Liberty Street Brewing Company - Plymouth, Michigan 6

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Old Downtown でのタイムスリップ

比較的穏やかだった今年の冬も終わりに近づいた。長くなってきた陽を浴びながら、外に出る機会も多くなっているのではないだろうか。散歩がてらに、ビール好きでなくてもプリマスの歴史ある建物とOld Downtownを楽しむのもいいだろう。

DSCN3576Liberty Street Brewing CompanyはOld Downtownの中心にある。Old Downtownは冬に北米最大級の氷像のショーが開かれるKellogg Parkよりもさらにプリマスの町の北側にある。1825年にコネチカット州からの移住者が開いた町だ。Old Downtownの道路にはその一族にちなむ名前がつけられている。Pe t e r Ga y d eは1880年代後半にプリマスで商店を経営していたビジネスマン。彼が1887年頃に建てたGayde Bros Groceriesの建物がいくつもの変遷を経て、現在のLiberty St reet Brewing Company となった。

DSCN3586Gayde Bros Groceriesの頃と全く変わらない、高い階段を上り店内へ。中は130年余りの歴史の面影もないが、洗練された木目調のテーブルや、ところどころに置かれた芸術的なアイテムがこのブリューワリーを格調高く感じさせる。客層をみるとカップル、美術のグループミーティングらしい人たちなど。ブリューワリーを訪れる人たちは大概半径10マイル以内に住む人たち、というからプリマスの町の雰囲気をそのまま映し出しているのかもしれない。

DSCN3593Power Violence (Red IPA, 6.8%)はCascadeとColumbusホップを使っており、ホップの風味がいいが適度な苦さも楽しめる。ボディーも名前の通り、porterのように黒いが味はしっかりとしたIPA。またSteamy windows-California common (4.7%)も特徴あるビール。歴史を紐解くと1800年代、まだ冷蔵設備が高価だった時代にカリフォルニア州のビール醸造者たちは高温で発酵時間を短縮し醸造する技術を生み出した。Steam beerというラガースタイルだが、固有の登録商標のため通常はCalifornia commonと呼ぶ。従来のラガーよりもドライな口当たり。

DSCN35912階は70人を収容できるホール。小さいバーもあり、ウォールギャラリー、貸し切りパーティーに使われる。2階の窓からOld Downtown周辺を眺めてみた。ブリューワリー以前に建てられた住宅がすぐ隣りのストリートから向こう側にびっしり連なっている。Old Downtownの往年の繁栄を示すような線路から汽笛も聞こえてきた。そんなことを考えると、タイムスリップしたような気分にさせるブリューワリーだ。

メニューは軽食等のものに限ってある。

Old Downtownにはアンティーク、インテリア、楽器店、グリル、レストランもある。散歩がてら歩いたときにはブリューワリーは絶好のストップ場所になる。

DSCN3578Liberty Street Brewing Company 

149 W. Liberty Street, Plymouth, MI 48170

libertystreetbeer.com

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