
経験豊かな根っからの音楽好きが、仲間と手作りで始め続けて来た地域一般向けの人々の交流の場は、「誰でもどうぞ、入場無料の年齢不問」と早くから呼びかけられ、ふらり一人で立ち寄ったビジネスマン、カップル、家族連れ、また以前の経験から前もって着席の予約を入れ来場したグループなど、年齢層も国籍も在米年数も様々な地元の人々の、いろどり鮮やかな社交スポットとして今回も大きな盛り上がりを見せた。
「ギターでもハーモニカでも、歌でもタンバリンでも、なんでもいいんです。この企画が、ジャンルを問わず“賑やかな楽しい音”を媒体として、普段なかなか接点のない地域一般の方々の横のつながりと、何か小さな会話を発端とした交流の輪を、どんどん広げて行っていただくきっかけとなってくれたら、本当に嬉しく幸せに思います。」とは関係者談。このイベントのお蔭様で長く無沙汰をしていた友人にも再会出来た、と寄せた人も。日系企業のオフィスに長く勤めるスタッフや、以前日本にビジネスや兵役で駐在していた経験を持つというアメリカ人来場者も少なくなく、親日の共通点や多角で豊富な話題満載の、貴重なおしゃべりの機会が展開した。
会場となったノバイ市内のローカルバーの随所で、気軽な挨拶や歓談が花開き、飲みながら、食べながらのアットホームでリラックスした雰囲気の中、歌と演奏に拍手が沸き、トークと笑いに声の飛ぶ、カジュアルで時間を忘れた地域国際交流のひとときが深夜まで織りなされた。
会場を去る人々からは「来て良かった、とても楽しかった。こういった機会には是非これからも参加したい。」との感想が寄せられていた。誰もが気軽に参加できる爽やかでインターアクティブな音楽ソーシャルイベントを、今後も一般向けに提供してゆきたいと願う主催者側は、このコンセプトとしての次回は、8月終わりの開催を目指す。