クリスマス気分を味わえる町 Frankenmuth 1

dscn3279文&写真 by ヤマトノオロチ

サンクスギビングからクリスマスはアメリカのホリデーの中でも活気付いた時期だ。氷点下や積雪のため、この時期は南に旅行する人も多いだろうが、近場で週末の旅行に向いているミシガンの観光地とブリューワリーを紹介しよう。

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FrankenmuthはFlint市からさらにI-75を北上したところにある町。住民の半数近くがドイツ系。夏にはさまざまな祭りが開かれているが、冬にも見所は多い。Bronner’sは「世界最大級のクリスマス・ショップ」で、フットボール場の約1.7倍の面積を誇り、一年中クリスマスアイテムを販売している。オーナメントは犬や猫、雪の結晶などカテゴリーごとに配置され、つい時間を忘れてしまうほどの品数だ。クリスマスイブまでは毎日サンタクロースがお出ましになるので、きらびやかなオーナメントに包まれたサンタとのスナップは雰囲気満点だろう。

dscn3275Bronner’s Christmas WonderlandからM-83(Gera Rd)を2,3分北に進むとFrankenmuthのダウンタウンに入る。Bavarian Inn、Visitor Centerもあるところだ。小さいお店が道の両サイドに並んでいる。雪が積もってもコートや帽子でしっかり防寒していれば、雪のミシガンを体感しながら趣のある散歩になるだろう。

dscn3256Frankenmuthのダウンタウンを下から包みこむように流れているのがCass River。「アメリカで最も古いマイクロ・ブリューワリー」の看板を掲げるのがFrankenmuth Brewery。モダンなレンガ造りのブリューワリーは1Fと2Fのホール、地下のCass Tavernからなり、窓の外に広がるCass Riverのくねりと対岸の緑とパビリオンを一望する眺めが素晴らしい。ダウンタウンの中心にある“屋根つき橋”も遠くに見える。1862年にまさにここにブリューワリーが建てられた。倒産、トルネードなどに遭ったり、所有者が変わったりしたが、2009年に現在のブリューワリーがオープンした。

dscn3253訪れた週末はちょうどミシガン大学とオハイオ州立大学のフットボールがあった日。ランチの時間を過ぎていたが、ホールは超満員だった。「火曜日か平日に来るのがいいよ」とサーバーに勧められた。カウンターにはユニークなノブのデザインがずらり。ミシガン州とオハイオ州北部で流通しているからChristmas Town Ale、 Batch 69 American IPA、 The Hefのラベルデザインをスーパー等で目にしたことがある人がいるかもしれない。季節限定のTed Nugget IPA(7.1%)は苦味分の多いNugget hopを使っているところが、ほかの所はないユニークさだ。

dscn3265結婚式やパーティーにも適したこのブリューワリーでは、ハンバーガーやサラダ、マック・チーズなどいわゆる”American’s Favorite”のメニューがいっぱい。さらに、デザートもゴージャスだった。Sweet Dough Oreosはクッキーをドーナッツの粉で揚げ、バニラアイス、クリーム、チョコレートでアレンジしたもの。見た目に関わらず、2,3人で食べたほうがいいほどのボリューム感だ。

dscn3249Bronner’s Christmas Wonderland

www.bronners.com

Frankenmuth Brewery

http://frankenmuthbrewery.com

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