愛し合って結婚したはずなのに、彼?、彼女?、それとも、お互いが変わってしまったのか、時が経つとともに、二人の間に感情のズレを感じることとなるカップルは珍しくありません。諸事情は異なれ、事の始まりは「どうして!?」という素朴な疑問だったというカップルが往々して見られます。今回は、この「どうして!?」についてお話ししましょう。

どのような素晴らしいカップルにおいても「どうして~を言う、するのだろう!?」、「どうして~に理解がないのだろう!?」などとお互いの言動が不可解に感じられることがあるものではないでしょうか。カップルだからといえ、何もかもが同じということはなく、お互いの言動に首をかしげることが誰にもあるものです。

ところが、「どうして!?」が二人の感情のズレのきっかけとなってしまうカップルは、基本的に「どうして!?」と感じることが不自然、おかしなこととしているところがあります。「どうして!?」と感じること、問われることに不安や戸惑いを感じていることが多く、言い換えれば、お互いの違いを受け入れることに心のどこかで抵抗を感じている傾向があります。それゆえ、このタイプのカップルには「どうして!?」をめぐる心の葛藤が生じ始めます。

多情多感な「どうして!?」対応をお互いがすることとなれば、二人の関係がギクシャクしてしまうのは当然です。時が重なれば、二人の間には、苦々しさや様々な負の気持ちも鬱積していくことでしょう。そのまま気持ちに何の対策も施されず、「どうして!?」がそのまま放置されてしまえば、不可解な「どうして!?」が二人の間に山積みとなっていきます。そのうち、お互いに心の奥に押し込めていた「どうして!?」があふれだし、二人の「どうして!?」の押し合いへし合いが始まります。

「どうしてわからないの! こんなことは常識よ!」とお互いのとがめ合い、責め合いが始まります。更に、そのような状態が継続すれば、お互いの口調もどんどん厳しくなり、二人の関係に致命的であるとされる批判的、自己防衛的なとげとげした言動が二人の間に生じ始めます。「どうしてそうなの!? あなたは精神的におかしいんじゃない!」という具合に相手の人格にまでも及び、批判的、侮辱的となり、また、お互いに対する態度もあきれたまなざしや鼻であしらうなど、皮肉的、軽蔑的なものへと悪化していきます。

お互いの傷心が深くなればなるほど、お互いの負の言動もエスカレートしていき、例えば、呼んだ時に返事がないだけだったとしても、相手が故意に嫌がらせをしているように感じてしまったり、何事においてもお互いに被害妄想的になっていきます。

もう、お互いの謝りを受ける、受け入れないどころではありません。お互いのことが憎い、許せないという心の状態へと追い込まれ、二人の関係全般に及んでお互いに否定的な先入観を持たずに接することが不可能となり、お互いに一緒にいることさえ、耐えがたい状況となってしまいます。

「どうして!?」が問題化するカップルは、どちらか、または、両方が何らかの心理的障害を抱えているというわけではありません。「何も言わなくても彼(彼女)は自分の気持ちを察してくれるものだと思っていた。」、「まさか、自分の言葉が相手を傷つける言葉となっていたとは気付かなかった。」など、お互いの社会的風習や心理的特徴に違いがあることを単に心得ていなかったり、受け入れることを苦手としていたり、または、お互いの言動がどれだけお互いに影響を及ぼすものであるかのということに理解不足が見られます。

どのカップルも求めるものは同じで、愛を分かち合うこと、感情的つながりを持つこと、また、二人の関係がお互いにとり、安全で安らげる場所となることを求めているものですが、そんな二人の意思とは裏腹に「どうして!?」など何でもないことが原因となり、思ったより容易に二人の感情のズレというのは生じてしまうものです。「どうして!?」など、「!?」感嘆符疑問符を心に感じたときは、お互いが歩み寄り、思いやりをもって、お互いの感情の調子合わせをしていくことは二人の関係にとり、とても大切なことではないでしょうか。

二人の関係の健康度チェック

  • 私は、自分のパートナーの良い所より、非に焦点を置いている傾向にある。
  • 私はなんらかの良い知らせを自分のパートナー以外の人と共有する傾向にある。
  • 私は自分のパートナー、または、二人の関係のニーズより、自分のニーズを優先 する傾向にある。
  • 私は自分のパートナー以外にロマンティックな感情を抱いている。
  • 私は自分のパートナーの愚痴や悪口をいうことが多い。
  • 私は自分のパートナーと過ごすより、友人や職場の仲間と過ごすことを好む傾向にある。
  • 私は二人の関係より、仕事から満足感を得ることが多い。
  • 私は自分のパートナーより親しい友人がいる。
  • 私は自分のパートナーより、他人への対応の方が優しい傾向にある。
  • 自分のパートナーより他人の方が自分によくしてくれるように感じることが多い。
  • 私は自分のパートナーとの間に距離を感じる。
  • 二人の時間はとてもストレスに感じる。

 

はいという答えが多いほど、要注意。

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こあきバイヤーズドルフ:Lifescape Counselingのオーナー、プロフェショナルメンタルヘルスカウンセラー。West Bloomfieldにて日本語で個人/カップル/グループカウンセリングを提供。お問い合わせは、お電話、又は、ウエブサイトをご利用ください。