
今年(2018年)でタオル帽子会は7年目となった。この会を始めてから、1800個以上の手縫いのタオル帽子を地域のガンセンターや病院に届けているボランティアグループだ。抗ガン剤治療や他の理由で脱毛した患者さんのために、一本のフェイスタオルから手縫いで帽子を製作している。
岩手県のホスピス会事務局長の吉島さんのアイデアで始まった活動で、型紙はコピーライトがあり、無断コピーや販売は禁じられている。岩手県ホスピス会のご理解とご協力で、ミシガン州でこの活動をはじめた。
初めはタオルなど勿論、アメリカにもある問題のない素材と思っていたが、アメリカのタオルの質が手縫いには向いていないことを実感した。タオルの寄付を募り、厚手の上質のタオルや使用済みのタオルなど多多あったが、この地域在住日本人の方々の日本のフェイスタオルの寄付でポチポチと始めた。またプロビデンスノバイ病院のご協力で毎月集まる所も無償で提供いただいた。当地のガン協会に行き、一度に100個の寄付を希望されたときには、縫う方もタオルも少なく、お答えできなかった。日本の内野タオル会社のタオルの寄付はそんなタオル帽子会にとっては心強い励みとなった。
肌触りが良く吸湿性に優れた蒸れない室内、院内、就寝用に最適な帽子の改善を重ね、アメリカの薄手のビーチタオルなども使いながら、ミシガン州内やオハイオ州、ワシントンDC、カナダなど、ご希望のある方や所に寄贈している。タオル帽子会はコットン100%で未使用の薄手のアメリカのキッチンタオル、ビーチタオルそして日本のフェイスタオルのご寄付、また会に賛同の方のご寄付も受け付けている。
タオル帽子 作製会のご案内
TOWEL HATS USA でみられる。
日時: 毎月第二火曜日 午前10時―午後1時
場所: Providence Center for the Healing Arts Assarian Cancer Center
47601 Grand River Avenue Novi, Michigan 48374
会費: 無料 但し、初めての方は初回のみ$10(型紙、縫い方、タオル1枚)いただく。
持参する物: 裁縫道具・・・縫い針、マチ針、糸(ミシン糸)、はさみ、指ぬき。
作製会に参加できなくても、時間のある時に作って、まとめて送って頂くことも可能だ。
タオル帽子の作製グループを作りたい方は、ご連絡ください。
また、知人やお友達でタオル帽子を必要としている方がいる場合はご連絡ください。
*参加される方はお手数ですが下記の係りまでご連絡お願いします。
連絡先:towelhat@yahoo.com
藤田:248-349-9682
稲葉:248-227-1621
会員は、患者さんを思いながら心をこめて一針一針縫い進めている。「豊かな気持ちになれる」「英語が苦手でもできるアメリカへの感謝」など、やりがいを語る。そんな思いを込めて月に一度集まっている。そして一人でも多くの方々の参加を会員一同心待ちにしてる。