07_KDDI seminar

11月10日、リボニア市内でKDDIセミナーが開催されました。第4回のテーマは、『自動車業界とInternet of Things(IoT)』。当初は50名を予定していましたが、予想を大きく上回るキャンセル待ちの多さに急きょ会場を変更。自動車業界におけるIoTへの関心の高さがうかがえます。講師には、ソラコム米国統括の玉川拓氏とKDDIサンフランシスコ支店の傍島健友氏を迎え、KDDIのベンチャー投資やソラコムの急成長の秘密、IoTの導入事例、シリコンバレーの最新動向など盛り沢山の内容で行われたセミナーとなりました。

第1部:KDDIxソラコムのコラボレーションで広がる新しい世界

今年8月、KDDIはIoT通信プラットフォーム「SORACOM」を提供するソラコム社をKDDIグループに迎えたことを発表しました。通信とクラウドを融合し、IoT/M2Mに最適化された通信をリーズナブルかつセキュアにグローバルで提供するソラコムのサービス。その特徴は、「SORACOM」のウェブコンソールやAPIから回線やデバイスを一括操作・管理できるほか、クラウド連携や閉域接続などの各種サービスを活用することにより、迅速に安全にIoTシステムを導入・運用することが可能であることです。2015年9月に日本国内でサービスを開始してから現在までに120を超える国と地域で利用可能となり、世界で8,000を超えるお客様が利用しています。

一方、最新の技術や斬新なビジネスモデルを持つスタートアップ企業への出資検討に携わる傍島氏は、KDDIが携帯電話とともに歩んできた経緯を振り返りながら、KDD∞ラボから卒業したベンチャー企業について紹介しました。

第2部:事例集とパネルディスカッション

IoTを始めたいとは考えているものの、実際に何からどのように始めたらよいでしょうか。第2部ではパネルディスカッション形式で、ソラコムのサービスを活用したいくつかのIoT事例を紹介。不動産業、旅行業、製造現場、物流などSORACOMはあらゆるシーンに活用されています。IoT事例の他にも、「ちょっと気になるスタートアップ」として自動車関連のスタートアップ数社が紹介されました。例えばKDDIが資本出資を行ったOssia社には10mの距離でも複数機器に無線で充電できるCotaがありますが、Ossiaではこの技術を自動車ダッシュボードに組み込むことにも意欲を見せています。今回のセミナー開催を記念しKDDIとソラコムは、IoT導入を検討している企業数社を対象にIoTのパイロットプログラムを実施することを発表しました。両社のサポートのもと小さな規模からIoT導入を試してみたい企業の方は、KDDIデトロイト支店(sales-dt@kddia.com)までお問い合わせを。

KDDIアメリカデトロイトオフィス

KDDIアメリカデトロイトオフィスは、中西部における数少ない日系ICT(Information & Communication Technology)技術サービスのプロバイダーで、米国、カナダ、メキシコでIT通信インフラ構築や、EDI、ERP、データセンターなど各種ITサービスを提供しています。今後もデトロイト地域を中心に、これまで培った通信・ITに関わる様々な情報を提供する機会を模索していく予定です。

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