去る10月12日、在デトロイト総領事公邸に於いて、JETプログラム帰任者の歓迎ならびに、今後のネットワークづくりの場を提供するために、日本語教育関係者、当地の企業人、人材紹介/派遣会社の代表、そして当地のJETアルムナイ(JET経験者の集まり)の会長などを迎えて、レセプションが催された。

 JETプログラムはThe Japan Exchange and Teaching Programme(語学指導等を行う外国青年招致事業)の略称で、海外の若者が日本各地で英語教師のアシスタントなどとして働くプログラム。例年、アメリカから多数参加しており、この夏には当領事館の管轄地域(ミシガン州とオハイオ州)より約50名が日本へ渡った。 

 和田総領事は歓迎の挨拶のなかで、「文化や背景の異なる人々と関りをもち尊重しあって働いてきたことは今後のキャリアに必ず役だつことでしょう」と述べ、帰任者に慰労と謝意を表し、また、「日本との繋がりを保って欲しい」と願いを寄せた。

 JETアルムナイの代表者からは、まず、「日本の暮らしに順応したところで、今度は元居た所・故郷にフィットするのが大変だが、あなた自身が変化成長しているので、焦らないで」といった先輩経験ならではの言葉を伝えた。また、得たもの全てを保持するよう助言し、特に、日本で出会った日本の人や他の地に戻っていったJET経験者と連絡を保つことを勧めた。

 かつてJETプログラムの国際交流員(CIR)として埼玉に居たことのあるウエスタン・ミシガン大学の教授が特別スピーチに立ち、グローバル化が進む今日、国と国との関係は以前より難しくかつ大事であり、これほどに他国を知る必要のある時代はかつて無かった、と異文化理解の意義を強調。日本という外国に派遣され仕事をするという貴重な経験をしたJET帰任者に向けて、「皆さんは重要な役割を担うことができる」「各自が何らかの責任を果たして欲しい」と伝えた。

 帰任者によるそれぞれの一言スピーチでは、各自の強い感動が現われた感想と今後の抱負が伝えられた。「人生でベストの3年間だった。戻りたい」など、好印象を語り、日本で働きたい、あるいは日本に関連する仕事に就きたいという声が多かった。日本での生活を単なる観光ではなく、語学指導助手として学校という社会に入り込んで子供から大人までに触れあい、異文化を体験した若者たちの活躍に大いに期待したい。