デトロイト補習授業校高等部は、本校の行事である「宿泊交流学習」で11月3日から1泊2日でシカゴを訪れた。宿泊交流学習は、次の点を目標に毎年実施しているもので、高等部の1年生から3年生が授業の一環として参加する。

①企画、運営に関する自主的な活動を通して、責任感と協調性を育む。

②他補習授業校との交流活動を通して、幅広いものの見方、考え方を培う。

③集団生活を通して、集団の一員としてのあり方や公衆道徳などについて望ましい体験を積む。

④訪れた場所で、アメリカの自然や文化、歴史などに親しみ、見聞を広める。

同校の「宿泊交流学習」今回が22回目となり、シカゴ、コロンバス、インディアナ、クリーブランドどを訪問し、同地の補習授業校と交流を行っている。

今年度は、4年ぶりにシカゴ補習授業校を訪問し、高等部の生徒との交流会を行った。両校のすべての生徒が初めての交流であったが、あっという間に打ち解けていた。

シカゴ補習校到着後、学年別に教室で一緒に昼食を食べながら自己紹介をし、昼食後はシカゴ・沖縄県人会によるパフォーマンスを鑑賞し、その後、両校合同授業を行った。この授業では、両校の生徒が混合のグループごとに、「オリンピックの誘致について」をテーマにして、さまざまな視点からメリットやデメリットを浮き彫りにし、問題点を解決する方法を考え出し、発表した。どのグループも活発な話し合いを行い、説得力ある提案を行っていた。

他校との交流会後の後、ここで出会った高校生と連絡を取り合っている生徒も少なくない。また、帰国後に進学した大学で再会した生徒もおり、今後も交流の輪が広がることを願っている。
交流会の翌日は、シカゴ産業博物館を見学し、帰途に就いた。

2日間の宿泊交流学習では、この他にもホテルやバス内での話し合い活動、レクリエーションなどが行われ、教室では学ぶことのできない貴重な体験をすることができた。教室内では見られない同級生や先輩、後輩たちと楽しく有意義に過ごした時間を忘れないだろう。

(執筆・デトロイト補習授業校教務主任 丹羽筆人)