Drafting Table Brewing Company - Wixom, Michigan 6

DSCN1396ミシガン南東部にまた新しいブリューワリーが4月にオープンした。

Wixom出身のオーナーは、大学で建築学を専攻した。パートナーはインテリアデザインが専門。内装は、すっきりとしたモダン・インダストリースタイルで、ナチュラル。テーブルは木目調。バーの反対側の壁面には、ドラフティング(製図)用具を使ったアクセントが飾られている。コンパスは店のロゴにもなっていて、コースターの図柄に使われている。オーナーはドイツに住んだこともあり、ヨーロッパのいろいろな国を旅したことから、オーナーが描いたその土地ごとの建築物のスケッチも飾られている。

DSCN1389モダンな店内だが、オーナーのドイツでの経験がここのビールにも反映されている。「ドイツ 純粋令」はあまり耳慣れないものだが、政治的な規則ではなく、実はビールの醸造についての法令だ。1516年に制定された「Reinheitsgebot (German Beer Purity Law)」はビールの原材料は、麦芽、ホップ、水、酵母のみとする、法律だ。これまでに紹介してきたブリューワリーの中には、かんきつ類やコリアンダーの風味を加えたビールを作っているところもあるが、この法令はこれら4つ以外の原材料は禁止した。ライ麦などのパンの原料がビールに使われ過ぎて価格の高騰や原材料の不足が起きないようにするため、異教徒はハーブを使っていた、など歴史や宗教上の理由があったそうだ。そのおかげでドイツのビールは高品質を保ち続けた、という結果もある。「1516 Munich Dunkel」(ABV 4.7)はこの法令の500周年を祝ったビール。ダークビールだが切れ味が良く、どことなく酸味が感じられるのはその原材料ゆえか。

DSCN1388店の中をぐるりと見渡してもう一つおもしろいものを見つけた。「パスツール」というフランスの細菌学者の名前は、誰もが一度は聞いたことがあるのではないだろうか。19世紀に「首の曲がったフラスコに肉を入れ、腐る様子を観察した」といえば、中学生ごろに理科の教科書で見たことがあるに違いない。病原菌の存在を発見した彼は1893年にアメリカから、ビールの醸造で特許を受けていたのだ。ビールのタンクのイラストと特許の証明書のコピーが飾られている。英語のPasteurization(殺菌)はパスツールの名が由来だ。

DSCN1372ビールを楽しみにきたのに、何だか歴史や化学の勉強にきたようだ。これもビールは長い歴史をもつからなのだろう。

「地域のレストランやお店も楽しんで欲しいから」、と食事の提供はない。同じ並びにはピザや、チャイニーズなどお店もあり、キャリーアウトの持ち込みが可能。

DSCN1374Drafting Table BCはPontiac TrailとOld Wixom Rdが交差するところにある。

49438 Pontiac T rail, Wixom, MI 

T: 248-956-7276     

http://draftingtablebeer.com

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