ミシガン大学日本学生会主催の日本文化祭 1

IMG_0017ミシガン大学のJSA(Japan Student Association:日本学生会)主催による日本文化祭が4月2日(土)に開催された。当イベントはキャンパス内で行なわれているが、学生に限らず一般公開のうえ入場無料。デトロイト日本商工会、ミシガン大学の日本研究センターがスポンサーになっており、その代のメンバーのアイデアで内容を変えながら恒例で行なわれている。

IMG_6052今年のテーマは「日本昔話」。雪女、桃太郎などの昔話を中心に会場に4つのブースを設置し、ゲームやパフォーマンス、食べ物など盛りだくさんな内容が提供され、カラフルな創作スペースに包まれた会場は賑わいをみせた。

‘浦島太郎’のコーナーでは折り紙の魚を粘着テープを付けた糸で釣るゲーム、そして、タコ型のウィンナーが提供され、また、‘雪女’のコーナーでは、雪の結晶型の切り絵を割り箸鉄砲で当てるゲーム、そして、かき氷、といった具合に、アイデア溢れるアクティビティーや食べ物が並んでいた。
IMG_607217834138_630817303795200_956831404018793888_o書道(毛筆)の体験コーナーでは、同大学の日本語の教師陣がサポートに入り、日本語のクラスを履修している学生たちが手ほどきに当たっていた。画数の多い文字に挑戦している人が多く、教える方も真剣そのもの。アジア系の男子学生に声をかけたところ、台湾からの留学生で、「漢字は知っているが、毛筆は初めて」とのこと。学校では習わないのだそうだパフォーマンススペースでは、3つのグループがパフォーマンスを届けた。1番手は、森みゆきさん率いるミュージックパフォーマンスグループ“Dream Singers”メンバーの内の7人による可愛さ溢れる『心の空』そして、大ブレークしている『ペンパイナッポーアッポーペン』『Love Your Life』『南中ソーラン節』。手話が添えられている『Love Your Life』では観客に手話を伝授し、視聴するだけではない場が生まれた。大学生の同好会‟Ontaku:オンタク“は、管楽器や弦楽器で、日ごろ演奏を楽しんでいるアニメミュージックを中心に演奏を披露。日本の人気アニメ『名探偵コナン』の曲に合わせて、口ずさんでいた米人の観客もおり、心地よいスイングに会場が和んだ。

IMG_6066しばらく経って、それぞれの担当場所からJSAのメンバーが招集され、パフォーマンスの締めを飾って『ソーラン節』を踊った。Dream Singersと演目が被ったが、こちらは学生らしいダイナミックさで動きにも独自の変化を付け、少女らとは異なるパフォーマンスを繰り広げた。縦長の、広いとは言えないスペースで、長い手足がぶつかりそうであったが、お互いに配慮し、チームワークの良さを見せていた。

DSC_6207_editedJSAは日本人会ではなく、日本語や日本に関心のある学生の同好会で、人種や文化背景の多様な学生が交流や学習のために集まっている。この日本文化祭は彼らの活動の中で、一年を締めくくる集大成ともいえるイベントで、数ヶ月にわたってアイデアを出し合い、準備を進めてきたそうだ。当日JSAのメンバーは運営と食べ物づくりなど提供役に徹して動きまわっていた。今年はテーマが「日本昔話」ということで、紙芝居、ブースの装飾など、一見して手間暇を掛けたと分かる絵や創作物で溢れていた。「子どもたちが楽しんでもらえれば嬉しい」と会長を務める鈴木道子さんが事前に話していたが、子どもはもちろん、老若男女、人種を越えて楽しむ姿があった。年齢の壁を越えて多くの人に日本文化を紹介し、楽しい時を提供しようとする意識が伝わってくる日本文化祭であった。