感謝感激、満席・満員、立ち見御礼

“To anyone that did not have an opportunity to attend; you missed an awesome show.”

 8月25日土曜日、ノバイ市中心部のローカルバーを会場に「ローカル親睦会」サマーライブが開催された。日の長いミシガンの夏の終わりの週末の夜、誰でも気軽に集まって息抜きと社交を楽しんでもらおうと、地域のライブ音楽好きの有志らが企画し続けて来たイベントで、今回もまた生き生きとした社交の場が展開した。事前から広く一般に告知されたこのライブをききつけ地元ノバイからは勿論のこと、キャントン、ノースビル、アナーバー、ブルームフィールド、ファーンデール、デトロイト、遠くはロチェスター、オハイオ州のはずれ、外国はアルゼンチンや日本からなど、わざわざ飛行機を手配し旧友や仕事上の所縁の人々との再会へ、蓋を開けてみればなんと約200人が足を運んだ。

 入場無料でカバーチャージも無く出入りも自由であったので、家族連れや単身、カップルなど来場者は誰に何の気兼ねもなく、会場を好きに動きながら随所で和気あいあいとおしゃべりと軽食、ドリンク、ライブ音楽を楽しんでいた。J-Rockバンドの伊右衛門は、イエローモンキーや懐かしいミスチルのメロディーを奏でたが、「自分はポケモン世代で、日本のアニメやゲームが大好きでその文化に憧れて育ったけれど、日本の流行音楽は聴いたことがなかった。新鮮で良かった。」という20代男性、「長距離を運転し知り合いと駆けつけ、懐かしい曲が聴けました。」などの声が寄せられた。

 以前、配偶者がファーミントンヒルズにある日系企業に長く勤めていたという白人男性は、「長い知り合いに再会出来るのを楽しみに来た。会場に着いたらきっと我々だけがノン・ジャパニーズだろう、と道中予想しながら来たが、見事に外れた。こんなに大勢、色んな人達が集まっていて嬉しかった。」息子さんが軍隊へ入り、日本人女性と結婚し現在ハワイから日本へ駐屯していると語った男性は、リアルタイムで会場の様子をフェイスタイム経由で息子さん夫婦へ送りながら、「日本にゆかりの人たちがミシガンには沢山いるのだから、是非遊びにいらっしゃい。」と海の向こうのお嫁さんに話しかけていた。

 12年ぶりの人前での演奏に先立ち日本から作務衣を取り寄せ、奥田民生の「ひとり股旅」をカバーしたDukeさん、初めてのライブステージでオリジナル曲を披露したJustin君、ピアノを弾いたYuliaちゃん、独特の歌声と豊富な声量でアコースティックを熱唱したJavierさんなどソロアーティストの音楽も充実し、それぞれが盛んな喝采を博していた。

中盤、クラシックロックのキッスのカバーバンド「ちゅう」には客の大合唱も沸き起こった。「これはやってくれないだろうと思っていた曲をやってくれたので興奮した。私達は日系企業に勤めるローカルスタッフです。来て良かった。」との根強いライブ音楽ファンの感想をきくことが出来た。

 トリは地元K’sの迫力のハードロックに、会場で踊りだす人々の姿も微笑ましく、真夜中まで続いたエネルギー溢れるこの催しは大勢の人々の笑顔と抱擁で締めくくられた。「次回はいつですか?必ず来ます!」と、地域住民、コミュニティーからイベント継続への期待も大きい。

写真・ハナちゃん 文・満月