
6月12日(日)、JBSD(デトロイト日本商工会)スポーツ部会主催によるマラソン大会がケンシントン・メトロパークで開催された。JBSDの恒例イベントだが、一昨年、昨年、2年続いて、雨天のため開催が取りやめられた為、3年ぶりの実施となった。
今年は朝から快晴。8時半の開会式時は60℉という爽やかさで、うっすら美しい雲が青空に浮かぶ野外イベント日和となった。マラソン競技には250名ほどが登録し、応援や関係者を含めると400名ほどが参加。スタッフは朝5時に集合し、本部や給水所の設置、会場への誘導サインなど、準備を整えた。小学生対象の1マイル(1~3年)、
2マイル(4~6年)、そして中学生以上の3マイルと湖畔一周(8マイル)などマラソンの他に、各種ゲームも盛り上がり、豊かな緑の中での賑やかな集まりとなった。
開会式では今年スポーツ部会長に就任した川本氏が「前スポーツ部会長が雨男で2年中止になりましたが・・」と切り出し、今回で20回目となったことに触れ、「楽しんで良い思い出を作ってください」と願いを伝えた。スタッフは会場準備の他、マラソンやゲームの進行、そして、お弁当や景品の手配も担った。
マラソンコースは貸し切りではなく、自転車と共用の一般トレイルを使用しているため、例年、自転車やローラーブレードの走行が途切れるタイミングを見計らってのスタートに苦心してきたが、今回はスタートとゴールを、トレイルからかなり逸れた位置に設置。20回の開催で積み重ねてきたノウハウと改善によって、よりスムースで安全かつ楽しいイベントになってきている。
9時15分、明るい日差しの中でマラソン競技が開始。例年通り、小学生たちはスタートの合図に短距離走かのような勢いで走りだす子が多く、応援者に子供パワーを見せつけた。湖畔一周8マイルの種目以外は、いずれもコースを折り返してくる設定。先頭ランナーが戻ってきたのが応援者の視野に入るとどよめきが起き、ゴール間際のラストスパートや競り合いに歓声が上がった。各ランナーに温かい声援と拍手が送られ、順位の出る競技でありながら、穏やかな雰囲気が溢れていた
子どもや応援者には快適な天候であったが、本格的なランナーが大半を占める湖畔一周の参加者は、「走り出すと暑すぎる温度なので要注意。風が強い」と天候条件を分析。湖畔コースは水際から離れ、起伏の多い林間地、日向が続く道もあり、ペース配分が難しいとのこと。それにも拘わらず好成績が出た。(次頁に結果一覧)
午前と午後の2部に分けて行なわれたゲーム大会では、パットゴルフやフリスビー入れなどが設置され、大勢の子供が飛び回って楽しむ姿があった。参加者は漏れなく景品がもらえ、さらに、好成績を出せばそのポイントを貯めて景品を得られるシステム。歓声と笑顔が溢れていた。
閉会式・表彰式で3位までの入賞者に賞状とメダル、副賞が手渡された後、最後の企画、恒例のサイコロゲームが行われた。出るサイコロの目を予想して、当たった人が勝ち残ってゆくという、運のみが勝負のゲームに、子供も大人も大いに盛り上がり、一大イベントのフィナーレとなった。
マラソン大会入賞者
男子
1マイル
1位 樫尾 陽汰 小3 6分22秒
2位 高橋 知恒 小3 6分27秒
3位 岩瀬 泰澄 小3 6分49秒
2マイル
1位 井上 煌士 小6 14分10秒
2位 江上 翔 小5 14分47秒
3位 原 悠太朗 小5 14分53秒
3マイル中学生
1位 細川 広人 23分06秒
2位 新谷 和也 25分41秒
3位 大野 巧真 26分08秒
3マイル(一般)
1位 服部 泰己 18分58秒
2位 ケリー・クリストファー 19分14秒
3位 村上 真 19分32秒
湖畔一周
1位 矢嶋 康生 45分00秒
2位 西村 彰 51分30秒
3位 武井 慎太郎 54分02秒
女子
1マイル
1位 川上 愛花里 小2 8分11秒
2位 尾崎 賀穂 小3 8分16秒
3位 吉田 夕莉 小3 8分33秒
2マイル
1位 小林 千華 小6 17分26秒
2位 内藤 瑠菜 小4 17分32秒
3位 西村 凜花 小4 17分34秒
3マイル中学生
1位 杉村 唯 23分12秒
2位 高橋 ももこ 24分45秒
3位 柴田 理梨 30分39秒
3マイル(一般)
1位 尾形 芽衣 25分17秒
2位 北村 怜子 26分44秒
3位 吉田 恵理子 27分18秒
湖畔一周
1位 神谷 美希 1時間15分28秒
2位 ブジアック由佳 1時間15分55秒
3位 小野 加奈子 1時間27分29秒