大雨の中で受付スタート

 去る6月3日(日)、JBSD(デトロイト日本商工会)主催による恒例の写生大会が、昨年同様にデトロイト動物園で開催された。

  動物園のゲート外に受付テーブルを設置したころには土砂降りであったが、写生大会は雨天決行。一昨年も土砂降りに見舞われ、昨年も小雨の中でのスタートという雨にたたられることが重なってきた恒例イベント。参加者の多く、特に常連参加者は雨天対策をしっかりと施しての参加。事前応募の半数以上、372名の参加となった。

  駐車場で雨脚を伺って待機していたという人もいたが、午前10時の受け付け開始後やや経って雨が止み始め、人の流れも活発になった。バックパックをビニールカバーで覆って万全の防雨対策の人びと、逆にビーチサンダルと短パンで濡れる覚悟の人びともおり、雨にうろたえることなく闊歩する姿が見られた。

参加4年目だという家族は、「毎回雨で室内で描いた。今回は雨が止む予報なので、(園の)奥の方の外で描くつもり」と歩を進めていた。入り口近くのペンギン館の中でこの日最初の写生をしている人に遭遇。姉妹で仲良く取り組んでいた。両生類館の館内にも数組。建物の軒下や屋根付きのピクニックエリアも雨を避けた絶好のスポットになっていた。

  屋外はTシャツ姿では少々肌寒い気温となったこの日、動物は生き生きとした様子。「ライオンが活発に動き回っているのを初めて見た」と喜びの感想が聞こえた。「動きすぎて描きにくい」のと声もあったが、雨上がりや小雨の日は生態観察には適した日和といえそうである。時たまパラパラと雨が降ったが傘で十分にしのげる程度。予報通り、午後には雨もあがり、作品提出後にはのんびりと散策する姿が多く見られた。

  提出された作品は例年通りレベルの高い作品が多く、当日、JBSD担当者と共に受付や見回りにあたったデトロイトりんご会の校長をはじめ補習校講師たちの入念な審査が行なわれた。次ページに記載の参加者が入賞を飾った。

各部門の金賞作品

三枝千里さんの作品

さとうラケンジさんの作品

石川倖菜さんの作品

東田愛未さんの作品 

佐藤雅和さんの作品 

写生大会 入賞者

【未就学・幼稚園の部】

  • 金賞  三枝 千里
  • 銀賞  三隅 更紗
  • 銅賞  佐々木郁加
  • 努力賞 藤田 陸生
  • 努力賞 うめむらにいな  

【小学校1-3年の部】

  • 金賞  さとう ラケンジ
  • 銀賞  小島 武
  • 銅賞  ほんだ ゆうたろう
  • 努力賞 かまだ さら
  • 努力賞 いしがき しょうご

【小学校4-6年の部】

  • 金賞  石川 倖菜
  • 銀賞  阿部 まや
  • 銅賞  小池 陽
  • 努力賞 かわかみ あかり
  • 努力賞 古里 彩葉
  • 努力賞 野澤 伊織 

【中学生・高校生の部】

  • 金賞  東田 愛未
  • 銀賞  石川 葵彩
  • 銅賞  阿部 颯司
  • 努力賞 川部 明仁香 

【一般の部】

  • 金賞  佐藤 雅和
  • 銀賞  東田 康司
  • 銅賞  渡辺 志保
  • 努力賞 酒井 優士
  • 努力賞 野澤 暁子

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