慮を施している。「DIAが以前より所蔵していた作品に加えて、近頃吟味して購入した数々の作品が鑑賞者に新たな見方や考え方を与えることができるに違いない」とDIAのアジア&イスラム美術の担当者は語っている。

 革新的なデジタル技術を駆使した装置や解説アイテムも多く配置されている。アジアの多様性を紹介する大地図や、韓国の陶器製作についてのビデオ、さまざまな礼拝の場におけるヒンズー教関係の彫刻を映し出しているビデオなどがある。

Detroit Institute of Arts

5200 Woodward Ave., Detroit, MI 48202

  • 開館時間 *月曜と祭日閉館
  • 火―木  9 a.m. – 4 p.m.
  • 金  9 a.m. – 10 p.m.
  • 土・日  10 a.m. – 5 p.m.

https://www.dia.org/

入館料*以下、3つの郡住人は無料 (要 ID)
Wayne,、Oakland、Macomb

  • 大人 $14.00
  • シニア $9.00
  • 学生 (要 ID) $8.00
  • ユース (6-17) $6.00
  • 子ども (5才以下) 無料