6月16日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の恒例行事である運動会が開催された。幼稚園から低学年は午前中のみ、中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い午後から運動会に合流、高校生は運動会の競技の手伝いの合間に模擬店やゲームコーナーを担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた全校一斉の学校行事である。また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる、当地日本人コミュニティぐるみの大イベントでもある。

  午後からは雨との予報が出ており、天候の悪化が心配されたが、午前8時半の開会式に合わせたかのように日が差し、その後も時に日が出るものの雲が広がり、雨粒がぱらついた時もあったが、午前中は順調に終了した。運動会最後の演目である紅白リレーの直前にスコールのような雨に見舞われ、児童生徒はテント下で待機、参観していた保護者の多くは軒下や車内に入り状況待ちとなったが、教職員や運営委員がグランドの状態を確かめて再開を決断し、全ての演技を行なうことができた。

  開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、宮本学校長の開会の挨拶、そして来賓である在デトロイト日本国総領事館の加藤領事により総領事のメッセージの代読と続いた。JBSD事務局長も来賓として出席し、奮闘を温かく見守った。

選手宣誓の後、演技は日本の「ラジオ体操」でスタート。保護者や来賓の方々も加わり、世代を超えて親しまれている日本の定番曲に合わせて体を解した。

  その後の競技中には運動会の定番音楽、そして実況解説の放送も流れ、会場はさながら日本の学校。高校生による模擬店、射的やヨーヨーすくいなどの縁日遊びが日本ムードをさらに高めていた。

  徒競走などの個人競技が行われた後、伝統種目である「綱引き」「玉入れ」などの団体競技が続いた。紅白対抗とあって他学年の声援にも熱が入っていた。

  幼稚園児の遊戯『お祭り忍者』では高校生が御神輿を担いで登場し、それを中心に円になって園児らが一生懸命に踊っていた。年齢を超えたつながりが微笑ましく映った。

  午後は運動会に合流した中学生による「二人三脚リレー」や高等生による「借り物物競走」、中高等部クラス対応の「大縄跳び」など、伸びやかな身のこなしや団結力やが会場を魅了した。

  雨による中断の後に最終競技、全体の勝敗を決定づける紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮になった。全体最終結果は白組の勝利。万歳の声と祝福の拍手が沸き上がった。

  日本を遠く離れた当地で、日本の学校行事に触れる貴重な体験となった。